JPH10101157A - 染毛剤容器 - Google Patents

染毛剤容器

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Publication number
JPH10101157A
JPH10101157A JP8281443A JP28144396A JPH10101157A JP H10101157 A JPH10101157 A JP H10101157A JP 8281443 A JP8281443 A JP 8281443A JP 28144396 A JP28144396 A JP 28144396A JP H10101157 A JPH10101157 A JP H10101157A
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JP
Japan
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container
hair dye
hair
agent
dye
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Application number
JP8281443A
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English (en)
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Rie Nakamura
里絵 中村
Tomomi Yamada
友美 山田
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Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Hoyu Co Ltd
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Hoyu Co Ltd
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10101157A publication Critical patent/JPH10101157A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/16Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
    • B65D83/20Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means operated by manual action, e.g. button-type actuator or actuator caps
    • B65D83/205Actuator caps, or peripheral actuator skirts, attachable to the aerosol container
    • B65D83/206Actuator caps, or peripheral actuator skirts, attachable to the aerosol container comprising a cantilevered actuator element, e.g. a lever pivoting about a living hinge
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2200/00Details not otherwise provided for in A45D
    • A45D2200/05Details of containers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 染毛剤第1剤および染毛剤第2剤を安定に金
属製エアゾール容器に充填することができ、使用時に垂
れ落ちて地肌や衣服を汚染することもなく、手指も汚す
ことなく簡便に使用でき、しかも必要な量だけ使用で
き、使用しないときは空気から遮断されるため染料の保
存性にも優れる染毛剤容器を提供すること。 【解決手段】 エポキシフェノール系樹脂で内面塗装し
た金属製エアゾール容器に染毛剤第1剤を充填した第一
容器、およびポリアミドイミド系樹脂により内面塗装し
た金属製エアゾール容器に染毛剤第2剤を充填した第二
容器から成り、しかも前記2種の充填物を同時に吐出さ
せうる吐出口を持つ本体部により一体容器とすることを
特徴とする染毛剤容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は染毛剤容器に関する
もので、詳しくは二剤式染毛剤を容易に混合・排出する
ことができ、しかも必要な量だけ使用でき、使用しない
ときは空気から遮断されるため保存性にも優れる染毛剤
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、染毛剤は粉末状、液状、クリーム
状、ジェリー状等の剤型で提供され、粉末状の染毛剤は
水と、その他のものは1剤と2剤とをアプリケーターや
トレイに排出して混合してから頭髪へ塗布するものであ
る。
【0003】また、エアゾール状染毛剤も1剤式と2剤
式のものが存在するが、これらは各々ブラシ上に排出し
て頭髪に塗布するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、粉末状、液
状、クリーム状、ジェリー状等の従来の染毛剤は良く染
まるが、混合操作など煩雑であったり、混合してすぐに
毛髪へ塗布しなければならないなど面倒な制約があっ
た。また、ハケなどを用いて頭髪へ塗布する際、薬液の
飛び散りや垂れ落ちが生じ衣服などを汚染したり、頭皮
や生え際などに付着しやすいものであった。さらに、頭
髪に均一に塗布しないと染めむらが生じるなど、染毛操
作にはある程度の熟練が必要であった。一方、1剤式エ
アゾール状染毛剤は簡便ではあるが、空気中の酸素を酸
化剤として利用するため、酸化力が乏しく十分な染まり
を得るのが困難である。また、2剤式エアゾール状染毛
剤は第一のエアゾール容器と第二のエアゾール容器から
別々に目分量でコーム上に出して使用するものである
が、染毛剤第1剤および染毛剤第2剤の混合比率が一定
しないため、染めむらが生じやすいものであった。
【0005】通常の2剤式染毛剤は、第1剤の液性が主
にアルカリ性であり、一方、第2剤の液性は酸性であり
酸化剤を含有する。これら第1剤および第2剤を金属製
の容器に充填すると、その液性および酸化剤などが影響
して金属を腐食する恐れがあった。したがって、エアゾ
ール容器には主にプラスチック製品を使用せざるを得な
かった。しかし耐熱性に欠けるため容器の変形や破裂の
要因になっていた。
【0006】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは第一
容器、即ち染毛剤第1剤用の金属製エアゾール容器の内
部をエポキシフェノール系樹脂で塗装し、第二容器、即
ち染毛剤第2剤用の金属製エアゾール容器の内面をポリ
アミドイミド系樹脂で塗装することにより、金属表面を
充填物による腐食から守り、かつこれら充填物を安定に
保存できる容器を提供し、更に第一容器と第二容器を各
々の充填物を同時に吐出させうる吐出口を持つ本体部に
収納して一体容器とすることにより、簡単な構造で頭髪
に均一に塗布し、かつ頭皮を染着せずに染毛することが
でき、また使用時に垂れ落ちて地肌や衣服を汚染するこ
ともなく、手指も汚すことなく簡便に使用でき、しかも
必要な量だけ使用でき、使用しないときは空気から遮断
されるため充填物の保存性にも優れる染毛剤容器を完成
した。
【0008】すなわち、エポキシフェノール系樹脂で内
面塗装した金属製エアゾール容器に染毛剤第1剤を充填
した第一容器、およびポリアミドイミド系樹脂により内
面塗装した金属製エアゾール容器に染毛剤第2剤を充填
した第二容器から成り、しかも前記2種の充填物を同時
に吐出させうる吐出口を持つ本体部により一体容器とす
ることを特徴とする染毛剤容器を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳細
に説明する。
【0010】第一容器には、染毛剤第1剤原液と噴射剤
が充填されている。一般にこの原液に含まれる成分やそ
の液性がアルカリ性であるため、金属製エアゾール容器
の内表面は腐食されてしまうが、その内面をエポキシフ
ェノール系樹脂で塗装することにより、エアゾール容器
の腐食を防ぎ、かつ充填物を安定に保つことができる。
【0011】第二容器には、染毛剤第2剤原液と噴射剤
が充填されており、この原液に含まれている酸化剤及び
その液性が酸性であるため、金属製エアゾール容器の内
表面は腐食されてしまうが、その内面をポリアミドイミ
ド系樹脂で塗装することにより、エアゾール容器の腐食
を防ぎ、かつ充填物を安定に保つことができる。
【0012】これら金属製エアゾール容器の材質として
は、ブリキ、ティンフリー鋼板、ステンレススチール、
アルミニウム等が挙げられるが、汎用性の面からブリキ
やアルミニウムが特に好ましい。
【0013】これらエアゾール容器中の2種の充填物を
混合しながら同時に吐出させうる吐出口を持つ本体部
は、第一容器のステムと第二容器のステムが同一の通孔
に連通し、さらに該通孔が吐出口に連通することからな
る。
【0014】使用する際は指掛部を指で押し下げること
により、各薬剤は噴射剤の圧力によりそれぞれのステム
および連通孔を通り、次いで混合通路内で混合状態にな
って通り、吐出口に排出される。混合・吐出された薬剤
を櫛歯またはブラシ歯に取り、頭髪をすくことにより染
毛剤を塗布することができる。
【0015】このように本発明の染毛剤容器を使用する
ことにより、第一容器のステムと第二容器のステムがそ
れぞれの連通孔を介して混合通路に連通しており、該混
合通路内で染毛剤第1剤と同第2剤が混合されるので、
混合操作が不要となる。
【0016】また、ブラシ歯あるいは櫛歯面上に吐出さ
れた薬剤を取る場合、吐出口から勢いよく噴出されてブ
ラシ歯あるいは櫛歯面上から外へはみ出したりこぼれ落
ちる恐れがある。したがって吐出口に塗布部を設けるこ
とが好ましい。すなわち塗布部としては櫛やブラシなど
が用いられるが、直接、塗布部へ染毛剤を供給すること
ができるので、指掛部を指で押し下げるだけで染毛剤第
1剤および同第2剤の混合操作と塗布部への染毛剤の供
給を同時に行うことができるため簡便な染毛用具となり
特に好ましい。
【0017】指掛部を押すことによって掛かる力の中心
を第一容器のステムと第二容器のステムの中間に設ける
ことにより、指で押し下げ操作を行うと第一容器と第二
容器の各ステムに均等に力が加わり、第一容器と第二容
器の内圧を同一にすることにより各々に充填された染毛
剤第1剤と同第2剤を1:1の割合で均等に噴出させる
ことができるため、結果として染毛剤第1剤と同第2剤
を同量吐出することができる。なお染毛剤第1剤と同第
2剤の混合比は通常1:1であるが、3:1〜1:3の
間で使用される場合もあり、そのためには各エアゾール
容器のステムの径やそのバルブの穴径、あるいは噴射剤
の圧力を適宜変えることにより、混合比を調整すること
もできる。
【0018】第一容器および第二容器の径は15〜35
mmの範囲であることが、本発明の染毛剤容器としたと
きに片手で容易に操作できるので好ましい。さらに、2
0〜25mmの範囲が、女性の小さい手でも片手で持ち
やすく指掛部を押し下げる操作も容易であり特に好まし
い。また櫛やブラシ等の塗布部を設けた塗布部一体型染
毛剤容器とした場合、第一容器および第二容器を並べて
その長辺と同じ方向に櫛歯またはブラシ歯の先端が向く
ようにすることにより、片手で持ち人差し指などで指掛
部の操作が容易にできるため特に好ましい。
【0019】本発明の染毛剤としては、酸化染毛剤、半
永久染毛料あるいは毛髪脱色剤などの公知の染毛剤が挙
げられる。
【0020】酸化染毛剤の場合、酸化染料中間体とし
て、通常、フェニレンジアミン類、アミノフェノール
類、トルイレンジアミン類、アミノニトロフェノール
類、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、
N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミノピリジン
類等およびそれらの塩類の1種または2種以上が挙げら
れる。塩類としては塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩等が挙げら
れる。これらの中でもパラフェニレンジアミン、パラト
ルイレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)−パラフェニレンジアミン、N−フェニル−パラフ
ェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミ
ン、2−クロロパラフェニレンジアミン、N,N−ジメ
チルパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、
2,6−ジクロロパラフェニレンジアミン、パラアミノ
フェニルスルファミン酸およびそれらの塩類が染毛力の
点から好ましい。その配合量は染毛用第1剤の全重量に
対して0.01〜15重量%であり、0.01重量%よ
りも少ないと十分な染毛効果が得られず、15重量%を
越えても、その効果は変わらず経済的ではない。さらに
は0.1重量%〜10重量%が好ましく、0.1重量%
以上配合することにより、より優れた染毛効果が得られ
る。一方、10重量%を越えた場合は染毛効果の上昇は
少なくなる。
【0021】またレゾルシン、ピロガロール、カテコー
ル、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、
オルトアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノー
ル、1,2,4−ベンゼントリオール、トルエン−3,
4−ジアミン、トルエン−2,4−ジアミン、ハイドロ
キノン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、
1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノオルトク
レゾール、ジフェニルアミン、パラメチルアミノフェノ
ール、フロログルシン、2,4−ジアミノフェノキシエ
タノール、没食子酸、タンニン酸、没食子酸エチル、没
食子酸メチル、没食子酸プロピル、五倍子、5−(2−
ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール等お
よびそれらの塩を配合することができる。この配合量は
0.01〜10重量%であり、0.01重量%よりも少
ないと十分な染色性が得られず、10重量%を越えて
も、その効果は変わらず経済的ではない。さらには、
0.1重量%〜5重量%が好ましく、0.1重量%以上
配合することにより、より優れた染色性が得られる。一
方、5重量%を越えた場合は染色性の上昇は少なくな
る。その他、「医薬部外品原料規格」(1991年6月
発行,薬事日報社)に収載されたものも適宜、用いるこ
とができる。
【0022】さらに直接染料を配合することにより、染
め上がりおよび染色性により優れた効果が得られる。直
接染料としては、4−ニトロ−o−フェニレンジアミ
ン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、ピクラミン
酸、1−アミノ−4−メチルアントラキノン、1,4−
ジアミノアントラキノン、2−アミノ−4−ニトロフェ
ノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、ピクリン
酸、およびその塩、「医薬品等に使用することができる
タール色素を定める省令」(昭和41年告示、厚生省)
により定められた酸性染料である、赤色2号、赤色3
号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105
号の(1)、赤色106号、赤色201号、赤色227
号、赤色230号の(1)、赤色230号の(2)、赤
色231号、赤色232号、赤色401号、赤色502
号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、黄色
4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号
の(2)、黄色203号、黄色402号、黄色403号
の(1)、黄色406号、黄色407号、だいだい色2
05号、だいだい色207号、だいだい色402号、緑
色3号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、
緑色402号、紫色401号、青色1号、青色2号、青
色202号、青色203号、青色205号、かっ色20
1号、黒色401号などが挙げられる。その配合量は
0.001〜10重量%であり、0.001重量%より
も少ないと十分な染め上がりおよび染色性が得られず、
10重量%を越えても、その効果は変わらず経済的では
ない。さらには、0.01重量%〜5重量%が好まし
く、0.01重量%以上配合することにより、より優れ
た染め上がりおよび染色性が得られる。一方、5重量%
を越えた場合は染め上がりおよび染色性の上昇は少なく
なる。
【0023】なお、これらの染料を含有しない場合は、
脱色剤として使用でき、また酸化染料中間体を使用しな
いで直接染料のみを用いる場合は、半永久染毛料として
使用できる。すなわち第一容器には染毛剤第1剤から染
料を除いたものを充填し、第二容器には酸化剤を充填し
た場合には脱色剤として使用することができる。また第
一容器には酸化染料中間体を配合せずに直接染料のみを
配合した染毛剤第1剤を充填し、第二容器には酸化剤を
充填した場合には脱色効果を有する半永久染毛料として
使用することができる。
【0024】噴射剤として液化石油ガスおよび/または
ジメチルエーテルを含有することにより、地肌汚れの少
ない、安定性に優れた効果が得られる。その配合量は1
〜50重量%であり、1重量%よりも少ないかあるいは
50重量%を越えると地肌汚れがあり、安定性にも問題
が生じる恐れがある。さらには3〜30重量%が好まし
く、3重量%以上配合することにより、より優れた地肌
汚れの防止効果および安定性が得られる。一方、30重
量%を越えた場合は地肌汚れの防止効果および安定性の
上昇は少なくなる。
【0025】さらに高級アルコールおよび/または炭化
水素を加えると、安定性、染毛操作性(例えば毛髪への
塗布のしやすさ、薬液の垂れ落ち、混合の容易さな
ど)、染色性および堅牢性の点で優れた効果が得られ
る。その配合量は0.05〜30重量%であり、0.0
5重量%よりも少ないと十分な安定性、染毛操作性、染
色性および堅牢性が得られず、30重量%を越えても、
その効果は変わらず経済的ではない。さらには0.1〜
20重量%が好ましく、0.1重量%以上配合すること
により、より優れた安定性、染毛操作性、染色性および
堅牢性の効果が得られる。一方、20重量%を越えた場
合は安定性、染毛操作性、染色性および堅牢性の効果の
上昇は少なくなる。
【0026】高級アルコールとしては、例えばラウリル
アルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、
オレイルアルコール、2−ヘキシルデカノール、2−オ
クチルドデカノールなどが挙げられる。これらの中でも
特に安定性の点から直鎖高級飽和アルコールであるラウ
リルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコールが好ましい。
【0027】炭化水素としては、例えばパラフィン、流
動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流動パラフィ
ン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィ
ン、ワセリン、スクワラン、セレシン、マイクロクリス
タリンワックス、オゾケライト、プリスタンなどが挙げ
られる。
【0028】さらに次に挙げる界面活性剤を少なくとも
1種以上加えると染色性及び堅牢性の点で優れた効果が
得られる。例えば、アニオン性界面活性剤としては、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールア
ミン、ラウリル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリウ
ム、ステアリル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸エス
テル塩;ポリオキシエチレン(以下、POEと略す。)
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEラウリルエー
テル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリルエーテ
ル硫酸アンモニウム、POEアルキルエーテル硫酸ナト
リウム、POEアルキルエーテル硫酸トリエタノールア
ミン、POEアルキルエーテル硫酸ジエタノールアミ
ン、POEアルキルエーテル硫酸アンモニウムなどのア
ルキル及びアルキルアリルエーテル硫酸エステル塩;硬
化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウムなどの高級脂
肪酸エステルの硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロー
ルアミドの硫酸エステル塩;硫酸化油硫酸化ヒマシ油;
POEラウリルエーテルリン酸、POEオレイルエーテ
ルリン酸、POEセチルエーテルリン酸、POEステア
リルエーテルリン酸、POEアルキルエーテルリン酸、
POEアルキルフェニルエーテルリン酸、およびその塩
(ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩)などのリン
酸エステル塩;α−オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪
酸エステルのスルホン酸塩;ヤシ油脂肪酸メチルタウリ
ンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウムな
どの高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩;ドデシルベンゼ
ンスルホン酸トリエタノールアミンなどのアルキルベン
ゼンスルホン酸塩;スルホコハク酸ナトリウム、スルホ
コハク酸ラウリル二ナトリウム、POEスルホコハク酸
二ナトリウム、POEスルホコハク酸ラウリル二ナトリ
ウム、スルホコハク酸POEラウロイルエタノールアミ
ドエステル二ナトリウム、ウンデシレノイルアミドエチ
ルスルホコハク酸二ナトリウムなどのスルホコハク酸
塩;ラウロイルサルコシンナトリウムなどのN−アシル
サルコシン塩;N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナト
リウム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸二ナトリ
ウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウム
などのN−アシルグルタミン酸塩;オレイン酸、ステア
リン酸、ラウリン酸、パルミチン酸などのナトリウム
塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩あるいはアン
モニウム塩などの脂肪酸石鹸などが挙げられる。
【0029】また、非イオン性界面活性剤としてはPO
Eセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POE
ベヘニルエーテル、POEオレイルエーテル、POEラ
ウリルエーテルなどのPOEアルキルエーテル;POE
ノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニルエー
テルなどのPOEアルキルアリルエーテル;モノオレイ
ン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEソルビ
タン、モノパルミチン酸POEソルビタン、モノラウリ
ン酸POEソルビタン、トリオレイン酸POEソルビタ
ンなどのPOEソルビタン脂肪酸エステル;モノステア
リン酸POEグリセリン、モノミリスチン酸POEグリ
セリンなどのPOEグリセリルモノ脂肪酸エステル;テ
トラオレイン酸POEソルビット、ヘキサステアリン酸
POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビット、
POEソルビットミツロウなどのPOEソルビトール脂
肪酸エステル;POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油な
どのヒマシ油、硬化ヒマシ油誘導体;モノオレイン酸ポ
リエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレン
グリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコールな
どのPOE脂肪酸エステル;親油型モノオレイン酸グリ
セリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、自己乳化
型モノステアリン酸グリセリンなどの高級脂肪酸グリセ
リンエステル;モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレ
イン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノス
テアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、
モノラウリン酸ソルビタンなどのソルビタン脂肪酸エス
テル;POEラノリン、POEラノリンアルコール、P
OEソルビトールラノリンなどのラノリン誘導体;ラウ
リン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノール
アミドなどのアルキロールアミド;POEステアリン酸
アミドなどのPOE脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステ
ル;ジメチルラウリルアミンオキシドなどのアルキルア
ミンオキシドなどが挙げられる。
【0030】また、両性界面活性剤としてはカルボン酸
型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型
などが挙げられ、例えば、2−アルキル−N−カルボキ
シメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタ
イン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ウンデシ
ノイル−カルボキシメトキシエチルカルボキシメチルイ
ミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシルヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウン
デシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチル
イミダゾリニウムベタイン、塩酸アルキルジアミノエチ
ルグリシン液、ステアリルジヒドロキシエチルベタイ
ン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリ
ルジメチルベタインナトリウム液、ビス(ステアリル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体、
ヤシ油アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキ
シエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ヤシ油
アルキル−N−カルボキシエトキシエチル−N−カルボ
キシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒドロキシ
ド、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシエチル−
N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒ
ドロキシド、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシ
エチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナト
リウムラウリル硫酸、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油
脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸−N−カ
ルボキシメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダ
ゾリニウムベタインナトリウム、ラウリルアミノプロピ
オン酸トリエタノールアミン、β−ラウリルアミノプロ
ピオン酸ナトリウム、ラウリルN−カルボキシメトキシ
エチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムジナト
リウムドデカノイルサルコシン、ラウリルジアミノエチ
ルグリシンナトリウム、ラウリン酸アミドプロピルベタ
イン液等が挙げられる。
【0031】また、カチオン性界面活性剤としては塩化
アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメ
チルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウ
ム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリ
ルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチル
アンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、
塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジ
メチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモ
ニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ミ
リスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリ
ルジメチルベンジルアンモニウムなどが挙げられる。
【0032】その配合量は0.01〜40重量%であ
り、0.01重量%よりも少ないと十分な染色性および
堅牢性が得られず、40重量%を越えても、その効果は
変わらず経済的ではない。さらには0.1〜30重量%
が好ましく、0.1重量%以上配合することにより、よ
り優れた染色性および堅牢性が得られる。一方、30重
量%を越えた場合は染色性および堅牢性の上昇は少なく
なる。特にアニオン性界面活性剤及び/又は非イオン性
界面活性剤を用いると染色性、堅牢性の点でより優れた
効果が得られる。また、高級アルコールおよび/または
炭化水素と界面活性剤の重量比は1:1〜100である
と、より優れた染色性と堅牢性が得られる。
【0033】その他、次の成分を配合することができ
る。例えば、アルカリ剤としてアンモニア、アルカノー
ルアミン等、安定剤として亜硫酸塩、アスコルビン酸
等、ポリペプタイドとしてコラーゲン、ケラチン、エラ
スチン、フィブロイン、コンキオリン、大豆蛋白、カゼ
イン、ゼラチン等の蛋白質を酸、アルカリ、酵素等によ
り加水分解した加水分解物、及びこれらを4級化したカ
チオン変性蛋白質、粘度調整剤としてメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースエチルエ
ーテル、カルボキシメチルセルロースナトリウム、第4
級窒素含有セルロースエーテル、キサンタンガムなど、
保湿剤としてグリセリン、1,3−ブチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ソ
ルビトール、ヒアルロン酸など、油脂類としてヒマシ
油、カカオ脂、ミンク油、アボガド油、オリーブ油な
ど、ロウ類としてミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナ
ウバロウ、キャンデリラロウなど、脂肪酸エステルとし
てミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、乳
酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オ
レイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシ
ル、ミリスチン酸オクチルドデシルなど、シリコーン誘
導体としてジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ
変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アルキル変性
シリコーンなど、染色助剤として、芳香族アルコールで
あるベンジルアルコール、フェネチルアルコール、ベン
ジルオキシエタノール等、アルキルピロリドンであるN
−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン等、低級ア
ルキレンカーボネートであるエチレンカーボネート、プ
ロピレンカーボネート等、低級アルコールであるエチル
アルコール、イソプロピルアルコール等、その他、香
料、防腐・殺菌剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、動・植
物抽出成分、pH調整剤、金属イオン封鎖剤などを適宜
配合できる。なお、染毛剤第1剤のpHは6〜12、好
ましくは7〜11の範囲であり、アルカリ剤または酸に
より調整される。
【0034】染毛剤第2剤としては、過酸化水素を含
み、その配合量は0.1〜9重量%であり、0.1重量
%よりも少ないと良好な染毛結果が得られず、9重量%
を越えると毛髪の損傷およびエアゾール容器の破裂の恐
れがある。さらには、2.0〜6.0重量%が好まし
く、2.0重量%以上配合することにより、優れた染毛
力とブリーチ効果が得られる。一方、6.0重量%以下
にすることにより毛髪の損傷およびエアゾール容器の破
裂の恐れがより少なくなる。また、安定剤として、例え
ば、フェナセチン、EDTA、8−ヒドロキシキノリ
ン、アセトアニリド、ピロリン酸ナトリウム、バルビツ
ール酸、尿酸、タンニン酸、パラベンなどが挙げられ
る。また、pH調整剤として、例えば、リン酸、クエン
酸、硫酸、酢酸、乳酸、酒石酸などを用いて、pH2〜
6、好ましくは3〜5に調整する。その他、前記のもの
を適宜、配合することができる。
【0035】本発明の染毛剤容器を用いれば、染毛剤第
1剤および染毛剤第2剤を充填した安定なエアゾール容
器が得られ、これらエアゾール容器を、2種の充填物を
混合しながら同時吐出させうる吐出口を持つ本体部に収
納して一体容器とすることにより、手指などを汚すこと
なく、染毛剤を簡単に頭髪上に塗布することができる。
【0036】
【実施例】以上に説明した本発明の構成・作用を一層明
らかにするために、以下、本発明の実施例について説明
する。
【0037】実施例1〜2 染毛剤第1剤 重量% セトステアリルアルコール 0.2 ポリオキシエチレン(7.5)ノニルフェニルエーテル 1.0 カチオン化セルロース 0.1 パラフェニレンジアミン 2.0 レゾルシン 0.6 メタフェニレンジアミン 0.2 パラアミノフェノール 0.5 無水亜硫酸ナトリウム 0.5 モノエタノールアミン 1.0 噴射剤(DME/LPG) 5.0 精製水 残 部
【0038】 染毛剤第2剤 重量% 過酸化水素(35%) 8.0 ポリオキシエチレン(7.5)ノニルフェニルエーテル 5.0 水溶性シリコーン 1.0 酒石酸 0.2 LPG 7.0 精製水 残 部
【0039】上記染毛剤第1剤および染毛剤第2剤を調
製し、表1に示す実施例1〜2並びに比較例1〜4に示
したエアゾール容器に充填した。そしてエアゾール容器
並びに原液の保存安定性試験を行い、その結果を表2に
示した。
【0040】保存安定性試験は次の条件で行った。
【0041】A:エアゾール容器の安定性確認試験 ・45℃恒温槽にて3ヶ月間保存安定性試験 ・80℃恒温槽にて1時間保存試験(高温変形試験) B:染毛剤原液の安定性確認試験 ・40℃恒温槽にて6ヶ月間保存安定試験
【0042】表中の記号は各々次の結果を表す。
【0043】・エアゾール容器45℃,3ヶ月間保存安
定性試験 ○ 良好 △ ブリスター発生 × 内面塗装剥離 ・エアゾール容器80℃,1時間保存安定性試験(高温
変形試験) ○ 良好 × 膨張による変形 ・原液40℃,6ヶ月間保存安定性試験 ○ 良好 △ 若干変化が見られる × 黒変する/過酸化水素の分解が起こる
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】これらの結果から、本発明の特定のコート
剤により内面塗装したエアゾール容器の組み合わせが、
エアゾール容器並びに充填物の安定性に優れていること
がわかった。
【0047】そして実施例1〜2の染毛剤第1剤および
染毛剤第2剤を充填したエアゾール容器を図1に示した
2種の充填物を同時に吐出させうる吐出口5を持つ本体
部4に収納することにより、使用時に垂れ落ちて地肌や
衣服を汚染することもなく、手指も汚すことなく簡便に
使用でき、しかも必要な量だけ使用でき、使用しないと
きは空気から遮断されるため染料の保存性にも優れる染
毛剤容器を提供することができる。
【0048】図1は本発明の染毛剤容器1の断面図であ
る。アルミニウム製またはブリキ製の直径25mmのエ
アゾール缶をエポキシフェノール系樹脂で内面塗装した
第一容器2に染毛剤第1剤を充填し、アルミニウム製ま
たはブリキ製の直径25mmのエアゾール缶をポリアミ
ドイミド樹脂で内面塗装した第二容器3に染毛剤第2剤
を充填した。そして第一容器2および第二容器3のマウ
ンテインカップ部17,17を連結肩カバー6で嵌合
し、本体部4に収容した。第一容器2および第二容器3
の各ステム7,7にジョイントバルブ部材8の各注入口
9,9を挿入させ、リング付きレバー10を取り付けた
カバーキャップ11を本体部4に係合した。なお、リン
グ付きレバー10は図1に示したように第一容器2の上
部にレバー取り付け部12を有し、第二容器3の上部に
指掛け部13を有するようにすることにより、片手で持
ってレバー10を押し下げる際に力を入れやすく操作性
に優れる。ここで第一容器2と第二容器3の位置は逆で
もよい。
【0049】またリング付きレバー10を押し下げた際
に第一容器2のステム7と第二容器3のステム7の中心
に設けられたジョンイントバルブ部材8の支点部14を
押し下げることにより、第一容器2と第二容器3の各ス
テム7,7に均等に力が加わり、各々に充填された染毛
剤第1剤と同第2剤を1:1の割合で均等に噴出させる
ことができるため、結果として染毛剤第1剤と同第2剤
を同量吐出することができる。なお1:1の割合で噴出
させるためには第一容器2と第二容器3の内圧を同一に
する必要がある。また染毛剤第1剤と同第2剤の混合比
は通常1:1であるが、3:1〜1:3の間で使用され
る場合もあり、そのためには各エアゾール容器のステム
の径やそのバルブの穴径、あるいは噴射剤の圧力を適宜
変えることにより、混合比を調整することもできる。
【0050】使用する際は、片手で本体部4を持ち、人
差し指で指掛部13を押し下げることにより、第一容器
2に充填された染毛剤第1剤および第二容器3に充填さ
れた染毛剤第2剤がステム7,7、連通孔15および混
合通路16を通り、染毛剤第1剤および染毛剤第2剤の
混合物が吐出口5から排出される。これをブラシ上に取
り、頭髪を梳くことにより染毛剤を塗布することができ
る。
【0051】実施例3〜6 表3の実施例3〜6および比較例5〜6に示した缶径の
異なったエアゾール容器に実施例1と同様に内面塗装を
施し、染毛剤第1剤と同第2剤を各々充填し、各缶径に
あったサイズの図2に示した様な本体部に収納し、女性
20名のパネラーにて使用テストを試みた。
【0052】図2に示した塗布部一体型染毛剤容器21
は実施例1〜2の染毛剤容器1に塗布部37を取り付け
たものである。使用する際は、片手で本体部24を持
ち、人差し指で指掛部33を押し下げることにより、第
一容器22に充填された染毛剤第1剤および第二容器2
3に充填された染毛剤第2剤がステム27、27、連通
孔35および混合通路36を通り、染毛剤第1剤および
染毛剤第2剤の混合物がブラシ38上に排出される。そ
して頭髪を梳くことにより染毛剤を塗布することができ
る。なお、櫛歯38等の塗布部37を設けた塗布部一体
型染毛剤容器21とした場合、図2のように第一容器2
2および第二容器23を並べてその長辺と同じ方向に櫛
歯またはブラシ歯の先端が向くようにすることにより、
片手で持ち人差し指などで指掛部33の操作が容易にで
きるため特に好ましい。
【0053】使用試験の評価は次の通りである。
【0054】 ◎ 優良 ○ 良好 △ 使用に抵抗感有り × 使用不可能
【0055】
【表3】
【0056】この結果から分かるように、本発明の設定
範囲内の缶径に於いて、取扱いの良好な染毛剤容器を得
ることができる。比較例5にあるように、缶径を35m
mより大きくすると、本体部を含めた全体が太くなり過
ぎるため、片手で操作することは困難となる。さらに薬
剤の頭髪への塗布のし易さや、染まり具合にまで悪影響
を及ぼすことになる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の染毛剤容
器によれば、染毛剤第1剤および染毛剤第2剤を安定に
金属製エアゾール容器に充填することができ、使用する
際は混合・排出操作が容易にでき、しかも必要な量だけ
使用でき、使用しないときは空気から遮断されるため染
料の保存性にも優れる染毛剤容器を提供できる。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の染毛剤容器の一部断面図である。
【図2】 本発明の塗布部一体型染毛剤容器の一部断面
図である。
【符号の説明】
1 染毛剤容器 2,22 第一容器 3,23 第二容器 4,24 本体部 5,25 吐出部 21 塗布部一体型染毛剤容器 7,27 ステム 13,33 指掛け部 15,35 連通孔 16,36 混合通路 37 塗布部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 友美 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字櫨木1番 地の12 ホーユー株式会社研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシフェノール系樹脂で内面塗装し
    た金属製エアゾール容器に染毛剤第1剤を充填した第一
    容器、およびポリアミドイミド系樹脂により内面塗装し
    た金属製エアゾール容器に染毛剤第2剤を充填した第二
    容器から成り、しかも前記2種の充填物を同時に吐出さ
    せうる吐出口を持つ本体部により一体容器とすることを
    特徴とする染毛剤容器。
  2. 【請求項2】 染毛剤第1剤および染毛剤第2剤を混合
    しながら吐出することを特徴とする請求項1記載の染毛
    剤容器。
  3. 【請求項3】 染毛剤第1剤および染毛剤第2剤を同量
    吐出することを特徴とする請求項1〜2記載の染毛剤容
    器。
  4. 【請求項4】 金属製エアゾール容器の直径が15〜3
    5mmであることを特徴とする請求項1〜3記載の染毛
    剤容器。
  5. 【請求項5】 本体部の上部に塗布部を設けたことを特
    徴とする請求項1〜4記載の染毛剤容器。
JP8281443A 1996-10-01 1996-10-01 染毛剤容器 Pending JPH10101157A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000297018A (ja) * 1999-04-13 2000-10-24 Hoyu Co Ltd 毛髪化粧剤、毛髪化粧品及び毛髪化粧剤の使用方法
TWI593425B (zh) * 2011-02-28 2017-08-01 Hoyu Kk Hair dye, method of using the same and hair dye product
CN107848691A (zh) * 2015-08-11 2018-03-27 东洋喷雾工业株式会社 喷雾用喷嘴

Cited By (4)

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