JPH099831A - 釣り糸リール - Google Patents
釣り糸リールInfo
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Abstract
る巻枠、リールと巻枠に対して回転するロータを有し、
ロータには糸捕捉湾曲部材が枢着され、糸捕捉湾曲部材
はロータに対して旋回して巻取り位置或いは放出位置に
来、更に糸捕捉湾曲部材を放出位置に保持するための手
段を設けた釣り糸リールにある。 【解決手段】 糸捕捉湾曲部材(4)とロータ(5)と
の間に手で阻止位置へも阻止しない位置へも移せる阻止
部材(8)を設け、阻止部材は阻止位置で放出位置にあ
る糸捕捉湾曲部材がロータに沿って巻き取り位置へ旋回
するのを阻止するように構成した。 【効果】 糸捕捉湾曲部材が意図に反して放出位置から
巻付位置へ旋回したり、旋回が早すぎたりするのを確実
に回避する。
Description
且つリールに対して回転する巻枠、リールと巻枠に対し
て回転するロータを有し、ロータには糸捕捉湾曲部材を
枢着してあり、ロータに対して巻取り位置或いは放出位
置へ旋回する糸捕捉湾曲部材を設け、更に糸捕捉湾曲部
材を糸放出位置に保持するための手段を設けた釣り糸リ
ールに関する。釣り糸解放位置ともいう放出位置は、釣
り人が放出すると、糸捕捉湾曲部材が占める位置であ
る。この放出位置では糸捕捉湾曲部材がもとへ戻って、
巻枠からほどかれてくる釣り糸の邪魔にならないように
する必要がある。釣り糸リールの駆動クランクの対応回
転によって偽餌を取り戻してストッパーにより自動的に
ロータを回転運動させて、糸捕捉湾曲部材が糸捕捉位置
ともいう巻付位置へ到達するように備える。その場合釣
り糸は湾曲部材に取り付けられた小形糸リールを介して
走行する。
号からわかるように、幾つかの理由から糸捕捉湾曲部材
が放出位置から巻付位置へ早期に巻返るのは不利であ
る。こうしてきわめて強力に放出する場合にはロータが
ねじれて、意図に反して巻付位置への糸捕捉湾曲部材の
旋回を引き起こしてしまう。同じことが、釣り人の不注
意によって釣り糸リールの手動クランクが動いてしまう
と起きる。糸捕捉湾曲部材が放出位置から巻付位置へし
ばしば不意に旋回する原因は、釣り人が誤って手を糸捕
捉湾曲部材にぶつけて糸捕捉湾曲部材を巻付位置へ旋回
させてしまうからである。これに要する力はごく僅かな
ので、軽く当たったり叩いたりしただけでもそうなって
しまう。そうなると釣り人は偽餌をまたとりもどして、
糸捕捉湾曲部材を放出位置へもどしてはじめから偽餌投
げをやりなおさなければならない。前記のドイツ特許公
開公報40 21 425 号に記載されているものの場合の欠点
は、レバーを作動させて人が糸捕捉湾曲部材を閉鎖され
ている巻枠き上げ巻付位置から解放された放出位置即ち
放出位置へ移さなければならないのが欠点であり、しか
もその際全放出工程中指で作動レバーをこの位置に押さ
えておかなければならない。放出工程が終了してはじめ
て釣り人は指を作動レバーから離すことができる。しか
しこれは放出中の釣り人に大きな負担である。というの
はそのために釣り人は釣り竿を両手でしっかり持ってい
なければならないからである。しかしこれは、片手の指
を前記の動作のために必要とするのであるから不可能で
ある。更に糸捕捉湾曲部材を放出位置に保持するための
構造が比較的複雑で、したがって製造費用もかかるとい
う欠点がある。
糸捕捉湾曲部材の各旋回位置(放出位置と巻付位置)を
圧縮ばねで確保して、このばねが放出位置から巻付位置
に移行する際及びその逆の移行の際死点を通過する。放
出位置は阻止レバーによって確保することができる。こ
うして確かに糸捕捉湾曲部材は釣り糸リールのクランク
が意図に反してねじれても意図しない巻付位置への旋回
が防止される。しかしこれと反対に、放出位置にある糸
捕捉湾曲部材に釣り人が触ってこの部材が巻付位置に旋
回するのは防止できない。或いはまた餌を極めて早く且
つ力一杯投げれば揺れて糸捕捉湾曲部材が巻付位置に行
くのを阻止することはできない。
り糸を収容し且つリールに対して回転する巻枠、リール
と巻枠に対して回転するロータを有し、ロータには糸捕
捉湾曲部材が枢着されており、糸捕捉湾曲部材は巻取り
位置或いは放出位置にきてロータに対して旋回し、更に
糸捕捉湾曲部材を放出位置に保持するための手段を設け
た釣り糸リールを、糸捕捉湾曲部材が意図に反して放出
位置から巻付位置へ旋回したり、旋回が早すぎたりする
のを確実に回避するように形成することにある。釣り人
は釣り糸についている餌を投げ放つときこれに集中し且
つ両手を完全に使うことができなければならない。
曲部材とロータとの間に手で阻止位置へも阻止しない位
置へも移せる阻止部材を設け、阻止部材は阻止位置で放
出位置にある糸捕捉湾曲部材がロータに沿って巻き取り
位置へ旋回するのを阻止するように構成することにより
解決される。手で阻止位置へも放出位置へも移さなけれ
ばならない阻止部材によって放出位置にある糸捕捉湾曲
部材がロータに対して停止され、その結果糸捕捉湾曲部
材が技術水準について説明した可能性のいずれによって
も意図しないで且つ早期に巻付位置へ移ることは起こり
えない。これは投げるとき釣り人に大きな安心感を与え
る。釣り人は完全に投げ作業に集中できる。特に釣り人
は両手を完全に竿の捕捉に使える。投げ作業が終わって
釣り人が釣り糸を再び手繰り寄せようと思ったら阻止部
材から手を離すだけで十分である。
合には、必ず釣り人はこれを見過ごして、釣り糸リール
のクランクを動かそうとする。このことがまずい時期に
力を入れすぎて起きると、旋回機構が損傷する結果にな
ることがある。それを回避するためにこの発明は好まし
い実施例として請求項2に記載したような構成を採る。
部材の糸放出位置の固定部材を釣り糸リールまでのロー
タの回転運動の阻止部材に連結する(請求項3)。これ
は構造上は極めて簡単に実現することができる(請求項
4)。更に、こうして釣り人には、唯一の取扱方しか実
施しないで済むという利点が得られる。即ち開始阻止位
置または停止解除位置への阻止部材の回動である。
る。ロータ5は釣り糸リール1に対して回転する。ロー
タ5の回転運動をさせるものは軸2’を中心に釣り糸リ
ール1に対して回転する手回しクランク2である。その
場合ロータ5は釣り糸リールの長手軸線A−Aを中心に
釣り糸リール1及び、釣り糸3を巻収している巻枠3’
に対して回転する。巻枠3’は長手軸線A−Aを中心に
釣り糸リール1に対して回転する。
Bを中心にロータ5に対して旋回する。その一つは釣り
糸捕捉湾曲部材のアングルレバー6に取り付けられた釣
り糸捕捉小リール7が釣り糸を案内する巻付位置であ
り、一方釣り糸捕捉湾曲部材4が釣り糸捕捉湾曲部材を
支持しているアングルレバー6及び釣り糸捕捉湾曲部材
を他端で支持している対設軸受け6’と共に図4に示し
た放出位置に旋回し、この放出位置で釣り糸捕捉湾曲部
材4と釣り糸捕捉小リール7は投放に際して釣り糸3の
繰り出しを妨げない。
ある。阻止部材8はこの好ましい実施態様では傾倒部材
であり、手でロータにある枢着軸9を中心に図4の阻止
位置か或いは図1の阻止解除位置(放出位置)に回動さ
せることができる。傾倒部材にはそのために阻止カム1
0があって、阻止カムは阻止部材8が図4の回動位置に
置かれている限り釣り糸捕捉湾曲部材の対設軸受け6’
の切欠部11に入る。図1、2、7は、巻付位置にある
釣り糸捕捉湾曲部材4が解放されるとき(図1と7)切
欠部11は阻止カム10の上ではなく、対設軸受け6’
と共に図7に示した位置を占めることを示している。こ
れに対して図4、5、8は前記の各部材が放出位置にあ
ることを示している。釣り糸捕捉湾曲部材の対応する阻
止された位置を図4と8に示す。図4、5、8は、阻止
カム10が切欠部11の2つの壁部の間にあって、従っ
て釣り糸捕捉湾曲部材4が回転軸線B−Bを中心に図4
の位置から図1の位置へ回動するのが阻止される。この
阻止位置は図4で軸9の右側にある阻止部材8の部分を
指で押せば得られる。この押圧される部分には更に符号
13の所にロック作用棒状部材14が枢着しており、ロ
ック作用棒状部材14は阻止部材8のこの阻止位置で端
部15が釣り糸リール1の切欠部16に係合する。ロッ
ク作用棒状部材14は阻止部材8と同様にロータ5と共
に回動する。この阻止位置ではロータ5はもう手動クラ
ンク2を動かしても釣り糸リール1を中心に回転させる
ことはできない。こうするために特に図3と6に示すよ
うに釣り糸リールに多数の切欠部16を長手軸線A−A
を中心に設けてある。こうして枢着軸9の右側にある、
阻止部材8の部分を一回動かす(矢印12)だけでそれ
と同期して阻止部材10が切欠部11に入り、ロック作
用棒状部材14が切欠部16の一つに入る。
の左側に置かれた、阻止部材8を形成する傾倒部材の部
分を矢印17の方向から指で押すだけで得られる。そう
すると阻止カム10は切欠部11の外側にきて、ロック
作用棒状部材14の端部15は当該切欠部16から抜け
る。こうしてクランク2を回してたとえばばねを巻き付
けた棒7’のような従来知られている装置の一つを使用
して釣り糸捕捉湾曲部材4を巻付位置へ持っていき、釣
り糸を巻き付けることができる。矢印方向17に指圧を
加えることによって阻止カム10が対設軸受け6’の切
欠部11の外側の位置にくるや否や、釣り糸捕捉湾曲部
材4を手で巻付位置へ回動する(図1と7)こともでき
る。
図1と4のいずれの旋回位置にもばね力で解除可能に保
持されることを示してある。ばね18は球19或いは対
応するピンを、傾倒装置の側壁にある2個の凹部20の
一つに押し込む(図1と4)。その場合球19或いはピ
ンは図4の阻止位置で下部の凹部20に入り、図1の放
出位置で上部の凹部20に入る。
の構成要件の相互の組み合わせはこの発明の本質であ
る。
図に反して放出位置から巻付位置へ旋回したり、旋回が
早すぎたりするのを確実に回避する。
てあり、阻止部材が放出位置にあり、釣り糸捕捉湾曲部
材が巻付位置にある。
大寸法詳細図である。
る。
てあり、阻止部材が阻止位置にあり、釣り糸捕捉湾曲部
材が放出位置にある。
寸法詳細図である。
分図である。
部分図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 釣り糸を巻き収め且つリールに対して回
転する巻枠、リールと巻枠に対して回転するロータを有
し、ロータには糸捕捉湾曲部材が枢着され、糸捕捉湾曲
部材はロータに対して旋回して巻取り位置或いは放出位
置に来、更に糸捕捉湾曲部材を放出位置に保持するため
の手段を設けた釣り糸リールにおいて、糸捕捉湾曲部材
(4)とロータ(5)との間に手で阻止位置へも阻止し
ない位置へも移せる阻止部材(8)を設け、阻止部材は
阻止位置で放出位置にある糸捕捉湾曲部材がロータに沿
って巻き取り位置へ旋回するのを阻止するように構成し
たことを特徴とする釣り糸リール。 - 【請求項2】 糸捕捉湾曲部材(4)を放出位置に停止
させることに加えてロータ(5)が釣り糸リール(1)
に対して回転するのをロックする部材を設けたことを特
徴とする請求項1に記載の釣り糸リール。 - 【請求項3】 阻止部材(8)が糸捕捉湾曲部材(4)
とロータ(5)との間でロータが釣り糸リール(1)に
対して回転するのをロックする部材に連結され、阻止部
材とロック部材は、ロック部材(14,15)が糸捕捉
湾曲部材(4)のロック封鎖位置で釣り糸リール(1)
の切欠部(16)に係合するように構成したことを特徴
とする請求項2に記載の釣り糸リール。 - 【請求項4】 釣り糸リール(1)がいくつかの切欠部
(16)を有し、そのために特にロータ(5)と境を接
する領域にロック部材(14,15)のための数個の円
形切欠部(16)を設けたことを特徴とする請求項3に
記載の釣り糸リール。 - 【請求項5】 阻止部材(8)を傾倒装置として形成
し、傾倒装置をその両傾倒位置に確保する解除可能な安
全部材を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
か一に記載の釣り糸リール。 - 【請求項6】 解除可能な安全部材として、ばね(1
8)とこのばねによって作動させられる球(19)或い
は対応するピン及び球またはピンを収容するために形成
された凹部(20)から成る係止手段を設けたことを特
徴とする請求項5に記載の釣り糸リール。 - 【請求項7】 ロータ(5)に対して糸捕捉湾曲部材
(4)を阻止するために阻止部材(8)の阻止カム(1
0)と阻止カムを阻止位置に収容する糸捕捉湾曲部材の
対設軸受(6’)に切欠部(11)を設けたことを特徴
とする請求項1〜6のいずれか一に記載の釣り糸リー
ル。 - 【請求項8】 傾倒装置として形成された阻止部材
(8)にロック作用棒状部材(14)を枢着したことを
特徴とする請求項1〜7のいずれか一に記載の釣り糸リ
ール。 - 【請求項9】 傾倒装置として形成された阻止部材
(8)をロータの枢着軸(9)を中心に回動可能に固定
し、阻止部材(8)は2本のレバーアームから成り、そ
のうちの1本は阻止カム(10)を有し、他の1本には
ロック作用棒状部材(14)の枢着位置を設けたことを
特徴とする請求項5〜8のいずれか一に記載の釣り糸リ
ール。
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