JPH0999885A - 電動補助自転車 - Google Patents

電動補助自転車

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Publication number
JPH0999885A
JPH0999885A JP26110695A JP26110695A JPH0999885A JP H0999885 A JPH0999885 A JP H0999885A JP 26110695 A JP26110695 A JP 26110695A JP 26110695 A JP26110695 A JP 26110695A JP H0999885 A JPH0999885 A JP H0999885A
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JP
Japan
Prior art keywords
motor
battery
front wheel
assisted bicycle
controller
Prior art date
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Pending
Application number
JP26110695A
Other languages
English (en)
Inventor
Nozomi Takada
望 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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Publication of JPH0999885A publication Critical patent/JPH0999885A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータとバッテリーとを接続する太い電線が
ハンドル操作の邪魔にならないようにすると共にモータ
とバッテリーのような重量物がハンドル操作に影響を与
えないようにする電動補助自転車を提供する。 【解決手段】 前輪操向部材20と、この前輪操向部材
に回動可能に連結された後フレーム13と、補助動力を
供給するモータ4と、このモータに電源を供給するバッ
テリー9と、前記モータを制御するコントローラ8と、
このコントローラに接続されクランク軸2に連結された
ペダル3の踏力を検出するトルクセンサ7と、走行速度
を検出するスピードセンサとを備えた電動補助自転車に
おいて、前記モータ4とバッテリー9とコントローラ8
とを前記前輪操向部材20に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動補助自転車に関
し、特にハンドル操作を軽快にするための電動補助自転
車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動補助自転車として、EASY
BIKE(イタリアDA PONTE社製)やcit
yblitz(ドイツElite−Diamant社
製)に見られるように、前輪操向部材(前輪ハブ内又は
ハンドル軸)にモータを取付け、後フレームにバッテリ
ーを設けるものが知られている。逆に、前輪側にバッテ
リーを設け、後輪側にモータを設けた電動補助自転車も
公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、モータとバッテリーとを前輪操向部材およ
び後フレームに沿わせた電力用の太い電線で接続して、
バッテリーからモータに電力を供給するようにしたもの
で、その太い電線がハンドルを切り返す際に邪魔になっ
たり、他の部品との接触等により疲労、劣化して断線し
たりする欠点がある。
【0004】さらに、操向軸心の前方、前輪の上部にモ
ータを載せたものでは、それら重量物の重心が操向軸心
から離れているため、ハンドルが振られる欠点がある。
【0005】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされ
たものであって、モータとバッテリーとを接続する太い
電線がハンドル操作の邪魔にならないようにすると共に
モータとバッテリーのような重量物がハンドル操作に影
響を与えないようにする電動補助自転車の提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、前輪操向部材と、この前輪操向部材に
回動可能に連結された後フレームと、補助動力を供給す
るモータと、このモータに電源を供給するバッテリー
と、前記モータを制御するコントローラと、このコント
ローラに接続されクランク軸に連結されたペダルの踏力
を検出するトルクセンサと、走行速度を検出するスピー
ドセンサとを備えた電動補助自転車において、前記モー
タとバッテリーとコントローラとを前記前輪操向部材上
に設けたことを特徴とする電動補助自転車を提供する。
【0007】好ましい実施例においては、前記モータと
バッテリーとを前記前輪操向部材の操向軸心に対し互い
に反対側に配置したことを特徴としている。
【0008】別の好ましい実施例においては、前記モー
タとバッテリーとをそれぞれの重心がハンドルの回転中
心に略一致するように配置したことを特徴としている。
【0009】さらに好ましい実施例においては、前記後
フレームを含むクランク軸側に取付けたセンサからの信
号を前記コントローラに無線送信する手段を設けたこと
を特徴としている。
【0010】
【作用】モータとバッテリーとコントローラとが前輪操
向部材に設けられるため、モータとバッテリーとを接続
する太い電線を前輪操向部材に設ければ良く、前輪操向
部材と後フレームにまたがって設けた従来構造のよう
に、ハンドル操作の邪魔になることもなく、また断線す
ることもない。さらにモータとバッテリーとを前輪操向
部材の操向軸心に対し互いに反対側になるように配置す
れば、重量のバランスがとれ、モータとバッテリーとが
互いのモーメントを打ち消すようになり、ハンドルが振
られることもない。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る電動補助自転車の実施の
一例の概略を示す側面図である。電動補助自転車1は、
クランク軸2に連結されたペダル3の踏力をチェーン5
を介して後輪6に伝え、モータ4の補助動力を前輪11
に伝えることにより、小さな踏力で走ることができるよ
うにした自転車である。
【0012】上記補助動力は、トルクセンサ7からのペ
ダル3の踏力検出信号とスピードセンサ8からの走行速
度検出信号とをコントローラ9に入力し、予め決められ
た補助率に基づいて補助動力を算出し、負荷に応じた電
流をバッテリー10からモータ4に流し、モータ4を所
定回転数で回転させることにより得られる。
【0013】上記トルクセンサ7は、クランク軸2に装
着される。20は前輪操向部材であり、ハンドル14、
ハンドル軸12、フロントフォーク21、ハブプレート
22等、前輪を支持し、かつハンドルとともに操向され
る部材からなる。クランク軸2は、前輪11を回転自在
に支持するハンドル軸12に対し後フレーム13により
連結される。後フレーム13はその前端のヘッドパイプ
30部分でハンドル軸12に対し回転可能に連結され
る。バッテリー10は操向軸心Cの前方でハンドル14
と前輪11との間の部分に装着され、その支持は、ハン
ドル軸12とフロントフォーク21にブラケット23、
24によってなされている。15はハブユニットであ
り、前輪11とともに回転するハブ25とフロントフォ
ーク21に固定されるハブプレート22からなる。モー
タ4はハブ25内の操向軸心Cより後方に収納されハブ
プレート22に支持されている。こうして、バッテリー
10とモータ4は、操向軸心Cに対して互いに反対側に
なるように配置される。ハブ25内でハブプレート22
には、さらにコントローラ9とスピードセンサ8が装着
される。
【0014】このような補助動力機構の配置構成におい
ては、モータ4とバッテリー10とを接続する電力用の
太い電線をハンドル軸12とフロントフォーク21に沿
わせるだけで良く、ハンドル軸に対し回転する後フレー
ム13に沿わせる必要がない。従って、ハンドル14の
切り返しの際、電線が他の部品等に当たって邪魔するよ
うなことがなく、また重量物たるモータ4とバッテリー
10が相互に操向軸心Cの反対側にバランス良く配置さ
れ、そのモーメントが相殺されるため、ハンドル操作が
楽になる。
【0015】なお、上記実施例では、バッテリー10を
ハンドル軸12とフロントフォーク21に装着し、モー
タ4をハブユニット15内に装着したが、両者をハブユ
ニット15内に装着し、あるいは両者をハンドル軸12
またはフロントフォーク21に装着して、両者を操向軸
心Cに対し互いに反対側に配置すれば、上記実施例の効
果と同じ効果が得られる。
【0016】図2は本発明に係る電動補助自転車の他の
実施例の概略を示す側面図である。この例においては、
モータ4とバッテリー10の配置のみが上記実施例と異
なるので、上記実施例と共通する点については説明を省
略する。
【0017】この場合、ハブユニット15に装着された
モータ4と、図3のようにハンドル14の中央部に装着
されたバッテリー10は、それら各重心がハンドル14
の操向軸心Cに略一致するように配置される。これによ
り、ハンドル14の回転モーメントを最小あるいは略ゼ
ロにすることができ、ハンドル14の操作が上記実施例
の場合よりも更に楽になる。
【0018】なお、重量物たるモータ4を前輪11の車
軸より下方に配置すれば、前輪の重心が低くなり、より
安定した走行が可能となる。
【0019】図4は、上記2つの実施例で用いられるセ
ンサ類からの信号を前輪側のハブユニット15内のコン
トローラ9に送信する場合の無線送信手段を説明する図
である。
【0020】電動補助自転車に取付けるセンサとして
は、トルクセンサ、スピートセンサ等があり、本例にお
いては、トルクセンサ7はクランク軸2付近に取付けら
れ、スピードセンサ8は前輪側に取付けられている。無
線送信手段の伝達媒体としては、電磁波、音波、光等が
あるが、ここでは、トルクセンサ7からの信号を電磁波
を利用してコントローラ9に送信する手段について説明
する。
【0021】この無線送信手段は、トルクセンサ7をフ
レーム13に沿わせた信号線16によりフレーム13上
部に取付けた発信コイル17に接続すると共に、コント
ローラ9をフロントフォーク21に沿わせた信号線18
によりハンドル軸12とフロントフォーク21の結合部
付近に取付けられた受信コイル19に接続した構成であ
る。この構成により、トルクセンサ7からのペダル3の
踏力信号を発信コイル17に送り、それを電磁誘導によ
り受信コイル19で受けて、コントローラ9に送信す
る。これによれば、ハンドル軸12と後フレーム13と
の間の信号配線を廃止することができ、引っ掛けや断線
の恐れを無くすことができる。なお、この例において、
トルクセンサ7からの踏力信号の授受可能なハンドル切
れ角範囲を図5のθに示すように、例えば±30゜以内
に限定すれば、ハンドル14をそれ以上大きく切ったと
き、すなわち、狭い道をUターンするなど低速で急旋回
したときに、トルクセンサ7からの信号がコントローラ
9に伝達されなくなるので、補助動力がなくなり、人力
のみによる微妙な踏力調節が可能となる。
【0022】なお、スピードセンサが後フレーム側に取
付けられた場合にも、このセンサの検出信号を上述のよ
うな無線送信手段を用いて伝達できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、モータとバッテリーとコントローラとを前輪操向部
材に設け、重量物たるモータとバッテリーとを前輪操向
軸心に対して互いに反対側に配置したため、バッテリー
とモータとを接続する電力用の太い配線が、ハンドルの
切り返しの邪魔になったり、断線したりすることがなく
なり、また、モータとバッテリーとがハンドルの回転中
心の周囲にバランス良く配置され、操作性・安全性に優
れた電動補助自転車を提供することができる。
【0024】また、本発明において、モータとバッテリ
ーとコントローラとを前輪操向部材に設け、重量物たる
モータとバッテリーとをそれら各重心が前輪操向軸心に
略一致するように配置すれば、ハンドルの回転モーメン
トを最小あるいは略ゼロにすることができ、ハンドルの
操作性を一層向上させることができる。
【0025】さらに、トルクセンサ、スピードセンサ等
のクランク軸付近や後輪等に設けたセンサ類からの信号
を前輪側に設けたコントローラに無線送信すれば、信号
線の引っ掛けや断線の恐れを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電動補助自転車の実施の一例の
概略を示す側面図である。
【図2】 本発明に係る電動補助自転車の他の実施例の
概略を示す側面図である。
【図3】 図2の電動補助自転車のバッテリー部分を正
面から見た図である。
【図4】 本発明に係る電動補助自転車の無線送信手段
を説明する図である。
【図5】 図4の無線送信手段の具体例を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1:電動補助自転車、2:クランク軸、3:ペダル、
4:モータ、7:トルクセンサ、8:スピードセンサ、
9:コントローラ、10:バッテリー、11:前輪、1
2:ハンドル軸、13;後フレーム、14:ハンドル、
17:発信コイル、19:受信コイル、20:前輪操向
部材、21:フロントフォーク、22:ハブプレート、
25:ハブ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪操向部材と、この前輪操向部材に回
    動可能に連結された後フレームと、補助動力を供給する
    モータと、このモータに電源を供給するバッテリーと、
    前記モータを制御するコントローラと、このコントロー
    ラに接続されクランク軸に連結されたペダルの踏力を検
    出するトルクセンサと、走行速度を検出するスピードセ
    ンサとを備えた電動補助自転車において、前記モータと
    バッテリーとコントローラとを前記前輪操向部材上に設
    けたことを特徴とする電動補助自転車。
  2. 【請求項2】 前記モータとバッテリーとを前記前輪操
    向部材の操向軸心に対し互いに反対側に配置したことを
    特徴とする請求項1に記載の電動補助自転車。
  3. 【請求項3】 前記モータとバッテリーとをそれぞれの
    重心がハンドルの回転中心に略一致するように配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動補助自転車。
  4. 【請求項4】 前記後フレームを含むクランク軸側に取
    付けたセンサからの信号を前記コントローラに無線送信
    する手段を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3
    に記載の電動補助自転車。
JP26110695A 1995-10-09 1995-10-09 電動補助自転車 Pending JPH0999885A (ja)

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JP26110695A JPH0999885A (ja) 1995-10-09 1995-10-09 電動補助自転車

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016088374A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 株式会社ブリヂストン 電動補助自転車
CN105799853A (zh) * 2016-03-25 2016-07-27 官木喜 一种电助力四轮车及其助力控制方法
US10967934B2 (en) 2014-12-17 2021-04-06 Williams Advanced Engineering Limited Electric drive wheel hub system for a vehicle and a vehicle incorporating the same

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