JP2001180556A - 電動式自転車およびそのバッテリーの装着構造 - Google Patents

電動式自転車およびそのバッテリーの装着構造

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JP2001180556A
JP2001180556A JP36227699A JP36227699A JP2001180556A JP 2001180556 A JP2001180556 A JP 2001180556A JP 36227699 A JP36227699 A JP 36227699A JP 36227699 A JP36227699 A JP 36227699A JP 2001180556 A JP2001180556 A JP 2001180556A
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裕二 福岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見た目を普通の自転車と同じようにして、
「重そうな電動式自転車である」というイメージを払拭
すると共に、実際に重量を軽くし、さらにバッテリー本
体を電動式自転車に装着し易くすると共に、バッテリー
本体を電動式自転車に装着している状態でも電動式自転
車の清掃等のメンテナンスを容易に行うことができる電
動式自転車およびそのバッテリーの装着構造を提供する
こと。 【解決手段】 シートパイプ15の長手方向に沿わせる
ようにして設けるバッテリーユニット20を、シートパ
イプ15の上端部近傍に連結されるシートステイ17の
一端171よりも低位置に装着させると共に、2本のシ
ートステイ17および後輪ドロヨケ19のいずれからも
離間させた電動式自転車およびそのバッテリーの装着構
造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動式自転車および
そのバッテリーの装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動式自転車のバッテリーの取付
構造としては、特開平9−226653号公報に記載さ
れているような、バッテリーベースをダウンチューブに
沿って固定し、このバッテリーケースにバッテリー本体
の下端を取り付け、この下端を揺動中心としてバッテリ
ー本体を下方向に揺動させてバッテリーケースにバッテ
リー本体を装着する構造、特開平10−109680号
公報の図1に記載されているような、バッテリー本体を
シートパイプに沿ってその前部に取り付ける構造などが
挙げられる。
【0003】上述した構造では、運転者が電動式自転車
に乗ろうとする際に、バッテリー本体が邪魔になる。そ
こで、特開平10−109680号公報の図5に記載さ
れているように、バッテリー本体をシートパイプに沿っ
てその後部に取り付ける、すなわち、バッテリーベース
とバッテリー本体とからなるバッテリーユニットをシー
トパイプと後輪ドロヨケとの間に取り付ける構造が提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バッテリー本
体はかなり大型であるため、バッテリーユニットをシー
トパイプと後輪ドロヨケとの間に取り付ける場合には、
バッテリー本体がどうしても2本の平行なシートステイ
17の間を上方向に突き出してしまう。そのため、バッ
テリー本体をバッテリーベースに着脱させる際には、バ
ッテリー本体を2本の平行なシートステイの間を通過さ
せながら上下方向に移動させざるを得ない。
【0005】上述の構造では、バッテリー本体をバッテ
リーベースからはずす際にバッテリー本体の下端がシー
トステイより上方になるまで引き上げなくてはならない
だけでなく、バッテリー本体の重量は約5Kg程度であ
るため、上方向に引き上げるのがつらいという問題があ
る。
【0006】これを解決するために、バッテリー本体の
下端を揺動中心としてバッテリー本体を左右に揺動させ
てバッテリーベースに着脱することも提案されている。
しかし、この場合においても、取り扱いやすさは改善さ
れたものの、バッテリー本体の大きさは従来通りである
ため、バッテリーベースがシートステイから上方向に突
き出している。
【0007】普通の自転車にはこのようなシートステイ
から上方向に突き出しているバッテリーは存在しないた
め、このように、バッテリーがシートステイから上方向
に突き出していると、いかにも「電動式自転車」である
というイメージを払拭できない。また、大型のバッテリ
ーは重量感を想起させるため、電動式自転車は重いとい
うイメージも残っている。実際、バッテリーがシートス
テイから上方向に突き出している電動式自転車の重量は
約30Kg程度であり、普通の自転車(約15Kg)と
比較して実に重い。
【0008】さらに、バッテリー本体の下端を揺動中心
としてバッテリー本体を左右に揺動させてバッテリーベ
ースに着脱する構造であっても、バッテリー本体自体が
非常に大型であるため、バッテリーベースに取り付ける
のが難しいという問題がある。また、シートステイ近傍
でのバッテリーベースの構造が複雑になっているため、
電動式自転車には普通の自転車に用いられるサークル鍵
を用いることができない。このため、電動式自転車には
特殊構造を有するサークル鍵が用いられていたが、この
特殊なサークル鍵は高価であるという問題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになさ
れ、シートポストの後方に装着されるバッテリー本体を
小型化することにより、見た目を普通の自転車と同じよ
うにして、「重そうな電動式自転車である」というイメ
ージを払拭すると共に、実際に重量を軽くし、さらにバ
ッテリー本体を電動式自転車に装着し易くすると共に、
バッテリー本体を電動式自転車に装着している状態でも
電動式自転車の清掃等のメンテナンスを容易に行うこと
ができる電動式自転車およびそのバッテリーの装着構造
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る電動式自転車は、サドル11から下方に延び出
るシートポスト12が上端から内嵌され、左右1対のペ
ダル13に挟まれたクランク軸が内挿されるハンガ部1
4に下端が固定されているシートパイプ15と、一端1
71がシートパイプ15の上端部近傍に連結され、他端
が後輪16の中心に装着される後輪ハブ軸に連結され、
後輪16を挟むように平行に配置されている2本のシー
トステイ17と、後輪ハブ軸とハンガ部14とに連結さ
れ、後輪16を挟むように平行に配置されている2本の
平行なチェーンステイ18と、後輪ハブ軸に固定され、
後輪16の周囲に沿って後輪16を覆う後輪ドロヨケ1
9と、2本のシートステイ17および後輪ドロヨケ19
のいずれからも離間し、シートパイプ15の長手方向に
沿うと共にシートパイプ15の上端部近傍に連結される
シートステイ17の一端171よりも低位置に装着され
ているバッテリーユニット20と、ハンドル21から下
方に延び出るハンドルポスト22が上端から内嵌し、下
端からは前輪23を挟んで先端が前輪の中心に装着され
る前輪ハブ軸に連結される前ホーク24が内嵌している
ヘッドパイプ25と、ヘッドパイプ25から後下方に延
出し、ハンガ部14に固定されるダウンチューブ26
と、クランク軸を中心軸として取り付けられた前スプロ
ケットと、後輪ハブ軸を中心軸として取り付けられた後
スプロケットとに咬み合って、ペダル13に加えられた
踏力を後輪16に伝達する無端状のチェーン27と、バ
ッテリーユニット20から電源を供給され、無端状のチ
ェーン27に咬み合って運転者による走行を補助するモ
ーターを備えたモーターユニットとを備えている。
【0011】シートパイプ15の上端近傍に、先端が常
にバッテリーユニット20から離間したシートピン28
が回動可能に装着されており、回動中心から鉛直下方向
に向けた際のシートピン28の先端よりも、バッテリー
ユニット20が低位置に装着されていることが好まし
い。また、バッテリーユニット20は、ニッケル−水素
2次電池を具備していることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面とともに詳細
に説明する。まず、本発明に係る電動式自転車1におけ
るシートパイプ15、シートステイ17、およびチェー
ンステイ18を主として構成されるバッテリーの装着構
造について説明する。図4に示すように、シートパイプ
15の上端には、運転者が座るサドル11から下方に延
び出るシートポスト12が、シートラッグ121を介し
て内嵌されている。すなわち、上端では、外側から内側
にかけて、シートラッグ121、シートパイプ15、お
よびシートポスト12の順で嵌着している。なお、図4
においては、理解を容易にするため、敢えてシートポス
ト12を省略している。
【0013】後述するが、シートラッグ121を緩めて
このシートポスト12を上下に移動可能にすることによ
り、サドル11を任意の高さに調節可能にすることもで
きる。一方、図3に示すように、シートパイプ15の下
端は、前後にそれぞれダウンチューブ26およびチェー
ンステイ18が連結されると共に、下方に電動式駆動部
(図3においては装着せず)が装着されるハンガ部4に
固定される。すなわち、ハンガ部4の上側にシートパイ
プ15の下端が固定される。
【0014】図1および図2に示すように、シートステ
イ17の上端近傍には、シートステイ17の一端が固定
されている。このシートステイ17の一端は圧潰等によ
り偏平状に形成されており、この偏平部はフォーク状に
形成されているか、または偏平部に透孔が穿設されてお
り、このフォークまたは透孔にボルトを貫通させてナッ
トと嵌合させ、このようにしてシートステイ17の一端
171を、シートパイプ15の上端に内嵌されたシート
ラッグ121に固定させることにより、シートパイプ1
5の上端部近傍にシートステイ17の一端171を連結
している。
【0015】シートステイ17は、シートパイプ15の
上端部から後下方に向けて、後輪16を挟むように2本
平行に延び出しており、それぞれその他端が後輪ハブ軸
に連結されている。シートステイ17の他端もまた、一
端171と同様に成形されており、ボルト・ナット等に
より後輪ハブ軸に固定されている。
【0016】後輪ハブ軸とブラケット4との間はチェー
ンステイ18によって連結されている。このチェーンス
テイ18もまた、シートステイ17と同様に後輪16を
挟むようにして2本平行に設けられている。また、両端
部もフォーク状に形成されるか、透孔を穿設されてい
る。なお、ハンガ部と連結される側のチェーンステイの
先端は、ハンガ部と溶接等により固定されていてもよ
い。
【0017】後輪16には、これに沿うような後輪ドロ
ヨケ19が設けられている。すなわち、後輪ドロヨケ1
9は、電動式自転車の最後尾あたりから上側に向かう円
弧のように後輪16の周囲に沿って設けられ、後輪16
を挟むような冂字状の2つの後輪ドロヨケ用固定具19
1を介して後輪ハブ軸に固定されている。そして、この
後輪ドロヨケ19は、2本の平行なシートステイ17の
間を通り抜け、2本の平行なチェーンステイ18あたり
までにかけて後輪16を覆っている。
【0018】本発明においては、図1および図2に示す
ように、シートパイプ15の長手方向(すなわち、上下
方向)に沿ってバッテリーユニット20が装着されてい
る。バッテリーユニット20は、図2に示すように、シ
ートパイプ15の外周面を取り巻くようにして固定され
るバッテリーベース202と、このバッテリーベース2
02の後方に着脱可能に装着されるバッテリー本体20
1とからなる。
【0019】このバッテリーユニット20は、2本のシ
ートステイ17からも、後輪ドロヨケ19からも離間し
ている。2本のシートステイ17から離間していること
について詳述すると、図1および図2に示すように、バ
ッテリーユニット20は、シートステイ17の一端17
1よりも低位置に装着されている。このように、バッテ
リーユニット20の上端とシートステイ17との間には
空間31が存在する。後輪ドロヨケ19から離間してい
ることについて詳述すると、バッテリーユニット20の
後背面と後輪ドロヨケ19との間には隙間32が存在し
ている。
【0020】このように、本発明においては、バッテリ
ーユニット20が小型化されているため、見た目が普通
の自転車とさほど変わらない。従って、従来の電動式自
転車とは異なり、「重そうな電動式自転車である」とい
うイメージが払拭されている。実際、本発明に係る電動
式自転車の重量は約20Kg程度であり、従来の電動式
自転車と比較して約2/3倍程度(普通の自転車と比較
しても約1.3倍程度)の重量しかなく、軽量化されて
いる。
【0021】本発明においては、バッテリーユニット2
0が従来と比較して小さいため、従来、電動式自転車の
バッテリーとして主として用いられてきたニッケル−カ
ドミニウム2次電池を用いた場合には、十分な電力を蓄
えることができず、そのため、運転者の走行を補助でき
る距離・時間が十分でないと考えられる。そこで、従来
のように、大型のニッケル−カドミニウム2次電池を用
いた場合と同じ程度またはそれ以上にまで運転者の走行
を補助できる距離・時間を確保するため、バッテリー本
体201としてはニッケル−水素2次電池を用いること
が好ましい。すなわち、バッテリー本体201としては
ニッケル−水素2次電池を用いることにより、バッテリ
ーユニット20を小型化および軽量化することができる
と共に、大型のニッケル−カドミニウム2次電池を用い
た場合と同じ程度またはそれ以上にまで運転者の走行を
補助できる。
【0022】前述の通り、本発明においては、バッテリ
ーユニット20の上端とシートステイ17との間には空
間31が、そしてバッテリーユニット20の後背面と後
輪ドロヨケ19との間には隙間32が形成されている。
そのため、バッテリー本体201をバッテリーベース2
02に着脱することが容易である。すなわち、バッテリ
ー本体201をバッテリーベース202からはずす際に
は、従来のように、バッテリー本体201を2本の平行
なシートステイ17の間を通過させながら上方向に引き
上げることとは異なり、バッテリー本体201を車体左
側または右側に揺動させてはずすことができ、さらにバ
ッテリー本体201は従来のバッテリー本体より小型で
あるので、バッテリー本体201の着脱が容易になる。
【0023】さらに、空間31の大きさはちょうど手が
入る程度の大きさであるため、バッテリー本体201を
装着したままで、バッテリーユニット20の上部に付着
した埃や汚れを雑巾等で簡単に除去することができる。
また、この空間31を利用して、バッテリー本体201
の上部にオプションバッテリー(図示せず)を装着する
ことも可能である。これにより、バッテリーの容量を増
大させることができるため、より長時間、モーターユニ
ット(図示せず)に備えられたモーター(図示せず)を
駆動させることができる。
【0024】また、隙間32の大きさはちょうど指1本
が入る程度の大きさであるため、上記の空間31に関す
る説明と同様に、バッテリー本体201を装着したまま
で、バッテリーユニット20の側面(すなわち、バッテ
リー本体201の後背面)に付着した埃や汚れを雑巾等
で簡単に除去することができる。また、この隙間32に
オプションバッテリー(図示せず)を装着してもよい。
【0025】さらに、本発明においては、バッテリーユ
ニット20の上端とシートステイ17との間には空間3
1が形成されているため、本発明に係る電動式自転車に
は、普通の自転車に一般的に用いられるサークル鍵29
を用いることができる。従って、製造コストを低減する
ことができると共に、サークル鍵29のメンテナンスも
容易にすることができる。
【0026】ところで、シートポスト12はシートラッ
グ121を介してシートパイプ15に内嵌されているこ
とは前述の通りであるが、シートパイプ15の上端に嵌
着される断面視略Ω字状のシートラッグ121には、垂
直方向にシートポスト12が挿入されると共に、水平方
向にボルトが貫通している。ボルトは、このシートラッ
グ121を挟むようにして2本の平行なシートステイ1
7の一端171を貫通しており、ボルトの一端側はナッ
トにより固定されていると共に、他端側にはこのボルト
を締緩するシートピン28が設けられている(図1を参
照)。すなわち、図4に示す貫通孔172には、シート
ラッグ121の内径を拡大・縮小するシートピン28が
備えられている。
【0027】シートステイ17の一端を回動中心として
回動するシートピン28を締める方向(通常、右回転)
に回転させると、ボルトおよびナットにより、シートラ
ッグ121とシートステイ17とが固定されると共に、
シートラッグ121はその内径が縮小するように締め付
けられるので、シートラッグ121がシートポスト12
の外周面を締め付ける。このようにして、シートポスト
12が固定される。一方、シートピン28を緩める方向
(通常、左回転)に回転させると、シートポスト12を
固定するシートラッグ121が緩むので、シートポスト
12を上下に移動させてサドル11の高さを任意の高さ
に調節することができる。
【0028】本発明においては、図1に示すように、回
転により鉛直下方向を向いた際のシートピン28の先端
よりもバッテリーユニット20の上端の方が低位置に位
置している。すなわち、シートピン28が回動する範囲
にバッテリーユニット20が入っていない。このよう
に、回動可能なシートピン28とバッテリーユニット2
0との間に常に離間させておくことにより、不用意にシ
ートピン28がバッテリーユニット20に接触すること
がない。また、シートピン28が鉛直下方向を向いてい
る状態であっても、バッテリー本体201を車体左側ま
たは右側に揺動させて外すことができる。通常、一度サ
ドル11の高さを調節すると、そう頻繁に何度もサドル
11の高さを調節することはないので、シートピン28
を回転させてシートポスト12を固定した後には、常に
シートピン28は同じ位置にあることが望まれる。シー
トピン28が鉛直下方向を向いた際にシートポスト12
が固定された場合、通常、当分の間シートピン28が鉛
直下方向を向いたままにされるが、本発明においては、
この状態においてもバッテリー本体201を車体左側ま
たは右側に揺動させて外すことができる。
【0029】さらに、鉛直下方向を向いた際のシートピ
ン28の先端とバッテリーユニット20の上端との間に
2cm以上のスペースがある場合には、シートピン28
を回転させる際に、シートピン28とバッテリーユニッ
ト20との間に指を挟んでしまう危険性を低減できる。
【0030】本発明に係る電動式自転車1は、この他、
図1に示すように、ハンドル21から下方に延び出るハ
ンドルポスト22が上端から内嵌するヘッドパイプ25
を備えている。このヘッドパイプ25の下端には、前ホ
ーク24が延び出るようにして備えられており、前ホー
ク25は前輪23を挟んで先端が前輪の中心に装着され
る前輪ハブ軸に装着されている。また、このヘッドパイ
プ25の中間あたりからは、後下方方向にダウンチュー
ブ26が延びだしている。ダウンチューブ26は、ハン
ガ部14の前方に溶接等により固定されている。
【0031】本発明に係る電動式自転車1の駆動につい
て簡単に説明すると、前スプロケットと後スプロケット
とに無端状のチェーン27が咬み合っている。前スプロ
ケットは、ハンガ部の下方に備えられたモータユニット
を左右方向に貫通するクランク軸(図示せず)を中心軸
としてその一端に備えられ、ペダル13からの踏力をチ
ェーン27に伝える。また、チェーン27には、この踏
力の他、バッテリーユニット20から電源を供給される
ことにより駆動するモーターユニット(図示せず)から
の駆動力も伝えられ、これにより運転者の走行が補助さ
れる。このような踏力および駆動力は、チェーン27か
ら後輪ハブ軸を中心軸として取り付けられた後スプロケ
ットに伝えられ、後輪16を回転させる走行力となる。
【0032】
【発明の効果】本発明では、シートポストの後方に装着
されるバッテリー本体を小型化し、2本のシートステイ
および後輪ドロヨケのいずれからも離間しているので、
見た目を普通の自転車と同じようにして、「重そうな電
動式自転車である」というイメージを払拭すると共に、
実際に重量を軽くし、さらにバッテリー本体を電動式自
転車に装着し易くすると共に、バッテリー本体を電動式
自転車に装着している状態でも電動式自転車の清掃等の
メンテナンスを容易に行うことができる。
【0033】また、回転により鉛直下方向を向いた際の
シートピン28の先端よりもバッテリーユニット20の
上端の方が低位置に位置させてシートピン28とバッテ
リーユニット20との間に常に離間させておくことによ
り、バッテリー本体201を車体左側または右側に揺動
させて外すことができるだけでなく、シートピン28と
バッテリーユニット20との間に指を挟んでしまう危険
性を低減できる。
【0034】バッテリーとしてニッケル−水素2次電池
を用いた場合には、バッテリーユニット20を小型化お
よび軽量化することができるだけでなく、大型のニッケ
ル−カドミニウム2次電池を用いた場合と同じ程度また
はそれ以上にまで運転者の走行を補助できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動式自転車1の側面図(なお、
本図においては、チェーン27を省略している。)
【図2】本発明に係る電動式自転車1の要部斜視図
【図3】チェーンカバー5、モーターユニット、バッテ
リーユニット20を取り外した本発明に係る電動式自転
車1の側面図(本図は、シートパイプ15と、シートス
テイ17と、チェーンステイ18と、ハンガ部4との位
置関係を説明するために用いられる。)
【図4】本発明に係る電動式自転車1のシートパイプ1
2の上端部の拡大図(本図においては、シートピン28
およびシートポスト11を省略している。)
【符号の説明】
11 サドル 12 シートポスト 121 シートラッグ 15 シートパイプ 16 後輪 17 シートステイ 171 (シートステイ17)の一端 172 貫通孔 18 チェーンステイ 19 後輪ドロヨケ 20 バッテリーユニット 201 バッテリー本体 202 バッテリーケース 22 ハンドルポスト 23 前輪 24 前ホーク 25 ヘッドパイプ 26 ダウンチューブ 27 チェーン 28 シートピン 29 サークル鍵 31 空間 32 隙間 4 ハンガ部 5 チェーンカバー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サドル(11)から下方に延び出るシー
    トポスト(12)が上端から内嵌され、左右1対のペダ
    ル(13)に挟まれたクランク軸が内挿されるハンガ部
    (14)に下端が固定されているシートパイプ(15)
    と、 一端(171)が前記シートパイプ(15)の上端部近
    傍に連結され、他端が後輪(16)の中心に装着される
    後輪ハブ軸に連結され、前記後輪(16)を挟むように
    平行に配置されている2本のシートステイ(17)と、 前記後輪ハブ軸と前記ハンガ部(14)とに連結され、
    前記後輪(16)を挟むように平行に配置されている2
    本の平行なチェーンステイ(18)と、 前記後輪ハブ軸に固定され、前記後輪(16)の周囲に
    沿って前記後輪(16)を覆う後輪ドロヨケ(19)
    と、 前記2本のシートステイ(17)および前記後輪ドロヨ
    ケ(19)のいずれからも離間し、前記シートパイプ
    (15)の長手方向に沿うと共に前記シートパイプ(1
    5)の上端部近傍に連結される前記シートステイ(1
    7)の一端(171)よりも低位置に装着されているバ
    ッテリーユニット(20)と、 ハンドル(21)から下方に延び出るハンドルポスト
    (22)が上端から内嵌し、下端からは前輪(23)を
    挟んで先端が前輪の中心に装着される前輪ハブ軸に連結
    される前ホーク(24)が内嵌しているヘッドパイプ
    (25)と、 前記ヘッドパイプ(25)から後下方に延出し、前記ハ
    ンガ部(14)に固定されるダウンチューブ(26)
    と、 前記クランク軸を中心軸として取り付けられた前スプロ
    ケットと、前記後輪ハブ軸を中心軸として取り付けられ
    た後スプロケットとに咬み合って、前記ペダル(13)
    に加えられた踏力を前記後輪(16)に伝達する無端状
    のチェーン(27)と、 前記バッテリーユニット(20)から電源を供給され、
    前記無端状のチェーン(27)に咬み合って運転者によ
    る走行を補助するモーターを備えたモーターユニットと
    を備えた電動式自転車。
  2. 【請求項2】 前記シートパイプ(15)の上端近傍
    に、先端が常に前記バッテリーユニット(20)から離
    間したシートピン(28)が回動可能に装着されてお
    り、前記シートピン(28)の回動によって前記シート
    ポスト(12)の外周面が締緩され、これにより前記シ
    ートポスト(12)が前記サドル(11)の高さを調節
    できるように上下に移動可能であると共に、所定の高さ
    で前記サドル(11)が固定される請求項1に記載の電
    動式自転車。
  3. 【請求項3】 回動中心から鉛直下方向に向けた際の前
    記シートピン(28)の先端よりも、前記バッテリーユ
    ニット(20)が低位置に装着されている請求項2に記
    載の電動式自転車。
  4. 【請求項4】 前記シートピン(28)が、前記シート
    ステイ(17)の一端を回動中心として回動する請求項
    2または3のいずれかに記載の電動式自転車。
  5. 【請求項5】 前記バッテリーユニット(20)が、ニ
    ッケル−水素2次電池を具備している、請求項1から4
    までのいずれかに記載の電動式自転車。
  6. 【請求項6】 前記バッテリーユニット(20)が、前
    記シートパイプ(15)の外周面を取り巻くようにして
    前記シートパイプ(15)に固定されたバッテリーベー
    ス(202)と、前記バッテリーベース(202)の後
    方に着脱可能に装着されたバッテリー本体(201)と
    からなる請求項1から5までのいずれかに記載の電動式
    自転車。
  7. 【請求項7】 前記バッテリー本体(201)を前記バ
    ッテリーベース(202)に着脱する際に、前記バッテ
    リー本体(201)を車体左側または右側に揺動させる
    ことができる、請求項6に記載の電動式自転車。
  8. 【請求項8】 サドル(11)から下方に延び出るシー
    トポスト(12)が上端から内嵌され、左右1対のペダ
    ル(13)に挟まれたクランク軸が内挿されるハンガ部
    (14)に下端が固定されているシートパイプ(15)
    と、 一端(171)が前記シートパイプ(15)の上端部近
    傍に連結され、他端が後輪(16)の中心に装着される
    後輪ハブ軸に連結され、前記後輪(16)を挟むように
    平行に配置されている2本のシートステイ(17)と、 前記後輪ハブ軸と前記ハンガ部(14)とに連結され、
    前記後輪(16)を挟むように平行に配置されている2
    本の平行なチェーンステイ(18)と、 前記後輪ハブ軸に固定され、前記後輪(16)の周囲に
    沿って前記後輪(16)を覆う後輪ドロヨケ(19)
    と、 前記2本のシートステイ(17)および前記後輪ドロヨ
    ケ(19)のいずれからも離間し、前記シートパイプ
    (15)の長手方向に沿うと共に前記シートパイプ(1
    5)の上端部近傍に連結される前記シートステイ(1
    7)の一端(171)よりも低位置に装着されているバ
    ッテリーユニット(20)とからなる、電動式自転車に
    おけるバッテリーの装着構造。
  9. 【請求項9】 前記シートパイプ(15)の上端近傍
    に、先端が常に前記バッテリーユニット(20)から離
    間したシートピン(28)が回動可能に装着されてお
    り、前記シートピン(28)の回動によって前記シート
    ポスト(12)の外周面が締緩され、これにより前記シ
    ートポスト(12)が前記サドル(11)の高さを調節
    できるように上下に移動可能であると共に、所定の高さ
    で前記サドル(11)が固定される請求項8に記載の電
    動式自転車におけるバッテリーの装着構造。
  10. 【請求項10】 回動中心から鉛直下方向に向けた際の
    前記シートピン(28)の先端よりも、前記バッテリー
    ユニット(20)が低位置に装着されている請求項9に
    記載の電動式自転車におけるバッテリーの装着構造。
  11. 【請求項11】 前記シートピン(28)が、前記シー
    トステイ(17)の一端を回動中心として回動する請求
    項9または10のいずれかに記載の電動式自転車におけ
    るバッテリーの装着構造。
  12. 【請求項12】 前記バッテリーユニット(20)が、
    ニッケル−水素2次電池を具備している、請求項8から
    11までのいずれかに記載の電動式自転車におけるバッ
    テリーの装着構造。
  13. 【請求項13】 前記バッテリーユニット(20)が、
    前記シートパイプ(15)の外周面を取り巻くようにし
    て前記シートパイプ(15)に固定されたバッテリーベ
    ース(202)と、前記バッテリーベース(202)の
    後方に着脱可能に装着されたバッテリー本体(201)
    とからなる請求項8から11までのいずれかに記載の電
    動式自転車におけるバッテリーの装着構造。
  14. 【請求項14】 前記バッテリー本体(201)を前記
    バッテリーベース(202)に着脱する際に、前記バッ
    テリー本体(201)を車体左側または右側に揺動させ
    ることができる、請求項13に記載の電動式自転車にお
    けるバッテリーの装着構造。
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