JPH0998213A - 留守番電話機 - Google Patents

留守番電話機

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JPH0998213A
JPH0998213A JP7252899A JP25289995A JPH0998213A JP H0998213 A JPH0998213 A JP H0998213A JP 7252899 A JP7252899 A JP 7252899A JP 25289995 A JP25289995 A JP 25289995A JP H0998213 A JPH0998213 A JP H0998213A
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JP
Japan
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power
power supply
power failure
circuit
answering machine
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JP7252899A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Yasuda
佳則 安田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用電源が停電した場合に、停電を自動判別
し、留守録機能を実現するとともに、電話機所有者不在
時には省電力モードとする留守番電話機を得る。 【解決手段】 停電検出回路9により停電が検出された
場合には、電源制御回路32が直流電源回路34から停
電用電源33に切り替え、停電復帰後、直流電源回路3
4に切り替える。また、電源制御回路32は留守モード
時に電源回路直流電源回路34から着信検出回路21、
操作部28、停電検出回路19へ電源を供給し、留守番
電話機全体の消費電力を省電力モードとし、着信やスイ
ッチ、ボタン類の押下またはオン/オフフック操作が行
われた場合には直流電源回路34の出力を全出力とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電話部と留守電
話自動応答部とが同一のケース内に一体的に組み込まれ
た留守番電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に留守番電話機は、電話がかかって
きた場合、外線からの呼出信号を検出することによって
電話回線の閉結動作を行い、呼出者(発呼者)へIC等
に録音されている応答用メッセージを送出した後、呼出
者からのメッセージを録音用マイクロカセット(以下、
録音テープと記載)等に録音するものが普及している。
さらに、電話機所有者が遠隔地から公衆電話機等を用い
て留守番電話機をリモコン操作し、録音テープに録音さ
れた呼出者からのメッセージを聴取できる機能を有する
ものがある。
【0003】また、停電対策として、停電時にはマイク
ロコンピュータ(以下、CPUと記載する)を用いた制
御回路が電源復帰後に必要とするデータをメモリバック
アップされたメモリや不揮発性メモリ等に保存し、電源
復帰後にはCPUが保存されたデータをもとに所定の動
作を行えるようするために、電源断に対する電圧低下検
出回路を設けることが通常となっている。
【0004】図6は従来の留守番電話機の停電処理回路
のブロック図、図7は従来の留守番電話機全体のブロッ
ク図である。図において、1は直流電源回路、2は停電
時に商用電源の低下を検出する電圧低下検出回路、3は
リセット回路、4はCPU、5は着信検出回路、6は音
声合成録再部、7はCPU4の制御動作に基づいて呼出
者からのメッセージの録音動作を行うカセットテープレ
コーダ部、8は音声処理回路である。
【0005】9は電話回線とインターフェースを行う回
線インターフェース(以下、回線I/Fと記載する)、
10は電話回線から電源を生成する給電部、11は電話
回線との接続線路に挿入接続されている閉結スイッチ
(図示せず)を閉結する作用を有する網制御部(Net
work Control Unit、以下、NCUと
記載する)、12は電話系回路、13は操作表示部、1
4はCPU4によって動作が制御されるメモリであり、
メモリバックアップされたメモリまたは不揮発性メモリ
(EEPROM等)からなり、必要とするデータ、また
停電時の復帰後に必要なデータ等が書込み/読み出しで
きるように構成されている。15はACアダプタ、16
はスピーカ、17はハンドセットである。
【0006】次に動作について図6を用いて説明する。
停電時には、電圧低下検出回路2からの信号がCPU4
の入力端子に入力される。商用電源の停電後、直流電源
回路1の出力電圧がCPU4の動作電圧以下、即ち、リ
セット回路3がリセット信号を発する電圧以下に低下す
るまでに数十ミリ秒程度の時間があるため、この時間内
にCPU4は現在実行中のプログラムを中断し、停電復
帰時に必要な処理を時間内に行う。
【0007】もう少し詳細に説明する。停電が起こると
電圧低下検出回路2が電圧低下を検知し、CPU4に電
圧低下検知信号が入力される。CPU4は現在実行中の
プログラムを中断し、停電回復時に必要なデータをメモ
リ14に書き込み、CPU4自身の動作を停止する。そ
の後、停電が継続した場合は、直流電源回路1の出力電
圧がCPU4の動作電圧以下まで低下する。
【0008】一方、停電が回復した場合は、直流電源回
路1の出力電圧がCPU4の動作以上になり、その後、
数十msec遅れてリセット回路3が動作し、レベル変
化するリセット信号がCPU4のリセット入力端子に入
力される。CPU4はこのリセット信号が入力されると
動作を開始し、メモリ14のデータをもとに所定のシー
ケンスに従い、全体を制御する。
【0009】さらに停電中に電話回線から呼出しがあっ
た場合は、上記のCPU4、電圧低下検出回路2、リセ
ット回路3へ直流電源回路1から電源が供給されず、電
話回線から得られる給電部10の電源が電話系回路12
等へ供給され、電話部分のみが動作できるようになって
いる。
【0010】また、特公平6−103905号公報に開
示されるように、商用電源から電源が供給されている場
合は商用電源からの電源で動作し、停電した場合は外線
から供給される電源によって電話機能、即ち外線との通
話のみを実現するものがある。
【0011】次に図7を用いて留守番電話機全体につい
て説明する。回線I/F9、給電部10、電話系回路1
2等で構成される電話部への電源供給については、電話
回線からの電源により行われる。一方、CPU4、着信
検出回路5、音声合成録再部6、カセットテープレコー
ダ部7、音声処理回路8、NCU11等で構成される留
守電話自動応答部への電源供給については、商用電源か
らの電源をACアダプタ15で一旦直流に変換し、さら
に電源を安定化するために直流電源回路1を介して供給
している。以上より、基本的には図6と同様な構成にな
っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の留守番電話機は
以上のように構成され、電話部を構成する回路部分は電
話回線(外線)から供給される電源によって動作し、留
守電話自動応答部を構成する回路部分は商用電源から供
給される電源によって動作するので、留守モード中に停
電が発生した場合は留守録機能を実現するための電力が
不足してしまい、留守録機能を実現できないという問題
点があった。
【0013】また、留守に際して、留守モードに設定し
た後でもあらゆる動作に対応すべく各部に通電を行い全
機能を動作可能にしておくために、留守時には使用しな
い機能まで動作可能としてしまい、余分な電力を消費し
てしまうという問題点があった。
【0014】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、商用電源が何等かの原因で停電し
た場合に、停電を自動判別し、留守録機能を実現すると
ともに、電話機所有者不在時には省電力モードとする留
守番電話機を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る留守番電
話機は、商用電源からの電源供給の有無を検出する停電
検出回路と、外線からの呼出しを検出する着信検出回路
と、停電時に電源を供給する停電用電源と、留守番電話
機の全動作に対応する電源を供給する直流電源回路と、
停電検出回路により電源供給が無いことが検出された場
合には、直流電源回路から停電用電源に切り替え、停電
復帰後、直流電源回路に切り替え制御する電源制御部と
を備えたものである。
【0016】また、電源制御部は、直流電源回路の出力
を常時監視する停電検出回路から停電になったことを知
らせる停電信号を受信し、直流電源回路から停電用電源
へ切り替え、停電復旧による停電信号解除後に停電用電
源から直流電源回路へ切り替えるものである。
【0017】さらに、留守番電話機使用者が操作するス
イッチ、ボタン類やオン/オフフック操作を制御する回
路部を備え、電源制御部は留守番電話機の留守モード時
に直流電源回路から着信検出回路、回路部、停電検出回
路へ電源を供給し、留守番電話機全体の消費電力を省電
力モードとし、着信やスイッチ、ボタン類の押下または
オン/オフフック操作が行われた場合には直流電源回路
の出力を全出力とするものである。
【0018】また、省電力モードは、留守モード中に外
線からの呼出しを自動着信する時に、留守モード設定後
の最初の呼出しに対して、呼出し回数は電話機使用者が
予め設定した回数または電話機のデフォルト値回数の呼
出しがあった場合には自動着信し、2回目以降は前記1
回目の呼出しに対して留守番電話機が全く操作されない
場合には自動的に呼出し回数を減らし自動着信するもの
である。
【0019】また、省電力モードは、留守モード中に所
定時間経過しても外線からの呼出しがないまたは電話機
使用者が電話機を操作しなかった場合に省電力モードと
して設定されるものである。
【0020】また、省電力モードは、留守モード中に所
定時間経過しても電話機使用者が電話機を操作しなかっ
た場合、外線からの呼出し時に自動着信し、留守メッセ
ージを発する部分および相手の音声を録音する回路部だ
けに電源を供給するものである。
【0021】また、省電力モード中には呼出し報知を停
止するものである。
【0022】また、停電用電源を二次電池で構成したも
のである。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の一実施の形態を示す留
守番電話機のブロック図、図2はこの留守番電話機の電
源部のブロック図、図3はこの留守番電話機の停電処理
の動作タイミングを示す図、図4はこの留守番電話機の
停電処理の動作を示すフローチャート、図5はこの留守
番電話機の省電力処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【0024】図において、従来例と同一または相当部分
には同一符号を付け説明を省略する。18は直流電源
部、19は停電検出回路、20は留守電話自動応答装置
の応対録音等の各動作を制御する制御部を示すマイクロ
コンピュータ(以下、CPUと記載する)、21は電話
回線より到来する呼出信号を検出する着信検出回路、2
2は着信出力部、23はCPU20の制御動作に基づい
て応答用メッセージの送出動作を行う音声合成部であ
り、録音部24、再生部25を有する。
【0025】26は音声処理部、27は電話回線より回
線I/F9を通し、給電部10で供給される電源によっ
て動作状態になるとともに、音声信号の送信および受信
動作を行う電話系回路、28はダイヤルボタン等を含む
操作部、29は表示部、30は子機31と無線により送
受信する無線部、32は電源制御回路、33は二次電池
等からなる停電用電源、34は直流電源回路、35は充
電回路である。
【0026】また、ACアダプタ15、ハンドセット1
7、子機31を除く全ての回路が同一の筐体内に組み込
まれている。さらに電話部は回線I/F9、給電部1
0、NCU11、ハンドセット17、電話系回路27、
操作部28から構成される。この電話部を構成する各回
路の動作電源は電話回線から供給されるように構成され
ている。また、留守電話自動応答部は、カセットテープ
レコーダ部7、CPU20、着信検出回路21、音声合
成部23から構成され、各回路の動作電源は商用電源か
ら供給されるように構成されている。
【0027】次に動作について説明する。留守電話自動
応答動作については、操作部28に設けられたボタン等
を操作して留守電話自動応答部を自動応答状態に設定し
ない限り、電話回線から呼出信号が到来しても留守電話
自動応答部が動作することはない。そこで、まず留守電
話自動応答部が未動作の場合の電話部の動作について説
明する。
【0028】電話回線から呼出信号が到来すると、着信
検出回路21の出力部に設けられた着信出力部22が動
作し呼出音を放出する。電話機所有者はこの呼出音を聴
取した後、ハンドセット17を持ち上げる。これによ
り、フックスイッチ(図示せず)が閉成され、電話回線
の閉結動作が行われる。この閉結動作により回線I/F
9を介して給電部10から電話部の各回路へ動作電源が
供給されて動作状態になり、電話機所有者はハンドセッ
ト17を使用して呼出者と通話することができる。以上
が相手から電話がかかってきた場合の電話部の動作であ
る。なお、電話をかける場合の動作は説明を省略する。
【0029】次に留守電話自動応答部の動作について説
明する。操作部28を操作することにより音声合成部2
3の再生部25の動作を制御して応答メッセージをスピ
ーカ16等に放出した後、自動応答待機状態にする。こ
の自動待機状態時に、電話回線から呼出信号が到来した
場合、着信検出回路21により検出動作が行われ、その
検出信号がCPU20に入力される。
【0030】CPU20ではこの検出信号の入力により
NCU11を制御し、NCU11が閉結回路の制御動作
を行い、電話回線との閉結が行われる。以上の動作が行
われた後、CPU20により音声合成部23の再生部2
5を動作状態とし、応答用IC(音声合成部23内のメ
モリ、図示せず)に録音されている応答用メッセージが
再生される。この応答用メッセージは音声処理回路26
を通して電話回線へ送出される。呼出者はこの応答用メ
ッセージを聴取し、その後、伝言メッセージを話す。
【0031】この伝言メッセージは電話回線から到来
し、音声処理回路26を介してカセットテープレコーダ
部7に入力され、録音用テープに録音される。その後、
呼出者が電話を切った場合、または所定時間経過した場
合は、CPU20によって電話回線の閉結動作が解除さ
れ、留守電話自動応答部は自動応答待機状態に復帰す
る。以上のように留守電話自動応答部の各動作が行われ
る。
【0032】次に停電時および省電力モードについて説
明する。まず、停電時および省電力モードに対応した構
成部分を以下に示す。CPU20は電気信号のレベル変
化(HighレベルからLowレベル、またはLowレ
ベルからHighレベル、以下、HighレベルをHレ
ベル、LowレベルをLレベルと記載する)を検知でき
る入力端子とリセット端子を具備し比較判断機能を有す
るとともに、供給電圧が所定値以下になった場合にリセ
ット端子へ入力されるリセット信号レベル変化によって
その動作を停止する。メモリ14はCPU20のデータ
を記憶する。
【0033】停電検出回路19は商用電源の停電を検出
し、入力端子へ停電を示す信号を出力する。リセット回
路3はCPU20への供給電圧が所定値以下になった場
合にはCPU20の動作停止させるためにCPU20の
リセット端子へ停止信号を出力し、その後、CPU20
への供給電圧が回復した場合にはCPU20の動作を開
始すべくリセット端子へ前記停止信号を元に戻すための
リセット信号を出力する。直流電源部18はCPU2
0、メモリ14、停電検出回路19、リセット回路3お
よび留守電話自動応答部へ電圧、電流を供給する。
【0034】前記直流電源部18の構成について図2を
用いて詳細に説明する。商用電源からACアダプター1
5を介して定電圧/定電流回路である直流電源回路34
へ電源が供給され、直流電源回路34により省電力モー
ドで動作する回路用の電源出力とそれ以外の回路用の電
源出力を供給する。
【0035】省電力モード用電源出力(図中、V1−1
と記載する)は充電回路35へ供給される。そして、充
電回路35が、二次電池から構成される停電用電源3
3、電源制御回路32へ充電用電源を供給される。ま
た、もう一つの省電力モード用電源出力(図中、V2−
1と記載する)は電源制御回路32へ供給される。
【0036】そこで、電源制御回路32では停電用電源
33からの省電力モード用電源出力(図中、V2−2と
記載する)と省電力モード用電源出力V2−1のどちら
か一方をCPU20からの停電切替え信号によって選択
し、省電力モード用電源出力V2として省電力モードで
動作する回路または停電中動作する回路へ電源を供給す
る。
【0037】一方、省電力モード用電源出力V1−1は
CPU20からの省電力切替え信号によって残りの回路
への電源V1を供給または未供給を行うように構成され
ている。また、停電検出回路19とリセット回路3は直
流電源回路34からの電圧信号をチェックしてリセット
信号を出力する。
【0038】以上のように構成された直流電源部18の
動作について図3を用いて説明する。商用電源が停電し
た場合には、停電検出回路19からCPU20の入力端
子への停電検出信号の出力がHレベルからLレベルへ変
化する。CPU20がこの停電検出信号を受信する。一
方、直流電源回路34の出力V2−1はACアダプター
15からの商用電源の供給が停止するため、停電検出信
号がLレベルになった数十msecから数百msec後
に電圧が低下し始め、やがて零となる。
【0039】また、リセット回路3では停電用電源33
の出力V2−2が所定電圧まで低下した場合にCPU2
0のリセット端子へのリセット信号をHレベルからLレ
ベルにレベル変換し送出する。CPU20では停電検出
信号受信後、留守モードに設定されていた場合には、電
源制御回路32へ停電切替え信号を出力する。
【0040】次に停電時の動作について図4を用いて説
明する。通常処理(ステップ401)中に商用電源が停
電すると、停電検出回路19から停電検出信号がCPU
20の入力端子へ入力される。CPU20は停電検出信
号を受け、現実行プログラムを中断し、停電処理プログ
ラムを実行する(ステップ402)。その後、電話機の
使用状態が留守モードに設定されているか否かを判定す
る(ステップ403)。
【0041】そこで、留守モード未設定の場合には、ス
テップ404へ進み、停電復帰後に備え、必要なデータ
をメモリバックアップされたメモリまたは不揮発性のメ
モリ14等へ退避させ(ステップ404)、停電復帰を
待つ(ステップ405)。停電復帰後には、ステップ4
04で退避したデータを読み出し、停電前と同じ状態へ
戻し(ステップ406)、通常処理を行い(ステップ4
01)、一連の処理を終了する。
【0042】一方、ステップ403で留守モードに設定
されいる場合には、ステップ407へ進み、停電中の外
線からの呼出しに対して自動応答および相手の用件メッ
セージ等の録音可能にするために、電源制御回路32へ
入力される停電切替え信号を「ON」にする。この停電
切替え信号の「ON」情報を電源制御回路32で受信
し、電源出力V2をこれまでの直流電源回路34の出力
V2−1から停電用電源33の出力V2−2に切り替
え、停電中に留守機能を実現するために必要な各回路へ
供給する。
【0043】CPU20では停電中および留守中である
ことを認知し、外線からの呼出しに応答するために停電
中の留守録処理プログラムを実行する(ステップ40
8)。即ち、この留守の間に外線から呼出があった場合
には、留守録機能が動作し通常応答の留守録機能と同等
の処理をする。その後、停電が復帰したか否かを判定し
(ステップ409)、未復帰であればステップS408
へ戻る。一方、復帰したならば停電切替え信号を「OF
F」にする。
【0044】この停電切替え信号の「OFF」情報を電
源制御回路32で受信し、電源出力V2をこれまでの停
電用電源33の出力V2−2から直流電源回路34の出
力V2−1に切り替え、各回路へ電源を供給し、一連の
動作(処理)を終了する。その後、通常処理プログラム
の通常応答処理へ戻る(ステップ401)。
【0045】次に省電力モード処理について図5を用い
て説明する。通常処理(ステップ501)中に電話機使
用者が外出等に際して留守モードに設定するため、操作
部28のボタンまたはスイッチを操作した場合には、こ
の操作部28のボタンまたはスイッチが留守モード設定
用であるか否かの判定および留守モードの判定を行う
(ステップS502)。なお、操作部28を操作しない
場合であっても、通常処理中の留守モード判定によりス
テップ502へ移る。
【0046】ステップ502で留守モード設定用でなけ
れば、ステップ501の通常処理へ戻り、操作部28に
よる操作に対応した処理を行う。一方、ステップ502
で留守モード設定用であれば、ステップ503へ進み、
外線からの呼出の有無の判定を行う。ステップ503で
呼出しがなければステップ504へ、呼出しがあればス
テップ509へ分岐する。
【0047】ステップ504では操作部28のボタンや
スイッチ類が留守モード設定された後に操作されたか又
はオンフック操作が行われたかを判定する。即ち、この
操作があった場合は電話機使用者が在宅していると判定
でき、簡易的に在宅判定を実施するものである。いずれ
の操作もなければステップ505へ、操作があればステ
ップ517へ分岐する。
【0048】ステップ505では所定時間経過したかを
判定する。即ち、留守モード設定後、外線からの呼出し
や電話機動作が無かった場合に所定時間経過したかの判
定を実施し、所定時間経過していなければステップ50
3へ戻り、所定時間経過すればステップ506へ進む。
ステップ506では電話機使用者不在と判断し、省電力
モード、着信報知出力「OFF」、呼出信号(リングパ
ルス)回数変更を行う。
【0049】まず、省電力モードにするため、省電力切
替え信号を「ON」すると、直流電源回路内34の出力
V2−1をV1へ伝達しなくなる。即ち、電源V1に接
続されている回路への電源供給が休止する。また、着信
報知出力を「OFF」にするため、CPU20が着信出
力部22へ着信報知出力「OFF」指令を出す。着信出
力部22ではこの「OFF」指令を受け、スピーカ16
への着信報知音、即ち呼出音の伝達を停止する。さら
に、留守モード時に自動着信するための呼出信号(リン
グパルス)の回数を例えば1〜2回程度に減らす。この
結果、呼出時の自動着信が早くなる。
【0050】その後、ステップ507へ進み、操作部2
8のボタンやスイッチ類が操作されたか又はオフフック
操作等が行われたかを判定する。即ち、この判定は留守
モード設定後、電話使用者がなんらかの理由で外出しな
かった場合等に対応するため、通常処理に戻す判定であ
る。そこで、操作が行われたのであればステップ519
へ、未操作であればステップ508へ分岐する。ステッ
プ508ではステップ506の省電力モードの切り替え
に対応するため、省電力処理プログラムを実行し、ステ
ップ507へ戻る。
【0051】一方、ステップ503において、外線から
の呼出の有無の判定を行い、呼出しがあればステップ5
09へ分岐する。ステップ509では現在呼出し中の呼
出しが何番目の呼出しであるかを判定する。即ち、留守
モード設定後の最初(1st)の呼出しであるか否かを
判定する。そこで、最初の呼出しであればステップ51
0をスキップしてステップ511へ進み、最初の呼出し
でなければステップ510へ進む。
【0052】ステップ510ではステップ506の呼出
回数値変更と同様に、留守モード時の自動着信のための
呼出し信号(リングパルス)の回数値を減らす。その
後、ステップ511では呼出し信号をプラス1ずつ計数
し、ステップ512であらかじめ設定されている呼出回
数値と呼出し信号の計数値と一致比較を行う。ステップ
512で一致と判定されれば、ステップ513で自動着
信し、ステップ514で留守録処理を実施する。
【0053】一方、ステップ512で不一致と判定され
れば、ステップ515へ進む。ステップ515では、電
話機使用者が着信報知音、即ち呼出し音を聞き、ハンド
セット17を持ち上げたか(オンフック操作)または操
作部28を操作したかの判定を行う。そこで、未操作で
あればステップ511へ戻り、呼出回数値と呼出し信号
の計数値が一致するか(ステップ512)、操作がある
か(ステップ515)のルーチンを繰り返す。
【0054】一方、ステップ515で操作が行われたと
判定されれば、ステップ516へ進み、ステップ506
およびステップ510で変更された呼出回数値をもとに
戻す。その後、ステップ517でステップ506で設定
される省電力モードであるかどうかを判定する。そこ
で、省電力モードでなければ、一連処理の先頭であるス
テップ501の通常処理へジャンプする。
【0055】一方、省電力モードであれば、電話機使用
者が在宅であると判断し、通常処理へ戻すため、ステッ
プ518で比較する一定時間のデータを初期値に戻し、
ステップ519でステップ506で変更した省電力モー
ドの解除、着信報知出力「ON」、呼出回数値を元に戻
す。この全てのデータを初期値に戻した後、ステップ5
01へジャンプする。以下、留守モードが解除されるま
で本フローを繰り返し実行する。
【0056】さらに、留守モード設定後、電話機使用者
(電話機所有者)が不在中に外線から呼出しがあった場
合には、着信検出回路21が着信検出信号(CI信号)
を発生し、着信出力部22とCPU20へ送出する。着
信出力部22はCPU20からの情報信号により呼出報
知(リンガー音等)の有無判定を行う。
【0057】この有無判定はCPU20からの情報信
号、即ち留守モード中に外線からの呼出しを自動着信す
るにあたって、留守モード設定後の最初の呼出しに対し
て、電話機使用者がセットした回数または電話機のデフ
ォルト値(一般的には8〜10回)の呼出回数(リンガ
ー音)回数があった場合には自動着信する。
【0058】しかし、2回目以降は上記1回目の呼出し
に対し電話機が全く操作されない場合や留守モード中に
所定時間経過しても電話機使用者が電話機を操作しなか
った場合(電話機使用者不在時)に、外線からの呼出し
時には自動着信し、省電力モード時には呼出し報知(リ
ンガー音発生等)をしないことの情報信号を受け、呼出
し・報知をしないように構成されている。
【0059】なお、本実施の形態において、省電力モー
ド中に制御部であるCPU20は、自身の動作クロック
速度を低速で動作するように構成することにより、さら
に電力消費を抑えることができるという効果がある。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、商用
電源からの電源供給の有無を検出する停電検出回路と、
外線からの呼出しを検出する着信検出回路と、停電時に
電源を供給する停電用電源と、留守番電話機の全動作に
対応する電源を供給する直流電源回路と、停電検出回路
により電源供給が無いことが検出された場合には、直流
電源回路から停電用電源に切り替え、停電復帰後、直流
電源回路に切り替え制御する電源制御部とを備えたの
で、商用電源が停電であっても正常に留守番電話機機能
を実現できる留守番電話機が得られるという効果があ
る。
【0061】また、電源制御部は、直流電源回路の出力
を常時監視する停電検出回路から停電になったことを知
らせる停電信号を受信し、直流電源回路から停電用電源
へ切り替え、停電復旧による停電信号解除後に停電用電
源から直流電源回路へ切り替えるようにしたので、商用
電源が停電しても正常に留守番電話機機能を実現できる
留守番電話機が得られるという効果がある。
【0062】さらに、留守番電話機使用者が操作するス
イッチ、ボタン類やオン/オフフック操作を制御する回
路部を備え、電源制御部は留守番電話機の留守モード時
に直流電源回路から着信検出回路、回路部、停電検出回
路へ電源を供給し、留守番電話機全体の消費電力を省電
力モードとし、着信やスイッチ、ボタン類の押下または
オン/オフフック操作が行われた場合には直流電源回路
の出力を全出力とするようにしたので、留守モード中
(不在中)は省電力モードにできる留守番電話機が得ら
れるという効果がある。
【0063】また、省電力モードは、留守モード中に外
線からの呼出しを自動着信する時に、留守モード設定後
の最初の呼出しに対して、呼出し回数は電話機使用者が
予め設定した回数または電話機のデフォルト値回数の呼
出しがあった場合には自動着信し、2回目以降は前記1
回目の呼出しに対して留守番電話機が全く操作されない
場合には自動的に呼出し回数を減らし自動着信するよう
にしたので、発呼者に対して早く応答でき、電話機使用
者が繁雑な操作を必要としない留守番電話機が得られる
という効果がある。
【0064】また、省電力モードは、留守モード中に所
定時間経過しても外線からの呼出しがないまたは電話機
使用者が電話機を操作しなかった場合に省電力モードと
して設定されるようにしたので、留守モード設定後、電
話機が所定時間内に外線からの呼出しがないまたは操作
されなかった場合には省電力モードに切り替え消費電力
を少なくできる留守番電話機が得られるという効果があ
る。
【0065】また、省電力モードは、留守モード中に所
定時間経過しても電話機使用者が電話機を操作しなかっ
た場合、外線からの呼出し時に自動着信し、留守メッセ
ージを発する部分および相手の音声を録音する回路部だ
けに電源を供給するようにしたので、留守モード中に所
定時間経過しても電話機使用者が電話機を操作しない電
話機所有者不在時には、外線からの呼出しに対して自動
着信し、留守メッセージを発する部分および発呼者の音
声を録音する回路部である留守電話自動応答部だけに電
源を供給し消費電力を少なくできる留守番電話機が得ら
れるという効果がある。
【0066】また、省電力モード中には呼出し報知を停
止するようにしたので、余分な電力を消費しない留守番
電話機が得られるという効果がある。
【0067】また、停電用電源を二次電池で構成するよ
うにしたので、常時、または電話機の使用中に二次電池
が充電され、商用電源が停電時に停電用電源として動作
するため、一次電池と比べて電池交換を不要にできる留
守番電話機が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による留守番電話機
のブロック図である。
【図2】 この発明の一実施の形態による留守番電話機
の電源部のブロック図である。
【図3】 この発明の一実施の形態による留守番電話機
の停電処理の動作タイミングを示す図である。
【図4】 この発明の一実施の形態による留守番電話機
の停電処理の動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の一実施の形態による留守番電話機
の動作を示すフローチャートである。
【図6】 従来の留守番電話機の停電処理回路のブロッ
ク図である。
【図7】 従来の留守番電話機全体のブロック図であ
る。
【符号の説明】
7 カセットレコーダ部、20 CPU、21 着信検
出回路、22 着信出力部、23 音声合成部、26
音声処理回路、28 操作部、32 電源制御部、33
停電用電源、34 直流電源回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線および商用電源から供給される
    電源によりて動作し外線からの呼出しを自動着信し回線
    を閉結して発呼者の音声を録音する留守番電話機におい
    て、 前記商用電源からの電源供給の有無を検出する停電検出
    回路と、 前記外線からの呼出しを検出する着信検出回路と、 停電時に電源を供給する停電用電源と、 留守番電話機の全動作に対応する電源を供給する直流電
    源回路と、 前記停電検出回路により電源供給が無いことが検出され
    た場合には、前記直流電源回路から前記停電用電源に切
    り替え、停電復帰後、前記直流電源回路に切り替え制御
    する電源制御部とを備えたことを特徴とする留守番電話
    機。
  2. 【請求項2】 前記電源制御部は、前記直流電源回路の
    出力を常時監視する停電検出回路から停電になったこと
    を知らせる停電信号を受信し、前記直流電源回路から前
    記停電用電源へ切り替え、停電復旧による停電信号解除
    後に前記停電用電源から前記直流電源回路へ切り替える
    ことを特徴とする請求項1記載の留守番電話機。
  3. 【請求項3】 留守番電話機使用者が操作するスイッ
    チ、ボタン類やオン/オフフック操作を制御する回路部
    を備え、 前記電源制御部は留守番電話機の留守モード時に前記直
    流電源回路から前記着信検出回路、前記回路部、前記停
    電検出回路へ電源を供給し、留守番電話機全体の消費電
    力を省電力モードとし、着信やスイッチ、ボタン類の押
    下またはオン/オフフック操作が行われた場合には前記
    直流電源回路の出力を全出力とすることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の留守番電話機。
  4. 【請求項4】 前記省電力モードは、留守モード中に外
    線からの呼出しを自動着信する時に、留守モード設定後
    の最初の呼出しに対して、呼出し回数は電話機使用者が
    予め設定した回数または電話機のデフォルト値回数の呼
    出しがあった場合には自動着信し、2回目以降は前記1
    回目の呼出しに対して留守番電話機が全く操作されない
    場合には自動的に呼出し回数を減らし自動着信すること
    を特徴とする請求項3記載の留守番電話機。
  5. 【請求項5】 前記省電力モードは、留守モード中に所
    定時間経過しても外線からの呼出しがないまたは電話機
    使用者が電話機を操作しなかった場合に省電力モードと
    して設定されることを特徴とする請求項3記載の留守番
    電話機。
  6. 【請求項6】 前記省電力モードは、留守モード中に所
    定時間経過しても電話機使用者が電話機を操作しなかっ
    た場合、外線からの呼出し時に自動着信し、留守メッセ
    ージを発する部分および相手の音声を録音する回路部だ
    けに電源を供給することを特徴とする請求項3記載の留
    守番電話機。
  7. 【請求項7】 前記省電力モード中には呼出し報知を停
    止することを特徴とする請求項3または請求項4または
    請求項5または請求項6記載の留守番電話機。
  8. 【請求項8】 前記停電用電源を二次電池で構成したこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の留守番電
    話機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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