JP2000287240A - ボタン電話装置 - Google Patents

ボタン電話装置

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JP2000287240A
JP2000287240A JP11089883A JP8988399A JP2000287240A JP 2000287240 A JP2000287240 A JP 2000287240A JP 11089883 A JP11089883 A JP 11089883A JP 8988399 A JP8988399 A JP 8988399A JP 2000287240 A JP2000287240 A JP 2000287240A
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power supply
power
unit
extension interface
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JP11089883A
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Hisatsugu Horii
久嗣 堀井
Osamu Igarashi
修 五十嵐
Naoki Matsumoto
直樹 松本
Takayuki Natori
貴之 名取
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Tamura Electric Works Ltd
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Tamura Electric Works Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボタン電話機への給電を停止して消費電力を
削減でき、給電が停止されている期間であってもいずれ
かのボタン電話機を利用可能とする。 【解決手段】 通常動作時には給電を行い節電動作時に
は給電を停止する内線インターフェース部と、通常動作
時に加えて節電動作時にも対応するボタン電話機に給電
を行う内線インターフェース部と設けて、特定ボタン電
話機を節電動作時に使用できるようにした。また対応す
るボタン電話機との間に設けられたそのボタン電話機へ
の給電に用いるデータ伝送路とは別個の状態監視伝送
路、あるいはデータ伝送路を用いてそのボタン電話機の
状態を監視し、そのボタン電話機への給電が必要な所定
の状態になった場合にそのボタン電話機へ給電を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタン電話装置に
関し、特に主装置からボタン電話機への給電を制御する
ボタン電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のボタン電話装置は、主
装置に各ボタン電話機を接続する複数の内線インターフ
ェース部を有し、各内線インターフェース部から対応す
るボタン電話機に対して、その動作に必要な電源を常時
給電し、主装置と各ボタン電話機との間でデータ伝送を
行うことにより、各ボタン電話機を動作させ個別に制御
するものとなっている。
【0003】このようなボタン電話装置は、オフィスな
どの事業所に設置されることが多く、その事業所の稼働
形態によってほとんど使用されていない期間が存在す
る。例えば、夜間などの就業時間以外の期間には、ボタ
ン電話装置を利用する社員が帰宅しており、ボタン電話
装置はほとんど利用されなていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のボタン電話装置では、常時、全てのボタン電
話機に対して給電を行うものとなっているため、夜間や
休日などほとんど利用されない期間でも、その電力消費
を削減できないという問題点があった。なお、ボタン電
話装置で消費される電力を削減する場合、社員が帰宅す
る際に主装置の主電源を切るなどの方法が考えられる。
【0005】しかし、この場合には全てのボタン電話機
への給電が停止され、システム全体の動作が停止される
ため、夜間や休日などほとんど利用されない期間におい
て一部のボタン電話機を使用する運用形態に対しては適
切に対応できないという問題点があった。本発明はこの
ような課題を解決するためのものであり、ボタン電話機
への給電を停止して消費電力を削減できるとともに、給
電が停止されている期間であってもいずれかのボタン電
話機を利用できるボタン電話装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるボタン電話装置は、主装置に、
対応するボタン電話機に対して通常動作時には給電を行
うとともに、予め設定された節電期間に給電を停止する
第1の内線インターフェース部と、対応するボタン電話
機に対して通常動作時に加えて前記節電期間にも給電を
行う第2の内線インターフェース部とを備え、特定ボタ
ン電話機を節電期間に使用できるようにしたものであ
る。
【0007】また、主装置に、対応するボタン電話機と
の間に設けられたそのボタン電話機への給電に用いる伝
送路とは別個の状態監視伝送路を用いてそのボタン電話
機の状態を監視する内線インターフェース部を設けて、
そのボタン電話機への給電が必要な所定の状態になった
場合にそのボタン電話機へ給電を行うようにしたもので
ある。
【0008】さらに、内線インターフェース部に、対応
するボタン電話機の状態監視伝送路に対して所定の電位
を常時印加する状態検出手段を設けるとともに、ボタン
電話機に、そのボタン電話機のフック操作に応じて状態
監視伝送路を開閉するスイッチ手段を設け、スイッチ手
段の動作を示す電位変化に応じてボタン電話機の状態を
検出するようにしたものである。
【0009】また、主装置に、対応するボタン電話機へ
の給電に用いる伝送路を用いてそのボタン電話機の状態
を監視する内線インターフェース部を設け、そのボタン
電話機への給電が必要な所定の状態になった場合にその
ボタン電話機へ給電を行うようにしたものである。
【0010】また、主装置に、対応するボタン電話機が
そのボタン電話機に設けられた電池で動作してそのボタ
ン電話機での電力消費を低減させる低消費モードへ移行
した場合にそのボタン電話機への給電を停止する内線イ
ンターフェース部を設け、必要に応じてそのボタン電話
機への給電を再開してそのボタン電話機を通常動作に復
帰させるようにしたものである。
【0011】さらに、内線インターフェース部に、対応
するボタン電話機からの低消費モード解除要求に応じて
そのボタン電話機への給電を再開する給電部を設けたも
のである。
【0012】さらに、内線インターフェース部に、対応
するボタン電話機が低消費モードへ移行したことを検出
する検出手段と、ボタン電話機から低消費モードの解除
要求を検出するモード解除検出手段と、検出手段により
低消費モードへの移行が検出された場合にそのボタン電
話機への給電を停止する給電部を設け、モード解除検出
手段により低消費モードの解除要求が検出された場合に
そのボタン電話機への給電を再開するようにしたもので
ある。
【0013】さらに、ボタン電話機に、低消費モードへ
移行する場合にそのボタン電話機の動作電源として電池
を選択してボタン電話機内の一部の回路部のみを動作さ
せて消費電力を低減する低消費モードに移行させ、低消
費モードを解除する場合に動作電源として主装置側から
の給電を選択して通常動作に移行させる電源制御手段
と、低消費モードを解除する場合に主装置側に対して低
消費モードの解除要求を行う解除要求送出手段とを設け
たものである。
【0014】さらに、ボタン電話機の解除要求送出手段
において、電池監視手段により電池の電源低下が検出さ
れた場合は、解除要求送出手段から主装置に対して低消
費モードの解除要求を行うようにしたものである。
【0015】また、内線インターフェース部に、対応す
るボタン電話機への呼び出し要求に応じて、そのボタン
電話機が低消費モードの場合にはそのボタン電話機への
給電を再開する給電手段を設けたものである。
【0016】また、主装置に、内線インターフェース部
に供給されるボタン電話機給電用の電源をオンオフする
スイッチ手段と、主装置の各部を制御する制御手段とし
て、通常状態での演算動作を停止して外部からの割込信
号を監視する待受状態へ移行可能なCPUとを設け、C
PUでは、節電期間開始において、スイッチ手段をオフ
して内線インターフェース部への給電用電源の供給を停
止するとともにCPU自身を待受状態とし、節電期間終
了に応じてCPU自身を通常状態に復帰させるととも
に、スイッチ手段をオンしてボタン電話機への給電を再
開するようにしたものである。
【0017】また、主装置に、内線インターフェース部
に供給されるボタン電話機給電用の電源をオンオフする
スイッチ手段と、主装置の各部を制御する制御手段とし
て、通常状態での演算動作を停止して外部からの割込信
号を監視する待受状態へ移行可能なCPUとを設け、C
PUでは、節電期間において、スイッチ手段をオフして
内線インターフェース部への給電用電源の供給を停止す
るとともにCPU自身を待受状態とし、いずれかの内線
インターフェース部からの割込信号により、その内線イ
ンターフェース部に対応するボタン電話機への給電が必
要な状態になったことが通知された場合には、CPU自
身を通常状態に復帰させるとともに、スイッチ手段をオ
ンしてボタン電話機への給電を再開するようにしたもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態である
ボタン電話装置のブロック図であり、同図において、1
は電話網からの回線2を接続するとともに複数のボタン
電話機3A〜3Nを収容し、回線2と各ボタン電話機3
A〜3Nや各ボタン電話機3A〜3N同士を交換接続す
る主装置である。以下では、回線2としてISDN回線
を用いる場合を例として説明するが、従来のアナログ回
線を用いた場合でも同様である。
【0019】主装置1において、11はDSU(図示せ
ず)からのISDN回線2を終端する回線交換部、13
A〜13Nはそれぞれデータ伝送路5A〜5Nを介して
対応するボタン電話機3A〜3Nを収容する内線インタ
ーフェース部、12はこれら内線インターフェース部1
3A〜13Nを介して各ボタン電話機3A〜3Nとデー
タ伝送を行う伝送部である。
【0020】また、14は主装置1をはじめシステム全
体を制御する制御部、15は制御部14での制御に必要
な制御情報を記憶する記憶部、16は主装置の各部に電
源を供給する電源部であり、アンプなどのアナログ回路
部やボタン電話機3A〜3Nへの給電に用いられるアナ
ログ系電源VAと、デジタル回路部で用いられるデジタ
ル系電源VCとが生成分配される。
【0021】特に、回線交換部11と伝送部12はPC
Mハイウェイ17を介して接続されており、このPCM
ハイウェイ17上に設けられた各タイムスロットを用い
て音声データや制御データが相互にやりとりされる。し
たがって、回線交換部11ではISDN回線2の各チャ
ネルとPCMハイウェイの各タイムスロットとの間でデ
ータ交換が行われる。
【0022】また、伝送部12ではPCMハイウェイ1
7の各タイムスロットに格納されているデータ、各ボタ
ン電話機からのデータおよび制御部14からのデータ
が、相互にデータ交換される。内線インターフェース部
13A〜13Nには、データ伝送が行われるデータ伝送
路5A〜5Nを用いて、対応するボタン電話機3A〜3
Nにそのボタン電話機の動作に必要な電源としてアナロ
グ系電源VAを供給する給電部21が設けられている。
【0023】次に、図1および図2を参照して、本発明
の第1の実施の形態による動作について説明する。図2
は第1の実施の形態による動作を示す状態遷移図であ
る。本実施の形態では、主装置1からすべてのボタン電
話機3A〜3Nに対して給電を行う通常モード(ステッ
プ100)と、特定のボタン電話機以外のボタン電話機
に対する給電が停止される節電モード(ステップ10
2)とが設けられている。
【0024】記憶部15には、節電モードの期間とし
て、夜間などボタン電話装置がほとんど利用されない期
間があらかじめ設定されており、時刻に応じて制御部1
4により、いずれかの動作モードが選択される。また、
節電モードにおいて給電が停止されない特定のボタン電
話機が予め選択され、記憶部15に登録されている。
【0025】例えば、節電モードで給電停止が行われな
い特定ボタン電話機として、ボタン電話機3Aが設定さ
れているものとする。そして、全てのボタン電話機3A
〜3Nへ給電が行われる通常モードにおいて、節電モー
ドの期間が開始された時点で、記憶部15に登録されて
いる情報に基づいて特定ボタン電話機以外のボタン電話
機3B〜3Nを収容する内線インターフェース部(第2
の内線インターフェース部)13B〜13Nの給電部2
1が制御され、内線インターフェース部13B〜13N
にそれぞれ設けられた給電部21から対応するボタン電
話機3B〜3Nに対する給電が停止され(ステップ10
1)、節電モード(ステップ102)へ移行する。
【0026】このとき、節電モード(ステップ102)
では、他の内線インターフェース部13A(第1の内線
インターフェース部)の給電部21では、通常モードと
同様に対応する特定ボタン電話機3Aに対し継続して給
電される。そして、その後、節電モードの期間が終了し
た時点で、ボタン電話機3B〜3Nを収容する内線イン
ターフェース部(第2の内線インターフェース部)13
B〜13Nの給電部が制御され、内線インターフェース
部13B〜13Nにそれぞれ設けられた給電部21から
対応するボタン電話機3B〜3Nに対する給電が再開さ
れ(ステップ103)、通常モード(ステップ100)
に戻る。
【0027】このように、通常動作時には給電を行い節
電動作時には給電を停止する内線インターフェース部
と、通常動作時に加えて節電動作時にも対応するボタン
電話機に給電を行う内線インターフェース部と設けて、
特定ボタン電話機以外のボタン電話機を節電動作時に使
用できるようにしたので、夜間などほとんど利用されな
い期間においてボタン電話装置で消費される電力を節電
できるとともに、節電動作時であってもボタン電話装置
を利用することができ、緊急時などに対応することがで
きる。
【0028】なお、各内線インターフェース部13A〜
13Nに設けられている給電部21における給電の開始
/停止を行う手段としては、アナログ系電源VAを伝送
路5A(5B〜5N)に供給するか否かを制御するスイ
ッチング素子、例えばトランジスタなどを給電部21に
設け、これを記憶部15に記憶されている情報に基づい
て制御部14から制御すればよい。
【0029】また、第1の実施の形態では、すべての内
線インターフェース部13A〜13Nで給電制御を可能
とし、記憶部15に登録された特定ボタン電話機以外の
ボタン電話機が接続されている内線インターフェースに
ついてのみ節電モードに給電停止制御を行う場合を例に
説明したが、特定の内線インターフェースについてのみ
固定的に給電制御可能な構成とし、節電モードで給電を
行うボタン電話機をその特定の内線インターフェースに
収容するようにしてもよく、内線インターフェース部の
回路構成を簡略化できる。
【0030】次に、図3および図4を参照して、本発明
の第2の実施の形態について説明する。図3は本発明の
第2の実施の形態によるボタン電話装置を示すブロック
図、図4は図3で用いられるボタン電話機を示すブロッ
ク図である。
【0031】本実施の形態は、内線インターフェースと
対応するボタン電話機との間に、そのボタン電話機への
給電に用いる伝送路とは別個の状態監視伝送路を設け
て、節電モードにおけるボタン電話機の状態を監視し、
いずれかのボタン電話機が給電の必要な状態になった場
合に、主装置1側からそのボタン電話機に対して給電を
行うようにしたものである。
【0032】図3において、前述(図1参照)と同じま
たは同等部分には同一符号を付してあり、特に図1と比
較して、給電に用いる各データ伝送路5A〜5Nに対応
してそれぞれ別個の状態監視伝送路6A〜6Nが設けら
れている。また、各内線インターフェース部13A〜1
3Nには状態監視部22がそれぞれ設けられており、こ
れら状態監視部22により、それぞれの状態監視伝送路
6A〜6Nを介して対応するボタン電話機の状態が個別
に監視される。
【0033】以下、図4を参照して、ボタン電話機3A
の構成について説明するが、他のボタン電話機3B〜3
Nも同様の構成である。図4において、31はデータ伝
送路5Aを用いて主装置の伝送部とデータ伝送を行う伝
送インターフェース、32は伝送インターフェースから
のデータと音声信号や制御信号とを相互に変換する復号
コーデック部、33は復号コーデック部からの制御信号
に基づいてボタン電話機全体を制御するとともに所定の
制御信号を復号コーデック部に出力する制御部、34は
制御部からの表示データにより表示を行う表示部であ
る。
【0034】また、35はダイヤルキー操作や各種機能
ボタン操作のほか、フックスイッチによりハンドセット
の状態を検出する操作部、36は伝送路を介した主装置
1からの給電に基づきボタン電話機の各回路部に電源V
Dを供給する電源部、37は主装置1側からの給電が停
止されている期間に、状態監視伝送路6Aを介してボタ
ン電話機の状態を主装置1側に通知する状態通知部であ
る。
【0035】ここでは、節電モード時に主装置1の状態
監視部22から状態監視伝送路6Aに対して所定の電位
として電源VCが印加され、その電位変化によりボタン
電話機3Aの状態を監視している。また、ボタン電話機
3Aの状態通知部37は、状態監視伝送路6Aの両端に
接続されたフックスイッチHSからなり、ハンドセット
の操作により状態監視伝送路6Aの電位を変化させ、主
装置1側に対して給電の要否を通知するものとなってい
る。
【0036】以下、図3、図4および図5を参照して、
本発明の第2の実施の形態による動作について説明す
る。図5は第2の実施の形態による動作を示す状態遷移
図である。本実施の形態でも、前述(図2参照)と同様
に、主装置1からすべてのボタン電話機3A〜3Nに対
して給電を行う通常モード(ステップ110)と、給電
が必要な状態のボタン電話機にのみ給電が行われる節電
モード(ステップ112)とが設けられている。
【0037】記憶部15には、節電モードの期間とし
て、夜間などボタン電話装置がほとんど利用されない期
間があらかじめ設定されており、時刻に応じて制御部1
4により、いずれかの動作モードが選択される。全ての
ボタン電話機3A〜3Nへ給電が行われる通常モードに
おいて、節電モードの期間が開始された時点で、各内線
インターフェース部13A〜13Nの給電部が制御さ
れ、それらの給電部21から対応するボタン電話機3A
〜3Nへの給電が停止され(ステップ111)、節電モ
ード(ステップ112)へ移行する。
【0038】この節電モードでは、各内線インターフェ
ース部13A〜13Nの状態監視部22において、対応
するボタン電話機3A〜3Nの状態が監視されている。
ここで、例えばボタン電話機3Aにおいて、利用者によ
りオフフックされた場合、これに応じてフックスイッチ
HS(図4参照)が閉じて、状態監視伝送路6Aの両端
が短絡される。
【0039】これにより、状態監視伝送路6の電位が変
化し、状態監視部22によりボタン電話機3Aの状態変
化が検出され、制御部14に通知される。制御部14で
は、これに応じてボタン電話機3Aが給電の必要な状態
に変化したと判断して、対応する内線インターフェース
部13Aの給電部21を制御して、ボタン電話機3Aへ
の給電を開始する。
【0040】したがって、ボタン電話機3Aでは、給電
が停止されている節電モードであっても、利用者がオフ
フックすることによりその状態変化が主装置1に通知さ
れて直ちに給電が開始され、通常モード時と同様にボタ
ン電話機3Aを利用可能となる。
【0041】また、節電モード(ステップ112)にお
いて、主装置1から給電により利用されていたボタン電
話機3Aがオフフックされた場合は、これに応じてフッ
クスイッチHS(図4参照)が開き、状態監視伝送路6
Aの両端が解放される。これにより、状態監視伝送路6
Aの電位が変化し、状態監視部22によりボタン電話機
3Aの状態変化が検出され、制御部14に通知される。
【0042】制御部14では、これに応じてボタン電話
機3Aが給電の必要な状態ではなくなったと判断して、
対応する内線インターフェース部13Aの給電部21を
制御して、ボタン電話機3Aへの給電を停止し(ステッ
プ116)、節電モードに戻る。したがって、ボタン電
話機3Aでは、再び給電が停止され元の節電モードと同
じ状態に戻る。
【0043】その後、節電モードの期間が終了した時点
で、ボタン電話機3A〜3Nを収容する内線インターフ
ェース部13A〜13Nの各給電部21が制御され、そ
れらの給電部21から対応するボタン電話機3A〜3N
に対する給電が再開され(ステップ113)、通常モー
ド(ステップ110)に戻る。
【0044】このように、対応するボタン電話機との間
に設けられたそのボタン電話機への給電に用いるデータ
伝送路とは別個の状態監視伝送路を用いてそのボタン電
話機の状態を監視し、そのボタン電話機への給電が必要
な所定の状態になった期間にそのボタン電話機へ給電を
行うようにしたので、夜間などほとんど利用されない期
間においてボタン電話装置で消費される電力を節電でき
るとともに、節電動作時であってもボタン電話装置を利
用することができ、緊急時などに対応することができ
る。
【0045】また、主装置1側の状態監視部22におい
て、対応するボタン電話機の状態監視伝送路に対して所
定の電位を常時印加し、その電位変化に応じてボタン電
話機の状態を検出するものとし、ボタン電話機3A側の
状態通知部37において、そのボタン電話機のオフフッ
ク操作に応じて状態監視伝送路の両端を開閉するように
したので、比較的簡素な構成で、ボタン電話機3Aの伝
送インターフェース部31や制御部33を動作させるこ
となく、ボタン電話機3Aへの給電が必要になった状態
すなわち利用者による電話機利用要求を確実に検出でき
る。
【0046】なお、図4では、ボタン電話機の状態通知
部37として、メカニカルなフックスイッチのみを用い
た場合を例に説明したが、これに限定されるものではな
い。例えば、状態監視伝送路6Aを介して主装置1側か
ら供給される微弱な電源に基づき回路を動作させ、フッ
クスイッチのほか、例えば緊急時に操作するための緊急
ボタンや節電解除ボタンなどの手動スイッチの動作を検
出するようにしてもよく、ボタン電話機の利用形態に応
じて任意に構成できる。
【0047】次に、図6および図7を参照して、本発明
の第3の実施の形態について説明する。図6は本発明の
第3の実施の形態によるボタン電話装置を示すブロック
図、図7は図6で用いられるボタン電話機を示すブロッ
ク図である。前述した第2の実施の形態では、状態監視
伝送路を用いて主装置側でボタン電話機の状態を監視し
ていたが、本実施の形態では給電が行われるデータ伝送
路を用いてボタン電話機の状態を監視するようにしたも
のである。
【0048】図6において、前述(図1参照)と同じま
たは同等部分には同一符号を付してあり、特に図1と比
較して、各内線インターフェース部13A〜13Nには
モード検出部23がそれぞれ設けられており、これらモ
ード検出部23により、それぞれのデータ伝送路5A〜
5Nを介して対応するボタン電話機の動作モードが個別
に監視される。また本実施の形態では、各ボタン電話機
3A〜3Nの動作モードとして、主装置1側からの給電
を電源として動作する給電モードと、各ボタン電話機3
A〜3Nに設けられた電池を電源として内部回路の一部
のみを動作させる低消費モードとが設けられている。
【0049】以下、図7を参照して、ボタン電話機3A
の構成について説明するが、他のボタン電話機3B〜3
Nも同様である。図7において、前述(図5参照)と同
じまたは同等部分には同一符号を付してあり、41は給
電モードでは主装置1からの給電を選択するとともに低
消費モードでは電池42を選択して、ボタン電話機の各
回路部に低消費モード用の電源VBを供給する電源制御
部である。なお、電池42としては、給電モード時に電
源部36からの電源VDにより充電される充電池が用い
られる。
【0050】43は伝送路5Aと伝送インターフェース
部31、電源部36および電源制御部41との間に設け
られ、低消費モード時にのみこれら回路部と伝送路5A
との切り離しを行うスイッチ、44は低消費モードから
給電モードへ復帰する際に主装置1側へ低消費モードの
解除を要求する所定のモード解除信号を送出する解除信
号送出部、45は主装置1からの給電再開を検出する給
電検出部である。
【0051】以下、図6、図7および図8,図9を参照
して、本発明の第3の実施の形態による動作について説
明する。図8は第3の実施の形態による主装置の動作を
示す状態遷移図、図9は第3の実施の形態によるボタン
電話機の動作を示す状態遷移図である。本実施の形態で
は、前述(図5参照)と同様に、主装置1に通常モード
(ステップ120)と節電モード(ステップ122)と
が設けられており、時刻に応じてこれらモードが選択さ
れる。
【0052】通常モード(ステップ120)において、
節電モードの開始時刻となった時点で、主装置1から各
ボタン電話機3A〜3Nへの給電が停止され(ステップ
121)、節電モードへの移行する。主装置1側からの
給電に基づき動作する給電モードにあった各ボタン電話
機3A〜3Nでは、この給電の電圧低下が給電検出部4
5で検出され、電源制御部41から電池42に基づく電
源VBの供給が行われるとともに(ステップ131)、
スイッチ43が制御されて伝送路5Aと伝送インターフ
ェース部31との切り離しが行われ(ステップ13
2)、電源部36による電源VDの供給が停止される。
【0053】これにより、ボタン電話機3A〜3Nは、
電池42で動作する低消費モード(ステップ134)に
移行する。この低消費モードでは、電源VBのみが供給
されるため、電源制御部41のほか、制御部33、操作
部35、解除信号送出部44および給電検出部45のみ
が動作し、比較的電力消費の大きい伝送インターフェー
ス部31、復号コーデック部32および音声信号用のア
ナログ回路部の動作が停止され、ボタン電話機での消費
電力が低減される。
【0054】このような低消費モード(ステップ13
4)において、例えばボタン電話機3Aでオフフックや
特定ボタン押下など所定の給電モード移行操作が行わ
れ、これら操作が操作部35を介して制御部33で検出
された場合、制御部33では解除信号送出部44を制御
して、主装置1側に対して所定のモード解除信号を送出
する。主装置1では、節電モード(ステップ122)に
おいて、各内線インターフェース部13A〜13Nのモ
ード検出部23でデータ伝送路5A〜5Nを監視してい
る。
【0055】したがって、節電モードにおいて、ボタン
電話機3Aから送出されたモード解除信号が、内線イン
ターフェース部13Aのモード検出部23で検出された
場合、制御部14はその内線インターフェース部13A
の給電部21を制御して、ボタン電話機3Aへの給電を
再開する(ステップ125)。ボタン電話機3Aでは、
モード解除信号送出後、給電検出部45により給電再開
が検出された場合(ステップ136:YES)、制御部
33により電源制御部41を介してスイッチ43が制御
され、データ伝送路5Aと伝送インターフェース部31
とが接続される(ステップ137)。
【0056】これにより、主装置1側からの給電に基づ
き電源部36から電源VDの供給が行われるとともに
(ステップ138)、主装置1側からの給電に基づき電
源制御部41から電源VBの供給が行われ(ステップ1
39)、ボタン電話機3Aが給電モードに移行する。し
たがって、ボタン電話機3Aでは、昼間の通常モードと
同様に、各種ボタン電話機能が利用できる。
【0057】その後、この給電モードにおいて、ボタン
電話機3Aの利用が終了し、特定ボタン押下など所定の
低消費モード移行操作が制御部33により検出された場
合は、ステップ131へ移行して、以下前述した給電停
止時の処理が行われ、低消費モード(ステップ134)
に移行する。これに応じて、主装置1の伝送部12で
は、ボタン電話機3Aとのデータ伝送停止が検出され、
制御部14により内線インターフェース部13Aの給電
部21が制御され、ボタン電話機3Aへの給電が停止さ
れ、元の節電モード(ステップ122)に戻る。
【0058】このように、データ伝送に用いられるデー
タ伝送路5Aを用いて、ボタン電話機の状態を監視し、
そのボタン電話機への給電が必要な所定の状態になった
期間にそのボタン電話機へ給電を行うようにしたので、
データ伝送路5Aとは別個の伝送路を設けることなく、
夜間などほとんど利用されない期間においてボタン電話
装置で消費される電力を節電できるとともに、節電動作
時であってもボタン電話装置を利用することができ、緊
急時などに対応することができる。
【0059】なお、以上説明した第3の実施の形態で
は、各ボタン電話機3A〜3Nへの給電が停止されてい
る主装置1側の節電モード(ステップ122)において
ボタン電話機3Aを利用する場合を例にして説明した
が、これとは逆に、各ボタン電話機3A〜3Nへの給電
が行われている主装置1側の通常モード(ステップ12
0)においてボタン電話機3Aを低消費モードにするこ
とも可能である。
【0060】すなわち、図9に示すように、例えばボタ
ン電話機3Aの給電モード(ステップ130)におい
て、特定ボタン押下など所定の低消費モード移行操作に
応じてステップ131へ移行し、以下前述した給電停止
時の処理を行って、低消費モード(ステップ)へ移行す
るようにすればよい。これにより、主装置1の内線イン
ターフェース部13Aのモード検出部12(あるいは伝
送部12)で、ボタン電話機3Aとのデータ伝送停止が
検出され、制御部14により内線インターフェース部1
3Aの給電部21が制御され、ボタン電話機3Aへの給
電が停止される。
【0061】また、ボタン電話機を低消費モードから給
電モードへ復帰させる場合には、例えばボタン電話機3
Aでオフフックや特定ボタン押下など所定の給電モード
移行操作に応じてステップ135へ移行し、前述した給
電復帰時の処理を行って、給電モードに移行するように
すればよい。これにより、主装置1の内線インターフェ
ース部13Aのモード検出部23でモード解除信号が検
出され、制御部14により内線インターフェース部13
Aの給電部21が制御され、ボタン電話機3Aへの給電
が再開される。
【0062】したがって、各ボタン電話機3A〜3Nへ
の給電が行われている主装置1側の通常モードにおい
て、任意のボタン電話機を低消費モードにすることがで
き、ボタン電話機が使用されない期間、例えば利用者の
不在時あるいは離席期間など、各ボタン電話機の利用状
況に応じて個別に効率よく消費電力の低減を行うことが
できる。
【0063】また、ボタン電話機3Aの電源制御部41
で電池42の出力を監視し、低消費モード(ステップ1
34)において電池42の出力低下が検出された場合
は、ステップ135に移行して、前述した給電復帰時の
処理を行って、給電モードに移行するようにしてもよ
い。これにより、自動的に主装置1側から給電されるも
のとなり、電池42の出力が低下した場合でも、電池4
2の充電を待つことなくボタン電話機を利用できる。
【0064】なお、以上説明した第1の実施の形態で
は、節電モードにおいて特定のボタン電話機以外のボタ
ン電話機に給電を行う場合、また第2および第3の実施
の形態では、ボタン電話機からの要求に応じて主装置か
ら給電を行う場合を例に説明したが、必要に応じて主装
置からボタン電話機へ給電を行うようにしてもよい。
【0065】例えば、給電停止中のボタン電話機3Aに
対して、網側あるいは他のボタン電話機から着信があっ
た場合は、そのボタン電話機3Aに対応する内線インタ
ーフェース部13Aの給電部21を制御して、給電を再
開すればよい。これにより、ボタン電話機3Aが復旧し
て、着信表示およびその後の応答さらには通話を行うこ
とができ、主装置1側が節電モードの場合やボタン電話
機3Aが低消費モードの場合でも、必要に応じて利用す
ることができる。
【0066】次に、図10を参照して、本発明の第4の
実施の形態について説明する。図10は第4の実施の形
態による主装置の要部を示すブロック図であり、前述
(図3参照)と同じまたは同等部分には同一符号が付し
てある。本実施の形態は、、主装置の制御部(CPU)
の動作状態や内線インターフェースへの給電を制御し
て、節電モードにおいて主装置での電力消費を削減する
ようにしたものであり、前述した第2および第3の実施
の形態に適用される。
【0067】図10において、51は主装置1の各部を
制御するCPU(制御部14)、52は、電源部16と
内線インターフェース部13A〜13Nとの間に設けら
れ、電源VAの供給をオンオフするスイッチ、53は各
内線インターフェース部13A〜13NからCPU51
に対して電源VAの供給再開を要求するための割込信
号、54はCPUと各内線インターフェース部13A〜
13Nとの間でやり取りされる制御信号である。特に、
電源VCは各内線インターフェース部13A〜13Nに
対して常時供給されるが、電源VAについては制御部5
2によりスイッチ52のオンオフされ、その供給が制御
される。
【0068】以下、図11を参照して、本実施の形態の
動作について、前述した第2の実施の形態に適用した場
合を例にして説明する。図11は第4の実施の形態によ
る動作を示す状態遷移図である。通常モード(ステップ
150)では、主装置1のスイッチ52がオンされ電源
VAが各内線インターフェース部13A〜13Nに供給
されているとともに、CPU(制御部)51の動作状態
は通常動作となっている。
【0069】ここで、節電モードの開始時刻となった場
合は、各内線インターフェース部13A〜13Nの給電
部21が制御されて各ボタン電話機3A〜3Nへの給電
が停止されるとともに(ステップ151)、スイッチ5
2がオフされて電源VAの供給が停止される(ステップ
152)。そして、CPU51は自身の動作状態を消費
電力の少ない待受動作に移行させ(ステップ152)、
節電モード(ステップ154)へ移行する。
【0070】なお、CPU51の待受動作とは、CPU
内部の所定回路部への電源供給を遮断して通常の演算動
作を停止し、CPU外部からの割込信号を監視する動作
であり、高速に演算処理を行う通常動作と比較して、処
理機能が削減される分だけ消費電力が低減される。
【0071】節電モード(ステップ154)において、
例えば内線インターフェース部13Aで、ボタン電話機
3Aのオフフックが状態監視部22(図3参照)により
検出された場合は、CPU51に対して割込信号53が
出力される。CPU51では、この割込信号53に応じ
て、電源VAを必要とする状態となったと判断して、自
身を通常動作に移行させ(ステップ161)、スイッチ
52をオンして電源VAの供給を再開する(ステップ1
63)。
【0072】そして、制御信号54を用いて内線インタ
ーフェース部13Aの給電部21(図3参照)を制御
し、ボタン電話機3Aへの給電を再開する(ステップ1
64)。また、節電モード(ステップ154)におい
て、内線インターフェース部13Aの状態監視部22に
より、ボタン電話機3Aのオフフックが検出された場合
は、これが制御信号54を用いてCPU51に通知され
る。
【0073】これに応じて、CPU51は制御信号54
を用いて、内線インターフェース部13Aの給電部21
を制御し、ボタン電話機3Aへの給電を停止するととも
に(ステップ164)、他のボタン電話機への給電が行
われていない場合は、スイッチ52をオフして電源VA
の供給を再開し(ステップ165)、自身を待受動作に
移行させ(ステップ166)、節電モードへ戻る。
【0074】その後、節電モードの期間が終了した時点
で、自身を通常動作に移行させ(ステップ155)、ス
イッチ52をオンして電源VAの供給を再開する(ステ
ップ156)。そして、制御信号54を用いて内線イン
ターフェース部13Aの給電部21を制御し、ボタン電
話機3Aへの給電を再開し(ステップ157)、通常モ
ード(ステップ150)に戻る。
【0075】このように、主装置1内部にデジタル系電
源VCより電圧の高いアナログ系電源VAの供給をオン
オフするスイッチ52を設けるとともに、CPU51と
して待受動作機能を有するCPUを用いて、節電モード
時には、割込信号によりボタン電話機への給電が必要と
なったことが通知された場合にのみ、自身を通常動作に
復帰させるとともに、スイッチ52をオンして各内線イ
ンターフェース部13A〜13Nへの電源VAの供給を
再開するようにしたので、夜間などほとんど利用されな
い期間においてボタン電話機だけでなく主装置内部の電
力消費をも削減できるとともに、節電動作時であっても
ボタン電話装置を利用することができ、緊急時などに対
応することができる。
【0076】なお、以上説明した第4の実施の形態で
は、第2の実施の形態を例として説明したが、第3の実
施の形態に示したように、ボタン電話機から送出された
モード解除信号の検出に応じて割込信号をCPU51へ
出力するようにしてもよい。
【0077】また、前述の第4の実施の形態では、節電
モード時に主装置1で内線インターフェース部13A〜
13Nへの電源VAの供給を制御する場合について説明
したが、他の回路ユニット例えばドアホンや2線式アナ
ログ電話機を接続するためのインターフェース回路部に
ついて、第4の実施の形態と同様に電源VAの供給を制
御するようにしてもよい。また、スイッチ52を各回路
ユニットごとに設けて、必要な回路ユニットのみに給電
を行うようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、主装置
に、対応するボタン電話機に対して通常動作時には給電
を行うとともに、予め設定された節電期間に給電を停止
する第1の内線インターフェース部と、対応するボタン
電話機に対して通常動作時に加えて前記節電期間にも給
電を行う第2の内線インターフェース部とを備え、特定
ボタン電話機を節電期間に使用できるようにしたもので
ある。また、主装置に、対応するボタン電話機との間に
設けられたそのボタン電話機への給電に用いる伝送路と
は別個の状態監視伝送路、あるいはデータ伝送路を用い
てそのボタン電話機の状態を監視する内線インターフェ
ース部を設け、そのボタン電話機への給電が必要な所定
の状態になった場合にそのボタン電話機へ給電を行うよ
うにしたものである。したがって、夜間などほとんど利
用されない節電期間においてボタン電話装置で消費され
る電力を節電でき環境に優しいボタン電話装置を提供で
きるとともに、節電期間であってもボタン電話装置を利
用することができ、緊急時などに対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態によるボタン電話
装置のブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態による動作(主装置)を示
す状態遷移図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態によるボタン電話
装置のブロック図である。
【図4】 図3のボタン電話機のブロック図である。
【図5】 第2の実施の形態による動作(主装置)を示
す状態遷移図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態によるボタン電話
装置のブロック図である。
【図7】 図6のボタン電話機のブロック図である。
【図8】 第3の実施の形態による動作(主装置)を示
す状態遷移図である。
【図9】 第3の実施の形態による動作(ボタン電話
機)を示す状態遷移図である。
【図10】 本発明の第4の実施の形態によるボタン電
話装置のブロック図である。
【図11】 第4の実施の形態による動作(主装置)を
示す状態遷移図である。
【符号の説明】
1…主装置、11回線交換部、12伝送部、13A〜1
3N内線インターフェース部、14制御部、15記憶
部、16電源部、17PCMハイウェイ、2ISDN回
線、21給電部、22状態監視部、23モード検出部、
3A〜3Nボタン電話機、5A〜5Nデータ伝送路、6
A〜6N状態監視伝送路、31伝送インターフェース
部、32復号コーデック部、33制御部、34表示部、
35操作部、36電源部、37状態通知部、41電源制
御部、42電池、43スイッチ、44解除信号送出部、
45給電検出部、51CPU、52スイッチ、53割込
信号、54制御信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 直樹 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 (72)発明者 名取 貴之 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 Fターム(参考) 5K037 AA13 AB01 BA06 DA01 DA06 DA07 5K049 AA05 BB05 BB12 CC12 FF42 HH04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主装置に各ボタン電話機を接続する複数
    の内線インターフェース部を有し、各内線インターフェ
    ース部から対応するボタン電話機に対して、その動作に
    必要な電源を給電するボタン電話装置において、 主装置に、 対応するボタン電話機に対して通常動作時には給電を行
    うとともに、予め設定された節電期間に給電を停止する
    第1の内線インターフェース部と、 対応するボタン電話機に対して通常動作時に加えて前記
    節電期間にも給電を行う第2の内線インターフェース部
    とを備えることを特徴とするボタン電話装置。
  2. 【請求項2】 主装置に各ボタン電話機を接続する複数
    の内線インターフェース部を有し、各内線インターフェ
    ース部から対応するボタン電話機に対して、その動作に
    必要な電源を給電するボタン電話装置において、 主装置に、 対応するボタン電話機との間に設けられたそのボタン電
    話機への給電に用いる伝送路とは別個の状態監視伝送路
    を用いてそのボタン電話機の状態を監視し、そのボタン
    電話機への給電が必要な所定の状態になった場合にその
    ボタン電話機へ給電を行う内線インターフェース部を備
    えることを特徴とするボタン電話装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のボタン電話装置におい
    て、 内線インターフェース部に、 対応するボタン電話機の状態監視伝送路に対して所定の
    電位を常時印加し、その電位変化に応じてボタン電話機
    の状態を検出する状態検出手段を備え、 ボタン電話機に、 そのボタン電話機のフック操作に応じて状態監視伝送路
    を開閉するスイッチ手段を備えることを特徴とするボタ
    ン電話装置。
  4. 【請求項4】 主装置に各ボタン電話機を接続する複数
    の内線インターフェース部を有し、各内線インターフェ
    ース部から対応するボタン電話機に対して、その動作に
    必要な電源を給電するボタン電話装置において、 主装置に、 対応するボタン電話機への給電に用いる伝送路を用いて
    そのボタン電話機の状態を監視し、そのボタン電話機へ
    の給電が必要な所定の状態になった場合にそのボタン電
    話機へ給電を行う内線インターフェース部を備えること
    を特徴とするボタン電話装置。
  5. 【請求項5】 主装置に各ボタン電話機を接続する複数
    の内線インターフェース部を有し、各内線インターフェ
    ース部から対応するボタン電話機に対して、その動作に
    必要な電源を給電するボタン電話装置において、 主装置に、 対応するボタン電話機がそのボタン電話機に設けられた
    電池で動作してそのボタン電話機での電力消費を低減さ
    せる低消費モードへ移行した場合にそのボタン電話機へ
    の給電を停止し、必要に応じてそのボタン電話機への給
    電を再開してそのボタン電話機を通常動作に復帰させる
    内線インターフェース部を備えることを特徴とするボタ
    ン電話装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のボタン電話装置におい
    て、 内線インターフェース部に、 対応するボタン電話機からの低消費モード解除要求に応
    じてそのボタン電話機への給電を再開する給電手段を備
    えることを特徴とするボタン電話装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のボタン電話装置におい
    て、 内線インターフェース部に、 対応するボタン電話機が低消費モードへ移行したことを
    検出する検出手段と、 ボタン電話機から低消費モードの解除要求を検出するモ
    ード解除検出手段と、 検出手段により低消費モードへの移行が検出された場合
    にそのボタン電話機への給電を停止し、モード解除検出
    手段により低消費モードの解除要求が検出された場合に
    そのボタン電話機への給電を再開する給電手段とを備え
    ることを特徴とするボタン電話装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載のボタン電話装置におい
    て、 ボタン電話機に、 低消費モードへ移行する場合にそのボタン電話機の動作
    電源として電池を選択してボタン電話機内の一部の回路
    部のみを動作させて消費電力を低減する低消費モードに
    移行させ、低消費モードを解除する場合に動作電源とし
    て主装置側からの給電を選択して通常動作に移行させる
    電源制御手段と、 低消費モードを解除する場合に主装置側に対して低消費
    モードの解除要求を行う解除要求送出手段とを備えるこ
    とを特徴とするボタン電話装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のボタン電話装置におい
    て、 ボタン電話機の解除要求送出手段は、 電池監視手段により電池の電源低下が検出された場合
    は、解除要求送出手段から主装置に対して低消費モード
    の解除要求を行うことを特徴とするボタン電話装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、請求項2または請求項4記
    載のボタン電話装置において、 内線インターフェース部に、 対応するボタン電話機への呼び出し要求に応じて、その
    ボタン電話機が低消費モードの場合にはそのボタン電話
    機への給電を再開する給電手段を備えることを特徴とす
    るボタン電話装置。
  11. 【請求項11】 請求項2または請求項4記載のボタン
    電話装置において、 主装置に、 内線インターフェース部に供給されるボタン電話機給電
    用の電源をオンオフするスイッチ手段と、 主装置の各部を制御する制御手段として、通常状態での
    演算動作を停止して外部からの割込信号を監視する待受
    状態へ移行可能なCPUとを設け、 CPUでは、 節電期間開始において、スイッチ手段をオフして内線イ
    ンターフェース部への給電用電源の供給を停止するとと
    もにCPU自身を待受状態とし、節電期間終了に応じて
    CPU自身を通常状態に復帰させるとともに、スイッチ
    手段をオンしてボタン電話機への給電を再開することを
    特徴とするボタン電話装置。
  12. 【請求項12】 請求項2または請求項4記載のボタン
    電話装置において、 主装置に、 内線インターフェース部に供給されるボタン電話機給電
    用の電源をオンオフするスイッチ手段と、 主装置の各部を制御する制御手段として、通常状態での
    演算動作を停止して外部からの割込信号を監視する待受
    状態へ移行可能なCPUとを設け、 CPUでは、 節電期間において、スイッチ手段をオフして内線インタ
    ーフェース部への給電用電源の供給を停止するとともに
    CPU自身を待受状態とし、いずれかの内線インターフ
    ェース部からの割込信号により、その内線インターフェ
    ース部に対応するボタン電話機への給電が必要な状態に
    なったことが通知された場合には、CPU自身を通常状
    態に復帰させるとともに、スイッチ手段をオンしてボタ
    ン電話機への給電を再開することを特徴とするボタン電
    話装置。
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