JPH0998044A - トラップ回路 - Google Patents

トラップ回路

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Publication number
JPH0998044A
JPH0998044A JP7276998A JP27699895A JPH0998044A JP H0998044 A JPH0998044 A JP H0998044A JP 7276998 A JP7276998 A JP 7276998A JP 27699895 A JP27699895 A JP 27699895A JP H0998044 A JPH0998044 A JP H0998044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
capacitors
trap
trap circuit
resonance
Prior art date
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Pending
Application number
JP7276998A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Maruyama
浩 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP7276998A priority Critical patent/JPH0998044A/ja
Publication of JPH0998044A publication Critical patent/JPH0998044A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラップ減衰量の増加 【解決手段】 トラップ回路を構成するLC共振回路の
コンデンサを並列接続された複数のコンデンサ(C31
〜C3n,C41〜C4n)によって構成するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラップ回路に関
し、たとえば、CATV受信機のアップ・ダウンコンバ
ータに内蔵される隣接チャンネルトラップ回路の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】CATV受信システムは、好感度のアン
テナで受信した良質のテレビジョン信号を同軸ケーブル
を介して各家庭のテレビジョン受像機に分配するシステ
ムであり、高周波数帯域を使用できることから、多数の
チャンネルを受信でき、双方向機能を持たせたり、コン
ピュータシステムと結合して種々の新サービスを提供す
ることもでき、最近では、アメリカはもちろんのこと、
日本でも全国的に普及しつつある。
【0003】このCATVシステムは、アメリカ仕様で
あることが多く、この仕様はおおむね以下のようなもの
である。
【0004】まず、放送局側では、CATV放送信号の
周波数配列を6MHZの間隔とし、各周波数で同一信号
レベルの放送信号を送信している。そして、受信側で
は、送信されたCATV信号をCATV受信機で受信す
ると、希望周波数、たとえばチャンネル2(CH2)の
55.25MHZを第1局部発振器からの周波数(66
8MHZ)と混合していったん高い周波数(612.7
5MHZ)に周波数変換し、ついで、この信号を第2の
局部発振器からの周波数(674MHZ)と混合して一
般のテレビ受像機の空チャンネル、たとえば、CH3の
61.25MHZの周波数に変換する。
【0005】このように、CATV受信機のコンバータ
として、受信周波数をいったん高い周波数に変換し、そ
の後低い周波数に変換する方式を用いたものを、いわゆ
るアップ・ダウンコンバータと称している。
【0006】ところで、テレビジョン受像機内に設けら
れているチューナは、一般のテレビジョン信号を受信す
るために設計されているため、CATV信号の隣接チャ
ンネルの妨害に対してはあまり考慮されていないのが実
状である。
【0007】たとえば、テレビジョン信号の隣接チャン
ネルの妨害対策のためにテレビジョン信号の周波数間隔
は12MHZ以上に設定されており、このために、一般
のテレビジョン受像機ではCATV信号(6MHZの周
波数間隔)の隣接チャンネルが妨害となる。したがっ
て、CATV信号を一般のテレビジョン受像機で妨害な
く受信できるようにするために、図2に示されるような
構成の隣接チャンネルトラップ回路を内蔵したコンバー
タ10を用いている。図2において、L1〜L7はコイ
ル、C1〜C8はコンデンサ、R1〜R4は抵抗であ
る。そして、コンデンサC2とコイルL2は音声信号f
s、映像信号fpの各帯域を確保するためのLC共振回
路11を構成し、コンデンサC2は入力側に配置された
コイルL1とも組み合わされて低域フィルタ12をも構
成している。また、コンデンサC5とコイルL5とはL
C共振回路11と同様に音声信号fs、映像信号fpの
各帯域を確保するためのLC共振回路13を構成してい
る。
【0008】また、上述した共振回路11と13との間
には、コンデンサC3とコイルL3とからなるLC共振
回路を構成するトラップ回路14と、コンデンサC4と
コイルL4とからなるLC共振回路を構成するトラップ
回路15とが直列に配置され、これらのトラップ回路1
4,15は、下側隣接チャンネル音声信号キャリアLf
sと上側隣接チャンネル映像信号キャリアUfpの帯域
を減衰する機能を有する。なお、1はCATV受信機の
入力端子、2は第1ミキサ、3は第1局部発振器、4は
増幅器、5は第2ミキサ、6は第2局部発振器、7はイ
ンダクタ、8は結合コンデンサ、9はダイオード、21
は抵抗R2〜R4とコンデンサC6〜C8とコイルL
6,L7とによって構成される増幅器である。図2に示
される上述した構成は、連立チェビシェフタイプといわ
れる帯域フィルタであり、このような構成にすることに
よって、図3に示されるような帯域特性を得ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成の隣接チャンネルトラップ回路では、トラップ回路に
よる減衰量が思ったほど大きくなく、所定の減衰量を得
ることが困難であった。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために、トラップ回路を構成するLC共振回路のコン
デンサを2個以上の並列接続されたコンデンサによって
構成するようにした。
【0011】このようにすれば、トラップ回路を構成す
るLC共振回路のQを増加させることができ、これによ
ってトラップ回路の減衰量を従来よりも大きくすること
ができる。したがって、このトラップ回路をCATV受
信機のアップ・ダウンコンバータに内蔵させれば、隣接
チャンネルからの妨害を従来よりも改善することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるトラップ回
路を適用したCATV受信機のアップ・ダウンコンバー
タの基本構成を示しており、同図において、図2と同じ
部分は、同じ符号を用いている。同図において、下側隣
接チャンネル音声信号Lfs帯域を減衰する機能を持っ
たトラップ回路14を構成する各LC共振回路のコンデ
ンサはC31〜C3nによって構成され、各コンデンサ
C31〜C3nは並列接続されて従来の1個のコンデン
サと同じ容量となるようにそれぞれのコンデンサの容量
が定められている。上側隣接チャンネル映像信号Ufp
を減衰する機能を持ったトラップ回路15も同様であ
り、LC共振回路のコンデンサはC41〜C4nによっ
て構成され、各コンデンサは並列接続されて従来の1個
のコンデンサと同じ容量となるようにそれぞれのコンデ
ンサの容量が定められている。
【0013】たとえば、トラップ回路14,15のコン
デンサを2個の並列接続されたコンデンサによってそれ
ぞれ構成する場合には、コンデンサC3およびC4の容
量をそれぞれ680pFおよび470pFとすると、コ
ンデンサC31とC32はそれぞれ330pFの容量、
コンデンサC41とC42はそれぞれ220pFの容量
となる。
【0014】また、コンデンサの容量値は決まっている
ため、夫々のコンデンサの合成容量が従来の容量になら
ない場合には、トラップフィルタ回路14、15の一部
である空心コイルで構成されたコイルL3、L4のイン
ダクタンスを調整することにより、特性の補正を行なう
ことができる。
【0015】このように、トラップ回路を構成するLC
共振回路のコンデンサを従来の一つから2個以上の並列
接続されたコンデンサによって構成することにより、共
振回路のQを従来よりも増加させることができ、その結
果トラップ回路の減衰量を従来より大きくすることがで
きる。
【0016】本発明は、CATV受信機のコンバータに
内蔵されるトラップ回路に適用した実施例について説明
したけれども、それ以外のLC共振回路においても同様
に適用できることはもちろんである。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ト
ラップ回路を構成するLC共振回路のコンデンサを従来
の一つから2個以上の並列接続されたコンデンサによっ
て構成することにより、共振回路のQを従来よりも増加
させることができ、その結果トラップ回路の減衰量を従
来より大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトラップ回路の基本構成を示す回
路図である。
【図2】従来のトラップ回路の一例としてCATV受信
機のコンバータに適用した例を示す回路構成図である。
【図3】図2のコンバータの周波数特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 入力端子 2 第1ミキサ 3 第1局部発振器 4 増幅器 5 第2ミキサ 6 第2局部発振器 7 インダクタ 8 結合コンデンサ 9 ダイオード 10 コンバータ 11,13 共振回路 14,15 トラップ回路 21 増幅器 C1〜C8,C31〜C3n,C41〜C4n コンデ
ンサ L1〜L7 コイル R1〜R4 抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LC共振回路からなるトラップ回路にお
    いて、コンデンサを並列接続された複数のコンデンサに
    よって構成することを特徴とするトラップ回路。
  2. 【請求項2】 直列接続された複数のLC共振回路から
    なるトラップ回路において、各LC共振回路のコンデン
    サを並列接続された複数のコンデンサによって構成する
    ことを特徴とするトラップ回路。
  3. 【請求項3】 前記共振回路の一つは、CATV受信シ
    ステムにおける隣接映像キャリアを減衰させ、前記共振
    回路の他の一つは、CATV受信システムにおける隣接
    音声キャリアを減衰させる周波数に調整されていること
    を特徴とするトラップ回路。
JP7276998A 1995-09-29 1995-09-29 トラップ回路 Pending JPH0998044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7276998A JPH0998044A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 トラップ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7276998A JPH0998044A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 トラップ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0998044A true JPH0998044A (ja) 1997-04-08

Family

ID=17577344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7276998A Pending JPH0998044A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 トラップ回路

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JP (1) JPH0998044A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6738612B1 (en) 2000-04-06 2004-05-18 International Business Machines Corporation Image trap filter

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