JPH10102398A - 偽造防止策を施した印刷用紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子複写機による偽造や改竄が極めて困難な偽
造防止策を施した印刷用紙を提供する。 【解決手段】フィルムまたは紙からなる基材（１２）の
少なくとも片面に、着色層（１４）、金属薄膜層（１
６）、耐熱保護層（１８）を順次積層してなる金属光沢
を有する情報記録媒体（１０）を紙基材本体（２０）に
抄き入れし、サーマルヘッド等の発熱素子で情報記録媒
体上の金属薄膜層（１６）を溶融してコード、絵、文字
が書き込めることができるようにして偽造防止策を施し
た印刷用紙。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣、株券、債
券、商品券、宝くじ等の紙からなる有価証券類の偽造防
止に関するもので、さらに詳しくは、電子複写機による
偽造や改竄をしようとしたときにそれらの行為が極めて
困難である印刷用紙に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】現在、紙は紙幣をはじめ、株券、債券、
商品券、宝くじ等々金銭的価値を有する有価証券として
幅広く使用されており、その様な有価証券類に用いられ
ている用紙には容易に偽造又は変造出来ない様に、紙自
身にすかしを施したり、あるいはマイクロ文字や凹版、
隠し文字、蛍光印刷等の特殊な印刷を施したり、金属光
沢を有する箔やホログラム箔などを転写またはシールで
施してあるのが一般的である。

【０００３】これらの有価証券類を偽造する場合は主に
印刷による方法と電子複写機による方法があるが、今日
では電子複写機の解像度が格段に良くなり、電子複写機
さえあれば手軽に本物と見分けがつかないくらいに複写
出来ることから、電子複写による偽造が増加している。
この場合、マイクロ文字や隠し文字といったパターン印
刷法ではオリジナルとコピーを見分けることが困難にな
っている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこで、こういった電
子写真を用いた偽造手段には、金属光沢の鏡面反射を有
する箔やホログラム箔またはシールなどが複写防止効果
が高いとして一部の商品券やその他いろいろなものに採
用されている。これらの金属光沢を有する箔を複写する
と、ほとんど黒く複写されてしまうため一目見て複写物
であることがわかるためである。

【０００５】ところが、この金属光沢を有する箔やホロ
グラム箔は用紙の上に層を形成しているため、複写物の
その部分上に使用済の箔またはシールを溶剤等で上手に
剥がし張り付けたり、極めて似た箔を作って張り付ける
と本物と見分けがつかない等の問題があった。

【０００６】また、単なる金属光沢箔やホログラム箔は
印刷技術を応用して、同じパターンのものを大量に製造
し、有価証券類に張り付けて使用されている。この場
合、個々に固有なコードや絵、文字（例えば電話番号、
発行店名等）等の可変情報を入れる事は事実上不可能で
あった。

【０００７】本発明は以上のような問題点に着目してな
されたものであり、その課題とするところは、金属光沢
を有する箔やホログラム箔を用紙の上に層を形成する場
合、複写物の上に使用済の箔またはシールを溶剤等で上
手に剥がして張り付けたり、極めて似た箔を作って張り
付けすると本物と見分けがつかない等の問題点を解決す
る偽造防止を施した印刷用紙を提供することである。

【０００８】また、有価証券を作製後、サーマルヘッ
ド、レーザービーム等の発熱素子で金属薄膜層を溶融し
てコード、絵、文字を書き込めることができ、例えば、
商品券などにおいて、金属光沢を有する部分に発行店名
・電話番号を入れるといった宣伝方法をとることが可能
である。個々に固有の情報を入れる事ができることで、
便利でかつ、偽造や変造が難しくなる偽造防止を施した
印刷用紙を提供することである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】第１の本発明は、フィル
ムまたは紙からなる基材（１２）の少なくとも片面に、
着色層（１４）、金属薄膜層（１６）、耐熱保護層（１
８）を順次積層してなる金属光沢を有する情報記録媒体
（１０）を紙基材本体（２０）に抄き入れしてある偽造
防止策を施した印刷用紙である。第２の本発明は、フィ
ルムまたは紙からなる基材（３２）の少なくとも片面
に、着色磁気記録層（３４）、金属薄膜層（３６）、耐
熱保護層（３８）を順次積層してなる金属光沢を有する
情報記録媒体（３０）を紙基材本体（４０）に抄き入れ
してある偽造防止策を施した印刷用紙である。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明に用いる印刷用紙（１）は、植物繊維また
は合成繊維を原料とし、水中にて叩解し抄いて絡ませた
後、脱水・乾燥させて作られる。この時紙は原料である
セルロースの水酸基間の水素結合で繊維間の強度が得ら
れる。また、紙に用いる填料としてはクレイ、タルク、
炭酸カルシウム、二酸化チタン等があり、サイズ剤とし
てはロジン、アルキル・ケテン・ダイマー、無水ステア
リン酸、アルケニル無水こはく酸、ワックス等があり、
紙力増強剤には変性デンプン、ポリビニルアルコール、
ポリアクリルアミド、尿素−ホルムアルデヒド、メラミ
ン−ホルムアルデヒド、ポリエチレンイミン等があり、
これらの材料をそれぞれ抄紙時に加え、抄紙機で抄造す
る。

【００１１】抄紙方法は、通常の植物繊維紙の製造に用
いられる方法でよく、原料濃度０．５〜１０％好ましく
は１〜２％の水希薄原料で十分に膨潤させた繊維をよく
混練しスダレ・網目状のワイヤー等に流して並べ、搾水
後加温により水分を蒸発させて作られる

【００１２】また、植物繊維以外の例えば合成繊維を混
入した紙の場合は合成繊維間に水素結合などの結合力を
持たないため結着剤を必要とすることが多いので、合成
繊維比率と結着剤量は、紙の強度を落とさない程度に適
宜決めるのが望ましい。そして、前記の混合抄紙法や場
合によっては抄き合わせ法などにより、金属光沢層を有
する情報記録媒体を紙の中に抄き込むことで偽造防止を
施した印刷用紙を製造する。

【００１３】金属光沢層を有する情報記録媒体は、紙ま
たはプラスチックフィルムからなる支持体の一方に着色
層、金属薄膜層、耐熱保護層を順次形成したものである
が、着色層を磁性材料で形成することによって、目に見
えない磁気記録が可能となり、より一層偽造防止効果が
高くなる。

【００１４】このような印刷用紙への印刷・加工は、従
来の紙の場合と同じ方法、すなわち、オフセット印刷
法、スクリーン印刷法、グラビア印刷法等の印刷法で文
字或いは絵柄を印刷し有価証券類を作製する。

【００１５】図１（ａ）は、、フィルムまたは紙からな
る基材（１２）に着色層（１４）を形成し、金属薄膜
（１６）、透明な耐熱保護層（１８）を順次積層した情
報記録媒体（１０）を紙基材本体（２０）の中に形成し
た偽造防止を施した印刷用紙（１）で、金属薄膜をサー
マルヘッドやレーザ−ビ−ム等の発熱素子で絵、文字等
の情報が書き込めることが出来るようにした本発明の基
本的な構成である。

【００１６】また、図２（ｂ）は、同様にフィルムまた
は紙からなる基材（３２）に着色磁気記録層（３４）を
形成し、金属薄膜層（３６）、透明な耐熱保護層（３
８）を順次積層した情報記録媒体（３０）を紙基材本体
（４０）の中に形成したもので、上記発明に加えて、磁
気記録層に磁気情報を書き込むことを可能にした第２の
本発明の構成である

【００１７】上記情報記録体の基材（１２）、（３２）
には、機械的に強く柔軟性や可とう性を有するポリエチ
レンテレフタレートやポリ塩化ビニル、ポリアクリレー
ト等の高分子材料からなるプラスチックフィルムや紙等
が必要に応じて用いられる。フィルムでは一般的には、
厚さ１５〜１０００μｍで、しかも瞬間的な２５０℃以
上の高温に耐えられる様な耐熱性のものがふさわしい
が、この場合あまり厚いと印刷用紙としての意匠性を損
なうので、厚さとしては15〜50μｍのフィルム状のもの
が好ましい。また、金属光沢を出すためには基材となる
フィルムや紙を問わずに平滑性が高くなければ光沢性に
はならないため、カレンダープレス法などで平滑性を付
与する必要がある。

【００１８】着色層（１４）、着色磁気記録層（３４）
は、上層の金属薄膜を溶融して絵、文字等の情報を書き
込んだ時に出現するもので、金属薄膜の色相と異なる色
相にし画像情報を鮮明にする効果を得る為である。金属
薄膜の金属調の色相が白色であれば、黒、藍、赤等の濃
い色相にすると良い。グラビアインキ、オフセットイン
キ、スクリーンインキ、各種コーティング用塗料等を直
接印刷・コーティングしたり、転写箔やラミネートの形
で基材（１２）上に貼り合わせたりして付与する。特
に、文字や絵柄等のパターンを印刷法により多色で設け
ると熱破壊されて出現する記録画像部が特殊な色相とな
り、特殊な画像記録が出来る。

【００１９】金属薄膜層（１６）、（３６）は、Ｓｎ、
Ｔｅ、Ｉｎ、Ａｌ、Ｂｉ、Ｚｎ、Ｐｂ等の金属単体ある
いはこれらの金属の合金、化合物を真空蒸着、スパッタ
リング、メッキ、転写、ラミネート等の方法によって形
成することができるが、サーマルヘッド、レーザービー
ム等の熱で容易に溶融させるためには、融点が低い方が
有利であり、主にＳｎ単体またはＳｎの合金が使いやす
い材料である。この金属薄膜層の厚さは１００〜５００
０Å程度で記録機能を有するものができるが、薄すぎて
も厚すぎても印字感度は低下するため好ましくは１００
０Å前後がよい。

【００２０】耐熱保護層（１８）、（３８）は、一般的
にはアクリル樹脂やエポキシ樹脂、各種紫外線硬化型樹
脂等のガラス転移温度７０℃以上の耐熱性樹脂に添加剤
を加えたものをグラビアコーティング等の各種コーティ
ング法、グラビア印刷、スクリーン印刷等の印刷法によ
って１〜１０μｍ程度の膜厚で設けられる。しかしなが
ら、耐熱性の高い樹脂は金属薄膜に接着しないため、塩
ビ系樹脂等と混合して金属薄膜との接着性を向上させる
という方法をとる。添加剤には、各種顔料や硬化剤、滑
剤等が必要に応じて適量用いられる。滑剤としては、シ
リコン系、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸、フッ素系等
のものも使用できるが、耐摩擦性と加熱時の塗膜保護性
や滑り性能を考えるとワックス系の滑剤を用いるのが好
ましく、融点としては５０〜１５０℃の範囲のパラフィ
ンワックス、カルナバワックス、ライスワックス、モン
タンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸化ポ
リエチレンワックス、低分子ポリプロピレンワックス、
各種脂肪酸、モノアマイド系、ビスアマイド系、牛脂系
等の各種天然及び合成ワックスを単独もしくは混合系で
添加する。

【００２１】基材（１２）に、着色層（１４）、金属薄
膜層（１６）、透明な耐熱保護層（１８）を順次積層し
金属光沢を有する情報記録媒体（１０）を作成してお
く。また、基材（３２）に、着色磁気記録層（３４）、
金属薄膜層（３６）、透明な耐熱保護層（３８）を順次
積層し金属光沢を有する情報記録媒体（３０）を作成し
ておく。

【００２２】一方、紙基材本体（２０）、（４０）の原
料となるパルプ繊維としては、針葉樹や広葉樹、イネ、
エスパルト、バガス、麻、亜麻、ケナフ、カンナビス等
の木材パルプと、ポリエチレンテレフタレート、ポリプ
ロピレン、ポリアクリレート、ポリ塩化ビニル等のプラ
スチックから作られた合成繊維などを、通常の植物繊維
紙の製造に用いられる方法で、原料濃度０．５〜１０％
好ましくは１〜２％の水希薄原料で十分に膨潤させた繊
維をよく混練しスダレ・網目状のワイヤーパート上に流
して並べ、搾水後加温により水分を蒸発させて作られ
る。上記の金属光沢を有する情報記録媒体の抄き込み
は、針金あるいは薄板（金属その他）を切り抜いて作っ
た型をワイヤーパート上に固定したものを漉き網として
使い、この部分に情報記録媒体の最上層である耐熱保護
層を当て、情報記録媒体が隠れるように紙を抄き、情報
記録媒体（１０）、（３０）が抄き込まれた偽造防止策
を施した印刷用紙（１）を作製する。

【００２３】以下、本発明の具体的な実施例を挙げ、詳
細に説明する。

【実施例】

＜実施例１＞実施例１として図１（ａ）の構成のものを
以下に説明する厚さ１５μｍのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムからなる基材（１２）上に以下の層構成か
らなる感熱性情報記録媒体（１０）を形成した。金属薄
膜層（１６）として、真空蒸着法によってＳｎの表面上
の抵抗率が１Ω／□になるような管理方法で、膜厚約１
０００Åの隠蔽性の感熱破壊記録層を形成した。耐熱保
護層（１８）として以下の組成の透明な溶剤可溶型樹脂
を用いて、塗布厚１．５μｍで塗布した。 （溶剤可溶性樹脂の組成） ・シリコンアクリル樹脂（不揮発分４４％） １００部 ・エポキシ系硬化剤（不揮発分８０％） ２０部 ・低分子量ポリエチレンワックス分散体（不揮発分１５％）２０部 ・炭酸カルシウム １０部 ・アルミナ ５部 ・希釈溶剤 １００部 着色層（１４）として以下の組成の着色塗料をグラビア
法により、塗布厚３μｍで塗布した。 （着色塗料の組成） ・ウレタン樹脂系黒色インキ １００部 ・塩酢ビ樹脂（２０％ラッカー） ３０部 ・イソシアネート系硬化剤 ５部 ・炭酸カルシウム １０部 ・希釈溶剤 ３０部 しかる後、針葉樹パルプを水中で叩解後、手漉き装置を
用いてワイヤーで抄き円形状に感熱性情報記録媒体（１
０）が抄き込まれる様に脱水後乾燥させて、偽造防止策
を施した印刷用紙（１）（５０ｇ／ｍ² ）を作成した。

【００２４】＜実施例２＞実施例２として図１（ｂ）の
構成のものを以下に説明する。厚さ２５μｍのポリプロ
ピレンフィルムからなる基材（３２）上に以下の層構成
からなる感熱性情報記録媒体（３０）を形成した。金属
薄膜層（３６）として、真空蒸着法によってＳｎの表面
上の抵抗率が１Ω／□になるような管理方法で、膜厚約
１０００Åの隠蔽性の感熱破壊記録層を形成した。耐熱
保護層（３８）として以下の組成の溶剤可溶型樹脂を用
いて、塗布厚１．５μｍで塗布した後、６０℃、４８時
間エージングをおこなった。 （溶剤可溶型樹脂の組成） ・常乾型アクリル樹脂 ５０部 ・イソシアネート系硬化剤 ７部 ・塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 ２０部 ・マイクロクリスタリンワックス分散体 １２部 着色磁気記録層（３４）として、以下の組成の着色磁気
塗料をグラビア法により、塗布厚８μｍで塗布し、３０
００ガウスの水平磁界中で磁場配向をかけた後に乾燥温
度１１０℃で約３分間乾燥させた。 （着色磁気塗料） ・磁性粉（バリウムフェライト） １００部 ・塩酢ビ樹脂 ２０部 ・ポリウレタン樹脂（不揮発分３０％） １５部 ・着色カーボンブラック ５部 ・分散剤 ３部 ・希釈溶剤 １００部 しかる後、実施例１と同様に針葉樹パルプを水中で叩解
後、手漉き装置を用いてワイヤーで抄き円形状に感熱性
情報記録媒体（３０）が抄き込まれる様に脱水後乾燥さ
せ、偽造防止策を施した印刷用紙（１）（５０ｇ／
ｍ² ）を作成した。

【００２５】＜比較例１＞図２（ａ）の構成で、通常使
用されている印刷用紙上に実施例１で得られる情報記録
媒体（１０）を転写箔にして熱転写したもの。

【００２６】＜比較例２＞図２（ｂ）の構成で、抄き込
む情報記録媒体の代わりに金属光沢を有する箔（６０）
を実施例２と同様に漉き込んで紙を抄造したもの。

【００２７】これらの実施例１，２と比較例１，２の用
紙を電子複写してその偽造防止効果の有無、偽造防止を
施した部分を剥がす事が出来るか、及び偽造防止を施し
た部分にサーマルヘッドにて絵、文字等を印字出来るか
を調べ、次のような予想した通りの結果を得た。実施例
１、実施例２、比較例１、比較例２のいずれも金属光沢
を有しているので、電子複写機で複写しても金属光沢を
有している部分は複写されない。実施例１、実施例２、
比較例２は、紙基材本体に抄き込むことにより、剥がす
ことができなく、上手に剥がして流用されることは無
い。又、熱溶融する金属層を有する実施例１、実施例
２、比較例１は、サーマルヘッドで絵、文字を書き込む
ことができるが、単に金属光沢を有する箔を抄き込んだ
比較例２は書き込むことができない。

【００２８】

【発明の効果】本発明の偽造防止策を施した印刷用紙
は、フィルム又は紙からなる基材に金属薄膜層で金属光
沢を有する情報記録媒体を紙基材本体に抄く入れること
で、この情報媒体を剥がすことが出来なく、単に金属箔
を張り付けて偽造防止をしたものように剥がして偽造す
ることは出来ない。また、情報記録媒体上の金属薄膜を
発熱素子で溶融させて、絵、文字等の画像情報を書き込
むことが出来るようし、いっそう偽造することが困難で
ある。また、磁気記録層を設けたことで、目に見えない
情報を書き込む事が出来、光学的な偽造防止と電気的な
偽造防止により、更に偽造することを困難にさせてい
る。また、金属薄膜を発熱素子で溶融させて、絵、文字
等の画像情報を書き込むことができるので、発行店名、
電話番号等を書き込んで偽造防止と同時に宣伝すること
もできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）は、本発明の請求項１を説明する偽造防
止策を施した印刷用紙の構成断面図。（ｂ）は、本発明
の請求項２を説明する偽造防止策を施した印刷用紙の構
成断面図。

【図２】（ａ）は、比較例１を説明する断面図。（ｂ）
は、比較例２を説明する断面図。

【図３】本発明の偽造防止策を施した印刷用紙を用いた
印刷物の一例の上面図。

【符号の説明】

１…印刷用紙 １０…情報記録媒体 １２…基材 １４…着色層 １６…金属薄膜層 １８…耐熱保護層 ２０…紙基材本体 ３０…情報記録媒体 ３２…基材 ３４…磁気記録層 ３６…金属薄膜層 ３８…耐熱保護層 ５０…印刷用紙 ６０…金属光沢を有する箔 ７０…紙基材本体 ８０…本発明の印刷用紙を
用いた有価証券の一例

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】フィルムまたは紙からなる基材（１２）の
   少なくとも片面に、着色層（１４）、金属薄膜層（１
   ６）、耐熱保護層（１８）を順次積層してなる金属光沢
   を有する情報記録媒体（１０）を紙基材本体（２０）に
   抄き入れしてあることを特徴とする偽造防止策を施した
   印刷用紙。
2. 【請求項２】フィルムまたは紙からなる基材（３２）の
   少なくとも片面に、着色磁気記録層（３４）、金属薄膜
   層（３６）、耐熱保護層（３８）を順次積層してなる金
   属光沢を有する情報記録媒体（３０）を紙基材本体（４
   ０）に抄き入れしてあることを特徴とする偽造防止策を
   施した印刷用紙。