JPH10100183A - 発泡成形機の用役配管の連結装置 - Google Patents

発泡成形機の用役配管の連結装置

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JPH10100183A
JPH10100183A JP8262975A JP26297596A JPH10100183A JP H10100183 A JPH10100183 A JP H10100183A JP 8262975 A JP8262975 A JP 8262975A JP 26297596 A JP26297596 A JP 26297596A JP H10100183 A JPH10100183 A JP H10100183A
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foam molding
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Toshio Kasukami
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
    • F16L21/02Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings
    • F16L21/04Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings in which sealing rings are compressed by axially-movable members

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Abstract

(57)【要約】 【課題】用役配管の内径の拡張しながら装置全体の大型
化を回避するとともに、連結操作を簡単にして大容量の
スチームを金型内に供給する。 【解決手段】チャンバに連通した連結口7に連結するた
めの可動パイプ4は、固定ボディ5に嵌挿され、左側端
部を連結口7の周縁部71に密着させるための押圧部4
1とするとともに、前記可動パイプ4の中間にはリング
状突起42とその前後にシリンダ室51、52が形成さ
れていて、この一方のシリンダ室52に圧縮空気を導入
して前記可動パイプを左方向に移動させることにより、
押圧部41を前記周縁部71に押圧して密着させて、用
役の供給、排出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡ポリスチレン
樹脂などからなる断熱性の箱、容器あるいは建設資材な
どを成形する発泡成形機に供給される、スチーム、圧縮
エア、冷却水または減圧処理のための排気あるいはドレ
ンの排出などの用役に供する配管の連結装置に関するも
のであって、特に、大容量のスチームを発泡成形機に供
給するに好適な用役配管の連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願発明の背景となる発泡成形機の1概
要を説明すると、発泡成形時の金型装置の配置は、図4
に示すように、発泡体が充填成形されるキャビティ1を
形成するよう、雄型となる凸型インサイド2と雌型とな
る凹型インサイド3が対向配置されるとともに、凹型イ
ンサイド3は固定され移動できないが、凸型インサイド
2は、図4のように凹型インサイド3内に密着した状態
から水平に移動(図4では右方向へ)し、成形された発
泡体を取り出すことができるよう移動可能に配置されて
いる。そして、これらインサイド2、3の裏側には、フ
レーム22、32と裏板21、31が設けられ、用役が
供給されるチャンバ23、33が形成されている。さら
に、この事例では、フレーム22、32の上部には、用
役供給口24、34が、下部には、ドレン排出口25、
35が配設されている。
【0003】このような発泡成形機において、キャビテ
ィ1内への予備発泡原料粒子の充填、装置内の減圧、加
熱スチームの供給、発泡処理、冷却水の供給、金型の開
盤、等の手順で操作され、所定の発泡ポリスチレン樹脂
などからなる容器など発泡成形体が生産される。ここに
おいて、減圧処理時の空気の排出、加熱スチームの供
給、または冷却水の供給などは、前記用役供給口24、
34に連結されたフレキシブルパイプ、ゴム製パイプな
ど可撓性用役配管を通じて排出または供給されるのを通
例としている。
【0004】これら用役配管の用役供給口24、34へ
の連結には、カムロックによる連結機構があるが、この
連結機構を改良したものとして特開平5−169553
号が提案されている。これによると、金型側から突設し
た連結管に、用役配管の先端側に設けられた前進後退で
きるL字状クランプ金具を引っ掛けて、連結管と用役配
管の先端とを密着連結するものであるが、用役配管の内
径、例えば50mm径に対して、クランプ金具を前進後
退させるためのスプリング装置や摺動管体が取り付けら
れているため、連結装置全体の大きさが外径約170m
m内外に達するなど大型となる設計であった。
【0005】一方、これら発泡成形機の動作原理は、金
型内に収容した所定量の予備発泡粒子の加熱流体、例え
ば加熱スチームを流通させて予備発泡粒子を加熱し、軟
化させると同時に封入ガスにより発泡させ膨張させて金
型内に充満させ、かつ目的に応じた強度が得られるよう
粒子相互を適度に融着させるところにある。そこで、成
形サイクルを短縮して生産性を向上させるためには、多
量の加熱スチームを供給する必要が判明した。そのため
に、用役配管を従来の50mm内径クラスを100mm
内径クラスに拡大する必要に迫られた。
【0006】ところが、前記した可撓性用役配管の場合
は、径が拡大するのに従い連結作業の困難性は格段に増
大するうえ、屈曲半径も大きく嵩張るようになり成形機
全体も大型化する問題が生じた。また、前記した用役配
管の連結手段では、連結装置自体がさらに大型化すると
いう問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、用役配管の内
径を拡張しながら大型化の回避を図るとともに、連結操
作を簡単なものにして比較的大容量のスチームを金型内
に供給することが可能となる発泡成形機の用役配管の連
結装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、固定ボデ
ィに進退動自在に嵌挿され、一端を用役の供給源または
排出先側とするとともに、他端を金型装置内のチャンバ
に連通した連結口の周縁部に押圧する押圧部として用役
の供給、排出を可能とした可動パイプを備えたことを特
徴とする発泡成形機の用役配管の連結装置、により解決
することができる。
【0009】また、本発明は、前記可動パイプにリング
状突起を設けるとともに、その前後の可動パイプと固定
ボディとの間にシリンダ室を設けて、一方のシリンダ室
に加圧流体を導入し、前記リング状突起を一方から押圧
することにより、前記可動パイプを進退動自在にした構
造に、具体化することができる。
【0010】さらに、前記の各構造の用役配管の連結装
置は、以下の態様に好ましく具体化することもできる。
固定配管の先端に連設されたハウジングに嵌挿され、か
つ気密状態で摺動可能に配設されたインナーパイプのハ
ウジング側の露出端を前記発泡成形機の用役配管の連結
装置の用役の供給源または排出先側に連続させて、前記
固定配管の他端から用役の供給または排出を可能とした
発泡成形機の用役配管の連結装置。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図1、2を用いて本発明の
実施形態1を説明する。図1は、その中心線の上下に対
称に表れる要部断面の下半分の記載を省略した図であ
る。この実施形態1では、金型装置内のチャンバ(図示
せず)に連通した連結口7に連結するための可動パイプ
4は、前記金型装置を載荷する躯体構造材(図2、符号
36)に固定して取り付けられた固定ボディ5に嵌挿さ
れ、図1において右側端部を用役の供給源または排出先
側とし、固定ボディ5に連設された用役配管6に連通し
ている。一方、可動パイプ4の左側端部には前記チャン
バに連通した連結口7の周縁部71に押圧して密着する
押圧部41を形成し、この可動パイプ4を通じて用役の
供給、排出を可能としている。
【0012】そして、この実施形態では、可動パイプ4
は、次に説明するような手段により、前記固定ボディ5
に進退動自在に嵌挿されている点に特徴がある。すなわ
ち、前記可動パイプ4の中間周面にはリング状突起42
(図1では2本)が設けられており、その前後の可動パ
イプ4と固定ボディ5との間にシリンダ室51、52が
形成されおり、例えば一方のシリンダ室52に加圧流
体、例えば2kg/cm 2 程度の圧縮空気を導入すれ
ば、前記リング状突起42を図において右から左方向に
押圧することにより、前記可動パイプを左方向に移動さ
せることができる。このようにして、左端の押圧部41
をチャンバに連通した連結口7の周縁部71に押圧して
密着させて、用役の供給、排出を確実に行うことができ
る。
【0013】この実施形態では、可動パイプ4を進退動
自在にする手段として、リング状突起42とシリンダ室
51、52からなるピストン式駆動方式が用いられてい
るが、本発明ではこの方式に限られるものではなく、固
定ボディ5に嵌挿された可動パイプを進退動自在にする
他の手段、例えば、可動パイプと固定ボディとの間にネ
ジ噛み合わせ要素を介在させ、可動パイプを回動させて
進退動させることも可能である。
【0014】なお、図1において、シリンダ室51、5
2には、駆動用の加圧流体の供給口51a、52aがそ
れぞれに設けられ、また可動パイプ4と固定ボディ5と
の間には、Oリング43が、またダストワイパ53、オ
イルレスメタル54が可動パイプ4の円滑な進退動を維
持するために配設されている。また、この実施形態で
は、可動パイプ4の先端の押圧部41にはOリング41
aを、さらに2本のリング状突起42の間にはピストン
パッキン44を配設した形態に具体化されている。
【0015】実施形態1の金型側との連結構造を図2に
よって説明する。図2は、図4に同じく発泡成形機の要
部断面略図であり、凸型インサイド2および凹型インサ
イド3とそれぞれにフレーム22、32と裏板21、3
1を組み合わせてなる金型装置が、凸型インサイド2と
凹型インサイド3を開板した状態で示されている。そし
て、上記した実施形態1の用役配管の連結装置は、左側
の固定側フレーム32の上部の垂直面に設けられた連結
口7aに連結して、水平方向に配置された固定ボディ5
および用役配管6によって示されている。
【0016】なお、この固定ボディ5は、金型装置を取
り付けるための駆体構造材36に固定され、また可動パ
イプ4は固定ボディ5内に隠れて図示されず、この実施
形態ではフレーム32の上部連結口7aには、スペーサ
72が取り付けられ、可動パイプ4の先端の押圧部41
と密着するよう設けられている。また、フレーム32の
下部に設けられた連結口7bには、ドレン排出を目的と
した前記と同じ構造の用役配管の連結装置が取り付けら
れ、上部連結口7aの場合と同じく駆体構造材36に固
定された固定ボディ5および用役配管6によって示され
ている。
【0017】本発明の用役配管の連結装置は、以上説明
したように、可動パイプの押圧部41を押圧して連結口
7との連結状態を維持するよう構成されているので、連
結操作が極めて簡単になるとともに、用役の漏洩がない
などの利点の他、外部に大きく張り出すL字状クランプ
金具は不要となるので、用役配管の内径を拡張しながら
大型化を回避できるという利点が得られた。
【0018】上記の実施形態1によれば、可動パイプの
内径を従来の約2倍に相当する110mmとしても、装
置全体の外径はシリンダ室など駆動手段を含めても、従
来の内径50mmクラスの場合と同様の175mm程度
に抑えることが可能となった。すなわち、外径サイズを
大きくすることなく、用役供給能力を4倍に向上できる
ことになるのである。
【0019】本発明においては、図1に示すような態様
のほか、その構成を図3に示す実施形態2に具体化する
こともできる。図3は、図1同様に中心線の上下に対称
に表れる要部断面の下半分の記載を省略した図であり、
前記した発泡成形機の用役配管の連結装置の用役の供給
源または排出先側と連結され得る伸縮自在な構造のイン
ナーパイプを備えた用役配管の構造を示す。
【0020】ここでインナーパイプ8は、固定配管91
の先端に連設されたハウジング9に嵌挿され、かつ気密
状態で摺動可能に配設されていて、そのハウジング9側
のインナーパイプ8の露出端は前記発泡成形機の用役配
管の連結装置の用役配管6に連続させている。そして、
固定配管91の他端には、この装置全体を支承する手段
の一つとしての取付用フランジ92が設けられている。
なお、インナーパイプ8とハウジング9との間には、ダ
ストシール93、95、オムニシール94、オイルレス
メタル96等がインナーパイプ8の円滑な摺動動作のた
めに配設されている。
【0021】この実施形態2においては、前記実施形態
1として説明した連結装置の供給源または排出先側に連
続させているので、前記取付用フランジ92方向から供
給される用役は、固定配管91、インナーパイプ8を経
由して用役配管6から可動パイプ4を通じて金型装置内
に導入される。
【0022】この実施形態2の金型装置への連結構造を
図2により説明すると、図2の右側に示される移動側金
型装置のフレーム22の上部連絡口7aには、固定側構
造材26に取り付けられた固定ボディ5が臨ませられ、
可動パイプ4の押圧部41(隠れていて図示されていな
い)が連結可能に配設されるのは、既に説明した固定側
金型装置の場合と同様である。
【0023】この実施形態2では、固定ボディ5に連設
される用役配管6を兼ねるインナーパイプ8が取り付け
られていて、このインナーパイプ8は、上記説明の通り
ハウジング9に嵌挿され、かつ気密状態で摺動可能に配
設されているから、移動側金型装置が前後に移動しても
インナーパイプ8は気密状態を維持したまま伸縮自在に
追従するので、フレキシブルパイプを用いた場合のよう
に嵩張ることなくコンパクトに取り付けられたままで、
上記したように供給源から用役を支障無く供給できるの
である。
【0024】なお、上記の説明では、インナーパイプ8
のハウジング9側の露出端は、図1における発泡成形機
の用役配管の連結装置の用役配管6に連続させている
が、用役配管6に代えて可動パイプ4の末端部に直接に
連続させてもよい。いずれの場合でも、インナーパイプ
8は、移動側金型装置や可動パイプの移動方向には伸縮
可能に設定されているのでそれらの運動には支障が生じ
ない。また、本発明に用いられる前記インナパイプは、
公称3/4〜8インチまでの口径を有するものに応用で
きるのであるが、特に、口径4インチ以上の場合にコン
パクトな連結装置を構成するうえから効果的である。
【0025】また、本発明の上記の実施形態2は、図3
に示すように、用役の逆流を阻止するための空気を固定
配管91内に供給する目的で、前記ハウジング9には空
気供給口97を設ける形態に具体化することができる。
この場合、対象となる用役の圧力以上に保持された空気
をこの空気供給口97から圧入することにより、ハウジ
ング9内面とインナーパイプ8外面の間に設けられたオ
ムニシール94、ダストシール95などが仮に老化した
としても、固定配管91内の用役の漏洩が効果的に阻止
できるのである。さらに、前記供給空気を固定配管91
内に送気するために、前記シール類94、95に置換し
て、内面に送気用螺旋状溝が設けられている摺動メタル
を配設しておけば、インナーパイプ8の前進後退をより
円滑にするとともに、用役の漏洩も確実に阻止できる利
点がある。
【0026】
【発明の効果】本発明の発泡成形機の用役配管の連結装
置は、以上に説明したように構成されているので、進退
動自在な可動パイプにより用役の接続、離脱が簡単に行
えるから金型交換作業が迅速化されるとともに、用役の
漏洩のおそれのない確実な連結状態を確保することがで
きる。また、移動側の金型装置に適用して、伸縮自在で
コンパクトな連結装置が実現できるという優れた効果が
ある。よって本発明は従来の問題点を解消した発泡成形
機の用役配管の連結装置として、その工業的価値が極め
て大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す下半分を省略した要
部断面図。
【図2】本発明の実施形態1の連結構造を示す発泡成形
機の要部断面略図。
【図3】本発明の実施形態2を示す下半分を省略した要
部断面図。
【図4】従来の発泡成形機の要部断面略図。
【符号の説明】
1、23、33 チャンバ 4 可動パイプ 5 固定ボディ 6 用役配管 7 連結口 8 インナーパイプ 9 ハウジング 41 押圧部 42 リング状突起 51、52 シリンダ室 71 縁部 91 固定配管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定ボディに進退動自在に嵌挿され、一端
    を用役の供給源または排出先側とするとともに、他端を
    金型装置内のチャンバに連通した連結口の周縁部に押圧
    する押圧部として用役の供給、排出を可能とした可動パ
    イプを備えたことを特徴とする発泡成形機の用役配管の
    連結装置。
  2. 【請求項2】前記可動パイプにリング状突起を設けると
    ともに、その前後の可動パイプと固定ボディとの間にシ
    リンダ室を設けて、一方のシリンダ室に加圧流体を導入
    し、前記リング状突起を一方から押圧することにより、
    前記可動パイプを進退動自在にした請求項1記載の発泡
    成形機の用役配管の連結装置。
  3. 【請求項3】 固定配管の先端に連設されたハウジング
    に嵌挿され、かつ気密状態で摺動可能に配設されたイン
    ナーパイプのハウジング側の露出端を請求項1または2
    記載の発泡成形機の用役配管の連結装置の用役の供給源
    または排出先側に連続させて、前記固定配管の他端から
    用役の供給または排出を可能とした発泡成形機の用役配
    管の連結装置。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングには空気供給口を設け
    て、用役の漏洩を阻止するための空気を摺動面を通じて
    前記固定配管内に供給可能とした請求項3に記載の発泡
    成形機の用役配管の連結装置。
  5. 【請求項5】 前記インナパイプが公称3/4〜8イン
    チまでの口径を有するものである請求項3に記載の発泡
    成形機の用役配管の連結装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013202879A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Sekisui Kaseihin Yamaguchi:Kk 成形装置

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