JPH10104047A - 定量供給装置 - Google Patents

定量供給装置

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JPH10104047A
JPH10104047A JP26038196A JP26038196A JPH10104047A JP H10104047 A JPH10104047 A JP H10104047A JP 26038196 A JP26038196 A JP 26038196A JP 26038196 A JP26038196 A JP 26038196A JP H10104047 A JPH10104047 A JP H10104047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯槽からの排出制御において、特に複数の貯
槽を切り換えて排出量制御を行う定量供給装置で、瞬間
排出量を所定値に正確に維持することと、累積排出量も
所定値に正確に維持できる定量供給装置を提供するこ
と。 【解決手段】 それぞれ計量器2a、2bを備えた複数
の貯槽1a、1bと、瞬間排出量を設定する瞬間目標値
設定器5a、5bとA/D変換器3a、3bを経由した
計量信号と瞬間目標値設定器からの信号とを比較演算し
て制御信号を出力する演算制御器4a、4bと、貯槽か
ら内容物を排出する排出フィーダ8a、8bと、この排
出フィーダを駆動するサーボモータ7a、7b及びモー
タ制御器6a、6bと、計量器からの信号を受け目標値
設定器に出力する累積偏差補正器10a、10bとで構
成した定量供給装置において、計量信号から演算された
瞬間排出偏差を制御系にフィードバックするとともに、
貯槽切り換え時に排出量を一定規則で減少させ、その目
標値に対する偏差を演算制御器へフィードフォワードし
て瞬間排出量を維持する機能を備えた定量供給装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、塊状物、粒体、
粉体又は液体を計量式の貯槽に収納しておき、これらを
一定流量で次段に設けられた貯槽等の下部装置に供給す
る定量供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は化学工業を始め広
い分野で利用されており、その目的は、瞬間に近い短時
間間隔でも供給量が基準値にできる限り一致しており、
又長い時間間隔では累積供給量が累積目標値にできる限
り一致することが望まれている。上記のように長時間連
続して定量供給するときは、2つの貯槽を相互に切り換
えながら供給する方法がよく使用されている。このよう
な定量供給装置としては特公昭41−2327に開示さ
れており、第4図はこの実施例のブロック図である。こ
の図において21a、21bは貯槽、22a、22bは
この貯槽中の内容物の重量又は容積を指示する指示計、
24a、24bは上記指示計の単位時間当たりの移動量
を加算装置25に伝達するための接続機構である。又2
3a、23bは上記貯槽の内容物を排出する排出機構
で、貯槽等の下部装置30に接続されている。26は基
準値発生装置、27は比較器、28は偏差信号発生器、
28a、28bは排出機構を調節する調節器で、29は
切り換え器である。上記接続機構24a、24bは貯槽
に物品を投入している間は切り離され、貯槽から内容物
が排出され、その排出機構が完全に停止するまでは接続
されている。
【0003】第5図は前述の装置の制御系統を示す実施
例である。この図において指示計22a、22bの指示
軸は、それぞれ24a、24bをそれぞれクラッチとす
ると、そのクラッチを経てシンクロ発生器25a、25
bに接続されている。これらシンクロ発生器の出力はシ
ンクロ制御変圧器27に接続されている。一方回転機の
ような基準値発生装置26で設定された基準値は、上記
シンクロ制御変圧器27に供給され、上記指示計22
a、22bの和の基準速度に対する偏差を出力として発
生し、この出力を増幅器31によって拡大した後モータ
32を回転させ、その回転により偏差信号発生器28を
調節している。このモータ32はシンクロ制御変圧器2
7の出力を偏差信号発生器28の偏差信号に等しくなる
ように動作する。この偏差信号は切り換え器29を経て
排出弁23a、23bの開度を調節するモータ28a、
28bの一方に与えられ、その排出量を定量に対する偏
差がないように調節する。従って、排出量が基準値に対
応しておればシンクロ発信機25a及び25bの総合出
力は基準速度に対応し、シンクロ制御変圧器27は出力
せず0であり、モータ28a及び28bも回転しない。
【0004】この図4の装置において、貯槽21aより
定量供給を始め、この貯層が空に近くなると排出機構2
3aを23bに切り換えて貯槽21bからの供給に切り
換える。このとき指示計22aと22bの移動速度を加
算装置25で加算の上基準値発生装置26からの基準値
信号とを比較器27で比較して誤差信号を取り出し、2
8、29とを介して調節器28bに入力して排出機構2
3bにて貯槽21bからの排出量を制御するようになっ
ている。即ち貯槽からの実際の供給量と設定された基準
値とを比較しながらその誤差をフィードバックして供給
量を基準値と一致するように調節するようになってい
る。しかしながら、貯槽21aから貯槽21bに定量供
給を切り換えても、排出機構23aは慣性のためしばら
く動き、その間上記貯槽21aからは少量の排出を行っ
た後停止し、その間は上記貯槽21aに対して排出制御
をしていないことになるので、その排出量は不安定であ
った。このような不安定な供給は貯槽21bの定量供給
制御への大きな外乱となり、フィードバック制御を行っ
ても瞬間に近い短時間で供給誤差が生じることになる。
又、この開示されているものでは長時間の累積供給量を
正確に制御することができない。従ってこの開示された
技術では、貯槽を切り換えたときの瞬時に近い短時間の
供給誤差と長時間の累積供給誤差とを生じるという問題
点があった。
【0005】又、貯槽を1つとした排出制御の定量供給
装置として特公平8−1391が開示されているが、こ
れは貯槽に原料を補充している間は無制御状態であった
から、貯槽内のヘッド圧が増加するに従って排出機構で
ある振動フィーダを制御することによって上記無制御状
態を解決しようとしたものである。更に、貯槽を上下2
段としていずれも重量検出機構を備えた装置として特公
平4−41766が開示されているが、この技術も貯槽
の原料重量の下限値から上限値になるまでの原料補充中
に両重量検出機構の計量信号により排出制御しようとす
るものであり、いずれも効果としては認められるが、前
述のように瞬時に近い短時間の供給誤差と長時間の累積
誤差を解決するまでには到っていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、例
えば火力発電所の微粉炭噴射ノズルに供給する微粉炭の
排出量制御で、瞬間排出量を所定値に維持することと、
所定の電力量を所定時間に発電するためには所定時間中
に供給される微粉炭の重量も所定重量に近づくことが重
要である。従って、前述のような問題点である貯槽切り
換えのときの瞬間供給偏差と長時間の累積供給偏差をフ
ィードバック制御とフィードフォワード制御を併用する
ことにより極めて少なくできる定量供給装置を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明は、複数の貯槽にそれぞれ計量器を取り
付け、瞬間排出量を設定する瞬間目標値設定器と、上記
計量器からA/D変換器を経由した信号と上記目標設定
器からの信号とを比較演算して制御信号を出力する演算
制御器とを設け、一方上記貯槽の下部装置に内容物を供
給する排出フィーダをこの貯槽の下に取り付け、この排
出フィーダを駆動するサーボモータとその制御器とを設
け、更に上記計量器からの信号を受け上記瞬間目標設定
器に出力する累積偏差補正器とにより定量供給装置を構
成して、上記複数の貯槽の一方からの排出を切り換える
ことによって連続した定量供給が行えるようにし、この
定量供給において、計量信号から演算された瞬間供給偏
差を上記の演算制御器にてフィードバック制御するよう
にするとともに、先に排出器の貯槽の下限値からその貯
槽の排出停止までの間を一定規則による減少により排出
量を制御し、この排出量と上記下限値からスタートする
次の貯槽の排出量との和が瞬間排出量の所定値になるよ
うに同時に制御し、又、上記規則による目標値の変化に
よる偏差を先の貯槽の演算制御器にフィードフォワード
し、更にこの貯槽からの排出量の変化による偏差を切り
換えられる次の貯槽の演算制御器にフィードフォワード
することにより瞬間排出量を安定して維持できるように
し、加えて複数の貯槽からの累積排出量を常に演算しつ
つ設定された累積目標値とを比較して、累積偏差補正器
によって瞬間排出量の目標値を許容誤差の範囲内で補正
することにより累積排出量即ち累積供給量を正確に維持
するように構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明では、複数の計量器付貯
槽を切り換えての排出制御で定量供給を行うが、瞬間供
給偏差を制御系へフィードバックするとともに、切り換
え時においては先行排出をしている貯槽は一定規則にお
ける減量排出によって目標値の変化による偏差をその貯
槽の制御系へ、同時に排出量の変化による偏差を切り換
えられる次の貯槽の制御系へそれぞれフィードフォワー
ドすることで瞬間排出量を所定値に正確に維持し、更に
累積排出量の偏差により瞬間排出量の目標値を補正する
ことで累積排出量を所定値に正確に維持できる。
【0009】
【実施例】この発明の実施例におけるブロック図を図1
に、制御器の演算動作タイミングを図2に、累積目標値
における所定時間間隔が1つの貯槽からの排出時間より
長いときの供給量と時間との関係を図3にそれぞれ示
す。図1において、1a、1bはそれぞれ計量器2a、
2bを備えた貯槽で図示しない投入装置から粉粒体の原
料を投入するようになっている。3a、3bは上記計量
器からのアナログ出力をディジタル計量信号に変換する
A/D変換器で、その信号はそれぞれ演算制御器4a、
4bに入力されている。一方、瞬間目標値ra、rbと
(瞬間供給基準値又は一定規則の減り変化値として設定
される)、それから発信された瞬間目標値ra、rbの
変化による供給量偏差11a、11b及び貯槽1bから
の排出量qbの変化による排出量偏差12a、貯槽1a
からの排出量qaの変化による排出量偏差12bがそれ
ぞれ上記演算制御器4a、4bに入力される。更に相互
補正のため上記供給量偏差11aは演算制御器4bへ、
供給量偏差11bは演算制御器4aへそれぞれ入力され
ている。上記演算制御器4a、4bにおいては、入力さ
れたそれぞれの信号は演算の後操作量としてモータ制御
器6a、6bに供給され、サーボモータ7a、7bを制
御して排出フィーダ8a、8bを駆動するようになって
いる。又、上記貯槽1a、1bのそれぞれの排出フィー
ダ8a、8bからの排出量の和が下部装置9への供給量
となっている。更に、それぞれの計量器からの信号を受
ける累積偏差補正器10a、10bは累積供給誤差を減
らすためにその信号はそれぞれ瞬間目標値ra設定器5
a及びrb設定器5bに入力され瞬間目標値ra及びr
bを修正するようになっている。
【0010】この装置の動作状況を図1及び図2によっ
て説明する。最初貯槽1aより図2Aにおいて目標値r
a(n)を実線A1 に示すように瞬間基準値として目標
値ra設定器5aにより設定した上排出フィーダ8aよ
り原料の定量供給制御を開始する。但し、上記nは1、
2、・・・の整数で、ra(n)はサンプル時刻nのサ
ンプル値を表す。上記のように供給を開始するとA/D
変換器3aからの計量信号により演算された時間当たり
の排出量である瞬間供給値をqa(n)とし、瞬間供給
偏差をeqa(n)とすると式1となる。 eqa(n)=ra(n)−qa(n)・・・・・式1 そこでフィードバック制御理論を用いて演算制御器4a
からモータ制御器6aへ出力する。例えば偏差eqa
(n)に適当な比例(P)及び積分(I)の定数を乗算
し、これらの乗算結果を加算した上、上記モータ制御器
6aに供給することになる。ここまでは在来のフィード
バック制御と同じである。次に貯槽1aが予め設定され
た計量器2aにおける下限値Wa1即ち空に近くなったと
き、上記貯槽1aから貯槽1bに定量供給を切り換え
る。そのとき上記目標値ra(n)を実線A2 に示すよ
うに、例えばランプ減り関数とか正弦関数の減少部分の
ような一定の規則によって設定し、上記貯槽1aからの
排出量を上記の一定の規則で安定的に減らせるように上
記演算制御器4aから信号をモータ制御器6aに送りモ
ータ7aによって排出フィーダ8aを制御するようにす
る。更に制御の即応性を向上させるため目標値ra
(n)変化による偏差efa(n)11aを演算制御器
4aにフィードフォワードして直接制御対象に加える。
この上記偏差は式2によって求めることができる。 efa(n)=ra(n+1)−ra(n)・・・・・式2 この目標値ra(n)変化による偏差についても、瞬間
供給偏差eqa(n)と同様適当な比例(P)及び積分
(I)の定数を乗算し、その乗算結果を加算して上記e
qa(n)のフィードバックの結果と合わせて演算制御
器4aよりモータ制御器6aに信号を供給し、目標値r
a(n)が零になると排出フィーダ8aの排出動作を停
止させ貯槽1aに原料を補充することになる。
【0011】次に貯槽1bの定量供給となるが、前述の
ように貯槽1aの貯留量が予め設定された下限値Wa1と
なったことを計量器2aからの計量信号としてA/D変
換器3aから演算制御器4bに入力されると、予め瞬間
目標値rb設定器5bにより図2Bの点線B1 として示
すように目標値rb(n)を瞬間基準値として定量供給
を行うことになるが、前述のように排出フィーダ8aが
排出動作を停止するまでは貯槽1aと貯槽1bとの双方
が排出を行うことになる。従って定量供給量はこれら2
つの貯槽からの排出量の和となる。この間A/D変換器
3bからの計量信号により演算された時間当たりの排出
量である瞬間供給値をqb(n)とし、瞬間供給偏差を
eqb(n)とすると式3によって求めることができ
る。 eqb(n)=rb(n)−qa(n)−qb(n)・・・・・式3 そこで前述の貯槽1aから定量供給で述べたと同様、フ
ィードバック制御理論を用いて演算制御器4bからモー
タ制御器6bへ出力する。即ち偏差eqb(n)に適当
な比例(P)及び積分(I)の定数を乗算し、これらの
乗算結果を加算した上、上記モータ制御器6bに供給す
ることになる。この場合、瞬間供給量は貯槽1aと貯槽
1bの両方からの排出量の和となるので、貯槽1bから
の実際の排出量は図2Cの点線B1'となる。そこで貯槽
1aからの排出量qa(n)の減少が貯槽1bの定量供
給制御への外乱とみなされるが、貯槽1aからの排出量
が制御されているので、貯槽1bからの排出は充分外乱
を減少した定量供給制御となり安定している。また、そ
の変化による偏差edb(n)は貯槽1aの目標値ra
(n)の変化による偏差efa(n)と同じであり、こ
れを式4に示す。 edb(n)=ra(n+1)−ra(n)・・・・・式4 そこで前述と同様、制御の即応性を向上させるためこの
偏差edb(n)11bを演算制御器4bにフィードフ
ォワードして直接制御対象に加える。
【0012】貯槽1aの排出フィーダ8aの排出動作を
停止させると、図2A及び2Cに示すように貯槽1aか
らの排出が停止された時刻となり、その時から定量供給
は貯槽1bのみとなり、A/D変換器3bからの計量信
号を受けた演算制御器4bにより制御される。そのとき
の瞬間供給偏差は式5によって求められる。 eqb(n)=rb−qb(n)・・・・・式5 次に前述の貯槽1aからの定量供給と同様、図2Bに示
すように貯槽1bが予め設定された計量器2bにおける
下限値Wb1即ち空に近くなったとき、上記貯槽1bから
貯槽1aに定量供給を切り換える。そのとき、前述と同
様貯槽1bから排出量を図2Bの点線B2 に示すように
一定の規則で安定的に減らせるように上記演算制御器4
bから信号をモータ制御器6bに送りモータ7bによっ
て排出フィーダ8bを制御するようにする。上記の排出
量を減らす割合は、貯槽1a又は1bから一定の規則で
減っていた供給量が急に零とならないよう、排出フィー
ダ8a又は8bの排出動作停止時点では完全に排出せず
若干残すようにしておく。この例では貯槽1bの定量供
給制御に対する外乱とみなしていた貯槽1aからの排出
量の減少変化による偏差は、前述のように設定された目
標値ra(n)によって式4のように演算されるが、前
回の貯槽1aから排出したときの排出量を記憶してお
き、これを用いてもよい。このことによって貯槽1aか
らの排出量の制御誤差の影響がなくなる。
【0013】次に前述の課題でも述べたように、所定時
間中に供給される原料の重量も所定重量に近づくことが
重要であり、そのために累積供給誤差を修正することが
是非必要となる。前述のように貯槽1a、1bからの排
出量は、常に計量・制御されているので任意の例えばN
のサンプル間隔での累積供給量値WN を正確に計算する
ことができる。即ち、貯槽1a又は1bから原料供給が
単独で行われているときは、それぞれ対応する計量器2
a又は2bから出力される計量信号を用いて累積供給量
値WN を計算することができるし、貯槽を切り換えると
きは、貯槽1aと1bの両方から原料が供給されるの
で、計量器2a、2bからの出力される計量信号の和を
用いて累積供給量WN を計算することができる。そこで
計算された上記累積供給量WN を予め設定された累積目
標値WS と比較して供給量の累積偏差EWN が式6によ
り求められる。 EWN =WS −WN ・・・・・式6 又、上記供給量の累積偏差により前述した瞬間供給基準
値に基づいて設定された瞬間目標値ra(n)、rb
(n)がそれぞれ累積偏差補正器10a、10bから瞬
間目標値ra設定器5a及び瞬間目標値rb設定器5b
に補正信号が出力され補正される。今補正係数をGとす
ると瞬間目標値ra(n)、rb(n)がそれぞれ式7
及び式8により許容誤差の範囲で補正され、累積供給量
を正確に維持することができる。 ra(n)=ra(n)−G×EWN ・・・・・式7 rb(n)=rb(n)−G×EWN ・・・・・式8
【0014】累積目標値における所定時間間隔が図3に
示すように1つの貯槽排出時間より長くかかる場合、例
えば貯槽1aの排出開始時刻TS から2つ目の貯槽1b
の排出終了時刻までかかるときは、それぞれの貯槽1
a、1bの排出開始から排出終了までの原料の重量が計
量器2a、2bからの計量信号により排出開始時点の計
量値から排出終了時点の計量値を減算することにより求
められ、この2つの貯槽からの排出量の和により累積供
給量が高精度に算出される。上記の所定時間間隔は図に
示すようにTS からTE までのT時間となるので、上記
累積供給量の中には前回定量供給されていた貯槽(この
場合は1b)から一定の規則で減っていた排出量(点線
C’までの斜線部分)及び次回定量供給される貯槽(こ
の場合は1a)から一定の規則で増えていた排出量(点
線C”点からの斜線部分)が計量信号によってそれぞれ
算出されて含まれている。従って殆ど静的計量値を用い
て算出されるので正確である。但し、累積供給量を予め
設定された累積目標値に近づける必要があるので、式6
に示すように供給量の累積偏差を求め、式7及び式8に
より瞬間目標ra(n)及びrb(n)を1つの貯槽か
らの排出時間ごとに補正することになる。そこで定量供
給の全過程における累積供給量は正確に算出されること
になる。
【0015】
【発明の効果】この発明になる複数の貯槽を切り換えて
原料等の内容物を定量供給する装置においては、貯槽か
らの排出を切り換えるとき、先に排出していた貯槽が空
に近い下限値となったとき、上記貯槽からの排出量を一
定の規則で減じることによりその貯槽からの安定な排出
が維持できるとともに、次に切り換わるべき貯槽からの
定量供給制御に対し、外乱を極力減少することができる
ので正確な瞬間供給ができるという効果がある。又、瞬
間供給偏差を排出機構にフィードバックすると共に、例
えば二つの貯槽a、bを切り換えるとき、貯槽aの減少
する目標値の変化による偏差を直接貯槽aの制御器にフ
ィードフォワードすることで制御の即応性が向上すると
いう効果があり、同様に貯槽aからの排出量の減り変化
分を貯槽bの定量供給制御の外乱とみなして直接貯槽b
の制御器にフィードフォワードして効果を出し、このよ
うにフィードバック制御とフィードフォワード制御を併
用することで複数の貯槽を切り換えて定量供給するとき
の瞬間供給値が正確に得られるという大きな効果があ
る。更に、貯槽a、bからの排出量が常に計量・制御さ
れているので長時間の累積供給量が正確に算出でき、予
め設定された累積目標値とを比較して瞬間供給量の目標
値を許容誤差範囲内に補正することができるので累積供
給量を正確に維持できるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例におけるブロック図である。
【図2】この発明の実施例における貯槽からの供給量と
時間との関係を示す図で、貯槽1aの(A)、貯槽1b
の(B)及び貯槽1aから貯槽1bに切り換えるときの
(C)である。
【図3】この発明の実施例における累積目標値における
所定時間間隔が1つの貯槽よりの排出時間より長いとき
の供給量と時間との関係を示す図である。
【図4】従来の実施例のブロック図である。
【図5】従来の図4の実施例における制御系統を示す図
である。
【符号の説明】
1a、1b 貯槽 2a、2b 計量器 3a、3b A/D変換器 4a、4b 演算制御器 5a、5b 瞬間目標値設定器 6a、6b モータ制御器 7a、7b サーボモータ 8a、8b 排出フィーダ 9 下部装置 10a、10b 累積偏差補正器 11a、11b 目標値変化による偏差 12a、12b 排出量変化による偏差

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ計量器を備えた複数の貯槽と、
    瞬間排出量を設定する瞬間目標値設定器と、上記計量器
    からA/D変換器を経由した計量信号と上記瞬間目標値
    設定器からの信号とを比較演算して制御信号を出力する
    演算制御器と、上記貯槽の内容物を下部装置に供給する
    排出フィーダと、この排出フィーダを駆動するサーボモ
    ータ及びモータ制御器と、上記計量器からの信号を受け
    上記瞬間目標値設定器に出力する累積偏差補正器とを備
    え、貯槽からの排出を切り換えて定量供給を行う装置に
    おいて、計量信号に基づき演算された瞬間排出偏差値を
    上記演算制御器にてフィードバック制御するとともに、
    貯槽量の下限値から排出停止までの間を一定規則による
    減少により排出量を制御し、この規則による目標値の変
    化による偏差をこの貯槽の演算制御器にフィードフォワ
    ードし、この貯槽からの排出量の変化による偏差を切り
    換えられる次の貯槽の制御器にフィードフォワードする
    ことにより安定した瞬間排出量を維持し、更に複数の貯
    槽からの累積排出量を常に演算し、設定された累積目標
    値とを比較し、累積偏差補正器により瞬間排出量の目標
    値を許容誤差の範囲内で補正して累積排出量即ち累積供
    給量を正確に維持することを特徴とする定量供給装置。
  2. 【請求項2】 1つの貯槽の貯槽量の下限値から排出停
    止までの瞬間排出量と、上記下限値から切り換わる次の
    貯槽からの瞬間排出量との和が所定の瞬間排出量になる
    よう制御することを特徴とする請求項1記載の定量供給
    装置。
  3. 【請求項3】 それぞれの貯槽からの内容物の排出開始
    から排出終了までの排出量を静的計量値から算出し、そ
    れらの排出量を定量供給の全過程にわたって加算するこ
    とにより、累積供給量を正確に算出することを特徴とす
    る請求項1記載の定量供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103727998A (zh) * 2012-10-10 2014-04-16 大和制衡株式会社 组合秤及其具备的被计量物供给装置
JP2015178658A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 Jfeスチール株式会社 転炉副原料投入設備における副原料の連続投入方法

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