JPH10104537A - 多色画像形成装置の光走査装置 - Google Patents

多色画像形成装置の光走査装置

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JPH10104537A
JPH10104537A JP26159496A JP26159496A JPH10104537A JP H10104537 A JPH10104537 A JP H10104537A JP 26159496 A JP26159496 A JP 26159496A JP 26159496 A JP26159496 A JP 26159496A JP H10104537 A JPH10104537 A JP H10104537A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のレーザ光源のそれぞれから2ビームを出
射させ偏向手段及び結像手段を介してそれぞれ感光体上
に導き、該感光体上にて画像情報に応じて画像形成する
多色画像形成装置の光走査装置において、一般に使用さ
れる簡易な印字制御系を使用して画像形成を可能にする
とともに、画像形成速度を向上し得る光走査装置を提供
すること。 【解決手段】前記各レーザ光源のうち、偏向手段を間に
して対向するレーザ光源同士のビームの出射方向は、一
方の光源について原点をとおる第1ビームに対する第
2ビームの出射方向を第1象限内の方向とすると、も
う一つの光源については原点を通る第1ビームに対す
る第2ビームの出射方向を、前記一方の光源における
第2ビームの方向と対称となる第4象限内の方向とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機お
よび、レーザプリンタ等の光書き込み系に用いられる光
走査装置に適用され、特に複数のビームにより感光体上
に各々静電潜像を形成し、その像の重ね合わせにより多
色のカラー画像を得る多色画像形成装置の光走査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】
1.プリント時間短縮のため、近年、4つの感光体ドラ
ムを出力紙の搬送方向に並置し、各感光体ドラムに対応
したレーザビーム(以下、単にビームと称する。)で同
時に露光し、各々異なる色トナーの現像手段で現像した
画像を順次重ね合わせてカラーが画像を形成するデジタ
ル複写機やレーザプリンタが実用化されている。 その
1つとして、公知の技術ではないが、 a.単ビームを出射するレーザ光源を偏向手段を間にし
て対向する対として複数有するとともに、各々のレーザ
光源から出射された各ビームを同一の偏向手段を用いて
振り分け走査し、並置した感光体に結像するようにした
多色画像形成装置の光走査装置が提案されている(特開
平4−127115号公報)。
【0003】一方、プリント時間を短縮するため、 b.一度に複数のビームを同時に走査して記録速度を上
げるマルチビーム化が検討され、このようなマルチビー
ム書き込み系に用いられる半導体レーザ記録装置とし
て、複数の半導体レーザのビームを合成する方式が、特
開平7−72407号公報などにより知られている。
【0004】そこで、上記と上記の技術を組合せ
て、 c.第1ビームと第2ビームの2本のビームを出射する
レーザ光源を偏向手段を間にして対向する対として複数
有するとともに、各々のレーザ光源から出射された各ビ
ームを同一の偏向手段を用いて振り分け走査し、並置し
た感光体に結像するようにした多色画像形成装置の光走
査装置が公知でない技術として提案されている。
【0005】2.また、マルチビーム走査系では各々の
走査線位置が正確に合っていないと色ズレとなり、画像
品質が劣化する。その対策として、複数の感光体のそれ
ぞれについて、画像形成用のステーションによりそれぞ
れ画像を形成し、これらの画像を記録体に重ね転写する
レーザプリンタにおいて、これら画像の相対位置ズレを
測定手段により測定し、この測定値に基づいて各画像の
書き込みのタイミングをそれぞれ補正するための色ズレ
補正手段を具備したレーザビームプリンタに係る技術が
特開昭62−242969号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
1.上記cの提案技術では、その構成から、ビームと走
査ラインとの間に、次の関係がある。 イ.各レーザ光源共、第1ビームに対する第2ビームの
出射方向が等しくなるように設定されたものを使用した
場合、偏向手段を間にして対向する2つの光源における
第1ビーム、第2ビームそれぞれの被走査面上での主走
査走査方向での走査軌跡は、対称となる。つまり、対向
する一方の光源における第1ビームによる主走査方向で
の走査軌跡および第2ビームによる主走査方向での走査
軌跡の副走査方向での先後の順位と、対向するもう一方
の光源における第1ビームによる主走査方向での走査軌
跡および第2ビームによる主走査方向での走査軌跡のそ
れぞれの副走査方向での先後の順位とが逆順になる。
【0007】ロ.偏向手段を間にして対向する関係に各
光源を配置していることから、これら対向する光源同士
の被走査面上での主走査方向は、互いに逆になる。
【0008】ハ.一方、レーザプリンタの印字制御系と
して、書き込むべき画像情報を予め偶数行データと奇数
行データとに分けて画像メモリに記憶しておき、ビーム
を検知した順に、これら奇数行データと偶数行データと
を振り分けてレーザ変調器を制御して、該当するデータ
で書き込み制御部を制御する方式が一般に採用されてい
る。
【0009】これらイ,ロの特性を有する前記cの提案
技術において、ハの制御方式を採用し、かつ、ビーム検
知手段の簡素化のため、第1ビーム、第2ビームを共通
のセンサで検知して、1つの光源から出射される第1ビ
ームと第2ビームの2つのビームのうち先に検知される
ビームに、例えば奇数行データを、次に検知されるビー
ムに偶数行データを、それぞれのせて書き込む制御をす
ることにすると、上記イ、ロで述べたように対向する光
源からのビーム同士で主走査方向および副走査方向につ
いてそれぞれビーム順が逆転する関係となる。このた
め、対向する2つの光源のうち、一方の光源からのビー
ムについては例えば、奇数行を走査するビームが奇数行
データで制御され、偶数行を走査するビームが偶数行デ
ータで制御されるので問題ないとして、他方の光源につ
いては奇数行を走査するビームが偶数行データで走査さ
れ、偶数行を走査するビームが奇数行データで走査さ
れ、画像そのものが成立しない。
【0010】このような不具合を生じさせないように、
行位置を行データとを合致させるためには、上記ハの制
御方式とは異なる印字制御方式を採用すれば画像形成装
置として成立するが、その場合には制御系が複雑なもの
となってしまう。
【0011】2.色ズレの防止技術である前記特開昭6
2−242969号公報に開示の技術は、2本のビーム
を出射するレーザ光源を対象とするものではないので、
前記cの提案技術におけるように2本のビームを出射す
るレーザ光源を使用する光走査装置における色ズレ対策
としてそのまま適用することはできない。
【0012】そこで、請求項1、2記載の発明では、マ
ルチビーム走査において一般に使用される簡易な印字制
御系を使用して、1光源2ビームのマルチビームによる
画像形成を可能にし、画像形成速度を向上し得る多色画
像形成装置の光走査装置を提供することを目的とする。
【0013】請求項3〜請求項4記載の発明では、1光
源2ビームのマルチビームによる画像形成に際して、色
ズレの少ない高品質の画像を得ることのできる多色画像
形成装置の光走査装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1)第1ビームと第2ビームの2本のビームを出射す
るレーザ光源を偏向手段を間にして対向する対として複
数有するとともに、各々のレーザ光源から出射された各
ビームを同一の偏向手段を用いて振り分け走査し、並置
した感光体に結像するようにした多色画像形成装置の光
走査装置において、前記各レーザ光源における第2ビー
ムは第1ビームに対して主走査方向に所定角度隔てて出
射するように設定したものであり、対向するレーザ光源
同士のビームの出射方向は、第1ビームに対し、第2ビ
ームの方向を主走査方向に対称となる方向に設定した
(請求項1)。
【0015】(2)第1ビームと第2ビームの2本のビ
ームを出射するレーザ光源を偏向手段を間にして対向す
る対として複数有するとともに、各々のレーザ光源から
出射された各ビームを同一の偏向手段を用いて振り分け
走査し、並置した感光体に結像するようにした多色画像
形成装置の光走査装置において、前記各レーザ光源にお
ける第2ビームは第1ビームに対して副走査方向に所定
角度隔てて出射するように設定したものであり、対向す
るレーザ光源同士のビームの出射方向は、第1ビームに
対し、第2ビームの方向を副走査方向に対称となる方向
に設定した(請求項2)。
【0016】(3)第1ビームと第2ビームの2本のビ
ームを出射するレーザ光源を偏向手段を間にして対向す
る対として複数有するとともに、各々のレーザ光源から
出射された各ビームを同一の偏向手段を用いて振り分け
走査し、並置した感光体に結像するようにした多色画像
形成装置の光走査装置において、各ステーションにおい
て奇数行形成ビーム、偶数行形成ビームのうち、いずれ
か一方を用いてステーション間隔を測定し、この測定値
に基づいて書き出しタイミングを設定した(請求項
3)。
【0017】(4)(3)記載の多色画像形成装置の光
走査装置において、各ステーション毎に奇数行形成ビー
ム、偶数行形成ビームおよび、隣接する偏向面の奇数行
形成ビームまたは、偶数行形成ビームを用いて形成した
画像の相対位置ズレを検出する色ズレ検出手段と、この
色ズレ検出手段により検出された色ズレ量のうち、最も
色ズレ量の少ないビームを先頭行形成ビームとして選択
するタイミング切り換え手段と、を有することとした
(請求項4)。
【0018】(5)(4)記載の多色画像形成装置の光
走査装置において、各ステーションでの副走査ビームピ
ッチを記録密度より僅かにずらして設定した(請求項
5)。
【0019】
【発明の実施の形態】
(一)各請求項記載の発明に共通する多色画像形成装置
の光走査装置の例 図3〜図6により説明する。これらの図において、符号
11、12、13、14は、それぞれ図示しない半導体
レーザ、コリメートレンズを含む光源ユニットを示し、
本発明にいう光源を構成している。
【0020】これらの各光源ユニットは全て少なくとも
図6に示すような構成部分を有している。つまり、第1
の半導体レーザLD1、第2の半導体レーザLD2、第
1のコリメートレンズL1、第2のコリメートレンズL
2、1/2波長板L3、反射面L4、偏光ビームスプリ
ッタL5などを有している。第1の半導体レーザLD1
より出射した第1ビームはコリメートレンズL1によ
り平行光に変換されて偏光ビームスプリッタL5を透過
する。第2の半導体レーザLD2を出射した第2ビーム
はコリメートレンズL2により平行光に変換されて1
/2波長板L3により偏光面を回転させられて反射面L
4,偏光ビームスプリッタL5の順に偏向させられて、
第1ビームに対して所定の方向に所定の角度開いた方
向に出射される。このように、各光源ユニット11〜1
4はそれぞれ、第1ビーム、第2ビームの2つのビ
ームを出射する。
【0021】これらの光源ユニット11、12、13、
14は偏向手段としてのポリゴンミラー15を間にして
対向して配置されていて、光学ハウジング10に形成さ
れた取付け面に支持され、取付けられている。ここで、
対向する対をなす光源ユニット11、14のポリゴンミ
ラー15への平均入射角θは略60°、もう1つの対を
なす光源ユニット12、13では略75°にそれぞれ設
定されている。
【0022】これらの光源ユニット11、12、13、
14からそれぞれ出射された第1ビーム、第2ビーム
はポリゴンミラー15で偏向され、ポリゴンミラー以
後の光路上、最初に入射される光学系であって球面また
は共軸非球面からなるfθ特性を有する結像素子として
の凹曲面鏡であるfθミラー16、17を経て、さら
に、面倒れ補正系をなすトロイダルレンズ18、19、
20、21を介して被走査面であり、画像形成ステーシ
ョンとしてのドラム状をした感光体28、29、30、
31面上にスポット状に結像され、主走査方向に走査さ
れて潜像を記録する。ここで、第1ビームはトロイダ
ルレンズ18〜21の光軸を通るものとし、第2ビーム
はトロイダルレンズ18〜21の光軸からズレた位置
を通るものとする。
【0023】これらの潜像は、第1ステーションを構成
する感光体31についてはシアンのトナーで顕像化され
るべき情報で書き込まれたもの、同様に第2ステーショ
ンを構成する感光体30についてはマゼンタのトナーで
顕像化されるべき情報で書き込まれたもの、第3ステー
ションを構成する感光体29はイエローのトナーで顕像
化されるべき情報で書き込まれたもの、第4ステーショ
ンを構成す感光体28はブラックのトナーで顕像化され
るべき情報で書き込まれたものである。
【0024】これらの潜像はそれぞれ、各ステーション
において定められた色のトナーにより顕像化されて、副
走査方向上での早い位置にある感光体31、感光体3
0、感光体29、感光体28の順に、出力紙に重ね転写
されてカラー画像を形成する。
【0025】ポリゴンミラー15は厚さ3mmのものを
モータ基準面上の位相を合わせて2段に積み上げて構成
され、図4に示すように結像素子を構成するfθミラー
16も、上下方向(副走査方向)の中心間を3mmとし
て2段に樹脂一体形成されており、これら上下各々のf
θミラーはそれぞれの法線方向を入射光線に対し各ステ
ーションにビームが振り分けられるように所定の角度だ
け副走査方向に相反して傾け、出射光が互いに発散する
向きに向かうようにしている。ポリゴンミラー15を間
にして対向して設けたfθミラー17についてもfθミ
ラー16と同様に上下方向に2段に積み上げ、該fθミ
ラー17の法線方向についても同様に副走査方向に相反
して傾けて構成されている。
【0026】図3に示すように、光源ユニット11及び
光源ユニット12からそれぞれ出射される第1ビーム
、第2ビームについてはミラー35を介して同期検
知センサ32により、第1ビーム、第2ビームの先
後を検知し、この検知情報に基づいて書き込み制御を行
なうようにしている。同様に、光源ユニット13及び光
源ユニット14からそれぞれ出射される第1ビーム、
第2ビームについてはミラー36を介して同期検知セ
ンサ33により、第1ビーム、第2ビームの先後を
検知し、この検知情報に基づいて書き込み制御を行なう
ようにしている。なお、符号34は、光源ユニット11
からの第1ビームの書き込み終端を検知する書き込み
終端検出器としてのビーム検出器を示している。
【0027】図5において、シアン画像を書き出すため
の画像メモリ40−1には、シアン画像に係るデータ
が、偶数行データと奇数行データとに区分されてメモリ
されている。同期検知センサ32は、光源ユニット11
からの第1ビーム、第2ビームおよび光源ユニット
12からの第1ビーム、第2ビームを検知し、同期
検知センサ33は光源ユニット13からの第1ビーム
、第2ビームおよび光源ユニット14からの第1ビ
ーム、第2ビームを検知する。これらのビームは同
一の同期検知センサに同時に入射しないように、つま
り、時間的に先後して入射されるように設定されてい
る。
【0028】例えば、同期検知センサ32によりビーム
の検知がなされるとき、光源ユット11、12からの合
計4つのビームのうちで一番最初に検知したビームと3
番目に検知したビームを先行ビームとし、2番目に検知
したビームと4番目に検知したビームを後行ビームとし
て書出位置カウンタ40−2は判断し、各ビームについ
て書出位置を設定するゲート信号(GATE信号)を書
込制御部40−3に出力する。このゲート信号を受け
て、書込制御部40−3は先行ビームに対しては画像メ
モリ40−1から奇数行データを読み出し、後行ビーム
に対しては画像メモリ40−1から偶数行データを読み
出し、対応するビームの半導体レーザについてのLD変
調器をそれぞれ制御してビームに画像データをのせ、書
き込みを行なう。同期検知センサ33についても、光源
ユニット13、14からの各ビームについて同様な検知
を行ない、書出位置カウンタ40−2および書込制御部
40−3を機能させて書き込み制御を行なう。
【0029】(二)請求項1記載の発明の例 図6における第1ビームに対する第2ビームの出射
方向が、光源ユニット11〜14のそれぞれについて、
全て等しい関係に設定され、かつ配置されているものと
する。例えば、図12に示す光源ユニット100につい
て、この光源ユニット100単体でみたとき、第1ビー
ムの光路を3次元座標軸z軸に合わせたとき、第2ビ
ームの出射方向は第1象限にあるとする。この座標軸
で、x軸は主走査方向、y軸は副走査方向にそれぞれ対
応する。このような光源ユニット100を光源ユニット
11〜14に使用しているものとする。すると、図8に
拡大して示すように、光源ユニット14から出射された
第1ビーム、第2ビームはポリゴンミラー15の下
段部により偏向させられ、fθミラー17の下段部で反
射させられて、ミラー23を介してトロイダルレンズ2
1を透過し、さらに、ミラー25により偏向させられて
第1ステーションである感光体31に結像する。このと
き、第2ビームは副走査方向上で先行する位置に結像
し、第1ビームは後行する位置にそれぞれ結像する。
【0030】同様に、光源ユニット13から出射された
第1ビーム、第2ビームはポリゴンミラー15の上
段部により偏向させられ、fθミラー17の上段部で反
射させられて、ミラー27を介してトロイダルレンズ2
0を透過してそのまま第2ステーションである感光体3
0に結像する。このとき、第1ビームは副走査方向上
で先行する位置に結像し、第2ビームは後行する位置
にそれぞれ結像する。
【0031】同様に、光源ユニット12から出射された
第1ビーム、第2ビームはポリゴンミラー15の上
段部により偏向させられ、fθミラー16の上段部で反
射させられて、ミラー26を介してトロイダルレンズ1
9を透過して第3ステーションである感光体29に結像
する。この場合、光源ユニット11からのビームと異な
りトロイダルレンズ19を出射した後、ミラーを介さな
いので、トロイダルレンズ19より出射されたビームの
うち、第2ビームは副走査方向上で先行する位置に結
像し、第1ビームは後行する位置にそれぞれ結像する
こととなる。
【0032】同様に、光源ユニット11から出射された
第1ビームおよび第2ビームはポリゴンミラー15
の下段部により偏向させられ、fθミラー16の下段で
反射させられて、ミラー22を介してトロイダルレンズ
18を透過してミラー24を介して第4ステーションで
ある感光体28に結像する。このとき、第1ビームは
副走査方向上で先行する位置に、第2ビームは後行す
る位置に、それぞれ結像する。
【0033】主走査方向に関しては、ポリゴンミラー1
5の回転方向は一定の方向であるため、ポリゴンミラー
15を間にして対向して設けられた光源ユニット11か
らのビームの主走査方向と、光源ユニット14からのビ
ームの主走査方向とはそれぞれ図1、図3に矢印A,B
で示すように逆の関係になる。同様に、光源ユニット1
2からのビームの主走査方向と、光源ユニット13から
のビームの主走査方向も、矢印A,Bで示すように逆の
関係になる。
【0034】走査軌跡の直線性に関しては、各ステーシ
ョン(感光体28〜31)において、各光源ユニット1
1〜12からのビームによる書き込み走査ラインは、図
7に示すように、第1ビームについてはトロイダルレ
ンズ18〜21の光軸を通るので直線状に走査される
し、第2ビームについてはトロイダルレンズ18〜2
1の光軸からはずれた位置を通るので図7に示すように
湾曲形状に走査される。
【0035】このような条件で走査されるビームの走査
軌跡と、ビームにのせられた画像データとの関係を図1
を参照しつつ各ステーション毎に見てみる。各ステーシ
ョンにおいて、副走査方向上での第1ビーム、第2ビ
ームの位置関係は、前記図8で説明したとおり、第2
ステーションと第4ステーションでは第1ビームが先
行ビーム、第2ビームが後行ビームとなり、第1ステ
ーションと第3ステーションでは第2ビームが先行ビ
ーム、第1ビームが後行ビームとなる。
【0036】従って、第2ステーションと第4ステーシ
ョンでは第1ビームが奇数行の位置、第2ビームが
偶数行の位置、をそれぞれ走査するし、第1ステーショ
ンと第3ステーションでは第2ビームが奇数行、第1
ビームが偶数行をそれぞれ走査する。また、これらの
各ステーションにおける主走査方向での第1ビーム、
第2ビームの先後関係については、第1ステーション
では第1ビームについて黒丸で示す位置にビームスポ
ットが位置しているとすると、第2ビームのビームス
ポットは主走査方向上で遅れた白丸で示す位置にある。
【0037】従って、前記図5で説明した印字制御方式
では、第1ステーションについて、偶数行を走査する第
1ビームは奇数データで書き込むし、奇数行を走査す
る第2ビームは偶数データで書き込むこととなる。第
1ステーションの走査を行なう光源ユニット14に対向
する光源ユニット11により走査が行なわれる第4ステ
ーションについては、奇数行を走査する第1ビームは
奇数データで書き込むし、偶数行を走査する第2ビーム
は偶数データで書き込むこととなる。
【0038】同様に、第2ステーションについて、奇数
行を走査する第1ビームは奇数データで書き込むし、
偶数行を走査する第2ビームは偶数データで書き込む
こととなる。第2ステーションの走査を行なう光源ユニ
ット13に対向する光源ユニット12により走査が行な
われる第3ステーションについては、奇数行を走査する
第2ビームは偶数データで書き込むし、奇数行を走査
する第1ビームは奇数データで書き込むこととなる。
このため、第1、第4ステーションと第2、第3ステー
ションとで、行位置と画像データの不一致が生じ、結果
的に正しい画像が成立しないこととなる。このことは、
前記発明が解決しようとす課題の欄で述べた通りであ
る。
【0039】本発明は、かかる問題を解消するもので、
各ステーションにおいて、行位置と画像データとを一致
させるものである。
【0040】図1において、行位置と画像データの不一
致をなくすには、第1ステーションについては、主走査
方向上、第1ビームより遅れて走査される第2ビーム
を第1ビームよりも先行させればよい。このように
すれば、先行する第2ビームが先に同期検知センサ3
2により検知されるので、奇数行を走査する第2ビーム
には奇数データがのせられて書き込みが行なわれ、偶
数行を走査する第1ビームには偶数データがのせられ
て書き込みが行なわれることとなる。そのようにするた
めには、第1ステーション走査用の光源ユニット14に
ついては、図12に示す光源ユニット100において、
第2ビームの出射方向を第1象限上の位置でなく、y
軸に対して対称の第4象限上の位置を通るように設定し
たものを使用すればよい。
【0041】このことは、ポリゴンミラー15を間にし
て対向する光源ユニット11と光源ユニット14との関
係では、第1ビームに対し、第2ビームの方向が主
走査方向に互いに対称となる関係にすればよいことを意
味する。つまり、光源ユニット11の第2ビームの出
射方向を第1象限上の位置とすると、光源ユニット14
の第2ビームの出射方向を第4象限上の位置とするの
である。
【0042】つまり、各レーザ光源のうち、偏向手段を
間にして対向するレーザ光源同士のビームの出射方向
は、一方の光源について原点をとおる第1ビームに対
する第2ビームの出射方向を第1象限内の方向とする
と、もう一つの光源については原点を通る第1ビーム
に対する第2ビームの出射方向を、前記一方の光源に
おける第2ビームの方向と対称となる第4象限内の方向
とする。
【0043】同様のことは、ポリゴンミラー15を間に
して対向する光源ユニット12と光源ユニット13との
関係でもいえる。つまり、光源ユニット13の第2ビー
ムの出射方向を第1象限内の方向とすると、光源ユニ
ット12の第2ビームの出射方向をy軸に対して対称
の第4象限内の方向とするのである。このようにするこ
とにより、図1において第3ステーションにおける第2
ビームのビームスポットが第1ビームのビームスポ
ットよりも先行することとなるので、奇数行を走査する
第2ビームには奇数データがのせられて書き込みが行
なわれ、偶数行を走査する第1ビームには偶数データ
がのせられて書き込みが行なわれることとなる。
【0044】このように、本発明では、対向するレーザ
光源同士のビーム出射方向について、第1ビームに対
し第2ビームの方向を対称となるように設定すること
により、印字制御系を複雑にすることなく、かつ、同期
検知センサも少ない個数で、マルチビームによる多色画
像の形成が可能となる。
【0045】(三)請求項2記載の発明の例 請求項1記載の発明では、図1により説明したように、
奇数行を走査する第2ビームは奇数データにより書き
込みを行ない、偶数行を走査する第1ビームは偶数デ
ータにより書き込みを行なうこととなるので、行位置と
画像データの不一致は解消される。しかし、図7により
説明したように、同一光源から出射される第1ビーム
、第2ビームの2つのビームのうち、トロイダルレ
ンズ18〜21の光軸を通るビームに対して光軸から外
れた位置を通るビームの走査軌跡が湾曲することから、
図1において第2ステーションと第4ステーションにお
ける、奇数行を直線走査、偶数行を湾曲線走査を基準と
すると、第1ステーションと第3ステーションでは、奇
数行を湾曲線走査、偶数行を直線走査することとなって
湾曲特性の不一致が生じてしまうことまで解消するもの
ではない。このようなステーション間での湾曲特性の不
一致は、高品位な画像出力に対して障害となる。 そこ
で、このような湾曲特性の不一致が生じないように各光
源ユニットにおける第1ビームと第2ビームの出射
方向を特定したのが請求項2の発明である。 いま、前
記(二)で説明した図1において、請求項1記載の発明
を実施する前の状態を基準に考える。つまり、各光源ユ
ニット11〜12における第1ビームの出射方向に対
する第2ビームの出射方向がすべて同じであるとし、
各ステーション(感光体28〜31)における書き込み
ビームと、走査軌跡、書き込みデータの関係が、図2に
示すものとする。
【0046】つまり、第1ステーションにおいては、第
2ビームによる走査軌跡は湾曲していて奇数行に位置
し、第1ビームによる走査軌跡は直線で偶数行に位置
する。主走査の向きは矢印Bであり、第1ビームの方
が第2ビームより主走査方向に先行するので偶数行を
走査する第1ビームは奇数データにより書き込みを行
なうのに対して、奇数行を走査する第2ビーム’は偶
数データで書き込む。このため、第1ステーションでは
行位置と画像データの不一致が生じている。
【0047】第2ステーションにおいては、第1ビーム
による走査軌跡は直線で奇数行に位置し、第2ビーム
による走査軌跡は湾曲していて偶数行に位置する。主
走査の向きは矢印Bであり、第1ビームの方が第2ビ
ームより主走査方向に先行するので奇数行を走査する
第1ビームは奇数データにより書き込みを行なうのに
対して、偶数行を走査する第2ビームは偶数データで
書き込む。このため、第2ステーションでは行位置と画
像データは一致している。
【0048】第3ステーションにおいては、第2ビーム
による走査軌跡は湾曲していて奇数行に位置し、第1
ビームによる走査軌跡は直線で偶数行に位置する。主
走査の向きは矢印Aであり、第1ビームの方が第2ビ
ームより主走査方向に先行するので偶数行を走査する
第1ビームは奇数データにより書き込みを行なうのに
対して、奇数行を走査する第2ビームは偶数データで
書き込む。このため、第3ステーションでは行位置と画
像データの不一致が生じている。
【0049】第4ステーションにおいては、第1ビーム
による走査軌跡は直線で奇数行に位置し、第2ビーム
による走査軌跡は湾曲していて偶数行に位置する。主
走査の向きは矢印Aであり、第1ビームの方が第2ビ
ームより主走査方向に先行するので奇数行を走査する
第1ビームは奇数データにより書き込みを行なうのに
対して、偶数行を走査する第2ビームは偶数データで
書き込む。このため、第2ステーションでは行位置と画
像データは一致している。
【0050】図2におけるこのような、行位置と画像デ
ータの不一致をなくすには、第1ステーションについて
は、第2ビームによる走査軌跡が第1ビームに対し
て対称の位置となるように、つまり、’の位置を走査
するように移動すればよい。同様に、第3ステーション
においても、第2ビームによる走査軌跡が第1ビーム
に対して対称の位置となるように、つまり、’の位
置を走査するように移動すればよい。このようにする
と、第1ステーション、第3ステーションにおいてそれ
ぞれ、第1ビームと第2ビームについて、走査する
位置が奇数行と偶数行で入れ替わるので、行位置と画像
データの不一致が解消されるととともに、各ステーショ
ン間における湾曲特性も合致したものとなる。
【0051】そのようにするためには、第1ステーショ
ン走査用の光源ユニット14については、図12に示す
光学ユニット100において、第2ビームの出射方向
を(第1象限)の位置でなく、第2象限上であってこ
の第1象限の位置と対称の位置を通るように設定したも
のを使用すればよい。
【0052】このことは、ポリゴンミラー15を間にし
て対向する光源ユニット11と光源ユニット14との関
係では、第1ビームに対し、第2ビームの方向が副
走査方向に互いに対称となる関係にすればよいことを意
味する。つまり、光源ユニット11の第2ビームの出
射方向を第1象限上の位置とすると、光源ユニット14
の第2ビーム’の出射方向をx軸に対して対称の第2
象限上の位置とするのである。
【0053】同様のことは、ポリゴンミラー15を間に
して対向する光源ユニット12と光源ユニット13との
関係でもいえる。つまり、光源ユニット13の第2ビー
ムの出射方向を第1象限上の位置とすると、光源ユニ
ット12の第2ビーム’の出射方向をx軸に対して対
称の第2象限上の位置とするのである。
【0054】このようにすることにより、行位置と画像
データの不一致をなくすと共に、各ステーション間での
ビームの湾曲特性の不一致をも同時になくして、高画質
のカラー画像を得ることができる。
【0055】(四)請求項3記載の発明の例 並置した複数の感光体にそれぞれ多色画像用の潜像を書
き込み、顕像化した上、副走査方向に搬送される記録部
材に重ね転写してカラー画像を形成する方式では、これ
ら感光体により構成される画像形成ステーションにおけ
る画像の書き込みのタイミング、つまり、ビームに画像
情報をのせるタイミングは、基本的には1光源1ビーム
によるカラー画像形成装置において適用される技術を用
い、奇数行形成ビーム、偶数行形成ビームのうち、いず
れか一方を用いてステーション間隔を測定し、この測定
値に基づいて書き出しのタイミングを設定すればよい。
【0056】例えば、第1ステーション(感光体31)
での書き込みのタイミングに対する第2ステーション
(感光体30)における書き込みのタイミングについて
考えてみる。図4において副走査方向上、第4ステーシ
ョン(感光体28)の下流位置にはフォトセンサ38が
設けられていて集光レンズ39を介して記録紙上の書き
込みラインのエッジを検出することができるようになっ
ている。
【0057】そこで、ある既知の時点で第1光源ユニッ
ト14の奇数行形成ビームにより第1ステーションの感
光体31上にラインの書き込みを行ない、次いで前記既
知の時点からΔtの時間をおいたタイミングで第2光源
ユニット13の奇数行形成ビームにより第2ステーショ
ンの感光体30上にラインの書き込みを行ない、それぞ
れ現像して可視像化し記録紙(あるいは中間転写ベル
ト)上に転写した上、フォトセンサ38によりこれら書
き出されたライン間隔ΔMを測定すると、感光体30の
回転速度=感光体31の回転速度=記録紙の送り速度=
vは既知であるので、これら、v,ΔM,Δtの各値よ
り第1ステーションと第2ステーションの正確な間隔L
1を計算で求めることができる(図4参照)。よって、
「L1/v」を計算することにより、感光体ユニット1
4からの奇数行形成ビームと感光体ユニット13からの
奇数行形成ビームとを記録紙上で正確に重ね合わせるこ
とのできる、感光体31、30への各書き込み時点t1
を、t1=L1/vの計算式により求めることができる
(図9参照)。
【0058】同様の方法により、第1ステーションと第
3ステーションの正確な間隔L2、第1ステーションと
第4ステーションの正確な間隔L3をそれぞれ求めるこ
とができる(図4参照)。そこで、各ビームによる書き
込みラインを正確に重ね合わせることのできる、感光体
ユニット14からの奇数行形成ビームによる書き込みの
時点から感光体ユニット12からの奇数行形ビームによ
る書き込みの時点までの時間間隔t2、感光体ユニット
14からの奇数行形成ビームによる書き込みの時点から
感光体ユニット11からの奇数行形ビームによる書き込
みの時点までの時間間隔t3についても、それぞれ、t
2=L2/v、t3=L3/vとして求めることができ
る。
【0059】従って、これらt1、t2、t3を正確に
合わせて書き出しのタイミングを設定すれば、各ビーム
による像を正確に重ねることができるのであるが、実際
には、ポリゴンミラー15の1面当たりの走査周期以内
に正確に合わせることはできない。そこで、これらt
1、t2、t3に最も近くなるタイミングのポリゴン面
による反射光により書き出すこととなる。
【0060】そのための手法について述べると、ポリゴ
ンミラー15の1面当たりの走査周期をCLKとすると
き、このCLKの値は正確に実測することができる。こ
のCLKの値に任意の整数k1を乗じたときの値をt
1’とする。つまり、t1’=K1×CLKとする。こ
の式において、t1に最も近似した値をとり得るk1の
実値を求め、その実値により計算したt1’のタイミン
グにより、第1ステーションにおける書き出しのタイミ
ングに対する第2ステーションにおける書き出しのタイ
ミングを決定する。第3ステーションにおける書き出し
のタイミング及び第4ステーションにおける書き出しの
タイミングについても同様に、t2’=K2×CLK、
t3’=K3×CLKとし、t2’、t3’に最も近似
した値をとり得る整数K2、K3の実値をそれぞれ求
め、求めた実値により計算したt2’、t3’により、
第3ステーション、第4ステーションにおける書き出し
のタイミングを決定する。
【0061】以上の説明では、書き出しタイミングの設
定には、各光源ユニットについて奇数行形成ビームを使
用する例で説明したが、各光源ユニットについて偶数行
形成ビームを使用して行なうこともできる。
【0062】なお、フォトセンサ38は、色の識別がで
きないので、t1〜t3の設定に際しては、基準色と任
意の間隔、例えば1インチ隔てたラインにより検出を行
なうようにする。或いは、同一ラインを主走査方向にビ
ーム毎に区間を区切って走査すれば、各ビームの軌跡は
主走査方向でズレるため、副走査方向で重ならないでそ
の重なり具合を比較することもできる(特開昭62−2
42969号第3図参照)。
【0063】(五)請求項4記載の発明の例 上記(四)の例では、偶数行あるいは奇数行のいずれか
一つを用いて、n色目のステーションでの書き出しのタ
イミングを設定した。従って、事実上、ポリゴンミラー
の一つの反射面について、一つのビームしか存在しない
のと同じ考え方により、最も色ズレを少なくすることの
できる走査位置を走査するポリゴンミラーの反射面を選
択するにとどまる。
【0064】この例では、ポリゴンミラーの一つの反射
面について、二つのビームが存在することに着目して、
これら二つのビームのうちで、より色ズレを少なくする
ことのできる位置に存在するビームを先頭行形成ビーム
として選択して画像形成するものである。
【0065】図10は、同一のポリゴンミラー15によ
り書き込まれた記録紙上のライン像を、図4に示すフォ
トセンサ38により読み出した出力を示している。この
図10に示す出力波形は、記録紙上に形成されるライン
像を1個のフォトセンサ38により順次読み取らせるた
め、副走査方向に順次像形成することとし、より色ズレ
の少ないラインを先頭行形成ビームとして選択するた
め、ポリゴンミラーの反射面を異ならせて副走査方向に
順次ライン像を形成し、このライン像をフォトセンサ3
8により読み取り、その出力を比較しやすいように、ポ
リゴンミラーの反射面ごとの走査軌跡の検知出力を第1
色目について位相を合わせて示したものである。
【0066】第1の出力は、上から2番目に示したもの
であり、r面により第1色目について奇数行およびこれ
と隣接する偶数行を書き込み、これら第1色目の書き込
みラインから任意の間隔(狙いの間隔)をおいて、r面
により第n色目の像を奇数行およびこれと隣接する偶数
行について書き込んだときのフォトセンサ38の検知出
力である。
【0067】第2の出力は、一番上に示したものであ
り、第n色目について上記第1の出力における第n色目
の像を書き込んだときの反射面rよりもポリゴンミラー
の回転方向上、遅れた側に隣合うr−1面により第1色
目について奇数行およびこれと隣接する偶数行を書き込
だときのフォトセンサ38による読み取り出力である。
【0068】第3の出力は、一番下に示したものであ
り、第n色目について上記第1の出力における第n色目
の像を書き込んだときの反射面rよりもポリゴンミラー
の回転方向上、進んだ側に隣合うr+1面により第1色
目について奇数行およびこれと隣接する偶数行を書き込
だときのフォトセンサ38の検知出力である。
【0069】これら3つの出力において、例えば、r面
による走査ビームの出力について、第1色目の奇数行
(例えば、これを先頭行とする)から第n色目奇数行ま
での間隔L12を測定したところ、狙いの間隔から僅か
にズレていたとする。このズレの量を最小にするには、
r面による第n色目の奇数行の前後各1行のいずれかの
うち、上記狙いの間隔からのズレが最も小さい行を先頭
行として選択してこの行を走査するビームに先頭行用の
データをのせて書き込むようにする。言い換えれば、r
面による第1色目の奇数行から間隔L12の位置にある
偶数行のラインを走査するビームに第1色目奇数行デー
タに対応する奇数行データをのせて書き込むか、あるい
は、r−1面による第1色目の奇数行から間隔L11の
位置にある偶数行のラインを走査するビームに第1色目
奇数行データに対応する奇数行データをのせて書き込む
かのいずれかを選択するのである。
【0070】上記の例では、r面による第1色目の奇数
行を基準に考えたが、r面による第1色目の偶数行を基
準にしても全く同様のことがいえる。つまり、第1色目
の偶数行(例えば、これを先頭行とする)から第n色目
偶数行までの間隔L15を測定したところ、狙いの間隔
から僅かにズレていたとする。このズレの量を最小にす
るには、r面による第n色目の偶数行の前後各1行のい
ずれかのうち、上記狙いの間隔からのズレが最も小さい
行を先頭行として選択してこの行を走査するビームに先
頭行用のデータをのせて書き込むようにする。言い換え
れば、r面による第1色目の偶数行から間隔L14の位
置にある奇数行のラインを走査するビームに第1色目偶
数行データに対応する偶数行データをのせて書き込む
か、あるいは、r面による第1色目の偶数行から間隔L
16の位置にあるr+1面による奇数行のラインを走査
するビームにr面による第1色目偶数行データに対応す
る偶数行データをのせて書き込むかのいずれかを選択す
る。
【0071】本例において、フォトセンサ38は請求項
4記載の発明における色ズレ検出手段の一例を構成す
る。また、最も色ズレ量の少ないビームを先頭行形成ビ
ームとして選択するタイミング切り換え手段は、ポリゴ
ンミラー15の回転位置を検知することのできる同期検
知センサ32、33と、これらのセンサからのビーム検
知出力を入力して所定のタイミングに所定の画像情報を
のせるように機能する書き込み制御部により構成するこ
とができる。なお、本例においては、前記したように本
来、奇数行を走査するビームを偶数行として使用するな
ど、行データと行位置との組替えが生ずるので、先行ビ
ームに奇数行データののせるような制御を行なう図5に
より説明した書き込み制御部40−3は使用されない。
【0072】(六)請求項5記載の発明の例 前記(五)記載の例において、さらに、副走査ビームピ
ッチを微調節することにより、色ズレをなくすようにし
たのが本例である。図11において、太線で示す各行の
ピッチをPとするとき、本来は一番上の太線上に第n色
第1行データによる第1ビームによる書き込みおよ
び、基準色第1行データによる第2ビームによる書き
込みが行なわれ、次の太線上に第n色第2行データにお
第2ビームの書き込みおよび、基準色第2行データに
よる第1ビームの書き込みが行なわれ、次の太線上に
第n色第3行データによる第1ビームによる書き込み
および、基準色第3行データによる第2ビームによる
書き込み、というように書き込みが行なわれるべきもの
である。
【0073】ところが、基準色のビームがズレの最大値
である行間の中間位置、つまり、図中、細線で示すよう
に太線の中間位置、つまり、P/2の位置(ΔPmax
=P/2=31.75μm)にズレた場合、なんら調整
をしないときには、基準色による走査ラインは細線で示
すようにピッチPの間隔で太線の中間位置にそれぞれ位
置することとなる。
【0074】このため、第1行に関しては、一番上の太
線上の位置に第n色第1行データで第1ビームによる
書き込み、次の細線上の位置に基準色第1行データで第
2ビームによる書き込みがなされる。同様に、第2行
に関しては、2本目の太線上に第n色第2行データで第
2ビームによる書き込み、次の細線上に基準色第2行
データで第1ビームによる書き込みがなされる。同様
に、第3行に関しては、3本目の太線上に第n色第3行
データで第1ビームによる書き込み、この太線の次の
細線上に基準色第3行データで第2ビームによる書き
込みがなされる。
【0075】この場合に、基準色の第1ビームを基準
色の第2ビームに対してシフトしてズレを調整する場
合について説明する。この例では、ポリゴンミラー15
の一つの反射面に2ビームを同時入射させて2ライン同
時走査して画像を書かせる場合であるので、シフト量は
そのまま、ラインピッチの変動として現れる。このライ
ンピッチの変動による画像への影響が許容される最大値
は、ビーム径を100μmとしたとき、その10%であ
る10μmとされている。そこで、図11(2)に示す
ように基準色の第2ビームを固定して、図11の
(1)に示す基準色の第1ビームの走査位置を許容シ
フト量である10μmの範囲で矢印の向きにシフトす
る。この例では、最大値である10μmシフトした場合
で説明する。
【0076】すると、シフトすることにより変化したピ
ッチΔP’と変化前のピッチPの関係は、ΔP’<ΔP
(∵ΔP’=ΔP−10μm)となるので、つまり、シ
フトしたことにより第n色第1行データによる第1ビー
ムの走査ラインである一番上の太線に最も接近するの
が、シフトしたビームである図11(1)の基準色の第
1ビームとなるので、このシフト後の図11(1)に
示す基準色第1ビームを基準色第1行の書き込みビー
ムとし、同様に図11(2)の基準色第2ビームに第
1行データでなく第3行データをのせるように変更す
る。
【0077】以上により、第1行を書き込むのはシフト
後の基準色第1ビームと第n色第1ビームの組合せ
となり、第2行を書き込むのは基準色第2ビームと第
n色第2ビームの組合せとなり、第3行を書き込むの
はシフト後の基準色第1ビームと第n色第1ビームの
組合せとなり、第4行を書き込むのは基準色第2ビーム
と第n色第2ビームの組合せとなる。
【0078】その結果、色間のズレ最大値をΔP’ma
x=P/2−10μm=21.75μmとし、識別不能
なズレ量以下に抑えることができる。
【0079】このようなシフトのための手段を説明す
る。図12において、ステッピングモータ103の軸に
ナット103Nを螺合させておき、このナット103N
を光源ユニット100の一端側の下部に当接させてお
く。一方、光源ユニット100は光軸を通る第1ビーム
の延長線を回動中心として回動自在に構成しておく。
その上で、光源ユニット100の一端側の下面に前記ナ
ット103Nの先端を当接させ、対向する上側から付勢
手段により押圧してナット103Nと光源ユニットとの
当接状態が常に保持されるようにしておく。さらに、ナ
ットNには上下方向に長溝を形成しておき、この長溝に
は不動部材に設けた軸を摺動自在に係合させておく。こ
の回り止め手段により、ナットNはステッピングモータ
103の駆動に応じて上下動することとなる。
【0080】このようにすることにより、ステッピング
モータ103を駆動することで、ナットNを上下動さ
せ、光源ユニット100を光軸を中心に上下何れにも傾
けることができ、上記したようにビームのシフト制御が
可能となる。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、1つのレーザ
光源による第1ビーム、第2ビームのうち、何れか先行
するビーム共通の同期検知手段で検知して、印字制御を
各ステーションで共通化することが可能であり、簡易な
構成で、マルチビームによる高速カラー印字を可能とす
る。
【0082】請求項2記載の発明では、各レーザ光源同
士のビームについて、被走査面におけるビームの湾曲特
性を一致させることができるので、色ズレの少ない高品
質のカラー画像を得ることができる。
【0083】請求項3、4、5記載の発明では、各ステ
ーションの初期設定作業を簡単化し、作業効率を向上す
るとともに、色ズレの少ない高品質な画像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各ステーションにおける第1ビーム、第2ビー
ムによる走査軌跡を説明した図である。
【図2】各ステーションにおける第1ビーム、第2ビー
ムによる走査軌跡を説明した図である。
【図3】本発明に係る光走査装置の平面図である。
【図4】本発明に係る光走査装置の正面図である。
【図5】本発明に係る光走査装置の印字制御系のブロッ
ク図である。
【図6】本発明に係る光走査装置における2ビームを出
力するレーザ光源の構成を説明した斜視図である。
【図7】ビームの湾曲特性を説明した図である。
【図8】図4に示した光走査装置を部分的に拡大して示
した正面図である。
【図9】各光源ユニットにおける画像書き込みのタイミ
ングを説明したタイムチャートである。
【図10】ポリゴンミラーの任意の反射面および該反射
面の両隣の反射面による走査ビームで形成した像のセン
サによる検知出力を模視的に説明した図である。
【図11】位置ズレをなくすために2ビームのうちの一
つをシフトすることにより、ビームにのせる行データが
変更になることを説明した図である。
【図12】光源ユニットの構成およびビームの出射方向
について説明した図である。
【符号の説明】
15 (偏向手段としての)ポリゴンミラー 16,17 (結像素子としての)fθミラー 28,29,30,31 (ステーションを構成す
る)感光体 32 同期検知センサ 33、34 ビーム検知器 第1ビーム 第2ビーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ビームと第2ビームの2本のビームを
    出射するレーザ光源を偏向手段を間にして対向する対と
    して複数有するとともに、各々のレーザ光源から出射さ
    れた各ビームを同一の偏向手段を用いて振り分け走査
    し、並置した感光体に結像するようにした多色画像形成
    装置の光走査装置において、 前記各レーザ光源における第2ビームは第1ビームに対
    して主走査方向に所定角度隔てて出射するように設定し
    たものであり、対向するレーザ光源同士のビームの出射
    方向は、第1ビームに対し、第2ビームの方向を主走査
    方向に対称となる方向に設定したことを特徴とする多色
    画像形成装置の光走査装置。
  2. 【請求項2】第1ビームと第2ビームの2本のビームを
    出射するレーザ光源を偏向手段を間にして対向する対と
    して複数有するとともに、各々のレーザ光源から出射さ
    れた各ビームを同一の偏向手段を用いて振り分け走査
    し、並置した感光体に結像するようにした多色画像形成
    装置の光走査装置において、 前記各レーザ光源における第2ビームは第1ビームに対
    して副走査方向に所定角度隔てて出射するように設定し
    たものであり、対向するレーザ光源同士のビームの出射
    方向は、第1ビームに対し、第2ビームの方向を副走査
    方向に対称となる方向に設定したことを特徴とする多色
    画像形成装置の光走査装置。
  3. 【請求項3】第1ビームと第2ビームの2本のビームを
    出射するレーザ光源を偏向手段を間にして対向する対と
    して複数有するとともに、各々のレーザ光源から出射さ
    れた各ビームを同一の偏向手段を用いて振り分け走査
    し、並置した感光体に結像するようにした多色画像形成
    装置の光走査装置において、 各ステーションにおいて奇数行形成ビーム、偶数行形成
    ビームのうち、いずれか一方を用いてステーション間隔
    を測定し、この測定値に基づいて書き出しタイミングを
    設定したことを特徴とする多色画像形成装置の光走査装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の多色画像形成装置の光走査
    装置において、各ステーション毎に奇数行形成ビーム、
    偶数行形成ビームおよび、隣接する偏向面の奇数行形成
    ビームまたは、偶数行形成ビームを用いて形成した画像
    の相対位置ズレを検出する色ズレ検出手段と、この色ズ
    レ検出手段により検出された色ズレ量のうち、最も色ズ
    レ量の少ないビームを先頭行形成ビームとして選択する
    タイミング切り換え手段と、を有することを特徴とする
    多色画像形成装置の光走査装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の多色画像形成装置の光走査
    装置において、各ステーションでの副走査ビームピッチ
    を記録密度より僅かにずらして設定したことを特徴とす
    る多色画像形成装置の光走査装置。
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