JPS61200018A - エアサスペンシヨン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明はエアサスペンションに関し、特に、ショックア
ブソーバを取り囲んで空気室を形成し、該空気室に圧縮
空気を充填して空気ばねとしたエアサスペンションに関
する。

（従来技術） シ１ツクアブソーバを取り囲んで空気室を形成し、該空
気室に圧縮空気を充填して空気ばねを構成したエフサス
ペンションがある（たとえば、特開昭５７−１１０５１
５号公報）、このエアサスペンションでは、シ１ツクア
ブソーバのピストンロッドに空気室用のエアタンクを取
り付け、ピストンロッドはエアタンクの取付部の上方で
、ゴムブツシュを含むサポートを介して車体に結合され
ている。

（発明が解決しようとする問題点） 前記公報に記載のエアサスペンションは、エアタンクが
ピストンロッドに結合されているため、サポートに、シ
ョックアブソーバからの荷重の外、空気ばねからの荷重
が入力することとなり、サポートに設けられるゴムブツ
シュを軟らかくすることに限度があった。

実開昭５７−７３２０８号公報に記載の「ストラットマ
ウントインシュレータ」では、該インシュレータにショ
ックアブソーバが結合され、コイルばねは車体に結合さ
れている。インシュレータは上下にリップを有し、各リ
ップに当接可能なストッパが設けられている。このイン
シュレータによればｙショックアブソーバの荷重がイン
シュレータに入力するのみであるので、インシュレータ
を軟らかく設定でき、インシュレータが変形してリップ
がストッパに当接した後、インシュレータに非線形特性
を付与できる。

しかし、前記インシュレータはコイルばね用であって空
気ばね用ではない。

本発明の目−は、ショックアブソーバからの荷重と空気
ばねからの荷重を分離し、ショックアブソーバのピスト
ンロッドを弾性支持するブツシュとして可及的軟らかな
ものの使用を可能とするエアサスペンションを提供する
ことにある。

本発明の別の目的は、ピストンロッドの伸長時または縮
小時に、ブツシュに非線形性を付与できるニアサスベン
ジ禦ンを提供することにある。

（問題を解決するための手段） 本発明は、ショックアブソーバを取り囲む空気室が設け
られたエアサスペンションであって、前記ショックアブ
ソーバのピストンロッドを弾性支持するブツシュと、該
ブツシュを結合する筒部およびブツシュから前記ピスト
ンロッドの軸線方向へ間隔をおいて配置されるストッパ
部を有する支持部材と、該支持部材を結合して車体に固
定される前記空気室を形成するためのハウジングと、前
記間隔内に配置された弾性材からなる補助ブツシュとを
含む。

（作用） 車両の走行中、ショックアブソーバからの荷重はブツシ
ュを経て車体へ、また空気ばねからの荷重のほとんどは
ハウジングを経て車体へ伝わる。

ピストンロッドが伸長または縮小し、補助ブツシュが変
形するようになると、ブツシュの荷重特性は急激に立ち
上がり、ブツシュは非線形性を呈する。

（実施例） エアサスペンション１０は第１図に示すように、ショッ
クアブソーバ１２を取り囲む空気室１４力七設けられた
ものであって、ゴムのブツシュ１６と、支持部材１８と
、ハウジング２０とを含む、　　　− ショックアブソーバ１２はシリンダ２２；ピストン（図
示せず）およびピストンロッド２４な備えるそれ自体公
知のもので、シリンダ２２の下方の端部にサスペンショ
ンアーム（図示せず）が結合される。ピストンロッド２
４の上方の端部は後述するブツシュ１６を介して車体に
結合される。

空気室１４はハウジング２０とダイアフラム２６との共
働で形成される０図示の例では、ハウジング２０は平面
形状が環状を呈する頂部２８と、頂部２８に一体となっ
て下方へ伸びる第１の筒部２９と、筒部２９に嵌合され
、全周にわたって気密に溶接された第２の筒部３０とか
らなり、頂部２８は支持部材１８の筒部３２に全周にわ
たって気密に溶接されている。この頂部２８に複数のポ
ル）２８ａ　（図には１つを示す）が気密に取り付けら
れ、このポル）２８ａを車体３１に貫通させ、ポル）２
８ａにナツト２８ｂをねじ込み、ハウジング２０は車体
３１に固定される。ハウジングの第２の筒部３０とシリ
ンダ２２に取り付けられたエアピストン３４とにわたっ
てダイアフラム２６が取り付けられ、ショックアブソー
バ１２を囲む空気室１４が区画されている。空気室１４
に圧縮空気を充填して空気ばねが構成される。

ブツシュ１６はピストンロッド２４を弾性支持する０図
示の例では、ブツシュ１６は内筒３６と外筒３８とに加
硫接着され、０リング３７を取り付けた内筒３６に、鉄
のような剛性の高い材料で形成された結合部材４０−が
圧入されている。また、０リング３９を取り付けた外１
３ｇが支持部材１８の筒部３２に圧入され、ブツシュ１
６は支持部材１８に結合されている。ブツシュ１６には
、ピストンロッド２４から荷重が入力するが、この荷重
は一般に小さいので、ブツシュ１６は可及的軟らかに形
成され得る。

支持部材１８は前記筒部３２と、この筒部の下端から径
方向の内方へ突出し、ブツシュ１６から間隔をおいたス
トッパ部３３とを一体に有し、図示の例ではストッパ部
３３に隔壁部材４２の内周部が全周にわたって気密に溶
接されている。隔壁部材４２の外周部はハウジングの第
２の筒部３０に全周にわたって気密に溶接されている。

この結果、空気室１４は隔壁部材４２をはさんで、下方
の主空気室４４と上方の副空気室４５とに仕切られてい
る。

結合部材４０はピストンロッド２４を結合すると共に、
主空気室４４と副空気室４５との連通および遮断をする
弁体４６を保持する。結合部材４０は第２図に示すよう
に、ピストンロッド２４を貫通させた孔４８と゛弁体挿
入用の孔５０とを有す菰、ピストンロッド２４に固着さ
れたホルダ５２とピストンロッド２４に螺合されたナツ
ト５４とによって結合部材４０を挾持し、ピストンロッ
ド２本と結合部材４０とが結合され、ピストンロッド２
４は゛結合部材４０を介してブツシュ１６により弾性支
持される。

結合部材４０の孔５０内に弁体４６が回転可能に配置さ
れる。弁体４６は下端に開口するくり抜き孔５６と、く
り抜き孔５６から直径方向へ伸びる孔５７とを有する。

弁体４６が後述するように、所定の箇所に配置されると
き、減径された操作部４７が結合部材４０から上方へ突
出し、孔５７は、結合部材４０の孔５０から直径方向へ
外周面まで開けられた孔５１に連通可能である。すなわ
ち、弁体４６が図示の位置にあるとき、弁体の孔５７は
結合部材の孔５１に連通し、弁体４６をたとえば９０°
回転すると、孔５７は孔５１との連通が断たれる。

結合部材の孔５０の下方部分に圧入された円筒状のスペ
ーサ５“８と、゛弁体４６の上側に配置された低！！ｉ
擦プレート６０、内外周面にＯリング６２、−６３を取
り付けて孔５０の上方部分に圧入されたホルダ６４とに
より、弁体４６は保持される。弁体４６は、ナツト５４
でピストンロッド２４に結合されたブラケット６６によ
って支持されるアクチュエータ（図示せず）に、その操
作部４７を介して接続され、アクチュエータによって回
転される。

内筒３６は、結合部材４０の孔５１に対向する内周面の
部位に設′けられた環状の溝６８と、溝６８から外周面
へ貫通する孔６９とを有し、ブツシュ１６は内筒３６の
孔６９゛に連なる孔７０を有する。外筒３８はブツシュ
１６の孔７０に連なる孔７１を、さらに支持部材１８は
外筒３８の孔７１に連なる孔７２を有する。前記した種
種の孔によって形成される通路は一方では副空気室４５
に、他方では支持部材１８のストッパ部３３で開門れた
空間７４に連なり、空間７４が間隙７５およびバウンド
裟トリパフ６（第１図）に設けた通路７７を経て主空気
室４４に連なっている。

空気室１４を主空気室４４と副空気室４５とに仕切ると
共に、弁体４６により両者の連通および遮断をする構成
とすると、走行中に１両空気室を連通して軟らかいばね
定数に、また青空気室を遮断して硬いばね定数に保持で
き、走行状況に応じたばね定数を得ることができる。し
かし、空気室１４を仕切ることなく使用することもでき
、この場合、結合部材４０に配置される弁体４６、アク
チュエータおよび隔壁部材４２を省略できる。

ブツシュ１６と支持部材１８のストッパ３３とのなす間
隔内に補助ブツシュ８０が配置される。

第１図および第２図に示した例では、補助ブツシュ８０
は断面がＬ字状を呈するように、ブツシュ１６に２箇所
で一体に形成され、各補助ブツシュは下方へ伸びてスト
ッパ３３に接している。

補助ブツシュ８０は、図示のように、ブツシュ１６に空
気通路用の孔７０を設ける場合、孔７０から外れた部位
で下方へ突出される。このように形成すれば、補助ブツ
シュ８０が変形したとき、孔７０をつぶすおそれがない
。

第３図に示す例では、補助ブツシュ８２はブツシュ１６
に一体となった突起の形体であり、ブツシュ１６の複数
箇所から下方へ向けて突出し、支持部材１８のストッパ
部３３に対向している。補助ブツシュ８２はプツシ、１
８の孔７０から外れた部位に設けることが好ましいが、
補助ブツシュ８２が孔７０の下方に位置することとなる
とき。

補助ブツシュ８２に切欠き８３を設け、孔７０がつぶれ
るのを防止する。

第４図に示す例では、補助ブツシュ８４は内周部を肉厚
としたリングの形体であり、支持部材１８の筒部３２に
取り付けられ、ストッパ部３３に接している。この場合
、ブツシュ１６の孔に対向する補助ブツシュの部位に切
欠きを設け、孔がつぶれるのを防止する。

第５図に示す例では、ブツシュ１６に一体となり、複数
箇所から下方へ向けて突出する補助ブツシュ８６と、複
数箇所から上方へ向けて突出する補助ブツシュ８７とが
設けられ、補助ブツシュ８６は支持部材１８のストッパ
部３３に対向している。他方、補助ブツシュ８７は、支
持部材１８にねじ込まれてブツシュ１６から間隔をおい
たストッパ部８８に対向している。各補助ブツシュは、
ブツシュ１６の孔を外れた位置に設けられている。

第３図ないし第５図の例において、その他の構成は第１
図および第２図に示した例と同じである。

（実施例の作用） 第１図ないし第４図に示した例は実質的に同じ作用をす
るので、第１図を参照して説明する。

ピストンロッド２４が伸長すると、ブツシュ１６が変形
し、ブツシュ１６の荷重特性は第６図のＡ１のように、
ピストンロッド２４のストロークに比例して増大する。

そして、補助ブツシュ８０が支持部材１８のストッパ部
３３と結合部材４０との間にはさまれるようになると、
ブツシュ１６の荷重特性は急激に立ち上がり、Ａ２のよ
うになって、非線形性が発現される。

ピストンロッド２４が縮小すると、ブツシュ１６の変形
する方向に補助ブツシュがないので、ブツシュ１６は第
６図のＢのように、はぼ線形の荷重特性を呈する。

第５図の例では、ピストンロッド２４の伸長時に°補助
ブツシュ８６の作用により、また縮小時に補助ブツシュ
８７の作用により、それぞれ非線形性が発現される。

（発明の効果） 本発明によれば下記の効果が得られる。

ハウジングを車体に固定すると共にこのハウジングに、
ショックアブソーバのピストンロッドを弾性支持するブ
ツシュと支持部材とを結合しであるので、空気ばねから
入力する荷重と、ショックアブソーバから入力する荷重
とを分離できる結果、ブツシュを可及的軟らかに設定で
き１乗心地を向上できる。

一般に、ショックアブソーバの減衰力は、ピストンロッ
ドが伸長するとき大きくなるように設定されているとこ
ろ、ショックアブソーバが所定の減衰力を発生するため
には、ピストンロッドが相８のストロークを移動する必
要がある。補助ブツシュをピストンロッドの伸長側に配
置し、ブツシュに非線形性を付与することにより、ショ
ックアブソーバの減衰力を補完でき、ストロークを小さ
くできる。これにより、車高を低くすることが可能であ
る。

補助ブツシュをピストンロッドの伸長側に配置し、伸長
時におけるブツシュのばね特性を上げることにより、シ
ョックアブソーバの伸長時に、減衰力の発生を遅れなく
有効に働かせることができる。

補助ブツシュをピストンロッドの伸長側または縮小側に
配置することにより、小振幅時にばね特性を低下させ、
大振幅時にばね特性を増大させ。

乗心地と操縦安定性とを両立できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はニアサスベンジ璽ンの要部を示す断面図、第２
図はピストンロッドの支持部の、第１図の２−２線に沿
って切断した断面図、第３図ないし第５図はピストンロ
ッドの支持部の別の例を示す断面図、第６図はばね特性
図である。 ｌＯ：エアサスペンション、 １２：ショックアブソーバ、１４：空気室、１６：プッ
シュ、１８：支持部材、 ２０：ハウジング、２６：ダイアフラム、３２：筒部、
３３：ストッパ部、 ４０：結合部材、４４：主空気室、 ４５：副空気室、 ８０．８２．８４．８６．８７：補助ブツシュ代理人　
弁理士　松　永　宣　行 第２図 第３図 第４図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ショックアブソーバを取り囲む空気室が設けられたエア
   サスペンションであって、前記ショックアブソーバのピ
   ストンロッドを弾性支持するブッシュと、該ブッシュを
   結合する筒部およびブッシュから前記ピストンロッドの
   軸線方向へ間隔をおいて配置されるストッパ部を有する
   支持部材と、該支持部材を結合して車体に固定される前
   記空気室を形成するためのハウジングと、前記間隔内に
   配置された弾性材からなる補助ブッシュとを含む、エア
   サスペンション。