JPH0613002Y2 - 2輪・4輪切換え装置 - Google Patents

2輪・4輪切換え装置

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JPH0613002Y2
JPH0613002Y2 JP1988086750U JP8675088U JPH0613002Y2 JP H0613002 Y2 JPH0613002 Y2 JP H0613002Y2 JP 1988086750 U JP1988086750 U JP 1988086750U JP 8675088 U JP8675088 U JP 8675088U JP H0613002 Y2 JPH0613002 Y2 JP H0613002Y2
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Japan
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wheel
wheel drive
switching
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switching shaft
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雅 中村
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は2輪・4輪切換え装置に係り、特に潤滑油の
漏洩を招くことなく整備等における切換えシャフトの2
輪駆動位置と4輪駆動位置との位置決めを確実になし得
て、構造が簡単でコストの上昇を招くことのない2輪・
4輪切換え装置に関する。
〔従来の技術〕
車両にあっては、走行性能の向上等を図るために、例え
ば特公昭63−5294号公報に開示の如く、4輪を駆
動可能とした車両がある。また、4輪を駆動可能とした
車両にあって、必要に応じて2輪駆動と4輪駆動との間
で切換え可能とした車両がある。この2輪駆動と4輪駆
動との間で切換え可能な車両の2輪・4輪の切換え装置
については、例えば特公昭57−54333号公報、実
公昭59−8898号公報に開示されている。
これら公報に開示の2輪・4輪の切換え装置は、第8図
に示す如く、2輪駆動位置と4輪駆動位置との間で軸方
向移動可能な切換えシャフト8を本体4の内部空間6に
位置させて設けている。前記本体4の内部空間6には、
入力側歯車12を設けた入力軸10と出力側歯車16を
設けた出力軸14とが配設されている。入力側歯車12
と出力側歯車16とのいずれか一方、第8図において
は、出力側歯車16に噛合わされて軸方向に移動可能で
あるとともに他方の入力側歯車12に噛合い・離脱可能
なスリーブ18を設けている。このスリーブ18には、
前記切換えシャフト8に設けたフォーク20が係合され
ている。
これにより、切換えシャフト8を軸方向一側の4輪駆動
位置に移動させると、フォーク20によりスリーブ18
が軸方向他側に移動され、スリーブ18は入力軸10に
設けた入力側歯車12と出力軸14に設けた出力側歯車
16とに噛合うことにより、入力軸10と出力軸14と
は一体的に回転し、4輪駆動に切換えられる。一方、切
換えシャフト8を軸方向他側の2輪駆動位置に移動させ
ると、フォーク20によりスリーブ18が軸方向他側に
移動され、スリーブ18は入力軸10に設けた入力側歯
車12との噛合いが離脱して出力軸14に設けた出力側
歯車16とにのみ噛合うことにより、入力軸10と出力
軸14とは別体に回転し、2輪駆動に切換えられる。な
お、符号52は変速機、54・54は前車輪の駆動車軸
である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、整備等の都合により4輪駆動から2輪駆動に
切換える場合に、従来は、本体4に螺合した位置決め用
ボルト56を緩めてボルト先端を切換えシャフト8に設
けた4輪駆動位置決め窪所58から抜出し、ハンマ等の
工具により切換えシャフト8を2輪駆動位置に移動さ
せ、前記位置決め用ボルト56を締めてボルト先端を切
換えシャフト8の2輪駆動位置決め窪所60に係合さ
せ、切換えシャフト8を2輪駆動位置に位置決めして固
定する。これにより、整備等の都合により4輪駆動から
2輪駆動に切換えて車両を牽引中に、徒に2輪駆動から
4輪駆動に切換わることを未然に防止していた。
ところが、前記切換えシャフト8に設けた4輪駆動位置
決め窪所58及び2輪駆動位置決め窪所60は、切換え
シャフト8を本体4の内部空間6に位置させて設けてい
ることにより、前記位置決め用ボルト56を緩めると、
内部空間6に供給されている潤滑油が漏出するおそれが
あるため、第9図に示す如く、位置決め用ボルト56
は、本体4の上方に位置させて設けなければならなかっ
た。
しかしながら、位置決め用ボルト56のボルト先端を切
換えシャフト8の4輪駆動位置決め窪所58及び2輪駆
動位置決め窪所60に係合させて切換えシャフト8を4
輪駆動位置及び2輪駆動位置に位置決めするため、位置
決めが不確実になる不都合があった。また、位置決め用
ボルト56を本体4の上方に位置させて設けることによ
り、潤滑油の漏出を防止し得る一方で、位置決め用ボル
ト56の操作が困難となり、整備性が低下する不都合を
生じた。さらに、切換えシャフト8に4輪駆動位置決め
窪所58及び2輪駆動位置決め窪所60を形成する必要
があるとともに位置決め用ボルト56を特殊形状に形成
する必要があることにより、構造の複雑化によるコスト
の上昇を招く不都合があった。
〔考案の目的〕
そこでこの考案の目的は、上述の不都合を除去し、潤滑
油の漏洩を招くことなく整備等における切換えシャフト
の2輪駆動位置と4輪駆動位置との位置決めを確実にな
し得て、構造が簡単でコストの上昇を招くことのない2
輪・4輪切換え装置を実現することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの考案は、2輪駆動位置と
4輪駆動位置との間で軸方向移動可能な切換えシャフト
を本体の内部空間に位置させて設けた2輪・4輪切換え
装置において、前記切換えシャフトの一側端縁を前記本
体の外部空間に位置させて設けるとともにこの一側端縁
に係止部を形成して設け、この係止部に係止され前記切
換えシャフトの2輪駆動位置と4輪駆動位置との間での
軸方向移動を阻止する移動阻止部材を前記本体の外部に
着脱可能に設けたことを特徴とする。
〔作用〕
この考案の構成によれば、本体の外部に移動阻止部材を
着脱可能に設けたことにより、移動阻止部材の着脱時に
潤滑油の漏洩を招くことがない。また、係止部に移動阻
止部材を係止させ、切換えシャフトの2輪駆動位置と4
輪駆動位置との間での軸方向移動を阻止することによ
り、整備時における切換えシャフトの2輪駆動位置と4
輪駆動位置との位置決めを確実になし得る。さらに、本
体の外部空間に位置させて設けた切換えシャフトの一側
端縁に係止部を形成したことにより、構造が簡単でコス
トの上昇を招くことがない。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細且つ具体的
に説明する。
第1〜3図は、この考案の第1実施例を示すものであ
る。図において、2は2輪・4輪切換え機構(以下単に
「切換え機構」という)である。この切換え機構2は、
本体4内の内部空間6に2輪駆動位置と4輪駆動位置と
の間で軸方向移動可能な切換えシャフト8を有してい
る。即ち、変速機側に連結する入力軸10に入力側歯車
12が設けられ、例えば後輪側に連結する出力軸14に
は出力側歯車16が設けられている。
また、この入力側歯車12と出力側歯車16とは、スリ
ーブ18によって接離されるもので、スリーブ18が第
1図の右側に移動した場合に接続状態となって4輪駆動
させる一方、スリーブ18が第1図の左側に移動した場
合には非接続状態となって2輪駆動させる。前記スリー
ブ18の係合溝部18aには、前記切換えシャフト8に
固定したフォーク2が係合している。
前記切換えシャフト8は、軸方向で本体4に形成したシ
ャフト支持部22内に移動可能に配設されている。
この切換えシャフト8の一側端縁である突出端部8a
は、本体4の外部空間24に、つまりOリング26より
も外側に位置して設けられている。つまり、この突出端
部8aは、入力軸10を支持するケーシング28に形成
した外部空間24内に設けたキャップ30内に移動可能
に支持されている。
また、切換えシャフト8の突出端部8aには、係止部と
して2輪駆動用位置溝32と4輪駆動用位置溝34とが
形成されている。
これ等2輪、4輪駆動用位置溝32、34には、第3図
(a)、(b)に示す如く2輪駆動位置と4輪駆動位置
との間で切換えシャフト8の軸方向移動を阻止すべく本
体4の外部に着脱可能な移動阻止部材であるブラケット
36が設けられる。
また、このブラケット36は、ボルト用孔38に挿通す
る位置決め用ボルト40によって保持されるものであ
り、且つ2輪、4輪駆動用位置溝32、34に係合する
係合孔42を有している。
次に、この第1実施例の作用を説明する。
切換え機構2は、通常、スリーブ18が第1図の右側に
位置しており、入力側歯車12と出力側歯車16とを連
結して4輪駆動状態としている。
そして、整備上等の都合により、4輪駆動状態から2輪
駆動状態に切換える場合には、位置決め用ボルト40を
取外し、次いでブラケット36を取外す。次いで、切換
えシャフト8の突出端部8aをドライバやハンマ等の工
具によって押込み、フォーク20の移動によってスリー
ブ18を第1図の左側に移動させ、入力側歯車12と出
力側歯車16との噛合状態を解除する。
そして、ブラケット36の嵌合穴42を2輪駆動用位置
溝32に嵌合させるとともにブラケット36を位置決め
用ボルト40で保持させ、このブラケット36を牽引中
等において、振動等で切換えシャフト8が徒に移動する
ことなく、4輪駆動になるのを防止する。
次いで、2輪駆動から4輪駆動に再度切換える場合に
は、位置決め用ボルト40を取外し、ブラケット36を
工具で押し移動させ、切換えシャフト8の突出端部8a
を突出させ、4輪駆動用位置溝34にブラケット36の
係合穴42を再び嵌合させる。
この結果、本体4の外部に移動阻止部材であるブラケッ
ト36を着脱可能に設けたことにより、ブラケット36
の着脱時に内部空間6内の潤滑油の漏洩を招くことがな
い。
また、位置決め用ボルト40を本体4の下部に設けて
も、2輪・4輪駆動の切換え時に潤滑油の漏洩を防止し
得るので、位置決め用ボルト40の設置の自由度が大と
なり、整備性の向上を図り得る。
更に、係止部である各位置溝32、34に選択的にブラ
ケット36を係止させ、切換えシャフト8の2輪駆動位
置と4輪駆動位置との間での軸方向移動を阻止すること
により、整備時における切換えシャフト8の2輪駆動位
置と4輪駆動位置との位置決めを確実になし得る。
更にまた、本体4の外部空間24に位置させて設けた切
換えシャフト8の一側端縁である突出端部8aに各位置
溝32、34を形成したことにより、構造が簡単でコス
トの上昇を招くことがない。
第4〜7図は、この考案の第2実施例を示すものであ
る。以下の実施例においては、上述の第1実施例と同一
機能を果す箇所には同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、切換えシャフト
8の突出端部8aに4輪駆動用位置溝34のみを形成し
た点にある。即ち、4輪駆動時においてブラケット36
の係合穴42を4輪駆動用位置溝34に係合させるとと
もに(第6図(c)参照)、2輪駆動時においてはブラ
ケット36の内面36aに切換えシャフト8の突出端部
8aの端面8cを係止させるものである(第7図参
照)。
この第2実施例の構成によれば、切換えシャフト8の突
出端部8aに4輪駆動用位置溝34を形成するだけなの
で、加工が容易であるとともに、構成が簡素となり、実
用上有利である。
〔考案の効果〕
以上詳細な説明から明らかなようにこの考案によれば、
本体の外部に移動阻止部材を着脱可能に設けたことによ
り、2輪・4輪駆動の切換え時に潤滑油の漏洩を招くこ
とがない。また、係止部に移動阻止部材を係止させ、切
換えシャフトの2輪駆動位置と4輪駆動位置との間での
軸方向移動を阻止することにより、整備時における切換
えシャフトの2輪駆動位置と4輪駆動位置との位置決め
を確実になし得る。さらに、本体の外部空間に位置させ
て設けた切換えシャフトの一側端縁に係止部を形成した
ことにより、構造が簡単でコストの上昇を招くことがな
い。
このため、潤滑油の漏洩を招くことなく整備等における
切換えシャフトの2輪駆動位置と4輪駆動位置との位置
決めを確実になし得て、構造が簡単でコストの上昇を招
くことがなく、しかも位置決め用ボルトの設置の自由度
を大とし得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案の第1実施例を示し、第1図は切
換え機構の断面図、第2図は切換え機構の一部部品の組
立て図、第3図(a)、(b)は切換えシャフトの一側
端縁に取付けるブラケットの斜視図である。 第4〜7図はこの考案の第2実施例を示し、第4図は切
換え機構の半断面図、第5図は切換え機構の説明図、第
6図(a)はブラケットの斜視図、第6図(b)は切換
えシャフトを突出させた斜視図、第6図(c)は4輪駆
動時の切換え機構の説明図、第7図は2輪駆動時の切換
え機構の説明図である。 第8、9図は従来例を示し、第8図は切換え機構の断面
説明図、第9図は位置決め用ボルトを本体上部に設けた
断面図である。 図において、2は切換え機構、4は本体、6は内部空
間、8は切換えシャフト、10は入力軸、12は入力側
歯車、14は出力軸、16は出力側歯車、18はスリー
ブ、20はフォーク、24は外部空間、32は2輪駆動
用位置溝、34は4輪駆動用位置溝、36はブラケッ
ト、そして42は係合穴である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2輪駆動位置と4輪駆動位置との間で軸方
    向移動可能な切換えシャフトを本体の内部空間に位置さ
    せて設けた2輪・4輪切換え装置において、前記切換え
    シャフトの一側端縁を前記本体の外部空間に位置させて
    設けるとともにこの一側端縁に係止部を形成して設け、
    この係止部に係止され前記切換えシャフトの2輪駆動位
    置と4輪駆動位置との間での軸方向移動を阻止する移動
    阻止部材を前記本体の外部に着脱可能に設けたことを特
    徴とする2輪・4輪切換え装置。
JP1988086750U 1988-06-30 1988-06-30 2輪・4輪切換え装置 Expired - Lifetime JPH0613002Y2 (ja)

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JP1988086750U JPH0613002Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 2輪・4輪切換え装置

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JPH028627U JPH028627U (ja) 1990-01-19
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JPH084227Y2 (ja) * 1992-12-28 1996-02-07 助松 岩下 圧接機

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JPH028627U (ja) 1990-01-19

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