JPH0532347Y2 - - Google Patents

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JPH0532347Y2
JPH0532347Y2 JP11930387U JP11930387U JPH0532347Y2 JP H0532347 Y2 JPH0532347 Y2 JP H0532347Y2 JP 11930387 U JP11930387 U JP 11930387U JP 11930387 U JP11930387 U JP 11930387U JP H0532347 Y2 JPH0532347 Y2 JP H0532347Y2
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JP
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gear
knob
wheel
drive
axial direction
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JP11930387U
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ハブクラツチに関する。
[従来の技術] 一般にハブクラツチとは、二輪駆動及び四輪駆
動の切替えが可能な車両において、例えば二輪後
輪駆動とした場合に、前輪とフロントドライブシ
ヤフトがスプライン結合されている関係上、車両
の走行に伴なつて前輪と作動的に連結したフロン
トドライブシヤフト、デイフアレンシヤルギヤ及
びプロペラシヤフト等のフロントドライブ系統が
空転し、シール寿命、騒音、燃費の面等で不利と
なる。
この欠点を解消すめために、二輪駆動の場合に
は前輪とフロントドライブシヤフトとを切離し
て、フロントドライブ系統の空転を止めるように
したものであり、また、四輪駆動の場合には前述
とは逆に前記両者を結合するものである。
例えば、特公昭57−17727号記載のものがあり、
この主たる構成は、マニアルロツク手段としてノ
ブを回動することにより、ノブに設けたカム面を
フオロアが追従し、このフオロアにより左右軸方
向へ移動するクラツチリングにて、ドライブシヤ
フトに結合したインナーと車輪に取付いたボデー
を結合、離脱自在としたものである。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来のハブクラツチ
にあつては、結合、離脱切替え時にノブに設けた
溝に指を挿入したり、特殊工具等を用いて回動し
ていたが、ノブが車外に設けられているため駐車
中に他人によつて回され、前輪とフロントドライ
ブシヤフトとか結合状態とされているのが気が付
かずに走行して、燃費の低下をまねいたり、フロ
ントデフ内部のギヤが高速で差動回転することに
よつて焼き付きが発生する虞があつた。また内蔵
した弾性体の力が強い場合とか、寒冷地等ではノ
ブの回りの水分が凍結したり潤滑油が硬化したり
して、工具なしではハンドル操作が困難となるた
め、専用の特殊工具を車両に装備する必要もあ
り、工具紛失の恐れから管理面上に問題があり、
コストも高くなる等の問題点があつた。
そこでこの考案は、上記の問題点に鑑み創案さ
れたものであつて、車外に設けられるものであり
ながら、他人からノブであることが解りにくく、
しかも他人から容易に操作されないため、燃費の
低下や焼き付き等が防止され、特別な工具等を装
備する必要のないように車両に装備されているホ
イールナツトレンチで操作可能とし作業性の向上
を図つたハブクラツチの提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案は、上記問題を解決するために次のよ
うな構成としている。
すなわち、この考案に係るハブクラツチは、ド
ライブシヤフトにスプライン結合されるドライブ
ギヤと、このドライブギヤと同心状にその外側に
配置されると共に車輪に固定されるハウジング
と、このハウジングの内周面と前記ドライブギヤ
の外周面とに設けたギヤ部とを係脱自在に軸方向
へ移動自在に配置されたスライドギヤと、このス
ライドギヤをドライブシヤフトの回転に起因して
リターンスプリングに抗して軸方向移動させ、ス
ライドギヤとドライブギヤとを係合させるカム部
材およびブレーキ部材と、前記スライドギヤを軸
方向へ移動させるカム面を備え、前記ハウジング
に対して回転自在でかつ軸方向の移動を制限され
たノブとよりなり、このノブの大気隣接面の中央
部に前記車輪の取付用ホイールナツトと略同形状
の六角部を設ける構成とした。
[作用] かかる装置において、ドライブシヤフトと車輪
とをマニアルにて非結合状態から結合状態に切替
える場合は、車両に装備したホイールナツトレン
チをノブに挿着しノブを回動することによつてノ
ブに形成されたカム面によりスライドギヤはドラ
イブギヤと噛合結合し、ドライブシヤフトよりの
動力は車輪に伝達される。
次に、ドライブシヤフトと車輪とを結合状態か
ら非結合状態に切替える場合は、ノブを上記とは
逆方向に回動させることによりスライドギヤはド
ライブギヤとの噛合を離脱し非結合状態となる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。第1図はこの考案におけるハブク
ラツチの非結合状態を示し、第3図は結合状態を
示す断面図である。
図中1はハブクラツチを総括的に示し、ドライ
ブシヤフト3(一部図示省略)と内周部でスプラ
イン5と結合し、外周部にギヤ部7を備え、カム
部材9と係合する溝11を備えたドライブギヤ1
3を設けてある。このドライブギヤ13のギヤ部
7と噛合するギヤ部15を内周面に備え、外周面
に設けたギヤ部17はハウジング19の内周面に
設けたギヤ部21と噛合し、軸方向へ移動自在な
スライドギヤ23が設けてある。なお、前記ハウ
ジング19はボルト25によりホイール27(一
部図示省略)に固着してある。
前記スライドギヤ23は、リテーナ29内に巻
装した弾性体(ギヤ部15と7の歯同士係合時に
シフトするシフトスプリング)31にてリテーナ
29の先端(第1図にて右側)に半径内方向へ延
伸した複数箇の爪部33に当接するよう付勢され
ている。また、前記リテーナ29を介してスライ
ドギヤ23の復帰用としての弾性体(リターンス
プリング、即ちカム部材9をそのカム溝へ落ちこ
ませるように復帰させる強力なスプリング)35
が、前記ドライブギヤ13の外周に巻挿してあ
る。
ハウジング19にはリング状のエンドプレート
43が固着され、エンドプレート43の内周には
ノブ41が回転自在に支承されている。一方、ド
ライブギヤ13は先端内周面に嵌挿したセンタリ
ング部材37にベアリング39を介しノブ41に
回転自在にセンタリングされている。
前記ノブ41の外周には第4図および第5図に
詳細を示す如く、複数箇所に傾斜を有するカム面
45が設けられ、ノブ41の回動によりリテーナ
29より延伸した爪部33が傾斜にそつて移動
し、リテーナ29の移行と共にリテーナ29の爪
部33の側面に弾性体31により付勢され当接し
ているスライドギヤ23も移行し、ドライブギヤ
13との結合あるいは離脱がなされるのである。
なお、前記ノブ41を回動するため、ノブ41
の先端部(第1図にて右側)には車両に装備され
たホイールナツトレンチ等に嵌合可能なホイール
ナツトと略同形状の六角部47が周囲の凹部47
aの設定により埋設状態で形成してある。49は
潤滑油の洩れ防止のためのシール部材である。
ノブ41を非結合状態(フリー)のときでも相
対回転で自動的に結合状態(ロツク)させる、い
わゆるオートハブクラツチ(オート作動部)とし
て使用する際に関係する各部材、つまり、前記カ
ム部材9と係合、離脱するブレーキ部材51及び
このブレーキ部材51を保持するスピンドル53
等が設けてある。
以上の構成によりその作用としては、先ず、運
転者の任意によりドライブシヤフトと車輪とを非
結合状態(第1図)から結合状態(第3図)にマ
ニアルにて切替える場合は、車両に装備されたホ
イールナツトレンチ等をノブ41に設けた六角部
47に嵌挿し第2図のA矢印方向(時計廻り方
向)に位置決め部材(図示省略)により停止する
まで回動する。
このことは、ノブ41に設けたカム面45が第
5図に示す位置からA矢印方向に回動することに
より、リテーナ29より延設した爪部33はカム
面45の傾斜にそつて乗り上り、第1図にて右側
にリテーナ29と共に弾性体31にて保持された
スライドギヤ23も移行する。このため、スライ
ドギヤ23の内周に設けたギヤ部15とドライブ
ギヤ13の外周に設けたギヤ部7とが噛合し、第
3図の如く結合状態となり、ドライブシヤフト3
からの動力なホイール27に伝達される。前記実
施例では、ノブ41を操作するのに、ホイールナ
ツトレンチを使用し、大きなトルクを掛けること
ができる。このため、オート作動部のリターンス
プリング35に強力な拡開力のばねを用いる、本
実施例においては、ノブ41のロツク時に、この
リターンスプリング35の力に抗してこのノブ4
1を回転させるのに、前記レンチ使用により、そ
の回転操作を容易に行なうことができるものであ
る。
また、結合状態から非結合状態に切替える場合
には、上述した操作を逆に行なうことにより弾性
体35の拡開力によつて切替えることができる。
更に、ノブ41の操作部である六角部47を埋設
してあるのは、車幅を考慮しいたずらに突出する
部分を避け安全性の向上を図ることと、悪路走行
時六角部47に対する異物の衝突を避けることを
目的とするためである。
なお、上述した実施例に限定されることなく本
考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変更し
得ること勿論である。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、この考案の構
成によれば、他人からノブであることが解りにく
く、しかも容易に操作されないため、燃費の低下
や焼き付き等が防止され、しかも車両に常備され
た工具を使用することができ、特殊工具を必要と
しないためコストは低減でき、レンチを使用する
ことにより大きなトルクが得られるので、寒冷地
等での作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案に係るハブクラツ
チの一実施例を示し、第1図は非結合状態を示す
断面図、第2図はノブの正面図、第3図は結合状
態を示す断面図、第4図は第1図の−線の部
分断面図、第5図はノブに形成したカム面の展開
図である。 図面の主要部を示す符号の説明、1……ハブク
ラツチ、3……ドライブシヤフト、5……スプラ
イン(シヤフトとドライブギヤ間)、7……スプ
ライン歯(ドライブギヤ外周)、13……ドライ
ブギヤ、15……ギヤ部(スライドギヤの内周)、
17……ギヤ部(スライドギヤの外周)、19…
…ハウジング、21……ギヤ部(ハウジングの内
周)、23……スライドギヤ、41……ノブ、4
5……カム面、47……六角部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドライブシヤフトにスプライン結合されるドラ
    イブギヤと、このドライブギヤと同心状にその外
    側に配置されると共に車輪に固定されるハウジン
    グと、このハウジングの内周面と前記ドライブギ
    ヤの外周面とに設けたギヤ部とを係脱自在に軸方
    向へ移動自在に配置されたスライドギヤと、この
    スライドギヤをドライブシヤフトの回転に起因し
    てリターンスプリングに抗して軸方向移動させ、
    スライドギヤとドライブギヤとを係合させるカム
    部材およびブレーキ部材と、前記スライドギヤを
    軸方向へ移動させるカム面を備え、前記ハウジン
    グに対して回転自在でかつ軸方向の移動を制限さ
    れたノブとよりなり、このノブの大気隣接面の中
    央部に前記車輪の取付用ホイールナツトと略同形
    状の六角部を設け、前記六角部は周囲が前記ホイ
    ールナツト用レンチのボス嵌合用凹部をなし、前
    記六角部端面が前記大気隣接面に対しほぼ同一平
    面をなすように埋設状態に形成されたことを特徴
    とするハブクラツチ。
JP11930387U 1987-08-03 1987-08-05 Expired - Lifetime JPH0532347Y2 (ja)

Priority Applications (2)

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JP11930387U JPH0532347Y2 (ja) 1987-08-05 1987-08-05
US07/754,748 US5195414A (en) 1987-08-03 1991-09-04 Shearing machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11930387U JPH0532347Y2 (ja) 1987-08-05 1987-08-05

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Publication Number Publication Date
JPS6424630U JPS6424630U (ja) 1989-02-10
JPH0532347Y2 true JPH0532347Y2 (ja) 1993-08-19

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JP11930387U Expired - Lifetime JPH0532347Y2 (ja) 1987-08-03 1987-08-05

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JPS6424630U (ja) 1989-02-10

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