JPH10107253A - Misfet制御型半導体装置 - Google Patents

Misfet制御型半導体装置

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JPH10107253A
JPH10107253A JP25580996A JP25580996A JPH10107253A JP H10107253 A JPH10107253 A JP H10107253A JP 25580996 A JP25580996 A JP 25580996A JP 25580996 A JP25580996 A JP 25580996A JP H10107253 A JPH10107253 A JP H10107253A
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semiconductor
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semiconductor device
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JP25580996A
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Hideo Kobayashi
秀男 小林
Mutsuhiro Mori
森  睦宏
Masahiro Nagasu
正浩 長洲
Junichi Sakano
順一 坂野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、従来の欠点を除去して、遮断
耐量を向上したMIS制御型半導体装置を提供すること
にある。 【解決手段】MISFETのn+ 層とサイリスタのn+ 層とを
正の温度係数を持つ抵抗層で接続する構成とした。 【効果】オフ過程におけるサイリスタ領域の電流集中が
抑制でき、さらにMISFETのn+層の電位上昇が低減でき
るのでMISFETのアバランシェ降伏が生じなく、遮断耐量
が大幅に向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁ゲートに供給
される制御電圧によりオン,オフできる半導体装置にお
いて、特にターンオフ性能が優れ、高耐圧,大電流化に
適したMISFET制御型半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ装置を始めとする電力変換器
の高性能化の要求から、高速,低損失の半導体スイッチ
ング素子の開発が望まれている。これには電流導通時の
電圧降下、すなわちオン電圧が低く、大電流を少ない損
失かつ高速でオン,オフできる半導体装置が必要とされ
る。このような要求から、パワーMISFETと比較しオン電
圧が低く、バイポーラトランジスタと比較し高速スイッ
チング可能なIGBTや、より低オン電圧化が可能なM
ISゲートによりサイリスタを制御する新しい半導体装
置の開発が急がれている。
【0003】上記従来の半導体装置としては、例えばI
SPSD(1992年)第256〜260頁に記載のエ
ミッタスイッチサイリスタ(Emitter Switched Thyrist
or)がある。しかし、この半導体装置は、サイリスタ部
のpベース層がエミッタ電極に接しているため、保持電
流が大きくオン時の抵抗損失を十分に小さくできなく、
更にオフ時には寄生サイリスタがラッチアップし易く大
きな電流が制御できない等の問題があった。
【0004】これに対して、特願平2−322880 号に記載
されている半導体装置が提案されている。図6は、上記
開示の図1に記載されている従来例を示す。この半導体
装置は第1の表面100を有するp+ 基板111上に第
2の表面101を形成するように設けたn- 層112
と、n- 層112内に設けたp1 層131,p2 層114
と、p1 層131内にはn1 + 層150及びn2 + 層11
6が互いに独立に設けられ、p2 層114内にはn3 +
117が設けられており、表面101上には絶縁層13
1とゲート電極132からなる絶縁ゲート300が前記
1 +層150,p1 層131及びn2 +層116にまたが
って形成され、さらに絶縁層133とゲート電極134
からなる絶縁ゲート301が前記p1 層131,n-
112,p2 層114及びn3 +層117にまたがって形
成され、前記絶縁ゲート300,301は互いに短絡さ
れている。表面101にはn2 +層116とp1 層131
とを短絡するようにカソード電極が設けられ、表面10
0にはp+ 基板111と低抵抗接触したアノード電極1
21が設けられている。さらにn1 +層150上には電極
124、n3 +層117上には電極123がそれぞれ設け
られ互いに短絡されている。この半導体装置は、以下の
ようにして動作する。
【0005】まず、この半導体装置をオンするには、カ
ソード電極Kに負の電位,アノード電極Aに正の電位を
加えた状態で絶縁ゲートGにカソード電極Kより正の電
位を印加する。その結果、絶縁ゲート300下のp1
131表面及び絶縁ゲート301下のp2 層114表面
に反転層が形成され、n- 層112はカソード電極Kと
短絡される。その結果、カソード電極Kから電子がn-
層112に流れ、p+基板111からホールの注入を促
す。ホールの大部分はp2 層114へ到達し、p2 層1
14の電位を正へ持ち上げ、n3 +層117から電子の注
入を引き起こす。その結果、高抵抗のn- 層112がホ
ール及び電子によって伝導度変調され、大電流が流れ始
める。一方、オフ状態にするには、絶縁ゲートGの電位
を取り除き、p1 層131,p2 層114表面の反転層
を消滅させることで、n3 +層117からの電子注入は遮断
される。これによりp+ 基板111からのホール注入も
なくなり、半導体装置はオフ状態に至る。
【0006】この半導体装置では、p2 層114に到達
したホールが、p2 層114とp1層131の間に介在
するn- 層112により、p1 層131への流れ込みが
妨げられるので、p+ 基板111からのホールが十分に
3 +層117に注入し、n3 +層117からの十分な電子
の注入を促す。しかも、p2 層114がp1 層131か
ら完全に分離して形成されているので、p2 層114が
カソードKの電位に固定されることなく、p2 層114
の電位をアノードAの電位により容易に正の電位へ持ち
上げることができる。その結果、p2 層114とn3 +
117の接合が容易に順バイアスされ、n3 +層117か
ら電子の注入が起こりやすくなり、この半導体装置は、
点弧し易く、かつオン状態での電圧降下(オン電圧)が
十分に小さくできる利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の半
導体素子は、オフ時の遮断耐量が小さいと言う問題があ
る。すなわち大きな電流が遮断できずに、素子が破壊す
る問題がある。この現象を詳しく調べた結果、次のこと
が明らかになった。
【0008】素子がオン状態からオフ状態に至る過程に
おいて、上昇するアノードAの電位は、まずp1 層13
1とn- 層112の接合が受け持ち、過剰キャリアが多
量に存在するp2 層114とn- 層112の接合には電
圧が加わらない。すなわちオフ過程では、n3 +層11
7,p2 層114,n- 層112及びp+ 層基板111
からなるサイリスタが素早くオフできなく、電流集中を
引き起こす。この電流集中は数10ns〜1μsのオー
ダーで続くので、n3 +層117の電位はアノードAの電
位の上昇と共に増加する。n3 +層117はn1 +層150
と電極123,124で短絡されているので、n1 +層1
50の電位も上昇し、カソードKの電位に固定されてい
るn2 +層116との間に大きな電圧が加わる。この結
果、n1 +層150とn2 +層116間でアバランシェ降伏
が起こり、絶縁ゲート300の下が熱破壊する。通常、
これらの半導体装置は、図6の単位セルを数百〜数万個
集積化するが、この場合絶縁ゲートGの給電位置から離
れている等の理由により、特定のセルに電流集中が起こ
りやすく、上記破壊現象が顕著に生じやすい。
【0009】本発明の目的は、上記従来の欠点を除去し
て、遮断耐量を向上したMIS制御型半導体装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のMISFET制御型半
導体装置の特徴は、MISFETのn+ 層とサイリスタのn+
層とを正の温度係数を持つ抵抗層で接続した点にある。
【0011】本発明の半導体装置によれば、MISFETのn
+ 層とサイリスタのn+ 層とを正の温度係数を持つ抵抗
層で接続することにより、オフ過程におけるサイリスタ
領域の電流集中が抑制でき、さらにMISFETのn+ 層の電
位上昇が低減できるのでMISFETのアバランシェ降伏が生
じなく、遮断耐量が大幅に向上できる。
【0012】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明
する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わる半導体装置
の第1の実施例の構成を示すもので、単位セルの断面図
である。図2は図1の等価回路を示す。この半導体装置
は第1の表面100を有するp+ 基板1上に第2の表面
101を形成するように設けたn- 層2と、n- 層2内
に設けたp1 層3,p2 層4及びp3 層5と、p1 層3
内に設けたn1 +層6と、p2 層4内に設けたp+ 層9,
2 +層7と、p3 層5内に設けたn3 +層8と、表面10
1上には絶縁層10とゲート電極11からなる絶縁ゲー
ト50が前記n1 +層6,p1 層3,p2 層4及びn2 +
7にまたがって形成され、さらに絶縁層12とゲート電
極13からなる絶縁ゲート51が前記p+ 層9,p2
4,n- 層2,p3 層5及びn3 +層8にまたがって形成
され、前記絶縁ゲート50,51は互いに短絡されてい
る。表面101にはn2 +層7とp+ 層9及びp2 層4と
を短絡するようにカソード電極14が設けられ、表面1
00にはp+ 基板1と低抵抗接触したアノード電極18
が設けられている。さらにn1 +層6上には抵抗層15,
3 +層8上には抵抗層16がそれぞれ設けられ両者の間
に抵抗体17が形成されている。この半導体装置の基本
動作は図6の従来装置と同じで、以下による。
【0014】まず、この半導体装置をオンするには、カ
ソード電極Kに負の電位,アノード電極Aに正の電位を
加えた状態で絶縁ゲートGにカソード電極Kより正の電
位を印加する。その結果、絶縁ゲート50下のp1 層3
及びp2 層4の表面、及び絶縁ゲート51下のp3 層5
の表面に反転層が形成され、n- 層2はカソード電極K
と接続される。その結果、カソード電極Kから電子がn
- 層2に流れ、p+ 基板1からホールの注入を促す。ホ
ールの大部分はp3 層5へ到達し、p3 層5の電位を正
へ持ち上げ、n3 +層8から電子の注入を引き起こす。そ
の結果、高抵抗のn- 層2がホール及び電子によって伝
導度変調され、大電流が流れ始める。一方、オフ状態に
するには、絶縁ゲートGの電位を取り除き、p1 層3及
びp2 層4,p3 層5の各表面の反転層を消滅させるこ
とで、n3 +層8からの電子注入は遮断される。これによ
りp+ 基板1からのホール注入もなくなり、半導体装置
はオフ状態に至る。
【0015】本発明による半導体装置によれば、n3 +
8とn1 +層6の間に抵抗体17が設けられているので、
オフ過程におけるサイリスタ領域(n3 +層8,p3
5,n-層2,p+ 基板1)の電流集中が生じ難い。す
なわち前記抵抗層15がバランス抵抗となり、電流集中
を緩和する。さらにサイリスタ領域に電流集中が生じて
3 +層8がアノード電位によって正に引き上げられて
も、前期抵抗層17の電圧降下により、n1 +層6の電位
上昇は小さくて済むのでn1 +層6とn2 +層7の間でアバ
ランシェ降伏が生じない。上記抵抗体17は基本セル内
に設けられているので、集積化したセルにおける局所的
な電流集中の場合に特に顕著な効果が得られる。従っ
て、本発明の半導体装置は遮断耐量が従来装置よりも格
段に向上できる効果がある。
【0016】一方、n1 +層6とn2 +層7の間でのアバラ
ンシェ降伏は、n1 +層6とn2 +層7間の耐圧に比例する
ので、この部分の耐圧を高めた方がよい。このために
は、p1 層3の不純物濃度を少なくともp2 層4のそれ
より低くするのが望ましい。またオフ過程でのp3 層5
(またはn3 +層8)の電位は、p2 層4からp3 層5へ
のパンチスルー電位に依存するので、p2 層4とp3
5の間隔は小さい程よく、10μm以下が望ましい。
【0017】本半導体装置では、n2 + 層7の少なくと
も底部を取り囲み、絶縁ゲート51の下に入り込むよう
にp+ 層9を設けたので、n2 + 層7をエミッタとする
寄生サイリスタがラッチアップする問題がなく、オフ過
程でのサイリスタ領域の過剰キャリア(ホール)のカソ
ード電極14への排出が速いので、この点においても遮
断耐量が向上できる効果がある。
【0018】図3は、図1の具体的な実施例を示す断面
鳥瞰図である。図1の実施例と異なる点のみを説明す
る。n+ の多結晶シリコン15,16で形成した抵抗体
17と、熱酸化膜とPSGの積層膜からなる第1の絶縁
層20と、n2 +層7とp+ 層9をカソード電極14で短
絡するためのコンタクトホール19と、n+ 多結晶シリ
コン層15,16とカソード電極14の間を絶縁分離す
るための熱酸化膜とPSGの積層膜からなる第2の絶縁層
21から構成されている。なお、本図は、n+ 多結晶シ
リコン層15,16等の構造が見やすいように、第2の
絶縁膜21とカソード電極14を部分的に除去して示し
てある。絶縁ゲート電極11と13は図示以外の箇所で
短絡されている。
【0019】このように抵抗体17を基本セル内におい
て、長手方向(図の奥行き方向)に均等に分散して配置
することにより、バランス抵抗としての機能向上が図れ
る。すなわち、通常、長さ1〜3mm,幅数10〜200
μmの基本セルを数100〜数万個集積して使用される
が、このような多数のしかも長いセルにおいても抵抗体
17が分散配置されているので、オフ時の過大な電流集
中が少なく、かつ電流集中してもn1 +層6の電位上昇が
抑制できる。
【0020】ここで、具体例として図7に示すような、
セル幅60μm,長さ1.5mm の基本セルにおいて、n
+ 多結晶シリコンからなる抵抗体17が幅20μm,長
さ40μm,ピッチ100μm,シート抵抗16Ω/□
で構成され、この基本セルが面積0.9cm2の中に100
0個敷き詰められている半導体装置で、90A(定格)
の電流をオン,オフする場合を考える。まず定常オン状
態の抵抗体17での電圧降下は高々0.19 Vであり、
オン電圧の上昇は問題にならない程小さくて済む。オフ
過程において、定格電流が各セルで均一に遮断できる場
合には、n 層6に加わる電圧は約15Vであるた
め、n 層6とn2 +層7の間の横型MISFETの耐圧(約
20V)よりも低く素子破壊が生じない。しかし、実際
各セルが均一に動作することはなく、5〜10倍の電流
集中が局所的に起こっていることが実験的に確認されて
いる。奥行き100μmの単位セルに定格の5倍の電流
が集中した場合には、n3 +層は28Vに電位上昇する
が、上記抵抗体17がある場合には、n1 +層6の電位は
18.4V に抑えられ素子破壊が生じない。実際にこの
具体例では遮断耐量が抵抗体17のない従来例に比較し
10倍以上に向上することが確認できた。すなわち、本
発明によれば、点弧し易く、かつオン状態での電圧降下
(オン電圧)が十分に小さくできるという従来装置の特
徴を保持したまま、遮断耐量の向上が図れる効果があ
る。オン電圧を増加せずに遮断耐量を向上するには、本
実施例で示したように抵抗体一本当たりの抵抗値を10
〜50Ωとし、200μmピッチ以下に配置するのが望
ましい。
【0021】なお、本実施例では抵抗体17にn+ の多
結晶シリコンを用いる場合を示したが、抵抗体に成りう
る材料であれば他のものであっても良い。n+ の多結晶
シリコンは、温度が上がると抵抗も上がる特性、すなわ
ち正の温度係数を持っている。上記電流集中の際には、
抵抗体17自体の発熱により、抵抗が増加しバランス抵
抗としての機能がより増加するので、抵抗体の特性とし
ては正の温度係数を有していることが望ましい。一方、
+ 多結晶シリコン15,16とカソード電極14の間
は、互いに歩留まりよく絶縁する必要があるが、周知の
通り多結晶シリコンは熱酸化することで容易にその表面
に良質の熱酸化膜を形成できる。この点、抵抗体17の
材質としては、他のものよりも多結晶シリコンが適して
いる。また、多結晶シリコンは、リン等の不純物のドー
プ量により容易にその抵抗率を変えられるので、抵抗値
の設計が容易である利点もある。
【0022】なお、ターンオフ損失を低減(ターンオフ
速度の向上)するために通常用いられるライフタイム制
御技術やp+ 層1とn- 層2の間に設けるn+ バッファ
層、或いはアノード側のn- 層2を部分的にアノード電
極18に短絡する、いわゆるアノード短絡構造を本発明
に適用できることは言うまでもない。
【0023】図4は、図1の実施例の変形例を示す単位
セルの断面図である。図5は、図4のより具体的な構成
を示す断面鳥瞰図である。図1との違いは、n1 +層6,
1層3とn2 +層7,p+ 層9,p2 層4の位置を交換
して配置したものである。すなわち、n1 +層6,p1
3をn3 +層8,p3 層5と近接して配置した。この半導
体装置のオン,オフの動作原理は第1の実施例と同様で
あり、n1 +層6とn3 +層8の間に抵抗体17が設けられ
ているので、第1の実施例と同様に遮断耐量の向上が図
れる。この実施例の特徴は、上記各層の位置を変えたこ
とにより、サイリスタのpベース層であるp3 層5とカ
ソード電極14間の距離が長くなっている。このため、
オン時において、p2 層4に到達したホールがカソード
電極14に流れ込みにくく、オン電圧がより一層低減で
きる効果がある。また、n1 +層1とn3 +層8が対向して
いるので、その間を接続する抵抗層15,16及び抵抗
体17の平面パターンは、図3及び図7のような梯子型
でなく、ベタ配置でよい。この結果、抵抗体17がセル
の長手方向(図面の奥行き方向)に亘って連続して設け
られるので、サイリスタが全面に動作し易く、オン電圧
の一層の低減が図れる。更に、第1の実施例よりも平面
パターンが単純化できるので、製造歩留まりの安定性が
増す特徴もある。
【0024】以上のように本発明によれば、低オン電
圧,高遮断耐量が達成できるので、大電流を低損失でス
イッチングできる半導体装置が実現できる。このような
半導体装置をインバータやコンバータ装置等の電力変換
装置に適用すれば、装置の小型,軽量,低価格化できる
効果がある。
【0025】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、MISFETの
+ 層とサイリスタのn+ 層とを正の温度係数を持つ抵
抗層で接続することにより、オフ過程におけるサイリス
タ領域の電流集中で抑制でき、さらにMISFETのn+ 層の
電位上昇が低減できるのでMISFETのアバランシェ降伏が
生じなく、遮断耐量が大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】図1に示した半導体装置の等価回路図である。
【図3】図1のより具体的な実施例を示す半導体装置の
断面鳥瞰図である。
【図4】本発明の半導体装置の他の実施例を示す断面図
である。
【図5】図1のより具体的な実施例を示す半導体装置の
断面鳥瞰図である。
【図6】従来の半導体装置の断面図である。
【図7】図3の抵抗体の配置例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…p+ 基板、2…n- 層、3,4,5…p層、6,
7,8…n+ 層、9…p+ 層、10,12…絶縁層、1
1,13…ゲート電極、14…カソード電極、15,1
6…抵抗層(n+ 多結晶シリコン)、17…抵抗体、1
8…アノード電極、19…コンタクトホール、20…第
1の絶縁層、21…第2の絶縁層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂野 順一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の主表面を有する第1導電型の第1の
    半導体領域上に第2の主表面に露出するように設けた第
    2導電型の第2の半導体領域と、前記第2の主表面に露
    出するように前記第2の半導体領域内に設けた第1導電
    型の第3の半導体領域,第1導電型の第4の半導体領域
    及び第1導電型の第4の半導体領域と、前記第3の半導
    体領域内に前記第2の主表面に露出するように設けた第
    2導電型の第6の半導体領域と、前記第4の半導体領域
    内に前記第2の主表面に露出するように設けた第2導電
    型の第7半導体領域と、前記第5の半導体領域内で前記
    第2の主表面に露出するように設けた第2導電型の第8
    の半導体領域と、前記第2の主表面上で第6の半導体領
    域,第3及び第4の半導体領域,第7の半導体領域にま
    たがって形成された第1の絶縁ゲートと、前記第2の主
    表面上で第4の半導体領域,第2の半導体領域,第5の
    半導体領域,第8の半導体領域にまたがって形成された
    第2の絶縁ゲートと、前記第1の主表面上で前記第1の
    半導体領域に低抵抗接触した第1の電極と、前記第2の
    主表面上で第4の半導体領域と第7の半導体領域を短絡
    した第2の電極とを有し、前記第6の半導体領域と前記
    第8の半導体領域を抵抗層で接続したことを特徴とする
    MIS制御型半導体装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記抵抗
    層は正の温度係数を有することを特徴とするMIS制御
    型半導体装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項において、前記第6
    の半導体領域と前記第8の半導体領域を接続する抵抗層
    が、第2導電型の半導体層からなることを特徴とするM
    IS制御型半導体装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項において、前記第6
    の半導体領域と前記第8の半導体領域を接続する抵抗層
    が、第2導電型の多結晶シリコン層であることを特徴と
    するMIS制御型半導体装置。
  5. 【請求項5】第1の主表面を有する第1導電型の第1の
    半導体領域上に第2の主表面に露出するように設けた第
    2導電型の第2の半導体領域と、前記第2の主表面に露
    出するように前記第2の半導体領域内に設けた第1導電
    型の第3の半導体領域,第1導電型の第4の半導体領域
    及び第1導電型の第4の半導体領域と、前記第3の半導
    体領域内に前記第2の主表面に露出するように設けた第
    2導電型の第6の半導体領域と、前記第4の半導体領域
    内に前記第2の主表面に露出するように設けた第2導電
    型の第7半導体領域と、前記第5の半導体領域内で前記
    第2の主表面に露出するように設けた第2導電型の第8
    の半導体領域と、前記第2の主表面上で第6の半導体領
    域,第3及び第4の半導体領域,第7の半導体領域にま
    たがって形成された第1の絶縁ゲートと、前記第2の主
    表面上で第6の半導体領域,第3の半導体領域,第2の
    半導体領域,第5の半導体領域,第8の半導体領域にま
    たがって形成された第2の絶縁ゲートと、前記第1の主
    表面上で前記第1の半導体領域に低抵抗接触した第1の
    電極と、前記第2の主表面上で第4の半導体領域と第7
    の半導体領域を短絡した第2の電極とを有し、前記第6
    の半導体領域と前記第8の半導体領域を抵抗層で接続し
    たことを特徴とするMIS制御型半導体装置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項において、前記抵抗
    層が正の温度係数をもつことを特徴とするMIS制御型
    半導体装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第5項において、前記第6
    の半導体領域と前記第8の半導体領域を接続する抵抗層
    が、第2導電型の半導体層からなることを特徴とするM
    IS制御型半導体装置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第5項において、前記第6
    の半導体領域と前記第8の半導体領域を接続する抵抗層
    が、第2導電型の多結晶シリコン層であることを特徴と
    するMIS制御型半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112838084A (zh) * 2021-01-05 2021-05-25 湖南大学 一种SiC GTO与MESFET集成结构及其制作方法

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