JPH10105032A - ホログラフィックステレオグラムの作成装置及び作成方法 - Google Patents
ホログラフィックステレオグラムの作成装置及び作成方法Info
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- JPH10105032A JPH10105032A JP26203896A JP26203896A JPH10105032A JP H10105032 A JPH10105032 A JP H10105032A JP 26203896 A JP26203896 A JP 26203896A JP 26203896 A JP26203896 A JP 26203896A JP H10105032 A JPH10105032 A JP H10105032A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
- G03H1/26—Processes or apparatus specially adapted to produce multiple sub- holograms or to obtain images from them, e.g. multicolour technique
- G03H1/268—Holographic stereogram
Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回折効率の高く、明るいホログラフィックス
テレオグラムを作成する。 【解決手段】 視差画像列の各画像を要素ホログラムと
して記録媒体に順次記録するホログラフィックステレオ
グラムの作成装置であって、光源31からの光を物体光
と参照光に分割する光学部品と、物体光の光軸上に配さ
れた第1のシャッタ36bと、参照光の光軸上に配され
た第2のシャッタ36aとを備え、第1のシャッタ36
bと第2のシャッタと36aとを同期させて開閉するこ
とにより、視差画像列の各画像が投影された物体光と参
照光とによって形成されるの干渉縞を要素ホログラムと
して記録媒体30に記録する。
テレオグラムを作成する。 【解決手段】 視差画像列の各画像を要素ホログラムと
して記録媒体に順次記録するホログラフィックステレオ
グラムの作成装置であって、光源31からの光を物体光
と参照光に分割する光学部品と、物体光の光軸上に配さ
れた第1のシャッタ36bと、参照光の光軸上に配され
た第2のシャッタ36aとを備え、第1のシャッタ36
bと第2のシャッタと36aとを同期させて開閉するこ
とにより、視差画像列の各画像が投影された物体光と参
照光とによって形成されるの干渉縞を要素ホログラムと
して記録媒体30に記録する。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、実写画像やコンピュー
タ生成画像等を3次元認識することができるホログラフ
ィックステレオグラムの作成装置及びホログラフィック
ステレオグラムの作成方法に関する。
タ生成画像等を3次元認識することができるホログラフ
ィックステレオグラムの作成装置及びホログラフィック
ステレオグラムの作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホログラフィックステレオグラムは、被
写体を異なる観察点から順次撮影することにより得られ
た多数の画像を原画として、これらを1枚のホログラム
用記録媒体に短冊状又はドット状の要素ホログラムとし
て順次記録することにより作成される。
写体を異なる観察点から順次撮影することにより得られ
た多数の画像を原画として、これらを1枚のホログラム
用記録媒体に短冊状又はドット状の要素ホログラムとし
て順次記録することにより作成される。
【0003】例えば、水平方向のみに視差情報をもつホ
ログラフィックステレオグラムでは、図7に示すよう
に、被写体100を水平方向の異なる観察点から順次撮
影することにより得られた複数の原画101a〜101
eが、短冊状の要素ホログラムとしてホログラム用記録
媒体102に順次記録される。
ログラフィックステレオグラムでは、図7に示すよう
に、被写体100を水平方向の異なる観察点から順次撮
影することにより得られた複数の原画101a〜101
eが、短冊状の要素ホログラムとしてホログラム用記録
媒体102に順次記録される。
【0004】このホログラフィックステレオグラムは、
これをある位置から片方の目でみた場合、各要素ホログ
ラムの一部分の画像情報の集合体である2次元画像が見
え、目の位置を水平に動かせば、各要素ホログラムの別
の部分の画像情報の集合体である2次元画像が見える。
したがって、このホログラフィックステレオグラムを観
察者が両目でみたときには、左右の目の位置が水平方向
で若干異なるため、それぞれに写る2次元画像は、若干
異なるものとなる。これにより、観察者は、視差を感
じ、3次元画像として認識される。
これをある位置から片方の目でみた場合、各要素ホログ
ラムの一部分の画像情報の集合体である2次元画像が見
え、目の位置を水平に動かせば、各要素ホログラムの別
の部分の画像情報の集合体である2次元画像が見える。
したがって、このホログラフィックステレオグラムを観
察者が両目でみたときには、左右の目の位置が水平方向
で若干異なるため、それぞれに写る2次元画像は、若干
異なるものとなる。これにより、観察者は、視差を感
じ、3次元画像として認識される。
【0005】ところで、図8に示すようなホログラフィ
ックステレオグラムプリンタ装置110により上記ホロ
グラフィックステレオグラムを作成する際に、それぞれ
の要素ホログラムは、レーザ光源111から出射された
干渉性の良いレーザ光をハーフミラー113によって分
割し、一つは画像表示手段により2次元画像変調された
物体光L2として、一つは参照光L3として、感光材料
であるホログラム用記録媒体123に集光することによ
って形成される。したがって、要素ホログラムは、この
ホログラム用記録媒体123の屈折率の変化として干渉
稿を記録することによって形成される。
ックステレオグラムプリンタ装置110により上記ホロ
グラフィックステレオグラムを作成する際に、それぞれ
の要素ホログラムは、レーザ光源111から出射された
干渉性の良いレーザ光をハーフミラー113によって分
割し、一つは画像表示手段により2次元画像変調された
物体光L2として、一つは参照光L3として、感光材料
であるホログラム用記録媒体123に集光することによ
って形成される。したがって、要素ホログラムは、この
ホログラム用記録媒体123の屈折率の変化として干渉
稿を記録することによって形成される。
【0006】このとき、レーザ光源111から出射され
たレーザ光は、図8に示すように、シャッタ112が開
放しているときは、ホログラフィックステレオグラムプ
リンタ装置110の複数の光学部品113〜122によ
って物体光及び参照光に分割されてホログラム用記録媒
体123に導かれる。
たレーザ光は、図8に示すように、シャッタ112が開
放しているときは、ホログラフィックステレオグラムプ
リンタ装置110の複数の光学部品113〜122によ
って物体光及び参照光に分割されてホログラム用記録媒
体123に導かれる。
【0007】上記のシャッタ112は、例えば制御用コ
ンピュータによって制御され、レーザ光をホログラム用
記録媒体123に露光しないときには閉じられ、ホログ
ラム用記録媒体123を露光するときに開放されるよう
になっている。
ンピュータによって制御され、レーザ光をホログラム用
記録媒体123に露光しないときには閉じられ、ホログ
ラム用記録媒体123を露光するときに開放されるよう
になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のホログラフィッ
クステレオグラムの作成装置110の光学系では、レー
ザ光源111から出射されたレーザ光が物体光と参照光
とに分割される前にシャッタ112を配置して、開閉動
作させることによってホログラム用記録媒体123への
露光を行っている。
クステレオグラムの作成装置110の光学系では、レー
ザ光源111から出射されたレーザ光が物体光と参照光
とに分割される前にシャッタ112を配置して、開閉動
作させることによってホログラム用記録媒体123への
露光を行っている。
【0009】このとき、ホログラフィックステレオグラ
ムプリンタ装置110の光学系を構成する各光学部品1
13〜122は、レーザ光が入射された直後において、
レーザ光の強度が大きいとレーザ光による発熱により温
度が上昇する。このため、各光学部品113〜122
は、熱変形を生じ、ホログラム用記録媒体123に照射
される物体光及び参照光に揺らぎ等が生じる。このた
め、物体光と参照光との干渉による干渉稿が不安定とな
り、良好な要素ホログラムを安定に形成することができ
なくなってしまう。
ムプリンタ装置110の光学系を構成する各光学部品1
13〜122は、レーザ光が入射された直後において、
レーザ光の強度が大きいとレーザ光による発熱により温
度が上昇する。このため、各光学部品113〜122
は、熱変形を生じ、ホログラム用記録媒体123に照射
される物体光及び参照光に揺らぎ等が生じる。このた
め、物体光と参照光との干渉による干渉稿が不安定とな
り、良好な要素ホログラムを安定に形成することができ
なくなってしまう。
【0010】また、ホログラフィックステレオグラムを
作成する際、シャッタ112がレーザ光源111と全反
射ミラー113との間に配置されているために、要素ホ
ログラムを記録していないときには、各光学部品113
〜122にはレーザ光が入射されず、各要素ホログラム
を記録する毎にシャッタ112を開放して各光学部品1
13〜122にレーザ光を入射させる。したがって、各
光学部品113〜122は、要素ホログラムの記録毎に
入射されることによって、熱変形を生じ、良好な干渉縞
を形成することが困難であるという問題を有している。
作成する際、シャッタ112がレーザ光源111と全反
射ミラー113との間に配置されているために、要素ホ
ログラムを記録していないときには、各光学部品113
〜122にはレーザ光が入射されず、各要素ホログラム
を記録する毎にシャッタ112を開放して各光学部品1
13〜122にレーザ光を入射させる。したがって、各
光学部品113〜122は、要素ホログラムの記録毎に
入射されることによって、熱変形を生じ、良好な干渉縞
を形成することが困難であるという問題を有している。
【0011】本発明は、上述のような問題点に鑑みて提
案されたものであり、回折効率に優れ、明るい再生像が
得られるホログラフィックステレオグラムを作成するホ
ログラフィックステレオグラムの作成装置及びホログラ
フィックステレオグラムの作成方法を提案することを目
的とする。
案されたものであり、回折効率に優れ、明るい再生像が
得られるホログラフィックステレオグラムを作成するホ
ログラフィックステレオグラムの作成装置及びホログラ
フィックステレオグラムの作成方法を提案することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明にかかるホログラフィックステレオグラムの作成装
置は、視差画像列の各画像を要素ホログラムとして記録
媒体に順次記録するホログラフィックステレオグラムの
作成装置であって、光源からの光を物体光と参照光に分
割する光学部品と、物体光の光軸上に配された第1のシ
ャッタと、参照光の光軸上に配された第2のシャッタと
を備え、第1のシャッタと第2のシャッタとを同期させ
て開閉することにより、視差画像列の各画像が投影され
た物体光と、参照光との干渉光を要素ホログラムとして
記録媒体に記録することを特徴とするものである。
発明にかかるホログラフィックステレオグラムの作成装
置は、視差画像列の各画像を要素ホログラムとして記録
媒体に順次記録するホログラフィックステレオグラムの
作成装置であって、光源からの光を物体光と参照光に分
割する光学部品と、物体光の光軸上に配された第1のシ
ャッタと、参照光の光軸上に配された第2のシャッタと
を備え、第1のシャッタと第2のシャッタとを同期させ
て開閉することにより、視差画像列の各画像が投影され
た物体光と、参照光との干渉光を要素ホログラムとして
記録媒体に記録することを特徴とするものである。
【0013】このように構成されたホログラフィックス
テレオグラムの作成装置は、物体光及び参照光の光軸上
に対応して配された第1のシャッタ及び第2のシャッタ
を有し、要素ホログラムの記録を行わないときでも、光
学系を構成する各光学部品に参照光及び物体光が照射さ
れた状態とすることができる。したがって、各光学部品
に予め参照光、物体光を照射しておき、各光学部品が安
定な状態になった後に要素ホログラムの記録をすること
ができる。
テレオグラムの作成装置は、物体光及び参照光の光軸上
に対応して配された第1のシャッタ及び第2のシャッタ
を有し、要素ホログラムの記録を行わないときでも、光
学系を構成する各光学部品に参照光及び物体光が照射さ
れた状態とすることができる。したがって、各光学部品
に予め参照光、物体光を照射しておき、各光学部品が安
定な状態になった後に要素ホログラムの記録をすること
ができる。
【0014】また、本発明にかかるホログラフィックス
テレオグラム作成方法は、視差画像列の各画像を要素ホ
ログラムとして記録媒体に順次記録してホログラフィッ
クステレオグラムの作成する際に、視差画像列の画像が
投影された物体光の光軸上に配された第1のシャッタ
と、物体光と同一光源からの光が分割された参照光の光
軸上に配された第2のシャッタとを同期させて開閉し、
上記物体光と上記参照光との干渉稿を要素ホログラムと
して記録媒体に記録することを特徴とするものである。
テレオグラム作成方法は、視差画像列の各画像を要素ホ
ログラムとして記録媒体に順次記録してホログラフィッ
クステレオグラムの作成する際に、視差画像列の画像が
投影された物体光の光軸上に配された第1のシャッタ
と、物体光と同一光源からの光が分割された参照光の光
軸上に配された第2のシャッタとを同期させて開閉し、
上記物体光と上記参照光との干渉稿を要素ホログラムと
して記録媒体に記録することを特徴とするものである。
【0015】このようなホログラフィックステレオグラ
ムの作成方法は、第1のシャッタと第2のシャッタとを
同期させて干渉縞を要素ホログラムとして記録媒体に記
録を行うことから、要素ホログラムの記録を行わないと
きでも、光学系を構成する各光学部品に参照光及び物体
光が照射された状態とすることができる。したがって、
各光学部品に予め参照光、物体光を照射しておき、各光
学部品が安定な状態になった後に要素ホログラムの記録
をすることができる。
ムの作成方法は、第1のシャッタと第2のシャッタとを
同期させて干渉縞を要素ホログラムとして記録媒体に記
録を行うことから、要素ホログラムの記録を行わないと
きでも、光学系を構成する各光学部品に参照光及び物体
光が照射された状態とすることができる。したがって、
各光学部品に予め参照光、物体光を照射しておき、各光
学部品が安定な状態になった後に要素ホログラムの記録
をすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるホログラフ
ィックステレオグラムの作成装置及びホログラフィック
ステレオグラムの作成方法について図面を参照しながら
詳細に説明する。なお、本発明は、以下の例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任
意に構成を変更することが可能である。
ィックステレオグラムの作成装置及びホログラフィック
ステレオグラムの作成方法について図面を参照しながら
詳細に説明する。なお、本発明は、以下の例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任
意に構成を変更することが可能である。
【0017】まず、ホログラフィックステレオグラムを
作成するホログラフィックステレオグラムの作成装置の
一構成例について説明する。なお、本実施の形態では、
短冊状の複数の要素ホログラムを1つのホログラム用記
録媒体上に記録することにより、横方向の視差情報を持
たせたホログラフィックステレオグラムを例に挙げる。
但し、本発明は、ドット状の複数の要素ホログラムを1
つのホログラム用記録媒体上に記録することにより、横
方向及び縦方向の視差情報を持たせたホログラフィック
ステレオグラムに対しても適用可能であることは言うま
でもない。
作成するホログラフィックステレオグラムの作成装置の
一構成例について説明する。なお、本実施の形態では、
短冊状の複数の要素ホログラムを1つのホログラム用記
録媒体上に記録することにより、横方向の視差情報を持
たせたホログラフィックステレオグラムを例に挙げる。
但し、本発明は、ドット状の複数の要素ホログラムを1
つのホログラム用記録媒体上に記録することにより、横
方向及び縦方向の視差情報を持たせたホログラフィック
ステレオグラムに対しても適用可能であることは言うま
でもない。
【0018】このホログラフィックステレオグラムの作
成装置は、物体光と参照光との干渉稿が記録されたホロ
グラム用記録媒体をそのままホログラフィックステレオ
グラムとする、いわゆるワンステップホログラフィック
ステレオグラムを作成する装置であり、図1に示すよう
に、記録対象の画像データの処理を行うデータ処理部1
と、この装置全体の制御を行う制御用コンピュータ2
と、ホログラフィックステレオグラム作成用の光学系を
有するホログラフィックステレオグラムプリンタ装置3
とから構成されている。
成装置は、物体光と参照光との干渉稿が記録されたホロ
グラム用記録媒体をそのままホログラフィックステレオ
グラムとする、いわゆるワンステップホログラフィック
ステレオグラムを作成する装置であり、図1に示すよう
に、記録対象の画像データの処理を行うデータ処理部1
と、この装置全体の制御を行う制御用コンピュータ2
と、ホログラフィックステレオグラム作成用の光学系を
有するホログラフィックステレオグラムプリンタ装置3
とから構成されている。
【0019】データ処理部1は、多眼式カメラや、移動
式カメラ等を備えた視差画像列撮影装置13から供給さ
れる視差情報を含む複数の画像データD1や、画像デー
タ生成用コンピュータ14によって生成された視差情報
を含む複数の画像データD2等に基づいて、視差画像列
D3を生成する。そして、データ処理部1は、視差画像
列D3に対して画像処理用コンピュータ11によってホ
ログラフィックステレオグラム用の所定の画像処理を施
す。
式カメラ等を備えた視差画像列撮影装置13から供給さ
れる視差情報を含む複数の画像データD1や、画像デー
タ生成用コンピュータ14によって生成された視差情報
を含む複数の画像データD2等に基づいて、視差画像列
D3を生成する。そして、データ処理部1は、視差画像
列D3に対して画像処理用コンピュータ11によってホ
ログラフィックステレオグラム用の所定の画像処理を施
す。
【0020】ここで、視差画像列撮影装置13から供給
される視差情報を含む複数の画像データD1は、例え
ば、多眼式カメラによる同時撮影、又は移動式カメラに
よる連続撮影により得られた複数画像分の画像データで
ある。
される視差情報を含む複数の画像データD1は、例え
ば、多眼式カメラによる同時撮影、又は移動式カメラに
よる連続撮影により得られた複数画像分の画像データで
ある。
【0021】また、画像データ生成用コンピュータ14
によって生成された視差情報を含む複数の画像データD
2は、例えば、横方向に順次視差を与えて作成された複
数のCAD(Computer Aided Desi
gn)画像やCG(Computer Graphic
s)画像等の画像データである。
によって生成された視差情報を含む複数の画像データD
2は、例えば、横方向に順次視差を与えて作成された複
数のCAD(Computer Aided Desi
gn)画像やCG(Computer Graphic
s)画像等の画像データである。
【0022】また、データ処理部1は、ホログラム用記
録媒体30に画像を記録する際に、記憶装置12に記録
された画像データD4から、1画像分毎にデータを順番
に読み出し、この画像データD5を制御用コンピュータ
2に送出する。
録媒体30に画像を記録する際に、記憶装置12に記録
された画像データD4から、1画像分毎にデータを順番
に読み出し、この画像データD5を制御用コンピュータ
2に送出する。
【0023】一方、制御用コンピュータ2は、ホログラ
フィックステレオグラムプリンタ装置3を駆動し、デー
タ処理部1から供給された画像データD5に基づく画像
を、ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置3内
にセットされたホログラム用記録媒体30に、短冊状の
要素ホログラムとして順次記録する。
フィックステレオグラムプリンタ装置3を駆動し、デー
タ処理部1から供給された画像データD5に基づく画像
を、ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置3内
にセットされたホログラム用記録媒体30に、短冊状の
要素ホログラムとして順次記録する。
【0024】このとき、制御用コンピュータ2は、後述
するように、ホログラフィックステレオグラムプリンタ
装置3に備えられた一対のシャッタ36a、36b、表
示装置40及び記録媒体送り機構等の制御を行う。すな
わち、制御用コンピュータ2は、各シャッタ36a、3
6bに制御信号S1を送出して各シャッタ36a、36
bの開閉動作を制御し、また、表示装置40に画像デー
タD5を供給して表示装置40に当該画像データD5に
基づく画像を表示させ、また、記録媒体送り機構に制御
信号S2を送出して記録媒体送り機構によるホログラム
用記録媒体30の送り動作を制御する。
するように、ホログラフィックステレオグラムプリンタ
装置3に備えられた一対のシャッタ36a、36b、表
示装置40及び記録媒体送り機構等の制御を行う。すな
わち、制御用コンピュータ2は、各シャッタ36a、3
6bに制御信号S1を送出して各シャッタ36a、36
bの開閉動作を制御し、また、表示装置40に画像デー
タD5を供給して表示装置40に当該画像データD5に
基づく画像を表示させ、また、記録媒体送り機構に制御
信号S2を送出して記録媒体送り機構によるホログラム
用記録媒体30の送り動作を制御する。
【0025】なお、このとき、各シャッタ36a、36
bの開閉動作を制御する制御信号S1及び記録媒体送り
機構を制御する制御信号S2は、それぞれ各シャッタ3
6a、36bと記録媒体送り機構を同期させて駆動させ
ている。
bの開閉動作を制御する制御信号S1及び記録媒体送り
機構を制御する制御信号S2は、それぞれ各シャッタ3
6a、36bと記録媒体送り機構を同期させて駆動させ
ている。
【0026】上記ホログラフィックステレオグラムプリ
ンタ装置3について、図2を参照して詳細に説明する。
なお、図2(A)は、ホログラフィックステレオグラム
プリンタ装置3全体の光学系を上方から見た図であり、
図2(B)は、ホログラフィックステレオグラムプリン
タ装置3の光学系の物体光用の部分を横方向から見た図
である。
ンタ装置3について、図2を参照して詳細に説明する。
なお、図2(A)は、ホログラフィックステレオグラム
プリンタ装置3全体の光学系を上方から見た図であり、
図2(B)は、ホログラフィックステレオグラムプリン
タ装置3の光学系の物体光用の部分を横方向から見た図
である。
【0027】ホログラフィックステレオグラムプリンタ
装置3は、図2(A)に示すように、所定の波長のレー
ザ光を出射するレーザ光源31と、レーザ光源31から
のレーザ光L1の光軸上に配されたハーフミラーと32
を有している。
装置3は、図2(A)に示すように、所定の波長のレー
ザ光を出射するレーザ光源31と、レーザ光源31から
のレーザ光L1の光軸上に配されたハーフミラーと32
を有している。
【0028】このハーフミラーによって反射されたレー
ザ光L2の光軸上には、参照光用の光学系として、シリ
ンドリカルレンズ33と、参照光を平行光とするための
コリメータレンズ34と、コリメータレンズ34からの
平行光とされたレーザ光を反射する全反射ミラー35
と、参照光がホログラム用記録媒体30へ入射するのを
開閉動作することにより制御する参照光用シャッタ36
aがこの順に配置されている。
ザ光L2の光軸上には、参照光用の光学系として、シリ
ンドリカルレンズ33と、参照光を平行光とするための
コリメータレンズ34と、コリメータレンズ34からの
平行光とされたレーザ光を反射する全反射ミラー35
と、参照光がホログラム用記録媒体30へ入射するのを
開閉動作することにより制御する参照光用シャッタ36
aがこの順に配置されている。
【0029】参照光は、全反射ミラー35によって反射
され、参照光用シャッタ36aが開放している状態なら
ば、ホログラム用記録媒体30に入射し、参照光用シャ
ッタ36aが閉じられている場合には、参照光用シャッ
タ36aによって遮蔽され、ホログラム用記録媒体30
には入射しない。すなわち、この参照光用シャッタ36
aは、制御用コンピュータ2によって制御され、ホログ
ラム用記録媒体30を露光しない場合には閉じられ、ホ
ログラム用記録媒体30を露光するときに開放される。
され、参照光用シャッタ36aが開放している状態なら
ば、ホログラム用記録媒体30に入射し、参照光用シャ
ッタ36aが閉じられている場合には、参照光用シャッ
タ36aによって遮蔽され、ホログラム用記録媒体30
には入射しない。すなわち、この参照光用シャッタ36
aは、制御用コンピュータ2によって制御され、ホログ
ラム用記録媒体30を露光しない場合には閉じられ、ホ
ログラム用記録媒体30を露光するときに開放される。
【0030】上述したように、参照光は、ハーフミラー
32、シリンドリカルレンズ33、コリメータレンズ3
4、全反射ミラー35の各光学部品を透過した後に参照
光用シャッタ36aが開閉動作されることから、参照光
が常に各光学部品に照射された状態におかれ、参照光が
照射された直後に生ずる光学部品の熱変形を防止するこ
とが可能となる。したがって、このように構成されたホ
ログラフィックステレオグラムプリンタ装置3の光学系
によれば、予め参照光を照射した状態にすることによっ
て各光学部品が安定した状態で露光を行うことが可能で
あり、安定した参照光をホログラム用記録媒体30に照
射することができる。したがって、回折効率に優れ、明
るいホログラフィックステレオグラムを作成することが
可能である。
32、シリンドリカルレンズ33、コリメータレンズ3
4、全反射ミラー35の各光学部品を透過した後に参照
光用シャッタ36aが開閉動作されることから、参照光
が常に各光学部品に照射された状態におかれ、参照光が
照射された直後に生ずる光学部品の熱変形を防止するこ
とが可能となる。したがって、このように構成されたホ
ログラフィックステレオグラムプリンタ装置3の光学系
によれば、予め参照光を照射した状態にすることによっ
て各光学部品が安定した状態で露光を行うことが可能で
あり、安定した参照光をホログラム用記録媒体30に照
射することができる。したがって、回折効率に優れ、明
るいホログラフィックステレオグラムを作成することが
可能である。
【0031】一方、ハーフミラー32を透過した光L3
の光軸上には、図2(A)及び図2(B)に示すよう
に、物体光用の光学系として、ハーフミラー32からの
透過光を反射する全反射ミラー37と、凸レンズとピン
ホールを組み合わせたシリンドリカルレンズ38と、物
体光を平行光とするためのコリメータレンズ39と、記
録対象の画像を表示する表示装置40と、投影レンズ4
1と、物体光をホログラム用記録媒体30上に集光させ
るシリンドリカルレンズ42とがこの順に配置されてお
り、シリンドリカルレンズ42とホログラム用記録媒体
30との間に物体光用シャッタ36bが配置されてい
る。
の光軸上には、図2(A)及び図2(B)に示すよう
に、物体光用の光学系として、ハーフミラー32からの
透過光を反射する全反射ミラー37と、凸レンズとピン
ホールを組み合わせたシリンドリカルレンズ38と、物
体光を平行光とするためのコリメータレンズ39と、記
録対象の画像を表示する表示装置40と、投影レンズ4
1と、物体光をホログラム用記録媒体30上に集光させ
るシリンドリカルレンズ42とがこの順に配置されてお
り、シリンドリカルレンズ42とホログラム用記録媒体
30との間に物体光用シャッタ36bが配置されてい
る。
【0032】ここで、ハーフミラー32を透過した物体
光L3は、全反射ミラー37によって反射された後、シ
リンドリカルレンズ38によって点光源からの拡散光と
される。次に、コリメータレンズ39によって平行光と
され、その後、表示装置40に入射する。ここで、表示
装置40は、例えば液晶パネルからなる透過型の画像表
示装置であり、制御用コンピュータ2から送られた画像
データD5に基づく各画像を表示する。そして、表示装
置40を透過した光は、表示装置40に表示された画像
に応じて変調され、投影レンズ41、シリンドリカルレ
ンズ42に入射する。
光L3は、全反射ミラー37によって反射された後、シ
リンドリカルレンズ38によって点光源からの拡散光と
される。次に、コリメータレンズ39によって平行光と
され、その後、表示装置40に入射する。ここで、表示
装置40は、例えば液晶パネルからなる透過型の画像表
示装置であり、制御用コンピュータ2から送られた画像
データD5に基づく各画像を表示する。そして、表示装
置40を透過した光は、表示装置40に表示された画像
に応じて変調され、投影レンズ41、シリンドリカルレ
ンズ42に入射する。
【0033】そして、シリンドリカルレンズ42に入射
した物体光は、物体光用シャッタ36bにより遮蔽さ
れ、制御用コンピュータ2の制御信号S1によって物体
光用シャッタ36bが開放されたときに、ホログラム用
記録媒体30に入射する。
した物体光は、物体光用シャッタ36bにより遮蔽さ
れ、制御用コンピュータ2の制御信号S1によって物体
光用シャッタ36bが開放されたときに、ホログラム用
記録媒体30に入射する。
【0034】上述したように、物体光は、ハーフミラー
32、全反射ミラー37、シリンドリカルレンズ38、
コリメータレンズ39、表示装置40、投影レンズ4
1、シリンドリカルレンズ42からなる光学系によって
ホログラム用記録媒体30に入射する。そして、物体光
用シャッタ36bが開放している場合に、物体光と参照
光とによって形成される干渉稿を要素ホログラムとして
記録を行う。
32、全反射ミラー37、シリンドリカルレンズ38、
コリメータレンズ39、表示装置40、投影レンズ4
1、シリンドリカルレンズ42からなる光学系によって
ホログラム用記録媒体30に入射する。そして、物体光
用シャッタ36bが開放している場合に、物体光と参照
光とによって形成される干渉稿を要素ホログラムとして
記録を行う。
【0035】ここで、物体光用シャッタ36bは、参照
光用シャッタ36aと対向するように配設されている。
このような参照光用シャッタ36a及び物体光用シャッ
タ36bは、例えば図2に示すように、ホログラム用記
録媒体30と近接させて配置されることによって参照
光、物体光をホログラム用記録媒体30の直前で遮蔽す
ることが可能であり、要素ホログラムの記録を行わない
ときでも各光学部品に参照光、物体光を透過させること
が可能となる。なお、この参照光用シャッタ36a及び
物体光用シャッタ36bは、要素ホログラムが短冊状で
記録されることから、短冊状に形成されている。
光用シャッタ36aと対向するように配設されている。
このような参照光用シャッタ36a及び物体光用シャッ
タ36bは、例えば図2に示すように、ホログラム用記
録媒体30と近接させて配置されることによって参照
光、物体光をホログラム用記録媒体30の直前で遮蔽す
ることが可能であり、要素ホログラムの記録を行わない
ときでも各光学部品に参照光、物体光を透過させること
が可能となる。なお、この参照光用シャッタ36a及び
物体光用シャッタ36bは、要素ホログラムが短冊状で
記録されることから、短冊状に形成されている。
【0036】したがって、このように構成されたホログ
ラフィックステレオグラムプリンタ装置3は、予め物体
光が上記の各光学部品に照射された状態になり、レーザ
光が照射された直後に生ずる各光学部品の熱変形により
干渉稿が不安定になることを防止することが可能とな
る。したがって、このように構成されたホログラフィッ
クステレオグラムプリンタ装置3の光学系によれば、回
折効率に優れ、明るいホログラフィックステレオグラム
を作成することが可能である。
ラフィックステレオグラムプリンタ装置3は、予め物体
光が上記の各光学部品に照射された状態になり、レーザ
光が照射された直後に生ずる各光学部品の熱変形により
干渉稿が不安定になることを防止することが可能とな
る。したがって、このように構成されたホログラフィッ
クステレオグラムプリンタ装置3の光学系によれば、回
折効率に優れ、明るいホログラフィックステレオグラム
を作成することが可能である。
【0037】なお、参照光用シャッタ36a及び物体光
用シャッタ36bは、例えば、機械的に開閉自在なシャ
ッタや、AOM(Audio Optical Mod
ulation)等を用いた電子シャッタでも適用可能
であり、要するにレーザ光を遮蔽可能であり、開閉自在
なものであれば良い。
用シャッタ36bは、例えば、機械的に開閉自在なシャ
ッタや、AOM(Audio Optical Mod
ulation)等を用いた電子シャッタでも適用可能
であり、要するにレーザ光を遮蔽可能であり、開閉自在
なものであれば良い。
【0038】なお、上記光学系において、ハーフミラー
32によって反射され、ホログラム用記録媒体30に入
射する参照光の光路長と、ハーフミラー32を透過し、
表示装置41を介してホログラム用記録媒体30に入射
する物体光の光路長とは、ほぼ同じ長さとする。これに
より、参照光と物体光との干渉性が高まり、より鮮明な
再生像が得られるホログラフィックステレオグラムを作
成することが可能となる。
32によって反射され、ホログラム用記録媒体30に入
射する参照光の光路長と、ハーフミラー32を透過し、
表示装置41を介してホログラム用記録媒体30に入射
する物体光の光路長とは、ほぼ同じ長さとする。これに
より、参照光と物体光との干渉性が高まり、より鮮明な
再生像が得られるホログラフィックステレオグラムを作
成することが可能となる。
【0039】このように構成されたホログラフィックス
テレオグラムプリンタ装置3は、外部からの衝撃等によ
って振動が生ずると、良好な干渉稿を形成することが困
難となる。そこで、本実施の形態にかかるホログラフィ
ックステレオグラムプリンタ装置3は、干渉稿の状態を
検出する干渉縞検出部44を備えている。
テレオグラムプリンタ装置3は、外部からの衝撃等によ
って振動が生ずると、良好な干渉稿を形成することが困
難となる。そこで、本実施の形態にかかるホログラフィ
ックステレオグラムプリンタ装置3は、干渉稿の状態を
検出する干渉縞検出部44を備えている。
【0040】このホログラフィックステレオグラムプリ
ンタ装置3は、物体光と参照光とによって形成される干
渉縞をホログラム用記録媒体30以外にも形成するよう
になっており、各シャッタ36a、36bの開閉状態に
関わらず、干渉縞検出部44が干渉稿を検出できるよう
になっている。
ンタ装置3は、物体光と参照光とによって形成される干
渉縞をホログラム用記録媒体30以外にも形成するよう
になっており、各シャッタ36a、36bの開閉状態に
関わらず、干渉縞検出部44が干渉稿を検出できるよう
になっている。
【0041】この干渉縞検出部44は、図2に示すよう
に、ホログラム用記録媒体30に入射する物体光と参照
光とによって形成される干渉稿を検出することによって
ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置3の振動
を検出する。この干渉縞検出部44には、例えばCCD
(Charge Coupled Device)カメ
ラが備えられ、干渉稿を検出可能としている。
に、ホログラム用記録媒体30に入射する物体光と参照
光とによって形成される干渉稿を検出することによって
ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置3の振動
を検出する。この干渉縞検出部44には、例えばCCD
(Charge Coupled Device)カメ
ラが備えられ、干渉稿を検出可能としている。
【0042】このように干渉稿検出部44は、干渉稿を
検出することによってホログラフィックステレオグラム
プリンタ装置3に備えられる光学系の振動を検出する。
ここで、干渉縞検出部44は、当該光学系の振動をレー
ザ光源31から出射されるレーザ光の波長オーダで検出
している。
検出することによってホログラフィックステレオグラム
プリンタ装置3に備えられる光学系の振動を検出する。
ここで、干渉縞検出部44は、当該光学系の振動をレー
ザ光源31から出射されるレーザ光の波長オーダで検出
している。
【0043】すなわち、この干渉縞検出部44は、ホロ
グラフィックステレオグラムプリンタ装置3に備えられ
る光学系の振動によって生ずる干渉稿の揺らぎを検出す
る。そして、この干渉縞の揺らぎが所定値以上のときに
は、露光プロセスを開始せずに、各シャッタ36a、3
6bを閉じておく。そして、干渉縞検出部44によって
検出される振動が所定値以下になったときに、各シャッ
タ36a、36bを開放して要素ホログラムの記録を行
う。
グラフィックステレオグラムプリンタ装置3に備えられ
る光学系の振動によって生ずる干渉稿の揺らぎを検出す
る。そして、この干渉縞の揺らぎが所定値以上のときに
は、露光プロセスを開始せずに、各シャッタ36a、3
6bを閉じておく。そして、干渉縞検出部44によって
検出される振動が所定値以下になったときに、各シャッ
タ36a、36bを開放して要素ホログラムの記録を行
う。
【0044】したがって、このように構成されたホログ
ラフィックステレオグラムプリンタ装置3は、干渉縞検
出部44により振動を検出し、検出された光学系の振動
状態によって各シャッタ36a、36bを制御用コンピ
ュータ2により開閉動作させるので、干渉稿が安定な状
態でホログラム用記録媒体30に要素ホログラムの記録
を行うことが可能であり、回折効率が高く、明るいホロ
グラフィックステレオグラムを作成することが可能であ
る。また、このホログラフィックステレオグラムプリン
タ装置3は、干渉縞検出部44を備えているので、外部
からの振動が生じてホログラム用記録媒体30が振動し
ても制御用コンピュータ2によってホログラム用記録媒
体30への要素ホログラムの記録を停止するので、場所
を選ばない設置が可能である。
ラフィックステレオグラムプリンタ装置3は、干渉縞検
出部44により振動を検出し、検出された光学系の振動
状態によって各シャッタ36a、36bを制御用コンピ
ュータ2により開閉動作させるので、干渉稿が安定な状
態でホログラム用記録媒体30に要素ホログラムの記録
を行うことが可能であり、回折効率が高く、明るいホロ
グラフィックステレオグラムを作成することが可能であ
る。また、このホログラフィックステレオグラムプリン
タ装置3は、干渉縞検出部44を備えているので、外部
からの振動が生じてホログラム用記録媒体30が振動し
ても制御用コンピュータ2によってホログラム用記録媒
体30への要素ホログラムの記録を停止するので、場所
を選ばない設置が可能である。
【0045】また、上述のホログラフィックステレオグ
ラムプリンタ装置3は、制御用コンピュータ2からの制
御信号により、ホログラム用記録媒体30を1要素ホロ
グラム分だけ間欠送りし得る記録媒体送り機構50を備
えている。この記録媒体送り機構50は、制御用コンピ
ュータ2からの制御信号に基づいて、フィルム状のホロ
グラム用記録媒体30を間欠送りし得るようになってい
る。このとき、制御用コンピュータ2は、ホログム用記
録媒体30を間欠送りするとともに、ホログラム用記録
媒体30の近傍に配置されている参照光用シャッタ36
a及び物体光用シャッタ36bの開閉動作を制御する。
ラムプリンタ装置3は、制御用コンピュータ2からの制
御信号により、ホログラム用記録媒体30を1要素ホロ
グラム分だけ間欠送りし得る記録媒体送り機構50を備
えている。この記録媒体送り機構50は、制御用コンピ
ュータ2からの制御信号に基づいて、フィルム状のホロ
グラム用記録媒体30を間欠送りし得るようになってい
る。このとき、制御用コンピュータ2は、ホログム用記
録媒体30を間欠送りするとともに、ホログラム用記録
媒体30の近傍に配置されている参照光用シャッタ36
a及び物体光用シャッタ36bの開閉動作を制御する。
【0046】また、この記録媒体送り機構50、参照光
用シャッタ36a、物体光用シャッタ36bは、制御用
コンピュータ2からの制御信号S1、S2が供給され
て、記録媒体送り機構50と各シャッタ36a、36b
とが同期して駆動するようになされている。すなわち、
記録媒体送り機構50がホログラム用記録媒体30を間
欠送りして保持し、各シャッタ36a、36bを開放し
て、物体光、参照光がホログラム用記録媒体30に入射
するようになされている。
用シャッタ36a、物体光用シャッタ36bは、制御用
コンピュータ2からの制御信号S1、S2が供給され
て、記録媒体送り機構50と各シャッタ36a、36b
とが同期して駆動するようになされている。すなわち、
記録媒体送り機構50がホログラム用記録媒体30を間
欠送りして保持し、各シャッタ36a、36bを開放し
て、物体光、参照光がホログラム用記録媒体30に入射
するようになされている。
【0047】すなわち、このホログラフィックステレオ
グラムプリンタ装置3でホログラフィックステレオグラ
ムを作成する際は、記録媒体送り機構50に所定の状態
で保持されたホログラム用記録媒体30に対して、参照
光用シャッタ36a及び物体光用シャッタ36bを開放
することによって物体光、参照光をホログラム用記録媒
体30に照射し、視差画像列の各画像データに基づく画
像を短冊状の要素ホログラムとして順次記録する。
グラムプリンタ装置3でホログラフィックステレオグラ
ムを作成する際は、記録媒体送り機構50に所定の状態
で保持されたホログラム用記録媒体30に対して、参照
光用シャッタ36a及び物体光用シャッタ36bを開放
することによって物体光、参照光をホログラム用記録媒
体30に照射し、視差画像列の各画像データに基づく画
像を短冊状の要素ホログラムとして順次記録する。
【0048】なお、干渉縞検出部44は、上述のように
ホログラム用記録媒体30の近傍において干渉稿の一部
を検出していたが、ミラー等を用いて別の位置に参照光
及び物体光を導入し、ホログラム用記録媒体30から離
れた位置に干渉縞を形成し、当該干渉縞を検出するよう
にしてもよい。また、ハーフミラー等を用いて物体光及
び参照光を分割した光を用いて干渉縞を検出し、当該干
渉縞を検出するようにしても良い。
ホログラム用記録媒体30の近傍において干渉稿の一部
を検出していたが、ミラー等を用いて別の位置に参照光
及び物体光を導入し、ホログラム用記録媒体30から離
れた位置に干渉縞を形成し、当該干渉縞を検出するよう
にしてもよい。また、ハーフミラー等を用いて物体光及
び参照光を分割した光を用いて干渉縞を検出し、当該干
渉縞を検出するようにしても良い。
【0049】また、上述の干渉縞検出部44は、物体光
及び参照光によって形成される干渉稿を検出することに
よって振動を検出していたが、レーザ光源31から出射
したレーザ光の一部を、物体光と参照光に分割する前に
取り出し、当該レーザ光によって振動検出用の干渉縞を
形成するようにしても良い。
及び参照光によって形成される干渉稿を検出することに
よって振動を検出していたが、レーザ光源31から出射
したレーザ光の一部を、物体光と参照光に分割する前に
取り出し、当該レーザ光によって振動検出用の干渉縞を
形成するようにしても良い。
【0050】さらには、ホログラフィックステレオグラ
ム作成用の光学系とは全く別に振動検出用の光学系を設
け、この光学系による干渉稿を検出して振動を検出して
も良く、要するに干渉稿の振動による揺らぎを検出でき
れば良い。
ム作成用の光学系とは全く別に振動検出用の光学系を設
け、この光学系による干渉稿を検出して振動を検出して
も良く、要するに干渉稿の振動による揺らぎを検出でき
れば良い。
【0051】なお、上述の例では、ホログラフィックス
テレオグラムプリンタ装置3の振動を干渉稿により検出
していたが、別の方法で振動を検出しても良い。
テレオグラムプリンタ装置3の振動を干渉稿により検出
していたが、別の方法で振動を検出しても良い。
【0052】ここで、上記ホログラフィックステレオグ
ラム作成装置において使用されるホログラム用記録媒体
30について、図3及び図4を参照して、詳細に説明す
る。
ラム作成装置において使用されるホログラム用記録媒体
30について、図3及び図4を参照して、詳細に説明す
る。
【0053】このホログラム用記録媒体30は、図3に
示すように、テープ状に形成されたフィルムベース材3
0a上に光重合型フォトポリマからなるフォトポリマ層
30bが形成されるとともに、当該フォトポリマ層30
b上にカバーシート30cが被着されることにより形成
された、いわゆるフィルム塗布タイプの記録媒体であ
る。
示すように、テープ状に形成されたフィルムベース材3
0a上に光重合型フォトポリマからなるフォトポリマ層
30bが形成されるとともに、当該フォトポリマ層30
b上にカバーシート30cが被着されることにより形成
された、いわゆるフィルム塗布タイプの記録媒体であ
る。
【0054】光重合型フォトポリマは、初期状態では、
図4(A)に示すように、モノマMがマトリクスポリマ
に均一に分散している。これに対して、図4(B)に示
すように、10〜400mJ/cm2 程度のパワーの光
LAを照射すると、露光部においてモノマMが重合す
る。そして、ポリマ化するにつれて周囲からモノマMが
移動してモノマMの濃度が場所によって変化し、これに
より、屈折率変調が生じる。この後、図4(C)に示す
ように、1000mJ/cm2 程度のパワーの紫外線又
は可視光LBを全面に照射することにより、モノマMの
重合が完了する。このように、光重合型フォトポリマ
は、入射された光に応じて屈折率が変化するので、参照
光と物体光との干渉によって生じる干渉縞を、屈折率の
変化として記録することができる。
図4(A)に示すように、モノマMがマトリクスポリマ
に均一に分散している。これに対して、図4(B)に示
すように、10〜400mJ/cm2 程度のパワーの光
LAを照射すると、露光部においてモノマMが重合す
る。そして、ポリマ化するにつれて周囲からモノマMが
移動してモノマMの濃度が場所によって変化し、これに
より、屈折率変調が生じる。この後、図4(C)に示す
ように、1000mJ/cm2 程度のパワーの紫外線又
は可視光LBを全面に照射することにより、モノマMの
重合が完了する。このように、光重合型フォトポリマ
は、入射された光に応じて屈折率が変化するので、参照
光と物体光との干渉によって生じる干渉縞を、屈折率の
変化として記録することができる。
【0055】このような光重合型フォトポリマを用いた
ホログラム用記録媒体30は、露光後に特別な現像処理
を施す必要が無い。したがって、光重合型フォトポリマ
を感光部に用いたホログラム用記録媒体30を使用する
本実施の形態に係るホログラフィックステレオグラムプ
リンタ装置3は、構成を簡略化することができる。
ホログラム用記録媒体30は、露光後に特別な現像処理
を施す必要が無い。したがって、光重合型フォトポリマ
を感光部に用いたホログラム用記録媒体30を使用する
本実施の形態に係るホログラフィックステレオグラムプ
リンタ装置3は、構成を簡略化することができる。
【0056】つぎに、上記記録媒体送り機構50につい
て、図5を参照して詳細に説明する。ここで、図5は、
上記ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置3の
記録媒体送り機構50の部分を拡大して示した図であ
る。
て、図5を参照して詳細に説明する。ここで、図5は、
上記ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置3の
記録媒体送り機構50の部分を拡大して示した図であ
る。
【0057】図5に示すように、記録媒体送り機構50
は、ローラ51と、間欠送り用ローラ52とを備えてお
り、ホログラム用記録媒体30は、ローラ51に巻き付
けられた状態でフィルムカートリッジ53内に収納され
ている。そして、この記録媒体送り機構50は、所定位
置に装填されたフィルムカートリッジ53内のローラ5
1を所定のトルクをもって回転自在に軸支するととも
に、当該フィルムカートリッジ53から引き出されたホ
ログラム用記録媒体30を、ローラ51と間欠送り用ロ
ーラ52とで保持し得るようになされている。このと
き、記録媒体送り機構50は、ホログラム用記録媒体3
0の面が、ローラ51と間欠送り用ローラ52と間にお
いて物体光に対してほぼ垂直となるように、ホログラム
用記録媒体30を保持する。また、ローラ51及び間欠
送り用ローラ52は、トーションコイルばねにより互い
に離反する方向に付勢されており、これにより、ローラ
51と間欠送り用ローラ52との間に掛け渡されるよう
にローディングされたホログラム用記録媒体30に対し
て、所定のテンションが付与される。
は、ローラ51と、間欠送り用ローラ52とを備えてお
り、ホログラム用記録媒体30は、ローラ51に巻き付
けられた状態でフィルムカートリッジ53内に収納され
ている。そして、この記録媒体送り機構50は、所定位
置に装填されたフィルムカートリッジ53内のローラ5
1を所定のトルクをもって回転自在に軸支するととも
に、当該フィルムカートリッジ53から引き出されたホ
ログラム用記録媒体30を、ローラ51と間欠送り用ロ
ーラ52とで保持し得るようになされている。このと
き、記録媒体送り機構50は、ホログラム用記録媒体3
0の面が、ローラ51と間欠送り用ローラ52と間にお
いて物体光に対してほぼ垂直となるように、ホログラム
用記録媒体30を保持する。また、ローラ51及び間欠
送り用ローラ52は、トーションコイルばねにより互い
に離反する方向に付勢されており、これにより、ローラ
51と間欠送り用ローラ52との間に掛け渡されるよう
にローディングされたホログラム用記録媒体30に対し
て、所定のテンションが付与される。
【0058】上記記録媒体送り機構50の間欠送り用ロ
ーラ52は、図示しないステッピングモータに接続され
ており、当該ステッピングモータからの回転力に基づい
て、図中矢印A1で示す方向に自在に回転し得るように
なされている。このステッピングモータは、制御用コン
ピュータ2から供給される制御信号S2に基づいて、1
画像分の露光終了毎に1要素ホログラムに対応した所定
角度だけ、間欠送り用ローラ52を順次回転させる。こ
れにより、ホログラム用記録媒体30は、1画像分の露
光毎に1要素ホログラム分だけ送られることとなる。
ーラ52は、図示しないステッピングモータに接続され
ており、当該ステッピングモータからの回転力に基づい
て、図中矢印A1で示す方向に自在に回転し得るように
なされている。このステッピングモータは、制御用コン
ピュータ2から供給される制御信号S2に基づいて、1
画像分の露光終了毎に1要素ホログラムに対応した所定
角度だけ、間欠送り用ローラ52を順次回転させる。こ
れにより、ホログラム用記録媒体30は、1画像分の露
光毎に1要素ホログラム分だけ送られることとなる。
【0059】また、ホログラム用記録媒体30の進路の
うち間欠送り用ローラ52の後段には、当該進路に沿っ
て紫外線ランプ54が配設されている。この紫外線ラン
プ54は、露光されたホログラム用記録媒体30のモノ
マMの重合を完了させるためのものであり、間欠送り用
ローラ52によって送られてきたホログラム用記録媒体
30に対して、所定パワーの紫外線UVを照射し得るよ
うになされている。
うち間欠送り用ローラ52の後段には、当該進路に沿っ
て紫外線ランプ54が配設されている。この紫外線ラン
プ54は、露光されたホログラム用記録媒体30のモノ
マMの重合を完了させるためのものであり、間欠送り用
ローラ52によって送られてきたホログラム用記録媒体
30に対して、所定パワーの紫外線UVを照射し得るよ
うになされている。
【0060】さらに、ホログラム用記録媒体30の進路
のうち紫外線ランプ54の後段には、回転自在に軸支さ
れたヒートローラ55と、一対の排出用送りローラ5
6,57と、カッター58とが順次配設されている。
のうち紫外線ランプ54の後段には、回転自在に軸支さ
れたヒートローラ55と、一対の排出用送りローラ5
6,57と、カッター58とが順次配設されている。
【0061】ここで、排出用送りローラ56,57は、
ホログラム用記録媒体30のカバーシート30c側がヒ
ートローラ55の周側面に約半周にわたって密着した状
態に巻きつくように、ホログラム用記録媒体30を送る
ようになされている。この排出用送りローラ56,57
は、図示しないステッピングモータに接続されており、
当該ステッピングモータからの回転力に基づいて回転し
得るようになされている。このステッピングモータは、
制御用コンピュータ2から供給される制御信号S2に基
づいて、1画像分の露光終了毎に1要素ホログラムに対
応した所定角度だけ、間欠送り用ローラ52の回転と同
期して、排出用送りローラ56,57を順次回転させ
る。これにより、ホログラム用記録媒体30は、間欠送
り用ローラ52と排出用送りローラ56,57と間にお
いて弛むことなく、確実にヒートローラ55の周側面に
密着した状態で送られることとなる。
ホログラム用記録媒体30のカバーシート30c側がヒ
ートローラ55の周側面に約半周にわたって密着した状
態に巻きつくように、ホログラム用記録媒体30を送る
ようになされている。この排出用送りローラ56,57
は、図示しないステッピングモータに接続されており、
当該ステッピングモータからの回転力に基づいて回転し
得るようになされている。このステッピングモータは、
制御用コンピュータ2から供給される制御信号S2に基
づいて、1画像分の露光終了毎に1要素ホログラムに対
応した所定角度だけ、間欠送り用ローラ52の回転と同
期して、排出用送りローラ56,57を順次回転させ
る。これにより、ホログラム用記録媒体30は、間欠送
り用ローラ52と排出用送りローラ56,57と間にお
いて弛むことなく、確実にヒートローラ55の周側面に
密着した状態で送られることとなる。
【0062】上記ヒートローラ55は、内部にヒータ等
の発熱手段を備えており、この発熱手段により、その周
側面が約120℃程度の温度を保ち得るようになされて
いる。そして、このヒートローラ55は、送られてきた
ホログラム用記録媒体30のフォトポリマ層30bをカ
バーシート30cを介して加熱することにより、フォト
ポリマ層30bの屈折率変調度を増加させ、ホログラム
用記録媒体30に記録画像を定着させる。このため、ヒ
ートローラ55は、その周側面にホログラム用記録媒体
30が当接し始めてから離れるまでに記録画像が定着し
得る程度の時間がかかるようにその外径が選定されてい
る。
の発熱手段を備えており、この発熱手段により、その周
側面が約120℃程度の温度を保ち得るようになされて
いる。そして、このヒートローラ55は、送られてきた
ホログラム用記録媒体30のフォトポリマ層30bをカ
バーシート30cを介して加熱することにより、フォト
ポリマ層30bの屈折率変調度を増加させ、ホログラム
用記録媒体30に記録画像を定着させる。このため、ヒ
ートローラ55は、その周側面にホログラム用記録媒体
30が当接し始めてから離れるまでに記録画像が定着し
得る程度の時間がかかるようにその外径が選定されてい
る。
【0063】また、カッター58は、図示しないカッタ
ー駆動機構を備えており、このカッター駆動機構を駆動
することにより、送られてきたホログラム用記録媒体3
0を切断し得るようになされている。このカッター駆動
機構は、制御用コンピュータ2から供給される制御信号
S2に基づいて、ホログラム用記録媒体30に視差画像
列の各画像データに基づく各画像が全て記録された後、
当該ホログラム用記録媒体30の画像が記録された全て
の部分がカッター58よりも外部に排出された段階で、
カッター58を駆動させる。これにより、画像データが
記録された部分が他の部分から切り離され、1枚のホロ
グラフィックステレオグラムとして外部に排出される。
ー駆動機構を備えており、このカッター駆動機構を駆動
することにより、送られてきたホログラム用記録媒体3
0を切断し得るようになされている。このカッター駆動
機構は、制御用コンピュータ2から供給される制御信号
S2に基づいて、ホログラム用記録媒体30に視差画像
列の各画像データに基づく各画像が全て記録された後、
当該ホログラム用記録媒体30の画像が記録された全て
の部分がカッター58よりも外部に排出された段階で、
カッター58を駆動させる。これにより、画像データが
記録された部分が他の部分から切り離され、1枚のホロ
グラフィックステレオグラムとして外部に排出される。
【0064】このように構成された記録媒体送り機構5
0は、露光中においては、ホログラム用記録媒体30を
完全に固定し、参照光及び物体光の波長オーダー程度の
微小な振動もないように固定することが望ましい。ま
た、この記録媒体送り機構50は、所定量のホログラム
用記録媒体30を速やかに送り、停止後、ホログラム用
記録媒体30の振動をできるだけ残さないことが望まし
い。
0は、露光中においては、ホログラム用記録媒体30を
完全に固定し、参照光及び物体光の波長オーダー程度の
微小な振動もないように固定することが望ましい。ま
た、この記録媒体送り機構50は、所定量のホログラム
用記録媒体30を速やかに送り、停止後、ホログラム用
記録媒体30の振動をできるだけ残さないことが望まし
い。
【0065】そこで、ホログラム用記録媒体30には、
図6に示すように、間欠送りローラ52と間欠送りロー
ラ53との間に、光学部材60が当接されている。この
光学部品60は、1次元拡散板61とルーバフィルム6
2とを湾曲させた状態で一体に貼合わせてなる。この光
学部材60は、ホログラム用記録媒体30に対して当接
されて配置されることによってホログラム用記録媒体3
0の微小な振動を抑制させる。また、この光学部品60
は、図示しない光学部品駆動機構により、ホログラム用
記録媒体30と近接又は離反する方向に移動自在に保持
されている。
図6に示すように、間欠送りローラ52と間欠送りロー
ラ53との間に、光学部材60が当接されている。この
光学部品60は、1次元拡散板61とルーバフィルム6
2とを湾曲させた状態で一体に貼合わせてなる。この光
学部材60は、ホログラム用記録媒体30に対して当接
されて配置されることによってホログラム用記録媒体3
0の微小な振動を抑制させる。また、この光学部品60
は、図示しない光学部品駆動機構により、ホログラム用
記録媒体30と近接又は離反する方向に移動自在に保持
されている。
【0066】この光学部材60は、物体光を横方向に拡
散させる1次元拡散板61と、参照光がホログラム用記
録媒体30を透過して1次元拡散板61等によって反射
されて再度ホログラム用記録媒体30に入射するのを防
止するルーバフィルム62とからなる。
散させる1次元拡散板61と、参照光がホログラム用記
録媒体30を透過して1次元拡散板61等によって反射
されて再度ホログラム用記録媒体30に入射するのを防
止するルーバフィルム62とからなる。
【0067】1次元拡散板61は、ホログラフィックス
テレオグラムに縦方向の視野角を持たせるためのもので
ある。すなわち、この1次元拡散板61によって、物体
光が縦方向、すなわち作成される要素ホログラムの長軸
方向に拡散され、これにより、作成されるホログラフィ
ックステレオグラムは縦方向の視野角を有することとな
る。
テレオグラムに縦方向の視野角を持たせるためのもので
ある。すなわち、この1次元拡散板61によって、物体
光が縦方向、すなわち作成される要素ホログラムの長軸
方向に拡散され、これにより、作成されるホログラフィ
ックステレオグラムは縦方向の視野角を有することとな
る。
【0068】ルーバフィルム62は、微細な簾状の格子
を有する光学部品であり、ホログラム用記録媒体30を
透過した参照光が1次元拡散板61によって反射され
て、再びホログラム用記録媒体30に入射するのを防止
するためのものである。参照光がホログラム用記録媒体
30を透過した後、1次元拡散板61等によって反射さ
れホログラム用記録媒体30に入射すると、この反射光
によってホログラム用記録媒体30に不要な干渉稿が形
成されてしまう。そこで、ルーバフィルム62を、1次
元拡散板61とホログラム用記録媒体30との間に配す
ることによって、ホログラム用記録媒体30を透過した
参照光が再びホログラム用記録媒体30に入射すること
を防止する。
を有する光学部品であり、ホログラム用記録媒体30を
透過した参照光が1次元拡散板61によって反射され
て、再びホログラム用記録媒体30に入射するのを防止
するためのものである。参照光がホログラム用記録媒体
30を透過した後、1次元拡散板61等によって反射さ
れホログラム用記録媒体30に入射すると、この反射光
によってホログラム用記録媒体30に不要な干渉稿が形
成されてしまう。そこで、ルーバフィルム62を、1次
元拡散板61とホログラム用記録媒体30との間に配す
ることによって、ホログラム用記録媒体30を透過した
参照光が再びホログラム用記録媒体30に入射すること
を防止する。
【0069】上述のように構成された光学部材60は、
物体光の光路上に配置され、ホログラム用記録媒体30
に当接して配設されていることから、ホログラム用記録
媒体30の微小な振動を抑制することが可能である。し
たがって、光学部材60をホログラム用記録媒体30に
当接させることにより、干渉稿を安定させることが可能
となり、その結果、回折効率の高いホログラムを得るこ
とが可能となる。
物体光の光路上に配置され、ホログラム用記録媒体30
に当接して配設されていることから、ホログラム用記録
媒体30の微小な振動を抑制することが可能である。し
たがって、光学部材60をホログラム用記録媒体30に
当接させることにより、干渉稿を安定させることが可能
となり、その結果、回折効率の高いホログラムを得るこ
とが可能となる。
【0070】つぎに、以上のような構成を有するホログ
ラフィックステレオグラムの作成装置でホログラフィッ
クステレオグラムを作成する際の動作について説明す
る。
ラフィックステレオグラムの作成装置でホログラフィッ
クステレオグラムを作成する際の動作について説明す
る。
【0071】ホログラフィックステレオグラムを作成す
る際、制御用コンピュータ2は、データ処理部1から供
給された画像データD5に基づいて表示装置40を駆動
して、表示装置40に画像を表示させる。その後、制御
用コンピュータ2は、レーザ光源31を駆動させ、ホロ
グラム用記録媒体30に参照光及び物体光を露光する。
このとき、レーザ光源31から出射されたレーザ光L1
のうち、ハーフミラー32によって反射された光L2
が、各光学部品を透過し、参照光として、ホログラム用
記録媒体30の近傍に配置された参照光用シャッタ36
aに到達する。
る際、制御用コンピュータ2は、データ処理部1から供
給された画像データD5に基づいて表示装置40を駆動
して、表示装置40に画像を表示させる。その後、制御
用コンピュータ2は、レーザ光源31を駆動させ、ホロ
グラム用記録媒体30に参照光及び物体光を露光する。
このとき、レーザ光源31から出射されたレーザ光L1
のうち、ハーフミラー32によって反射された光L2
が、各光学部品を透過し、参照光として、ホログラム用
記録媒体30の近傍に配置された参照光用シャッタ36
aに到達する。
【0072】一方、ハーフミラー32を透過した光L3
が、各光学部品を透過し、表示装置40に表示された画
像が投影された投影光となり、当該投影光が物体光とし
てホログラム用記録媒体30の近傍に配置された物体光
用シャッタ36bに到達する。
が、各光学部品を透過し、表示装置40に表示された画
像が投影された投影光となり、当該投影光が物体光とし
てホログラム用記録媒体30の近傍に配置された物体光
用シャッタ36bに到達する。
【0073】このとき、参照光の光軸上に配された各光
学部品には、参照光用シャッタ36aの開閉状態に関わ
らず参照光が入射されていることとなる。また、物体光
の光軸上に配された各光学部品には、物体光用シャッタ
36bの開閉状態に関わらず物体光が入射されているこ
ととなる。
学部品には、参照光用シャッタ36aの開閉状態に関わ
らず参照光が入射されていることとなる。また、物体光
の光軸上に配された各光学部品には、物体光用シャッタ
36bの開閉状態に関わらず物体光が入射されているこ
ととなる。
【0074】そして参照光用シャッタ36a、物体光用
シャッタ36bに制御信号S1を送出して所定時間だけ
開放することによって表示装置40に表示された1画像
が、ホログラム用記録媒体30に短冊状の要素ホログラ
ムとして記録される。
シャッタ36bに制御信号S1を送出して所定時間だけ
開放することによって表示装置40に表示された1画像
が、ホログラム用記録媒体30に短冊状の要素ホログラ
ムとして記録される。
【0075】このとき、ホログラフィックステレオグラ
ムプリンタ装置は、要素ホログラムの記録をする際、干
渉縞検出部44によって所定値以上の振動が検出された
ときには、参照光用シャッタ36a、物体光用シャッタ
36bを閉じて要素ホログラムの記録を行わない。そし
て、ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置の振
動を干渉稿検出部44によって検出し、振動が所定値以
下になったとき、参照光用シャッタ36a、物体光用シ
ャッタ36bを開放して要素ホログラムの記録を行う。
ムプリンタ装置は、要素ホログラムの記録をする際、干
渉縞検出部44によって所定値以上の振動が検出された
ときには、参照光用シャッタ36a、物体光用シャッタ
36bを閉じて要素ホログラムの記録を行わない。そし
て、ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置の振
動を干渉稿検出部44によって検出し、振動が所定値以
下になったとき、参照光用シャッタ36a、物体光用シ
ャッタ36bを開放して要素ホログラムの記録を行う。
【0076】そして、ホログラム用記録媒体30への1
画像の記録が終了したら、制御用コンピュータ2は、間
欠送り用ローラ52に接続されたステッピングモータ
と、排出用送りローラ56,57に接続されたステッピ
ングモータとに制御信号S2を送出してこれらを駆動
し、これにより、ホログラム用記録媒体30を1要素ホ
ログラム分だけ送らせる。
画像の記録が終了したら、制御用コンピュータ2は、間
欠送り用ローラ52に接続されたステッピングモータ
と、排出用送りローラ56,57に接続されたステッピ
ングモータとに制御信号S2を送出してこれらを駆動
し、これにより、ホログラム用記録媒体30を1要素ホ
ログラム分だけ送らせる。
【0077】次いで、制御用コンピュータ2は、データ
処理部1から供給される次の画像データD5に基づいて
表示装置40を駆動して、次の画像を表示装置40に表
示させる。この後、上述と同様の動作を順次繰り返すこ
とにより、データ処理部1から供給される各画像データ
D5に基づく各画像が、ホログラム用記録媒体30に短
冊状の要素ホログラムとして順次記録される。
処理部1から供給される次の画像データD5に基づいて
表示装置40を駆動して、次の画像を表示装置40に表
示させる。この後、上述と同様の動作を順次繰り返すこ
とにより、データ処理部1から供給される各画像データ
D5に基づく各画像が、ホログラム用記録媒体30に短
冊状の要素ホログラムとして順次記録される。
【0078】すなわち、このホログラフィックステレオ
グラム作成装置では、記憶装置12に記録された画像デ
ータに基づく画像が表示装置40に順次表示されるとと
もに、各画像毎に各シャッタ36a、36bが開放さ
れ、各画像がそれぞれ短冊状の要素ホログラムとしてホ
ログラム用記録媒体30に順次記録される。このとき、
ホログラム用記録媒体30は、1画像毎に1要素ホログ
ラム分だけ送られるので、各要素ホログラムは、横方向
に連続して並ぶこととなる。これにより、横方向の視差
情報を含む複数の画像が、横方向に連続した複数の要素
ホログラムとしてホログラム用記録媒体30に記録さ
れ、横方向の視差を有するホログラフィックステレオグ
ラムが得られる。
グラム作成装置では、記憶装置12に記録された画像デ
ータに基づく画像が表示装置40に順次表示されるとと
もに、各画像毎に各シャッタ36a、36bが開放さ
れ、各画像がそれぞれ短冊状の要素ホログラムとしてホ
ログラム用記録媒体30に順次記録される。このとき、
ホログラム用記録媒体30は、1画像毎に1要素ホログ
ラム分だけ送られるので、各要素ホログラムは、横方向
に連続して並ぶこととなる。これにより、横方向の視差
情報を含む複数の画像が、横方向に連続した複数の要素
ホログラムとしてホログラム用記録媒体30に記録さ
れ、横方向の視差を有するホログラフィックステレオグ
ラムが得られる。
【0079】この後、以上のように要素ホログラムが記
録されたホログラム用記録媒体30には、紫外線ランプ
54から紫外線UVが照射される。これにより、モノマ
Mの重合が完了する。次いで、ホログラム用記録媒体3
0は、ヒートローラ55により加熱され、これにより、
記録画像の定着がなされる。
録されたホログラム用記録媒体30には、紫外線ランプ
54から紫外線UVが照射される。これにより、モノマ
Mの重合が完了する。次いで、ホログラム用記録媒体3
0は、ヒートローラ55により加熱され、これにより、
記録画像の定着がなされる。
【0080】そして、画像が記録された部分が全て外部
に送り出されると、制御用コンピュータ2は、カッター
駆動機構に制御信号S2を供給して、カッター駆動機構
を駆動する。これにより、ホログラム用記録媒体30の
うち、画像が記録された部分がカッター58によってか
ら切り離され、1枚のホログラフィックステレオグラム
として外部に排出される。
に送り出されると、制御用コンピュータ2は、カッター
駆動機構に制御信号S2を供給して、カッター駆動機構
を駆動する。これにより、ホログラム用記録媒体30の
うち、画像が記録された部分がカッター58によってか
ら切り離され、1枚のホログラフィックステレオグラム
として外部に排出される。
【0081】以上の工程により、水平方向の視差を有す
るホログラフィックステレオグラムが完成する。
るホログラフィックステレオグラムが完成する。
【0082】以上、本発明を適用した具体的な実施形態
について説明してきたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、種々の変形が可能である。
について説明してきたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、種々の変形が可能である。
【0083】例えば、上述のホログラフィックステレオ
グラムプリンタ装置45では、ホログラム用記録媒体3
0に画像をモノクロで記録するようにした場合について
述べたが、例えば赤、緑、青の3原色のレーザ光源を配
置し、それぞれのレーザ光源に対応して表示装置を配置
して画像を合成するようにしても良い。この場合、干渉
縞検出部44は、何れか一つのレーザ光による干渉稿を
検出するようにすればよい。
グラムプリンタ装置45では、ホログラム用記録媒体3
0に画像をモノクロで記録するようにした場合について
述べたが、例えば赤、緑、青の3原色のレーザ光源を配
置し、それぞれのレーザ光源に対応して表示装置を配置
して画像を合成するようにしても良い。この場合、干渉
縞検出部44は、何れか一つのレーザ光による干渉稿を
検出するようにすればよい。
【0084】また、上述のホログラフィックステレオグ
ラムプリンタ装置では、横方向の視差情報のみを有する
ホログラフィックステレオグラム(いわゆるHoriz
ontal Parallax Only)について説
明したが、横方向及び縦方向の視差情報を有するホログ
ラフィックステレオグラム(いわゆるFull Par
allax)にも適用可能である。
ラムプリンタ装置では、横方向の視差情報のみを有する
ホログラフィックステレオグラム(いわゆるHoriz
ontal Parallax Only)について説
明したが、横方向及び縦方向の視差情報を有するホログ
ラフィックステレオグラム(いわゆるFull Par
allax)にも適用可能である。
【0085】なお、横方向及び縦方向の視差情報を有す
るホログラフィックステレオグラムを作成する際には、
物体光をシリンドリカルレンズで短冊状に集光するかわ
りにドット状に集光し、ホログラム用記録媒体は集光位
置に対して相対的に2次元的に移動させ、全面露光を行
う。
るホログラフィックステレオグラムを作成する際には、
物体光をシリンドリカルレンズで短冊状に集光するかわ
りにドット状に集光し、ホログラム用記録媒体は集光位
置に対して相対的に2次元的に移動させ、全面露光を行
う。
【0086】また、横方向のみの視差情報を有するホロ
グラフィックステレオグラムを作成するホログラフィッ
クステレオグラムプリンタ装置では、短冊状のシャッタ
を用ているが、Full Parallaxのホログラ
フィックステレオグラムプリンタ装置では、円形の開口
部を有するシャッタを用いる。
グラフィックステレオグラムを作成するホログラフィッ
クステレオグラムプリンタ装置では、短冊状のシャッタ
を用ているが、Full Parallaxのホログラ
フィックステレオグラムプリンタ装置では、円形の開口
部を有するシャッタを用いる。
【0087】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるホログラフィックステレオグラムの作成装置によれ
ば、光源からの光を物体光と参照光に分割する光学部品
と、物体光の光軸上に配された第1のシャッタと、参照
光の光軸上に配された第2のシャッタとを備え、第1の
シャッタと第2のシャッタとを同期させて開閉すること
により、視差画像列の各画像が投影された物体光と、参
照光との干渉縞を要素ホログラムとして記録媒体に記録
するので、要素ホログラムの記録を行わないときでも、
光学系を構成する各光学部品に参照光及び物体光が照射
された状態とすることができる。したがって、各光学部
品に予め参照光、物体光を照射しておき、各光学部品が
安定な状態になった後に要素ホログラムの記録をするこ
とができる。したがって、光が照射した直後に生ずる熱
変形等の影響を防止し、回折効率の高いホログラフィッ
クステレオグラムを作成することが可能であり、また、
各要素ホログラムが良好に形成されるので、ホログラフ
ィックステレオグラム全体としても、均一性が向上した
画像を得ることが可能である。
かるホログラフィックステレオグラムの作成装置によれ
ば、光源からの光を物体光と参照光に分割する光学部品
と、物体光の光軸上に配された第1のシャッタと、参照
光の光軸上に配された第2のシャッタとを備え、第1の
シャッタと第2のシャッタとを同期させて開閉すること
により、視差画像列の各画像が投影された物体光と、参
照光との干渉縞を要素ホログラムとして記録媒体に記録
するので、要素ホログラムの記録を行わないときでも、
光学系を構成する各光学部品に参照光及び物体光が照射
された状態とすることができる。したがって、各光学部
品に予め参照光、物体光を照射しておき、各光学部品が
安定な状態になった後に要素ホログラムの記録をするこ
とができる。したがって、光が照射した直後に生ずる熱
変形等の影響を防止し、回折効率の高いホログラフィッ
クステレオグラムを作成することが可能であり、また、
各要素ホログラムが良好に形成されるので、ホログラフ
ィックステレオグラム全体としても、均一性が向上した
画像を得ることが可能である。
【0088】また、本発明にかかるホログラフィックス
テレオグラムの作成方法は、視差画像列の各画像を要素
ホログラムとして記録媒体に順次記録してホログラフィ
ックステレオグラムの作成する際に、視差画像列の画像
が投影された物体光の光軸上に配された第1のシャッタ
と、物体光と同一光源からの光が分割された参照光の光
軸上に配された第2のシャッタとを同期させて開閉動作
し、上記物体光と上記参照光との干渉稿を要素ホログラ
ムとして記録媒体に記録するので、要素ホログラムの記
録を行わないときでも、光学系を構成する各光学部品に
参照光及び物体光が照射された状態とすることができ
る。したがって、各光学部品に予め参照光、物体光を照
射しておき、各光学部品が安定な状態になった後に要素
ホログラムの記録をすることができる。したがって、光
が照射した直後に生ずる熱変形等の影響を防止し、回折
効率の高いホログラフィックステレオグラムを作成する
ことが可能であり、また、各要素ホログラムが良好に形
成されるので、ホログラフィックステレオグラム全体と
しても、均一性が向上した画像を得ることが可能であ
る。
テレオグラムの作成方法は、視差画像列の各画像を要素
ホログラムとして記録媒体に順次記録してホログラフィ
ックステレオグラムの作成する際に、視差画像列の画像
が投影された物体光の光軸上に配された第1のシャッタ
と、物体光と同一光源からの光が分割された参照光の光
軸上に配された第2のシャッタとを同期させて開閉動作
し、上記物体光と上記参照光との干渉稿を要素ホログラ
ムとして記録媒体に記録するので、要素ホログラムの記
録を行わないときでも、光学系を構成する各光学部品に
参照光及び物体光が照射された状態とすることができ
る。したがって、各光学部品に予め参照光、物体光を照
射しておき、各光学部品が安定な状態になった後に要素
ホログラムの記録をすることができる。したがって、光
が照射した直後に生ずる熱変形等の影響を防止し、回折
効率の高いホログラフィックステレオグラムを作成する
ことが可能であり、また、各要素ホログラムが良好に形
成されるので、ホログラフィックステレオグラム全体と
しても、均一性が向上した画像を得ることが可能であ
る。
【図1】ホログラフィックステレオグラムの作成装置の
一構成例を示す模式図である。
一構成例を示す模式図である。
【図2】ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置
の光学系の一例を示す模式図である。
の光学系の一例を示す模式図である。
【図3】ホログラム用記録媒体の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図4】光重合型フォトポリマの感光プロセスを示す模
式図である。
式図である。
【図5】記録媒体送り機構の一構成例を示す模式図であ
る。
る。
【図6】ホログラム用記録媒体の近傍を拡大して示す模
式図である。
式図である。
【図7】ホログラフィックステレオグラムの作成方法を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図8】従来のホログラフィックステレオグラムプリン
タ装置の光学系を示す模式図である。
タ装置の光学系を示す模式図である。
3 ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置、3
0 ホログラム用記録媒体、36a 参照光用シャッ
タ、36b 物体光用シャッタ、44 干渉縞検出部、
50 記録媒体送り機構
0 ホログラム用記録媒体、36a 参照光用シャッ
タ、36b 物体光用シャッタ、44 干渉縞検出部、
50 記録媒体送り機構
Claims (5)
- 【請求項1】 視差画像列の各画像を要素ホログラムと
して記録媒体に順次記録するホログラフィックステレオ
グラムの作成装置であって、 光源からの光を物体光と参照光に分割する光学部品と、 上記物体光の光軸上に配された第1のシャッタと、 上記参照光の光軸上に配された第2のシャッタとを備
え、 上記第1のシャッタと上記第2のシャッタとを同期させ
て開閉することにより、上記視差画像列の各画像が投影
された上記物体光と、上記参照光との干渉縞を要素ホロ
グラムとして記録媒体に記録することを特徴とするホロ
グラフィックステレオグラムの作成装置。 - 【請求項2】 上記第1のシャッタは、上記物体光を上
記記録媒体に集光する光学部品と上記記録媒体との間に
配されることを特徴とする請求項1記載のホログラフィ
ックステレオグラムの作成装置。 - 【請求項3】 上記記録媒体を移動する記録媒体送り機
構を有し、上記第1のシャッタ及び第2のシャッタは、
上記記録媒体送り機構と同期して開閉動作することを特
徴とする請求項1記載のホログラフィックステレオグラ
ムの作成装置。 - 【請求項4】 視差画像列の各画像を要素ホログラムと
して記録媒体に順次記録してホログラフィックステレオ
グラムの作成する際に、 視差画像列の画像が投影された物体光の光軸上に配され
た第1のシャッタと、物体光と同一光源からの光が分割
された参照光の光軸上に配された第2のシャッタとを同
期させて開閉動作し、上記物体光と上記参照光との干渉
稿を要素ホログラムとして記録媒体に記録することを特
徴とするホログラフィックステレオグラムの作成方法。 - 【請求項5】 上記第1のシャッタ及び第2のシャッタ
の開閉動作に同期させて、要素ホログラムを記録する毎
に記録媒体を移動することを特徴とする請求項4記載の
ホログラフィックステレオグラムの作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26203896A JPH10105032A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | ホログラフィックステレオグラムの作成装置及び作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26203896A JPH10105032A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | ホログラフィックステレオグラムの作成装置及び作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10105032A true JPH10105032A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17370172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26203896A Withdrawn JPH10105032A (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | ホログラフィックステレオグラムの作成装置及び作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10105032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006171380A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Sony Corp | ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生方法 |
-
1996
- 1996-10-02 JP JP26203896A patent/JPH10105032A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006171380A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Sony Corp | ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |