JPH10103398A - 液圧緩衝器 - Google Patents

液圧緩衝器

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Publication number
JPH10103398A
JPH10103398A JP27530696A JP27530696A JPH10103398A JP H10103398 A JPH10103398 A JP H10103398A JP 27530696 A JP27530696 A JP 27530696A JP 27530696 A JP27530696 A JP 27530696A JP H10103398 A JPH10103398 A JP H10103398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
spring
spring seat
shock absorber
hydraulic shock
Prior art date
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Pending
Application number
JP27530696A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Fukazawa
渉 深澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP27530696A priority Critical patent/JPH10103398A/ja
Publication of JPH10103398A publication Critical patent/JPH10103398A/ja
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプリングシートの材料の歩留まりの悪化を
解消すると共に、部品点数を削減して、製造コストの低
廉化を図ることができる液圧緩衝器の提供。 【解決手段】 作動液体が封入され、一端側1aが封止
される外筒1と、この外筒1の他端側1bを封止的に貫
通して延びるピストンロッド12と、前記外筒1の外周
に取付けられてサスペンションスプリング13を支持す
るスプリングシート5とを設ける。前記スプリングシー
ト5を、外筒1の一端側1aが挿入される挿入部6及び
外筒1の一端側1aを封止する封止部7からなる有底筒
状の基部8と、この基部1の外周側に一体に形成したば
ね受け部9とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の懸架装置等
に使用される液圧緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の液圧緩衝器は、例えば実開昭6
1−122438号公報に示されるように、作動液が封
入され、一端側がボトムプレートによって封止された外
筒と、この外筒の他端側を封止的に貫通して延びるピス
トンロッドと、前記外筒の外周に取付けられてサスペン
ションスプリングを支持するスプリングシートとを備え
ている。前記液圧緩衝器は、外筒の一端側が車両のばね
下に連結される一方、ピストンロッドが車両のばね上に
連結されると共に、車両のばね上とスプリングシートと
の間にサスペンションスプリングが設けられて、懸架装
置に供される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来例
にあっては、前記液圧緩衝器のスプリングシートが金属
製の板部材から漏斗状に打抜き加工されており、特に内
周側を打抜き加工した端材は格別の用途がなく、廃棄さ
れることから、材料の歩留まりが悪い。
【0004】また、前記液圧緩衝器は、外筒の一端側が
ボトムプレートによって封止されている。前記ボトムプ
レートは外筒の一端側を封止するものであるから、この
ボトムプレートの形状は、スプリングシートの内周側を
打抜き加工したときに端材となる部分の形状と類似した
形状となるものである。そこで、発明者は、前記ボトム
プレートをスプリングシートの内周側を打抜き加工した
ときに端材となる部分で形成することによって、材料の
歩留まりの悪化を解消すると共に、部品点数を削減可能
となることに着目した。
【0005】本発明は前記従来の実情に鑑みて案出され
たもので、スプリングシートの材料の歩留まりの悪化を
解消すると共に、部品点数を削減して、製造コストの低
廉化を図ることができる液圧緩衝器を提供することを目
的とする。ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、一端側が封止され、作動液体が封入される外筒
と、この外筒の他端側を封止的に貫通して延びるピスト
ンロッドと、前記外筒の外周に取付けられてサスペンシ
ョンスプリングを支持するスプリングシートとを備えた
液圧緩衝器において、前記スプリングシートを、外筒の
一端側が挿入される挿入部及び外筒の一端側を封止する
封止部からなる有底筒状の基部と、この基部の外周側に
一体に形成したばね受け部とから構成してある。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記スプリングシートを、金属
製の板部材からプレス成形した構成にしてある。
【0008】ここで、前記スプリングシートは、金属製
の板部材からプレス成形によって絞り加工される。この
とき、前記スプリングシートは、内周側に有底筒状の基
部が形成され、打抜き加工されることがないから、端材
が生じることがない。
【0009】前記スプリングシートは、有底筒状の基部
の挿入部に、外筒の一端側が挿入され、この挿入と同時
に、挿入部に連なる封止部によって外筒の一端側が封止
される。また、前記外筒の一端側が挿入されたスプリン
グシートは、適宜溶接等により外筒の外周に取付けられ
る。
【0010】これによって、前記スプリングシートは打
抜き加工されることがないから、材料の歩留まりの悪化
を解消すると共に、スプリングシートの封止部によって
外筒の一端側を封止するから、封止のためにボトムプレ
ート等の格別な部品を必要とせず、部品点数を削減し
て、製造コストの低廉化を図ることができる液圧緩衝器
が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳述する。
【0012】図1は本発明の実施の形態を示す液圧緩衝
器の要部を断面して示す図面である。図において、1は
外筒、2はこの外筒1の内周側に同心的に配置されたシ
リンダである。前記シリンダ2内には作動液体が充填さ
れており、また、外筒1とシリンダ2との間は作動液体
のリザーバ室3となっている。
【0013】4は前記シリンダ2の下端側に配置された
減衰力バルブで、この減衰力バルブ4を介してシリンダ
2内とリザーバ室3内とが連通している。
【0014】5はスプリングシートである。前記スプリ
ングシート5は金属製の板部材からプレス成形され、図
2に示すように、外筒1の一端側1aが挿入される挿入
部6及び外筒1の一端側1aを封止する封止部7からな
る有底筒状の基部8と、この基部8の外周側に一体に形
成したばね受け部9とから構成してある。前記基部8の
挿入部6は円筒状に形成されており、また、封止部7
は、減衰力バルブ4の受け部を構成するために、半球状
に湾曲した形状に形成してある。
【0015】前記スプリングシート5は、有底筒状の基
部8の挿入部6に、外筒1の一端側1aが挿入され、こ
の挿入と同時に、挿入部6に連なる封止部7によって外
筒1の一端側1aが封止される。また、前記スプリング
シート5の封止部7には減衰力バルブ4のバルブボディ
4aが接している。前記外筒1の一端側1aが挿入され
たスプリングシート5は、基部8の上端側において溶接
10によって外筒1の外周に取付けられている。
【0016】11は前記スプリングシート5の下端部に
取付けられたアイブッシュで、このアイブッシュ11は
車両のばね下に連結される。
【0017】12は前記外筒1の他端部1b及びシリン
ダ2の他端部を貫通して延びるピストンロッドで、この
ピストンロッド12には、シリンダ2内を摺動自在なピ
ストン及び減衰力バルブ(いずれもず図示せず)が取付
けられている。また、前記ピストンロッド12の上端は
車両のばね上に連結される。
【0018】13はサスペンションスプリングで、この
サスペンションスプリング13はスプリングシート5の
ばね受け部9と車両のばね上との間に縮設してある。
【0019】斯かる構成において、液圧緩衝器は、前記
アイブッシュ11が車両のばね下に連結される一方、ピ
ストンロッド12が車両のばね上に連結されると共に、
車両のばね上とスプリングシート5との間にサスペンシ
ョンスプリング13が設けられて、懸架装置に供され
る。
【0020】ここで、前記スプリングシート5は打抜き
加工されることがないから、材料の歩留まりの悪化を解
消すると共に、スプリングシート5の封止部7によって
外筒1の一端側1aを封止するから、封止のためにボト
ムプレート等の格別な部品を必要としない。
【0021】したがって、スプリングシート5の材料の
歩留まりの悪化を解消すると共に、部品点数を削減し
て、製造コストの低廉化を図ることができる液圧緩衝器
が得られる。
【0022】図3は本発明の別の実施の形態を示す図面
で、この実施の形態が前記実施の形態と変わるところ
は、スプリングシート5の基部8の挿入部6と封止部7
との間に、円筒部14を設けた点である。尚、その他の
構成は前記実施の形態と同一であるから、同一構成部分
には同一符号を付し、その重複する説明を省略する。
【0023】斯く構成することにより、前記実施の形態
と同様の作用効果が得られるのに加え、基部8に円筒部
14を設けたことによって、外筒1の軸方向長さの短縮
化を図ることができる。
【0024】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、前記実施の形態においては、外筒1の内周側に
シリンダ2を配置した所謂複筒型の液圧緩衝器について
述べたが、本発明を単筒型の液圧緩衝器に採用すること
も可能である。
【0025】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、スプリングシートの材料の歩留まりの悪化を解
消すると共に、部品点数を削減して、製造コストの低廉
化を図ることができる液圧緩衝器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す液圧緩衝器の要部を
断面して示す図面である。
【図2】スプリングシートを一部切除して示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の別の実施の形態を示す図1と同様な図
面である。
【符号の説明】
1 外筒 1a 一端側 1b 他端側 5 スプリングシート 6 挿入部 7 封止部 8 基部 9 ばね受け部 12 ピストンロッド 13 サスペンションスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側が封止され、作動液体が封入され
    る外筒と、この外筒の他端側を封止的に貫通して延びる
    ピストンロッドと、前記外筒の外周に取付けられてサス
    ペンションスプリングを支持するスプリングシートとを
    備えた液圧緩衝器において、前記スプリングシートを、
    外筒の一端側が挿入される挿入部及び外筒の一端側を封
    止する封止部からなる有底筒状の基部と、この基部の外
    周側に一体に形成したばね受け部とから構成したことを
    特徴とする液圧緩衝器。
  2. 【請求項2】 前記スプリングシートは、金属製の板部
    材からプレス成形されてなることを特徴とする、請求項
    1記載の液圧緩衝器。
JP27530696A 1996-09-27 1996-09-27 液圧緩衝器 Pending JPH10103398A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27530696A JPH10103398A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 液圧緩衝器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27530696A JPH10103398A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 液圧緩衝器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10103398A true JPH10103398A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17553607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27530696A Pending JPH10103398A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 液圧緩衝器

Country Status (1)

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JP (1) JPH10103398A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020056492A (ko) * 2000-12-29 2002-07-10 이계안 현가장치의 쇽업소버와 스프링 장착 구조
US20150069688A1 (en) * 2013-09-09 2015-03-12 Zf Friedrichshafen Ag Vibration damper for a motor vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020056492A (ko) * 2000-12-29 2002-07-10 이계안 현가장치의 쇽업소버와 스프링 장착 구조
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