JPH0999130A - スキーおよびスキーの製造方法 - Google Patents
スキーおよびスキーの製造方法Info
- Publication number
- JPH0999130A JPH0999130A JP27972195A JP27972195A JPH0999130A JP H0999130 A JPH0999130 A JP H0999130A JP 27972195 A JP27972195 A JP 27972195A JP 27972195 A JP27972195 A JP 27972195A JP H0999130 A JPH0999130 A JP H0999130A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protector
- ski
- sheet
- layered
- surface sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スキーのテール部に設けるプロテクターと表面
シートを簡単かつ確実に固定できる。 【解決手段】スキーのテール部において、テール部に設
けるプロテクターの後部上面を被覆する表面シートのみ
を切除して、プロテクター表面を露出させたテール部を
有することを特徴とするスキー。
シートを簡単かつ確実に固定できる。 【解決手段】スキーのテール部において、テール部に設
けるプロテクターの後部上面を被覆する表面シートのみ
を切除して、プロテクター表面を露出させたテール部を
有することを特徴とするスキー。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、スキーのテール
部およびスキーのテール部を有するスキーの製造方法に
関する。
部およびスキーのテール部を有するスキーの製造方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的にスキーは、滑走面材、エッヂ、
下面補強材、中芯材、上面補強材、表面材（表面シー
ト、キャップシート）等を積層接着して、さらに側面材
をスキー側面に接着して製作している。
下面補強材、中芯材、上面補強材、表面材（表面シー
ト、キャップシート）等を積層接着して、さらに側面材
をスキー側面に接着して製作している。
【０００３】また、近年滑走面材や中芯材にプリプレグ
を多重積層させて表面加工をして、スキー表面のデザイ
ン性を豊かにしたものが知られている。
を多重積層させて表面加工をして、スキー表面のデザイ
ン性を豊かにしたものが知られている。
【０００４】スキー板はテール部には、テール部を保護
する為に通常アルミニウム合金等の金属性のプロテクタ
ーが設けられている。プロテクターは、図３に示す断面
図のように後部はスキー後端面全面を占めており、前部
で中芯材の後端部に接してその上下部材に挟まれて接着
されている。プロテクター前部は中芯材とともに、その
上下に設けられるに部材、すなわち下方に設けられる滑
走面材と下面補強板、上方に設けられる上面補強板と表
面シートに挟まれ固定されている。
する為に通常アルミニウム合金等の金属性のプロテクタ
ーが設けられている。プロテクターは、図３に示す断面
図のように後部はスキー後端面全面を占めており、前部
で中芯材の後端部に接してその上下部材に挟まれて接着
されている。プロテクター前部は中芯材とともに、その
上下に設けられるに部材、すなわち下方に設けられる滑
走面材と下面補強板、上方に設けられる上面補強板と表
面シートに挟まれ固定されている。
【０００５】従来のプロテクターは、プロテクター前部
と後部と上部段差分が、ほぼ表面シートと上面補強板の
厚さになっており、プロテクター後部と前部の上部段差
部分の側面に表面シートと上面補強板との後端部が接し
て固定されていた。
と後部と上部段差分が、ほぼ表面シートと上面補強板の
厚さになっており、プロテクター後部と前部の上部段差
部分の側面に表面シートと上面補強板との後端部が接し
て固定されていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では、プロテクターの前部の表面と表面シート
の下面あるいは上面補強板の下面が接着剤で固定されて
いるだけなので、スキー滑走中に表面シート等が剥がれ
易い問題点があった。
従来技術では、プロテクターの前部の表面と表面シート
の下面あるいは上面補強板の下面が接着剤で固定されて
いるだけなので、スキー滑走中に表面シート等が剥がれ
易い問題点があった。
【０００７】また、テール部のプロテクターの前部と後
部の段差部分に上面補強板と表面シートの後端部を正確
に接着させることが難しいという問題点があった。
部の段差部分に上面補強板と表面シートの後端部を正確
に接着させることが難しいという問題点があった。
【０００８】
【課題を解決する為の手段】課題を解決するために、ス
キーのテール部において、テール部に設けるプロテクタ
ーの後部上面を被覆する表面シートのみを切除して、プ
ロテクター表面を露出させたテール部を有することを特
徴とするスキーを提案する。
キーのテール部において、テール部に設けるプロテクタ
ーの後部上面を被覆する表面シートのみを切除して、プ
ロテクター表面を露出させたテール部を有することを特
徴とするスキーを提案する。
【０００９】また、スキーのテール部において、テール
部に設けるプロテクターの後部上面を被覆する表面シー
トのみを切除して、プロテクター表面を露出させたテー
ル部を有するとともに、表面シートの後端切断面が上面
を向きプロテクター表面と同一平面と成るように設けら
れたことを特徴とするスキーを提案する。
部に設けるプロテクターの後部上面を被覆する表面シー
トのみを切除して、プロテクター表面を露出させたテー
ル部を有するとともに、表面シートの後端切断面が上面
を向きプロテクター表面と同一平面と成るように設けら
れたことを特徴とするスキーを提案する。
【００１０】また、スキーのテール部に設けるプロテク
ターの上部を表面シートによって被覆した後、表面シー
トのみを切除して、プロテクター表面を露出させたこと
を特徴とするスキーの製造方法を提案する。
ターの上部を表面シートによって被覆した後、表面シー
トのみを切除して、プロテクター表面を露出させたこと
を特徴とするスキーの製造方法を提案する。
【００１１】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態についてス
キーの平面を示す図１、図１のＡＡ線断面であってスキ
ー後部の拡大を示す図２、スキーの表面シートを切除す
る前と後を示すスキー後部の説明断面図である図３に基
づいて説明する。図４は従来例のスキー後部のＡＡ線断
面と同じ部分の断面を示す。
キーの平面を示す図１、図１のＡＡ線断面であってスキ
ー後部の拡大を示す図２、スキーの表面シートを切除す
る前と後を示すスキー後部の説明断面図である図３に基
づいて説明する。図４は従来例のスキー後部のＡＡ線断
面と同じ部分の断面を示す。
【００１２】スキー板１は、プリプレグ積層加工により
製造される。スキーのプリプレグ加工による製造方法は
一般的に、成型下金型に、下方から滑走面材２、スティ
ールエッヂ（図示せず）、アジャストプリプレグおよび
下面補強材３を積層し、その上に中芯材４を設ける。
製造される。スキーのプリプレグ加工による製造方法は
一般的に、成型下金型に、下方から滑走面材２、スティ
ールエッヂ（図示せず）、アジャストプリプレグおよび
下面補強材３を積層し、その上に中芯材４を設ける。
【００１３】さらに中芯材４の上に上面補強材５をを積
層し、その上に上面プリプレグおよび表面シート６を積
層しさせてスキー上面および側面を被覆して成型上金型
により加圧して接着する。
層し、その上に上面プリプレグおよび表面シート６を積
層しさせてスキー上面および側面を被覆して成型上金型
により加圧して接着する。
【００１４】プロテクター７は、スキー板１のテール部
８に設ける。プロテクター７は、アルミ合金等の金属性
素材で形成される。プロテクター７の形状は、前部７ａ
と後部７ｂに別れ、前部７ａが下面が滑走面材２と下面
補強板３、上面が上面補強板５と表面シート６に挟持さ
れて固定され、プロテクター前部７ａの前端部は中芯材
４の後端部と接して固定される。
８に設ける。プロテクター７は、アルミ合金等の金属性
素材で形成される。プロテクター７の形状は、前部７ａ
と後部７ｂに別れ、前部７ａが下面が滑走面材２と下面
補強板３、上面が上面補強板５と表面シート６に挟持さ
れて固定され、プロテクター前部７ａの前端部は中芯材
４の後端部と接して固定される。
【００１５】プロテクター前部７ａとプロテクター後部
７ｂの間には、上部に上部段差部７ｃ、下部に下部段差
部７ｄが設けられている。上部段差部７ｃは、上面補強
板５と表面シート６を合わせた厚さ相当の高さの段差を
有し、下部段差部７ｄは、下面補強板３と滑走面材４を
合わせた厚さ相当の高さの段差を有する。上部段差部７
の凹角部分は凹状曲面から成り、表面シート６の接着性
を補強している。
７ｂの間には、上部に上部段差部７ｃ、下部に下部段差
部７ｄが設けられている。上部段差部７ｃは、上面補強
板５と表面シート６を合わせた厚さ相当の高さの段差を
有し、下部段差部７ｄは、下面補強板３と滑走面材４を
合わせた厚さ相当の高さの段差を有する。上部段差部７
の凹角部分は凹状曲面から成り、表面シート６の接着性
を補強している。
【００１６】プロテクター７は、中芯材４を下面補強板
３の上に積層させた後に、中芯材４の後端部に接して下
面補強板３の上にプロテクター前部７ａを積層させる。
上面補強板５は、その後端部をプロテクター７の上部段
差部７ｃに、その後端部を接して、後部をプロテクター
前部７ａの表面に載置され接着される。
３の上に積層させた後に、中芯材４の後端部に接して下
面補強板３の上にプロテクター前部７ａを積層させる。
上面補強板５は、その後端部をプロテクター７の上部段
差部７ｃに、その後端部を接して、後部をプロテクター
前部７ａの表面に載置され接着される。
【００１７】表面シート６は、プロテクター７の上部段
差部７ｃの凹状曲面に沿ってプロテクター７の後部７ｂ
の表面にまで積層される。積層された後は、成型金型に
よって加圧され接着される。
差部７ｃの凹状曲面に沿ってプロテクター７の後部７ｂ
の表面にまで積層される。積層された後は、成型金型に
よって加圧され接着される。
【００１８】この状態では、表面シート６はプロテクタ
ー後部７ｂの表面にも接着されている。次にカッター等
によりプロテクター後部７ｂの表面に沿って表面シート
６のみを切除する。これによりプロテクター後部７ｂの
表面は、表面シート６とほぼ同一平面か、表面シート６
の方がやや低い平面になる。表面シート６の切断面９は
プロテクター後部７ｂ表面と同一面である。通常表面シ
ート６は、切断面９から上部段差部７ｃの壁面に沿って
やや立ち上がり部分を有する。図３において、点線部分
１０が切除する前の表面シート６の後部である。
ー後部７ｂの表面にも接着されている。次にカッター等
によりプロテクター後部７ｂの表面に沿って表面シート
６のみを切除する。これによりプロテクター後部７ｂの
表面は、表面シート６とほぼ同一平面か、表面シート６
の方がやや低い平面になる。表面シート６の切断面９は
プロテクター後部７ｂ表面と同一面である。通常表面シ
ート６は、切断面９から上部段差部７ｃの壁面に沿って
やや立ち上がり部分を有する。図３において、点線部分
１０が切除する前の表面シート６の後部である。
【００１９】
【発明の効果】したがって、この発明のスキーは、プロ
テクターと表面シートの固定力が向上し、表面シートの
後端部が剥がれにくい。
テクターと表面シートの固定力が向上し、表面シートの
後端部が剥がれにくい。
【００２０】プリプレグ加工による積層加圧して製造さ
れるスキーであっても、表面シートをプロテクターの段
差部分に合わせる面倒な作業工程を除くことができ、簡
単にプロテクターと表面シートの確実な接着が行うこと
ができる。
れるスキーであっても、表面シートをプロテクターの段
差部分に合わせる面倒な作業工程を除くことができ、簡
単にプロテクターと表面シートの確実な接着が行うこと
ができる。
【図１】 この発明のスキーの実施形態の平面図
【図２】 図１のＡＡ線拡大断面図
【図３】 他の実施態様の図１部分のＡＡ線拡大断面図
【図４】 従来例のスキーの後部拡大断面図
１ スキー板 ２ 滑走面材 ３ 下面補強板 ４ 中芯材 ５ 上面補強板 ６ 表面シート（表面材、キャップシート） ７ プロテクター ７ａ プロテクター前部 ７ｂ プロテクター後部 ７ｃ 上部段差部 ７ｄ 下部段差部 ８ スキーのテール部 ９ 表面シートの切断面 １０ 表面シートの切除部分
Claims (3)
- 【請求項１】 スキーのテール部において、テール部に
設けるプロテクターの後部上面を被覆する表面シートの
みを切除して、プロテクター表面を露出させたテール部
を有することを特徴とするスキー。 - 【請求項２】 スキーのテール部において、テール部に
設けるプロテクターの後部上面を被覆する表面シートの
みを切除して、プロテクター表面を露出させたテール部
を有するとともに、表面シートの後端切断面が上面を向
きプロテクター表面と同一平面と成るように設けられた
ことを特徴とするスキー。 - 【請求項３】 スキーのテール部に設けるプロテクター
の上部を表面シートによって被覆した後、表面シートの
みを切除して、プロテクター表面を露出させたことを特
徴とするスキーの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27972195A JPH0999130A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | スキーおよびスキーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27972195A JPH0999130A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | スキーおよびスキーの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0999130A true JPH0999130A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17614958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27972195A Pending JPH0999130A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | スキーおよびスキーの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0999130A (ja) |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP27972195A patent/JPH0999130A/ja active Pending
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