JP2002187154A - 発泡成形用金型装置 - Google Patents

発泡成形用金型装置

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JP2002187154A
JP2002187154A JP2000385264A JP2000385264A JP2002187154A JP 2002187154 A JP2002187154 A JP 2002187154A JP 2000385264 A JP2000385264 A JP 2000385264A JP 2000385264 A JP2000385264 A JP 2000385264A JP 2002187154 A JP2002187154 A JP 2002187154A
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JP
Japan
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mold
cavity
foam molding
joint
foam
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JP2000385264A
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Iwao Nohara
岩男 野原
Shigeki Yoshimura
茂樹 吉村
Kiyotaka Ida
清孝 井田
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OSAKA FIBRE INDUSTRY
Daisen Industry Co Ltd
Original Assignee
OSAKA FIBRE INDUSTRY
Daisen Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表側部材および裏側部材の厚さに関係なく、キ
ャビティの気密性が維持できる構造の発泡成形用金型装
置。 【解決手段】 発泡成形体が成形されるキャビティ11
を形成し、表側部材12を添付する移動側の金型21
と、裏側部材13を添付する固定側の金型22は、その
外周部分が移動フレーム41と固定フレーム42に包囲
された状態で取り付けられている。そして前記移動フレ
ーム41、固定フレーム42間の合わせ目4aの全周に
沿って弾性シール体を組み込んだ封止部4bを連接し、
また前記金型21、22間の合わせ目2aの全周に沿っ
て、同じく弾性シール体を組み込んだ封止部2bを連接
し、これら封止手段によって、前記キャビティ11と外
部とを隔離できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコンのドレン
パン部材や自動車用ダッシュボードなどのような、表皮
部材と裏側基材とを発泡部材を介して複合成形体に一体
成形するための発泡成形装置に用いられる発泡成形用金
型の新規な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人は、先に特願2000−
24123号として、前記目的の複合成形体の発泡成形
装置を提案している。この発泡成形装置について、図2
を用いて概説すると、表側部材12と裏側部材13とを
発泡成形体を介して一体化して発泡複合成形体を成形す
るための発泡成形用金型装置において、発泡成形体が成
形されるキャビティ11を形成する型閉め、型開き可能
な1組の金型の一方の金型を表側部材12を添付する金
型21とし、他方の金型を裏側部材13を添付する金型
22とし、その裏側部材側の金型22には、発泡性樹脂
からなる原料ビーズを送入する充填器23を配設すると
ともに、複数の用役ノズル3を、前記キャビティ11に
開口させたノズル開口31にそれぞれ配置している。
【0003】この事例では、用役ノズル3は、3a、3
b、3cの3本、3d、3e、3fの3本の計6本を示
している。そして、それらの用役ノズル3は、排気、加
熱スチーム、加圧エア、真空、冷却水またはドレンなど
1種以上の用役が供給可能な供給装置およびその制御装
置などを含む用役供給装置(図示せず)に接続されてい
る。この用役ノズル3を通じて、キャビティ11内にそ
れらの用役を供給して、キャビティ内に原料ビーズを充
填したり、充填した原料ビーズを加熱、融着して一体化
させるなどの発泡成形操作が行われるのである。
【0004】そして、このような金型21、22からな
る金型装置の場合、型閉めされたときには、表側部材1
2の外周端部12aと裏側部材13の端部13aとは密
接され、キャビティ11が十分に気密な状態に保持され
る必要があったが、表側部材12および裏側部材13の
厚さは、製品によって個々まちまちであり、相当なばら
つきもあって、前記気密性を十分に確保しにくいという
問題があった。このため、発泡成形時の圧力調整が困難
になったり、加熱スチームが漏れて温度調節が不十分に
なるなどの不具合の原因となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、前記した部材
構成の発泡成形体を製造するための金型装置において、
表側部材および裏側部材の厚さに関係なく、キャビティ
の気密性が維持できる構造の発泡成形用金型装置を提供
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、固定フレ
ームと移動フレームに包囲された上体で取り付けられ
た、開閉自在な一対の金型間に形成されるキャビティお
いて、表側部材と裏側部材とを発泡成形体を介して複合
成形体に一体成形するようにした発泡成形用金型装置で
あって、前記フレーム間の合わせ目および前記金型間の
合わせ目のいずれか一方の合わせ目に沿って封止手段を
連設し、前記キャビティと外部とを隔離可能としたこと
を特徴とする本発明の発泡成形用金型装置によって、解
決することができる。
【0007】また、本発明は、前記フレーム間の合わせ
目および前記金型間の合わせ目の双方の合わせ目に沿っ
て封止手段を連設し、前記キャビティと外部とを隔離可
能とした形態の前記発泡成形用金型装置として好ましく
具体化でき、さらには、排気、加熱スチーム、加圧エ
ア、真空、冷却水またはドレンなど1種以上の用役が供
給可能な複数本の用役ノズルを、前記金型の外面に配設
した形態の発泡成形用金型装置として具体化され得る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の発泡成形用金型装
置に係る実施形態について、本発明の金型装置の縦断面
を例示する図1を参照しながら説明する。本発明の金型
装置は、表側部材12と裏側部材13とを、ポリスチレ
ン樹脂あるいはポリオレフィン系樹脂からなる発泡成形
体を介して一体化して発泡複合成形体を成形するための
ものであり、その発泡成形体が成形されるキャビティ1
1を形成する型閉め、型開き可能な1組の金型の一方の
金型を表側部材12を添付する金型21とし、他方の金
型を裏側部材13を添付する金型22とし、その裏側部
材側の金型22には、前記ポリスチレンなどの発泡性樹
脂粒子である原料ビーズを送入する充填器23を配設す
るとともに、複数の用役ノズル3を、前記キャビティ1
1に開口させてそれぞれ配置している構造は前記した装
置と同様である。
【0009】また、本発明では、これら金型21、22
は、その外周部分が移動フレーム41と固定フレーム4
2に包囲された状態で取り付けられ、さらこの移動フレ
ーム41と固定フレーム42は、それぞれ移動ダイプレ
ート51、固定ダイプレート52に固定されている。こ
の固定ダイプレート52は、発泡成形装置本体(図示せ
ず)に固定されているが、移動ダイプレート51の方
は、油圧装置(図示せず)などによって前進後退可能に
配置されている。かくして、前記一対の金型21、22
は、開閉自在に構成され、型締めされたときに金型2
1、22間に発泡成形体が成形されるキャビティ11が
形成されるのである。
【0010】本発明の特徴とするところは、この実施形
態では、前記移動フレーム41、固定フレーム42間の
合わせ目4aの全周に沿って弾性シール体を組み込んだ
封止部4bを連接し、また前記表側部材12および裏側
部材13から離れた、金型21、22間の合わせ目2a
の全周に沿って、同じく弾性シール体を組み込んだ封止
部2bを連接し、これら封止手段によって、金型21、
22が成形操作の際、型締めされた場合には、前記キャ
ビティ11と外部とを気密に隔離できるようにした点に
ある。
【0011】なお、本発明では、前記封止部2b、4b
は、いずれか一方が設けられていれば、キャビティ11
と外部とを隔離できるので、必ずしも両方を並存させる
必要はない。また、前記金型21、22は、その外周部
分を移動フレーム41と固定フレーム42に包囲された
状態でボルト止めなどで取り付けられるのであるが、前
記封止部4bを有効にするには、金型21、22の取付
け部21a、22aにおける気密が保たれる必要がある
ので、この取付け部21a、22aにも同様な封止部2
1b、22bを設けておく必要がある。
【0012】本発明では、前記のように表側部材12や
裏側部材13の配設位置とは離れた位置に設けられる前
記封止部2b、または封止部4bが存在するので、金型
21、22が型閉めされたときには、表側部材12や裏
側部材13の厚さの変化やばらつきあっても、キャビテ
ィの気密性は十分に確保される。従って、従来のような
発泡成形時の圧力洩れや、加熱スチームの洩れが生じな
いのである。
【0013】さらには、本発明では、前記した原料ビー
ズの充填工程、加熱工程、冷却工程において必要な排
気、加熱スチーム、加圧エア、真空、冷却水またはドレ
ンなど1種以上の用役が供給可能な複数本の用役ノズル
を、前記金型22の外面に配設しているので、気密に保
持されるキャビティに充填空気圧力、蒸気加熱圧力、冷
却水圧力、真空冷却・気化圧力などを精度よく調整しな
がら供給、排出できるので、成形サイクルを通じて確実
な圧力管理、温度管理などが可能となる。
【0014】また、本発明は、表皮部材と裏側基材とを
発泡部材を介して3層からなる複合成形体に成形するた
めの発泡成形装置に適用されるだけではなく、表側部材
と発泡成形体との2層からなる複合成形体に一体成形す
るための発泡成形装置にも、前記した各条件、緒元から
裏側基材のみを省いた内容で具体化されるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明の発泡成形用金型装置は、以上説
明したように構成されているので、表側部材および裏側
部材の厚さに関係なく、キャビティの気密性が維持でき
るようになり、このため、発泡成形時の圧力調整や加熱
スチームによる温度調節も確実にでき、製品の歩留まり
を向上させることができるという優れた効果がある。よ
って本発明は、従来の問題点を解消した発泡成形用金型
装置として、工業的価値はきわめて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示す要部断面図。
【図2】本発明のベースとなった発泡成形用金型装置の
要部断面図。
【符号の説明】
11 キャビティ、12 表側部材、13 裏側部材、
2a 合わせ目、2b封止部、21 金型、21a 取
付け部、21b 封止部、22 金型、22a取付け
部、22b 封止部、23 充填器、3用役ノズル、4
a 合わせ目、4b 封止部、41 移動フレーム、4
2 固定フレーム、51 移動ダイプレート、52 固
定ダイプレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井田 清孝 岐阜県中津川市駒場町2番25号 株式会社 ダイセン工業内 Fターム(参考) 4F212 AG03 AG20 AH25 AH33 AJ05 UA01 UB01 UB13 UL06 UL09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定フレームと移動フレームに包囲された
    状態で取り付けられた、開閉自在な一対の金型間に形成
    されるキャビティおいて、表側部材と裏側部材とを発泡
    成形体を介して複合成形体に一体成形するようにした発
    泡成形用金型装置であって、前記フレーム間の合わせ目
    および前記金型間の合わせ目のいずれか一方の合わせ目
    に沿って封止手段を連設し、前記キャビティと外部とを
    隔離可能としたことを特徴とする発泡成形用金型装置。
  2. 【請求項2】前記フレーム間の合わせ目および前記金型
    間の合わせ目の双方の合わせ目に沿って封止手段を連設
    し、前記キャビティと外部とを隔離可能とした請求項1
    に記載の発泡成形用金型装置。
  3. 【請求項3】排気、加熱スチーム、加圧エア、真空、冷
    却水またはドレンなど1種以上の用役が供給可能な複数
    本の用役ノズルを、前記金型の外面に配設した請求項1
    または2に記載の発泡成形用金型装置。
JP2000385264A 2000-03-13 2000-12-19 発泡成形用金型装置 Withdrawn JP2002187154A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221535A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Daisen Co Ltd 発泡成形機およびそれに装着される発泡成形用金型の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221535A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Daisen Co Ltd 発泡成形機およびそれに装着される発泡成形用金型の製造方法

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