JP3982220B2 - 回線切替装置および停電用電話機 - Google Patents

回線切替装置および停電用電話機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回線切替装置および停電用電話機に関し、特にISDN回線に接続された電話装置が停電状態でもISDN回線を用いた通話を実現するための回線切替装置および停電用電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ISDN回線へ接続されて終端制御する電話装置では、その電話装置に収容される電話機(以下、子機という)として停電用電話機(以下、停電用子機という)を設け、電話装置への電源供給が停止した停電状態でも停電用子機によりISDN回線を用いた通話を実現するものもある。
このような場合、ISDN回線と電話装置との間に回線切替装置を設け、電話装置が停電状態となった場合に、その回線切替装置でISDN回線を電話装置側から停電用電話機へ切替接続して、停電用子機による通話を実現している。また、停電用子機の内部にこのような回線切替装置を含むものもある。
【0003】
図8に従来の回線切替装置を示す。ここでは、ボタン電話装置を例として主装置2が上記電話装置に相当し停電用子機3が停電用電話機に相当する場合について説明する。
この回線切替装置9には、ISDN回線(U点インターフェース)10を主装置2側または停電用子機3側のいずれかへ切替接続する回線切替部91と、主装置2と停電用子機3とを結ぶ内線伝送路9Cを介して主装置2から停電用子機3へ供給される電源に応じて回線切替部91を制御する切替制御部92とが設けられている。
また、停電用子機3は回線切替装置9を介して、主装置2またはISDN回線10のいずれかへ接続される。
【0004】
主装置2へ電源が供給されている通電状態では、主装置2から停電用子機3へ内線伝送路9Cを介して電源が供給される。切替制御部92ではこの停電用子機3へ供給される電源を用いて回線切替部91のリレーLを駆動している。
したがって、通電状態では、切替制御部92により回線切替部91のリレーLが駆動されてISDN回線10が通電伝送路9Aを介して主装置2側に接続される。
【0005】
また、停電状態となった場合は、停電用子機3への電源供給が停止するためリレーLの駆動が停止し、ISDN回線10は停電伝送路9Bを介して停電用子機3側へ切替接続される。これにより、停電用子機3では、ISDN回線10を介して網側から供給される電源により動作可能となる。
その後、主装置2へ電源が再給電された時点で、主装置2から停電用子機3へ電源が供給されるため、リレーLが駆動されてISDN回線10が通電伝送路9Aを介して主装置2側に接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の回線切替装置および停電用電話機では、電話装置への再給電に応じて、回線切替部でISDN回線が停電用電話機側から電話装置側へ切り替えられる。したがって、その際、停電用電話機で停電伝送路および回線切替部を介して通話していた場合でも、回線切替部によりISDN回線が通電伝送路側へ強制的に切り替えられるため、停電伝送路を介した通話が切断されてしまうという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、主装置への再給電時に停電用子機が通話していた場合、その通話を維持することができる回線切替装置および停電用電話機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる回線切替装置は、ISDN回線を終端制御する電話装置と、内線伝送路を介して電話装置へ接続されて電話装置へ電源が供給されている通電状態および電話装置への電源供給が停止している停電状態でISDN回線を用いた通話を行う停電用電話機とに接続され、通電状態/停電状態に応じてISDN回線を電話装置側または停電用電話機側のいずれかへ切替接続する回線切替装置であって、ISDN回線を電話装置側または停電用電話機側のいずれかへ切替接続する回線切替部と、内線伝送路に接続され、電話装置から内線伝送路を介して停電用電話機へ電源が供給された場合に回線切替部を制御することにより通電伝送路を介してISDN回線を電話装置側へ接続し、停電用電話機への電源が供給停止された場合に回線切替部を制御することにより停電伝送路を介してISDN回線を停電用電話機へ接続する切替制御部と、回線切替部により停電伝送路を介してISDN回線へ接続された停電用電話機による通話を検出する通話検出部と、通話検出部により停電用電話機による通話が検出された場合は、切替制御部による回線切替部の切替制御を停止する制御部と、内線伝送路のうち切替制御部から電話装置側に設けられ、制御部からの指示に応じて、電話装置から停電用電話機および切替制御部への電源供給を制御することにより、切替制御部による回線切替部の切替制御を停止/停止解除する給電制御部とを備えるものである。
【0008】
また、制御部で、通話検出部により停電用電話機による終話が検出された場合、切替制御部による回線切替部の切替制御の停止を解除するようにしてもよい。
【0010】
このとき、制御部で、通話検出部により停電用電話機による通話が検出された場合、給電制御部を開放状態に制御することにより、切替制御部による回線切替部の切替制御を停止するようにしてもよい。
また、通話検出部により停電用電話機による終話が検出された場合、給電制御部を閉結状態に制御することにより、切替制御部による回線切替部の切替制御の停止を解除するようにしてもよい。
【0011】
電話装置および停電用電話機の具体的構成として、電話装置がボタン電話装置の主装置であり、停電用電話機が電話装置に内線伝送路を介して接続される停電用子機であってもよい。
通話検出部の具体的構成として、停電伝送路に生ずる電気量の変化に基づき、停電伝送路を用いた停電用電話機の通話有無を検出するようにしてもよい。
【0012】
また、本発明にかかる停電用電話機は、ISDN回線を終端制御する電話装置と内線伝送路を介して接続され、電話装置へ電源が供給されている通電状態および電話装置への電源供給が停止している停電状態でISDN回線を用いた通話を行う停電用電話機であって、内線伝送路を介して電話装置から供給された電源に基づき当該停電用電話機での電話機能を提供する通電動作部と、ISDN回線を介して網側から供給された電源に基づき当該停電用電話機での電話機能を提供する停電動作部と、ISDN回線を電話装置側または停電動作部側のいずれかへ切替接続する回線切替部と、内線伝送路に接続され、電話装置から内線伝送路を介して電源が供給された場合に回線切替部を制御することにより通電伝送路を介してISDN回線を電話装置側へ接続し、電源の供給が停止された場合に回線切替部を制御することにより停電伝送路を介してISDN回線を停電動作部へ接続する切替制御部と、回線切替部により停電伝送路を介してISDN回線に接続された停電動作部で通話が開始された場合は、切替制御部による回線切替部の切替制御を停止する停電制御部と、内線伝送路のうち切替制御部から電話装置側に設けられ、停電制御部からの指示に応じて、電話装置から通電動作部および切替制御部への電源供給を制御することにより、切替制御部による回線切替部の切替制御を停止/停止解除する給電制御部とを備えるものである。
【0013】
また、停電制御部で、停電用電話機による終話に応じて、切替制御部による回線切替部の切替制御の停止を解除するようにしてもよい。
【0015】
このとき、停電制御部で、停電用電話機で通話が開始された場合、給電制御部を開放状態に制御することにより、切替制御部による回線切替部の切替制御を停止するのようにしてもよい。
また、停電制御部で、停電用電話機による終話に応じて、給電制御部を閉結状態に制御することにより、切替制御部による回線切替部の切替制御の停止を解除するようにしてもよい。
【0016】
電話装置および停電用電話機の具体的構成として、電話装置がボタン電話装置の主装置であり、当該停電用電話機が電話装置に内線伝送路を介して接続される停電用子機であってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態にかかる回線切替装置を示すブロック図である。以下では、本実施の形態にかかる回線切替装置をボタン電話装置に適用した例について説明する。
ボタン電話装置は、ISDN回線10を終端制御する主装置2と、この主装置2に収容される子機30および停電用子機3から構成されており、主装置2は商用電源で動作し、子機30および停電用子機3は主装置2から供給される電源により動作している。
【0018】
回線切替装置1は、ISDN回線(U点インターフェース)10と主装置2との間に接続されているとともに、主装置2と停電用子機3との間に接続されている。この回線切替装置1には、回線切替部11、切替制御部12、通話検出部13、制御部14、給電制御部15および電源部16が設けられている。
回線切替部11は、リレーLによりISDN回線10を、主装置2側または停電用子機3側のいずれかへ切替接続する回路部である。主装置2は通電伝送路10Aを介して回線切替部11へ接続されている。また停電用子機3は停電伝送路10Bを介して回線切替部11へ接続されている。
【0019】
切替制御部12は、主装置2と停電用子機3とを結ぶ内線伝送路10Cを介して主装置2から停電用子機3へ供給される電源に応じて回線切替部11を切替制御する回路部である。
通話検出部13は、停電伝送路10Bの電気量の変化に基づいて停電伝送路10Bを用いた停電用子機3の通話有無を検出する回路部である。一般に、ISDN回線から電源を取得している状態で停電用子機3で通話を行った場合、通話していない場合と比較して停電用子機3を介してISDN回線へ流れる給電電流が増加する。したがって、例えば停電伝送路10Bに低負荷素子を直列接続し、その両端に発生する電圧値を監視することにより、停電用子機3での通話有無を検出できる。
【0020】
給電制御部15は、内線伝送路10Cのうち切替制御部12から主装置2側の区間に直列に設けられ、制御部14からの指示に応じて、主装置2から停電用子機3へ供給される電源の供給/停止を制御するとともに、その閉結/開放状態を維持するラッチ機能を有する回路部である。具体例としてはラッチングリレーやラッチ機能を有する低消費電力タイプのフォトMOSリレーなどがあげられる。制御部14は、所定のプログラムを実行するCPUとメモリ回路などの周辺回路とから構成されており、通話検出部13の検出結果に応じて給電制御部15の動作を制御する。
電源部16は、停電伝送路10Bのうち通話検出部13との接続点から回線切替部11側に設けられ、ISDN回線10および回線切替部11を介して網側から停電伝送路10Bへ供給された電源を取得して回線切替装置1内の各部へ供給する回路部である。
【0021】
図2に停電用子機の構成例を示す。
停電用子機3には、内線伝送路10Cを介して主装置2側から供給された電源により動作する通電動作部3Aと、停電伝送路10Bを介してISDN回線10側から供給された電源により動作する停電動作部3Bとが設けられている。
通電動作部3Aは、内線伝送路10Cから電源を取得して通電動作部3Aの各回路部へ供給する電源部31、内線伝送路10Cを介して主装置2とデータ伝送を行うことにより音声情報や制御情報をやり取りする伝送制御コーデック32、および伝送制御コーデック32で受信された主装置2からの制御情報に基づき停電用子機3を制御するとともにフックスイッチ(HS)39など停電用子機3での操作を示す主装置2宛の制御情報を伝送制御コーデック32へ渡す通電制御部33から構成されている。
【0022】
停電動作部3Bは、停電伝送路10Bから電源を取得して停電動作部3Bの各部へ供給する電源部34、停電伝送路10Bを介して接続されるISDN回線10のU点インターフェースを終端するISDNコントローラ35、このISDNコントローラ35とデータ伝送を行うことにより音声情報や制御情報をやり取りするコーデック36、およびISDNコントローラ35で受信された網側からの制御情報に基づき停電用子機3を制御するとともにフックスイッチ39など停電用子機3での操作を示す網側宛の制御情報をISDNコントローラ35へ渡す停電制御部37から構成されている。
【0023】
通話部38は、音声通話のためののマイクやスピーカ(図示せず)からなり、通電動作部3Aの伝送制御コーデック32と停電動作部3Bのコーデック36とで共用される。
フックスイッチ(HS)39は、停電用子機3での通話状態を検出するスイッチであり、通電動作部3Aの通電制御部33と停電動作部3Bの停電制御部37とで共用される。
【0024】
停電用子機3では、通電状態において、内線伝送路10Cを介して主装置2から供給された電源が電源部31から通電動作部3Aの各部へ供給される。そして、主装置2からの制御情報は、伝送制御コーデック32で受信されて通電制御部33へ渡され、停電用子機3の各部が制御される。またフックスイッチ39など停電用子機3での操作を示す制御情報は、通電制御部33から伝送制御コーデック32へ渡され主装置2へ送信される。
また、主装置2からの音声情報は、伝送制御コーデック32で受信されて復号化され通話部38のスピーカ(図示せず)から出力される。また通話部38のマイク(図示せず)から入力された音声信号は伝送制御コーデック32により音声情報へ符号化され主装置2へ送信される。
【0025】
一方、停電状態において、ISDN回線10および停電伝送路10Bを介して網側から供給された電源が電源部34から停電動作部3Bの各部へ供給される。そして、ISDN回線10のU点インターフェースがISDNコントローラ35で終端される。
そして、網側からの制御情報は、ISDNコントローラ35で受信されて停電制御部37へ渡され、停電用子機3の各部が制御される。またフックスイッチ(HS)39など停電用子機3での操作を示す制御情報は、停電制御部37からISDNコントローラ35へ渡され網側へ送信される。
【0026】
また、網側からの音声情報は、ISDNコントローラ35で受信されてコーデック36で復号化され、通話部38のスピーカ(図示せず)から出力される。また通話部38のマイク(図示せず)から入力された音声信号はコーデック36により音声情報へ符号化され、ISDNコントローラ35から網側へ送信される。
【0027】
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる回線切替装置の動作について説明する。図3は回線切替装置1の動作を示すタイミングチャートである。
時刻T1以前において、主装置2は電源が供給されている通電状態にある。給電制御部15は、初期状態において閉結状態にある。
このような状態では、主装置2から停電用子機3に対して内線伝送路10Cを介して電源が供給される。
【0028】
切替制御部12では、この電源供給に応じてリレーLを駆動し、回線切替部11ではISDN回線10を主装置2側へ切替接続する。したがって、停電伝送路10BはISDN回線10へ接続されておらず、電源部16からの電源供給は停止し、制御部14は動作を停止している。
このような通電状態にある時刻T1において、主装置2への電源供給が停止して停電状態となった場合、主装置2から内線伝送路10Cを介した停電用子機3への電源供給も停止する。これにより、切替制御部12でのリレーLの駆動が停止し、これに応じて回線切替部11ではISDN回線10を停電用子機3側へ切替接続する。
【0029】
したがって、停電伝送路10BにはISDN回線10および回線切替部11を介して網側から電源が供給され、電源部16は回線切替装置1の各部に対して電源供給を開始する。
これに応じて、制御部14は、通話検出部13を用いて停電用子機3による通話有無を検出するとともに、その検出結果に基づき給電制御部15を制御する給電制御処理を開始する。図4は制御部14における給電制御処理を示すフローチャートである。
【0030】
制御部14では、まず、通話検出部13の出力をA/D変換して、停電伝送路10Bに直列接続されている負荷素子の両端に生じている回線差分電圧を取得する(ステップ100)。そして、得られた回線差分電圧を非通話状態における基準電圧値として保持する(ステップ101)。
なお、制御部14が動作を開始する時点は、回線切替部11によりISDN回線10が主装置2側から停電用子機3側へ切り替えられた直後である。したがって、それまで停電用子機3で主装置2を介して通話状態にあったとしても上記切り替えにより通話していた回線が切断されることになるため、制御部14が動作を開始する時点では停電用子機3が非通話状態にあると考えてよい。
【0031】
次に、制御部14は、所定期間経過ごとにタイムアップする通話監視タイマーを起動し(ステップ102)、この通話監視タイマーのタイムアップまで待機する待機ループへ移行する(ステップ103)。
この待機ループで通話監視タイマーがタイムアップとなった場合(ステップ103:YES)、通話検出部13の出力から回線差分電圧を取得する(ステップ104)。
【0032】
そして、得られた回線差分電圧と基準電圧値とを比較し、得られた回線差分電圧が基準電圧値より上昇している場合は(ステップ105:YES)、停電用子機3で通話が行われていると判断して給電制御部15を開放状態へ制御し(ステップ106)、ステップ103の待機ループへ戻る。
一方、得られた回線差分電圧が基準電圧値より上昇していない場合は(ステップ105:NO)、停電用子機3で通話が行われていないと判断して給電制御部15を閉結状態へ制御し(ステップ107)、ステップ103の待機ループへ戻る。
【0033】
したがって、時刻T1直後では、停電用子機3が通話状態にないことから、上記ような制御部14の給電制御処理により、給電制御部15が閉結状態へ制御される。
その後、時刻T2に主装置2の電源が復電して通電状態となった場合、給電制御部15が閉結状態にあることから、主装置2から内線伝送路10Cを介して停電用子機3へ電源が供給される。これに応じて、切替制御部12で回線切替部11のリレーLが駆動され、ISDN回線10が主装置2側へ切り替えられる。
【0034】
次に、時刻T3に主装置2が停電状態となった場合、時刻T1と同様に、回線切替部11によりISDN回線10が停電用子機3側へ切り替えられる。また、停電用子機3は通話状態にないため通話検出部13では通話状態が検出されず、給電制御部15は閉結状態を維持している。
このような停電状態にある時刻T4において、停電用子機3で停電伝送路10Bを介して通話が開始された場合、停電伝送路10Bを流れる給電電流が増加する。制御部14では通話検出部を用いた給電制御処理により、停電用子機3での通話開始を検出し、給電制御部15を開放状態へ制御する。
【0035】
このような停電用子機3による停電状態での通話中に、時刻T5に主装置2の電源が復電した場合、主装置2から内線伝送路10Cに対して電源が供給される。しかし、給電制御部15が開放状態にあるため、主装置2からの電源が給電制御部15から停電用子機3側へ供給されない。
したがって、切替制御部12による回線切替部11の切替制御が停止され、すなわちリレーLが駆動されず、ISDN回線10は停電用子機3側に接続されたままとなり、停電伝送路10Bを介した停電用子機3の通話が維持される。
【0036】
その後、時刻T6に停電用子機3が終話した場合、停電伝送路10Bを流れる給電電流が低減するため、制御部14では通話検出部を用いた給電制御処理により、停電用子機3での終話を検出し、給電制御部15を閉結状態へ制御する。
これにより、主装置2から内線伝送路10Cを介して停電用子機3側へ電源が供給され、切替制御部12により回線切替部11のリレーLが駆動されて、ISDN回線10が主装置2側へ切り替え接続される。
【0037】
このように、本実施の形態では、回線切替部11と停電用子機3とを接続する停電伝送路10Bに通話検出部13を設け、主装置2が停電状態の際に通話検出部13を介して停電用子機3による通話を検出した場合は、切替制御部12の切替制御を制御部14により停止するようにしたので、従来のように、回線切替部11で強制的にISDN回線10が主装置2側へ切り替えられなくなり、主装置2の復電時でも停電用子機3の通話が維持される。
【0038】
また、切替制御部12の切替制御を停止する構成として、主装置2と停電用子機3とを接続する内線伝送路10Cのうち切替制御部12から主装置2側に、主装置2からの電源供給を制御する給電制御部15を設け、通話検出部13により主装置2が停電状態の際に停電用子機3による通話を検出した場合は、制御部14により給電制御部15を開放状態へ制御して、主装置2から停電用子機3および切替制御部12への給電を停止するようにしたので、切替制御部12の切替制御を容易に停止できるとともに、停電用子機3への主装置2からの給電も停止でき、停電伝送路10Bを介して通話している停電用子機3の誤動作を容易に回避できる。
【0039】
また、主装置2が停電状態の際に通話検出部13を介して停電用子機3による終話を検出した場合は、切替制御部12の切替制御を制御部14により停止解除するようにしたので、主装置2の復電後の停電用子機3による終話に応じて、ISDN回線10が主装置2側へ切替接続することができる。
また、通話検出部13の具体例として、停電伝送路10Bに負荷素子を直列接続し、停電伝送路10Bを用いた停電用子機3の通話有無に応じて、負荷素子の両端に生じる電気量の変化を検出するようにしたので、極めて簡素な構成で実現できる。
【0040】
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる停電用電話機について説明する。図5は第2の実施の形態にかかる停電用電話機の構成を示すブロック図である。以下では、本実施の形態にかかる停電用電話機をボタン電話装置の主装置2に収容される停電用子機5に適用した例について説明する。
この停電用子機5は、ISDN回線(U点インターフェース)10と主装置2との間に接続されているとともに、主装置2の子機の1つとして主装置2に収容されている。
【0041】
停電用子機5は、図2で示した停電用子機に、回線切替部61、切替制御部62および停電制御部63が追加された構成となっている。
停電用子機5の通電動作部5A、停電動作部5B、電源部51、伝送制御コーデック52、通電制御部53、電源部54、ISDNコントローラ55、コーデック56、停電制御部57、通話部58およびフックスイッチ(HS)59は、それぞれ図2の停電用子機3の通電動作部3A、停電動作部3B、電源部31、伝送制御コーデック32、通電制御部33、電源部34、ISDNコントローラ35、コーデック36、停電制御部37、通話部38およびフックスイッチ(HS)39と同等のものである。
【0042】
また、回線切替部61、切替制御部62および給電制御部63は、前述した図1の回線切替部11、切替制御部12および給電制御部15と同等のものである。さらに、図1の電源部16は電源部54に相当する。
なお、図1の制御部14での給電制御処理は停電制御部57で行われ、その際、停電用子機5の通話状態は、図1の通話検出部13に代えて、フックスイッチ59のオンフック/オフフックにより検出する。
【0043】
通電動作部5Aは、内線伝送路50Cから電源を取得して通電動作部5Aの各回路部へ供給する電源部51、内線伝送路50Cを介して主装置2とデータ伝送を行うことにより音声情報や制御情報をやり取りする伝送制御コーデック52、および伝送制御コーデック52で受信された主装置2からの制御情報に基づき停電用子機5を制御するとともにフックスイッチ59など停電用子機5での操作を示す主装置2宛の制御情報を伝送制御コーデック52へ渡す通電制御部53から構成されている。
【0044】
停電動作部5Bは、停電伝送路50Bから電源を取得して停電動作部5Bの各回路部へ供給する電源部54、停電伝送路50Bを介して接続されるISDN回線10のU点インターフェースを終端するISDNコントローラ55、このISDNコントローラ55とデータ伝送を行うことにより音声情報や制御情報をやり取りするコーデック56、およびコーデック56で受信された網側からの制御情報に基づき停電用子機5を制御するとともにフックスイッチ59など停電用子機5での操作を示す網側宛の制御情報をコーデック56へ渡す停電制御部57から構成されている。
【0045】
通話部58は、音声通話のためののマイクやスピーカ(図示せず)からなり、通電動作部5Aの伝送制御コーデック52と停電動作部5Bのコーデック56とで共用される。
フックスイッチ59は、停電用子機5での通話状態を検出するスイッチであり、通電動作部5Aの通電制御部53と停電動作部5Bの停電制御部57とで共用される。
【0046】
停電用子機5では、通電状態において、内線伝送路50Cを介して主装置2から供給された電源が電源部51から通電動作部5Aの各部へ供給される。そして、主装置2からの制御情報は、伝送制御コーデック52で受信されて通電制御部53へ渡され、停電用子機5の各部が制御される。またフックスイッチ59など停電用子機5での操作を示す制御情報は、通電制御部53から伝送制御コーデック52へ渡され主装置2へ送信される。
また、主装置2からの音声情報は、伝送制御コーデック52で受信されて復号化され通話部58のスピーカ(図示せず)から出力される。また通話部58のマイク(図示せず)から入力された音声信号は伝送制御コーデック52により音声情報へ符号化され主装置2へ送信される。
【0047】
一方、停電状態において、ISDN回線10および停電伝送路50Bを介して網側から供給された電源が電源部54から停電動作部5Bの各部へ供給される。そして、ISDN回線10のU点インターフェースがISDNコントローラ55で終端される。
そして、網側からの制御情報は、ISDNコントローラ55で受信されて停電制御部57へ渡され、停電用子機5の各部が制御される。またフックスイッチ59など停電用子機5での操作を示す制御情報は、停電制御部57からISDNコントローラ55へ渡され網側へ送信される。
【0048】
また、網側からの音声情報は、ISDNコントローラ55で受信されてコーデック56で復号化され、通話部58のスピーカ(図示せず)から出力される。また通話部58のマイク(図示せず)から入力された音声信号はコーデック56により音声情報へ符号化され、ISDNコントローラ55から網側へ送信される。
【0049】
次に、図6を参照して、本実施の形態にかかる回線切替装置の動作について説明する。図6は回線切替装置1の動作を示すタイミングチャートである。
時刻T1以前において、主装置2は電源が供給されいる通電状態にある。給電制御部63は、初期状態において閉結状態にある。
このような状態では、主装置2から停電用子機5に対して内線伝送路50Cを介して電源が供給され、通電動作部5Aが動作状態となる。
【0050】
切替制御部62ではこの電源供給に応じてリレーLを駆動し、回線切替部61ではISDN回線10を主装置2側へ切替接続する。したがって、停電伝送路50BはISDN回線10へ接続されておらず、電源部54からの電源供給は停止し、停電制御部57は動作を停止している。
このような通電状態にある時刻T1において、主装置2への電源供給が停止して停電状態となった場合、主装置2から内線伝送路50Cを介した停電用子機5への電源供給も停止する。これにより、切替制御部62ではリレーLの駆動を停止し、回線切替部61ではISDN回線10を停電動作部5B側へ切替接続する。
【0051】
したがって、停電伝送路50BにはISDN回線10および回線切替部61を介して網側から電源が供給され、電源部54は回線切替装置1の各部に対して電源供給を開始する。
図7は、停電制御部57における給電制御処理を示すフローチャートである。
停電制御部57では、まず、所定期間経過ごとにタイムアップする通話監視タイマーを起動し(ステップ110)、この通話監視タイマーのタイムアップまで待機する待機ループへ移行する(ステップ111)。
この待機ループで通話監視タイマーがタイムアップとなった場合(ステップ111:YES)、フックスイッチ59の状態を取得する(ステップ112)。
【0052】
ここで、フックスイッチ59がオフフック状態の場合は(ステップ113:YES)、停電用子機5で通話が行われていると判断して給電制御部63を開放状態へ制御し(ステップ114)、ステップ111の待機ループへ戻る。
一方、フックスイッチ59がオンフック状態の場合は(ステップ113:NO)、停電用子機5で通話が行われていないと判断して給電制御部63を閉結状態へ制御し(ステップ115)、ステップ103の待機ループへ戻る。
【0053】
したがって、時刻T1直後では、停電用子機5が通話状態にないことから、上記ような停電制御部57の給電制御処理により、給電制御部63が閉結状態へ制御される。
その後、時刻T2に主装置2の電源が復電して通電状態となった場合、給電制御部63が閉結状態にあることから、主装置2から内線伝送路50Cを介して停電用子機5へ電源が供給される。これに応じて、切替制御部62で回線切替部61のリレーLが駆動され、ISDN回線10が主装置2側へ切り替えられる。
【0054】
次に、時刻T3に主装置2が停電状態となった場合、時刻T1と同様に、回線切替部61によりISDN回線10が停電動作部5B側へ切り替えられる。また、停電用子機5は通話状態にないためフックスイッチ59がオンフック状態のままであり、給電制御部63は閉結状態を維持している。
このような停電状態にある時刻T4において、停電用子機5で停電伝送路50Bを介して通話が開始された場合、フックスイッチ59がオフフック状態となる。停電制御部57では上記給電制御処理により、停電用子機5での通話開始を検出し、給電制御部63を開放状態へ制御する。
【0055】
このような停電用子機5による停電状態での通話中に、時刻T5に主装置2の電源が復電した場合、主装置2から内線伝送路50Cに対して電源が供給される。しかし、給電制御部63が開放状態にあるため、主装置2からの電源が給電制御部63から通電動作部5A側へ供給されない。
したがって、切替制御部62による回線切替部61の切替制御が停止され、すなわちリレーLが駆動されず、ISDN回線10は停電動作部5B側に接続されたままとなり、停電伝送路50Bを介した停電用子機5の通話が維持される。
【0056】
その後、時刻T6に停電用子機5が終話した場合、フックスイッチ59がオンフック状態となるため、停電制御部57では給電制御処理により、停電用子機5での終話を検出し、給電制御部63を閉結状態へ制御する。
これにより、主装置2から内線伝送路50Cを介して通電動作部5A側へ電源が供給され、切替制御部12により回線切替部61のリレーLが駆動されて、ISDN回線10が主装置2側へ切り替え接続される。
【0057】
このように、本実施の形態では、主装置2が停電状態の際にフックスイッチ59で停電用子機5による通話を検出した場合は、切替制御部62の切替制御を停電制御部57により停止するようにしたので、従来のように、回線切替部61で強制的にISDN回線10が主装置2側へ切り替えられなくなり、主装置2の復電時でも停電用子機5の通話が維持される。
【0058】
また、切替制御部62の切替制御を停止する構成として、主装置2と停電用子機5とを接続する内線伝送路50Cのうち切替制御部62から主装置2側に、主装置2からの電源供給を制御する給電制御部63を設け、主装置2が停電状態の際に停電用子機5による通話が検出された場合は、停電制御部57により給電制御部63を開放状態へ制御して、主装置2から通電動作部5Aおよび切替制御部62への給電を停止するようにしたので、切替制御部62の切替制御を容易に停止できるとともに、通電動作部5Aへの主装置2からの給電も停止でき、停電伝送路50Bを介して通話している停電用子機5の誤動作を容易に回避できる。
【0059】
また、主装置2が停電状態の際に停電用子機5での終話が検出された場合は、切替制御部62の切替制御を停電制御部57により停止解除するようにしたので、主装置2の復電後の停電用子機5による終話に応じて、ISDN回線10を主装置2側へ切替接続することができる。
なお、以上の各実施の形態では、ボタン電話装置を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えばISDN回線回線に接続される親子電話装置を例として、ISDN回線を終端制御する親機を上記電話装置に対応させるとともに、この親機に収容される停電用子機を上記停電用電話機に対応させることも可能であり、前述と同様の作用効果が得られる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、停電用電話機が接続されている内線伝送路に対する電話装置からの電源供給の有無に応じて、ISDN回線を電話置側または停電用電話機側のいずれかへ切替接続する回線切替部を制御する切替制御部について、停電用電話機による通話が検出された場合は、切替制御部による回線切替部の切替制御を停止し、内線伝送路のうち切替制御部から電話装置側に設けた給電制御部で、制御部からの指示に応じて、電話装置から通電動作部および切替制御部への電源供給を制御することにより、切替制御部による回線切替部の切替制御を停止/停止解除するようにしたので、従来のように、回線切替部で強制的にISDN回線が電話装置側へ切り替えられなくなり、電話装置の復電時でも停電用電話機の通話が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかる回線切替装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 停電用子機の構成例を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態にかかる回線切替装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】 制御部での給電制御処理を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の第2の実施の形態にかかる停電用電話機の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態にかかる回線切替装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】 制御部での他の給電制御処理を示すフローチャートである。
【図8】 従来の回線切替装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…回線切替装置、1B…停電伝送路、1C…内線伝送路、11…回線切替部、12…切替制御部、13…通話検出部、14…制御部、15…給電制御部、16…電源部、10…ISDN(U点インターフェース)、10A…通電伝送路、10B…停電伝送路、10C…内線伝送路、2…主装置、30…子機、3…停電用子機、3A…通電動作部、3B…停電動作部、31…電源部、32…伝送制御コーデック、33…通電制御部、34…電源部、35…ISDNコントローラ、36…コーデック、37…停電制御部、38…通話部、39…フックスイッチ(HS)、5…停電用子機、50…回線切替部、50A…通電伝送路、50B…停電伝送路、50C…内線伝送路、51…電源部、52…伝送制御コーデック、53…通電制御部、54…電源部、55…ISDNコントローラ、56…コーデック、57…停電制御部、58…通話部、59…フックスイッチ(HS)。

Claims (11)

  1. ISDN回線を終端制御する電話装置と、内線伝送路を介して前記電話装置へ接続されて前記電話装置へ電源が供給されている通電状態および前記電話装置への電源供給が停止している停電状態で前記ISDN回線を用いた通話を行う停電用電話機とに接続され、前記通電状態/停電状態に応じて前記ISDN回線を前記電話装置側または前記停電用電話機側のいずれかへ切替接続する回線切替装置であって、
    前記ISDN回線を前記電話装置側または前記停電用電話機側のいずれかへ切替接続する回線切替部と、
    前記内線伝送路に接続され、前記電話装置から前記内線伝送路を介して前記停電用電話機へ電源が供給された場合に前記回線切替部を制御することにより通電伝送路を介して前記ISDN回線を前記電話装置側へ接続し、前記停電用電話機への電源が供給停止された場合に前記回線切替部を制御することにより停電伝送路を介して前記ISDN回線を前記停電用電話機へ接続する切替制御部と、
    前記回線切替部により前記停電伝送路を介して前記ISDN回線へ接続された前記停電用電話機による通話を検出する通話検出部と、
    前記通話検出部により前記停電用電話機による通話が検出された場合は、前記切替制御部による前記回線切替部の切替制御を停止する制御部と
    前記内線伝送路のうち前記切替制御部よりも前記電話装置側に設けられ、前記制御部からの指示に応じて、前記電話装置から前記停電用電話機および前記切替制御部への電源供給を制御することにより、前記切替制御部による前記回線切替部の切替制御を停止/停止解除する給電制御部と
    を備えることを特徴とする回線切替装置。
  2. 請求項1記載の回線切替装置において、
    前記制御部は、前記通話検出部により前記停電用電話機による終話が検出された場合、前記切替制御部による前記回線切替部の切替制御の停止を解除することを特徴とする回線切替装置。
  3. 請求項記載の回線切替装置において、
    前記制御部は、前記通話検出部により前記停電用電話機による通話が検出された場合、前記給電制御部を開放状態に制御することにより、前記切替制御部による前記回線切替部の切替制御を停止することを特徴とする回線切替装置。
  4. 請求項記載の回線切替装置において、
    前記制御部は、前記通話検出部により前記停電用電話機による終話が検出された場合、前記給電制御部を閉結状態に制御することにより、前記切替制御部による前記回線切替部の切替制御の停止を解除することを特徴とする回線切替装置。
  5. 請求項1記載の回線切替装置において、
    前記電話装置がボタン電話装置の主装置であり、前記停電用電話機が前記電話装置に内線伝送路を介して接続される停電用子機であることを特徴とする回線切替装置。
  6. 請求項1記載の回線切替装置において、
    前記通話検出部は、前記停電伝送路に生ずる電気量の変化に基づき、前記停電伝送路を用いた前記停電用電話機の通話有無を検出することを特徴とする回線切替装置。
  7. ISDN回線を終端制御する電話装置と内線伝送路を介して接続され、前記電話装置へ電源が供給されている通電状態および前記電話装置への電源供給が停止している停電状態で前記ISDN回線を用いた通話を行う停電用電話機であって、
    前記内線伝送路を介して前記電話装置から供給された電源に基づき当該停電用電話機での電話機能を提供する通電動作部と、
    前記ISDN回線を介して網側から供給された電源に基づき当該停電用電話機での電話機能を提供する停電動作部と、
    前記ISDN回線を前記電話装置側または前記停電動作部側のいずれかへ切替接続する回線切替部と、
    前記内線伝送路に接続され、前記電話装置から内線伝送路を介して電源が供給された場合に前記回線切替部を制御することにより通電伝送路を介して前記ISDN回線を前記電話装置側へ接続し、前記電源の供給が停止された場合に前記回線切替部を制御することにより停電伝送路を介して前記ISDN回線を前記停電動作部へ接続する切替制御部と、
    前記回線切替部により前記停電伝送路を介して前記ISDN回線に接続された前記停電動作部で通話が開始された場合は、前記切替制御部による前記回線切替部の切替制御を停止する停電制御部と
    前記内線伝送路のうち前記切替制御部から前記電話装置側に設けられ、前記停電制御部からの指示に応じて、前記電話装置から前記通電動作部および前記切替制御部への電源供給を制御することにより、前記切替制御部による前記回線切替部の切替制御を停止/停止解除する給電制御部と
    を備えることを特徴とする停電用電話機。
  8. 請求項記載の停電用電話機において、
    前記停電制御部は、前記停電用電話機による終話に応じて、前記切替制御部による前記回線切替部の切替制御の停止を解除することを特徴とする停電用電話機。
  9. 請求項記載の停電用電話機において、
    前記停電制御部は、前記停電用電話機で通話が開始された場合、前記給電制御部を開放状態に制御することにより、前記切替制御部による前記回線切替部の切替制御を停止することを特徴とする停電用電話機。
  10. 請求項記載の停電用電話機において、
    前記停電制御部は、前記停電用電話機による終話に応じて、前記給電制御部を閉結状態に制御することにより、前記切替制御部による前記回線切替部の切替制御の停止を解除することを特徴とする停電用電話機。
  11. 請求項記載の停電用電話機において、
    前記電話装置がボタン電話装置の主装置であり、当該停電用電話機が前記電話装置に内線伝送路を介して接続される停電用子機であることを特徴とする停電用電話機。
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