JPH0998331A - カメラ制御システム - Google Patents

カメラ制御システム

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Publication number
JPH0998331A
JPH0998331A JP7256126A JP25612695A JPH0998331A JP H0998331 A JPH0998331 A JP H0998331A JP 7256126 A JP7256126 A JP 7256126A JP 25612695 A JP25612695 A JP 25612695A JP H0998331 A JPH0998331 A JP H0998331A
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JP
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camera
cameras
video
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controllable
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JP7256126A
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English (en)
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Akitomo Sasaki
章友 佐々木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 登録された複数のカメラから制御対象のカメ
ラを選択する操作を容易にする。 【解決手段】 カメラ操作インターフェース60のカメ
ラ名表示欄126に隣接する拡張ボタン128を押す
と、各通信端末に、それぞれに接続するカメラが制御可
能な状態になっているかどうかを問い合わせる。その問
い合わせ結果に応じて、現在時点で制御可能な状態にな
っているカメラの名前が表示用に集められ、プルダウン
・メニュー130として表示される。又は、制御対象の
カメラの候補を表示するプルダウン・メニューとして、
制御不能の状態になっているカメラ名をグレーで、制御
可能な状態になっているカメラを通常の濃度でそれぞれ
表示し、グレー表示のカメラを選択不能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ制御システ
ムに関し、より具体的には、複数のカメラから任意のカ
メラを選択して遠隔操作するカメラ制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】映像通信会議システムでは、各通信端末
装置にビデオ・カメラが接続され、その入力映像が通信
回線を介して相互に伝送される。各ユーザは、自身の通
信端末装置のモニタ画面に表示される通信相手からの映
像を見ながら、また、必要により資料図形なども見なが
ら、会話する。相互にデータを遣り取りすることもでき
る。通常、各通信端末装置に接続されるビデオ・カメラ
は、パン、チルト及びズームを外部制御できる構成にな
っており、各通信端末装置は、通信相手の通信端末装置
に接続するビデオ・カメラを通信回線を介して遠隔操作
することができる。モニタ画面には、相手端末及び自端
末のビデオ・カメラを操作するためのカメラ操作インタ
ーフェースが表示され、ユーザ又はオペレータは、その
カメラ操作インターフェースの種々のグラフィカル要素
を任意に、マウスなどのポインティング・デバイスで選
択及び操作することにより、所望のカメラのパン、チル
ト及びズームなどを操作できる。
【0003】図13は、従来のカメラ操作インターフェ
ースを示す。このカメラ操作インターフェース310
は、カメラ操作として、左パンを指示する左パン操作ボ
タン312、右パンを指示する右パン操作ボタン31
4、上方向へのチルトを指示する上チルト操作ボタン3
16、下方向へのチルトを指示する下チルト操作ボタン
318、基準方向(通常は正面)への復帰を指示するホ
ーム・ポジション・ボタン320、テレ方向へのズーム
を指示するテレ・ボタン322及びワイド方向へのズー
ムを指示するワイド・ボタン324を具備する。
【0004】インターフェース310は更に、制御対象
のカメラ名を表示するカメラ名表示欄326を具備し、
拡張ボタン328を押すことで、図14に示すように、
制御対象となりうる全カメラ名のリストがカメラ名表示
欄326の下部にプルダウン・メニュー330として表
示される。カメラ名表示欄326に表示されるカメラ名
は、プルダウン・メニュー330のトップに表示される
カメラ名である。332は、プルダウン・メニュー33
0に制御対象のカメラを新規に登録したい場合に操作す
る登録ボタンである。
【0005】ユーザが登録ボタン332上でマウス・ボ
タンをクリックすると、これに応じて、図15に示す登
録ウインドウ334がモニタ画面に表示される。登録ウ
インドウ334には、カメラ名入力欄336、ネットワ
ーク論理アドレスであるIPアドレスを入力するIPア
ドレス入力欄338、及びカメラ番号入力欄340があ
る。カメラ名入力欄336には、制御対象に加えたいカ
メラ名(図15では、Computer1)をユーザに
とって分かりやすい文字列で入力する。IPアドレス入
力欄338には、制御対象に加えたいカメラの接続する
通信端末装置の、コンピュータ・ネットワークのIPア
ドレスを入力する。カメラ番号入力欄340には、IP
アドレスで特定される通信端末に接続するカメラの内
で、制御対象に加えたいカメラの番号を入力する。
【0006】カメラ名表示欄326及びプルダウン・メ
ニュー330には、カメラ名入力欄336に入力された
カメラ名が表示される。カメラ名表示欄326に現在表
示されているカメラ名で特定されるカメラが、現在制御
対象となっているカメラである。プルダウン・メニュー
330には、図14に示すように、登録された全カメラ
のカメラ名が、登録順又は登録の逆順のように一定の順
序でリスト表示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来例で
は、制御対象とするカメラを選択する際に表示されるプ
ルダウン・メニュー330は、登録された全カメラ名を
リスト表示する。この方式では、現在稼働していない通
信端末又はカメラもリスト表示することになり、登録さ
れたカメラの数が多い場合、選択しにくくなるという欠
点がある。
【0008】映像通信会議システムでの従来例を説明し
たが、このような不都合は、多数のビデオ・カメラを使
用する映像監視システムにおいて、中央の監視センター
に配置された制御装置により任意のカメラを選択してカ
メラ操作する場合にも同様に発生し得る。
【0009】本発明は、このような不都合を解消したカ
メラ制御システムを提示することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、各カメラが
制御可能な状態あるかどうかを確認する可制御判断手段
を設け、その判断結果に応じて、制御可能な状態にある
カメラのみを制御対象の候補としてリスト表示するよう
にした。これにより、実際に選択可能なカメラのみが制
御対象の候補としてリスト表示されるので、目的のカメ
ラを迅速に選出できる。
【0011】また、制御可能な状態にあるカメラと制御
不可能な状態にあるカメラを別の態様で表示し、制御可
能な状態にあるカメラのみを選択できるようにした。こ
れにより、現実に選択可能なカメラを素速く発見して、
目的のカメラを選択でき、同時に、どのカメラが制御不
可能になっているかも、確認できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0013】映像通信会議システムにおける本発明の一
実施例を説明する。図1は通信端末装置の概略構成ブロ
ック図、図2はネットワークの接続構成図、図3はモニ
タ画面の例である。
【0014】図1に示す端末装置の構成を説明する。1
0は全体を制御するCPU、12はRAM、14はOS
(オペレーティングシステム)をRAM12にローディ
ングするためのプログラム、その他のプログラム及び固
定データ等が記録されているROM、16は画像データ
を圧縮伸長する画像圧縮伸長回路、18はディスプレイ
・モニタ20に表示すべき画像データを記憶するビデオ
・メモリであり、これらはメモリ・バス22を介して相
互にデータを転送できる。
【0015】また、メモリ・バス22にはI/Oバス2
4が接続されており、I/Oバス24には、キーボード
26、マウス28、外部記憶装置(ハードディスクな
ど)30、ビデオ・カメラ32を接続する映像入力装置
34、マイク36を接続する音声入力装置38、スピー
カ40に音声信号を供給する音声出力装置42、ビデオ
・カメラ32のパン、チルト及びズームなどを制御する
カメラ制御回路44、及びネットワーク46に接続する
ネットワーク送受信装置48が接続している。
【0016】映像入力装置34はビデオ・カメラ32か
ら出力されるアナログ映像信号をディジタル信号に変換
して、内部のRAMに格納する。音声入力装置38も、
マイク36からのアナログ音声信号をディジタル信号に
変換して、内部のRAMに格納する。CPU10は、メ
モリ・バス22及びI/Oバス24を介して、映像入力
装置34のRAMに記憶される映像データ及び音声入力
装置38のRAMに記憶される音声データにアクセスで
きる。音声出力装置42は、I/Oバス24からの音声
データを一時記憶するRAMを具備し、そのRAMに記
憶される音声データは逐次、アナログ信号に変換されて
スピーカ40に出力される。
【0017】図1に示す構成の複数の端末装置50,5
2,54,56が、相互に映像、音声及びデータを通信
することができるように、図2に示すようにネットワー
ク46に接続して、映像通信会議システムを構築する。
ネットワーク46は本実施例ではイーサネット(商標)
などのバス型のネットワークであるが、本発明は、この
ような特定のネットワークに限定されない。この実施例
では、4台の通信端末装置のそれぞれに1台のビデオ・
カメラが接続され、4者間で映像通信会議を行なうこと
ができる。
【0018】図3は、モニタ20の画面例を示す。60
はカメラ操作インターフェースであり、外観上は図13
に図示した従来例と同じであり、撮影方位と倍率の各操
作ボタンと、制御対象を表示するカメラ名表示欄とを具
備し、制御対象を選択するためのプルダウン・メニュー
を表示できる。62,64,66,68は、通常は、映
像通信会議システムを構築する各通信端末50,52,
54,56に接続するビデオ・カメラ32の撮影画像を
表示する映像表示ウインドウである。いずれかの映像表
示ウインドウ、例えば映像表示ウインドウ62は、自端
末のビデオ・カメラ32の撮影画像を表示する。本実施
例では、図2に示すような最大4者間での通信会議を想
定しているので、4つの映像表示ウインドウ62,6
4,66,68を設定できるようになっている。
【0019】映像表示ウインドウ62,64,66,6
8はまた、対応する通信端末装置に記憶される記録映像
などを再生表示するのにも利用できる。そのために、各
映像表示ウインドウ62,64,66,68の下には、
再生を制御するボタン(巻き戻しボタン70、再生開始
ボタン72、早送りボタン74、再生停止ボタン76)
と、記録映像と現在の映像を切り換える切換えボタン7
8が配置されている。いうまでもないが、モニタ20の
画面に余裕がある限り、更に映像表示ウインドウを設定
でき、任意の現在の映像及び記録映像を表示させること
が出来る。周知の通り、マウス28により、マウス・カ
ーソル80を自在に移動させ、カメラ操作インターフェ
ース60上及び各種ボタン70〜78上で所定の操作を
行うことにより、使用者は所望の指示をCPU10に入
力できる。
【0020】映像や音声データの、ネットワーク120
を介した伝送の基本的動作を説明する。映像入力装置3
4は、ビデオ・カメラ32から出力されるアナログ映像
信号をディジタル信号に変換して、内蔵のRAMに展開
する。CPU10は、映像入力装置34内のRAMから
映像データを読み込み、RAM12に展開し、そのデー
タをパケット化してネットワーク送受信装置48からネ
ットワーク46に出力する。そのパケットはネットワー
ク46を介して他の端末装置、例えば、端末装置50か
ら端末装置52,54,56に転送される。
【0021】ネットワーク送受信装置48は、ネットワ
ーク46からパケットが到着したことを感知すると、そ
のパケットを内部のRAMに展開し、パケットの受信を
CPU10に通知する。CPU10は、ネットワーク送
受信装置48内のRAMからデータを読み出し、RAM
12に展開する。そして、CPU10は、パケットに含
まれる映像データを取り出し、VRAM18の所定位置
に書き込む。例えば、その映像を映像表示ウインドウ6
4に表示すべき時には、映像表示ウインドウ64に相当
するVRAM18のアドレスに書き込む。これにより、
他の通信端末装置からの映像が、それぞれに割り当てら
れた映像表示ウインドウ62〜68に表示される。
【0022】また、マイク36から入力された音声は、
音声入力装置38によりディジタル信号に変換されて、
内部のRAMに展開される。CPU10は、音声入力装
置38内のRAMから音声データを読み込み、RAM1
2に展開し、そのデータをパケット化してネットワーク
送受信装置48に出力する。そのパケットはネットワー
ク46を介して他の端末装置、例えば、端末装置50か
ら端末装置52,54,56に転送される。
【0023】ネットワーク送受信装置48は、ネットワ
ーク46からパケットが到着したことを感知すると、そ
のパケットを内部のRAMに展開し、パケットの受信を
CPU10に通知する。CPU10は、ネットワーク送
受信装置48内のRAMからデータを読み出し、音声出
力装置42の内蔵RAMに書き込む。音声出力装置42
は、内部のRAMに格納される音声データをアナログ信
号に変換し、スピーカ40に出力する。これにより、他
の1又は複数の通信端末装置からの音声が出力される。
【0024】CPU10はまた、マウス28によるカメ
ラ操作インターフェース60上のボタンの操作に応じ
て、操作内容に応じたカメラ制御コマンドを生成し、操
作対象のカメラ及びこのカメラが接続する端末装置を指
定して、そのカメラ制御コマンドをパケット化してネッ
トワーク送受信装置48からネットワーク46に出力す
る。指定された端末装置は、ネットワーク46からその
カメラ制御コマンドを含むパケットを取り込み、そのパ
ケットに含まれるのがカメラ制御コマンドであることを
確認すると、そのカメラ制御コマンドをカメラ制御回路
44に転送する。勿論、制御対象のカメラが自端末に接
続するカメラであれば、CPU10は、その制御コマン
ドをカメラ制御回路44に供給する。カメラ制御回路4
4は、入力したカメラ制御コマンドに応じてビデオ・カ
メラ32のパン、チルト及びズームなどを制御する。こ
のようにして、自端末装置に接続するビデオ・カメラの
みならず、他の端末装置に接続するビデオ・カメラも、
ネットワーク46を介して操作できる。
【0025】このような基本動作により、4者間で映像
音声による通信会議を行なうことができ、また、他の端
末に接続するビデオ・カメラを遠隔操作できる。
【0026】次に図4を参照して、カメラ操作インター
フェース60を詳細に説明する。なお、ここでは、5台
のカメラcomputer1,computer2,c
omputer3,computer4,及びcomp
uter5が登録されているが、この中で、現時点で、
カメラcomputer1,computer2及びc
omputer4は制御対象として選択可能であるが、
カメラcomputer3及びcomputer5は、
他のユーザにより制御されているか又は電源が投入され
ていないなどの理由で、現時点で制御対象として選択で
きない状態にあると仮定する。
【0027】図4は、カメラ操作インターフェース60
の詳細な構成を示す。先にも述べたように、外観上は、
図13に示した従来例と全く同じであるが、操作対象の
カメラを選択するためのプルダウン・メニューにおける
カメラ名のリスト表示方法が異なる。カメラ操作用に、
左パン操作ボタン112、右パン操作ボタン114、上
チルト操作ボタン116、下チルト操作ボタン118、
ホームポジション・ボタン120、テレ・ボタン122
及びワイド・ボタン124を具備し、制御対象のカメラ
名を表示するカメラ名表示欄126を具備する。
【0028】カメラ名表示欄126に隣接する拡張ボタ
ン128を押すことで、図5に示すように、制御対象と
なりうるカメラ(即ち、現在時点で制御可能な状態にな
っているカメラ)の名前のリストがカメラ名表示欄12
6の下部にプルダウン・メニュー130として表示され
る。先の仮定により、5台のカメラcomputer
1,computer2,computer3,com
puter4,及びcomputer5の中で、現時点
で、カメラcomputer1,computer2及
びcomputer4は制御対象として選択可能である
が、computer3及びcomputer5は、他
のユーザにより制御されているか又は電源が投入されて
いないなどの理由で、現時点で制御対象として選択でき
ない状態にあるので、プルダウン・メニュー130で
は、図5に示すように、カメラcomputer1,c
omputer2及びcomputer4がリスト表示
される。
【0029】ユーザが登録ボタン132上でマウス・ボ
タンをクリックすると、これに応じて、図15に示す登
録ウインドウ334がモニタ画面に表示され、制御対象
に加えたいカメラのカメラ名、接続する端末装置にIP
アドレス及びカメラ番号を入力できる。
【0030】以下、カメラ操作インターフェース60を
管理するカメラ操作プログラムの動作を詳細に説明す
る。なお、既に1台または2台以上のカメラが制御対象
として登録されている場合には、その登録ファイルがロ
ードされ、その台数とカメラ名などが所定の変数にセッ
トされるが、ここでは、全く新規にカメラ名などを登録
していく場合を説明する。
【0031】カメラ操作プログラムが起動されると、ま
ず、図6に示す初期化ルーチンが実行され、変数num
_cameraに0が代入される。変数num_cam
eraは、現時点で制御可能な状態のビデオ・カメラ、
即ち、制御可能カメラの総数を示すグローバル変数であ
る。
【0032】登録ボタン132がクリックされると、図
7に示すフローチャートに従って、所定の変数に入力デ
ータがセットされる。すなわち、ローカル変数iには、
num_cameraの値が代入される(S1)。図6
に示す初期化により、この時点でnum_camera
の値は0である。次に、図15に示す登録ウインドウが
表示され、カメラ名、そのビデオ・カメラが接続されて
いる通信端末装置のネットワーク・アドレス(IPアド
レス)、及び、その通信端末におけるそのカメラの番号
の入力が促される(S2)。カメラ番号の入力は、1台
の通信端末装置に複数のビデオ・カメラが接続されてい
る場合に対応するためである。本実施例では、1台の通
信端末装置には1台のビデオ・カメラしか接続されてい
ない。
【0033】入力が終わると、カメラ名は配列変数ca
mera[i].nameに、ネットワーク・アドレス
は配列変数camera[i].addressに、カ
メラ番号は配列変数camera[i].number
それぞれ代入される(S3)。ローカル変数iの値を1
増やし(S4)、変数iの値をnum_cameraに
代入して(S5)、終了する。camera[].na
meがプルダウン・メニューのエントリとして使用さ
れ、一覧表示される。
【0034】カメラ操作インターフェース60の拡張ボ
タン128の上でマウス・ボタンがクリックされると、
図8及び図9に示すフローチャートに従って、プルダウ
ン・メニュー130が表示され、使用者の選択に応じた
カメラ名などの情報が所定の変数にセットされる。な
お、図9は、図8のS13の詳細である。
【0035】本実施例では、プルダウン・メニュー13
0の表示時に、登録されているビデオ・カメラが接続さ
れている各通信端末に対して、通信が行なえるか否か、
及び、接続されているビデオ・カメラが制御可能である
か否かを問い合わせ、制御可能であるビデオ・カメラの
カメラ名及び登録番号をプルダウンメニュー130用の
構造体pdmenu_entry[]に代入する(S1
3〜S17)。これにより、現在制御可能なビデオ・カ
メラのみをプルダウン・メニュー130に表示する。。
【0036】まず、ローカル変数maxにnum_ca
meraを代入し(S11)、ループ変数iとローカル
変数jに0を代入する(S12)。変数num_cam
eraは、登録されたビデオ・カメラの台数を示してい
る。
【0037】camera[i].nameのビデオ・
カメラが接続されている通信端末宛にcamera
[i].nameのビデオ・カメラが現在、使用できる
(即ち、制御できる)かどうかを問い合せる(S1
3)。もし使用できなければ(S13)、iをインクリ
メントし(S16)、iがビデオ・カメラの登録台数を
越えているかどうかを調べ(S17)、越えていなけれ
ば(S17)、S13に戻る。
【0038】camera[i].nameのビデオ・
カメラが使用可能であれば(S13)、プルダウン・メ
ニュー130のエントリを作成するための構造体変数p
dmenu_entry[j].nameにカメラ名c
amera[i].nameを代入し、iをpdmen
u_entry[j].noに代入する(S14)。そ
して、jとiをインクリメントし(S15,S16)、
iがビデオ・カメラの登録台数を越えているかどうか調
べ(S17)、越えていなければ、S13に戻る。
【0039】iがmaxを越えていれば(S17)、登
録された全ビデオ・カメラを調べたことになる。プルダ
ウン・メニュー130に表示するビデオ・カメラの台数
を示す変数pd_menu_entry_maxにjの
値を代入し(S18)、プルダウン・メニュー130を
表示する(S19)。
【0040】従来例では、図14に例示したように、登
録された全てのビデオ・カメラ名が表示されるが、本実
施例では、登録された各ビデオ・カメラについて使用可
能(即ち、制御対象として選択可能)か否かを問い合わ
せ、使用できない場合、プルダウン・メニュー130を
作成するための変数pdmenu_entry[i].
nameに登録しない。従って、本実施例では、図5に
示すように、使用できないカメラ(この場合は、com
puter3,computer5)は、プルダウン・
メニュー130に表示されない。
【0041】図9は、図8のS13の詳細なフローチャ
ートを示す。まず、該当する通信端末(IPアドレスは
camera[i].address)のネットワーク
機能が起動されているかどうかを調べる(S21)。こ
れは、通常、TCP/IPで使用されているICMP
echo,ICMP echo replayプロトコ
ルにより行なうことができる。ICMP echoをc
amera[i].addressに送信した後、IC
MP echo replayの返信を所定時間、待
つ。当然ながら、このようなプロトコルを使用しなくて
も、返答を要求するパケットを作成送信し、それに応じ
た返答パケットを待つようにしてもよい。
【0042】時間内に返答が無い場合には(S21)、
通信端末のネットワークが起動されていないものと見な
し、問い合わせに対する答えをNとしてS16(図8)
に進む。
【0043】相手の通信端末のネットワークが起動され
ていれば(S21)、カメラ番号camera[i].
numberに対応するビデオ・カメラが制御可能であ
るかどうかを質問するパケットを生成し(S22)、該
当するビデオ・カメラが接続されている通信端末に対し
て、そのパケットを送信し(S23)、通信相手からの
返答パケットを待つ(S24)。
【0044】返答パケットを受信する前にタイムアウト
したら(S25)、問い合わせに対する答えはNとな
り、S16(図8)に進む。また、タイムアウト前に返
答パケットの受信しても、そのデータが、該当するビデ
オ・カメラが制御可能な状態にないことを示すものであ
れば、問い合わせに対する答えはNとなり、同様に、S
16(図8)に進む。
【0045】タイムアウト前に返答パケットを受信し、
そのデータが、該当するビデオ・カメラが制御可能な状
態にあることを示す場合にのみ、問い合わせに対する答
えはYとなり、S14(図8)に進む。
【0046】カメラが制御できるか否かの問い合わせを
受信した通信端末の動作を、図10を参照して説明す
る。カメラが制御できるか否かの質問パケットを受信す
ると、カメラ制御回路44を介して、ビデオ・カメラ3
2の情報を取り出す制御コマンドをビデオ・カメラ32
に出力する(S31)。その結果、カメラ制御回路44
がエラーを出力した場合(S32)、ビデオ・カメラ3
2を制御できないことになるので、制御不能を意味する
返答パケットを作成し(S36)、そのパケットを問い
合わせ元に送信する(S37)。
【0047】制御コマンドに対するビデオ・カメラ情報
がビデオ・カメラ32からカメラ制御回路44を介して
出力されるのを待ち(S33)、タイムアウトしたら
(S34)、これもまた、ビデオ・カメラ32を制御で
きないことを意味するので、制御不能を意味する返答パ
ケットを作成し(S36)、そのパケットを問い合わせ
元に送信する(S37)。
【0048】タイムアウトせずに情報を受けとることが
できたならば(S34)、制御可能を意味する返答パケ
ットを作成し(S35)、そのパケットを問い合わせ元
に送信する(S37)。
【0049】以上のように構成することにより、制御対
象のビデオ・カメラを選択するプルダウン・メニュー1
30上で、現時点で制御可能なビデオ・カメラのみが表
示されるので、ビデオ・カメラの選択が簡単になる。
【0050】以上の実施例では、制御すべきビデオ・カ
メラを選択するプルダウン・メニューに制御可能なビデ
オ・カメラのみを表示したが、表示されないカメラにつ
いては、未登録なのか、現時点でたまたま制御不能なの
かを判別できない。これにより、現時点でたまたま制御
不能なカメラを再登録しようとする可能性がある。この
問題点は、プルダウン・メニューに登録された全ビデオ
・カメラ名を表示するものの、現時点で制御可能なビデ
オ・カメラと制御不能のビデオ・カメラとを別の態様で
表示し、制御不能のビデオ・カメラを選択不可能とする
ことで解決できる。以下、その変更例の内容を具体的に
説明する。
【0051】通信端末装置の構成(図1)、モニタ20
の画面例(図3)、及びカメラ操作インターフェース
(図4)は、上述の実施例と同様である。
【0052】図11は、上述の実施例におけるプルダウ
ン・メニュー130に代わるプルダウン・メニュー14
0の表示例を示す。変更例では、カメラ名表示欄126
に隣接する拡張ボタン128を押すことにより、図11
に示すようなプルダウン・メニュー140が表示され
る。プルダウン・メニュー140には、登録された全ビ
デオ・カメラ名が表示されるが、その内で、現時点で制
御対象として選択できないビデオ・カメラ名はグレー表
示され、制御対象として選択できなくなる。図4の場合
と同様に、カメラcomputer1,compute
r2及びcomputer4は制御対象として選択でき
るが、カメラcomputer3及びcomputer
5は制御対象として選択できないとすると、カメラco
mputer3及びcomputer5がグレー表示さ
れる。
【0053】プルダウン・メニュー140を実現するに
は、図8に示すフローチャートを図12に示すように変
更すればよい。プルダウン・メニュー用の構造体pdm
enu_entry[]に、薄く表示するか否か、そし
て選択可能か否かを示す変数pdmenu_entry
[].grayoutを追加する。変数pdmenu_
entry[].grayoutが0のとき、グレー表
示で選択不可能を意味し、1のとき、通常表示で選択可
能を意味する。
【0054】カメラ操作インターフェース60の拡張ボ
タン128の上でマウス・ボタンがクリックされると、
まず、ローカル変数max及びpd_menu_ent
ry_maxにnum_cameraが代入され(S4
1,S42)、ループ変数iに0が代入される(S4
3)。
【0055】プルダウン・メニュー140のエントリを
作成するための構造体変数pdmenu_entry
[i].nameにカメラ名camera[i].na
meが代入され、iがpdmenu_entry
[i].noに代入される(S44)。
【0056】camera[i].nameのビデオ・
カメラが接続されている通信端末宛にcamera
[i].nameのビデオ・カメラが使用できるか否か
を問い合せる(S45)。S45の詳細は、図9と同じ
である。使用できない場合(S45)、変数pdmen
u_entry[i].grayoutに1を代入し
(S47)、使用できる場合(S45)、変数pdme
nu_entry[i].grayoutに0を代入す
る(S46)。変数iをインクリメントし(S48)、
iがビデオ・カメラの登録台数maxを越えているかど
うかを調べ(S49)、越えていなければ(S49)、
S44に戻る。
【0057】iがmaxを越えていれば(S49)、登
録された全ビデオ・カメラを調べたことになるので、p
dmenu_entry[]によりプルダウン・メニュ
ー140を表示する(S50)。
【0058】以上のように構成することにより、制御対
象のビデオ・カメラをリスト表示するプルダウン・メニ
ューで、現時点で選択できない(即ち、制御できない)
ビデオ・カメラのカメラ名は薄く表示され、また、選択
できないようにされるので、ビデオ・カメラの選択が簡
単になる。また、現時点で制御できないカメラ名も表示
されるので、ユーザがそのカメラを未登録と誤って再登
録作業をしてしまうことが無くなる。
【0059】この変更実施例では、制御不能のカメラを
薄く表示することで、他の制御可能なカメラと区別して
いるが、本発明はこれに限らず、色、字体、スタイル、
文字サイズ及び/又は文字修飾などにより両者を識別可
能な異なる態様で表示してもよい。制御不能のカメラを
点滅表示してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、制御可能な状態にあるカメラのみ
を制御対象の候補としてリスト表示するようにしたの
で、実際に選択可能なカメラのみが制御対象の候補とし
てリスト表示されることになり、目的のカメラを迅速に
選出できる。
【0061】また、制御可能な状態にあるカメラと制御
不可能な状態にあるカメラを別の態様で表示し、制御可
能な状態にあるカメラのみを選択できるようにすること
で、現実に選択可能なカメラを素速く発見して目的のカ
メラを選択できるだけでなく、同時に、どのカメラが制
御不可能になっているかも、確認できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における通信端末装置の概
略構成ブロック図である。
【図2】 図1に示す通信端末を4台、ネットワーク4
6に接続した映像通信会議システムの概略構成図であ
る。
【図3】 本実施例のモニタ画面例である。
【図4】 カメラ操作インターフェース60の詳細な構
成を示す。
【図5】 プルダウン・メニュー130の表示例であ
る。
【図6】 カメラ操作プログラムの初期化ルーチンのフ
ローチャートである。
【図7】 カメラ登録ルーチンのフローチャートであ
る。
【図8】 カメラ選択のフローチャートである。
【図9】 図8のS13の詳細なフローチャートであ
る。
【図10】 自端末に接続されているカメラが制御可能
であるかを調べるフローチャートである。
【図11】 プルダウン・メニュー130に代わるプル
ダウン・メニュー140の表示例である。
【図12】 プルダウン・メニュー140を実現するフ
ローチャートである。
【図13】 従来例でのカメラ操作インターフェースで
ある。
【図14】 従来例でのプルダウン・メニューである。
【図15】 従来例でのカメラ登録ウインドウの例であ
る。
【符号の説明】
10:CPU 12:RAM 14:ROM 16:画像圧縮伸長回路 18:ビデオ・メモリ(VRAM) 20:ディスプレイ・モニタ 22:メモリ・バス 24:I/Oバス 26:キーボード 28:マウス 30:外部記憶装置 32:ビデオ・カメラ 34:映像入力装置 36:マイク 38:音声入力装置 40:スピーカ 42:音声出力装置 44:カメラ制御回路 46:ネットワーク 48:ネットワーク送受信装置 50,52,54,56:端末装置 60:カメラ操作インターフェース 62,64,66,68:映像表示ウインドウ 70:巻き戻しボタン 72:再生開始ボタン 74:早送りボタン 76:再生停止ボタン 78:切換えボタン 80:マウス・カーソル 112:左パン操作ボタン 114:右パン操作ボタン 116:上チルト操作ボタン 118:下チルト操作ボタン 120:ホーム・ポジション・ボタン 122:テレ・ボタン 124:ワイド・ボタン 126:カメラ名表示欄 128:拡張ボタン 130:プルダウン・メニュー 132:登録ボタン 140:プルダウン・メニュー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカメラを制御自在なカメラ制御シ
    ステムであって、各カメラが制御可能な状態にあるかど
    うかを判断する可制御判断手段と、当該可制御判断手段
    の判断結果に従い、制御可能な状態にあるカメラのみを
    リスト表示するリスト表示手段とを具備し、当該リスト
    表示手段により表示されるカメラ・リストから制御対象
    のカメラを選択することを特徴とするカメラ制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 更に、当該可制御判断手段の判断結果を
    通知する通知手段を具備する請求項1に記載のカメラ制
    御システム。
  3. 【請求項3】 複数のカメラを制御自在なカメラ制御シ
    ステムであって、各カメラが制御可能な状態にあるかど
    うかを判断する可制御判断手段と、当該可制御判断手段
    の判断結果に従い、制御可能な状態のカメラと制御不可
    能な状態のカメラとを異なった態様でリスト表示するリ
    スト表示手段とを具備し、当該リスト表示手段により表
    示される制御可能な状態のカメラから制御対象のカメラ
    を選択することを特徴とするカメラ制御システム。
  4. 【請求項4】 当該可制御判断手段の判断結果に従い、
    制御不可能な状態のカメラを選択不能にする請求項3に
    記載のカメラ制御システム。
  5. 【請求項5】 更に、当該可制御判断手段の判断結果を
    通知する通知手段を具備する請求項3又は4に記載のカ
    メラ制御システム。
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