JPH10103560A - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JPH10103560A
JPH10103560A JP25312896A JP25312896A JPH10103560A JP H10103560 A JPH10103560 A JP H10103560A JP 25312896 A JP25312896 A JP 25312896A JP 25312896 A JP25312896 A JP 25312896A JP H10103560 A JPH10103560 A JP H10103560A
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adjusting nut
slide key
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throttle valve
control valve
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 調整された流量を固定できる流量制御弁を提
供する。 【解決手段】 流量制御弁40は、アジャスティングナ
ット20、スライドキー30、スロットルバルブ等を有
し、シリンダブロック9に設けられた案内溝10、開口
部11、シリンダ等に取り付けられた構造をしている。
アジャスティングナット20の外周には凹部21が周設
されており、アジャスティングナット20の内周には雌
ねじがきってある。スライドキー30の下部には、アジ
ャスティングナット20の凹部21と嵌脱できる凸部3
1が設けられ、スライドキー30の両側には、先端に爪
部33を有したアーム部32が設けらる。スライドキー
30の裏面側には、ストッパ部が接続部を介して設けら
れ、スロットルバルブのロット側には、アジャスティン
グナット20の雌ねじにはめこまれる雄ねじがきってあ
る。スロットルバルブの弁体は四角形の形状を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アジャスティング
ナットの回転により流量を調整できる流量制御弁に関
し、特に、調整された流量を確実に固定できる流量制御
弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スロースタートバルブやスピード
コントローラ等での流量調整は、弁体を回転させて、弁
体を弁座に対して上下させることより行なっていた。そ
して、調整された流量を確実に固定するには、ロックナ
ットを固定するための工具を使用していた。例えば、図
12に示すスピードコントローラ100では、外側に雄
ねじが切られたニードルガイド103に、各内側に雌ね
じが切られた調整つまみ101とロックナット102が
はめこまれており、指先で調整つまみ101を回転させ
ると、本体104に内蔵された弁体が弁座に対して上下
して流量が調整され、その後において、ロックナット1
02を調整つまみ101と当接するまで工具で締め付け
ることより、調整された流量を固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た多数のスロースタートバルブやスピードコントローラ
等を有する空気圧装置ラインにおいては、各仕様に適し
た工具を個別に用意したり、多数の工具を保守管理する
ことになり、非常に手数のかかる作業が必要となること
が問題になっていた。
【0004】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、工具を使用することな
く簡易にアジャスティングナットをロックすることによ
り、調整された流量を確実に固定できると同時にロック
状態を目視で確認できる流量制御弁を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に係る流量制御弁は、アジャスティ
ングナットの回転により、シリンダ内のスロットルバル
ブの位置を調整する流量制御弁であって、前記アジャス
ティングナットに周設された凹部と、前記凹部と嵌脱す
る凸部が設けられたスライドキーと、前記スライドキー
を案内する案内溝とを有し、前記スライドキーを摺動さ
せて、前記スライドキーの凸部を前記アジャスティング
ナットの凹部に嵌入させることにより、前記アジャステ
ィングナットの回転を防止して、前記スロットルバルブ
の位置を固定することを特徴とする。
【0006】このような構成を有する流量制御弁におい
て、流量を調整して且つ確実に固定するには、アジャス
ティングナットの回転により、シリンダ内のスロットル
バルブの位置(すなわち、流量)を調整し、その後、案
内溝に案内されながらスライドキーを摺動させて、スラ
イドキーの凸部をアジャスティングナットの凹部に嵌入
させる。これにより、工具を使用することなく、簡易に
アジャスティングナットをロックすることができる。ま
た、ロックされているアジャスティングナットの状況を
容易に判別することができる。さらに、スライドキーを
逆方向に摺動させれば、スライドキーの凸部はアジャス
ティングナットの凹部から抜け出して、アジャスティン
グナットは回転することができるので、シリンダ内のス
ロットルバルブの位置(すなわち、流量)を再調整する
ことができる。
【0007】また、請求項2に係る流量制御弁は、請求
項1に記載する流量制御弁であって、前記スライドキー
の両側に設けられたアーム部と、前記アーム部に設けら
れており前記案内溝に圧接する爪部とを有し、前記スラ
イドキーの凸部が前記アジャスティングナットの凹部に
嵌入したときに、前記アーム部の爪部が前記案内溝の開
口端部に係止されることを特徴とする。
【0008】このような構成を有する流量制御弁では、
スライドキーの凸部がアジャスティングナットの凹部に
嵌入して、アジャスティングナットがロックされた際に
おいて、スライドキーのアーム部の爪部が案内溝の開口
端部に係止される。これにより、スライドキーの凸部が
アジャスティングナットの凹部から抜け出す方向へ、振
動等で摺動することはなくなるので、アジャスティング
ナットのロックが不用意に解除されることはない。ま
た、スライドキーのアーム部の爪部は案内溝に圧接して
いることから、スライドキーの凸部がアジャスティング
ナットの凹部に嵌入していないときは、スライドキーは
案内溝において固定される。これにより、スライドキー
の凸部がアジャスティングナットの凹部に嵌入する方向
へ、振動等で摺動することはなくなるので、アジャステ
ィングナットのロックが不用意になされることはない。
【0009】また、請求項3に係る流量制御弁は、請求
項1または2に記載の流量制御弁であって、前記スライ
ドキーに固定されたストッパ部と、前記スロットルバル
ブのロット側において前記シリンダと外部とを連通させ
るとともに前記案内溝に形成された開口部とを有し、前
記スライドキーのストッパ部が、前記開口部を介して、
前記スロットルバルブのシリンダのロット側に内在すこ
とにより、前記スライドキーの前記案内溝からの離脱及
び前記スロットルバルブのロット側への抜け出しを、前
記ストッパ部で防止することを特徴とする。
【0010】このような構成を有する流量制御弁では、
シリンダに内在するストッパ部とシリンダに外在するス
ライドキーが、案内溝に形成された開口部を介して、一
体となっている。従って、かかるストッパ部はスロット
ルバルブのシリンダのロット側に常に位置しているの
で、スロットルバルブはロット側から外部に抜け出るこ
とはできない。また、スライドキーを案内溝から外そう
としても、スライドキーのストッパ部と案内溝の開口部
が干渉するので、スライドキーの案内溝からの離脱を確
実に防止できる。
【0011】また、請求項4に係る流量制御弁は、請求
項1、2または3のいずれに記載の流量制御弁であっ
て、前記スロットルバルブの形状が四角形であることを
特徴とする。
【0012】このような構成を有する流量制御弁では、
シリンダ内のスロットルバルブの位置(すなわち、流
量)を調整するために、アジャスティングナットを回転
させても、かかるアジャスティングナットの回転に伴っ
てスロットルバルブ自身が回転することはない。これに
より、シリンダ内のスロットルバルブの位置(すなわ
ち、流量)を、アジャスティングナットの回転で確実に
調整することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる流量制御弁
をスロースタートバルブの絞り弁として使用した実施の
形態を図面を参照にして説明する。図11に、本発明に
係わる流量制御弁を使用したスロースタートバルブの断
面図を示す。図11に示すように、スロースタートバル
ブ1には、操作スイッチである手動式回転ノブ5を有し
たスライド弁6、空気圧源側と接続される流入口2、空
気圧装置側と接続される流出口3、排出口4、流路7、
流量制御弁40等が設けられている。
【0014】スロースタートバルブ1に接続された空気
圧装置の作業を開始する時には、手動式回転ノブ5の回
転によりスライド弁6を摺動させて、流路7を開ける。
その後、空気圧装置が始動される当初においては、流入
口2に流入した圧縮空気の小量が流出口3から流出し
て、空気圧装置内に圧縮空気がゆるやかに供給される。
このとき、流出口3から流出する圧縮空気は、流量制御
弁40を経由している。そして、空気圧装置内の空気圧
がある程度にまで達する時間が経過すると、流入口2に
流入した圧縮空気の通常の流量が流出口3から流出す
る。かかる時間の調整は、流量制御弁40を経由する圧
縮空気の流量を調整することで行なわれる。尚、スロー
スタートバルブ1の各構成要素の作用等の詳細について
は省略する。また、図1、図2は、かかる流量制御弁4
0を有したスロースタートバルブ1のシリンダブロック
9(斜線部分)を矢視Aから見た図である。また、図
3、図4は、スロースタートバルブ1に使用された流量
制御弁40の部分を拡大した断面図である。
【0015】図1、図2、図3、図4に示すように、ス
ロースタートバルブ1に使用された流量制御弁40は、
アジャスティングナット20、スライドキー30、スロ
ットルバルブ43等を有し、スロースタートバルブ1の
シリンダブロック9に設けられた案内溝10、開口部1
1、シリンダ12等に取り付けられた構造をしている。
ここで、アジャスティングナット20、スライドキー3
0、スロットルバルブ43について、図5〜図10を用
いて説明する。図5はアジャスティングナット20の上
面図であり、図6はアジャスティングナット20の側面
図である。また、図7はスライドキー30の正面図であ
り、図8はスライドキー30の側面図である。また、図
9はスロットルバルブ43の正面図であり、図10はス
ロットルバルブ43の下面図である。
【0016】図5、図6に示すように、アジャスティン
グナット20の外周には凹部21が周設されており、ア
ジャスティングナット20の内周には雌ねじ22がきっ
てある。また、図7、図8に示すように、スライドキー
30の下部には、かかるアジャスティングナット20の
凹部21と嵌脱できる凸部が31が設けられている。ま
た、スライドキー30の両側には、先端に爪部33を有
したアーム部32が設けられている。また、スライドキ
ー30の正面側には、滑り止め36が設けられている。
また、スライドキー30の裏面側には、円柱状のストッ
パ部34が板状の接続部35を介して固定されている。
さらに、図9、図10に示すように、スロットルバルブ
43のロット側には、アジャスティングナット20の雌
ねじ22にはめこまれる雄ねじ41がきってある。ま
た、スロットルバルブ43の弁体42は四角形の形状を
有している。
【0017】次に、アジャスティングナット20、スラ
イドキー30、スロットルバルブ43が、スロースター
トバルブ1のシリンダブロック9に設けられた案内溝1
0、開口部11、シリンダ12に取付けられた際の構造
について、図1〜図4を用いて説明する。図3、図4に
示すように、シリンダ12に内在するスロットルバルブ
43のロットにはアジャスティングナット20がはめこ
まれており、アジャスティングナット20の回転によ
り、シリンダ12内のスロットルバルブ43の位置(す
なわち、流量)を上下に調整することができる。また、
図1、図2が示すように、案内溝10にはスライドキー
30が取付られている。このとき、案内溝10に形成さ
れた開口部11には、スライドキー30とストッパ部3
4を固定する接続部35があり、また、スロットルバル
ブ43のロット側のシリンダ12内には、スライドキー
30のストッパ部34が遊嵌されている。
【0018】流量制御弁40で流量を調整するときは、
図2、図4に示すように、スライドキー30を上方向に
摺動させて、スライドキー30の凸部31がアジャステ
ィングナット20の凹部21に嵌入していない状態とす
る。これにより、アジャスティングナット20を回転さ
せることができて、シリンダ12内のスロットルバルブ
43の位置(すなわち、流量)を調整することができ
る。このとき、スライドキー30のアーム部32の爪部
33は案内溝10の側面に圧接していることから、スラ
イドキー30の位置は案内溝10において固定される。
【0019】また、流量制御弁40で調整された流量を
確実に固定するときは、図1、図3に示すように、スラ
イドキー30を下方向に摺動させて、スライドキー30
の凸部31がアジャスティングナット20の凹部21に
嵌入した状態とする。これにより、アジャスティングナ
ット20を回転させることができず、さらに、スライド
キー30のアーム部32の爪部33が案内溝10の開口
端部に係止されるので、スライドキー30は移動するこ
とができず、シリンダ12内のスロットルバルブ43の
位置(すなわち、流量)を確実に固定することができ
る。
【0020】また、図3、図4に示すように、シリンダ
12内において、ストッパ部34がスロットルバルブ1
のロット側に位置しているので、スロットルバルブ43
のロット側への抜け出しを防止できる。また、シリンダ
12に内在するストッパ部34とシリンダ12に外在す
るスライドキー30が、案内溝10に形成された開口部
11を介して、一体となっているので、スライドキー3
0は案内溝10から離脱することはできない。さらに、
スロットルバルブ43の弁体42は四角形の形状を有し
ているので、アジャスティングナット20の回転に伴っ
てスロットルバルブ43自身が回転することはない。
【0021】以上詳細に説明したように、流量制御弁4
0において、流量を調整して且つ確実に固定するには、
アジャスティングナット20の回転により、シリンダ1
2内のスロットルバルブ43の位置(すなわち、流量)
を調整し、その後、案内溝10に案内されながらスライ
ドキー30を摺動させて、スライドキー30の凸部31
をアジャスティングナット20の凹部21に嵌入させる
(図1、図3参照)。これにより、工具を使用すること
なく、簡易にアジャスティングナット20をロックする
ことができる。また、ロックされているアジャスティン
グナット20の状況を容易に判別することができる。さ
らに、スライドキー30を逆方向(図1、図3、図11
では上方向)に摺動させれば、スライドキー30の凸部
31はアジャスティングナット20の凹部21から抜け
出して、アジャスティングナット20は回転することが
できるので(図2、図4参照)、シリンダ12内のスロ
ットルバルブ43の位置(すなわち、流量)を再調整す
ることができる。
【0022】また、スライドキー30の凸部31がアジ
ャスティングナット20の凹部21に嵌入して、アジャ
スティングナット20がロックされた際において(図
1、図3参照)、スライドキー30のアーム部32の爪
部33が案内溝10の開口端部に係止され、スライドキ
ー30の凸部31がアジャスティングナット20の凹部
21から抜け出す方向(図1〜図4、図11では上方
向)へ、振動等で摺動することはなくなるので、アジャ
スティングナット20のロックが不用意に解除されるこ
とはない。また、スライドキー30のアーム部32の爪
部33は案内溝10の側面に圧接していることから、ス
ライドキー30の凸部31がアジャスティングナット2
0の凹部21に嵌入していないときは(図2、図4参
照)、スライドキー30は案内溝10において固定され
る。これにより、スライドキー30の凸部31がアジャ
スティングナット20の凹部21に嵌入する方向(図
2、図4では下方向)へ、振動等で摺動することはなく
なるので、アジャスティングナット20のロックが不用
意になされることはない。
【0023】また、シリンダ12に内在するストッパ部
34とシリンダ12に外在するスライドキー30が、案
内溝10に形成された開口部11を介して、一体となっ
ている。従って、かかるストッパ部34はスロットルバ
ルブ43のシリンダ12のロット側に常に位置している
ので(図3、4参照)、スロットルバルブ43はロット
側から外部に抜け出ることはできない。また、スライド
キー30を案内溝10から外そうとしても、スライドキ
ー30のストッパ部34と案内溝10の開口部11が干
渉するので、スライドキー30の案内溝10からの離脱
を確実に防止できる。
【0024】また、スロットルバルブ43の弁体42は
四角形の形状を有しているので(図10参照)、シリン
ダ12内のスロットルバルブ43の位置(すなわち、流
量)を調整するために、アジャスティングナット20を
回転させても、かかるアジャスティングナット20の回
転に伴ってスロットルバルブ43自身が回転することは
ないので、シリンダ12内のスロットルバルブ43の位
置(すなわち、流量)を、アジャスティングナット20
の回転で確実に調整することができる。
【0025】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、上記実施の形態の流量制御弁40
はスロースタートバルブ1の絞り弁として使用されたも
のであるが、スピードコントローラとして使用してもよ
い。また、上記実施の形態のスロットルバルブ43の弁
体42は四角形の形状を有しているが、アジャスティン
グナット20の回転に伴ってスロットルバルブ43自身
が回転しなければ、どのような形状でもよい。
【0026】また、上記実施の形態のスロットルバルブ
43は、アジャスティングナット20の右回転に伴って
シリンダ12内を上昇する(すなわち、流量を絞る)も
のであるが、アジャスティングナット20の右回転に伴
ってシリンダ12内を下降させる(すなわち、流量を絞
る)ときは、スロットルバルブ43の弁体42の上部の
テーパを逆方向につければよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係る流量制
御弁では、流量を調整して且つ確実に固定するには、ア
ジャスティングナットの回転により、シリンダ内のスロ
ットルバルブの位置(すなわち、流量)を調整し、その
後、案内溝に案内されながらスライドキーを摺動させ
て、スライドキーの凸部をアジャスティングナットの凹
部に嵌入させる。これにより、工具を使用することな
く、簡易にアジャスティングナットをロックすることが
できる。また、ロックされているアジャスティングナッ
トの状況を容易に判別することができる。さらに、スラ
イドキーを逆方向に摺動させれば、スライドキーの凸部
はアジャスティングナットの凹部から抜け出して、アジ
ャスティングナットは回転することができるので、シリ
ンダ内のスロットルバルブの位置(すなわち、流量)を
再調整することができる。
【0028】また、請求項2に係る流量制御弁では、ス
ライドキーの凸部がアジャスティングナットの凹部に嵌
入して、アジャスティングナットがロックされた際にお
いて、スライドキーのアーム部の爪部が案内溝の開口端
部に係止される。これにより、スライドキーの凸部がア
ジャスティングナットの凹部から抜け出す方向へ、振動
等で摺動することはなくなるので、アジャスティングナ
ットのロックが不用意に解除されることはない。また、
スライドキーのアーム部の爪部は案内溝に圧接している
ことから、スライドキーの凸部がアジャスティングナッ
トの凹部に嵌入していないときは、スライドキーは案内
溝において固定される。これにより、スライドキーの凸
部がアジャスティングナットの凹部に嵌入する方向へ、
振動等で摺動することはなくなるので、アジャスティン
グナットのロックが不用意になされることはない。
【0029】また、請求項3に係る流量制御弁では、シ
リンダに内在するストッパ部とシリンダに外在するスラ
イドキーが、案内溝に形成された開口部を介して、一体
となっている。従って、かかるストッパ部はスロットル
バルブのシリンダのロット側に常に位置しているので、
スロットルバルブはロット側から外部に抜け出ることは
できない。また、スライドキーを案内溝から外そうとし
ても、スライドキーのストッパ部と案内溝の開口部が干
渉するので、スライドキーの案内溝からの離脱を確実に
防止できる。
【0030】また、請求項4に係る流量制御弁では、シ
リンダ内のスロットルバルブの位置(すなわち、流量)
を調整するために、アジャスティングナットを回転させ
ても、かかるアジャスティングナットの回転に伴ってス
ロットルバルブ自身が回転することはない。これによ
り、シリンダ内のスロットルバルブの位置(すなわち、
流量)を、アジャスティングナットの回転で確実に調整
することができる。
【0031】以上説明した通り本発明は、スライドキー
の凸部とアジャスティングナットの凹部を嵌脱させるこ
とより、工具を使用することなく簡易にアジャスティン
グナットをロックすることができ、調整された流量を確
実に固定できると同時にロック状態を目視で確認できる
流量制御弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロースタートバルブに使用された流量制御弁
の外観図である。
【図2】スロースタートバルブに使用された流量制御弁
の外観図である。
【図3】スロースタートバルブに使用された流量制御弁
の断面図である。
【図4】スロースタートバルブに使用された流量制御弁
の断面図である。
【図5】アジャスティングナットの上面図である。
【図6】アジャスティングナットの断面図である。
【図7】スライドキーの正面図である。
【図8】スライドキーの側面図である。
【図9】スロットルバルブの正面図である。
【図10】スロットルバルブの下面図である。
【図11】流量制御弁を使用したスロースタートバルブ
の断面図を示す。
【図12】従来のスピードコントローラの側面図であ
る。
【符号の説明】
10 案内溝 11 開口部 12 シリンダ 20 アジャスティングナット 21 凹部 30 スライドキー 31 凸部 32 アーム部 33 爪部 34 ストッパ部 40 流量制御弁 43 スロットルバルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アジャスティングナットの回転により、
    シリンダ内のスロットルバルブの位置を調整する流量制
    御弁において、 前記アジャスティングナットに周設された凹部と、 前記凹部と嵌脱する凸部が設けられたスライドキーと、 前記スライドキーを案内する案内溝とを有し、 前記スライドキーを摺動させて、前記スライドキーの凸
    部を前記アジャスティングナットの凹部に嵌入させるこ
    とにより、前記アジャスティングナットの回転を防止し
    て、前記スロットルバルブの位置を固定することを特徴
    とする流量制御弁。
  2. 【請求項2】 前記スライドキーの両側に設けられたア
    ーム部と、 前記アーム部に設けられており前記案内溝に圧接する爪
    部とを有し、 前記スライドキーの凸部が前記アジャスティングナット
    の凹部に嵌入したときに、前記アーム部の爪部が前記案
    内溝の開口端部に係止されることを特徴とする請求項1
    に記載する流量制御弁。
  3. 【請求項3】 前記スライドキーに固定されたストッパ
    部と、 前記スロットルバルブのロット側において前記シリンダ
    と外部とを連通させるとともに前記案内溝に形成された
    開口部とを有し、 前記スライドキーのストッパ部が、前記開口部を介し
    て、前記スロットルバルブのシリンダのロット側に内在
    すことにより、前記スライドキーの前記案内溝からの離
    脱及び前記スロットルバルブのロット側への抜け出し
    を、前記ストッパ部で防止することを特徴とする請求項
    1または2に記載の流量制御弁。
  4. 【請求項4】 前記スロットルバルブの形状が四角形で
    あることを特徴とする請求項1、2または3のいずれに
    記載の流量制御弁。
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