JPH08203313A - 浴室用照明器具 - Google Patents

浴室用照明器具

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Publication number
JPH08203313A
JPH08203313A JP7012974A JP1297495A JPH08203313A JP H08203313 A JPH08203313 A JP H08203313A JP 7012974 A JP7012974 A JP 7012974A JP 1297495 A JP1297495 A JP 1297495A JP H08203313 A JPH08203313 A JP H08203313A
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JP
Japan
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light
cover
bathroom
lighting fixture
lighting
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Application number
JP7012974A
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English (en)
Inventor
Takeshi Motohashi
毅 本橋
Akira Kondo
章 近藤
Nobuhiro Goshima
伸洋 五島
Takeshi Kaneda
剛 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集光制御を行なうことにより全体照明と同時
に部分照明も行なえるようにすること。 【構成】 浴槽15を備えた浴室1内の取付面5に台座
27を介して設けられる照明器具24において、内部に
光源31を備え集光部34を有する内側の透明カバー2
8と、この透明カバー28の外側に設けられ集光部34
と集光部以外の部分に対応する開口部38を夫々穿設し
た目隠しカバー29とから成り、透明カバー28と目隠
しカバー29の相互作用により照明器具24の照射方向
を制御することを特徴とする。また、透明カバー28と
目隠しカバー29の相互作用により部分照明と全体照明
を同時に行なうようにし、目隠しカバー29の先端部に
開口部38を設け、台座27を浴室1の壁面5に埋め込
んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室用照明器具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】浴室、洗面所等の壁面に設けた鏡の上方
にブラケットを介して室内全体の照明のためのランプ等
の照明器具を取付ける場合、室内全体を照明するランプ
の大きさの関係上ブラケットは前に出る部分が大きくな
り、それに応じてカバーも大きくなっていた。
【0003】また、浴室の壁面に間接照明のための照明
器具を設ける場合、ランプ等の照明器具の前面に遮蔽板
を設け、上下の方向は開放して天井面と壁面に向って照
明器具の光を照射し、天井面、及び壁面に反射させるこ
とで間接照明をするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら鏡の上方
に設けられるランプは、室内全体を照明するため、ま
た、メンテナンス性のために壁面等の取付面に垂直に取
付けられているから、前に出る部分が大きくなり、ラン
プのカバーの大きさをある程度までしか小さくできな
い。そしてこのようなランプは、浴室、洗面所等の室内
全体の照明を主たる目的としているので、鏡で顔を見た
り、手元を見るのに充分の照度の光を出す部分照明には
不向きである。
【0005】また上記従来の間接照明の場合、照明器具
の上下の方向を開放して、そこから漏れる光が天井面及
び壁面を照すものであって、光の照射方向が充分に制御
されていないので、照される場所によって照度にむらが
でき、照明器具のW(ワット)数に見合った光が天井面
及び壁面を適切に照すようになっていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、浴槽を備えた浴室内の取付面に台座を介し
て設けられる照明器具において、内部に光源を備え集光
部を有する内側の透明カバーと、この透明カバーの外側
に設けられ集光部と集光部以外の部分に夫々対応する開
口部を穿設した目隠しカバーとから成り、透明カバーと
目隠しカバーの相互作用により照明器具の照射方向を制
御するようにした。
【0007】この透明カバーと目隠しカバーの相互作用
により部分照明と全体照明を同時に行なうようにした。
【0008】また、目隠しカバーの前面部に開口部を設
け、台座を浴室の壁面に埋め込んだ。
【0009】照明器具の前面に遮蔽板を設けると共に、
照明器具の取付面側に反射板を設けた。
【0010】浴槽上方の天井面に開口径の小さいダウン
ライトを設けた。
【0011】浴槽を備えた浴室内の取付面に台座を介し
て設けられる照明器具において、浴室の壁面の鏡上方に
内部に光源を備え集光部を有する内側の透明カバーとこ
の透明カバーの外側に設けられ集光部と集光部以外の部
分に夫々対応する開口部を穿設した目隠しカバーとから
成る照明器具と、浴室の壁面に前面に遮蔽板を設けると
共に壁面側に反射板を設けた間接照明器具と、前記浴槽
上方の天井面に設けられた開口径の小さいダウンライト
とから構成した。
【0012】
【作用】上記発明によれば、照明器具の光は、内側の透
明カバーの集光部で集光されて充分な照度となり、外側
の目隠しカバーの集光部に対応した開口部から照射方向
が決められ部分照明の光が出る。また、透明カバーの集
光部以外の部分から出た光はそのまま開口部から照射さ
れる。
【0013】この透明カバーと目隠しカバーの相互作用
により部分照明と全体照明が同時に行なわれ、1つの照
明器具の光が二通りの照明に使われる。
【0014】目隠しカバーの前面部に開口部を設け、台
座を浴室の壁面に埋め込んだので、前方への突出部分が
小さくなる。
【0015】照明器具の前面に遮蔽板を設けると共に、
照明器具の取付面側に反射板を設けたので、照明器具か
らの光は取付面側の反射板で一度反射されて天井面や壁
面に当ることとなり、照明器具近傍の壁面や天井面に直
接光が当らないから、この部分が他の部分と不均衡に明
るくなり過ぎることが無く、天井面、壁面に略均一の光
が当る。又、反射板の存在により、光源が入浴者の目に
直接入らず、眩しくない。
【0016】浴槽上方の天井面に開口径の小さいダウン
ライトを設けたので、入浴者の目に光源が直接入り難
く、眩しくない。
【0017】浴室の壁面の鏡上方に内部に光源を備え集
光部を有する内側の透明カバーとこの透明カバーの外側
に設けられ集光部と集光部以外の部分に夫々対応する開
口部を穿設した目隠しカバーとから成る照明器具と、浴
室の壁面に前面に遮蔽板を設けると共に壁面側に反射板
を設けた間接照明器具と、浴槽上方の天井面に設けられ
た開口径の小さいダウンライトとから構成したので、浴
室内の直接照明が必要な箇所と間接照明が必要な箇所、
及び全体照明が必要な箇所と部分照明が必要な箇所と
が、夫々該当する光で照される。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。図1は本発明の浴室用照明器具を適用した
浴室の斜視図、図2は同側断面図であり、浴室1は地面
Gに基礎2を置き、この基礎2の上に高さ調節ボルト3
…を介して防水床パン4を設置し、防水床パン4の外周
部に壁パネル5…を連設し、隣室との間に出入口のドア
6を設け、壁パネル5…の上縁部間に天井パネル7を載
置して設ける。外壁8側の壁パネル5には出窓9を設け
て、外壁8の開口部10から外に張り出させる。出窓8
には、開閉窓11、又は嵌め殺しの窓を設けて、採光を
良くする。
【0019】防水床パン4は中央部の壁状に突設された
境界部12を境に浴槽設置部13と洗い場14を設け、
浴槽設置部13に浴槽15を設置している。浴槽15の
洗い場14側の上縁部16と境界部12の間にはエプロ
ン17が取り付けてある。洗い場14の床面は境界部1
2に向って下り勾配に形成され、境界部12に臨む洗い
場14には図示せぬ排水口を設けて目皿18で覆ってあ
る。又、ドア6右手の壁パネル5に沿って浴槽15と洗
い場14に臨むカウンタ19を設置し、浴槽15及び洗
い場14用の湯水混合栓20、21を設けている。
【0020】洗い場14側のカウンタ19に臨む壁パネ
ル5には、収納棚22付きの鏡23を設ける。この鏡2
3上方の壁パネル5に、洗面タスク照明用の照明器具2
4を設ける。出窓9上方の壁パネル5、及びドア6上方
の壁パネル5には間接照明用の照明器具25を設ける。
又、浴槽15上方の天井パネル7には、浴槽15の湯面
を照すダウンライト26を設ける。
【0021】図3は洗面タスク照明用の照明器具の側面
図、図4は同分解斜視図であり、洗面タスク照明用の照
明器具24は、台座27と、内側の透明カバー28と、
この透明カバー28の外側に設けられた目隠しカバー2
9とから成る。台座27は皿状をなし、壁パネル5に穿
設された凹部30内にシール等で水密に処理して、ビス
等で着脱自在に固定し、凹部30に半埋込にすること
で、照明器具24が前方に余り飛出さないようにし、入
浴者に圧迫感を与えないようになっており、浴室1を狭
く感じさせることは無い。そして壁パネル5の背後にこ
の照明器具24のための図示せぬ配線が設けられ、台座
27の孔31を通って後述するソケットを設けた防湿ブ
ラケットに接続されている。
【0022】透明カバー28は、ポリーカーボネートの
様な熱可塑性樹脂の射出成形で筒状に形成する。透明カ
バー28の台座27への取付部には、ソケットを取付け
アルミダイキャストにより製造された防湿ブラケット3
2が設けられている。この防湿ブラケット32のソケッ
ト33に、光源となる40〜60Wの電球(ミニクリプ
トン)34が取付けられている。又、透明カバー28の
外周部の前後方向の中間部で電球34と対応する位置に
は、円周に沿って凸レンズ状の集光部35が設けられ、
電球34からの光を集光するようになっている。
【0023】目隠しカバー29は、ステンレス製の筒状
で前面36を覆った形状に形成され、透明カバー28の
外側から台座27に着脱自在に設け、自由に交換できる
ように成っている。目隠しカバー29は、集光部35を
含む前後方向の中間部に下方に向けて開口部37を設
け、開口部37から集光部35で集光された光が鏡23
のある下方を照射するように成っている。又、目隠しカ
バー29の前面36の中央部に円形の広口の開口部38
を設け、この開口部38に透明、又は入白色のアクリル
板等を球面状に成形した前面カバー39を嵌め込む。電
球34からの光は、直接この球面状の前面カバー39を
通して広角で前方を照し、浴室1の広い範囲を照明する
全体照明の光が出る。
【0024】図5は洗面タスク照明用の照明器具の作用
図を示し、透明カバー28の集光部35で集光された電
球34の光は、目隠しカバー29の開口部37から鏡2
3のある下方、乃至鏡23のやや前方を照射し、鏡23
で顔を見たり、手元を見るのに充分の照度の光になって
いる。このように電球34の光は、透明カバー28と目
隠しカバー29の相互作用によって鏡23で顔を見た
り、手元を見るのに充分な照度の部分照明の光と、電球
34からの光が直接球面状の前面カバー39を通して広
角で前方を照し、浴室1の広い範囲を照明する全体照明
の光とが現場の浴室1に合せて予め設定されている。こ
うしてレンズ状の集光部35の光学系を予め設定するこ
とで、照射方向と、部分照明、及び全体照明を制御する
ようになっている。
【0025】図6(a)は洗面タスク照明用の照明器具
の作用図であり、目隠しカバー29の図示せぬ内面を、
ペンキ等で白く塗装して電球34の光の反射効率を高
め、開口部37から高い照度の光を照射するようになっ
ている。
【0026】図6(b)は第2実施例の斜視図であり、
目隠しカバー29に、下方に向いた開口部37とは別に
上方に向いた開口部40を設け、電球34の光を上方へ
も照射して天井パネル7に当てる間接照明ができるよう
になっている。尚、目隠しカバー29に設ける開口部を
適宜設定することで、電球34からの部分照明の光の配
光方向を自由に変えることができる。
【0027】図7(a)は洗面タスク照明用の照明器具
の第3実施例の斜視図であり、第3実施例の照明器具2
4は、目隠しカバー29の前面36に、透明、又は赤、
青、黄、緑等に着色したアクリル材を平面視四角形で側
面視湾曲形状に成形した前面カバー41を設けたもので
あり、照射される色で浴室1内の雰囲気を楽しむことが
できる。
【0028】図7(b)は第4実施例の斜視図であり、
第4実施例の照明器具24は、目隠しカバー29の前面
36に、赤、青、黄、緑等に着色したアクリル材を平面
視円形に形成した前面カバー42を複数個ステンドグラ
ス状にちりばめて配置したもので、照射した光を壁パネ
ル5に当てることで、色のパノラマを楽しむことができ
る。
【0029】図8は間接照明用の照明器具の側断面図、
図9は同じく分解斜視図であり、間接照明用の照明器具
25は、壁パネル5に固定される台座45と、台座45
に固定された防湿ブラケット46と、防湿ブラケット4
6の両側に設けたソケット47、47に取付けられる蛍
光ランプ48と、蛍光ランプ48の保護カバー49と、
蛍光ランプ48の前面を覆う遮蔽板50と、蛍光ランプ
48の壁パネル5側に設けられた2枚の反射板51、5
2とから成る。
【0030】台座45は、浴槽15の長手方向の長さと
略同大のステンレス製の細長い長方形状を成し、台座4
5の両側部に台座45の上下方向の長さよりも大きいア
ルミダイキャスト仕上げの側板53、53を備えてい
る。側板53は、側面視上面54に対して下面55がず
っと短く形成され、上面54から下面55にかけて前面
(図8の右手方向)を向く側の上段が大きく、下段が小
さい2段の湾曲状に形成されている。この上段の大きい
湾曲状の前面側にアルミダイキャスト仕上げの前記遮蔽
板50が前方に凸状に湾曲して固定されている。台座4
5の上面には、前面側にやや傾斜して凹状の湾曲をなし
アルミダイキャスト仕上げの前記反射板51が固定され
ている。反射板51の上端部56は、遮蔽板50の上端
部57よりも上方に出るように設ける。
【0031】側板53の下段の小さい湾曲状の前面側に
は、アルミダイキャスト仕上げの前記反射板52が固定
されている。反射板52は、前面側に凸状に湾曲し、遮
蔽板50との間には隙間sを設ける。反射板52は、上
端部58が保護カバー48に臨み、下端部59が遮蔽板
50の下端部60よりも下方に出るように設ける。
【0032】防湿ブラケット46は、アルミダイキャス
ト仕上げで形成する。また、蛍光ランプ48は、例えば
40Wの3波長ランプで浴室1用に防湿チャンネルトラ
フのものを用いる。3波長ランプを用いることで、寒色
系の色が見え難くなる高齢者にも見易くなる。蛍光ラン
プ48を外側から覆う保護カバー49は、透明なアクリ
ル板で着脱自在に形成し、蛍光ランプ48の交換ができ
るようになっている。遮蔽板50は、蛍光ランプ48か
らの光が特に上方に反射する際遠くに飛ぶように、上半
分が蛍光ランプ48から充分な間隔をもつように設定す
る。
【0033】図8に示すように蛍光ランプ48から上方
に照射される光は、直接天井パネル7に行く他、一部は
遮蔽板50、及び反射板51で反射されて天井パネル7
に届くから、長い距離を飛んでから天井パネル7に反射
することとなり、強い光をカットして、柔らかくなり、
一部だけが強い光で照射されることなく、天井パネル7
の全面を略均一の照度で照射するようになっている。同
様に蛍光ランプ48からの光が反射板51でカットされ
るので、台座45の直上の壁パネル5が強い光を反射す
ることがなくなる。このように蛍光ランプ48のW(ワ
ット)数に応じた光を効率良く出すことができるので、
今までの照明器具よりも低W(ワット)数で良く、省エ
ネを達成できる。また、天井パネル7と壁パネル5を間
接照明で照すことにより浴室1内の空間を広く感じさせ
ることができる。
【0034】また、蛍光ランプ48から下方に照射され
る光は、一部が遮蔽板50に反射されて上方に照射さ
れ、一部が遮蔽板50と反射板52の隙間sから直接下
方に照射されるが、大部分は反射板52の前面に当って
反射して下方に照射されたり、反射板52に当らずに壁
パネル5に当って反射して下方に照射される。このよう
に蛍光ランプ48から下方に照射される光は、反射板5
2に邪魔されて直接下方の浴槽15の湯面に来る光が大
幅に減少するので、浴槽15に浸かっていても眩しくな
い。
【0035】図10(a)は間接照明用の照明器具の別
実施例の側断面図、(b)は同じく要部詳細図であり、
上記実施例と同一部分には同一番号を付して説明を省略
する。この別実施例では遮蔽板50の下端部がピン61
で側板53に枢支されており、開閉自在になっている。
そして左右の側板53の前面側の上端部内側に夫々ロー
ラーキャッチャー62を取付け、このローラーキャッチ
ャー62に対応する遮蔽板の上部裏面にフック63を固
定して接離自在設ける。このように遮蔽板50を開閉自
在にすることで、浴槽15上方の壁パネル5に取付けら
れ高い位置にある照明器具25でも、蛍光ランプ48の
交換やメンテナンスが楽になる。
【0036】図11はダウンライトの側断面図、図12
は同じく分解斜視図であり、ダウンライト26は下面を
天井パネル7と略面一に設けるため、天井パネル7に円
形の開口部65を形成して天井パネル7の背部に収納す
る。ダウンライト26はアルミダイキャスト仕上げの本
体カバー66を下方が開いた筒状に形成し、筒の外周面
下部には1対の出し入れ自在の爪状の脚67、67を設
ける。天井パネル7の開口部65内に本体カバー66を
差込んでこの脚67、67を開き、天井パネル7の開口
部65の縁に引っ掛けて本体カバー66を固定する。
【0037】本体カバー66内の上面には、ソケット6
8が固定され、ソケット68に例えば60Wの白熱電球
(クリア)69が取付けられている。また、電球69の
外側に反射板70を設けてソケット68に固定してい
る。本体カバー66の電球69と対応する外周面に沿っ
て、上下方向に長い開口部を平行に幾つも形成してルー
バー71を設け、電球69の発する熱を逃がすように成
っている。尚、白熱電球(クリア)69の他に、一般白
熱電球、ミニクリプトン球、ハロゲン球等も使用でき
る。
【0038】本体カバー66の下面の開口部72には螺
条が穿設され、この開口部72にアルミダイキャスト仕
上げで天井パネル7の開口部65よりもやや大きい防水
パッキン付きのカバー73を取付ける。カバー73には
螺条74を設け、開口部72の螺条に着脱自在に取付け
られている。カバー73の中央部には小さめ(50mm
位)の円形の開口部75を設け、透明強化ガラス76を
嵌め込む。
【0039】図11に示すように、透明強化ガラス76
を通して電球69からの光と、反射板70で反射された
光が下方に照射されるが、天井パネル7から浴槽15の
湯面迄は距離があって拡散するため、照度が強すぎるこ
とはなく、適度の照度で湯に浸かっている人を照す。そ
してカバー73の開口部75が比較的小さいため、電球
69が湯に浸かっている人の目に直接入って眩しくなる
虞は少ない。尚、カバー73を取り外す際の落下防止の
ため、カバー73と本体カバー66をステンレス製のボ
ールチェーン77で接続しておく。
【0040】この浴槽15上方の天井パネル7に設けら
れたダウンライト26と、出窓9上方の壁パネル5に設
けられた間接照明用の照明器具25とを組合せることに
より、入浴している人の肌の色艶を良く見せると共に、
アクセント照明にも成っている。
【0041】以上のように本発明は、浴室1内の照明を
3つの役割の異なる照明、即ち鏡23上方の壁パネル5
に設けた洗面タスク照明用の照明器具24、出窓9上方
の壁パネル5、及びドア6上方の壁パネル5に設けた間
接照明用の照明器具25、及び浴槽15上方の天井パネ
ル7に設けたダウンライト26で構成した。これによっ
て鏡23で顔を見たり、手元を見るのに充分な照度が得
られる洗面タスク照明用の照明器具24による部分照
明、ダウンライト26による浴槽15の湯面に向けての
部分照明と、出窓9上方の壁パネル5、及びドア6上方
の壁パネル5に設けた間接照明用の照明器具25による
浴室1の全体照明とが同時に行なえる。
【0042】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成したので、次の
様な効果を奏する。請求項1によれば、浴槽を備えた浴
室内の取付面に台座を介して設けられる照明器具におい
て、内部に光源を備え集光部を有する内側の透明カバー
と、この透明カバーの外側に設けられ前記集光部と集光
部以外の部分に夫々対応する開口部を穿設した目隠しカ
バーとから成り、透明カバーと目隠しカバーの相互作用
により照明器具の照射方向を制御するようにしたので、
照明器具の光は、内側の透明カバーの集光部で集光され
て充分な照度となり、更に外側の目隠しカバーの集光部
に対応した開口部から照射方向が決められ部分照明の光
が出、また、透明カバーの集光部以外の部分から出た光
はそのまま開口部から照射される直接照明となり、光源
の光を効率的に2通りに利用することができる。
【0043】請求項2によれば、この透明カバーと目隠
しカバーの相互作用により部分照明と全体照明が同時に
行なわれ、1つの照明器具の光が二通りの照明に使うこ
とができ、光を効率良く使用することができるから、省
エネになる。
【0044】請求項3によれば、目隠しカバーの前面部
に開口部を設け、台座を浴室の壁面に埋め込んだので、
前方への突出部分が小さくなり、入浴者が圧迫感を感じ
ることがない。
【0045】請求項4によれば、照明器具の前面に遮蔽
板を設けると共に、照明器具の取付面側に反射板を設け
たので、照明器具からの光は大部分が取付面側の反射板
で一度反射されて天井面や壁面に当ることとなり、照明
器具近傍の壁面や天井面に直接光が当らないから、この
部分が他の部分と不均衡に明るくなり過ぎることが無
く、天井面、壁面に略均一の光が反射して長い距離を飛
んで浴室全体を間接照明することとなり、浴室内の空間
が広く感じられる。また、遮蔽板、及び反射板によって
照明器具のW(ワット)数に応じた光を効率良く出すこ
とができるので、今までの照明器具よりも低W(ワッ
ト)数で良く、省エネを達成できる。
【0046】請求項5によれば、浴槽上方の天井面に開
口径の小さいダウンライトを設けたので、小さい開口径
から出る光源の光は直接入浴者の目に入り難く、眩しく
ない。
【0047】請求項6によれば、浴室の壁面の鏡上方に
内部に光源を備え集光部を有する内側の透明カバーとこ
の透明カバーの外側に設けられ集光部と集光部以外の部
分に夫々対応する開口部を穿設した目隠しカバーとから
成る照明器具と、浴室の壁面に前面に遮蔽板を設けると
共に壁面側に反射板を設けた間接照明器具と、浴槽上方
の天井面に設けられた開口径の小さいダウンライトとか
ら構成したので、鏡で顔を見たり、手元を見るのに充分
な照度が得られる照明器具による部分照明、ダウンライ
トによる浴槽の湯面に向けての部分照明と、壁面に設け
た間接照明器具による浴室の全体照明とを同時に行なう
ことができる。また、ダウンライトと、間接照明器具と
を組合せることにより、入浴している人の肌の色艶を良
く見せると共に、アクセント照明も行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴室用照明器具を適用した浴室の斜視
【図2】同側断面図
【図3】洗面タスク照明用の照明器具の側面図
【図4】同分解斜視図
【図5】洗面タスク照明用の照明器具の作用図
【図6】(a)は洗面タスク照明用の照明器具の作用
図、(b)は第2実施例の斜視図
【図7】(a)は洗面タスク照明用の照明器具の第3実
施例の斜視図、(b)は第4実施例の斜視図
【図8】間接照明用の照明器具の側断面図
【図9】同じく分解斜視図
【図10】(a)は間接照明用の照明器具の別実施例の
側断面図、(b)は同じく要部詳細図
【図11】ダウンライトの側断面図
【図12】同じく分解斜視図
【符号の説明】
1…浴室,5…壁パネル,15…浴槽,24,25…照
明器具,26…ダウンライト,27…台座,28…透明
カバー,29…目隠しカバー,30…凹部,34…電
球,35…集光部,36…集光部,37,38…開口
部,39…前面カバー,40…開口部,41…前面カバ
ー,48…蛍光ランプ,49…保護カバー,50…遮蔽
板,51,52…反射板,65…天井パネルの開口部,
66…本体カバー,69…電球,70…反射板,73…
カバー,75…カバーの開口部,76…透明許可ガラ
ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五島 伸洋 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 金田 剛 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽を備えた浴室内の取付面に台座を介
    して設けられる照明器具において、内部に光源を備え集
    光部を有する内側の透明カバーと、この透明カバーの外
    側に設けられ前記集光部と集光部以外の部分に夫々対応
    する開口部を穿設した目隠しカバーとから成り、透明カ
    バーと目隠しカバーの相互作用により照明器具の照射方
    向を制御することを特徴とする浴室用照明器具。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の浴室用照明器具に
    おいて、透明カバーと目隠しカバーの相互作用により部
    分照明と全体照明を同時に行なうことを特徴とする浴室
    用照明器具。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の浴室用照明器具に
    おいて、目隠しカバーの前面部に開口部を設け、台座を
    浴室の壁面に埋め込んだことを特徴とする浴室用照明器
    具。
  4. 【請求項4】 浴槽を備えた浴室内の取付面に台座を介
    して設けられる照明器具において、前記照明器具の前面
    に遮蔽板を設けると共に、照明器具の取付面側に反射板
    を設けたことを特徴とする浴室用照明器具。
  5. 【請求項5】 浴槽を備えた浴室内の取付面に台座を介
    して設けられる照明器具において、浴槽上方の天井面に
    開口径の小さいダウンライトを設けたことを特徴とする
    浴室用照明器具。
  6. 【請求項6】 浴槽を備えた浴室内の取付面に台座を介
    して設けられる照明器具において、前記浴室の壁面の鏡
    上方に内部に光源を備え集光部を有する内側の透明カバ
    ーとこの透明カバーの外側に設けられ前記集光部と集光
    部以外の部分に夫々対応する開口部を穿設した目隠しカ
    バーとから成る照明器具と、浴室の壁面に前面に遮蔽板
    を設けると共に壁面側に反射板を設けた間接照明器具
    と、前記浴槽上方の天井面に設けられた開口径の小さい
    ダウンライトとから成る浴室用照明器具。
JP7012974A 1995-01-30 1995-01-30 浴室用照明器具 Pending JPH08203313A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013085824A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Panasonic Corp 照明構造
JP2014102902A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Asahi Kasei Homes Co 間接照明装置
JP2015092059A (ja) * 2014-12-16 2015-05-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明構造

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