JPH0998613A - 田植機 - Google Patents
田植機Info
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- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
せる。 【解決手段】 エンジン(2)の吸気及び排気ダクト
(65)(66)をエンジン(2)を挾んだ機体の前後
或いは左右位置に配設すると共に、これら吸気及び排気
ダクト(65)(66)の下方に吸排気用の通気口(6
7)(68)を設ける。
Description
備えて連続的に苗植作業を行う乗用式田植機に関する。
あっては、エンジンの前方或いは左右側方の水平方向か
ら冷却風を取入れて、冷却後の熱風も側方より排出させ
てエンジンの冷却を行っているが、この場合熱風が運転
席の作業者や田植機近傍位置の作業者に直接的に排出さ
れる不都合や、例えばボンネットの左右両側に予備苗台
を配設した構造のものにあっては苗台の苗に悪影響を与
えるなどの不都合がある。またエンジンの近傍に電源用
バッテリを配備させた構造のものにあっては、エンジン
冷却後の熱風がバッテリに当った場合、バッテリを温度
上昇させてバッテリ寿命を大巾に低下(液温60℃以下
でないと極端に寿命低下となる)させる不都合がある。
ンジンの吸気及び排気ダクトをエンジンを挾んだ機体の
前後或いは左右位置に配設すると共に、これら吸気及び
排気ダクトの下方に吸排気用の通気口を設けて、エンジ
ン周囲に配備される他の付属装置の規制などを受けるこ
とのない良好な冷却風の吸排気が行われると共に、排出
される熱風によって作業者や苗が悪影響を受けることも
防止されて、最適な田植作業を可能とさせるものであ
る。
の通気を遮断する遮蔽板を設けて、排気ダクトから排出
された熱風が吸気ダクトに流入するのが確実に防止され
て、冷却効果を向上させるものである。
ンの駆動出力プーリをエンジンの前側に配設すると共
に、冷却風を取入れる吸気用ファンを前記出力プーリに
設けて、排気ダクト周りの高温を効率良く低下させて、
エンジンや出力プーリに巻回するメインベルトや各種電
装品など耐久性を向上させるものである。
トに、冷却風流入用のスリットを形成して、吸気用ファ
ンの前方より効率良好に冷却風を取入れて、排気ダクト
周りの高温をより効果的に低下させることができるもの
である。
備させた田植機において、エンジンの熱風が通過するバ
ッテリの表面を、断熱性を有する遮熱板で覆って、エン
ジン近傍に配備する電源用バッテリの寿命を延命化させ
るものである。
づいて詳述する。図1はエンジン部の正面説明図、図2
は乗用田植機の側面図、図3は同平面図を示し、図中
(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン
(2)をセンタフレームである車体フレーム(3)に搭
載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアクス
ルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持さ
せると共に、前記ミッションケース(4)の後部にリヤ
アクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケー
ス(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして
前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予
備苗載台(10)を取付けると共に、足掛台(11)を
介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によって前
記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カバー
(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転席
(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハン
ドル(14)を設ける。
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介してヒッチブラケット(24)を設け、ト
ップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含む昇
降リンク機構(27)を介して走行車(1)後側にヒッ
チブラケット(24)を連結させ、前記リンク機構(2
7)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ
(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後
輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右
に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付
爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行う
ように構成する。
0)は副変速レバーでもある植付操作レバー、(31)
は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペダ
ル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)
は2条分均平用センターフロート、(35)は2条分均
平用サイドフロート、(36)は6条用の側条施肥機で
ある。
高(傾斜角約4度)に傾斜させる前記車体フレーム
(3)前部上面に架台(37)…を一体固定させ、架台
(37)…の前後方向が略水平な上面側に防振ゴム(3
8)…を介してエンジン台(39)を取付け、エンジン
台(39)に前記エンジン(2)を上載させ、前記エン
ジン(2)の左側に燃料タンク(40)を、またエンジ
ン(2)の右側にマフラー(41)を取付けると共に、
車体フレーム(3)前端側に前フレーム(42)を介し
てバッテリ(43)を取付けている。
ース台(44)を一体固定させ、ケース台(44)にス
テアリングケース(45)を取付け、ハンドルコラムで
ある筒体(46)に内挿させる操向ハンドル(14)の
ステアリング軸(14a)を、左右車体フレーム(3)
(3)間の略中央でステアリングケース(45)上面に
立設させると共に、ステアリングケース(45)下面に
出力軸(47)を突設させ、左右の前輪(6)(6)を
方向転換させる操向アーム(48)を前記出力軸(4
7)に取付けている。
台(39)下側に、前後方向に略水平な円筒形の軸受体
(49)を熔接固定させ、前記軸受体(49)にカウン
タ軸(50)を挿通支持させ、軸受体(49)前方に突
出させるカウンタ軸(50)前端にカウンタプーリ(5
1)を取付けると共に、エンジン(2)前側にオルタネ
ータ(52)を対面配置させるもので、左右車体フレー
ム(3)(3)間の略中央上方でエンジン(2)の前方
に出力軸(53)を突設させ、該出力軸(53)に出力
プーリ(54)を取付け、該出力プーリ(54)を前記
カウンタプーリ(51)にVベルト(55)(55)を
介して連結させると共に、オルタネータ(52)の入力
プーリ(56)にVベルト(57)を介して前記出力プ
ーリ(54)を連結させている。
リヤアクスルケース(7)をボルト止め固定させ、前記
リヤアクスルケース(7)前面にミッションケース
(4)後面を連結固定させると共に、ミッションケース
(4)の右側前面にクラッチケース(58)を一体形成
し、クラッチケース(58)前面にミッションケースで
もある無段ベルト変速ケース(59)右側後面を嵌合固
定(インロー)させ、また昇降シリンダ(28)を作動
させる油圧ポンプ(60)をベルト変速ケース(59)
の左側後面に固定させるもので、四角パイプ形の左右車
体フレーム(3)(3)の間でこの上面よりも低位置に
前記各ケース(4)(58)(59)及び油圧ポンプ
(60)を吊下げ固定させ、ユニバーサルジョイント付
き伝動軸(61)を前記カウンタ軸(50)後端とベル
ト変速ケース(59)間に設け、エンジン(2)出力を
ベルト変速ケース(59)に伝えると共に、フロントア
クスルケース(5)とミッションケース(4)間に前輪
伝動軸(62)を設け、ミッションケース(4)の変速
出力を各アクスルケース(5)(7)を介して前後輪
(6)(8)に伝えるように構成している。
ンジン(2)は周囲外側をエンジンカバー(63)で覆
って、内部にエンジンルーム(64)を形成すると共
に、該ルーム(64)に冷却風を取入れる吸気ダクト
(65)をルーム(64)後側に、また、ルーム(6
4)内の冷却風を排出する排気ダクト(66)をルーム
(64)前側に一体形成するもので、吸気及び排気ダク
ト(65)(66)は下部延設端の吸気口(65a)及
び排気口(66a)を下方に臨ませ、これら吸気及び排
気口(65a)(66a)下方の左右車体フレーム
(3)間で図られる空域部を、吸気及び排気ダクト(6
5)(66)の通気口である吸気口部(67)及び排気
口部(68)に形成して、エンジン(64)後側で機体
下方より取入れた冷却風を、エンジンルーム(64)内
を流通させてエンジン(64)前側の機体下方より前方
に排出させるように構成している。
る出力軸(53)の先端に吸気用ファン(69)を取付
けるもので、1本のボルト(70)により出力プーリ
(54)と吸気用ファン(69)とを共締め状態に出力
軸(53)に固定させている。
ジン(2)間を接続する排気管(71)を囲む如く機体
右側寄りに前記排気ダクト(66)を配設すると共に、
前記吸気用ファン(69)の上側及び右側を覆う状態に
排気ダクト(66)の左側下部を凹部(66b)形成
し、吸気用ファン(69)の前面周囲を保護するラス網
製保護カバー(72)をボルト(73)及び取付枠(7
4)を介して排気ダクト(66)の前面に取外し自在に
固定させて、メンテナンス時などのボンネット(9)取
外し時における吸気用ファン(69)に対する巻き込み
防止を保護カバー(72)によって行うように構成して
いる。
ンネット(9)に上下2つの横長スリット(75)を開
設して、吸気用ファン(69)の回転時前記スリット
(75)より冷却風を吸入して、排気ダクト(66)周
りの高温を低下させて、前記エンジン(2)のヒートバ
ランスや、出力プーリ(54)に巻回するVベルト(5
5)及び各種電装品の寿命の延命化などを図って本機全
体の耐久性を向上させるように構成している。
配設する電源用バッテリ(43)の上面・右側面・背面
に遮熱板(76)を一体的に設けると共に、該遮熱板
(76)の表面に断熱材(77)を貼付して、バッテリ
(43)表面にエンジン(2)や排気ダクト(6)から
の熱風が当って温度上昇(バッテリは液温60℃以下で
ないと極端に寿命低下となる)するのを防止するように
構成している。
する前バンパー(78)には左右2つの空気流通穴(7
9)を開設して、機体走行時に流通穴(79)を通過し
た自然風がバッテリ(43)に当って、バッテリ(7
8)の冷却を助長させるように構成している。
(66a)の下方位置に遮蔽板(80)を前低後高の傾
斜姿勢に設けて、排気ダクト(66)から排出された熱
風を遮蔽板(80)によって機体前方に導くもので、前
記マフラー(41)を覆うマフラーケースカバー(8
1)とバッテリ(43)間の左右巾で、排気口(66
a)下位置から車体フレーム(3)下面までの縦巾を遮
蔽板(80)は有して、右側下部に車体フレーム(3)
との干渉を回避させる切欠き(82)を形成して、熱風
が後方の吸気ダクト(65)に流れるのを阻止して、前
後良好なヒートバランスを保つように構成している。
ダクト(65)(66)をエンジン(2)を挾んだ機体
の前後位置に配設する構成を示したが、エンジン(2)
を挾んだ機体の左右両側に配設する構造でも良い。
6)における冷却風の吸引及び排出は、吸気用ファン
(69)或いはエンジン(2)に別途設ける冷却用ファ
ン或いはエンジンルーム(64)内に別途設ける冷却用
ファンなど何れを用いても良く本実施例では特定しな
い。
は、エンジン(2)の吸気及び排気ダクト(65)(6
6)をエンジン(2)を挾んだ機体の前後或いは左右位
置に配設すると共に、これら吸気及び排気ダクト(6
5)(66)の下方に吸排気用の通気口(67)(6
8)を設けたものであるから、エンジン(2)周囲に配
備される他の付属装置の規制などを受けることのない良
好な冷却風の吸排気が行われると共に、排出される熱風
によって作業者や苗が悪影響を受けることも防止され
て、最適な田植作業が可能にできるものである。
クト(65)側への通気を遮断する遮蔽板(80)を設
けたものであるから、排気ダクト(66)から排出され
た熱風が吸気ダクト(65)に流入するのが確実に防止
されて、冷却効果を向上させることができるものであ
る。
6)と、エンジン(2)の駆動出力プーリ(54)をエ
ンジン(2)の前側に配設すると共に、冷却風を取入れ
る吸気用ファン(69)を前記出力プーリ(54)に設
けたものであるから、排気ダクト(66)周りの高温を
効率良く低下させて、エンジン(2)や出力プーリ(5
4)に巻回するメインベルト(55)や各種電装品など
の耐久性を向上させて、本機全体の耐久性の向上を図る
ことができるものである。
ボンネット(9)に、冷却風流入用のスリット(75)
を形成したものであるから、吸気用ファン(69)の前
方より効率良好に冷却風を取入れて、排気ダクト(6
6)周りの高温をより効果的に低下させることができる
ものである。
リ(43)を配備させた田植機において、エンジン
(2)の熱風が通過するバッテリ(43)の表面を、断
熱性を有する遮熱板(80)で覆ったものであるから、
エンジン(2)近傍に配備する電源用バッテリ(43)
がエンジン(2)からの熱風によって温度上昇するのが
防止されて、バッテリ寿命を延命化させることができる
などの顕著な効果を奏するものである。
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジンの吸気及び排気ダクトをエンジ
ンを挾んだ機体の前後或いは左右位置に配設すると共
に、これら吸気及び排気ダクトの下方に吸排気用の通気
口を設けたことを特徴とする田植機。 - 【請求項2】 排気ダクトの下方に吸気ダクト側への通
気を遮断する遮蔽板を設けたことを特徴とする請求項1
記載の田植機。 - 【請求項3】 エンジンの排気ダクトと、エンジンの駆
動出力プーリをエンジンの前側に配設すると共に、冷却
風を取入れる吸気用ファンを前記出力プーリに設けたこ
とを特徴とする田植機。 - 【請求項4】 吸気用ファン前方のボンネットに、冷却
風流入用のスリットを形成したことを特徴とする請求項
3記載の田植機。 - 【請求項5】 エンジン近傍に電源用バッテリを配備さ
せた田植機において、エンジンの熱風が通過するバッテ
リの表面を、断熱性を有する遮熱板で覆ったことを特徴
とする田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28648095A JP3563512B2 (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28648095A JP3563512B2 (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0998613A true JPH0998613A (ja) | 1997-04-15 |
JP3563512B2 JP3563512B2 (ja) | 2004-09-08 |
Family
ID=17704946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28648095A Expired - Fee Related JP3563512B2 (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | 田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3563512B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020225955A1 (ja) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | 株式会社クボタ | 作業車 |
-
1995
- 1995-10-05 JP JP28648095A patent/JP3563512B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020225955A1 (ja) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | 株式会社クボタ | 作業車 |
JP2020182401A (ja) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | 株式会社クボタ | 作業車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3563512B2 (ja) | 2004-09-08 |
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