JPH10104856A - 転写材担持部材、中間転写部材およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

転写材担持部材、中間転写部材およびこれを用いた画像形成装置

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JPH10104856A
JPH10104856A JP25860896A JP25860896A JPH10104856A JP H10104856 A JPH10104856 A JP H10104856A JP 25860896 A JP25860896 A JP 25860896A JP 25860896 A JP25860896 A JP 25860896A JP H10104856 A JPH10104856 A JP H10104856A
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substituent
image forming
forming apparatus
transfer material
image
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JP25860896A
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Teigo Sakakibara
悌互 榊原
Katsumi Aoki
活水 青木
Masataka Kawahara
正隆 川原
Yuichi Hashimoto
雄一 橋本
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置における転写工程において、転
写材担持部材には様々な機械的あるいは電気的外力が加
えられるため、これら外力に対する耐久性、すなわち機
械的強度、耐摩耗性や電気的耐久性といった特性が要求
され、またチャージアップ特性や耐電圧特性等の向上が
望まれている。 【解決手段】 画像担持体上に形成されたトナー像が、
転写材を介して転写される転写材担持部材、または直接
転写される中間転写部材において、少なくとも電荷輸送
性物質とバインダー高分子化合物とを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写材担持体また
は中間転写部材および画像形成装置に関するものであ
り、特に電子写真方式あるいは静電記録方式等により形
成された画像担持体上のトナー像を転写材に転写する転
写材担持部材、または画像担持体上のトナー像を転写す
る中間転写部材、およびこの転写材担持部材または中間
転写部材を有する画像形成装置に関するものである。こ
のような画像形成装置としては、白黒、モノカラーある
いはフルカラーの電子写真複写機、プリンター、その他
種々の記録機などがある。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像担持体上の画像を転写材
に転写するとき用いられる転写材担持部材としては様々
なものがある。たとえば、(帯電)−(像露光)−(ト
ナー現像)−(転写)−(クリーニング)といった画像
形成手段を有する電子写真装置においては、感光体上の
トナー画像を転写材(たとえば紙)に転写する手段とし
て図1および図2にそれぞれ示されるような転写ドラム
および転写装置が挙げられる。また、画像担持体上の画
像を転写材に転写する前に中間転写部材上に転写し、中
間転写部材上からトナー画像を転写材に転写して画像形
成する電子写真装置としては、図3に示されるような転
写装置が挙げられる。
【0003】図1において、転写ドラム10は、両端に
配置されたシリンダ12,13およびこれらのシリンダ
を連結する連結部14とから構成される支持体を有し、
この支持体の外周面開口域には、転写材担持部材11が
張設される。また前記連結部14には、給紙装置から送
給された転写材を把持する転写材グリッパ15を有す
る。
【0004】このように構成された転写ドラム10は、
図2に示す転写装置配置され、その内側および外側には
転写用放電器21、および除電手段を構成する内側除電
用放電器23および外側除電用放電器22,24が配置
される。なお符号25は放電ワイヤー、26は絶縁性部
材、27は押圧部材、28は分離爪、31は回転式現像
装置を示す。
【0005】なお図3に示す画像形成装置については後
述する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような画像形成
装置における転写工程において、転写材担持部材11に
は転写材の搬送、転写帯電、除電およびクリーニングな
ど様々な機械的あるいは電気的外力が加えられるため、
これら外力に対する耐久性、すなわち機械的強度、耐摩
耗性や電気的耐久性といった様々な特性が要求される。
【0007】特に近年、電子写真プロセスの更なる高速
化とともに、画像のカラー化・フルカラー化を実現する
ために、シアン、マゼンタ、イエローの3色または、シ
アン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナー像
を順次連続的に転写材担持部材上の転写材に、または中
間転写部材に転写を行う電子写真装置を使用するように
なってきている。このように、特にフルカラーの場合、
連続的に転写工程を行うため、転写材担持部材または中
間転写部材のチャージアップ特性や耐電圧特性の条件も
さらに厳しくする必要が生じている。
【0008】従来、転写材担持部材または中間転写部材
としては、テフロン、ポリエステル、ポリフッ化ビニリ
デン、トリアセテート、およびポリカーボネート等の樹
脂や、イソプレン、ブタジエン、スチレン−ブタジエ
ン、クロロプレン−アクリロゴム、ウレタン、シリコー
ン、アクリル等のエラストマーが用いられてきたが、こ
れら単体では抵抗値が高すぎ連続転写時にチャージアッ
プの現像が起き、転写抜けや転写不良等の問題があっ
た。また、抵抗値を下げるために、カーボンブラック、
金属、金属酸化物等の導電性フィラーの分散、または金
属ハロゲン化物等金属塩のイオン導電物質の添加などの
方法が取られることもあるが、一般にこれらの方法では
絶縁破壊電圧の低下、機械的強度の低下、電気的・機械
的耐久劣化などが起こりやすい。原因として、導電性フ
ィラーを分散する場合、分散の不均一性またはフィラー
の凝集などによりミクロ的な抵抗の不均一化が起こるこ
とにより絶縁破壊電圧が低下し、フィラーの凝集により
バインダー高分子化合物本来の機械的強度を低下させる
と推測される。また金属塩等のイオン導電物質の添加
は、一般に樹脂やエラストマーとの相溶性が悪く、また
マイグレートしやすく耐久性がない。
【0009】またさらに、電子写真プロセスの高速化、
電子写真画質の高精細化、カラー化に伴いさらに優れた
機械的強度、耐摩耗性、電気的耐久性を有する転写材担
持部材または中間転写部材が望まれている。
【0010】加えて、種々の環境下においても安定した
転写システム・装置が望まれている。
【0011】本発明の目的は、上記のような諸特性に優
れ、種々の環境下においても常に安定して良好な画像を
得ることのできる転写材担持部材または中間転写部材を
提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、上記転写材担持部材
または中間転写部材を用いた画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、連続
的転写工程において安定かつ高精細なトナー画像を得よ
うとするものであり、この命題を実現するために、転写
材担持部材および中間転写部材に、少なくとも電荷輸送
性物質とバインダー高分子化合物とを含有させたことを
特徴とする。
【0014】本発明において、電荷輸送性物質は、下記
一般式(A),(B)および(C)の中から選ばれたも
のであり得る。
【0015】
【化4】 (一般式(A)中、R11〜R16は、水素、ハロゲン、置
換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよい
アルケニル基、置換基を有してもよいアリール基、置換
基を有してもよいアルコキシ基、置換基を有してもよい
アリールアミノ基、置換基を有してもよいアリールエー
テル基、あるいは置換基を有してもよいアミノアリ−ル
エーテル基を示す。または、R11とR12とが、あるいは
13とR14とが、あるいはR15とR16とが結合して炭素
環あるいは複素環を形成してもよい。)
【0016】
【化5】 (一般式(B)中、R17およびR18は、水素、ハロゲ
ン、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有して
もよいアルケニル基、置換基を有してもよいアリール
基、置換基を有してもよいアルコキシ基、置換基を有し
てもよいアルキリデン基、または縮合多環式炭化水素を
含む一価基を示し、R19およびR20は置換基を有しても
よいアルキル基、置換基を有してもよいアルケニル基、
置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよ
いアルコキシ基、置換基を有してもよいアルキリデン
基、または縮合多環式炭化水を含む一価を示しR19およ
びR20のうち少なくとも一方はアリール基である。)
【0017】
【化6】 (一般式(C)中、R21およびR23は、置換基を有して
もよいアルキル基、置換基を有してもよいアルケニル
基、または置換基を有してもよいアルコキシ基を示し、
22およびR24は置換基を有してもよいアルキル基、置
換基を有してもよいアルケニル基、置換基を有してもよ
いアリール基、置換基を有してもよいアルコキシ基を示
す。) また、本発明は、この転写材担持部材または中間転写部
材を有する画像形成装置をも提供する。
【0018】さらに本発明は、画像担持体上に形成され
たトナー像を、転写材を介して転写される転写材担持部
材、または中間転写部材に転写し、前記中間転写部材上
のトナー画像を転写材に転写し画像を形成する画像形成
装置において、該転写材担持部材または中間転写部材が
少なくとも電荷輸送性物質を含有し、かつ、該転写材担
持部材または中間転写部材上にトナー像を転写する際に
接触帯電法を用いることを特徴とする、転写材担持部材
または中間転写部材を用いた画像形成装置をも提供す
る。
【0019】転写材担持部材または中間転写部材のフェ
ルミ準位をA eV、接触帯電を行う表面部材のフェルミ
準位をB eVで表したとき、AおよびBの関係が、下記
一般式(1)の範囲になるのが好ましい。
【0020】A−B≦0.4 eV ・・・ (1) さらに、転写材担持部材または中間転写部材のイオン化
ポテンシャルをC eV、接触帯電を行う表面部材のイオ
ン化ポテンシャルをD eVで表したとき、CおよびDの
関係が、下記一般式(2)の範囲になるのが好ましい。
【0021】C−D≦1.0 eV ・・・ (2)
【0022】
【作用】本発明の転写材担持部材または中間転写部材
は、バインダー高分子化合物中に電荷輸送材料を分子分
散の形で溶解することにより、電気的、機械的に超均一
な膜を作成することが可能になり、耐電圧の低下や機械
的強度の低下かほとんど見られず、また本発明の電荷輸
送材料は、有機化合物でありバインダー高分子化合物と
の相溶性が良く、電気的、機械的耐久劣化もほとんど見
られない。本発明の転写材担持部材または中間転写部材
は、以上のように電子写真装置の高速化、連続転写プロ
セスにおいても、高画質・高耐久を維持することができ
る。
【0023】また、転写材担持部材または中間転写部材
に接触帯電部材を用い、かつ転写材担持部材または中間
転写部材とのフェルミ準位とイオン化ポテンシャルとを
前記の一般式(1)または(2)の関係になるようにし
た場合には、環境変動の少ない安定した転写帯電を行わ
せることが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に電荷輸送性物質の具体例を
示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0025】例示化合物
【0026】
【化7】
【0027】
【化8】
【0028】
【化9】
【0029】
【化10】
【0030】
【化11】
【0031】
【化12】
【0032】
【化13】
【0033】
【化14】
【0034】
【化15】
【0035】
【化16】
【0036】
【化17】
【0037】
【化18】
【0038】
【化19】 次に、本発明に用いられるバインダー高分子化合物の具
体例としては、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポ
リエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタ
クリレート、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、
ポリシロキサン、ポリフッ化ビニリデン、クロロプレン
−アクリロゴムなどが挙げられるが、これらに限られる
ものではない。また、上記の高分子化合物2種以上混合
してもよく、また共重合体であっても構わない。
【0039】本発明の転写材担持部材または中間転写部
材には、所望に応じて種々の添加剤類が配合可能であ
り、たとえば安定剤、酸化防止剤、離型剤、難燃剤など
の添加が可能である。
【0040】電荷輸送材料の添加量は、好ましくはバイ
ンダー高分子化合物100重量部に対して1〜300重
量部であり、さらに好ましくは10〜200重量部であ
る。電荷輸送材料とバインダー高分子化合物との配合
は、それ自体公知の方法、たとえば、単純ブレンドし溶
融混練するか、バインダー高分子化合物溶液中に電荷輸
送材料を溶解することにより行うことも可能である。
【0041】本発明に用いられる、電荷輸送性材料を含
有した転写材担持部材または中間転写部材は、押し出し
成型、射出成型、キャスト成型などの方法により、フィ
ルム状、シート状、ベルト状、ドラム状の形状が可能
で、形状はシート状でも、シート端部を熱融着、超音波
融着、および接着剤による接着などの手段によりエンド
レスベルト状としてもよく、用いる画像形成装置によっ
て任意のもっとも好ましい形状にするのがよい。本発明
の転写材担持部材または中間転写部材の膜厚は、バイン
ダー高分子化合物のヤング率や体積抵抗値や比誘電率に
よって異なるが、50μm〜2000μm、特には70
μm〜800μmが好ましい。
【0042】また、本発明の転写材担持部材または中間
転写部材は、表面または裏面に保護層、誘電層、抵抗
層、導電層を有することができる。
【0043】本発明の画像形成装置に用いられる接触帯
電部材の形態としては、ローラー、ブラシ(磁気ブラ
シ)、ブレードなどが挙げられる。また接触帯電部材の
材質としては、各種金属、導電性金属酸化物、導電性カ
ーボン、およびこれらを混合したものから選ばれる。あ
るいは、樹脂、エラストマー中に前記の導電性粉体を分
散させたものを用いてもよい。
【0044】本発明の転写材担持部材を有する画像形成
装置の態様の具体例を図3〜図6に示す。図3〜図6に
示される画像形成装置はいずれも多色(フルカラー)画
像形成装置の例である。
【0045】まず図3を参照して簡単に説明する。図3
に示される多色電子写真複写装置は、回転自在に軸支さ
れて矢印a方向に回転する画像担持体、すなわち感光ド
ラム33を備え、その外周部に画像形成手段が配置され
る。この画像形成手段は任意の手段とし得るが、本例で
は、感光ドラム33を均一に帯電する一次帯電器34
と、色分解された光像、またはこれに相当する光像を照
射し、感光ドラム33上に静電潜像を形成する、たとえ
ばレーザービーム露光装置などからなる露光手段32
と、感光ドラム33上の静電潜像を可視画像とする回転
式現像装置31とを具備する。
【0046】回転式現像装置31は、イエロー色現像
剤、マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤、およびブラッ
ク色現像剤の4色の現像剤を各々収納する4個の現像器
31Y、31M、31C、31BKと、これら4個の現
像器を保持し、かつ回転自在に軸支された略円柱形状の
筐体とからなっている。この回転式現像装置31は、筐
体の回転によって所望の現像器を感光ドラム33の外周
面と対向する位置に搬送し、感光ドラム上の静電潜像の
現像を行い、4色分のフルカラー現像が可能となるよう
に構成されている。
【0047】感光ドラム33上の可視画像、すなわちト
ナー像は、転写装置10に担持されて搬送される転写材
Pに転写される。本例において転写装置10は、回転自
在に軸支された転写ドラムである。
【0048】以下に、上述した構成の多色電子写真複写
装置によるフルカラー画像の形成工程を簡単に説明す
る。
【0049】感光ドラム33に一次帯電器34により均
一な帯電を行った後、露光手段32にて画像情報に応じ
た光像Eが照射され、感光ドラム33上に静電潜像が形
成される。この静電潜像は、回転式現像装置31によ
り、感光ドラム33に樹脂を基材としたトナーでトナー
像として可視化される。
【0050】一方、転写材Pは、レジストローラ36に
より、画像と同期して転写ドラム10へと送られ、グリ
ッパ15等によりその先端部を把持され、図中矢印b方
向に搬送される。
【0051】次いで、感光ドラム33と当接する領域に
おいて、転写ドラム10が有する本発明の転写材担持部
材11の背面から、転写用放電器21によってトナーと
逆極性のコロナ放電を受けることにより、感光ドラム3
3上のトナー像が転写材Pに転写される。
【0052】転写材Pは、必要回数の転写工程が行われ
た後、除電用放電器22,23および24により除電を
受けつつ、分離爪28の作用により転写ドラム10から
剥離され、搬送ベルト38により定着器39にて熱によ
る定着を受けた後、機外に排出される。
【0053】他方、感光ドラム33は、表面の残留トナ
ーをクリーニング装置37で清掃された後、再度、画像
形成プロセスに供される。
【0054】また、転写ドラム10の転写材担持部材1
1表面も、同様にブレードまたはファーブラシ等を有す
るクリーニング装置35aおよびクリーニング補助手段
35bの作用により清掃された後、再度、画像形成プロ
セスに供される。
【0055】本発明においては、図2に示すように、転
写用コロナ放電器21の転写ドラム10の回転方向(矢
印bの方向)下流側のシールド板に絶縁性部材26、た
とえばポリカーボネート樹脂板などを設けて、転写コロ
ナのうち感光ドラム33方向に向かう転写コロナ量を多
くした構成とすることが好ましい。
【0056】また本発明においては、転写材担持部材1
1の導入側から、その移動方向下流側に向けて伸びる、
弾性を有した押圧部材27を設けてもよい。この押圧部
材27は、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリエチレンテレフタレートなどの、好ま
しくは体積抵抗率が1010Ω・cm以上、特に好ましく
は1014Ω・cm以上であるような合成樹脂フィルムで
構成し、転写部の全域にわたって配設される。
【0057】またこの押圧部材27は、それ自身の持つ
弾性力により転写材担持部材11を押圧し、その転写材
担持部材11側の先端部は転写材Pが感光ドラム33に
接触し終えた位置、もしくは接触を開始する位置、また
は極力近接した位置に対応する位置とするのが好まし
い。
【0058】図4は、図3に示された多色電子写真複写
装置において、転写材担持部材11の背面からトナーと
逆極性の電荷を与える転写用帯電器21として、ブラシ
帯電器21aを設けた例を示している。図4において、
他の要素の構成および動作は図3のものと実質的に同じ
であるので、その詳細な説明は省略する。
【0059】図5には、形状をエンドレスベルト状にし
た場合の本発明の転写材担持部材を用いた画像形成装置
の具体例が開示されている。
【0060】図5に示された画像形成装置は、感光ドラ
ム41a〜41dを有し、その周りに1次帯電器42a
〜42d、露光手段43a〜43d、現像器44a〜4
4d、転写帯電器45a〜45d、除電放電器46a〜
46dおよび47a〜47d、感光ドラム用クリーニン
グ装置48a〜48dが配置され、さらにこれらのユニ
ットを貫通するように感光ドラムの下方にエンドレスベ
ルト状の本発明の転写材担持部材40が配置され、ウレ
タンブレード49を有する転写材担持部材用クリーニン
グ装置50が配置される。
【0061】転写材Pは給紙ローラにより給紙された
後、エンドレスベルト状転写材担持部材40により各転
写用放電器45a〜45dが配置された転写部を通して
搬送される。
【0062】図6は、図5に示された画像形成装置にお
いて、転写帯電器45a〜45dに代えて、転写用ブレ
ード帯電器45e〜45hを使用した例を示している。
図6において、他の要素の構成および動作は図5のもの
と実質的に同じであるので、その詳細な説明は省略す
る。
【0063】図7は、エンドレスベルト状の本発明の中
間転写部材を用いた他の画像形成装置を示している。こ
の画像形成装置は、感光ドラム51を有し、その回りに
1次帯電ローラー52、像露光手段53、回転現像器5
4、1次コロナ転写帯電器55、感光ドラム用クリーニ
ング装置56が配置され、さらに感光ドラムの下方にエ
ンドレスベルト状の本発明の中間転写部材57が配置さ
れ、中間転写部材ユニットには2次転写帯電器58が配
置される。
【0064】転写材Pは給紙ローラーにより給紙された
後、エンドレスベルト状中間転写部材57と、2次転写
ローラー58との間の2次転写部を通して搬送される。
【0065】図8は、図7に示された画像形成装置にお
いて、1次コロナ転写帯電器55aに代えて、1次転写
ローラー帯電器55bを使用した例を示している。図8
において、他の要素の構成および動作は図7のものと実
質的に同じであるので、その詳細な説明は省略する。
【0066】以下、実施例にて本発明をさらに詳細に説
明する。
【0067】
【実施例】
〔実施例1〕ポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学製、
商品名「ユーピロンS−1000」)70重量部と、下
記電荷輸送物質(1)30重量部をベント付き二軸押出
機を用いてペレット化した。得られたペレットを圧縮成
型して厚さ200μmのフィルムを作成した。
【0068】
【化20】 上記樹脂フィルムを用いて、図1に示されるような転写
ドラムを作成した。すなわち、図1に示す転写材担持部
材11として、前記樹脂フィルムを2つのアルミニウム
シリンダ12,13の間に張架して転写ドラム10を作
成した。転写材担持部材11の両端部は転写ドラム10
を構成する2つのアルミニウムシリンダ12,13を連
結する連結部14上に固定した。
【0069】本実施例においては、転写ドラム10の直
径を160mm、移動速度を160mm/secと設定
した。同時に感光ドラム33などの移動スピードである
プロセススピードも160mm/secとした。また、
転写用コロナ放電器21の開口幅は19mmに、放電ワ
イヤー25と感光ドラム33の外周面との距離は10.
5mmに、放電ワイヤー25と転写用コロナ放電器21
のシールド板底面との距離は16mmに、それぞれ設定
した。
【0070】また、押圧部材27としてはポリエチレン
テレフタレート樹脂フィルムを用いた。
【0071】本実施例においては、図3に示されるよう
な画像形成装置にてマイナス極性に帯電され感光ドラム
33に潜像を形成し、平均粒径8μmのトナーを用いて
反転現像にてトナー画像を得た。この時、トナーは樹脂
を色材その他微量の帯電制御性や潤滑性を向上させるた
めの添加剤などにより構成され、現像器中でキャリヤ粒
子と摩擦帯電されてマイナス極性に帯電するものであっ
た。
【0072】その後、このトナー画像を上記構成の転写
装置によりプラス極性により転写材に転写した。次いで
転写材を転写ドラム10より分離し、定着器にて定着し
た。
【0073】本実施例においては、転写ドラム10の転
写材担持部材11の表面をウレタンブレードを有するク
リーニング装置35a、およびクリーニング補助手段3
5bによりクリーニングする。
【0074】上記構成の多色電子写真複写装置にて、1
0000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果、
初期画像は転写ムラなどのない良好な画像であり、耐久
後も初期と同様の良好な画像を得ることができた。
【0075】〔実施例2〕実施例1で用いた電荷輸送物
質の代わりに、下記電荷輸送物質(2)35重量部を用
いた以外は、実施例1と同様にして転写材担持部材を作
成し、実施例1と同に評価した。
【0076】
【化21】 〔実施例3〕実施例1で用いたポリカーボネートの代わ
りにポリアリレート(ユニチカ製、商品名「U−10
0」)を60重量部、実施例1で用いた電荷輸送物質の
代わりに下記電荷輸送物質(3)40重量部を塩化メチ
レン100重量部に溶解し、キャスティング法により1
20ミクロンのフィルムを成型し、実施例1と同様にし
て転写材担持部材を作成し、実施例1と同様に評価し
た。
【0077】その結果を表1に示す。
【0078】
【化22】 〔比較例1〕実施例1で用いた電荷輸送物質を添加せず
に、実施例1と同様に転写材担持部材を作成し、実施例
1と同様に評価した。
【0079】〔実施例4〕実施例1で用いた電荷輸送物
質の代わりに下記電荷輸送物質(4)30重量部を用い
た以外は実施例1と同様にして、厚さ150μmの樹脂
フィルムを得た。この樹脂フィルムをエンドレスベルト
状に成型して転写材担持部材を作成し、54で示される
画像形成装置と、実施例1と同様のトナーを用いてその
画像を評価したところ、転写ムラなどのない安定した画
像を得ることができた。
【0080】さらに、上記多色電子写真複写装置にて1
0000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果、
耐久後も初期と同様のムラのない安定した画像を得るこ
とができた。
【0081】
【化23】 〔実施例5〕実施例3で作成した樹脂フィルムをエンド
レス状に成型して転写材担持部材を作成し、実施例4と
同様に評価した。
【0082】その結果を表1に示す。
【0083】〔比較例2〕実施例5で用いた電荷輸送性
物質を添加せずに、実施例5と同様にして転写材担持部
材を作成し、実施例5と同様に評価した。
【0084】その結果を表1に示す。
【0085】〔実施例6〕未加硫のCRゴム70重量部
と、下記電荷輸送物質(5)50重量部とを混練機を用
いて混合し、加熱圧縮成型機を用いて厚さ約400μm
のゴムシートを作成した。このシートをエンドレスベル
ト状に成型して中間転写部材を作成し、図7で示される
画像形成装置と実施例1と同様のトナーを用いてその画
像を評価したところ、転写ムラなどのない安定した画像
を得ることができた。
【0086】さらに、上記多色電子写真複写装置にて1
0000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果、
耐久後も初期と同様のムラのない安定した画像を得るこ
とができた。
【0087】
【化24】 〔比較例3〕実施例6で用いた電荷輸送性物質を添加せ
ずに、実施例6と同様にして中間転写部材を作成し、実
施例6と同様に評価した。
【0088】その結果を表1に示す。
【0089】
【表1】 〔実施例7〕ポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学製、
商品名「ユーピロンS−1000」)70重量部と、下
記電荷輸送物質(6)40重量部を塩化メチレン100
重量部に溶解し、キャスティング法により厚さ約200
μmのフィルムを作成し、このフィルムを転写材担持部
材に用いた。転写帯電部材としては、レーヨンにケッチ
ェンブラックを分散した導電繊維を植毛したブラシ帯電
器を用いた。両者のフェルミ準位とイオン化ポテンシャ
ルを表2に示す。
【0090】なお、フェルミ準位の測定は接触電位法を
用いて、またイオン化ポテンシャルの測定は低エネルギ
ー電子分光装置(AC−1、理研計器(株))を用い
て、それぞれ測定した。
【0091】
【化25】 図4に示される画像形成装置に、上記のように作成し
た、転写材担持部材とブラシ帯電器を組み込み、実施例
1と同等のトナーを用いてその画像を評価したところ、
転写ムラなどのない安定した画像を得ることができた。
【0092】さらに、上記多色電子写真装置にて200
00枚の画出し耐久テストを行った。その結果、耐久後
も初期と同様のムラのない安定した画像を得ることがで
きた。
【0093】〔実施例8〕実施例7で用いた電荷輸送物
質の代わりに、下記電荷輸送物質(7)35重量部を用
いた以外は実施例7と同様にして転写材担持部材を作成
し、転写帯電部材としては、ニッケル線のブラシ帯電器
を用いて、実施例7と同様に評価した。結果を表2に示
す。
【0094】
【化26】 〔実施例9〕実施例7で用いたポリカーボネートの代わ
りに、ポリアリレート(ユニチカ製、商品名「U−10
0」)を用いた以外は実施例7と同様にして転写材担持
部材を作成し、転写帯電部材としては、亜鉛線のブラシ
帯電器を用いて実施例7と同様に評価した。結果を表2
に示す。
【0095】〔実施例10〕実施例7で用いたブラシ帯
電器の導電繊維の代わりに、n型のアモルファスシリコ
ンを表面にスパッタリングしたナイロン繊維を用いた以
外は実施例7と同様に評価した。結果を表2に示す。
【0096】〔比較例4〕実施例7で用いた電荷輸送物
質を添加せずに、実施例7と同様に転写材担持部材を作
成し、実施例7と同様に評価した。結果を表2に示す。
【0097】〔比較例5〕実施例7で用いたブラシ帯電
器の材質をアルミ線に変更した以外、実施例7と同様に
転写材担持部材を作成し、実施例7と同様に評価した。
結果を表2に示す。
【0098】〔実施例11〕実施例7で用いた電荷輸送
物質の代わりに、下記電荷輸送物質(8)50重量部を
用いた以外は、実施例7と同様にして厚さ150μmの
樹脂フィルムを得た。この樹脂フィルムをエンドレスベ
ルト状に成型して転写材担持部材を作成した。転写帯電
部材として、平均粒径約4ミクロンの銅の微粒子70重
量%を分散したポリウレタンブレードを作成した。両者
のフェルミ準位とイオン化ポテンシャルは表2に示す。
図6で示される画像形成装置に両者を組み込み、実施例
7と同様のトナーを用いてその画像を評価したところ、
転写ムラなどのない安定した画像を得ることができた。
【0099】さらに、上記多色電子写真複写装置にて2
0000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果、
耐久後も初期と同様のムラのない安定した画像を得るこ
とができた。
【0100】
【化27】 〔実施例12〕実施例7で作成した樹脂フィルムをエン
ドレスベルト状に成型して転写材担持部材を作成し、実
施例7と同様に評価した。その結果を表2に示す。
【0101】〔比較例6〕実施例11で用いた電荷輸送
性物質を添加せずに実施例11と同様にして転写材担持
部材を作成し、実施例11と同様に評価した。その結果
を表2に示す。
【0102】〔実施例13〕未加硫のCRゴム70重量
部と、前記電荷輸送物質(3)50重量部とを混練機を
用いて混合し、加熱圧縮成型機を用いて厚さ約400μ
mのゴムシートを作成した。このシートをエンドレスベ
ルト状に成型して中間転写部材を作成した。また転写帯
電部材として、未加硫のCRゴム50重量部と、平均粒
径約4ミクロンの銅の微粒子50重量部とを混練機を用
いて混合し、注入成型機を用いて直径14mmの帯電ロ
ーラーを作成した。両者のフェルミ準位とイオン化ポテ
ンシャルは表2に示す。図8で示される画像形成装置に
両者を組み込み、実施例7と同様のトナーを用いてその
画像を評価したところ、転写ムラなどのない安定した画
像を得ることができた。
【0103】さらに、上記多色電子写真複写装置にて2
0000枚の画像出し耐久テストを行った。その結果、
耐久後も初期と同様のムラのない安定した画像を得るこ
とができた。
【0104】〔実施例14〕実施例12で用いた接触帯
電部材の代わりに、直径14mmのステンレスローラー
の表面を銀メッキしたものを用いた以外は、実施例11
と同様に評価した。その結果を表2に示す。
【0105】〔比較例7〕実施例13で用いた帯電ロー
ラーの表面をアルミメッキに変更した以外は実施例13
と同様に評価した。その結果を表2に示す。
【0106】
【表2】
【0107】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば電気的特
性や機械強度に優れ、繰り返し使用しても転写ムラや転
写抜けなどの欠陥のない良好な画像の得られる転写材担
持部材または中間転写部材およびそれらを用いた画像形
成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写材担持部材を用いた転写ドラムの
概略構成例である。
【図2】本発明の転写材担持部材を用いた転写装置の概
略構成例である。
【図3】シート状の本発明の転写材担持部材を用いた画
像形成装置の概略構成例である。
【図4】シート状の本発明の転写材担持部材を用いた画
像形成装置の概略構成例である。
【図5】エンドレスベルト状の本発明の転写材担持部材
を用いた画像形成装置の概略構成例である。
【図6】エンドレスベルト状の本発明の転写材担持部材
を用いた他の画像形成装置の概略構成例である。
【図7】エンドレスベルト状の本発明の中間転写部材を
用いた画像形成装置の概略構成の例である。
【図8】エンドレスベルト状の本発明の中間転写部材を
用いた他の画像形成装置の概略構成の例である。
【符号の説明】
10 転写ドラム 11 転写材担持部材 12,13 シリンダ 14 連結部 15 転写材グリッパ 21 転写用帯電器 22,24 外側除電用放電器 23 内側除電用放電器 31 回転式現像装置 32 露光手段 33 感光ドラム 34 一次帯電器 35a クリーニング装置 35b クリーニング補助手段 36 レジストローラ 37 クリーニング装置 38 搬送ベルト 39 定着器 40 転写材担持部材 41a〜41d 感光ドラム 42a〜42d 1次帯電器 43a〜43d 露光手段 44a〜44d 現像器 45a〜45d、45e〜45h 転写帯電器 46a〜46d、47a〜47d 除電放電器 48a〜48d 感光ドラム用クリーニング装置 51 感光ドラム 52 1次帯電ローラー 53 像露光手段 54 回転現像器 55a 1次転写コロナ帯電器 55b 1次転写ローラー帯電器 56 感光ドラム用クリーニング装置 57 中間転写部材 58 2次転写帯電器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/16 G03G 15/16 (72)発明者 橋本 雄一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像担持体上に形成されたトナー像が転
    写材を介して転写される転写材担持部材において、該転
    写材担持部材が、少なくとも電荷輸送性物質とバインダ
    ー高分子化合物とを含有することを特徴とする転写材担
    持部材。
  2. 【請求項2】 前記電荷輸送性物質が、窒素とベンゼン
    環とが結合した構造を有するものである請求項1記載の
    転写材担持部材。
  3. 【請求項3】 前記電荷輸送性物質が、トリフェニルア
    ミン構造、ヒドラゾン構造、あるいはビフェニルジアミ
    ン構造を有するものである請求項1記載の転写材担持部
    材。
  4. 【請求項4】 前記電荷輸送性物質が、下記一般式
    (A),(B)および(C)の中から選ばれたものであ
    る請求項1記載の転写材担持部材。 【化1】 (一般式(A)中、R11〜R16は、水素、ハロゲン、置
    換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよい
    アルケニル基、置換基を有してもよいアリール基、置換
    基を有してもよいアルコキシ基、置換基を有してもよい
    アリールアミノ基、置換基を有してもよいアリールエー
    テル基、あるいは置換基を有してもよいアミノアリ−ル
    エーテル基を示す。または、R11とR12とが、あるいは
    13とR14とが、あるいはR15とR16とが結合して炭素
    環あるいは複素環を形成してもよい。) 【化2】 (一般式(B)中、R17およびR18は、水素、ハロゲ
    ン、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有して
    もよいアルケニル基、置換基を有してもよいアリール
    基、置換基を有してもよいアルコキシ基、置換基を有し
    てもよいアルキリデン基、または縮合多環式炭化水素を
    含む一価基を示し、R19およびR20は置換基を有しても
    よいアルキル基、置換基を有してもよいアルケニル基、
    置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよ
    いアルコキシ基、置換基を有してもよいアルキリデン
    基、または縮合多環式炭化水を含む一価を示しR19およ
    びR20のうち少なくとも一方はアリール基である。) 【化3】 (一般式(C)中、R21およびR23は、置換基を有して
    もよいアルキル基、置換基を有してもよいアルケニル
    基、または置換基を有してもよいアルコキシ基を示し、
    22およびR24は置換基を有してもよいアルキル基、置
    換基を有してもよいアルケニル基、置換基を有してもよ
    いアリール基、置換基を有してもよいアルコキシ基を示
    す。)
  5. 【請求項5】 画像担持体、および請求項1から4のい
    ずれか1項に記載の転写材担持部材を有する画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 画像担持体上に形成されたトナー像が直
    接転写される中間転写部材において、該中間転写部材
    が、少なくとも電荷輸送性物質とバインダー高分子化合
    物とを含有することを特徴とする中間転写部材。
  7. 【請求項7】 前記電荷輸送性物質が、窒素とベンゼン
    環とが結合した構造を有するものである請求項6記載の
    中間転写部材。
  8. 【請求項8】 前記電荷輸送性物質が、トリフェニルア
    ミン構造、ヒドラゾン構造、あるいはビフェニルジアミ
    ン構造を有するものである請求項6記載の中間転写部
    材。
  9. 【請求項9】 前記電荷輸送性物質が、前記一般式
    (A),(B)および(C)の中から選ばれたものであ
    る請求項6記載の中間転写部材。
  10. 【請求項10】 画像担持体、および請求項6から9の
    いずれか1項に記載の中間転写部材を有する画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 画像担持体上に形成されたトナー像
    を、転写材を介して転写される転写材担持部材に転写し
    画像を形成する画像形成装置において、該転写材担持部
    材が少なくとも電荷輸送性物質を含有し、かつ、該転写
    材担持部材上にトナー像を転写する際に接触帯電法を用
    いることを特徴とする、転写材担持部材を有する画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 前記電荷輸送物質が、窒素とベンゼン
    環とが結合した構造を有するものである請求項11記載
    の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記電荷輸送物質が、トリフェニルア
    ミン構造、ヒドラゾン構造、あるいはビフェニルジアミ
    ン構造を有するものである請求項11記載の画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】 前記電荷輸送性物質が前記一般式
    (A),(B)および(C)の中から選ばれたものであ
    る請求項11記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記接触帯電をローラー、ブラシまた
    はブレードのいずれかで行う請求項11から14のいず
    れか1項に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記接触帯電の極性が正帯電である請
    求項11から15のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 前記転写材担持部材のフェルミ準位を
    A eV、接触帯電を行う表面部材のフェルミ準位をB e
    Vで表したとき、AおよびBの関係が下記一般式(1)
    の範囲にある請求項11から16のいずれか1項に記載
    の画像形成装置。 A−B≦0.4 eV ・・・ (1)
  18. 【請求項18】 前記転写材担持部材のイオン化ポテン
    シャルをC eV、接触帯電を行う表面部材のイオン化ポ
    テンシャルをD eVで表したとき、CおよびDの関係が
    下記一般式(2)の範囲にある請求項11から16のい
    ずれか1項に記載の画像形成装置。 C−D≦1.0 eV ・・・ (2)
  19. 【請求項19】 画像担持体上に形成されたトナー像を
    中間転写部材に転写し、前記中間転写部材上のトナー画
    像を転写材に転写し画像を形成する画像形成装置におい
    て、該中間転写部材が少なくとも電荷輸送性物質を含有
    し、かつ、該中間転写部材上にトナー像を転写する際に
    接触帯電法を用いることを特徴とする、中間転写部材を
    有する画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記電荷輸送物質が、窒素とベンゼン
    環とが結合した構造を有するものである請求項19記載
    の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記電荷輸送物質が、トリフェニルア
    ミン構造、ヒドラゾン構造、あるいはビフェニルジアミ
    ン構造を有するものである請求項19記載の画像形成装
    置。
  22. 【請求項22】 前記電荷輸送性物質が前記一般式
    (A),(B)および(C)の中から選ばれたものであ
    る請求項19記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記接触帯電をローラー、ブラシまた
    はブレードのいずれかで行う請求項19から22のいず
    れか1項に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記接触帯電の極性が正帯電である請
    求項19から23のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  25. 【請求項25】 前記中間転写部材のフェルミ準位をA
    eV、接触帯電を行う表面部材のフェルミ準位をB eV
    で表したとき、AおよびBの関係が下記一般式(1)の
    範囲にある請求項19から24のいずれか1項に記載の
    画像形成装置。 A−B≦0.4 eV ・・・ (1)
  26. 【請求項26】 前記中間転写部材のイオン化ポテンシ
    ャルをC eV、接触帯電を行う表面部材のイオン化ポテ
    ンシャルをD eVで表したとき、CおよびDの関係が下
    記一般式(2)の範囲にある請求項19から25のいず
    れか1項に記載の画像形成装置。 C−D≦1.0 eV ・・・ (2)
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