JPH0997509A - 照明装置 - Google Patents
照明装置Info
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- JPH0997509A JPH0997509A JP7277035A JP27703595A JPH0997509A JP H0997509 A JPH0997509 A JP H0997509A JP 7277035 A JP7277035 A JP 7277035A JP 27703595 A JP27703595 A JP 27703595A JP H0997509 A JPH0997509 A JP H0997509A
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Abstract
室内を自然な色状態に照らすことができる照明装置を提
供する。 【解決手段】 浴室内に設置される照明装置において、
光源22を覆うグローブ23の透光部を着色部23Aと
透明部23Bとから構成した。この照明装置13では、
特定波長の光を強く吸収するグローブ23の着色部23
Aからの透過光と、特定波長の光を強く吸収することの
ないグローブ23の透明部23Bからの透過光を浴室内
に照射できるため、グローブ23の着色部の影響が薄
れ、入浴者は光源22の発する光に近い分光分布を有す
る光を介して、浴室内を見ることができる。この場合、
グローブ23の着色部23Aによって、入浴者がまぶし
さを感じるのが防止される。
Description
れる照明装置に関するものである。
内の水蒸気の影響をなくすために、光源等は、グローブ
等により隙間なく覆われている。この場合、グローブ
は、光を拡散させ、目に入ってまぶしくならないよう
に、また、柔らかい光を浴室内に照射できるように、乳
白色等に着色されている。
れたグローブは、光源から発せられた光の一部を吸収す
るフィルターとしても機能するため、透過光の分光分布
を変化させてしまう。このため、このような照明装置で
は、これにより照らされた物の色の見え方が自然でなく
なるという問題があった。
ら発せられる光(以下白熱灯光aという)の分光分布を
示しており、図6の破線dは、例えば、この白熱灯光a
が乳白色の半球状グローブを透過した後の、透過光dの
分光分布を示している。図6から、透過光dは、例え
ば、グローブにより波長が380〜410nmの光がカ
ット(吸収)されるため、このグローブを赤っぽく輝か
せ、浴室内を赤味を帯びた感じに照らす。
上げても、このような照明装置を使用することにより、
この色調が充分にでないという問題が生じる。
えば赤色波長部の光を一部カットした昼光ランプを使用
すれば、グローブから透過光は白熱灯光aに近づくが、
この昼光ランプは、出力の割りには照度低下が大きく、
かつ、価格も高いという欠点がある。
ぶしさを感じさせることなく、浴室内を自然な色状態に
照らすことができる照明装置を提供することを目的とす
る。
の発明は、浴室内に設置される照明装置において、光源
を覆うグローブの透光部を着色部と透明部とから構成し
たことである。
を強く吸収するグローブの着色部からの透過光と、特定
波長の光を強く吸収することのないグローブの透明部か
らの透過光とを浴室内に照射する。このため、グローブ
の着色部の影響が薄れ、入浴者は光源の発する光に近い
分光分布を有する光を介して、浴室内を見ることができ
る。この場合、グローブの着色部によって、入浴者がま
ぶしさを感じるのを防止できる。
1記載の発明の場合において、グローブの照明装置取付
壁に沿った正面部を、光を強く拡散させる着色部とし、
この正面部周りの側面部を透明部としたことである。
ローブの正面部を着色部とし、入浴者の目につきにくい
側面部を透明部としたため、入浴者にまぶしさを感じさ
せることなく、グローブの透明部の割合を増加させるこ
とができ、請求項1記載の発明の作用を強く出すことが
できる。
2記載の発明の場合において、グローブの側面部が、シ
ボ処理されていることである。
理しているため、この側面部の透過光も拡散され、この
透過光によるまぶしさも充分に緩和される。
面を参照しつつ説明する。図1はこの発明の一実施の形
態に係る照明装置を備えた浴室の外観斜視図である。
ネル2、天井パネル3、引戸4、浴槽5、洗い場台6、
浴槽給湯栓7、洗い場給湯栓8、化粧鏡9、シャワーユ
ニット10、手すり11,12、および、照明装置13
等を有した浴室ユニットから形成されている。
載置固定されており、この壁パネル2上に天井パネル3
が取り付けられている。引戸4は、洗い場Yを形成する
洗い場床パン1aの端部に取り付けられ、洗い場Y側と
脱衣室(図示せず)間の入浴者の出入りを可能にしてい
る。浴槽5は、洗い場床パン1aに隣接する1段低い浴
槽側床パン1b上に設置され、側部に本体側壁部が洗い
場Y側から見えないように、エプロン部5aを有してい
る。
形成する壁パネル2と接するように、床パン1上に取り
付けられており、洗い場Y側と浴槽5側とに面する部分
の上面に、それぞれ洗い場給湯栓8と浴槽給湯栓7とが
取り付けられている。そして、この正面壁W上には、化
粧鏡9、シャワーユニット10および手すり11が取り
付けられている。
ためのものであり、正面壁Wの天井パネル3に近い位置
に2台設置されている。以下、この照明装置13につい
て詳細に説明する。
台座20と、ソケット21と、光源22と、グローブ2
3と、反射板24と、グローブパッキン25と、取付パ
ッキン26と、取付ねじ27(図3参照)等とから構成
されている。
うに、円板状の基部20Aの外周部に、前方へ突出する
円筒状の取付部20Bを有したものである。基部20A
には、外面側に取付パッキン26の保持溝20aが形成
されているとともに、内面側に反射板24保持用の案内
突起20bが形成されている。また、基部20Aには、
中央部には開口20cが形成され、この周りの内面側
に、ソケット21支持用のリング状突起20dが形成さ
れている。取付部20Bには、外周端にグローブパッキ
ン25の保持溝20eが形成されているとともに、内面
側にグローブ23固定用の固定突起20fが所定ピッチ
で形成されている。
ッキン26を正面壁Wに加圧するようにして、基部20
Aに差し込まれた取付ねじ27を、正面壁W側にねじ込
むことにより、この正面壁Wに取り付けられる。
るように、円筒体の前端部にフランジ部21aを有した
もので、後端側を台座20の開口20cに差し込んだ
後、フランジ部21a側からねじ28をリング状突起2
0d側にねじ込むことにより、台座20に取り付けられ
る。この場合、ソケット21は、後端部が、正面壁Wの
開口W1を介して、壁パネル2と建物の壁面間に突出す
るように位置決めされる。なお、このソケット21に
は、電源供給用のコードEが接続されている。
成されている。この光源22は、図2および図4で示さ
れるように、口金部(図示せず)がソケット21の前端
側凹部21b内にねじ込まれて、台座20の基部20A
から正面壁Wの前方側へ突出した状態で、このソケット
21に取り付けられている。そして、この光源22の発
光部は、グローブ23内のほぼ中央に位置決めされてい
る。
光源22やソケット21等が浴室U内の水蒸気の影響を
受けるのを防止する機能と、光源22からの光を拡散し
て、入浴者が光源22からの光によってまぶしさを感じ
ないようにするとともに、浴室U内に柔らかい適正な光
を照射する機能を有するものである。
に、この照明装置13の取付壁である正面壁Wに沿って
配置される、着色部としての凸球面状の正面部23A
と、この正面部23A周りに後方に突出するように配置
され、外面が波形に形成された透明部としての略円筒状
の側面部23Bと、この側面部23Bの後端側に配置さ
れる、透明部としての孔空き円板状の後面部23Cと、
後面部23Cの内端側に配置される、小円筒状の取付部
23Dとから構成されている。
れた樹脂材によって形成されているとともに、側面部2
3Bと後面部23Cと取付部23Dとは、例えば、樹脂
材によって、一体的かつ透明に形成されている。そし
て、正面部23Aと、一体的に形成された側面部23
B、後面部23C、取付部23Dとが、例えば、超音波
溶着によって一体的に接合されている。なお、このグロ
ーブ23の正面部23A、側面部23B、後面部23C
が、透光部となる。
らを透過した光が直接入浴者の目に入ってまぶしさを生
じさせないように、内面にシボ処理(表面に小凹凸が生
じる処理)が施されている。ただし、側面部23Bの下
部側、すなわち、側面部23Bの中心から40度の角度
領域にある側面部23Bの下部23aには、シボ処理は
施されていない。
ように、台座20の固定突起20fに係合して、グロー
ブ23を台座20側に加圧する複数の加圧突起23bが
形成されている。このグローブ23は、取付部23Dを
台座20の取付部20Bに差し込んだ後、これを所定角
度だけ回転して、固定突起20fと加圧突起23bとを
係合させることにより、台座20側に取り付けられる。
この場合、グローブ23の後面部23Cが、台座20側
のグローブパッキン25側を加圧するため、グローブ2
3と台座20間の隙間はシールされる。
前方に向いた状態で下方に反射するものであり、薄い金
属板から構成されている。この反射板24は、図2で示
されるように、台座20のリング状突起20dの上方に
配置される案内突起20bに沿って、前端側が上向きに
傾斜した状態で、台座20にねじ28によって取り付け
られている。なお、反射板24の前部側は光源22に沿
うように下向き凹状に湾曲されている。
いて説明する。光源22から発せられた光は、この光源
22周りに配置されるグローブ23を通って、浴室U内
に照射され、この浴室U内を入浴に適した明るさに保
つ。この場合、光源22の上方には、反射板24が配置
されているため、光源22から浴室Uの天井パネル3側
に照射される光は、反射板24で反射された後、グロー
ブ23の下部23a等を通って、床パン1側に照射され
る。したがって、この浴室Uでは、明るさのあまり必要
のない天井パネル3側に比べて、入浴者が居り、明るく
する必要がある床パン1側が明るく照らされ、この照明
装置13より適切な照明がなされる。
3の側面部23Bが、透明に形成されているため、グロ
ーブ23による光の吸収が少なく、効率のよい照明がな
される。特に、側面部23Bの下部23aはシボ処理さ
れておらず、光の透過度がよいため、この下部23aを
介して、洗い場台6周りが明るく照らされる。もちろ
ん、乳白色に着色されたグローブ23の正面部23Aを
介して、この浴室U内には柔らかい光が照射される。
最も目につきやすいグローブ23の正面部23Aが、乳
白色に着色されていて光を充分に拡散し、かつ、グロー
ブ23の側面部23Bも、シボ処理されていて、光をあ
る程度拡散するため、入浴者が光源22によってまぶし
さを感じることはない。なお、グローブ23の側面部2
3Bの下部23aは、シボ処理は施されていないが、入
浴者がこの部分を直視することはほとんどないため、こ
の下部23aを介して、入浴者がまぶしさを感じること
はない。
ているため、図5の実線で示されるように、この光源2
2から発せられる白熱灯光aは可視領域(例えば波長3
80nm〜波長760nm)において自然光に近い分光
分布を有している。したがって、この光源22を介して
物を見れば、その物の自然の色を認識できる。
いるため、光源22からの光はグローブ23を介して浴
室U内に照射される。この場合、乳白色に着色されたグ
ローブ23の正面部23Aは、約380〜410nmの
波長領域の光を強く吸収する性質があるため、図5の破
線で示されるように、この正面部23Aの透過光bは、
可視領域において、波長が380〜410nmの光(紫
のスペクトル部分)が欠落した分光分布を示す。このた
め、この透過光bでは、赤色スペクトル部が相対的に強
くなり、この透過光bを介して物を見ると、物が赤味を
帯びて見え、自然の色を示さなくなる。
は、透明に形成されているため、図5の鎖線で示される
ように、この側面部23Bの透過光cは特定波長の光を
強く吸収することはなく、光源22とほぼ同じ分光分布
を示す。したがって、この側面部23Bの透過光cを介
して物を見ると、ほぼ物の自然の色を認識できる。
ブ23の正面部23Aからは一部波長の欠落した光が透
過されるが、グローブ23の側面部23B等からは白熱
灯光aと同様な光が透過されるため、グローブ23の正
面部23Aの影響が緩和され、入浴者は白熱灯光aを介
して物を見るのと同様な状態で、物を見ることができ
る。したがって、浴室U内の床パン1、壁パネル2、天
井パネル3、浴槽5等を、例えば白色形の色調で仕上げ
た場合でも、入浴者はこの照明装置13を介して、これ
らの自然の色(設計どうりの色)を認識できる。また、
この照明装置13では、光源22として、照度低下が大
きく、かつ、高価な昼光ランプを使う必要もない。
比べ、透明部の面積を大きくしていけば、上記傾向は大
きくなるが、入浴者がまぶしさを感じないようにする必
要もあるため、グローブ23の透明部の割合には自ら限
度がある。
光に近い分光分布を有するもの(例えばハロゲンラン
プ)であれば、どのようなものであってもよい。
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
浴室内に設置される照明装置において、光源を覆うグロ
ーブの透光部を着色部と透明部とから構成したので、グ
ローブの着色部と透明部とを介して、入浴者にまぶしさ
を感じさせることなく、浴室内を自然な色状態に照らす
ことができる。
請求項1記載の発明の場合において、グローブの照明装
置取付壁に沿った正面部を、光を強く拡散させる着色部
とし、この正面部周りの側面部を透明部としたので、入
浴者にまぶしさを感じさせることなく、グローブの透明
部の割合を大きくすることができる。
請求項2記載の発明の場合において、グローブの側面部
が、シボ処理されているので、側面部の透過光によって
も、入浴者は、まぶしさを感じにくくなる。
た浴室内の斜視図である。
である。
ある。
光とグローブの透過光との分光分布を示すグラフであ
る。
ーブの透過光との分光分布を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 浴室内に設置される照明装置において、 光源を覆うグローブの透光部を着色部と透明部とから構
成したことを特徴とする照明装置。 - 【請求項2】 前記グローブの照明装置取付壁に沿った
正面部を、光を強く拡散させる着色部とし、この正面部
周りの側面部を透明部としたことを特徴とする請求項1
記載の照明装置。 - 【請求項3】 前記グローブの前記側面部が、シボ処理
されていることを特徴とする請求項2記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7277035A JP2937093B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7277035A JP2937093B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 照明装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4311199A Division JPH11283421A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0997509A true JPH0997509A (ja) | 1997-04-08 |
JP2937093B2 JP2937093B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=17577877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7277035A Expired - Lifetime JP2937093B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2937093B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009181903A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Kyoko Okano | 照明装置 |
JP2020136050A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | Toto株式会社 | 浴室 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP7277035A patent/JP2937093B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009181903A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Kyoko Okano | 照明装置 |
JP2020136050A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | Toto株式会社 | 浴室 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2937093B2 (ja) | 1999-08-23 |
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