JPH10100730A - ハブクラッチ - Google Patents

ハブクラッチ

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Publication number
JPH10100730A
JPH10100730A JP26204396A JP26204396A JPH10100730A JP H10100730 A JPH10100730 A JP H10100730A JP 26204396 A JP26204396 A JP 26204396A JP 26204396 A JP26204396 A JP 26204396A JP H10100730 A JPH10100730 A JP H10100730A
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JP
Japan
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drive shaft
drive gear
gear
cam
brake
Prior art date
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Application number
JP26204396A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Sudo
則幸 須藤
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP26204396A priority Critical patent/JPH10100730A/ja
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋状のハウジングを用いて、駆動軸とドライ
ブギヤとの抜け止めを低コストに行う。 【解決手段】 車輪側に連結された袋状のハウジング3
と、駆動軸9に固定されたドライブギヤ11と、ハウジ
ング3とギヤ11と噛み合う連結位置及びこの噛み合い
が解除される連結解除位置とに移動可能なスライドギヤ
13と、駆動軸9とギヤ11に設けられた係合部79、
81と、これらに係合し駆動軸9とギヤ11とを係止す
る係止部材19とを備え、ハウジング3は円筒状部51
とキャップ部53が一体に形成されており、ギヤ11と
駆動軸9との嵌裝に伴って係止部材19が係合部79、
81と係合し、ギヤ11と駆動軸9とを抜け止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、四輪駆動車で駆
動車軸と車輪間の断続を行うハブクラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】実開平4−56522号公報に図8のよ
うなハブクラッチ201が記載されており、特開平1−
215629号公報に図9のようなハブクラッチ203
が記載されている。
【0003】図8のハブクラッチ201は、駆動軸20
5にスプライン連結されたドライブギヤ207と、ホイ
−ルハブ209にボルト211で固定されたハウジング
213と、ドライブギヤ207の外周にスプライン連結
され、ハウジング213のスプライン215と係脱可能
なスライドギヤ217を備えている。
【0004】このハウジング213はスプライン215
が形成された円筒状部材219とその端部に螺着された
キャップ221とから構成されている。
【0005】又、ハブクラッチ201は、駆動軸205
の回転を受けて作動するカムによってスライドギヤ21
7をハウジング213のスプライン215との連結位置
と連結解除位置とに移動操作するカム機構223を備え
ている。
【0006】このカム機構223は、カム部材225、
リテ−ナ227、229、インナ−ブレ−キ231、弾
性部材233、アウタ−ブレ−キ235、リタ−ンスプ
リング237、シフトスプリング239などから構成さ
れている。
【0007】ハブクラッチ201は、ハウジング213
の円筒状部材219にカム機構223の各部材とスライ
ドギヤ217とドライブギヤ207などを組付けた状態
で、ドライブギヤ207を駆動軸205にスプライン連
結し、シム241とスナップリング243とでドライブ
ギヤ207を駆動軸205に位置決めし、抜け止めす
る。
【0008】図9のハブクラッチ203は、ホイ−ルハ
ブ245にボルト247で固定されたハウジング249
と、駆動軸251にスプライン連結されたドライブギヤ
253と、ハウジング249の内周にスプライン連結さ
れたスライドギヤ255を備えている。
【0009】このハウジング249は円筒状部257と
キャップ部259とが一体に形成されている。
【0010】又、ハブクラッチ203は、駆動軸251
の回転を受けてスライドギヤ255をドライブギヤ25
3との連結位置と連結解除位置とに移動操作するカム機
構261を備えている。
【0011】このカム機構261は、カム部材263、
アウタ−ブレ−キ265、インナ−ブレ−キ267、ワ
イヤ−ブレ−キ269、リリ−スプレ−ト271、シフ
トスプリング273、リタ−ンスプリング275などか
ら構成されている。
【0012】図10は駆動軸251とドライブギヤ25
3の位置決め及び抜け止め用のカラ−277を示してい
る。このカラ−277は中空円盤状のフランジ部279
に3本のア−ム部281を形成したものであり、各ア−
ム部281の先端には内側に折り曲げられた爪部283
が形成されている。
【0013】又、駆動軸251とドライブギヤ253と
のスプライン部285には、カラ−277のア−ム部2
81を通す欠歯部が設けられていると共に、駆動軸25
1にはア−ム部281の爪部283が係合する円周溝2
87が設けられている。
【0014】ハブクラッチ203は、ハウジング249
にカム機構261の各部材とスライドギヤ255とドラ
イブギヤ253及びカラ−277などを組付けた状態
で、カラ−277のア−ム部281を前記の欠歯部に通
しながら、ドライブギヤ253を駆動軸251にスプラ
イン連結する。
【0015】このとき、カラ−277のフランジ部27
9はカム機構261のアウタ−ブレ−キ265側に突き
当たると共に、カラ−277の爪部283が駆動軸25
1の円周溝287に係合することにより、駆動軸251
とドライブギヤ253との位置決め及び抜け止めが行わ
れる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ハブクラッチ
201は、ハウジング213が円筒状部材219と、こ
れに螺着されるキャップ221とから構成されているか
ら、部品点数が多い上に、キャップ221を螺着するね
じ部289の加工工数が掛かり、それだけコスト高であ
る。
【0017】一方、ハブクラッチ203では、ハウジン
グ249の円筒状部257とキャップ部259とを一体
に形成してコストを低減させている。
【0018】しかし、このようにハウジング249が袋
状になっているから、ハウジング249にカム機構26
1とスライドギヤ255とドライブギヤ253などを組
付けたものを駆動軸251に組付けてから、ハブクラッ
チ201では可能であったように、ハウジング249の
孔からスナップリングなどを挿し入れて駆動軸251の
先端でドライブギヤ253の抜け止め処理を行うことが
できない。
【0019】そこで、ハブクラッチ203では上記のよ
うなカラ−277を用いてこれらの抜け止めを行ってい
る。
【0020】ところが、カラ−277を用いたことによ
って、駆動軸251とドライブギヤ253とのスプライ
ン部285にア−ム部281を通すための欠歯部が必要
になり、スプライン部285の強度が低下するという問
題が生じる。
【0021】その上、この欠歯部の加工工数が必要にな
ると共に、カラ−277は形状が複雑であり、安価な部
材ではないから、それだけコスト高になる。
【0022】そこで、この発明は、袋状のハウジングを
用いながら、駆動軸とドライブギヤとの抜け止めを低コ
ストで行うことができるハブクラッチの提供を目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1のハブクラッチ
は、車輪側のホイ−ルハブに固定された袋状のハウジン
グと、駆動軸に固定されたドライブギヤと、ハウジング
とドライブギヤと噛み合ってこれらを連結する連結位置
及びこの噛み合いが解除される連結解除位置に移動可能
なスライドギヤと、前記駆動軸とドライブギヤにそれぞ
れ設けられた係合部と、これらの係合部に係合し駆動軸
とドライブギヤとを一体に係止する係止部材とを備え、
前記袋状のハウジングは、円筒状部とキャップ部とが一
体に形成されており、前記係止部材は、ドライブギヤと
駆動軸との嵌裝に伴って各係合部と係合し、ドライブギ
ヤと駆動軸との抜け止めをすることを特徴とする。
【0024】このように、請求項1のハブクラッチで
は、ドライブギヤを駆動軸の端部から装着するだけで、
係止部材が駆動軸とドライブギヤの各係合部に係合し、
これらを係止する。
【0025】従って、スライドギヤとドライブギヤ及び
スライドギヤの移動手段などをハウジングに組付けてか
らドライブギヤと駆動軸との抜け止めを行えるから、袋
状のハウジングを用いて低コストに構成できる。
【0026】又、従来例のハブクラッチ203と異なっ
て、駆動軸とドライブギヤとを連結するスプラインに欠
歯部による強度の低下が生じない。
【0027】更に、欠歯部の加工工数が掛からないと共
に、カラ−277のような高価な部材を用いないから、
それだけコストが低減される。
【0028】請求項2の発明は、請求項1記載のハブク
ラッチであって、スライドギヤを連結位置と連結解除位
置の一方に付勢するスプリングを備え、ドライブギヤの
係合部が、ドライブギヤに形成した貫通孔であり、駆動
軸の係合部が、ドライブギヤの貫通孔と対向する溝であ
ると共に、前記スプリングの端部にドライブギヤの貫通
孔を貫通し駆動軸の溝に係合する屈曲部を設けて係止部
材にしたことを特徴とし、請求項1の構成と同等の効果
を得る。
【0029】これに加えて、スライドギヤを連結位置と
連結解除位置の一方に付勢する既存のスプリングを係止
部材に用いたから、部品点数が増加せず、それだけ低コ
ストに構成できる。
【0030】請求項3の発明は、請求項1記載のハブク
ラッチであって、ドライブギヤと駆動軸の各係合部が、
互いに対向する位置に設けられた溝であり、係止部材
が、ドライブギヤの溝に係合する外側部分と駆動軸の溝
に係合する内側部分とからなるCリングであると共に、
ドライブギヤと駆動軸の各溝を、Cリングの外側部分と
内側部分とがそれぞれ埋没する程度に深く形成したこと
を特徴とし、請求項1の構成と同等の効果を得る。
【0031】これに加えて、外側部分がドライブギヤの
溝に係合し、内側部分が駆動軸の溝に係合するCリング
を用いると共に、各溝を深くして外側部分と内側部分と
を埋没させたことにより、例えば、ドライブギヤの溝に
Cリングを係合させることにより、Cリングが径方向に
位置決めされ、内側部分が内側に過度に張り出すことが
防止され、駆動軸の先端と内側部分との干渉が防止され
る。
【0032】こうして、ドライブギヤと駆動軸の嵌裝及
び抜け止めを円滑に行うことができる。
【0033】なお、このようにCリングをドライブギヤ
の溝に係合させた状態で組付けを行う場合、駆動軸の先
端にテ−パ部を形成しておけば、Cリングの内側部分と
駆動軸との干渉が更に小さくなり、ドライブギヤと駆動
軸との嵌合を更に円滑に行える。
【0034】請求項4の発明は、請求項1記載のハブク
ラッチであって、ドライブギヤと駆動軸の各係合部が、
互いに対向する位置に設けられた溝であり、係止部材
が、これらの溝に係合するCリングであると共に、ドラ
イブギヤと駆動軸の少なくとも一方の溝の深さを、Cリ
ングの落ち込みによるドライブギヤと駆動軸の他方とC
リングとの干渉が生じない深さにしたことを特徴とし、
請求項1の構成と同等の効果を得る。
【0035】これに加えて、例えば、ドライブギヤの溝
を、Cリングの落ち込みを防止する深さにしたことによ
り、落ち込みによるCリングと駆動軸の先端との干渉が
防止され、ドライブギヤと駆動軸との嵌裝及び抜け止め
を円滑に行える。
【0036】又、このように溝の深さを管理したことに
よって、係止部材に通常のCリングを用いることが可能
になると共に、ドライブギヤと駆動軸の各溝を特に深く
加工する必要がなくなるから、更に低コストに構成でき
る。
【0037】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれか一項に記載のハブクラッチであって、カム部
を有し車体側に固定されたアウタ−ブレ−キと、回転方
向に第1と第2のカム部を有しアウタ−ブレ−キの内側
に相対回転可能に配置されたインナ−ブレ−キと、イン
ナ−ブレ−キが突き当たる屈曲部を有しこれらブレ−キ
部材の間に配置されたC字形状のワイヤ−ブレ−キと、
前記ブレ−キ部材の各カム部と噛み合うカム部を有し駆
動軸側に軸方向移動自在に連結されたカム部材と、スラ
イドギヤを連結解除位置側に付勢するリタ−ンスプリン
グとを備え、駆動軸と共にカム部材が回転すると、カム
部の噛み合いによりインナ−ブレ−キが回転して前記屈
曲部に突き当たり、押し広げられたワイヤ−ブレ−キに
よってインナ−ブレ−キがアウタ−ブレ−キに固定さ
れ、カム部材がインナ−ブレ−キの第1と第2のカム部
に沿って移動し、スライドギヤを連結位置へ移動させ、
カム部材のカムスラスト力が消失するとリタ−ンスプリ
ングによってスライドギヤが連結解除位置に戻ることを
特徴とし、請求項1乃至請求項4の構成と同等の効果を
得る。
【0038】これに加えて、リタ−ンスプリングは、端
部を折り曲げ加工することによって請求項2の構成の係
止部材になるから、請求項5のハブクラッチでは、請求
項2の構成の実施が特に容易である。
【0039】なお、言うまでもなく、請求項5のハブク
ラッチで請求項3や請求項4の構成を用いてもよい。
【0040】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
のいずれか一項に記載のハブクラッチであって、ハウジ
ングのキャップ部に設けられた装着孔に回転自在に配置
され、手動で回転操作される操作ノブと、この操作ノブ
との間にカムを形成し、操作ノブが回転操作されるとカ
ム力によって軸方向に移動しスライドギヤを前記両位置
に移動させるカム部材とを備えたことを特徴とし、請求
項1乃至請求項5の構成と同等の効果を得る。
【0041】これは操作ノブによる手動操作機能を有す
るハブクラッチであるが、ハブクラッチの組付けは操作
ノブをこの装着孔に組付けた状態で行われ、ハウジング
のキャップ部に設けられた操作ノブの装着孔からドライ
ブギヤと駆動軸との抜け止め処理をすることはできな
い。
【0042】しかし、このような構成のハブクラッチで
も、本発明によれば、必要な部材をハウジングに組付け
てからドライブギヤと駆動軸との抜け止めを行えるか
ら、袋状のハウジングを用いることがきると共に、特殊
な加工が不要であり、汎用部材の使用が可能であること
により、コストが大きく低減される。
【0043】
【発明の実施の形態】図1と図2により本発明の第1実
施形態を説明する。図1はこの実施形態のハブクラッチ
1を示しており、このハブクラッチ1は請求項1、2、
5、6の特徴を備えている。
【0044】なお、図1の左方は車両の軸方向内側に相
当する。又、符号を付していない部材等は図示されてい
ない。
【0045】ハブクラッチ1のハウジング3はボルト5
によってホイ−ルハブ7に固定されている。駆動軸9に
はドライブギヤ11がスプライン連結されている。
【0046】ハウジング3の内周にはスライドギヤ13
が軸方向移動自在にスプライン連結されている。このス
ライドギヤ13は、ドライブギヤ11と噛み合ってハウ
ジング3とドライブギヤ11とを連結する図1の上半部
に示す連結位置と、この噛み合いが解除される図1の下
半部に示す連結解除位置とに移動可能である。
【0047】スライドギヤ13はリテ−ナ15(カム部
材)により軸方向移動自在に保持されている。シフトス
プリング17はリテ−ナ15の中でスライドギヤ13を
ドライブギヤ11との噛み合い側に押圧し、リタ−ンス
プリング19(係止部材)は、リテ−ナ15とスプリン
グホルダ21とを介して、スライドギヤ13をドライブ
ギヤ11との噛み合い解除側に押圧している。
【0048】ドライブギヤ11の外周に設けられたスプ
ライン23の軸方向内側には、V形溝状のカム部25を
有するカム部材27が軸方向移動自在に係合されてい
る。
【0049】車体側のスピンドル29には、アウタ−ブ
レ−キ31が回転不能に連結されている。アウタ−ブレ
−キ31の軸方向外側端部には、カム部材27のカム部
25と係合するV形溝状のカム部が設けられている。
又、アウタ−ブレ−キ31の内周側には、インナ−ブレ
−キ33が相対回転可能に配置されており、インナ−ブ
レ−キ33の軸方向外側端部には、カム部材27のカム
部25と係合するV形溝状の第1カム部が設けられ、そ
の回転方向両側には第2カム部が設けられている。
【0050】アウタ−ブレ−キ31とインナ−ブレ−キ
33との間にはワイヤ−ブレ−キ35が配置されてい
る。ワイヤ−ブレ−キ35はC字形状であり、その両端
には内径側に屈曲した屈曲部37が設けられている。
又、ドライブギヤ11の外周にはリリ−スプレ−ト39
が固定されており、このリリ−スプレ−ト39にはワイ
ヤ−ブレ−キ35の屈曲部37に周方向外側から突き当
たるア−ム41が形成されており、インナ−ブレ−キ3
3にはこの屈曲部37に周方向内側から突き当たる突起
部が形成されている。
【0051】アウタ−ブレ−キ31の内周面とインナ−
ブレ−キ33の外周面との間にはCリング43が配置さ
れ、これらを係止しユニット化している。又、アウタ−
ブレ−キ31とインナ−ブレ−キ33との間にはスラス
トワッシャ45を介してスラストベアリング47が配置
され、上記各カムのカム力を受けている。
【0052】こうして、スライドギヤ13を移動操作す
るカム機構49が構成されている。
【0053】車両を二輪駆動状態から四輪駆動状態に切
り換える場合は、駆動軸9にエンジンの駆動力を伝達す
ると、カム部材27はドライブギヤ11と一体に回転し
ながら、アウタ−ブレ−キ31との間に生じるカムスラ
スト力によって右方へ移動する。又、インナ−ブレ−キ
33はカム部材27と噛み合いながらカム部材27と共
に回転する。
【0054】次に、インナ−ブレ−キ33の回転に伴っ
て、インナ−ブレ−キ33の突起部が屈曲部37に突き
当たってワイヤ−ブレ−キ35を押し広げ、そのブレ−
キトルクによってインナ−ブレ−キ33がアウタ−ブレ
−キ31に固定される。インナ−ブレ−キ33が固定さ
れると、カム部材27がインナ−ブレ−キ33の第1カ
ム部を乗り越え、更に第2カム部に乗り上げ、これに沿
って右方へ移動する。
【0055】このカム部材27の右方移動によってリタ
−ンスプリング19が撓められ、スライドギヤ13がシ
フトスプリング17を介して右方へ押圧され、ドライブ
ギヤ11と噛み合って車両は四輪駆動状態になる。
【0056】又、スライドギヤ13がドライブギヤ11
と噛み合った後、ドライブギヤ11と共に回転するリリ
−スプレ−ト39のア−ム41がワイヤ−ブレ−キ35
の屈曲部37に外側から突き当たってブレ−キトルクを
消失させる。
【0057】四輪駆動状態から二輪駆動状態にする場合
は、駆動軸9をエンジン側から切り離した後、車体を今
までの進行方向と逆方向にわずかに移動させると、リタ
−ンスプリング19によってカム部材27のカム部25
がインナ−ブレ−キ33の第2カム部に沿って軸方向内
側へ移動し、最後にはアウタ−ブレ−キ31のV形溝状
カム部とインナ−ブレ−キ33の第1カム部とに落ち込
む。カム部材27がこのように軸方向内側へ移動する過
程でスライドギヤ13とドライブギヤ11との噛み合い
が解除され、車両は二輪駆動状態になる。
【0058】ハウジング3は、スライドギヤ13がスプ
ライン連結された円筒状部51とその端部側のキャップ
部53とが一体に形成されている。キャップ部53に設
けられた装着孔55には操作ノブ57が回転自在に支持
されており、この装着孔55にはオイル洩れを防止する
シ−ル59が配置されている。又、ドライブギヤ11の
先端側内周には支持部材61が圧入されており、この支
持部材61と操作ノブ57との間にはベアリング63が
配置されている。スライドギヤ13とドライブギヤ11
はこのベアリング63によってセンタ−リングされ、円
滑に係脱できるようにされている。
【0059】操作ノブ57の外周には螺旋状のカム溝6
5(カム)が設けられ、このカム溝65にはスライドギ
ヤ13のリテ−ナ15の先端67が係合している。操作
ノブ57を回転操作するとカムスラスト力によってスラ
イドギヤ13はドライブギヤ11と噛み合う位置と噛み
合いが解除される位置とに移動する。
【0060】又、このカム溝65には、上記のようなカ
ム機構49によるスライドギヤ13の移動操作を可能に
するために、リテ−ナ15の先端67との連結を解除す
る開口部が設けられている。
【0061】ハウジング3には凸部69が設けられ、操
作ノブ57にはこの凸部69と係合する凹部71が2箇
所に形成されている。これらの凹部71はスライドギヤ
13のドライブギヤ11に対する噛み合い位置と噛み合
い解除位置とに対応する箇所に設けられている。これら
の凸部69と凹部71とによりスライドギヤ13を各位
置に保持する位置決め機構73が構成されている。な
お、各凹部71は所定の回転位相角θで配置されてい
る。
【0062】又、ハウジング3と操作ノブ57との間に
は、Cリング75と皿ばね77とが配置されており、凸
部69と凹部71とが係合する方向に操作ノブ57を付
勢している。この付勢力によって操作ノブ57の回転操
作に適度な抵抗感が与えられると共に、凸部69と凹部
71とが係合するときこの抵抗感が変化して節度感を得
ている。
【0063】この節度感によって、スライドギヤ13が
ドライブギヤ11と噛み合う連結位置及び噛み合いが解
除される連結解除位置に移動したことを正確に検知する
ことができ、ハブクラッチ1の誤操作を防止している。
【0064】ドライブギヤ11には貫通孔79(係合
部)が形成されており、駆動軸9には貫通孔79と対向
する円周溝81(係合部)が形成されている。
【0065】又、図2のように、リタ−ンスプリング1
9の端部には、この貫通孔79を貫通し、円周溝81と
係合する屈曲部83が形成されている。
【0066】ハブクラッチ1の組付けは、ハウジング3
の装着孔55に操作ノブ57、ベアリング63、支持部
材61などを取り付け、次いで、ハウジング3の内部に
リテ−ナ15、スライドギヤ13、シフトスプリング1
7、ドライブギヤ11、リタ−ンスプリング19、カム
部材27、リリ−スプレ−ト39などを組込み、更に、
アウタ−ブレ−キ31とワイヤ−ブレ−キ35とインナ
−ブレ−キ33をCリング43でユニット化したものを
組込む。
【0067】このとき、リタ−ンスプリング19の屈曲
部83はドライブギヤ3の貫通孔79に貫通させてお
く。
【0068】このように全ての部材を組込んだハウジン
グ3を、ドライブギヤ11を駆動軸9にスプライン連結
させながら駆動軸9側に取り付ける。
【0069】このとき、ドライブギヤ11が駆動軸9上
の所定の位置に来ると、リタ−ンスプリング19の屈曲
部83が駆動軸9の円周溝81に係合し、このようにし
て、ドライブギヤ11の駆動軸9に対する位置決めと抜
け止めとが行われる。
【0070】なお、ドライブギヤ11を駆動軸9に嵌裝
するとき、駆動軸9の先端に設けたテ−パ部85が屈曲
部83を持ち上げて駆動軸9と屈曲部83との干渉を防
止し、ドライブギヤ11と駆動軸9との嵌裝を容易にす
る。こうして、ハブクラッチ1が構成されている。
【0071】ハブクラッチ1では、上記のように、ドラ
イブギヤ11を含む各部材を組付けたハウジング3を、
ドライブギヤ11を駆動軸9に嵌裝しながら、駆動軸9
に組付けるだけで、ドライブギヤ11の抜け止めを行え
るから、ハウジングにハウジング3のような袋状のもの
を用いて低コストにできる。
【0072】又、従来例のハブクラッチ203と異なっ
て、駆動軸9とドライブギヤ11とを連結するスプライ
ンに欠歯部を形成しないから、このスプラインに強度の
低下が生じない。
【0073】更に、欠歯部の加工工数が掛からないと共
に、ハブクラッチ203のカラ−277のような高価な
部材を用いないから、それだけ低コストになる。
【0074】又、駆動軸9とドライブギヤ11との係止
部材に既存のリタ−ンスプリング19を用いたから、部
品点数が増加せず、低コストに構成できる。
【0075】又、ハウジング3に設けられた操作ノブ5
7の装着孔55からはドライブギヤ11と駆動軸9との
抜け止め処理をすることはできないが、このように、実
質的に袋状のハウジング3でも、上記のように、駆動軸
9とドライブギヤ11との抜け止めを容易に行える。
【0076】次に、図3と図4により本発明の第2実施
形態を説明する。図3はこの実施形態のハブクラッチ8
7を示しており、このハブクラッチ87は請求項1、
3、5、6の特徴を備えている。
【0077】なお、このハブクラッチ87の説明及び図
3と図4において、上記実施形態のハブクラッチ1と同
機能の部材には同符号が与えられている。
【0078】以下、ハブクラッチ1との相違点を説明す
る。
【0079】ドライブギヤ11の内周と駆動軸9の外周
には、それぞれ円周溝89、91(係合部)が設けられ
ている。
【0080】図4のように、Cリング93はこれらの円
周溝89、91に係合してドライブギヤ11と駆動軸9
とを係止する係止部材であって、円周溝89に係合する
外側部分95と、円周溝91に係合する内側部分97と
からなっている。これらの外側部分95と内側部分97
は交互に2箇づつ形成されている。
【0081】又、各円周溝89、91はそれぞれ外側部
分95と内側部分97とが埋没する程度に深くしてあ
る。
【0082】ハウジング3に各部材を組み込むとき、C
リング93を、例えば、ドライブギヤ11側に係合させ
ておく。
【0083】ハウジング3の取り付けに当たって、ドラ
イブギヤ11を駆動軸9にスプライン連結させ、ドライ
ブギヤ11が駆動軸9上の所定の位置に来ると、Cリン
グ93の内側部分97が駆動軸9の円周溝91に係合
し、ドライブギヤ11と駆動軸9とを位置決めし抜け止
めする。
【0084】なお、ドライブギヤ11を駆動軸9に連結
させるとき、駆動軸9のテ−パ部85が内側部分97を
持ち上げて駆動軸9と内側部分97との干渉を防止し、
ドライブギヤ11と駆動軸9との嵌裝を容易にする。
【0085】こうして、ハブクラッチ87が構成されて
いる。
【0086】ハブクラッチ87は、ハブクラッチ1と同
様に、袋状のハウジング3を用いることにより低コスト
であり、欠歯部による駆動軸9とドライブギヤ11との
スプラインの強度低下が生じない。又、欠歯部の加工工
数が掛からないから、それだけ低コストである。
【0087】これに加えて、上記のように、外側部分9
5がドライブギヤ11の円周溝89に係合し、内側部分
97が駆動軸9の円周溝91に係合するCリング93を
用いると共に、各円周溝89、91を深くして外側部分
95と内側部分97とを埋没させたことにより、例え
ば、ドライブギヤ11の円周溝89に外側部分95を係
合させると、Cリング93が径方向に位置決めされ、内
側部分97の内側への張り出しが防止される。
【0088】こうして、組付けに当たって、駆動軸9と
Cリング93(内側部分97)との干渉が防止され、ド
ライブギヤ11と駆動軸9との嵌裝が容易になる。
【0089】次に、図5乃至図7により本発明の第3実
施形態を説明する。図5はこの実施形態のハブクラッチ
99を示しており、このハブクラッチ99は請求項1、
4、5、6の特徴を備えている。
【0090】なお、このハブクラッチ99の説明及び図
5乃至図7において、上記実施形態のハブクラッチ1、
87と同機能の部材には同符号が与えられている。
【0091】以下、ハブクラッチ1、87との相違点を
説明する。
【0092】ドライブギヤ11の内周と駆動軸9の外周
には、それぞれ円周溝101、103(係合部)が設け
られている。これらの円周溝101、103にはCリン
グ105(係止部材)が係合してドライブギヤ11と駆
動軸9との抜け止めをする。
【0093】図6と図7において、ドライブギヤ11の
円周溝101は破線で描かれており、実線で描いたもの
は深さを管理しない従来の円周溝107である。又、図
6において、破線のCリング105はこの実施形態での
Cリング105の位置を示し、実線のCリング105は
従来例でのCリング105の位置を示す。
【0094】従来の円周溝107はCリング105の大
きさに対して深過ぎるものであり、図6に示すように、
装着されたCリング105は重力で下方に沈み込むか
ら、矢印109が示す箇所で駆動軸9の先端と干渉を起
こし、ドライブギヤ11を駆動軸9に嵌裝できないこと
がある。
【0095】そこで、円周溝101をCリング105の
大きさに対して適度の深さにすることにより、図6に破
線で描いたように、Cリング105の沈み込みを防止し
ており、駆動軸9の先端とCリング105とが干渉しな
い。
【0096】従って、ハウジング3の組付けに当たり、
ドライブギヤ11を駆動軸9に円滑に嵌裝させることが
でき、図7のように、円周溝101、103が対向する
位置で、Cリング105が円周溝103と係合し、ドラ
イブギヤ11と駆動軸9とを位置決めし抜け止めする。
【0097】なお、このとき、駆動軸9のテ−パ部85
がCリング93との干渉を更に小さくする。
【0098】こうして、ハブクラッチ99が構成されて
いる。
【0099】ハブクラッチ99は、ハブクラッチ1、8
7と同様に、袋状のハウジング3を用いることが可能で
低コストであり、駆動軸9とドライブギヤ11とを連結
するスプラインの欠歯部による強度低下が生じない。
又、欠歯部の加工工数が掛からず、カラ−277のよう
な高価な部材を用いないから、それだけ低コストであ
る。
【0100】これに加えて、上記のように、ドライブギ
ヤ11の円周溝101の深さを管理したことにより、係
止部材に通常のCリングを用いることが可能になると共
に、ドライブギヤ11と駆動軸9の各円周溝101、1
03を特に深く加工する必要がなくなるから、更に低コ
ストに構成できる。
【0101】なお、本発明において、スライドギヤの自
動操作手段は、上記各実施形態のようなカム機構でな
く、例えば、エア圧をもちいたアクチュエ−タでもよ
い。
【0102】
【発明の効果】請求項1のハブクラッチは、ハウジング
に組付けたドライブギヤを駆動軸の端部から装着するだ
けで、これらの抜け止めが行えるから、袋状のハウジン
グを用いて低コストにできる。
【0103】又、従来例のと異なって、駆動軸とドライ
ブギヤとを連結するスプラインに欠歯部による強度の低
下が生じないと共に、欠歯部の加工工数が掛からず、高
価な部材を用いないから、それだけ低コストに構成でき
る。
【0104】請求項2の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、既存のスプリングを係止部材に用
いたから、部品点数が増加せず、更に低コストに構成で
きる。
【0105】請求項3の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、外側部分がドライブギヤの溝に係
合し内側部分が駆動軸の溝に係合するCリングを用いた
ことにより、ドライブギヤあるいは駆動軸とCリングと
の干渉が防止され、ドライブギヤと駆動軸との嵌裝及び
抜け止めを円滑に行える。
【0106】請求項4の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、ドライブギヤ又は駆動軸の溝の深
さを管理してCリングの落ち込みを防止したから、Cリ
ングとドライブギヤ又は駆動軸との干渉が防止され、ド
ライブギヤと駆動軸との嵌裝及び嵌合を円滑に行える。
【0107】又、このように溝の深さを管理したことに
よって係止部材に通常のCリングを用いることが可能に
なると共に、ドライブギヤと駆動軸の各溝を特に深く加
工する必要がなくなるから、更に低コストに構成でき
る。
【0108】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
の構成と同等の効果を得ると共に、リタ−ンスプリング
は、端部を折り曲げ加工することによって請求項2の構
成の係止部材になるから、その実施が容易である。
【0109】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
の構成と同等の効果を得ると共に、操作ノブによる手動
操作機能を有し、ハウジングが袋状になるハブクラッチ
でも、ドライブギヤと駆動軸との抜け止めを低コストに
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】第1実施形態に用いられるリタ−ンスプリング
の斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す断面図であり、図
4のA−A断面図である。
【図4】第2実施形態の要部断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す断面図である。
【図6】第3実施形態の要部拡大図である。
【図7】第3実施形態の要部拡大図である。
【図8】従来例の断面図である。
【図9】他の従来例の断面図である。
【図10】図9の従来例に用いられるカラ−の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1、87、99 ハブクラッチ 3 ハウジング 7 ホイ−ルハブ 9 駆動軸 11 ドライブギヤ 13 スライドギヤ 19 リタ−ンスプリング(係止部材) 27 カム部材 31 アウタ−ブレ−キ 33 インナ−ブレ−キ 35 ワイヤ−ブレ−キ 51 ハウジングの円筒状部 53 ハウジングのキャップ部 55 キャップ部の装着孔 57 操作ノブ 65 カム溝(カム) 79 ドライブギヤの貫通孔(係合部) 81 駆動軸の円周溝(係合部) 83 リタ−ンスプリングの屈曲部 89 ドライブギヤの円周溝(深溝:係合部) 91 駆動軸の円周溝(深溝:係合部) 93 Cリング(係止部材) 95 Cリング93の外側部分 97 Cリング93の内側部分 101 深さを管理したドライブギヤの円周溝(係合
部) 103 駆動軸の円周溝(係合部) 105 Cリング(係止部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪側のホイ−ルハブに固定された袋状
    のハウジングと、駆動軸に固定されたドライブギヤと、
    ハウジングとドライブギヤと噛み合ってこれらを連結す
    る連結位置及びこの噛み合いが解除される連結解除位置
    に移動可能なスライドギヤと、前記駆動軸とドライブギ
    ヤにそれぞれ設けられた係合部と、これらの係合部に係
    合し駆動軸とドライブギヤとを一体に係止する係止部材
    とを備え、前記袋状のハウジングは、円筒状部とキャッ
    プ部とが一体に形成されており、前記係止部材は、ドラ
    イブギヤと駆動軸との嵌裝に伴って各係合部と係合し、
    ドライブギヤと駆動軸との抜け止めをすることを特徴と
    するハブクラッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、スライド
    ギヤを連結位置と連結解除位置の一方に付勢するスプリ
    ングを備え、ドライブギヤの係合部が、ドライブギヤに
    形成した貫通孔であり、駆動軸の係合部が、ドライブギ
    ヤの貫通孔と対向する溝であると共に、前記スプリング
    の端部にドライブギヤの貫通孔を貫通し駆動軸の溝に係
    合する屈曲部を設けて係止部材にしたことを特徴とする
    ハブクラッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明であって、ドライブ
    ギヤと駆動軸の各係合部が、互いに対向する位置に設け
    られた溝であり、係止部材が、ドライブギヤの溝に係合
    する外側部分と駆動軸の溝に係合する内側部分とからな
    るCリングであると共に、ドライブギヤと駆動軸の各溝
    を、Cリングの外側部分と内側部分とがそれぞれ埋没す
    る程度に深く形成したことを特徴とするハブクラッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の発明であって、ドライブ
    ギヤと駆動軸の各係合部が、互いに対向する位置に設け
    られた溝であり、係止部材が、これらの溝に係合するC
    リングであると共に、ドライブギヤと駆動軸の少なくと
    も一方の溝の深さを、Cリングの落ち込みによるドライ
    ブギヤと駆動軸の他方とCリングとの干渉が生じない深
    さにしたことを特徴とするハブクラッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載の発明であって、カム部を有し車体側に固定された
    アウタ−ブレ−キと、回転方向に第1と第2のカム部を
    有しアウタ−ブレ−キの内側に相対回転可能に配置され
    たインナ−ブレ−キと、インナ−ブレ−キが突き当たる
    屈曲部を有しこれらブレ−キ部材の間に配置されたC字
    形状のワイヤ−ブレ−キと、前記ブレ−キ部材の各カム
    部と噛み合うカム部を有し駆動軸側に軸方向移動自在に
    連結されたカム部材と、スライドギヤを連結解除位置側
    に付勢するリタ−ンスプリングとを備え、駆動軸と共に
    カム部材が回転すると、カム部の噛み合いによりインナ
    −ブレ−キが回転して前記屈曲部に突き当たり、押し広
    げられたワイヤ−ブレ−キによってインナ−ブレ−キが
    アウタ−ブレ−キに固定され、カム部材がインナ−ブレ
    −キの第1と第2のカム部に沿って移動し、スライドギ
    ヤを連結位置へ移動させ、カム部材のカムスラスト力が
    消失するとリタ−ンスプリングによってスライドギヤが
    連結解除位置に戻ることを特徴とするハブクラッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
    記載の発明であって、ハウジングのキャップ部に設けら
    れた装着孔に回転自在に配置され、手動で回転操作され
    る操作ノブと、この操作ノブとの間にカムを形成し、操
    作ノブが回転操作されるとカムスラスト力によってスラ
    イドギヤを前記両位置に移動させるカム部材とを備えた
    ことを特徴とするハブクラッチ。
JP26204396A 1996-10-02 1996-10-02 ハブクラッチ Pending JPH10100730A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000051979A (ja) * 1998-08-04 2000-02-22 Amada Metrecs Co Ltd パンチガイド装置およびそれに用いるストリッパプレート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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