JPH10100322A - 化粧板 - Google Patents
化粧板Info
- Publication number
- JPH10100322A JPH10100322A JP29431996A JP29431996A JPH10100322A JP H10100322 A JPH10100322 A JP H10100322A JP 29431996 A JP29431996 A JP 29431996A JP 29431996 A JP29431996 A JP 29431996A JP H10100322 A JPH10100322 A JP H10100322A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- core material
- substrate
- article
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】シート状物の接着不良、接着剥がれの少ない化
粧板を提供する。 【構成】芯材の表裏面にミデイアムデンシテイフアイバ
ーボード（ＭＤＦ）を接着してなる基板の全周面にシー
ト状物を貼着して被覆形成してなる化粧板である。
粧板を提供する。 【構成】芯材の表裏面にミデイアムデンシテイフアイバ
ーボード（ＭＤＦ）を接着してなる基板の全周面にシー
ト状物を貼着して被覆形成してなる化粧板である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は化粧板に関し、詳しく
は、クロゼット扉、玄関収納製品、ドア製品に代表され
るような各種模様、色彩或いは、形状を表面に施した化
粧板に関する。
は、クロゼット扉、玄関収納製品、ドア製品に代表され
るような各種模様、色彩或いは、形状を表面に施した化
粧板に関する。
【０００２】
【従来技術】従来、化粧板については、パーチクルボー
ド、各種木材の集成材を所定の形状、構造に形成した芯
材の表裏面にプリント処理したベニヤ板を接着した基板
の側面部をサグリ、ボーリング等機械加工処理をし、こ
の部分に各種シート状物を貼着して被覆形成した製品が
知られている。
ド、各種木材の集成材を所定の形状、構造に形成した芯
材の表裏面にプリント処理したベニヤ板を接着した基板
の側面部をサグリ、ボーリング等機械加工処理をし、こ
の部分に各種シート状物を貼着して被覆形成した製品が
知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の化粧板は、化粧
板の一部分例えば、側面部にシート状物を貼着して形成
しているが、木口面の表面粗さが大きい為に、木口面へ
の充着が難しく、その部分からのシート状物が剥がれた
り或いはその部分から水分や湿分が侵入し、所謂、”接
着離れ”現象を招来する欠点がある。
板の一部分例えば、側面部にシート状物を貼着して形成
しているが、木口面の表面粗さが大きい為に、木口面へ
の充着が難しく、その部分からのシート状物が剥がれた
り或いはその部分から水分や湿分が侵入し、所謂、”接
着離れ”現象を招来する欠点がある。
【０００４】本発明は、上記の従来技術の欠点を解消す
るために提案されたものであって、シート状物の接着不
良、接着剥がれの少い化粧板を提供することを目的とす
る。
るために提案されたものであって、シート状物の接着不
良、接着剥がれの少い化粧板を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、芯材の表裏面
に、ミデイアムデンシテイフアイバーボード（ＭＤＦ）
を接着してなる基板の全周面にシート状物を貼着して被
覆形成してなることを特徴とする化粧板である。以下、
本発明の内容を詳細に説明する。
に、ミデイアムデンシテイフアイバーボード（ＭＤＦ）
を接着してなる基板の全周面にシート状物を貼着して被
覆形成してなることを特徴とする化粧板である。以下、
本発明の内容を詳細に説明する。
【０００６】本発明による化粧板の層構成は、芯材、Ｍ
ＤＦ及びシート状物からなる。第１図は、本発明による
化粧板の横断面図を示す。芯材５の表裏面には接着材を
介してＭＤＦが接着構成されている。ここで、芯材とし
ては、パーチクルボードや集成木材を用い、任意の大き
さの部材を枠組にしたものを使用する。芯材の形状は、
梯子状、或いは格子状の矩形体である。接着材として
は、酢酸ビニールをベースとしたものや、エチレン−酢
酸ビニール樹脂共重合体（ＥＶＡ樹脂）が挙げられる。
ＭＤＦは、市販品でよく特別に限定する必要はない。
ＤＦ及びシート状物からなる。第１図は、本発明による
化粧板の横断面図を示す。芯材５の表裏面には接着材を
介してＭＤＦが接着構成されている。ここで、芯材とし
ては、パーチクルボードや集成木材を用い、任意の大き
さの部材を枠組にしたものを使用する。芯材の形状は、
梯子状、或いは格子状の矩形体である。接着材として
は、酢酸ビニールをベースとしたものや、エチレン−酢
酸ビニール樹脂共重合体（ＥＶＡ樹脂）が挙げられる。
ＭＤＦは、市販品でよく特別に限定する必要はない。
【０００７】第２図に示す枠組工程６で任意の形状、構
造に形成された芯材５とＭＤＦ３、３’は、前記接着材
（ｂ）４、４’によって接着され、これらは、第２図に
示す接着工程７で行なわれ、その後プレス機で圧着され
る。
造に形成された芯材５とＭＤＦ３、３’は、前記接着材
（ｂ）４、４’によって接着され、これらは、第２図に
示す接着工程７で行なわれ、その後プレス機で圧着され
る。
【０００８】次に、芯材５及びＭＤＦ３、３’からなる
基板は、任意の模様、色彩或いは形状に化粧される。基
板は、製品によっては、機械加工工程８のモルダー、Ｎ
Ｃルータ等で機械加工処理がなされる。次に、貼着工程
９で基板の全周面は、シート状物で接着被覆される。シ
ート状物１．１’は、厚さ、０．０７５〜１０ｍｍ程度
の塩化ビニール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン
樹脂等の合成樹脂シートや化粧紙、織物等の単体又はそ
れらの複合されたシート状物が使用可能である。貼着工
程９では、ラッピング機械を主体とした装置で貼着操作
は行なうが、接着材（ａ）２．２’としては、エチレン
−酢酸ビニール共重合体（ＥＶＡ樹脂）のようなホット
メルト接着剤が適している。又、接着材（ｂ）として
は、酢酸ビニールエマルジョンを主体としたものが使用
できる。次いで、仕上工程１０で製品化される。
基板は、任意の模様、色彩或いは形状に化粧される。基
板は、製品によっては、機械加工工程８のモルダー、Ｎ
Ｃルータ等で機械加工処理がなされる。次に、貼着工程
９で基板の全周面は、シート状物で接着被覆される。シ
ート状物１．１’は、厚さ、０．０７５〜１０ｍｍ程度
の塩化ビニール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン
樹脂等の合成樹脂シートや化粧紙、織物等の単体又はそ
れらの複合されたシート状物が使用可能である。貼着工
程９では、ラッピング機械を主体とした装置で貼着操作
は行なうが、接着材（ａ）２．２’としては、エチレン
−酢酸ビニール共重合体（ＥＶＡ樹脂）のようなホット
メルト接着剤が適している。又、接着材（ｂ）として
は、酢酸ビニールエマルジョンを主体としたものが使用
できる。次いで、仕上工程１０で製品化される。
【０００９】
【実施例】パーチクルボード（段谷産業（株）製）で作
成した芯材枠、ＭＤＦ（レイクパイン社製）を第３図に
示すラッピング装置（丸仲（株）製ＭＡＲＮＡＫ ＰＬ
４５０ＣＥ）により化粧板を製造した。第３図に示すよ
うに、ＰＥＰ（段谷産業（株）製、厚み３ｍｍ）を巻取
機から連続して供給し、と同時に接着材タンク１２か
ら、酢酸ビニール（中央理化（株）製 ＢＡ−１５タイ
プ）を前記ＰＥＰ裏面に供給し、加熱機１４を通して乾
燥した。一方、芯材枠の表裏面にＭＤＦを接着した基板
１６を接着機へ供給し、ＭＤＦ面にＰＥＰを供給し、そ
の後、プレス工程１８で圧着し、接着被覆した。得られ
た化粧板の物性測定の結果を第１表に示す。尚、剥離強
度の測定は、ＪＩＳ−Ａ−５９０６に準じて測定した。
又、表面粗さの測定には、光切断法を用いた。 尚、比較の為に、ベニヤ板を用いたこと以外は、実施例
と同様に試験した結果を同表に併記した。
成した芯材枠、ＭＤＦ（レイクパイン社製）を第３図に
示すラッピング装置（丸仲（株）製ＭＡＲＮＡＫ ＰＬ
４５０ＣＥ）により化粧板を製造した。第３図に示すよ
うに、ＰＥＰ（段谷産業（株）製、厚み３ｍｍ）を巻取
機から連続して供給し、と同時に接着材タンク１２か
ら、酢酸ビニール（中央理化（株）製 ＢＡ−１５タイ
プ）を前記ＰＥＰ裏面に供給し、加熱機１４を通して乾
燥した。一方、芯材枠の表裏面にＭＤＦを接着した基板
１６を接着機へ供給し、ＭＤＦ面にＰＥＰを供給し、そ
の後、プレス工程１８で圧着し、接着被覆した。得られ
た化粧板の物性測定の結果を第１表に示す。尚、剥離強
度の測定は、ＪＩＳ−Ａ−５９０６に準じて測定した。
又、表面粗さの測定には、光切断法を用いた。 尚、比較の為に、ベニヤ板を用いたこと以外は、実施例
と同様に試験した結果を同表に併記した。
【００１０】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来の
ように、芯材の表裏面のベニヤ板を貼着する必要もな
く、その為にベニヤ板の水分含水率の調整が不要であ
る。又、ＭＤＦ材木口面の表面粗さが小さい為に、シー
ト状物との接着が良好であり、従来の様に、側面の継ぎ
目からの湿分の侵入、浸透が少く、耐久性に優れてい
る。
ように、芯材の表裏面のベニヤ板を貼着する必要もな
く、その為にベニヤ板の水分含水率の調整が不要であ
る。又、ＭＤＦ材木口面の表面粗さが小さい為に、シー
ト状物との接着が良好であり、従来の様に、側面の継ぎ
目からの湿分の侵入、浸透が少く、耐久性に優れてい
る。
【第１図】 本発明による化粧板の横断面図である。
【第２図】 本発明による化粧板の製造工程図であ
る。
る。
【第３図】 本発明による化粧板の製造例の概略図で
ある。
ある。
１ シート状物 １’ シート状物 ２ 接着材（ａ） ２’ 接着材（ａ） ３ ＭＤＦ ３’ ＭＤＦ ４ 接着材（ｂ） ４’ 接着材（ｂ） ５ 芯材 ６ 枠組工程 ７ 接着工程 ８ 機械加工工程 ９ 貼着工程 １０ 仕上工程 １１ シート供給機 １２ 接着材タンク １３ 接着材供給機 １４ 乾燥機 １５ 粘着シート １６ 基板 １７ シート接着機 １８ 圧着被覆機 １９ 製品化粧板
Claims (1)
- 【請求項１】 芯材の表裏面にミデイアムデンシテイフ
アイバーボード（ＭＤＦ）を接着してなる基板の全周面
にシート状物を貼着して被覆形成してなることを特徴と
する化粧板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29431996A JPH10100322A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29431996A JPH10100322A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 化粧板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10100322A true JPH10100322A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17806163
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29431996A Pending JPH10100322A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10100322A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112248598A (zh) * | 2020-11-02 | 2021-01-22 | 安徽火峰电气有限公司 | 一种防凝露调湿片 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP29431996A patent/JPH10100322A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112248598A (zh) * | 2020-11-02 | 2021-01-22 | 安徽火峰电气有限公司 | 一种防凝露调湿片 |
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