JPH084227Y2 - 圧接機 - Google Patents

圧接機

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JPH084227Y2
JPH084227Y2 JP1992089358U JP8935892U JPH084227Y2 JP H084227 Y2 JPH084227 Y2 JP H084227Y2 JP 1992089358 U JP1992089358 U JP 1992089358U JP 8935892 U JP8935892 U JP 8935892U JP H084227 Y2 JPH084227 Y2 JP H084227Y2
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JP
Japan
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guide
reinforcing bar
movable chuck
intermediate portion
welding machine
Prior art date
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JP1992089358U
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JPH079577U (ja
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助松 岩下
和久 岩下
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助松 岩下
和久 岩下
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コンクリート構造物
に用いられる鉄筋などの棒状金属の接合に用いられる圧
接機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート構造物に用いられる
鉄筋など棒状金属を、複数本、その端面同士を互いに連
結接合する圧接機は既によく知られている(実公平1−
8627号など)。
【0003】図4ないし6において、符号101は従来
の圧接機を示す。圧接機101は、一端に案内スリット
102aが穿設された筒体からなる圧接機本体102
と、この圧接機本体102に摺動自在に挿嵌された摺動
子103と、圧接機本体102の他端部に固定された固
定チャック104と、基部105aが摺動子103の一
端に固定され、中間部105bが案内スリット102a
に嵌合され、先端に可動チャック105cが設けられた
可動チャック部材105と、油圧装置106に連結され
る連結部107と、圧接機本体102の内部に設けられ
ていて、摺動子103を所期位置に復帰させるための伸
長性のスプリング109から構成されている。
【0004】可動チャック部材105は、その中間部1
05bを、圧接機本体102の案内スリット102aに
嵌合した状態で、その基部105aが摺動子103に固
定されており、外端部に可動チャック105cが設けら
れている。可動チャック部材105は、その中間部10
5bを案内スリット102aに嵌合した状態で圧接機本
体102の軸方向に移動するようになっている。
【0005】固定チャック104と可動チャック105
cは、それぞれの取付位置が異なるだけで、互いの構造
は同一であるから、可動チャック105cを代表してそ
の構造を説明する。チャックは、U字状の凹部110を
形成する、鉄筋材挾持基準部111と固定ねじ112を
螺合させた対向部113とからなっている。鉄筋材挾持
基準部111の内側面には、鉄筋材を位置決めするため
の位置決め溝114が形成されている。
【0006】以上のような構成の圧接機は、柱筋と称さ
れる垂直方向に延びる鉄筋の圧接固定や、梁筋と称され
る水平方向に延びる鉄筋の圧接固定に用いられる。
【0007】図6は、柱筋の圧接固定作業の状態を示し
ている。まず固定チャック104に、一つの鉄筋材11
8bの端部を挾持させる。つぎに、可動チャック105
cにもう一つの鉄筋材119bの端部を挾持させる。そ
して、第1の鉄筋材118bの端面に第2の鉄筋材11
9bの端面を当接させた状態で、両鉄筋材の接合部をバ
ーナー装置120で加熱しつつ油圧装置106を作動さ
せて、摺動子103を押動して鉄筋材119bを鉄筋材
118bに押圧し鉄筋材119bを鉄筋材118bに圧
接固定する。図6において、符号121は、鉄筋材11
8aに鉄筋材119aを圧接して形成された膨出部、通
称こぶを示し、118c,119cは未圧接の鉄筋材を
それぞれ示している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】従来の圧接機では、可
動チャック部材105の中間部105bが案内スリット
102aとの間にある程度の隙間をもって移動できるよ
うになっている。そのため、第1の鉄筋材118bの端
部に第2の鉄筋材119bの端部を結合させた状態で、
両鉄筋材の接合部をバーナー装置120で加熱しつつ油
圧装置106を作動させて、摺動子103を圧接機本体
102の内部に摺動させながら押動し、可動チャック部
材105を矢印方向に移動させるときに、中間部105
cが案内スリット102aの内部で左右(圧接機本体1
02の円周方向)に揺れながら移動し、可動チャック1
05cの左右に揺れる偏倚量が大きくなる。すなわち、
第1の鉄筋材118bの端部は、固定チャック104
に、第2の鉄筋材119bの端部は可動チャック105
cにそれぞれ挾持させられていており、第2の鉄筋材1
19bは、摺動子103の軸心より中間部105bの長
さ分だけ離れた可動チャック105cに挾持されるの
で、摺動子103のスリットとの間のガタツキが拡大さ
れて可動チャック105cに大きく現れることになる。
したがって、第1の鉄筋材118bの端面に第2の鉄筋
材119bの端面を当接させたとき、両鉄筋材の軸心が
互いに大きくずれた状態で接合されてしまうという問題
点がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案は、対を
なす第1および第2の鉄筋材の各端面を突き合わせて両
鉄筋材を圧接固定する圧接機であって、筒体で構成さ
れ、その一端に軸方向の案内スリットが穿設されている
圧接機本体と、上記圧接機本体の他端部に、上記案内ス
リットと同じ方向に突出して設けられた第1の鉄筋材の
端部を挾持する固定チャックと、上記圧接機本体の内部
に摺動自在に嵌合した摺動子と、上記摺動子に基部が固
定されていて、中間部が上記案内スリットに嵌合し、先
端に第2の鉄筋材の端部を挾持する可動チャックが設け
られている可動チャック部材と、上記案内スリットの幅
より狭く、上記可動チャックの中間部の肉圧より広い間
隔で、上記圧接機本体の案内スリットの両側より、上記
可動チャックの設けられている方向に突出して設けられ
ている一対の案内部材と、上記中間部に穿設されてい
て、上記中間部が第2の鉄筋材の端面を第1の鉄筋材の
端面に当接する方向に移動するのを案内する案内孔と、
上記両案内部材間に上記中間部を挾持させた状態で、上
記案内孔と上記両案内部材とを差し通して上記両案内部
材を連結することにより、上記可動チャックを第2の鉄
筋材の端面に第1の鉄筋材の端面を当接する方向に移動
させる連結部材とを具備する圧接機にある。請求項2の
考案は、上記案内部材が、上記中間部の案内孔を覆う長
さに形成されていることを特徴とする請求項1記載の圧
接機にある。
【0010】
【作用】請求項1記載の考案は、一対の案内部材間に可
動チャック部材の中間部が挾持されながら可動チャック
が第2の鉄筋材の端面に第1の鉄筋材の端面を当接する
方向に移動させられる。請求項2記載の考案は、案内部
材により案内孔が塞がれた状態で、可動チャック部材が
一対の案内部材間を案内されながら移動する。
【0011】
【実施例】本考案の一実施例を図1ないし図2に基づい
て説明する。図1ないし図2において、図4ないし図5
で説明した従来の構成と同じ構成については同一符号を
付してその説明は省略する。
【0012】圧接機本体102の案内スリット102a
の両側には、案内スリット102aを挾むように一対の
案内部材120a,120bが設けられている。この案
内部材120a,120bの間隙Bは案内スリット12
0aの幅方向の間隙Aよりも狭く、可動チャック部材1
05の中間部105bの厚みよりも広く、設定されてお
り、可動チャック部材105の中間部105bが案内ス
リット102aを移動するときに案内部材120a,1
20bに案内され、中間部105の案内スリット102
aの幅方向でのガタツキがなくなる。可動チャック部材
105の中間部105bには、摺動子103の軸心に平
行に案内孔105Aが穿設されている。両案内部材12
0a,120bには、両案内部材120a,120bの
間で可動チャック部材105の中間部105bを挟持し
た状態でボルト200とナット201からなる連結支持
手段が差し通されている。可動チャック部材105は、
両案内部材120a,120bに案内されて移動し、両
鉄筋材が、それらの軸心が互いに一致した状態で接合固
定される。
【0013】本考案の別の実施例を図3に基づいて説明
する。図3において、図1ないし図2で説明した前記実
施例の圧接機と同じ構成については同一符号を付してそ
の説明は省略する。図3に示すように一対の案内部材2
20a,220bを、案内孔105Aを覆うように、摺
動子103の軸心方向に長く構成されている。
【0014】
【考案の効果】請求項1の考案では、可動チャック部材
が案内スリットの幅より狭い間隔で配置されて一対の案
内部材により案内されて第2の鉄筋材の端面を第1の鉄
筋材の端面に当接する方向に正確に移動させられるの
で、結合すべき両鉄筋材をその軸心を一致させた状態で
接合させることができる。請求項2の考案では、一対の
案内部材が案内孔を覆う長さに形成されているので、可
動チャック部材が一対の案内部材間に案内されて第2の
鉄筋材の端面を第1の鉄筋材の端面に当接する方向に移
動するときに、上記案内孔が案内部材により塞がれるの
で、案内孔内に塵埃などの侵入が防止されて、可動チャ
ック部材の移動が妨げられることが無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す圧接機の部分斜視図で
ある。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す圧接機の部分斜視図
である。
【図4】従来の圧接機の斜視図である。
【図5】従来の圧接機の一部破断した正面図である。
【図6】従来の圧接機を用いて柱筋の圧接固定作業を行
っている状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
102 圧接機本体 102a 案内スリット 104 固定チャック 103 摺動子 105 可動チャック部材 105a 基部 105b 中間部 105c 可動チャック 120a,120b,220a,220b 案内部
材 105A 案内孔 200 ボルト 201 ナット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対をなす第1および第2の鉄筋材の各端面
    を突き合わせて両鉄筋材を圧接固定する圧接機であっ
    て、 筒体で構成され、その一端に軸方向の案内スリットが穿
    設されている圧接機本体と、 上記圧接機本体の他端部に、上記案内スリットと同じ方
    向に突出して設けられた第1の鉄筋材の端部を挾持する
    固定チャックと、 上記圧接機本体の内部に摺動自在に嵌合した摺動子と、 上記摺動子に基部が固定されていて、中間部が上記案内
    スリットに嵌合し、先端に第2の鉄筋材の端部を挾持す
    る可動チャックが設けられている可動チャック部材と、 上記案内スリットの幅より狭く、上記可動チャックの中
    間部の肉圧より広い間隔で、上記圧接機本体の案内スリ
    ットの両側より、上記可動チャックの設けられている方
    向に突出して設けられている一対の案内部材と、 上記中間部に穿設されていて、上記中間部が第2の鉄筋
    材の端面を第1の鉄筋材の端面に当接する方向に移動す
    るのを案内する案内孔と、 上記両案内部材間に上記中間部を挾持させた状態で、上
    記案内孔と上記両案内部材とを差し通して設けられ、上
    記両案内部材を連結することにより上記可動チャックを
    第1の鉄筋材の端面が第2の鉄筋材の端面に当接する方
    向に移動させる連結部材とを具備する圧接機。
  2. 【請求項2】上記案内部材が、上記中間部の案内孔を覆
    う長さに形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の圧接機。
JP1992089358U 1992-12-28 1992-12-28 圧接機 Expired - Lifetime JPH084227Y2 (ja)

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JPH079577U JPH079577U (ja) 1995-02-10
JPH084227Y2 true JPH084227Y2 (ja) 1996-02-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5302249B2 (ja) * 2010-03-16 2013-10-02 東海ガス圧接株式会社 鉄筋のガス圧接器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60171681U (ja) * 1984-04-24 1985-11-14 岩下 助松 圧接機
JPH0613002Y2 (ja) * 1988-06-30 1994-04-06 スズキ株式会社 2輪・4輪切換え装置

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JPH079577U (ja) 1995-02-10

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