JPH10101825A - 透明バリアフィルム - Google Patents

透明バリアフィルム

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JPH10101825A
JPH10101825A JP8278553A JP27855396A JPH10101825A JP H10101825 A JPH10101825 A JP H10101825A JP 8278553 A JP8278553 A JP 8278553A JP 27855396 A JP27855396 A JP 27855396A JP H10101825 A JPH10101825 A JP H10101825A
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film
transparent barrier
barrier film
silicon oxide
thickness
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JP8278553A
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English (en)
Inventor
Takanori Oboshi
隆則 大星
Shigeki Matsui
茂樹 松井
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた透明性と高いバリア性を有し、かつ、
後加工適性を有し、特に、電子レンジ適性を備え、包装
用材料等に適する透明バリアフィルムを提供することを
目的とするものである。 【解決手段】 可撓性プラスチック基材の上に、少なく
とも2層以上の無機酸化物の薄膜を積層してなることを
特徴とする透明バリアフィルムに関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明バリアフィル
ムに関し、更に詳しくは、透明性を有し、かつ、酸素、
水蒸気等に対するバリア性等に優れ、種々の物品の包装
適性を有し、更に、電子レンジ適性を備え、かつ、後加
工適性に優れた透明バリアフィルムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスバリア性を備えた包装用材料
としては、種々のものが開発され、提案されているが、
近年、それらの一つとして、可撓性プラスチック基材の
上に、酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の蒸着膜を設け
た構成からなる透明バリアフィルムが提案されている。
このものは、従来のアルミニウム箔等を使用したバリア
フィルムと比較して、透明性に優れ、かつ、高いガスバ
リア性と保香性等を有し、更に、廃棄時における環境上
の問題もなく、包装用材料、その他等にその需要が期待
されているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような透明バリアフィルムにおいては、それ自体が可撓
性に劣ることから、そのフィルムを丸めたり、あるいは
折り曲げたりすると、蒸着膜に簡単にクラックを発生し
易く、例えば、印刷・ラミネ−ト等の後加工時に、上記
のような操作を採ると、簡単にクラックを発生し、一
度、クラックが発生すると、バリア性を著しく低下する
という問題点がある。また、上記の透明バリアフィルム
においては、例えば、そのバリア性を向上させるため
に、しばしば、蒸着膜の膜厚を厚くすることを試みる
が、この場合には、蒸着膜の膜厚を厚くすることによ
り、逆に、クラック等が発生し易くなり、上記と同様な
問題点を有するものである。更に、上記の透明バリアフ
ィルムにおいては、これが吸湿により寸法変化を起こす
と、蒸着膜がその寸法変化に追従し難く、簡単にクラッ
クが発生し、この場合も、上記と同様な問題点を有する
ことになるものである。また、上記において、酸化ケイ
素の蒸着膜の組成は、通常、SiOX (X=1〜2であ
る)で表される。この場合、X=2である酸化ケイ素の
蒸着膜であれば、完全に透明であるがバリア性は全くな
く、また、X=1である酸化ケイ素の蒸着膜であれば、
バリア性は十分であるが、フィルムは茶褐色に着色さ
れ、全く透明性がないという問題点があり、このため
に、通常、X=1〜2の範囲内にある酸化ケイ素の蒸着
膜を形成されるが、これとても、フィルムは黄褐色に着
色され、これを包装用材料等として使用すると、包装製
品の見栄えに劣り、かつ、バリア性も劣るという問題点
がある。次に、上記において、酸化アルミニウムの蒸着
膜の場合には、酸化ケイ素のそれと比較して透明である
とされているが、確かに、アルミニウムを完全酸化させ
た酸化アルミニウム(Al2 3 )の蒸着膜は、無色透
明であるが、この膜は、酸化ケイ素のそれと比較する
と、膜が非常に固く、かつ、可撓性に劣り、そのため
に、印刷・ラミネ−ト等の後加工時に折り曲げたりする
と、膜に簡単にクラックを発生し、バリア性を著しく低
下するという問題点がある。更に、酸化アルミニウムの
蒸着膜も、上記の酸化ケイ素の蒸着膜と同様に、AlO
X (X=0〜1.5)で表される酸化アルミニウムで形
成されるが、Xが小さくなると、すなわち、アルミニウ
ムに近づくと、バリア性は向上し、膜も柔らかくなり、
可撓性に富むという利点はあるが、膜が茶色に着色する
という問題点があり、更に、アルミニウムの割合が多く
なることから、透明性が劣り、包装用材料等に使用する
と、内容物を視認することが困難になり、また、電子レ
ンジ適性も無くなり、従来のアルミニウムによる蒸着膜
と何ら変わらないという問題点を有するものである。ま
た、上記において、逆に、Xが大きくなると、透明性を
増すが、蒸着膜が固くなり、可撓性、加工性等が低下
し、更に、バリア性、特に、水蒸気バリア性が著しく低
下するという問題点がある。現在、酸化アルミニウムの
蒸着膜では、X≒1.5の酸化アルミニウムを使用して
その膜を形成し、バリア性、加工適性等は若干劣るが、
その透明性を重視することに主眼をおいて使用している
というのが実状である。そこで本発明は、上記のような
事情に鑑み、優れた透明性と高いバリア性を有し、か
つ、後加工適性を有し、特に、電子レンジ適性を備え、
包装用材料等に適する透明バリアフィルムを提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく種々研究の結果、酸化ケイ素、酸
化アルミニウム等の無機酸化物を使用し、可撓性プラス
チック基材の上に、少なくとも2層以上の無機酸化物の
薄膜を積層して透明バリアフィルムを製造し、これを包
装用材料として使用し、種々の物品を充填包装したとこ
ろ、該フィルムが、優れた透明性と高いバリア性を有
し、かつ、後加工時にクラック等の発生もなく、極めて
高い後加工適性を有し、更に、包装製品を電子レンジに
かけても、十分にその電子レンジ適性を有し、包装用材
料等の種々の用途に適する透明バリアフィルムを製造し
得ることをを見出して本発明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、可撓性プラスチック
基材の上に、少なくとも2層以上の無機酸化物の薄膜を
積層してなることを特徴とする透明バリアフィルムに関
するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の本発明について以下に更に
詳しく説明する。まず、本発明にかかる透明バリアフィ
ルムの構成についてその二三を例示して図面を用いて説
明すると、図1、図2、図3は、本発明にかかる透明バ
リアフィルムの層構成を示す断面図である。本発明にか
かる透明バリアフィルム1は、図1に示すように、可撓
性プラスチック基材2の上に、少なくとも2層以上の無
機酸化物の薄膜3、4を積層した構成からなるものであ
り、これを基本の構成とするものである。而して、本発
明にかかる透明バリアフィルムについて具体例を例示す
ると、図2に示すように、可撓性プラスチック基材2の
上に、酸化アルミニウムの蒸着膜3aおよび酸化ケイ素
の蒸着膜4aを順次に積層した構成からなる透明バリア
フィルム1aを挙げることができる。あるいはまた、図
3に示すように、可撓性プラスチック基材2の上に、酸
化ケイ素の蒸着膜4aおよび酸化アルミニウムの蒸着膜
3aを順次に積層した構成からなる透明バリアフィルム
1bを挙げることができる。上記の例示は、本発明にか
かる透明バリアフィルムの二三を例示したものであり、
これに限定されるものではなく、例えば、図示しない
が、無機酸化物の薄膜としては、3層ないしそれ以上を
積層してもよく、また、無機酸化物の薄膜の積層順序と
しては、特に限定されるものではなく、少なくとも2層
以上を積層させればいずれの層を積層させてもよいもの
である。
【0007】次に、本発明において、本発明にかかる透
明バリアフィルムを構成する材料について説明すると、
まず、可撓性プラスチック基材としては、無機酸化物の
蒸着膜を保持し得るプラスチックフィルムであればいず
れのものでも使用することができ、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン系
樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリビニルア
ルコ−ル、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、フッ素系樹脂、ポ
リ酢酸ビニル系樹脂、アセタ−ル系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、その他等の各種の樹脂のフ
ィルムないしシ−トを使用することができる。これらの
樹脂のフィルムないしシ−トは、一軸ないし二軸方向に
延伸されているものでもよく、また、その厚さとして
は、10〜200μm位、好ましくは、10〜100μ
m位が望ましい。また、上記の樹脂のフィルムないしシ
−トとしては、必要ならば、その表面にアンカ−コ−ト
剤等をコ−ティングして表面平滑化処理等を施すことも
できる。
【0008】次にまた、本発明において、無機酸化物の
薄膜としては、基本的に金属の酸化物をアモルファス
(非晶質)化した薄膜であれば使用可能であり、例え
ば、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、
マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム
(K)、スズ(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素
(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム
(Zr)、イットリウム(Y)等の金属の酸化物をアモ
ルファス(非晶質)化した薄膜を使用することができ
る。而して、包装用材料等に適するものとしては、ケイ
素(Si)、アルミニウム(Al)等の金属の酸化物を
アモルファス(非晶質)化した薄膜を挙げることができ
る。而して、上記の金属の酸化物をアモルファス(非晶
質)化した薄膜は、ケイ素酸化物、アルミニウム酸化
物、マグネシウム酸化物等のように金属酸化物として呼
ぶことができ、その表記は、例えば、SiOX 、AlO
X 、MgOX 等のようにMOX (ただし、式中、Mは、
金属元素を表し、Xの値は、金属元素によってそれぞれ
範囲がことなる。)で表される。また、上記のXの値の
範囲としては、ケイ素(Si)は、0〜2、アルミニウ
ム(Al)は、0〜1.5、マグネシウム(Mg)は、
0〜1、カルシウム(Ca)は、0〜1、カリウム
(K)は、0〜0.5、スズ(Sn)は、0〜2、ナト
リウム(Na)は、0〜0.5、ホウ素(B)は、0〜
1、5、チタン(Ti)は、0〜2、鉛(Pb)は、0
〜1、ジルコニウム(Zr)は0〜2、イットリウム
(Y)は、0〜1.5の範囲の値をとることができる。
上記において、X=0の場合、完全な金属であり、透明
ではなく全く使用することができない、また、Xの範囲
の上限は、完全に酸化した値である。本発明において、
包装用材料としては、一般的に、ケイ素(Si)、アル
ミニウム(Al)以外は、使用される例に乏しく、ケイ
素(Si)は、1.0〜2.0、アルミニウム(Al)
は、0.5〜1.5の範囲の値のものを使用することが
できる。本発明において、上記のような無機酸化物の薄
膜の膜厚としては、使用する金属の酸化物の種類等によ
って異なるが、例えば、一層の膜厚として、50〜30
00Å位、好ましくは、100〜1000Å位の範囲内
で任意に選択して形成することが望ましい。また、本発
明においては、無機酸化物の薄膜は、同種または異種の
材質で無機酸化物の薄膜を構成することができる。
【0009】次に、本発明において、可撓性プラスチッ
ク基材の上に、少なくとも2層以上の無機酸化物の薄膜
を形成する方法について説明すると、かかる方法として
は、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプ
レ−ティング法等の物理気相成長法(Physical
Vapor Deposition法、PVD法)、
あるいは、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長
法、光化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemi
cal Vapor Deposition法、CVD
法)等を挙げることができる。なお、本発明において、
包装用材料に用いられる透明バリアフィルムを製造する
場合には、主に、真空蒸着法を用い、一部、プラズマ化
学気相成長法も用いられる。その具体例を挙げると、図
4は、巻き取り式蒸着機の一例を示す概略的構成図であ
る。図4に示すように、真空チャンバ−11の中で、巻
き出しロ−ル12から出た可撓性プラスチック基材13
は、コ−ティングドラム14を通り、蒸着チャンバ−1
5の中に入り、ここで、るつぼ16で熱せられた蒸着源
を蒸発させ、更に、必要ならば、酸素吹き出し口17よ
り酸素等を噴出させながら、上記の冷却したコ−ティン
グドラム14上の可撓性プラスチック基材13の上に、
無機酸化物の蒸着膜を成膜化し、次いで蒸着膜を形成し
た可撓性プラスチック基材13を巻き取りロ−ル18に
巻き取り、而して、このような蒸着法を繰り返すことに
よって、本発明にかかる透明バリアフィルムを製造する
ことができる。
【0010】更に、本発明において、無機酸化物の薄膜
形成法について具体的に説明すると、上記のような金属
の酸化物を原料とし、これを加熱して可撓性プラスチッ
ク基材の上に蒸着する真空蒸着法、または原料に金属ま
たは金属の酸化物を使用し、酸素を導入して酸化させて
可撓性プラスチック基材の上に蒸着する酸化反応蒸着
法、更に酸化反応をプラズマで助成するプラズマ助成式
の酸化反応蒸着法等を用いて蒸着膜を形成することがで
きる。なお、本発明においては、酸化ケイ素の蒸着膜を
形成する場合、オルガノシロキサンを原料とするプラズ
マ化学気相成長法を用いて蒸着膜を形成することができ
る。
【0011】ところで、本発明において、無機酸化物の
薄膜について更に説明すると、本発明においては、無機
酸化物として、酸化アルミニウムと酸化ケイ素とを組み
合わせた蒸着膜を形成することが最も望ましい形態であ
る。まず、可撓性プラスチック基材の上に、例えば、真
空蒸着法、酸化反応蒸着法、プラズマ助成式の反応蒸着
法等を用いて、膜厚50〜2000Å、好ましくは、1
00〜1000Åの酸化アルミニウムの蒸着膜を形成
し、次に、上記の酸化アルミニウムの蒸着膜の上に、例
えば、真空蒸着法、酸化反応蒸着法、プラズマ助成式の
反応蒸着法、プラズマ化学蒸着法等を用いて、膜厚50
〜3000Åの酸化ケイ素の蒸着膜(SiOX 、ただ
し、X=1.5〜2.0である。)を成膜化して、本発
明にかかる透明バリアフィルムを製造することができ
る。上記において、可撓性プラスチック基材の表面は、
通常、かなり荒れて平滑性に欠け、特に、コロナ処理を
行なっている可撓性プラスチック基材は、ささくれだっ
たような表面となっており、更にまた、可撓性プラスチ
ック基材中には、例えば、ブロッキング防止剤等の添加
剤を含有している場合があり、これらのことが、可撓性
プラスチック基材の表面の平滑性を阻害したり、あるい
は添加剤によるデガッシング等を引き起こす原因とな
り、そのような可撓性プラスチック基材の上に、蒸着膜
を形成した場合、バリア性に悪影響を及ぼすことにな
る。而して、本発明においては、上記のように、まず、
可撓性プラスチック基材の上に酸化アルミニウムの蒸着
膜を形成することにより、該可撓性プラスチック基材の
表面の荒れを覆い、その表面平滑性を改善し、更に、添
加剤等によるデガッシングを防止(デガス防止性)する
ことができ、かつ、酸化アルミニウムの蒸着膜のそれ自
身が本来有しているバリア性等の作用効果を奏すること
ができるものであり、尚また、膜自身は、完全に透明で
あるという利点を有しているものである。ところで、薄
膜成長の基本性質として、上に積層される膜は、下の基
材にならうという性質があり、通常、これをエピタキシ
ャル成長と呼ぶものであるが、上記のように、本発明に
おいて、酸化アルミニウムの蒸着膜の上に、酸化ケイ素
の蒸着膜を成膜化する場合においても、このエピタキシ
ャル成長の効果が奏されるものである。すなわち、酸化
アルミニウムの蒸着膜は、可撓性プラスチック基材の表
面と比較して非常に表面平滑性に富み、かつ、デガッシ
ングもなく、更に、既にある程度のバリア性も得られて
いることから、この酸化アルミニウムの蒸着膜の上に酸
化ケイ素の蒸着膜を成膜化すると、酸化ケイ素の蒸着膜
は、酸化アルミニウムの蒸着膜の表面平滑性、デガッシ
ング(デガス防止性)、バリア性等の利点を受けて、非
常に表面が平滑な膜となり、特に、従来の酸化ケイ素の
蒸着膜の網目構造と異なっており、酸化ケイ素(SiO
X )のX値にバリア性が依存しなくなり、従来、バリア
性を全く認められなかったX値の大きい膜でも、本発明
においては、上記のようにX値の大きい膜でもバリア性
を有する膜を製造することができるものである。
【0012】次にまた、本発明においては、例えば、ま
ず、可撓性プラスチック基材の上に、例えば、真空蒸着
法、酸化反応蒸着法、プラズマ助成式の反応蒸着法等を
用いて、膜厚50〜2000Å、好ましくは、100〜
1000Åの酸化アルミニウムの蒸着膜を形成し、次
に、上記の酸化アルミニウムの蒸着膜の上に、例えば、
真空蒸着法、酸化反応蒸着法、プラズマ助成式の反応蒸
着法、プラズマ化学蒸着法等を用いて、膜厚50〜10
00Åの酸化ケイ素の蒸着膜(SiOX 、ただし、X=
1.0〜1.9である。)を成膜化して、本発明にかか
る透明バリアフィルムを製造することができる。上記に
おいて、可撓性プラスチック基材の表面は、前述のよう
に、通常、表面平滑性に欠け、更に、添加剤によるデガ
ッシング等を引き起こし易く、そのような可撓性プラス
チック基材の上に、蒸着膜を形成した場合、バリア性に
悪影響を及ぼすことになる。而して、本発明において
は、前述のように、まず、可撓性プラスチック基材の上
に酸化アルミニウムの蒸着膜を形成することにより、該
可撓性プラスチック基材の表面平滑性を改善し、更に、
添加剤等によるデガッシングを防止(デガス防止性)す
ることができ、かつ、酸化アルミニウムの蒸着膜のそれ
自身が本来有しているバリア性等の作用効果を奏するこ
とができるものであり、尚また、膜自身は、完全に透明
であるという利点を有しているものである。ところで、
前述のように、酸化アルミニウムの蒸着膜の上に酸化ケ
イ素の蒸着膜を成膜化すると、エピタキシャル成長の効
果が奏されて、酸化アルミニウムの蒸着膜は、可撓性プ
ラスチック基材の表面と比較して非常に表面平滑性に富
み、かつ、デガッシングもなく、更に、既にある程度の
バリア性も得られていることから、この酸化アルミニウ
ムの蒸着膜の上に成膜化した酸化ケイ素の蒸着膜は、酸
化アルミニウムの蒸着膜の表面平滑性、デガッシング
(デガス防止性)、バリア性等の利点を受けて、非常に
表面が平滑な膜となり、特に、酸化ケイ素の蒸着膜は、
厚膜にする必要がなく、膜厚を1000Å以下にするこ
とができ、而して、膜厚が薄ければ、膜自体が着色して
いる酸化ケイ素の蒸着膜も殆どその着色が認められず、
この結果、透明性に富むバリアフィルムを製造すること
ができるものである。
【0013】本発明において、上記のようにして製造さ
れる本発明にかかる透明バリアフィルムは、例えば、他
のプラスチックフィルムないしシ−ト、紙基材、その他
等と積層して積層材を製造し、種々の物品の充填包装に
適するものである。あるいは、本発明にかかる透明バリ
アフィルムは、他の基材と積層して反射防止材等として
も適用することができるものである。
【0014】
【実施例】次に上記の本発明について実施例を挙げて更
に具体的に説明する。 実施例1 厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルムを使用し、この上に、厚さ300Åの酸化アルミ
ニウムの蒸着膜を形成し、次に、該酸化アルミニウムの
蒸着膜の上に、厚さ500Åの酸化ケイ素の蒸着膜を成
膜化して、透明バリアフィルムを製造した。上記の蒸着
膜の形成法は、酸化反応式の真空蒸着法を用いて成膜し
た。また、酸化ケイ素、SiOX のX値は、1.9であ
った。
【0015】実施例2 厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルムを使用し、この上に、厚さ300Åの酸化アルミ
ニウムの蒸着膜を形成し、次に、該酸化アルミニウムの
蒸着膜の上に、厚さ500Åの酸化ケイ素の蒸着膜を成
膜化して、透明バリアフィルムを製造した。上記の蒸着
膜の形成法は、酸化反応式の真空蒸着法を用いて成膜し
た。また、酸化ケイ素、SiOX のX値は、1.4であ
った。
【0016】比較例1 厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルムを使用し、上記の実施例1に記載した方法と同様
にして、比較例として、下記の透明バリアフィルムを製
造した。 (1).厚さ300Åの酸化アルミニウムの蒸着膜を有
する透明バリアフィルム。 (2).厚さ厚さ500Åの酸化ケイ素の蒸着膜を有す
る透明バリアフィルム。なお、酸化ケイ素のXの値は、
1.9であった。 (3).厚さ厚さ500Åの酸化ケイ素の蒸着膜を有す
る透明バリアフィルム。なお、酸化ケイ素のXの値は、
1.4であった。
【0017】実験例1 上記の実施例1〜2、および上記の比較例1の(1)〜
(3)で製造した透明バリアフィルムについて、下記の
項目に関し評価テストした。 (1).酸化ケイ素の薄膜中の酸化度合い(X値) これは、光電子分光装置(ESCAという)にて測定し
た。 (2).膜厚 これは、走査型電子顕微鏡にて測定した。 (3).酸素透過度 これは、23℃、90%RHの条件で、米国、モコン社
(MOCON社)製の酸素透過度測定装置〔機種名、オ
クストラン(OXTRAN)〕にて測定した。 (4).透湿度 これは、40℃、90%RHの条件で、米国、モコン社
(MOCON社)製の透湿度測定装置〔機種名、パ−マ
トラン(PERMATRAN)〕にて測定した。 (5).色 これは、目視による色、および500nmでの透過率に
て測定した。 (6).延展性 引っ張り試験機にて透明バリアフィルムを4%引っ張
り、その状態で30秒間保持する。その後、元に戻して
表面状態(クラック)の観察を光学顕微鏡および走査型
電子顕微鏡にて行なった。同時に、酸素透過度および透
湿度の測定も行なった。 (7).コンバ−ティング適性 これは、透明バリアフィルムの蒸着膜層の上に、厚さ1
2μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム
をドライラミネ−トし、しかる後その積層フィルムにつ
いて酸素透過度および透湿度の測定を行なった。上記の
評価テストについて、その結果を下記の表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】上記の表1に示す評価テストの結果より明
らかなように、実施例1のものは、酸素透過度、透湿
度、クラックの発生、後加工適性等において優れ、ま
た、透明性等においても優れていた。次いで、実施例2
のものがそれに次いでいた。比較例1のものは、いずれ
も劣っていた。
【0020】実施例3 厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルムを使用し、この上に、厚さ300Åの酸化アルミ
ニウムの蒸着膜を形成し、次に、該酸化アルミニウムの
蒸着膜の上に、厚さ300Åの酸化ケイ素の蒸着膜を成
膜化して、透明バリアフィルムを製造した。上記の蒸着
膜の形成法は、酸化反応式の真空蒸着法を用いて成膜し
た。また、酸化ケイ素、SiOX のX値は、1.7であ
った。
【0021】実施例4 厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルムを使用し、この上に、厚さ300Åの酸化アルミ
ニウムの蒸着膜を形成し、次に、該酸化アルミニウムの
蒸着膜の上に、厚さ300Åの酸化ケイ素の蒸着膜を成
膜化して、透明バリアフィルムを製造した。上記の蒸着
膜の形成法は、酸化反応式の真空蒸着法を用いて成膜し
た。また、酸化ケイ素、SiOX のX値は、2.0であ
った。
【0022】実施例5 厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルムを使用し、この上に、厚さ300Åの酸化アルミ
ニウムの蒸着膜を形成し、次に、該酸化アルミニウムの
蒸着膜の上に、厚さ1200Åの酸化ケイ素の蒸着膜を
成膜化して、透明バリアフィルムを製造した。上記の蒸
着膜の形成法は、酸化反応式の真空蒸着法を用いて成膜
した。また、酸化ケイ素、SiOX のX値は、1.7で
あった。
【0023】比較例2 厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルムを使用し、上記の実施例3に記載した方法と同様
にして、比較例として、下記の透明バリアフィルムを製
造した。 (1).厚さ300Åの酸化アルミニウムの蒸着膜を有
する透明バリアフィルム。 (2).厚さ厚さ300Åの酸化ケイ素の蒸着膜を有す
る透明バリアフィルム。なお、酸化ケイ素のXの値は、
1.7であった。 (3).厚さ厚さ1200Åの酸化ケイ素の蒸着膜を有
する透明バリアフィルム。なお、酸化ケイ素のXの値
は、1.7であった。
【0024】実験例2 上記の実施例3〜5、および上記の比較例2の(1)〜
(3)で製造した透明バリアフィルムについて、下記の
項目に関し評価テストした。 (1).酸化ケイ素の薄膜中の酸化度合い(X値) これは、光電子分光装置(ESCAという)にて測定し
た。 (2).膜厚 これは、走査型電子顕微鏡にて測定した。 (3).酸素透過度 これは、23℃、90%RHの条件で、米国、モコン社
(MOCON社)製の酸素透過度測定装置〔機種名、オ
クストラン(OXTRAN)〕にて測定した。 (4).透湿度 これは、40℃、90%RHの条件で、米国、モコン社
(MOCON社)製の透湿度測定装置〔機種名、パ−マ
トラン(PERMATRAN)〕にて測定した。 (5).色 これは、目視による色、および500nmでの透過率に
て測定した。 (6).延展性 引っ張り試験機にて透明バリアフィルムを4%引っ張
り、その状態で30秒間保持する。その後、元に戻して
表面状態(クラック)の観察を光学顕微鏡および走査型
電子顕微鏡にて行なった。同時に、酸素透過度および透
湿度の測定も行なった。 (7).コンバ−ティング適性 これは、透明バリアフィルムの蒸着膜層の上に、厚さ1
2μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム
をドライラミネ−トし、しかる後その積層フィルムにつ
いて酸素透過度および透湿度の測定を行なった。上記の
評価テストについて、その結果を下記の表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】上記の表1に示す評価テストの結果より明
らかなように、実施例3のものは、酸素透過度、透湿
度、クラックの発生、後加工適性等において優れ、ま
た、透明性等においても優れていた。次いで、実施例4
〜5のものがそれに次いでいた。比較例2のものは、い
ずれも劣っていた。
【0027】実施例6〜11 厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルムを使用し、この上に、下記の表3に示す無機酸化
物の薄膜を形成して、本発明にかかる透明バリアフィル
ムを製造した。上記の蒸着膜の形成法は、酸化反応式の
真空蒸着法を用いて成膜した。
【0028】
【表3】
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなよう、本発明は、
酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の薄膜に
着目し、可撓性プラスチック基材の上に、少なくとも2
層以上の無機酸化物の薄膜を積層して透明バリアフィル
ムを製造し、これを包装用材料として使用し、種々の物
品を充填包装して、優れた透明性と高いバリア性を有
し、かつ、後加工時にクラック等の発生もなく、極めて
高い後加工適性を有し、更に、包装製品を電子レンジに
かけても、十分にその電子レンジ適性を有し、包装用材
料等の種々の用途に適する透明バリアフィルムを製造し
得ることができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる透明バリアフィルムの層構成を
示す断面図である。
【図2】本発明にかかる透明バリアフィルムの層構成を
示す断面図である。
【図3】本発明にかかる透明バリアフィルムの層構成を
示す断面図である。
【図4】巻き取り式蒸着機の一例を示す概略的構成図で
ある。
【符号の説明】
1 透明バリアフィルム 1a 透明バリアフィルム 1b 透明バリアフィルム 2 可撓性プラスチック基材 3 無機酸化物の薄膜 3a 酸化アルミニウムの蒸着膜 4 無機酸化物の薄膜 4a 酸化ケイ素の蒸着膜 11 真空チャンバ− 12 巻き出しロ−ル 13 可撓性プラスチック基材 14 コ−ティングドラム 15 蒸着チャンバ− 16 るつぼ 17 酸素吹き出し口 18 巻き取りロ−ル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性プラスチック基材の上に、少なく
    とも2層以上の無機酸化物の薄膜を積層してなることを
    特徴とする透明バリアフィルム。
  2. 【請求項2】 可撓性プラスチック基材の上に積層する
    第1層目の無機酸化物の薄膜が、上記の可撓性プラスチ
    ック基材の表面平滑性とデガス防止性を有し、更にガス
    バリア性を有することを特徴とする上記の請求項1に記
    載する透明バリアフィルム。
  3. 【請求項3】 可撓性プラスチック基材の上に積層する
    第2層目の無機酸化物の薄膜が、ガスバリア性を有する
    ことを特徴とする上記の請求項1または2に記載する透
    明バリアフィルム。
  4. 【請求項4】 無機酸化物の薄膜が、酸化アルミニウム
    の蒸着膜および酸化ケイ素の蒸着膜の順に積層してなる
    ことを特徴とする上記の請求項1、2または3に記載す
    る透明バリアフィルム。
  5. 【請求項5】 酸化アルミニウムの蒸着膜が、厚さ50
    〜1000Åであることを特徴とする上記の請求項4に
    記載する透明バリアフィルム。
  6. 【請求項6】 酸化ケイ素の蒸着膜が、SiOX で表さ
    れる酸化ケイ素であり、かつ、X=1.0〜1.9の範
    囲にある酸化ケイ素の蒸着膜で、その膜厚が50〜10
    00Åであることを特徴とする上記の請求項4に記載す
    る透明バリアフィルム。
  7. 【請求項7】 酸化ケイ素の蒸着膜が、SiOX で表さ
    れる酸化ケイ素であり、かつ、X=1.5〜2.0の範
    囲にある酸化ケイ素の蒸着膜であり、その膜厚が50〜
    3000Åであることを特徴とする上記の請求項4に記
    載する透明バリアフィルム。
  8. 【請求項8】 無機酸化物の薄膜が、酸化ケイ素の蒸着
    膜および酸化アルミニウムの蒸着膜の順に積層してなる
    ことを特徴とする上記の請求項1、2または3に記載す
    る透明バリアフィルム。
  9. 【請求項9】 酸化ケイ素の蒸着膜が、厚さ50〜10
    00Åであることを特徴とする上記の請求項8に記載す
    る透明バリアフィルム。
  10. 【請求項10】 酸化アルミニウムの蒸着膜が、厚さ5
    0〜3000Åであることを特徴とする上記の請求項8
    に記載する透明バリアフィルム。
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