JPH10103572A - 管接続構造 - Google Patents

管接続構造

Info

Publication number
JPH10103572A
JPH10103572A JP25426896A JP25426896A JPH10103572A JP H10103572 A JPH10103572 A JP H10103572A JP 25426896 A JP25426896 A JP 25426896A JP 25426896 A JP25426896 A JP 25426896A JP H10103572 A JPH10103572 A JP H10103572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
connecting ring
peripheral surface
sealing material
connection structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25426896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3807795B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Hamamoto
潔 浜本
Masaru Ueno
勝 上野
Kenji Kitani
健次 木谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUIDO GIJUTSU KAIHATSU KIKO KK
Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko KK
Original Assignee
SUIDO GIJUTSU KAIHATSU KIKO KK
Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUIDO GIJUTSU KAIHATSU KIKO KK, Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko KK filed Critical SUIDO GIJUTSU KAIHATSU KIKO KK
Priority to JP25426896A priority Critical patent/JP3807795B2/ja
Publication of JPH10103572A publication Critical patent/JPH10103572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3807795B2 publication Critical patent/JP3807795B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipeline Systems (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震や不同沈下等に起因して作用する押込み
方向の外力による配管系の脆弱部分での座屈変形の発生
を抑制しながらも、管接続作業の労力の軽減化と作業性
の改善とによって管接続作業の能率化を図ることがで
き、特に、密封されたハウジング内で管接続作業を行う
場合においては、ハウジングの管軸芯方向での大型化を
抑制することができる管接続構造を提供する。 【解決手段】 管軸芯P方向で相対向する二つの管部1
A,2Aに亘って継ぎ輪3を外嵌し、この継ぎ輪3の内
周面と各管部1A,2Aの外周面との間の各々に、外力
による両管部1A,2Aの相対離間移動を許容する状態
で密封用のシール材6を介在し、一方の管部2Aの内径
を、他方の管部1Aの入り込み移動を許容する内径に構
成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、密封され
たハウジング内で水道管(流体輸送管)等の既設管の一
部を切断除去したのち、該ハウジング内に残置された既
設管の切断残置管部間に、切断除去管部に替わる交換管
部を備えた流体制御弁等を連通接続する場合の管接続構
造で、詳しくは、管軸芯方向で相対向する二つの管部に
亘って継ぎ輪を外嵌し、この継ぎ輪の内周面と各管部の
外周面との間の各々に、外力による両管部の相対離間移
動を許容する状態で密封用のシール材を介在してある管
接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の管接続構造としては、従来、前
記両管部の接続側端部の内径を同一径に構成するととも
に、これら両管部の相対向する端面同士を近接させた状
態でこれら両管部に亘って単一の継ぎ輪を外嵌してい
た。例えば、特公平7−109274号公報に示すよう
に、不断水状態(水道水の流通を維持したままの状態)
を維持しながら、既設管の一例である水道管の一部に三
方弁(流体制御弁)を設けるにあたって、密封されたハ
ウジング内で、水道管の一部を切断除去したのち、該ハ
ウジング内に残置された水道管の切断残置管部間に、切
断除去された切断除去管部に替えて、該切断除去管部と
同一内径の交換管部を備えた前記三方弁を、切断残置管
部と交換管部とが同軸芯となるまで切断残置管部の管軸
芯に対して直交する方向から挿入配置して、管軸芯方向
で相対向する切断残置管部と交換管部とに亘って単一の
継ぎ輪を密封状態で外嵌している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の管接続構造に
おいては、地震や不同沈下等に起因して両管部に押込み
方向(圧縮方向)への外力が作用したとき、その作用と
ほぼ同時に両管部の端部同士が管軸芯方向から接当する
ため、この外力が両管部を含む配管系の脆弱部分に伝播
されて該脆弱部分で座屈変形を招来することがある。こ
のような押込み方向の外力に起因する配管系の脆弱部分
での座屈変形を抑制するためには、前記継ぎ輪が外嵌す
る切断残置管部の端面と交換管部の端面との管軸芯方向
での対向間隔を大きくする必要があるが、前記対向間隔
が大きくなればなる程、継ぎ輪の管軸芯方向での長さが
長くなり、その結果、継ぎ輪自体が大型化、重量化する
ため、それの取り扱いに多大の労力と手間を要し、管接
続作業能率の低下を招来する欠点があった。
【0004】更に、上述したように、不断水状態で切断
残置管部と交換管部とを接続する場合では、予め水道管
の切断残置管部に相当する部位の各々に、管軸芯方向に
間隔を隔てて少なくとも二つのシール材が装着された継
ぎ輪を外嵌し、このハウジング内で両継ぎ輪間に位置す
る水道管の一部を切断機により切断除去したのち、切断
残置管部間に交換管部を同芯状態で配置し、各切断残置
管部に外嵌されている継ぎ輪を、該継ぎ輪の内周面側に
装着した一方のシール材が交換管部の外周面の所定箇所
に接触する位置まで、ハウジング外から交換管部側に向
かって移動操作して継ぎ輪を両管部に亘って外嵌させる
方法が採られている。そのため、前述のように継ぎ輪の
管軸芯方向での長さが大きくなると、ハウジング自体も
管軸芯方向で大型化し、施工現場でのハウジングの組立
及び分解に多くの手間を要し、工事費の高騰化と工事期
間の増大とを招来する問題があった。特に、水道管が地
中に埋設されている場合には、ハウジングの組立空間を
確保するための掘削容積が大きくなり、掘削工事の大規
模化によって工事期間の長期化と工事費の高騰化を助長
し易い。
【0005】本発明は上記実状に鑑みて為されたもので
あって、その目的は、両管部の形状を工夫することによ
り、地震や不同沈下等に起因して作用する押込み方向の
外力による配管系の脆弱部分での座屈変形の発生を抑制
しながらも、管接続作業の労力の軽減化と作業性の改善
とによって管接続作業の能率化を図ることができ、特
に、密封されたハウジング内で管接続作業を行う場合に
おいては、ハウジングの管軸芯方向での大型化を抑制す
ることができる管接続構造を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の管接続構造の特徴構成は、
管軸芯方向で相対向する二つの管部に亘って継ぎ輪を外
嵌し、この継ぎ輪の内周面と各管部の外周面との間の各
々に、外力による両管部の相対離間移動を許容する状態
で密封用のシール材を介在してある管接続構造であっ
て、一方の管部の内径を、他方の管部の入り込み移動を
許容する内径に構成してある点にある。上記特徴構成に
よれば、一方の管部の内径が、他方の管部の入り込み移
動を許容する内径に構成されているから、地震や不同沈
下等に起因する押込み力(圧縮力)が作用した際、一方
の管部内に他方の管部が入り込み移動するため、前記押
込み力の一部又は全部が両管部の入り込み移動により吸
収され、この押込み力の全てが配管系の脆弱部分を座屈
変形させるための応力として作用することがないから、
一方の管部と他方の管部との端部同士の離間間隔を大き
く確保するために継ぎ輪を大型化する必要がない。それ
故に、地震時や不同沈下時等における配管系の座屈変形
の発生を抑制しながらも、管接続作業の労力の軽減化と
作業性の改善とによって管接続作業の能率化を図ること
ができた。
【0007】本発明の請求項2記載の管接続構造の特徴
構成は、前記一方の管部の内周面には、両管部が外力に
よって所定量相対収縮移動したとき、前記他方の管部の
端面に管軸芯方向から接当するストッパー面が形成され
ている点にある。上記特徴構成によれば、両管部が外力
によって所定量相対収縮移動すると、それ以上の相対収
縮移動が、切断残置管部の端面と交換管部の内周面に形
成されたストッパー面との接当により規制される。従っ
て、両管部が外力によって無制限に相対収縮移動するこ
とがなく、一方の管部の端部近くに配設される弁体等の
他の構成部材の破損を回避することができる。
【0008】本発明の請求項3記載の管接続構造の特徴
構成は、前記他方の管部が、密封されたハウジング内で
既設管の一部を切断除去したのちの切断残置管部であ
り、かつ、前記一方の管部が、切断除去管部に対応する
交換管部であって、この交換管部の少なくとも管接続領
域の内径が切断残置管部の外径よりも大に構成されてい
る点にある。上記特徴構成によれば、既設管にハウジン
グを装着したのち、該ハウジング内で既設管の一部を切
断し、ハウジング内の密封状態を維持したままで、切断
除去管部をハウジング外に除去するとともに、ハウジン
グ内に交換管部を挿入して切断残置管部間に配設し、切
断残置管部と交換管部とに亘って継ぎ輪を外嵌させる管
接続方法を採る場合、大型化が抑制された前記継ぎ輪を
ハウジング内に位置する切断残置管部に外嵌保持させて
おき、そのままこの外嵌保持された継ぎ輪で切断残置管
部と交換管部とを密封状態で連結する。それ故に、ハウ
ジングの管軸芯方向での大型化を抑制することができる
から、施工現場でのハウジングの組立及び分解作業が煩
雑化することが殆どなく、工事費の高騰化と工事期間の
長期化とを抑制することができる。特に、既設管が地中
に埋設されている場合には、掘削容積が大幅に増大する
ことがないため掘削工事が大規模化することがない。
【0009】本発明の請求項4記載の管接続構造の特徴
構成は、前記継ぎ輪の内周面に、前記他方の管部の外周
面に接触するシール材を保持するための環状凹部が形成
されているとともに、前記他方の管部とシール材との接
触が解除される位置まで該管部と継ぎ輪とが相対的に引
き抜き移動したとき、シール材が環状凹部から半径方向
内方に抜け出し移動することを阻止する抜止め手段が設
けられている点にある。上記特徴構成によれば、外力に
よる両管部の相対離間移動で、前記他方の管部とシール
材との接触が解除されたとき、シール材が環状凹部から
半径方向内方に抜け出すことを抜止め手段により阻止さ
れているから、前記他方の管部とシール材との接触が解
除されたのちも、シール材は環状凹部に脱落することな
く保持されている。それ故に、両管部が相対離間移動し
たのち、再び両管部が外力により相対近接移動しても、
他方の管部をシール材に対して、該シール材が該管部の
外周面と継ぎ輪の内周面との間に介在される状態となる
ように嵌め込むことができ、所期のシール機能を維持す
ることができる。
【0010】本発明の請求項5記載の管接続構造の特徴
構成は、前記継ぎ輪が、前記一方の管部に外嵌する大径
筒部及び前記他方の管部に外嵌する小径筒部を備えた第
1分割継ぎ輪と、前記他方の管部に外嵌し、かつ、第1
分割継ぎ輪に管軸芯方向から密封状態で脱着自在に連結
される第2分割継ぎ輪とから構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、継ぎ輪を構成する第1分割継ぎ
輪と第2分割継ぎ輪とを各別に取り扱うことができるか
ら、同一の長さを備えた継ぎ輪であっても、管軸芯方向
で分割されていない継ぎ輪を取り扱う場合に比して、継
ぎ輪の取り扱いの容易化を図ることができる。特に、前
記他方の管部が、密封されたハウジング内で既設管の一
部を切断除去したのちの切断残置管部であり、かつ、前
記一方の管部が、切断除去管部に対応する交換管部であ
って、この交換管部の少なくとも管接続領域の内径が切
断残置管部の外径よりも大に構成されているものにおい
ては、既設管にハウジングを装着したのち、該ハウジン
グ内で既設管の一部を切断し、ハウジング内の密封状態
を維持したままで、切断除去管部をハウジング外に除去
するとともに、ハウジング内に交換管部を挿入して切断
残置管部間に配設し、切断残置管部と交換管部とに亘っ
て継ぎ輪を外嵌させる管接続方法を採る場合、第1分割
継ぎ輪を、ハウジング内に位置する切断残置管部に外嵌
保持させておき、この外嵌保持された第1分割継ぎ輪で
切断残置管部と交換管部との間を仮密封し、かつ、ハウ
ジングを既設管から取り外したのち、第2分割継ぎ輪
を、先付けした第1分割継ぎ輪に対して管軸芯方向から
密封状体で連結することができるから、ハウジングの取
り外し後に連結される第2分割継ぎ輪の分だけハウジン
グの管軸芯方向での長さを更に短くすることができ、施
工現場でのハウジングの組立及び分解作業の更なる簡素
化によって工事費の低廉化と工事期間の短縮化とを助長
することができる。
【0011】本発明の請求項6記載の管接続構造の特徴
構成は、前記抜止め手段が、シール材の内周面を半径方
向外方側に押圧する弾性的に縮径変形可能な抜止め部材
である点にある。上記特徴構成によれば、抜止め部材の
拡径方向への弾性復元力でシール材を環状凹部に保持さ
せるから、管部側に特別な加工を施す必要がなく、所期
のシール機能を維持し易いものを構造面及び製造コスト
面で有利に構成することができる。
【0012】本発明の請求項7記載の管接続構造の特徴
構成は、前記抜止め手段が、前記環状凹部と継ぎ輪外部
とを連通する状態で継ぎ輪に貫通形成した通気孔である
点にある。上記特徴構成によれば、例えば、連通接続さ
れた両管部内を流体が流動する状態において、外力によ
る両管部の相対離間移動で、前記他方の管部とシール材
との接触が解除されたとき、継ぎ輪内部の流体圧が継ぎ
輪外部の外気圧よりも高い条件下では、その圧力差でシ
ール材が通気孔を塞ぐ状態で環状凹部に保持される。そ
れ故に、抜止め手段が、シール材の内周面を半径方向外
方側に押圧する弾性的に縮径変形可能な抜止め部材であ
る場合に比して、部材点数の増加及び継ぎ輪の装着作業
の煩雑化を抑制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1〜図5は、本発明の管接続構造を
示し、地中に埋設された既設の流体輸送管の一例である
水道管1の一部、詳しくはその途中を、不断水状態(水
道水の流通を維持したままの状態)を維持しながら、図
6に示すように、密封されたハウジングA内で切断除去
したのち、該ハウジングA内に残置された水道管1の切
断残置管部1A間に、切断除去管部1Bに替わる交換管
部2Aを備えた流体制御弁の一例である止水弁2を連通
接続する場合の管接続構造に、本発明の管接続構造を適
用した状態を示し、管軸芯P方向で相対向する切断残置
管部1Aと交換管部2Aとに亘って、二つの分割継ぎ輪
4,5を管軸芯P方向から密封状態で脱着自在に連結し
て構成された継ぎ輪3を外嵌し、この継ぎ輪3の内周面
と各管部1A,2Aの外周面との間の各々に、外力とし
ての地震や不同沈下等に起因する両管部1A,2Aの引
抜き方向への引抜き力(引張力)による両管部1A,2
Aの相対離間移動を許容する状態で密封用のシール材6
を介在してある。
【0014】図1、図4に示すように、前記交換管部2
Aの管軸芯P方向両端側(管接続領域)の内径は、切断
残置管部1Aの外径よりも大径に構成されていて、外力
としての地震や不同沈下等に起因する両管部1A,2A
の入り込み方向への押込み力(圧縮力)による両管部1
A,2Aの相対収縮移動が許容されている。また、前記
交換管部2Aの内周面には、切断残置管部1Aと交換管
部2Aとが前記押込み力によって所定量相対収縮移動し
たとき、各切断残置管部1Aの端面に管軸芯P方向から
接当するストッパー面2aが一対形成されていて、この
ストッパー面2aに対する切断残置管部1Aの端面の接
当により、それ以上の交換管部2Aに対する切断残置管
部1Aの入り込み移動が阻止されて、切断残置管部1A
の端面が止水弁2の弁体2Bと衝突することを防止して
ある。
【0015】図1に示すように、前記継ぎ輪3を構成す
る二つの分割継ぎ輪4,5のうち、交換管部2A側に位
置する第1分割継ぎ輪4には、交換管部2Aに外嵌する
大径筒部4a及び切断残置管部1Aに外嵌する小径筒部
4bが一体形成されているとともに、切断残置管部1A
側に位置する第2分割継ぎ輪5は、前記第1分割継ぎ輪
4の小径筒部4bと同一径に構成されている。前記第1
分割継ぎ輪4の管軸芯P方向両端側の各々には、環状の
フランジ4c,4dが一体形成されているとともに、前
記第2分割継ぎ輪5の管軸芯P方向両端側の各々には、
環状のフランジ5a,5bが一体形成されている。そし
て、前記第1分割継ぎ輪4と第2分割継ぎ輪5とは、管
軸芯P方向で相対向する第1分割継ぎ輪4の一方のフラ
ンジ4cと、第2分割継ぎ輪5の一方のフランジ5aと
の間に第1止水パッキン7を挾持した状態で、該両フラ
ンジ4c,5a同士をボルト・ナット8を介して接合す
ることにより密封状態で脱着自在に連結されている。ま
た、前記第1分割継ぎ輪4の他方のフランジ4dは、交
換管部2Aの外周面に一体形成されているフランジ2b
にボルト・ナット9を介して接合連結されていて、この
状態では、交換管部2Aに対する第1分割継ぎ輪4の管
軸芯P方向に沿う相対移動が規制されている。
【0016】図1に示すように、前記第1分割継ぎ輪4
の大径筒部4aの内周面と交換管部2Aの外周面との間
には、前記シール材6のうち、継ぎ輪3の内周面と交換
管部2Aの外周面との間に介在される環状の第1シール
材6Aが、第1分割継ぎ輪4の大径筒部4aの内周面と
交換管部2Aの外周面との各々に密着する状態で設けら
れている。また、前記第1分割継ぎ輪4の小径筒部4b
の内周面と切断残置管部1Aの外周面との間には、前記
シール材6のうち、継ぎ輪3の内周面と切断残置管部1
Aの外周面との間に介在される環状の第2シール材6B
が、第1分割継ぎ輪4の小径筒部4bの内周面と交換管
部2Aの外周面との各々に密着する状態で設けられてい
る。そして、前記切断残置管部1Aと交換管部2Aとが
前記引抜き力により相対離間移動して、切断残置管部1
Aが第2シール材6Bから抜け出すまで、第1分割継ぎ
輪4と第1シール材6A及び第2シール材6Bにより、
切断残置管部1Aと交換管部2Aとの間が密封された状
態で接続されている。
【0017】図1に示すように、前記第2分割継ぎ輪5
の他方のフランジ5b側の端部内周面と切断残置管部1
Aの外周面との間には、前記シール材6のうち、継ぎ輪
3の内周面と切断残置管部1Aの外周面との間に介在さ
れる環状の第3シール材6Cが、第2分割継ぎ輪5の内
周面と切断残置管部1Aの外周面との各々に密着する状
態で設けられている。
【0018】前記第1シール材6Aは交換管部2Aの外
周面に外嵌固着されているとともに、第2シール材6B
は、第1分割継ぎ輪4の小径筒部4bの内周面に形成さ
れている環状凹部4eに嵌合保持されている。前記第3
シール材6Cは、第2分割継ぎ輪5の内周面と切断残置
管部1Aの外周面との間に、第2分割継ぎ輪5の他方の
フランジ5b側からこのフランジ5bにボルト・ナット
10を介して固着される周方向で二分割された押輪11
を介して押し込まれ、その状態で保持されている。
【0019】図2に示すように、前記第1分割継ぎ輪4
はそれの周方向で二分割されていて、これら二分割され
た半円状の継ぎ輪部材4Aの円周方向両端側の各々に形
成されているフランジ4f同士を、第2止水パッキン1
2を挾持した状態でボルト・ナット13を介して接合す
ることにより第1分割継ぎ輪4が構成されている。ま
た、図3に示すように、前記第2分割継ぎ輪5はそれの
周方向で二分割されていて、これら二分割された半円状
の継ぎ輪部材5Aの円周方向両端側の各々に形成されて
いるフランジ5d同士を、第3止水パッキン14を挾持
した状態でボルト・ナット16を介して接合することに
より、第2分割継ぎ輪5が構成されている。
【0020】図1に示すように、前記第2分割継ぎ輪5
には、該第2分割継ぎ輪5の外周面と切断残置管部1A
の外周面との間で、第2シール材6Bと第3シール材6
Cとによって密封された隙間Sと外部とを連通する貫通
孔17が形成されているとともに、この貫通孔17を密
封状態で閉塞する栓18が脱着自在に設けられている。
前記貫通孔17は、隙間Sに圧力流体としての高圧水を
流入することにより、隙間Sの密封性能を検査するため
のものである。つまり、隙間S内に流入された高圧水が
外部に漏れ出したり、或いは、高圧水の圧力が減少した
場合、前記密封性能に不良があると認知することがで
き、不良が認知された場合には、高圧水が漏れ出した箇
所に応じて、第3シール材6C、第1止水パッキン7、
第3止水パッキン14又は第2分割継ぎ輪5自体を交換
する。
【0021】このように構成された管接続構造では、切
断残置管部1Aと交換管部2Aとを連通接続した当初、
図1に示すように、前記切断残置管部1Aと交換管部2
Aとが管径方向で重合することがなく、しかも、前記切
断残置管部1Aと交換管部2Aとが前記引抜き力により
相対離間移動して、切断残置管部1Aが第2シール材6
Bから抜け出すまで、第1分割継ぎ輪4が、切断残置管
部1Aと交換管部2Aとに亘って外嵌され、第2分割継
ぎ輪5が切断残置管部1Aに外嵌されているとともに、
第1分割継ぎ輪4の内周面と各管部1A,2Aの外周面
との間、及び、第2分割継ぎ輪5の内周面と切断残置管
部1Aの外周面との間の各々に、第1シール材6A、第
2シール材6B及び第3シール材6Cが介在されてい
る。そして、図4に示すように、前記押込み力による切
断残置管部1Aと交換管部2Aとの相対収縮移動は、切
断残置管部1Aが交換管部2A内に入り込んだのち、切
断残置管部1Aの端面が前記ストッパー面2aと接当す
るまで許容されていて、この間、両管部1A,2Aに作
用する押込み力が相対収縮移動により吸収される。ま
た、図5に示すように、両管部1A,2Aの連通接続状
態を維持できる範囲内において、前記引抜き力による切
断残置管部1Aと交換管部2Aとの相対離間移動は、切
断残置管部1Aの端面が第2シール材6Bから抜け出し
て、第3シール材6Cに近接する位置まで許容されてい
て、この間、両管部1A,2Aに作用する引抜き力が相
対離間移動により吸収される。つまり、前記切断残置管
部1Aと交換管部2Aとを連通接続した当初の切断残置
管部1Aの端面の位置を基準として、この基準位置から
ストッパー面2aに接当するまでの該端面の移動範囲
が、地震時や不同沈下時等における両管部1A,2Aの
入込み許容代L1に構成されているとともに、前記基準
位置から切断残置管部1Aの端面が第2シール材6Bか
ら抜け出して第3シール材6Cに近接するまでの該端面
の移動範囲が、地震時や不同沈下時等における両管部1
A,2Aの引抜き許容代L2に構成されている。
【0022】前記ハウジングAは、図6に示すように、
前記止水弁2が接続される水道管1の途中の接続工事箇
所を密封状態で囲繞して、水道管1の外周面との間に密
封空間19を形成するものであって、水道管1に対して
着脱できるように該水道管1の周方向で複数個に分割構
成されている。図8、図9に示すように、前記ハウジン
グAは、水道管1への装着状態においてその密封空間1
9内に位置する水道管1の切断除去管部1Bを切断除去
するための切断装置20を挿入する挿入口21を備え、
この挿入口21には密封空間19を閉止するシャッタ2
2を備えたバルブ23が装着されている。また、前記ハ
ウジングAには、後述するように、水道管1の切断残置
管部1Aに外嵌した状態でハウジングA内に収納された
第1分割継ぎ輪4に接続して、該第1分割継ぎ輪4を交
換管部2A側に押し込み移動させる操作ネジ軸24を備
えた一対の継ぎ輪セッタ25が、管軸芯P方向で相対向
する状態で設けられている。
【0023】次に、不断水状態で切断残置管部1Aと交
換管部2Aとを前記管接続構造を適用して連通接続する
工事の手順をその順に基づいて説明する。 (1)図7に示すように、地中に埋設された水道管1の
接続工事箇所にハウジングAを装着するための組立空間
を確保するために、この接続工事箇所周辺部分を掘削す
る。しかるのち、前記水道管1のうち両切断残置管部1
A相当箇所の各々に、ゴム製の紐状のシール部材を環状
に巻き付け、それの端面同士を接着剤で接合して環状の
第2シール材6Bを切断残置管部1Aに接触する状態で
外嵌させる。更に、前記第2シール材6Bに対して環状
凹部4eが外嵌し、かつ、大径筒部4aが切断除去管部
1B側に向かう状態で、第1分割継ぎ輪4を構成する両
継ぎ輪部材4Aの各々を管径方向外方側から切断残置管
部1Aに装着し、第2止水パッキン12を挾持した状態
でボルト・ナット13を介して接合して各第1分割継ぎ
輪4を対応する切断残置管部1Aに外嵌する。 (2)図8に示すように、前記切断装置20を水道管1
の切断除去管部1Bに装着し、更に、この切断装置20
に、該切断装置20を駆動させ、かつ、それをハウジン
グA内から抜き出すための操作軸26を挿入口21を挿
通する状態で装着する。次に、前記継ぎ輪セッタ25の
操作ネジ軸24の先端と第1分割継ぎ輪4の一方のフラ
ンジ4cとを接続しながら、前記両第1分割継ぎ輪4を
含む水道管1の接続工事箇所を密封状態で囲繞する状態
にハウジングAを組立てながら、該ハウジングAを水道
管1に装着し、ハウジングAで囲繞された密封空間19
内に、これら両第1分割継ぎ輪4と水道管1の接続工事
箇所とを収納する。しかるのち、前記シャッタ22が開
放されたバルブ23を介してハウジングAの挿入口21
に、切断装置20を内装可能な大きさの止水ケース27
を脱着自在に装着するとともに、この止水ケース27の
上壁に操作軸26の先端を摺動自在に貫通保持させる。
そして、前記操作軸26をモータ等の駆動手段(図示せ
ず)を用いて駆動回転させ、切断装置20により水道管
1の切断除去管部1Bを切断する。 (3)図9に示すように、前記操作軸26をウィンチ等
の昇降手段(図示せず)を用いて止水ケース27側に抜
出し移動させ、切断装置20及び切断除去管部1Bを止
水ケース27内まで引上げてシャッタ22を閉じたの
ち、ハウジングAから止水ケース27を取り外して、操
作軸26に第1シール材6Aが固着された交換管部2A
を備えた止水弁2を切断装置20及び切断除去管部1B
に替えて装着し、図10に示すように、再び、前記止水
ケース27をハウジングAに装着する。 (4)図11に示すように、前記シャッタ22を開放し
て操作軸26を前記昇降手段を用いてハウジングA側に
挿入移動させ、止水弁2をハウジングA内の切断残置管
部1Aとの接続位置、つまり、切断残置管部1Aと交換
管部2Aとが同芯状態となる位置まで挿入して、両管部
1A,2Aを同芯状態に配置する。しかるのち、図12
に示すように、前記ハウジングAに設けられている両継
ぎ輪セッタ25の操作ネジ軸24を操作して、前記第1
分割継ぎ輪4の大径筒部4aの内周面が第1シール材6
Aと接触する、詳しくは、大径筒部4aの内周面と交換
管部2Aの外周面との間に第1シール材6Aが介在され
る状態となる位置まで、各第1分割継ぎ輪4を交換管部
2A側に押し込み移動して、各切断残置管部1Aと交換
管部2Aとの間を仮り密封した状態で接続して、両切断
残置管部1A間に止水弁2を仮設的に接続する。 (5)図13に示すように、前記ハウジングAから止水
ケース27及びバルブ23を取り外すとともに、ハウジ
ングAを分解して水道管1から取り外して止水弁2を掘
削空間内に露出させたのち、第2分割継ぎ輪5を構成す
る両継ぎ輪部材5Aの各々を管径方向外方側から各切断
残置管部1Aに装着し、第3止水パッキン14を挾持し
た状態でボルト・ナット16を介して接合して各第2分
割継ぎ輪5を対応する切断残置管部1Aに外嵌させる。
そして、前記第1分割継ぎ輪4の他方のフランジ4d
と、交換管部2Aのフランジ2bとをボルト・ナット9
を介して接合連結するとともに、前記第2分割継ぎ輪5
を、先付けした第1分割継ぎ輪4に対して、管軸芯P方
向で相対向するフランジ4c,5a同士を第1止水パッ
キン7を挾持した状態でボルト・ナット8を介して接合
することにより密封状態で連結する。更に、各切断残置
管部1Aにゴム製の紐状のシール部材を巻き付け、それ
の両端側を接着剤で接合して前記第3シール材6Cを形
成し、該第3シール材6Cを、押輪11を介して第2分
割継ぎ輪5の内周面と切断残置管部1Aの外周面との間
に押し込み、押輪11と第2分割継ぎ輪5の他方のフラ
ンジ5bとをボルト・ナット10を介して接合して第3
シール材6Cの抜け出しを防止し、止水弁2を水道管1
に本設する。尚、水道管1に止水弁2が本設されるまで
は、該止水弁2は開放状態に維持される。
【0024】〔第2実施形態〕図14は、前記第1実施
形態の別実施形態を示し、前記継ぎ輪3を構成する第1
分割継ぎ輪4には、環状凹部4eと第1分割継ぎ輪4外
部とを連通する複数の通気孔30が、第1分割継ぎ輪4
の円周方向に沿って貫通形成されている。前記通気孔3
0は、地震や不同沈下等に起因する外力による前記切断
残置管部1Aと交換管部2Aとの相対離間移動で、切断
残置管部1Aと第2シール材6Bとの接触が解除される
位置まで、該切断残置管部1Aと継ぎ輪3とが相対的に
引き抜き移動したとき、第2シール材6Bが環状凹部4
eから半径方向内方、換言すれば管軸芯P側に抜け出し
移動することを阻止する抜止め手段31に構成されてい
る。つまり、前記継ぎ輪3内部を流動する水道水の水圧
が継ぎ輪3外部の外気圧よりも高い条件下では、その圧
力差により、第2シール材6Bが環状凹部4e内の通気
孔30の開口に押し付けられて、この通気孔30を閉塞
する状態で第2シール材6Bが環状凹部4e内に保持さ
れ、第2シール材6Bの環状凹部4eから管軸芯P側へ
の抜け出し移動が阻止される。その他の構成は前記第1
実施形態と同様に構成されていて、前記第1実施形態で
説明した構成部分と同一構造又は同一機能を有する構成
部分には、前記第1実施形態で付記した番号を付記して
それの説明を省略する。
【0025】〔第3実施形態〕図15は、前記第1実施
形態の別実施形態を示し、前記第1分割継ぎ輪4の一方
のフランジ4cと、第2分割継ぎ輪5の一方のフランジ
5aとの連結部分の内周面と切断残置管部1Aの外周面
との間に、前記シール材6としての環状の第4シール材
6Dが介在されている。前記第4シール材6Dは、両フ
ランジ4c,5aの相対向面に亘って形成され、切断残
置管部1Aの外周面に向かって開口する環状凹部32に
内嵌されていて、この第4シール材6Dの一部が、前記
両フランジ4c,フランジ5aとの間に挾持される第1
止水パッキン7に兼用構成されている。前記第4シール
材6Dは、管径方向で切断残置管部1Aの外周面と相対
向する状態では、該切断残置管部1Aの外周面に密着状
態で接触しており、第4シール材6Dの内周面で、か
つ、管軸芯P方向中間部には、第4シール材6Dの内周
面を半径方向外方側に押圧する弾性的に縮径変形可能な
抜止め部材としての帯状のCリング33が、この管軸芯
P方向中間部のみを継ぎ輪3側に弾性圧縮する状態で内
嵌されている。前記Cリング33は、地震や不同沈下等
に起因する外力による前記切断残置管部1Aと交換管部
2Aとの相対離間移動で、切断残置管部1Aと第4シー
ル材6Bとの接触が解除される位置まで、該切断残置管
部1Aと継ぎ輪3とが相対的に引き抜き移動したとき、
第2シール材6Bが環状凹部4eから半径方向内方、換
言すれば管軸芯P側に抜け出し移動することを阻止する
抜止め手段31に構成されている。その他の構成は前記
第1実施形態と同様に構成されていて、前記第1実施形
態で説明した構成部分と同一構造又は同一機能を有する
構成部分には、前記第1実施形態で付記した番号を付記
してそれの説明を省略する。尚、図示はしないが、当該
第3実施形態において、前記第2実施形態で説明したよ
うに、前記継ぎ輪3を構成する第1分割継ぎ輪4に、環
状凹部4eと第1分割継ぎ輪4外部とを連通する複数の
通気孔30を、第1分割継ぎ輪4の円周方向に沿って貫
通形成してもよい。
【0026】〔その他の実施形態〕 前記各実施形態では、継ぎ輪3を、管軸芯方向から
密封状態で脱着自在に連結される二つの分割継ぎ輪4,
5から構成したが、継ぎ輪3を、管軸芯方向から密封状
態で脱着自在に連結される三つ以上の分割継ぎ輪から構
成してもよい。 前記各実施形態では、既設管として地中に埋設され
た水道管1を例示して説明したが、水道管に限定される
ものではなく、例えばガス管やパイプライン等の前記水
道管以外の各種の流体輸送管であってもよい。また、地
上に露出した既設の流体輸送管の管接続構造に、本発明
の管接続構造を適用してもよい。 前記各実施形態では、流体制御弁として止水弁2を
例示して説明したが、止水弁に限定されるものではな
く、例えば分岐弁であってもよい。 前記各実施形態では、地中に埋設された既設管の一
例である水道管1の一部に、交換管部2Aを備えた止水
弁2を連通接続する場合の管接続構造について説明した
が、水道管1の途中に亀裂が生じた場合、この亀裂が存
在する管部分を切断除去し、この切断除去管部1Bに替
えて筒状の交換管部を連通接続して水道管1を補修する
場合の管接続構造に、本発明の管接続構造を適用しても
よい。 前記各実施形態では、不断水状態を維持しながら、
水道管1の一部を、密封されたハウジングA内で切断除
去したのち、該ハウジングA内に残置された水道管1の
切断残置管部1A間に、切断除去管部1Bに替わる交換
管部2Aを備えた止水弁2を連通接続したが、不断水状
態を維持する必要がない場合には、ハウジングAを用い
ることなく、水道管1の一部を切断除去したのち、水道
管1の切断残置管部1A間に、切断除去管部1Bに替わ
る交換管部2Aを備えた止水弁2を連通接続してもよ
い。 前記ハウジングAの構造、及び、それに付随するバ
ルブ23、切断装置20、操作軸26及び止水ケース2
7等の構造は適宜変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における管接続構造の断
面図
【図2】図1のII−II線断面図
【図3】図1のIII−III線断面図
【図4】切断残置管部と交換管部との相対収縮移動状態
を示す断面図
【図5】切断残置管部と交換管部との相対離間移動状態
を示す断面図
【図6】切断残置管部間に交換管部を配設した状態を示
す断面図
【図7】工事の工程を示し、水道管に第1分割継ぎ輪を
外嵌した状態の概略図
【図8】工事の工程を示し、水道管にハウジング、止水
ケース及び切断装置を装着した状態の概略図
【図9】工事の工程を示し、切断除去管部を切断除去し
た状態の概略図
【図10】工事の工程を示し、交換管部を止水ケース内
に挿入した状態の概略図
【図11】工事の工程を示し、交換管部をハウジング内
に挿入した状態の概略図
【図12】工事の工程を示し、切断残置管部と交換管部
とに亘って第1分割継ぎ輪を外嵌させた状態の概略図
【図13】工事の工程を示し、水道管からハウジングを
取り外して第1分割継ぎ輪に第2分割継ぎ輪を連結した
状態の概略図
【図14】本発明の第2実施形態における管接続構造の
断面図
【図15】本発明の第3実施形態における管接続構造の
断面図
【符号の説明】 A ハウジング P 管軸芯 1 既設管(水道管) 1A 管部(切断残置管部) 1B 切断除去管部 2A 管部(交換管部) 2a ストッパー面 3 継ぎ輪 4 第1分割継ぎ輪 4a 大径筒部 4b 小径筒部 4e 環状凹部 5 第2分割継ぎ輪 6 シール材 30 通気孔 31 抜け止め手段 32 環状凹部 33 抜け止め部材(Cリング)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管軸芯方向で相対向する二つの管部に亘
    って継ぎ輪を外嵌し、この継ぎ輪の内周面と各管部の外
    周面との間の各々に、外力による両管部の相対離間移動
    を許容する状態で密封用のシール材を介在してある管接
    続構造であって、 一方の管部の内径を、他方の管部の入り込み移動を許容
    する内径に構成してある管接続構造。
  2. 【請求項2】 前記一方の管部の内周面には、両管部が
    外力によって所定量相対収縮移動したとき、前記他方の
    管部の端面に管軸芯方向から接当するストッパー面が形
    成されている請求項1記載の管接続構造。
  3. 【請求項3】 前記他方の管部が、密封されたハウジン
    グ内で既設管の一部を切断除去したのちの切断残置管部
    であり、かつ、前記一方の管部が、切断除去管部に対応
    する交換管部であって、この交換管部の少なくとも管接
    続領域の内径が切断残置管部の外径よりも大に構成され
    ている請求項1又は2記載の管接続構造。
  4. 【請求項4】 前記継ぎ輪の内周面には、前記他方の管
    部の外周面に接触するシール材を保持するための環状凹
    部が形成されているとともに、前記他方の管部とシール
    材との接触が解除される位置まで該管部と継ぎ輪とが相
    対的に引き抜き移動したとき、シール材が環状凹部から
    半径方向内方に抜け出し移動することを阻止する抜止め
    手段が設けられている請求項1、2又は3記載の管接続
    構造。
  5. 【請求項5】 前記継ぎ輪が、前記一方の管部に外嵌す
    る大径筒部及び前記他方の管部に外嵌する小径筒部を備
    えた第1分割継ぎ輪と、前記他方の管部に外嵌し、か
    つ、第1分割継ぎ輪に管軸芯方向から密封状態で脱着自
    在に連結される第2分割継ぎ輪とから構成されている請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の管接続構造。
  6. 【請求項6】 前記抜止め手段が、シール材の内周面を
    半径方向外方側に押圧する弾性的に縮径変形可能な抜止
    め部材である請求項4記載の管接続構造。
  7. 【請求項7】 前記抜止め手段が、前記環状凹部と継ぎ
    輪外部とを連通する状態で継ぎ輪に貫通形成した通気孔
    である請求項4記載の管接続構造。
JP25426896A 1996-09-26 1996-09-26 管接続構造 Expired - Lifetime JP3807795B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25426896A JP3807795B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 管接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25426896A JP3807795B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 管接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10103572A true JPH10103572A (ja) 1998-04-21
JP3807795B2 JP3807795B2 (ja) 2006-08-09

Family

ID=17262620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25426896A Expired - Lifetime JP3807795B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 管接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3807795B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170681A (ja) * 2007-03-22 2007-07-05 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 既設管の流体制御弁接続構造及び不断水式流体制御弁設置工法
JP2007263248A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Cosmo Koki Co Ltd 制水体設置装置
JP2011163452A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Kawasaki Factory Kk 水道事業の埋設管路用の短管とその短管を用いた埋設管路と埋設管路の介在機器の交換方法。
JP2013122275A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 既設管の流体機器接続構造及びそれに用いられる継ぎ輪
JP2016098920A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 コスモ工機株式会社 管接続部材設置装置
JP2019190582A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 株式会社水道技術開発機構 流体機器設置方法及びそれに用いられる流体機器
JP2020190323A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 株式会社水道技術開発機構 仕切弁及び仕切弁の設置方法
JP2021004641A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社水道技術開発機構 流体管の流体機器接続構造とそれに用いられる継ぎ輪及び流体圧試験用治具

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263248A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Cosmo Koki Co Ltd 制水体設置装置
JP2007170681A (ja) * 2007-03-22 2007-07-05 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 既設管の流体制御弁接続構造及び不断水式流体制御弁設置工法
JP4503036B2 (ja) * 2007-03-22 2010-07-14 株式会社水道技術開発機構 既設管の流体制御弁接続構造及び不断水式流体制御弁設置工法
JP2011163452A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Kawasaki Factory Kk 水道事業の埋設管路用の短管とその短管を用いた埋設管路と埋設管路の介在機器の交換方法。
JP2013122275A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd 既設管の流体機器接続構造及びそれに用いられる継ぎ輪
JP2016098920A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 コスモ工機株式会社 管接続部材設置装置
JP2019190582A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 株式会社水道技術開発機構 流体機器設置方法及びそれに用いられる流体機器
JP2020190323A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 株式会社水道技術開発機構 仕切弁及び仕切弁の設置方法
JP2021004641A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社水道技術開発機構 流体管の流体機器接続構造とそれに用いられる継ぎ輪及び流体圧試験用治具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3807795B2 (ja) 2006-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1993014340A1 (en) Pipe coupling
US7118137B2 (en) Testable pipe joint
JPH10103572A (ja) 管接続構造
JP5117866B2 (ja) 分岐管の撤去方法及び分岐口の密栓装置
JPH10103571A (ja) 管接続構造
JP4092751B2 (ja) 配管のフランジ継手部のフランジ面シール方法及び装置
JP3447349B2 (ja) 管類接続構造
US20170276269A1 (en) Pipe connector
CA3137718C (en) Pipe replacement system
JP4808544B2 (ja) 伸縮可撓管継手
JP4194127B2 (ja) 可撓伸縮継手構造
JPH06113438A (ja) ケーブル等の管路の止水方法と構造
JP2991674B2 (ja) 推進工法用の推進管及び押輪
JP3492390B2 (ja) 新設管類の接続工法
JP5337900B2 (ja) 分岐管の撤去方法及び分岐口の密栓装置
JP4152475B2 (ja) バルブの安全装置及びその製造方法
JP2825951B2 (ja) 配管の工事方法
JPH0914570A (ja) ライフライン管路の耐震強化装置
JPH0469744B2 (ja)
JP6921408B2 (ja) 流体機器の接続工法と流体機器の接続構造及びテーパフランジ
JP7096583B2 (ja) 流体機器設置方法及びそれに用いられる流体機器
JPH0587283A (ja) 可撓性分岐取出し管
JPH03272391A (ja) 不断流無噴出で配管に閉止弁を装着する構造及び工法
JP2535889Y2 (ja)
JP2000291835A (ja) 地中構造物と管路との接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140526

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term