JP3300389B2 - 電話交換システム - Google Patents

電話交換システム

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JP3300389B2
JP3300389B2 JP23829391A JP23829391A JP3300389B2 JP 3300389 B2 JP3300389 B2 JP 3300389B2 JP 23829391 A JP23829391 A JP 23829391A JP 23829391 A JP23829391 A JP 23829391A JP 3300389 B2 JP3300389 B2 JP 3300389B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に電話交換システム
に関し、特にバックアップ電源としてバッテリーを内蔵
した電話装置が複数台接続されて形成された、例えばビ
ルディングブロック方式と称される構成の電話交換シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来におけるこの種の電話交換
システムの一例を示したブロック図である。図2にて示
した電話交換システムは、基本架たるボタン電話装置1
(以下、「基本架1」という)と、拡張架たるボタン電
話装置2,3(以下拡張架2」,「拡張架3」という)
との3台のボタン電話装置(以下、「架」という)を備
えた構成となっている。基本架1の内部構成と、拡張架
2,3の内部構成とは、図示のように同一であり、基本
架1の上に、拡張架2,3が積み上げられている。そし
て、各架1,2,3間は、制御信号伝送線路5と、PC
M信号伝送線路6とによって夫々接続されている。
【0003】前述したように、拡張架2及び拡張架3の
内部構成と、基本架1のそれとは同様であるので、拡張
架2及び拡張架3を構成する各部につき、基本架1の各
部と同一物には添字を異ならせた同一符号を付し、拡張
架2,3における各部の動作説明は省略することとし
た。
【0004】図2において、AC電源(図示しない)が
停電しておらず、所定のAC電圧を供給している場合
に、AC電源(図示しない)から基本架1のAC電源コ
ード9a、電源トランス11aを通してAC/DCレギ
ュレータ12aに供給されたAC電圧は、該AC/DC
レギュレータ12aにてDC電圧に変換される。このD
C電圧は、上記AC/DCレギュレータ12aから上記
AC/DCレギュレータ12aとともに電源ユニット7
aを構成しているDC/DCコンバータ14a及びバッ
テリー制御回路13aに印加される。DC/DCコンバ
ータ14aに入力されたDC電圧は、該DC/DCコン
バータ14aにより、インタフェース8aを動作させる
のに必要な所定のDC電圧に変換された後、インタフェ
ースユニット8aを構成する制御ユニット17a及び通
信ユニット15aに夫々出力される。
【0005】上述したように、AC電源(図示しない)
が正常状態にあり、所定のAC電圧を供給している場合
には、AC/DCレギュレータ12aから出力されるD
C電圧は、予め設定されている停電しきい値を超えてい
るはずである。よって、バッテリー制御回路13aは、
上記出力DC電圧が停電しきい値を超えている場合に
は、外付けのバッテリー10aからのDC電圧の給電を
遮断するように動作する。一方、上記出力DC電圧が停
電しきい値未満であれば、バッテリー制御回路13a
は、前記外付けのバッテリー10aから出力されたDC
電圧を、DC/DCコンバータ14aに供給する。DC
/DCコンバータ14aに入力されたDC電圧は、前記
と同様に、該DC/DCコンバータ14aにより、イン
タフェースユニット8aを動作させるのに必要な所定の
DC電圧に変換される。このDC電圧は、制御ユニット
17a及び通話ユニット15aに夫々出力されることと
なる。なお、バッテリー制御回路13aは、上述した外
付けのバッテリー10aの出力電圧を常時監視してお
り、該バッテリー10aの出力電圧が予め設定されてい
るしきい値電圧未満となったことを検知したときには、
該バッテリー10aからのDC/DCコンバータ14a
に対するDC電圧の供給を停止させる。
【0006】制御ユニット17aは、前記DC/DCコ
ンバータ14aから供給される所定のDC電圧により駆
動状態となり、通話ユニット15aを制御するのみなら
ず、制御信号伝送線路5を通して拡張架2の制御ユニッ
ト17b、拡張架3の制御ユニット17cとの間で各種
制御情報の授受を行なう。
【0007】通話ユニット15aは、上述した制御ユニ
ット17aの制御下で、前記DC/DCコンバータ14
aから供給される所定のDC電圧により駆動状態とな
り、例えば、局線18aと電話機16aとの間の時分割
交換接続、拡張架2の通話ユニット15bと接続されて
いる電話機16bと前記電話機16aとの間の時分割交
換接続等を実行する。そして、PCM信号伝送線路6を
通して局線18aと電話機16aとの間の通話路の形
成、電話機16bと電話機18aとの間の通話路の形成
を行なうようになっている。なお、図2では、各架の通
話ユニットに接続されている電話機は夫々一台ずつしか
記載していないが、実際には各架夫々に複数台の電話機
が接続されているものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
従来の電話交換システムでは、各バッテリー10a,1
0b,10cによるバックアップ給電時に、これら各々
のバッテリー10a,10b,10cに蓄積されている
電荷量が相違している場合には、これら各バッテリー間
で出力電圧が前記しきい値を下廻る時間に差が生じる。
そのため、各架のバッテリー制御回路が、対応するバッ
テリーからの給電を停止させる時間も架によって相違す
ることとなる。
【0009】このように、各架によってバッテリーから
の給電が停止される時間が相違すると、以下に記載する
ように種々の不具合が生じることとなる。
【0010】例えば、基本架1に接続されている電話機
16aと、拡張架2に接続されている電話機16bとの
間で夫々の通話ユニット15a,15bとPCM信号伝
送線路6とを介して通話路が形成され、上記両電話機の
話者が内線通話を行なっているときに、基本架1におけ
るバッテリー10aからの給電が先に停止してしまう
と、電話機16aは駆動電源が断たれるので電話機16
aの方は全く動作不能となるから電話機16aの話者
は、駆動電源を断たれたことを認識し得る。しかしなが
ら、他方において、拡張架2ではバッテリー10bから
の給電が依然として継続されているから、制御ユニット
17b、通話ユニット15bは共に駆動状態にある。即
ち、制御ユニット17bの方は、基本架1の制御ユニッ
ト17aと各種制御情報の授受を行ない得る状態にあ
り、又、通話ユニット15bの方は、基本架1の通話ユ
ニット15aとPCMデータの授受を行ない得る状態に
あるので、電話機16bの話者は、内線通話が突然切れ
た原因を、故障、或いは相手方の誤操作と思い違いをす
るおそれがある。のみならず、1個の架が駆動停止して
いても、電話交換システム全体としてみれば駆動状態に
あるから、例えば、局線18bから電話機16aに対し
て着呼信号が着信したときに、制御ユニット17bは、
前記局線18bと通話機16aとを接続すべく、基本架
1が駆動停止中であるにも拘らず、制御ユニット17
a、通話ユニット15aとの間で交換動作を実行してし
まうという不具合も生じる。
【0011】即ち、各架の制御ユニットに内蔵されてい
るソフトウェアは、上記電話交換システムを構成してい
る各架が全て正常に動作していることを前提として構築
されているために、上記のような事態が生じるとソフト
ウェア上予測外の事態となるから予期せぬエラーが生
じ、システムダウンにつながるおそれがある。
【0012】又、上述した各インタフェースユニット8
a,8b,8cにICが使用されている場合に、例えば
前記のように、基本架1のみバッテリー10aから給電
が停止すると、給電が継続されている拡張架2,3のイ
ンタフェースユニット8b,8cから電源電圧が印加さ
れていないインタフェースユニット8aに対し、制御信
号伝送線路5やPCM信号伝送線路6を通して信号電圧
が印加されることとなるので、インタフェースユニット
8aを構成しているICが破損するおそれもあった。
【0013】従って本発明は、上記事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、バッテリーからの給電が停止
した電話装置とバッテリーからの給電が継続している電
話装置との混在を防止することにより、システムにエラ
ーが生じたり、バッテリーからの給電が停止した電話装
置の内部に設けられているICへの電圧印加によって該
ICが破損したりするおそれのない電話交換システムを
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、商用電源の停電時に、内蔵しているバッ
テリーからの給電によって夫々独自に駆動状態を継続す
る電話装置が複数台接続されて形成される電話交換シス
テムにおいて、前記各バッテリーが停電したことを検知
するバッテリー停電検知手段と、前記バッテリー停電検
知手段が前記各バッテリー中のいずれかが停電したこと
を検知したときに、残りのバッテリーからの対応する電
話装置に対する給電を停止させる給電停止手段と、を備
えた構成とした。
【0015】
【作用】上記構成において、商用電源が停電すると、各
バッテリーは、夫々対応する電話装置をバックアップす
るために、これら各電話装置に対して給電を開始する。
このとき、各バッテリーのうちのいずれか1つが停電し
ているとすれば、この停電がバッテリー停電検知手段に
よって検知される。バッテリー停電検知手段から上記停
電検知が通知されると、給電停止手段は、該通知に基づ
き直ちに他のバッテリーからの対応する電話装置への給
電を停止させる。これにより、バッテリーからの給電が
停止した電話装置とバッテリーからの給電が継続してい
る電話装置との混在を防止することができ、システムに
エラーが生じたり、バッテリーからの給電が停止した電
話装置の内部に設けられているICへの電圧印加によっ
て該ICが破損したりする不具合が解消可能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例に従う電話交換
システムの全体構成を示したブロック図である。図1に
て示した電話交換システムは、前述した従来の電話交換
システムと同様に、基本架101と、拡張架102,1
03との3台の架を備えている。上記電話交換システム
について再に説明すれば、基本架101の上に拡張架1
02,103が積み上げられた構成となっており、各架
101,102,103間は、制御信号伝送線路5と、
PCM信号伝送線路6と、制御線25とによって夫々接
続されている。
【0018】基本架101と、拡張架102,103と
は、図1を参照して明らかなように、内部構成は略同一
である。即ち、基本架101と拡張架102,103
は、夫々電源ユニット107a,107b,107cと
インタフェースユニット8a,8b,8cとを備えてい
る。各電源ユニット107a,107b,107cは、
夫々、電源トランス11a,11b,11cを始め、A
C/DCレギュレータ12a,12b,12c、バッテ
リー給電用リレー21a,21b,21c、主としてこ
れら各バッテリー給電用リレー21a,21b,21c
を制御するバッテリー制御回路13a,13b,13
c、DC/DCコンバータ14a,14b,14c、停
電検出回路22a,22b,22cを備えている。しか
しながら、拡張架102,103側には夫々制御リレー
23b,23c(いずれも常閉接点)が設けられている
のに対して、基本架101の方は制御リレーに代えて電
流制限用抵抗24が設けられている点で、基本架101
と、拡張架102,103とは相違している。
【0019】上述したように、拡張架102及び拡張架
103の内部構成と、基本架101の内部構成とは略同
様であり、しかも、これらの内部構成と前掲の図2にて
示した基本架1、拡張架2,3の内部構成とは略同様で
あるので、図1にて示した各部につき、図2にて示した
各部と同一物には、該図2にて使用したのと同符号を付
すこととした。
【0020】図1において、AC電源(図示しない)が
停電しておらず、所定のAC電圧を供給している場合
に、上記AC電源(図示しない)から供給されたAC電
圧は、基本架101のAC電源コード9a、電源トラン
ス11aを通してAC/DCレギュレータ12aに与え
られる。上記AC電圧は、該AC/DCレギュレータ1
2aにてDC電圧に変換される。このDC電圧は、上記
AC/DCレギュレータ12aからDC/DCコンバー
タ14a、停電検出回路22aに印加されるのみなら
ず、前述した制御線25の両端に印加される。即ち、前
記DC電圧の印加によって生じたDC電流は、AC/D
Cレギュレータ12aから制御リレー23b(常閉接
点)、制御リレー23c(常閉接点)、バッテリー給電
用リレー21cのコイル、バッテリー給電用リレー21
bのコイル、バッテリー給電用リレー21aのコイル及
び電流制限用抵抗24を介して形成される回路に供給さ
れる。上記回路をDC電流が流れることにより、各バッ
テリー給電用リレー21a,21b,21cのコイルは
励磁され、これら各バッテリー給電用リレー21a,2
1b,21cの常開接点は閉成される。
【0021】DC/DCコンバータ14aに入力された
DC電圧は、該DC/DCコンバータ14aにより、イ
ンタフェースユニット8aを動作させるのに必要な所定
のDC電圧に変換された後、インタフェースユニット8
aを構成する制御ユニット17a及び通話ユニット15
aに夫々出力される。
【0022】制御ユニット17aは、前記DC/DCコ
ンバータ14aから供給される所定のDC電圧により駆
動状態となり、通話ユニット15aを制御するのみなら
ず、制御信号伝送線路5を通して拡張架102の制御ユ
ニット17b、拡張架103の制御ユニット17cとの
間で各種制御情報の授受を行なう。
【0023】通話ユニット15aは、上述した制御ユニ
ット17aの制御下で、前記DC/DCコンバータ14
aから供給される所定のDC電圧により駆動状態とな
り、例えば、局線18aと電話機16aとの間の時分割
交換接続、拡張架102の通話ユニット15bと接続さ
れている電話機16bと前記電話機16aとの間の時分
割交換接続等を実行する。そして、PCM信号伝送線路
6を通して局線18aと電話機16aとの間の通話路の
形成、電話機16bと電話機18aとの間の通話路の形
成を行なうようになっている。なお、図1では、各架の
通話ユニットに接続されている電話機は夫々一台ずつし
か記載していないが、実際には各架夫々に複数台の電話
機が接続されているものである。
【0024】上述したように、AC電源(図示しない)
が正常状態にあり、所定のAC電圧を供給している場合
には、AC/DCレギュレータ12aから出力されるD
C電圧は、予め設定されている停電しきい値を超えてい
るはずである。そのため、停電検出回路22aによるD
C電流の検知に基づき、該停電検出回路22aからバッ
テリー制御回路13aに対して出力される電圧信号の値
は、前記停電しきい値を超えた値となっている。よっ
て、バッテリー制御回路13aは、外付けのバッテリー
10aからのDC電圧の給電を遮断すべく、前記閉成動
作したバッテリー給電用リレー21aの常開接点を強制
的に開成させる。
【0025】一方、停電検出回路22aから出力される
電圧信号の値が、停電しきい値未満であれば、バッテリ
ー制御回路13aは、前記強制的に開成動作せしめた常
開接点を閉成させることにより、前記外付けのバッテリ
ー10aから出力されたDC電圧を、DC/DCコンバ
ータ14aに供給する。DC/DCコンバータ14aに
入力されたDC電圧は、前記と同様に、該DC/DCコ
ンバータ14aにより、インタフェースユニット8aを
動作させるのに必要な所定のDC電圧に変換される。こ
のDC電圧は、制御ユニット17a及び通話ユニット1
5aに夫々出力されることとなる。
【0026】前記AC電源(図示しない)の停電時に、
停電検出回路22aから出力される電圧信号が予め設定
されているバッテリー停電しきい値を下廻ったことを認
識すると、バッテリー制御回路13aは、前記閉成状態
にあるバッテリー給電用リレー21aの常開接点を強制
的に開成させ、前記外付けのバッテリー10aからのD
C電圧の給電を遮断する。これによってDC電流の前記
制御線25への流入は阻止され、バッテリー給電用リレ
ー21b,21cのコイルは消磁されて対応する常開接
点が開成される。よって、拡張架102の外付けのバッ
テリー10bからの給電、拡張架103の外付けのバッ
テリー10cからの給電は、上記バッテリー制御回路1
3aによる前記給電遮断と略同期して遮断される。
【0027】次に、拡張架102の動作について説明す
る。上述したように、AC電源(図示しない)が正常状
態にあり、所定のAC電圧を供給している場合には、A
C/DCレギュレータ12bから出力されるDC電圧
は、前述したように、予め設定されている停電しきい値
を超えているはずである。そのため、停電検出回路22
bによるDC電流の検知に基づき、該停電検出回路22
bからバッテリー制御回路13bに対して出力される電
圧信号の値は、前記停電しきい値を超えた値となってい
る。よって、バッテリー制御回路13bは、外付けのバ
ッテリー10bからのDC電圧の給電を遮断すべく、前
記のように対応するコイルの励磁により閉成中のバッテ
リー給電用リレー21bの常開接点を強制的に開成させ
る。
【0028】一方、停電検出回路22bから出力される
電圧信号の値が、停電しきい値未満であれば、バッテリ
ー制御回路13bは、前記強制的に開成動作せしめた常
開接点を閉成させることにより、前記外付けのバッテリ
ー10bから出力されたDC電圧を、DC/DCコンバ
ータ14bに供給する。DC/DCコンバータ14bに
入力されたDC電圧は、前記と同様に、該DC/DCコ
ンバータ14bにより、インタフェースユニット8bを
動作させるのに必要な所定のDC電圧に変換される。こ
のDC電圧は、制御ユニット17b及び通話ユニット1
5bに夫々出力されることとなる。
【0029】前記AC電源(図示しない)の停電時に、
停電検出回路22bから出力される電圧信号が予め設定
されているバッテリー停電しきい値を下廻ったことを認
識すると、バッテリー制御回路13bは、前記閉成状態
にある制御リレー23b(常閉接点)を開成させ、基本
架101側より供給されるDC電流の制御線25への流
入を阻止する。これによってバッテリー給電用リレー2
1a,21b,21cの各コイルは消磁されて対応する
常開接点が開成される。よって、基本架101の外付け
のバッテリー10aからの給電、拡張架103の外付け
のバッテリー10cからの給電は、上記バッテリー制御
回路13bによる前記給電遮断と略同期して遮断される
こととなる。なお、拡張架103の動作については、上
述した拡張架102の動作と同様であるので、その説明
を省略する。
【0030】以上説明したように、本発明に従う一実施
例によれば、基本架101、拡張架102,103に夫
々外付けされているバッテリー10a,10b,10c
のいずれかから給電が停止したことを、対応する停電検
出回路(22a,22b,22c)が検知したときに、
上記給電停止と略同期させて他の架のバッテリーからの
給電も停止させることが可能となったため、バッテリー
からの給電が停止した架とバッテリーからの給電が継続
している架との混在を防止することができ、これによっ
てシステムのエラー、バッテリーからの給電が停止した
架の内部のICへの電圧印加によるIC破損の防止が可
能となった。
【0031】なお、上記内容は、あくまでも本発明に従
う一実施例に係るものであって、本発明が上記内容のみ
に限定されることを意味するものではない。例えば、上
記実施例では、制御線25に流すDC電流を基本架10
1から供給するようにしているが、基本架101ではな
く拡張架102,103から供給するように制御線25
の接続を変更してもよい。又、停電検出回路22a〜2
2cに、AC/DCレギュレータとDC/DCコンバー
タとの間を流れるDC電流を検出する回路を用いること
としたが、DC/DCコンバータの入力側に印加される
DC電圧を検出する回路を用いても差支えない。更に
は、バッテリー給電用リレーや制御リレーに代えてトラ
ンジスタやフォトカプラのごとき半導体スイッチング素
子を用いることとしてもよい。又、上記実施例では、拡
張架が2台ある構成の電話交換システムについて説明し
たが、本発明は、拡張架を3台以上設置した電話交換シ
ステムにも当然に適用が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各々の電話装置に内蔵されているバッテリーが停電した
ことを検知するバッテリー停電検知手段と、前記バッテ
リー停電検知手段が前記各バッテリー中のいずれかが停
電したことを検知したときに、残りのバッテリーからの
対応する電話装置に対する給電を停止させる給電停止手
段と、を備えることとしたので、バッテリーからの給電
が停止した電話装置とバッテリーからの給電が継続して
いる電話装置との混在を防止することにより、システム
にエラーが生じたり、バッテリーからの給電が停止した
電話装置の内部に設けられているICへの電圧印加によ
って該ICが破損したりするおそれのない電話交換シス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に従う電話交換システムの全
体構成を示したブロック図。
【図2】従来技術に従う電話交換システムの全体構成を
示したブロック図。
【符号の説明】
9a,9b,9c AC電源コード 10a,10b,10c バッテリー 13a,13b,13c バッテリー制御回路 21a,21b,21c バッテリー給電用リレー 22a,22b,22c 停電検出回路 25 制御線 101,102,103 電話装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源の停電時に、内蔵しているバッテ
    リーからの給電によって夫々独自に駆動状態を継続する
    電話装置が複数台接続されて形成される電話交換システ
    ムにおいて、 前記各バッテリーが停電したことを検知するバッテリー
    停電検知手段と、 前記バッテリー停電検知手段が前記各バッテリー中のい
    ずれかが停電したことを検知したときに、残りのバッテ
    リーからの対応する電話装置に対する給電を停止させる
    給電停止手段と、 を備えたことを特徴とする電話交換システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電話交換システムにおい
    て、 前記バッテリー停電検知手段は、前記各電話装置に夫々
    対応して設けられており、各バッテリー停電検知手段
    は、商用電源の停電時における各バッテリーの出力を検
    知することにより、各バッテリーの停電を検知するよう
    になっていることを特徴とする電話交換システム。
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