JP4417761B2 - 照明器具 - Google Patents

照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP4417761B2
JP4417761B2 JP2004110316A JP2004110316A JP4417761B2 JP 4417761 B2 JP4417761 B2 JP 4417761B2 JP 2004110316 A JP2004110316 A JP 2004110316A JP 2004110316 A JP2004110316 A JP 2004110316A JP 4417761 B2 JP4417761 B2 JP 4417761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
reflecting
light source
projection port
reflecting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004110316A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005005254A (ja
Inventor
伸二 豊田
行義 中谷
健 西井
Original Assignee
小泉産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 小泉産業株式会社 filed Critical 小泉産業株式会社
Priority to JP2004110316A priority Critical patent/JP4417761B2/ja
Publication of JP2005005254A publication Critical patent/JP2005005254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4417761B2 publication Critical patent/JP4417761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、例えば、公園や庭園等で樹木と遊歩道とを同時に照らす照明器具に関し、1つの光源で少なくとも2方向を同時に照らす照明器具の構成に関する。
従来より、公園や庭園等で樹木と歩道とを同時に照らす照明器具が知られており、これらの照明器具は2つの光源を備えて、一方の光源で樹木をライトアップするとともに、もう一方の光源で歩道を照らすように構成されていた。
その後、1つの光源で樹木と歩道とを同時に照らす照明器具も発案されており、例えば、特開昭63−102101号公報(特許文献1)や、実用新案登録第2538910号公報(特許文献2)で開示されている。
特開昭63−102101号公報(特許文献1)の照明器具は、同号公報の図1に示すように、樹木2の近傍に据え付けられて、略真上に直接光を投射して樹木を照らすとともに、側方に間接光を投射して歩道を照らすように構成されている。
詳しくは、同号公報の図2に示すように、照明器具3のケーシングである本体4は、上方が開口された筒状の構成で、該本体4の一側面上部に窓部5が開口されている。本体4の内底部にはベース6が固設されており、該ベース6の上面に安定器ボックス7が取り付けられて、該安定器ボックス7より上方へ突出するようにしてソケット8が取り付けられ、該ソケット8に光源9(例えば、100ワットの高圧水銀ランプ)が装着されている。また、本体4の内部には、光源9の上方で、窓部5に対応する位置に、反射鏡10が角度調整自在に取り付けられている。この反射鏡10は一部の光を反射するとともに、一部の光を透過させる半透過型の鏡で構成されていて、光源9からの光は、該反射鏡10を介して、上方へ透過される光と、側方へ反射される光とに分配されるように構成されている。また、反射鏡10は角度調整自在に構成されており、歩道を照らす光については、照明器具3の近傍からやや離れた位置まで調整自在に構成されている。
また、実用新案登録第2538910号公報(特許文献2)の照明器具は、同号公報の図1及び図2に示すように、有底円筒状のケーシング1内の底蓋1aに、正面視、略上向き「コ」の字状の取付けフレーム2が立設され、該取付けフレーム2の左右の鉛直フレーム部分2A・2Bに、ランプソケット3及び表面が反射面に形成された円錐台状のソケットカバー4をともに支持する第1ブラケット5と、安定器6に付設された支持部材7とが取り付けられるとともに、前記ランプソケット3には、単一の光源である放電ランプ8を着脱自在に装着され、さらに、前記ケーシング1の筒軸芯方向一側部である上部に第1光投射口9が形成されるとともに、該ケーシング1の筒軸芯周りの横側部に第2光投射口10が形成されている。
そして、ケーシング1内に位置する取付けフレーム2の上部には、放電ランプ8の上側部分に外套して当該放電ランプ8から放射される光を第1光投射口9に向けて反射する碗状の第1反射板15が第1ネジ16を介して取り付けられるとともに、ソケットカバー4の上面で、かつ、放電ランプ8の直後方に位置する部分には、放電ランプ8の幅よりも小なる横幅に形成されたアングル材17が取り付けられ、該アングル材17に、放電ランプ8から放射される光を第2光投射口10に向けて反射する第2反射板18が第2ネジ19を介して取り付けられている。
この第1反射板15による反射作用領域と第2反射板18による反射作用領域との境界Xは、放電ランプ8の筒軸芯方向中間位置、すなわち、放電ランプ8の上下中間位置に設定されている。
このような構成で、放電ランプ8からの光は、上方へ投射される光と、側方へ投射される光とに分配され、両反射板15・18による反射作用領域の境界Xが単一の光源である放電ランプ8の筒軸芯方向中間位置に位置するから、第1光投射口9からは直射光と第1反射板15からの反射光とが投射されて、また、第2光投射口10からは同じく直射光と第2反射板18からの反射光とが投射されることになる。また、第1光投射口9から投射される光と第2光投射口10から投射される光との配光率を照明条件に応じて設計変更する場合でも、両反射板15・18の反射作用領域の境界Xを放電ランプ8に対して筒軸芯方向に沿って変更することにより、第1光投射口9及び第2光投射口10からの光投射方向の変動を抑制することができるようになっている。
また、同号公報の図6には、前記第1反射板15を、取付けフレーム2の両鉛直フレーム部分2A・2Bに対して第1ネジ16の軸芯回りで回動調節自在で、かつ、該第1ネジ16が挿入される取付けフレーム2側の長孔2aの範囲内で上下方向に取付け位置調節自在に構成し、前記ソケットカバー4に付設した取付け片22に、前記第2反射板18に連設した取付け片23を水平軸芯回りで回動調整自在に第3ネジ24を介して取り付けた実施例が開示されている。この実施例の場合、第1反射板15の回動調整操作、及び第2反射板18の回動調整操作によって、第1光投射口9及び第2光投射口10からの光投射方向を調節することができるようになっている。
なお、この発明は本願と同出願人によって出願されている。
特開昭63−102101号公報
実用新案登録第2538910号公報
以上のように、どちらの公報の照明器具も、単一の光源からの光が2方向に分配されて、一部の光が上方へ投射され、一部の光が側方へ投射されて、1つの光源で樹木と歩道とを同時に照らすように構成されており、この結果、樹木用と歩道用との2つの光源を備えた照明器具に比べて、光源数が減り、消費電力が低く抑えられている。
しかしながら、前記公報の照明器具では、単一の光源からの光を2方向に分配しているために、該1つの光源の出力(ワット数)は比較的高めに設定しておく必要がある。
例えば、樹木用と歩道用との2つの光源を備えた照明器具において、樹木へ向けて投射する光源にはN(ルーメン)の光束の光源が用いられているとする。
また、前記公報の照明器具においては、その単一の光源から、7割の光が上方へ投射され、3割の光が側方へ投射されるようになっているとする。
この場合、前記公報の照明器具を用いて、樹木にN(ルーメン)の光束で照明を当てたいとすれば、その単一の光源は、N÷0.7≒1.43N(ルーメン)の光束の光源としておく必要がある。つまり、該単一の光源のワット数は、2つの光源を備えた照明器具の樹木用の光源のワット数に比べて、高く設定しておく必要がある。
そこで、本発明では、この点を鑑みて、さらに消費電力を抑えて、効率良く異なる2方向を照らす照明器具を提供することを第1の課題とする。
また、前記公報の照明器具は、樹木への照明は、筒状の本体内の光源から略真上に照らすように構成されているために、設置場所が制限されてしまう。すなわち、前記公報の照明器具は、樹木の真下付近に配置しなければならず、鬱蒼とした樹木では真下から照らすと、薄気味悪く感じる場合もある。このようなことからも、樹木に対する設置場所や照明方向は自由度を持たせたいものであり、この点を第2の課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、この課題を解決するための手段は、次に示すとおりである。
まず、請求項1に記載のように、筒状の筐体内の筒軸芯方向一側部に設けられた単一の光源と、該光源の周囲に設けられて、該光源から放射される光を筐体の筒軸芯方向他側へ向けて集光する集光部材と、を具備する照明手段と、
該筐体の筒軸芯周りの一側部に設けられた第1光投射口と、
該筐体の筒軸芯周りの他側部に設けられた第2光投射口と、
該集光部材により集光される光の集光領域内に配置されて、該光源から照射される直接光の光軸方向の成分と、該光源から該集光部材を介して集光される間接光とから成る主要光を、該第1光投射口へ向けて反射する、回動可能に構成された第1反射部材と、
該集光領域外に配置されて、該光源から照射される主要光以外の洩れ光を該第2光投射口へ向けて反射する、反射面が凸曲面で形成された第2反射部材と、
を備えた照明器具とする。
また、請求項2に記載のように、前記第2光投射口と、前記第2反射部材とを、該第2光投射口の奥行方向でラップするように配置し、
前記筐体内において、前記照明手段の第1光投射口側における、前記第1反射部材を介して反射される反射光の反射領域外に、障蔽部材を設ける。
また、請求項3に記載のように、筒状の形状を有し、光を透過することが可能な光透過部材と、
上記光透過部材の筒軸心周りの一側部に設けられた第3光投射口と、
上記光透過部材の筒軸心方向一側部に設けられた光源である照明手段と、
上記光透過部材内部の筒軸心方向他側に設けられ、上記照明手段より放射された光を反射するための第3反射部材と、
を備えた照明器具とする。
また、請求項4に記載のように、前記第3反射部材は、反射面を2面有し、2面のうち一つは散光用で、残りの一つは集光用とする。
本発明は、以上のように構成したので、次に示すような効果を奏する。
まず、請求項1に記載の発明の照明器具では、光源から全方位・全方向に放射される光の大部分は、集光部材を介して筒軸芯方向他側へ集光され、この光源からの直接光の光軸方向の成分と、光源から集光部材を介して集光される間接光とから成る主要光は、第1反射部材で反射されて、樹木等へ向けて投射されるように構成されている。すなわち、光源から全方位・全方向に放射される光の大部分は、主要光としてそのまま樹木等に向けて照射されて、該樹木等が明るく照らされ、また、このとき該光源20から照射される主要光以外の洩れ光は第2反射部材4で反射されて、歩行者の足元がやわらかく照らされるように構成されている。
以上のように、この照明器具は、光源からの主要光によって、専ら樹木を照らすとともに、このとき該主要光以外の洩れ光を利用して、歩行者の足元を照らすことで、異なる2方向を効率良く照らすことができ、該光源の出力(ワット数)を低く抑えることができて、消費電力が低減され、省エネルギー化を図ることができる。
また、この結果、ランニングコストが下がり、コスト的にも有利となる。
また、前記第1反射部材を回動可能に構成することで、樹木が成長したときなども、照明器具の設置場所を変更することなく、該第1反射部材を調節するだけで、該第1反射部材を介しての樹木への照射方向を容易に変えることができる。また、照明器具の設置場所についても、樹木の真下付近に限らず、樹木からやや離れた位置に設置することもでき、樹木に対する設置場所や照明方向の自由度が向上する。
そして、前記第2反射部材の反射面を凸曲面で形成することで、比較的広範囲に向けて洩れ光が拡散するように反射され、歩行者の目の位置に反射するグレアを抑制することができる。
請求項2に記載のように、前記第2光投射口と、前記第2反射部材とを、該第2光投射口の奥行方向でラップするように配置することで、第2光投射口側にいる人からは、該第2光投射口を通じて、該第2反射部材等により筐体内の構造体が見えないように隠すことができ、視覚を通じて美感を起こさせるようになって、デザイン性が向上する。
また、前記筐体内において、前記照明手段の第1光投射口側における、前記第1反射部材を介して反射される反射光の反射領域外に、障蔽部材を設けることで、該障蔽部材と該照明手段とは、第1光投射口の奥行方向でラップするように配置されて、照明器具を第1光投射口側から見たときに、該障蔽部材によって該照明手段の大部分が隠され、また、筐体内の構造体が露骨に見えないように構成されて、視覚を通じて美感を起こさせるようになり、デザイン性が向上する。
また、この障蔽部材は第1反射部材を介して反射される反射光の経路を遮ることのないように配置されている。
さらに、この障蔽部材によって、光源から照射される主要光以外の洩れ光の一部が遮られ、仮に歩行者が照明器具の背面に回ることがあっても、主要光以外の洩れ光が歩行者の目の位置にグレアとして射さないように構成されている。
請求項3の構成により、2方向に光を照射する場合に、照明手段より発せられた光のうちの漏れ光が、光透過部材を透過して、照明器具の下方を明るく照射することが可能となる。
即ち、漏れ光を利用して、照明器具の下方を明るく照射することが可能となる。
請求項4の構成により、照明器具の使用者の好みや目的に応じて、第3反射部材による反射光を散光又は集光するかを、2つの反射面を選択を選択することによって可能としているので、多彩な照明効果を演出することが可能となる。
以下に、本発明の実施の一形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は照明器具1の左側面図、図2は同じく正面図、図3は同じく背面図、図4は同じく平面図、図5は同じく底面図、図6は同じく左側面断面図、図7は同じく背面断面図、図8は集光領域Dを説明するための照明器具1の左側面断面図、図9は主要光と洩れ光の照射方向を説明する照明器具1の左側面断面図、図10は同じく左側面図、図11は同じく平面図、図12は照明器具1の本体と筐体10との取り外しを説明する図、図13は第1反射部材3の回動機構の構成を示す左側面図、図14は照明器具1aを正面、及び右側面から見た概略構成図、図15は照明器具1aにおける光の照射範囲の概略を示した照射範囲図、図16は第3反射部材64の概略構成を示した概略構成図である。
なお、以下の説明では、便宜上、図1に示す矢印Fの方向を照明器具1の前方として、各構造体の前後・左右位置を説明するものとする。また、他の図面における各構造体の前後・左右位置についても、これに倣うものとする。
図1乃至図3に示すように、照明器具1は左右対称に形成されており、その本体は、筒状の筐体10で被装されている。
本実施の形態では、図4及び図5に示すように、筐体10は略円筒状に構成されているが、この筐体は角筒状や、側面視が台形状となる筒等に構成してもよく、特にその構成は限定しないものとする。
図5(a)に示すように、本体の基部11の底面には、少なくとも3箇所にボルト穴11c・11c・・・が形成されており、該ボルト穴11c・11c・・・にはアンカーボルトが螺入されて、該アンカーボルトを介して照明器具1が路面等に据え付けられるように構成されている。
なお、この基部11は、図5(b)(c)に示すように、基部中心体11aに対してその周りの基部フレーム部11bが左右回動可能に構成されており、路面等に据え付けた後、照明器具1からの照明方向を左右に調節できるように構成されている。
また、図6及び図7に示すように、本体の基部11には、略軸芯中央にインバータ等を内蔵した安定器6が立設されている。また、該基部11には安定器6の左右両側から側部フレーム12・12が立設されており、該側部フレーム12・12の上端部間に上部フレーム13が架設されて、該上部フレーム13の左右中央から照明手段2が垂設されている。
詳しくは、図6に示すように、照明手段2の上端部は、上部フレーム13に、筐体10の筒軸芯位置からやや前方(第2反射部材12側)へずらした位置に取り付けられており、該照明手段2の下部に取り付けられた光源20が略筐体10の筒軸芯位置に配置されて、照明手段2は上部フレーム13から斜下方(後方下方)へ向けて垂設されている。
このような構成で、照明手段2は、上部フレーム13に、筒軸芯方向に対して斜めに傾けた状態で取り付けられており、この構成では、上部フレームから真下に照明手段を垂設する構成に比べて、筐体10の高さが抑えられ、照明器具1のコンパクト化を図ることができる。
図6及び図8に示すように、照明手段2は、筐体10内の上部(筒軸芯方向一側部)に設けられた単一の光源20と、該光源20の下方(筒軸芯方向他側)以外の周囲に設けられて、該光源20から放射される光を筐体10の下方(筒軸芯方向他側)へ向けて集光する集光部材21と、を備えている。集光部材21は椀状に形成されており、該集光部材21の椀内に光源20が配置されている。この集光部材21の椀内の凹曲面を反射面として、該反射面で光源20から放射される光の一部が下方へ向けて反射されるように構成されている。この集光部材21で反射された間接光は、光源20からの直接光の光軸L方向の成分とともに斜下方へ向けて集光されるようになっており、すなわち、該光源20からの光の大部分は斜下方へ向けて照射されるように構成されている。
また、筐体10の背部(筒軸芯周りの一側部)における上部位置(筒軸芯方向一側部位置)には第1光投射口10aが設けられており、該筐体10の前部(筒軸芯周りの他側部)における下部位置(筒軸芯方向他側部位置)には第2光投射口10bが設けられている。
この第1光投射口10aと第2光投射口10bには、それぞれアクリルやガラス等の透明部材15、16が取り付けられており、筐体10内に雨水や塵挨等が浸入しないように密閉されている。
図8は、集光部材21によって集光される、光源20からの光の集光領域Dを示し、図9に示すように、該集光領域D内に、該光源20から照射される直接光の光軸L方向の成分と、該光源20から該集光部材21を介して集光される間接光とから成る主要光(光源20から全方位・全方向に放射される光の大部分)を、第1光投射口10aへ向けて反射する第1反射部材3が回動可能に設けられている。この第1反射部材3はプレート状の部材で、上面(照明手段2側の面)に反射面3bが形成されており、筐体2内の後半部の上下中央部に配置されて、該第1反射部材3の回動支点軸31は集光領域D内における集光焦点位置Z付近に、軸芯を左右水平方向(筐体10の筒軸芯方向と光源20からの光軸L方向との双方に直交する方向)に向けて配置されている。
この第1反射部材3の回動支点軸31を集光領域D内における集光焦点位置Z付近に配置することで、第1反射部材3の反射面3b上で集光される光の集光面積が小さくなり、第1反射部材3のコンパクト化を図ることができる。この配置構成では、反射面3b上での集光面積が小さくなり、第1反射部材3の反射面3bを小面積としながらも、該第1反射部材3を大きく回動することができ、その結果、光源20からの主要光を広範囲に反射することができて、樹木に対して所望の角度で反射光を当てることができ、照明効果の向上を図ることができる。
さらに言えば、斜めに傾けた状態で取り付けられた照明手段2の光源20から主要光は、第1反射部材3に向けて斜下方へ照射されて、該第1反射部材3で該主要光を斜め上方へ向けて反射されるように構成されている。つまり、このように照明手段2を斜めに傾けて取り付けることで、筐体10内の狭いスペースを有効に利用しつつ、第1反射部材3を介して反射光を斜上方へ向けて上手く取り出すことができるようになっている。
なお、この第1反射部材3の配置位置は、集光領域D内において、ある程度の範囲内で自由に選定することができ(例えば、図8の2点鎖線で示す第1反射部材3参照)、光源20からの主要光を第1光投射口10aへ向けて反射するように配置されていれば、その配置位置は特に限定はしないものとする。
この第1反射部材3の回動機構であるが、該第1反射部材3の回動機構は、第1反射部材2に取り付けた被押圧手段と、第1反射部材3を回動方向における一方向に付勢する付勢手段と、該被押圧手段に対して進退させて、該被押圧手段に反付勢方向に押圧する押圧手段とを備えている。
具体的には、図6、図7及び図13に示すように、被押圧手段は第1反射部材3の下面(筒軸芯方向他側の面)に取り付けられた被押圧板34であり、付勢手段は第1反射部材3の回動支点軸31に巻回されたトーションスプリング35であり、押圧手段は調節ネジ36であり、該調節ネジ36は安定器6の背面に取り付けられたブラケット39に支持されて、該調節ネジ36の先端(上端)の押圧部35bを被押圧板35に当接させている。
ブラケット39は、側面視、略「V」字を寝かせた形状で、その上腕部39aと下椀部39bにネジ穴39c・39dが形成されて、該ネジ穴39c・39dに調節ネジ36が螺入されている。
調節ネジ36は、上腕部39aのネジ穴39cと下椀部39bのネジ穴39dとにより支持されて、第1反射部材3の回動支点軸31付近から斜め下方(後方下方)に向けて配置され、該調節ネジ36はその軸方向(図6に示す側面視では、斜め方向)に進退するように構成されている。
トーションスプリング35は、第1反射部材3の回動支点軸31を図13に示す側面視で反時計方向に付勢しており、該第1反射部材3の下面の被押圧板34と調節ネジ36の押圧部36bとが当接するように構成されている。
以上のような構成で、調節ネジ36の頭部36aを右ネジ方向に回すことで、該調節ネジ36が斜上方(前方上方)へ移動し、該調節ネジ36の押圧部36bが、被押圧板34を押し上げて、これにより、第1反射部材3が、図13に示す側面視で、時計方向に回動する。
また、調節ネジ36の頭部36aを反右ネジ方向に回すと、該調節ネジ36が斜下方(後方下方)へ移動し、該調節ネジ36の押圧部36bが斜下方へ退避しながらトーションスプリング35の復元力によって、第1反射部材3が、図13に示す側面視で、反時計方向に回動する。
以上のような構成で、本実施の形態では、第1反射部材3の回動機構を手動式に構成しているが、モータ等のアクチュエータを用いて電動式に構成してもよく、該第1反射部材3の回動機構の構成は特に限定はしないものとする。
また、この第1反射部材3は左右回動可能に構成してもよく、あるいは、光源20からの光軸L方向(若しくは筐体10の筒軸芯方向)で移動可能に構成してもよい。さらに、この第1反射部材3は、前後方向の回動機構と、左右方向の回動機構と、光軸L方向(若しくは筐体10の筒軸芯方向)との移動機構のうち、少なくとも2つの機構を備えた構成としてもよく、光源20からの光の反射方向を調節する構成は特に限定はしないものとする。
このように第1反射部材3を調節可能に構成して、光源20からの光の反射方向を調節できるようにしておくことで、樹木50が成長したときなども、照明器具1の設置場所を変更することなく、該第1反射部材3を調節するだけで、該第1反射部材3を介しての樹木50への照射方向を容易に変えることができる。また、図10に示すように、照明器具1の設置場所についても、樹木50の真下付近に限らず、樹木50からやや離れた位置に設置することもでき、樹木50に対する設置場所や照明方向の自由度が向上する。
以上のように、本発明に係る照明器具1は樹木50からある程度離れた範囲内で自由に設置することができるとともに、第1反射部材3を回動することで、該第1反射部材3を介しての樹木50への照射方向を略水平方向から斜め上方に約70〜80度の範囲で広角に変更することができる。これにより、樹木50に対して効果的に照明が当たるように調整することができて、樹木50をより一層艶やかに照らすことができ、照明効果の向上を図ることができる。
また、図6及び図7に示すように、筐体10内には照明手段2の後方(第1光投射口10a側)に障蔽部材17が設けられており、該障蔽部材17は側部フレーム12・12間に取り付けられている。
詳しくは、障蔽部材17は側部フレーム12・12の上部位置(筒軸芯方向一側部位置)に、斜下方(前方下方)へ向けて斜めに傾けて取り付けられており、第1反射部材3を介して反射される反射光の反射領域R外に配置されて(図9参照)、反射光の経路を遮ることのないように配置されている。
この障蔽部材17は第1光投射口10aの上半分を覆うように配置されており、該障蔽部材17と照明手段2とは、前後方向(第1光投射口10aの奥行方向)でラップするように配置されて、照明器具1を後方(第1光投射口10a側)から見たときに、該障蔽部材17によって照明手段2の大部分が隠され、また、筐体10内の構造体が露骨に見えないように構成されている。
このような構成で筐体2の背面は、視覚を通じて美感を起こさせるように構成されて、デザイン性の向上が図られている。
さらに、障蔽部材17によって、光源20から照射される主要光以外の洩れ光の一部が遮られ、仮に歩行者が照明器具1の背面に回ることがあっても、主要光以外の洩れ光が歩行者の目の位置にグレアとして射さないように構成されている。
また、図2及び図6に示すように、筐体10内には安定器6の前方(第2光投射口10b側)に第2反射部材4が設けられている。この第2反射部材4は筐体10内の前半部における上下中央部(筒軸芯方向中央部)から下端部(筒軸芯方向他側端部)にかけて設けられており、該第2反射部材の両側には掩蔽部材18・18が設けられている。この第2反射部材4は略扇状に曲成されており、該第2反射部材4の反射面4bは前面(第2光投射口10b側の側面)に配置されて、凸曲面で形成されている。
図9に示すように、この第2反射部材4は前記の集光領域D外に配置されて、前記光源20から照射される主要光以外の洩れ光を第2光投射口10bへ向けて反射するように構成されている。
図2及び図6に示すように、この第2反射部材4と、前記第2光投射口10bとは、前後方向(第2光投射口10bの奥行方向)でラップするように配置されており、このため、第2光投射口10b側にいる人からは、該第2光投射口10bを通じて、第2反射部材4とその両側の掩蔽部材18・18とだけが見えるようになっていて、該第2反射部材4と該掩蔽部材18・18とにより筐体10内の第1反射部材3等の構造体が見えないように隠されている。
このような構成で筐体2の前面も、視覚を通じて美感を起こさせるように構成されて、デザイン性の向上が図られている。
なお、図6に示すように、本実施の形態では、第2反射部材4の上端位置と、第2光投射口10bの上端位置とを略同じ高さ位置として構成しているが、第2光投射口10b側にいる人から筐体10内の構造体が見えない範囲で、該第2反射部材4の上端位置を、該第2光投射口10bの上端位置よりも低くして、あるいは、高くして構成してもよい。
以上のような構成で、照明器具1は、筒状の筐体10内の上部(筒軸芯方向一側部)に設けられた単一の光源20と、該光源20の下方(筒軸芯方向他側)以外の周囲に設けられて、該光源20から放射される光を筐体10の下方(筒軸芯方向他側)へ向けて集光する集光部材21とを具備した照明手段2と、該筐体10の背部(筒軸芯周りの一側部)に設けられた第1光投射口10aと、該筐体10の前部(筒軸芯周りの他側部)に設けられた第2光投射口10bと、該集光部材21により集光される光の集光領域D内に配置されて、該光源20から照射される直接光の光軸L方向の成分と、該光源20から該集光部材21を介して集光される間接光とから成る主要光を、該第1光投射口10aへ向けて反射する第1反射部材3と、該集光領域D外に配置されて、該光源20から照射される主要光以外の洩れ光を該第2光投射口10bへ向けて反射する第2反射部材4と、を備えている。
図9及び図10に示すように、この照明器具1では、光源20から全方位・全方向に放射される光は、集光部材21を介して全て斜下方(後方下方)へ集光され、この光源20から照射される直接光の光軸L方向の成分と、光源20から集光部材21を介して集光される間接光とから成る主要光は、第1反射部材3で斜上方(後方上方)へ反射されて、樹木50等へ向けて投射されるように構成されている。すなわち、光源20から全方位・全方向に放射される光の大部分は主要光としてそのまま樹木50等に向けて照射されて、該樹木50等が明るく照らされ、また、このとき該光源20から照射される主要光以外の洩れ光は第2反射部材4で反射されて、歩行者の足元がやわらかく照らされるように構成されている。
図11の平面視で示すように、この光源20から照射される主要光以外の洩れ光は、凸曲面で形成された第2反射部材4の反射面4bによって、比較的広範囲に向けて拡散するように反射され、歩行者の目の位置に反射するグレアが抑制されて、まぶしくないように構成されている。
さらに言えば、照明手段2は斜下方へ向けて照射するように配置されて、歩行者からは直接、光源20が見えないように構成されており、また、第2反射部材4の反射面4bで反射される洩れ光は、斜上方には反射しないように構成されて、歩行者の目の位置にグレアが射さないように構成されている。
本実施の形態では、照明器具1の筒軸芯から角度θの範囲内で洩れ光が照射されるように構成されており、すなわち、この範囲は、第2光投射口10bが形成されている範囲内であって、該第2光投射口10bを筒円周方向に拡大するとともに、該第2反射部材4の反射面4bの面積を筒円周方向で拡大することで、より一層広範囲に、洩れ光を照射することもできる。
以上のように、本発明の照明器具1は、光源20からの主要光によって、専ら樹木20を照らすとともに、このとき該光源20から照射される直接光の光軸L方向以外の成分である洩れ光を利用して、歩行者の足元をやわらかく照らすことで、異なる2方向を効率良く照らすことができ、該光源20の出力(ワット数)を低く抑えることができて、消費電力が低減され、省エネルギー化を図ることができる。
この結果、ランニングコストが下がり、コスト的にも有利となる。
また、図12に示すように、この照明器具1の筐体10は下方(筒軸芯方向他側)が開口した筒状の構成で、該筐体10を本体の基部11に対して上方(筒軸芯方向一側)から嵌め込み、該筐体10と該本体とをボルト等で締結固定することで、容易に組み付けることができるようになっている。
このように筐体10は、照明器具1の本体に対して着脱自在に構成されており、光源20の電球交換等容易に行うことができて、メンテナンス性の向上が図られている。
なお、この照明器具1は天地逆(上下逆)にして設置したり、横に寝かせた状態で設置するように構成してもよいものとし、設置の仕方については、特に限定はしないものとする。
次に、上述した照明器具1とは、若干構成が異なる照明器具1aについて図14〜図17を用いて説明する。
この照明器具1aは、上記照明器具1と比較して内部の構造が簡略化されており、クリプトンレフ球等の光源となる照明手段2より発せられる光を透過することが可能な光透過部材の一例であるセードを具備する構造を有するものである。
具体的に、図14及び図15を用いて、照明器具1aの外観及び内部の概略構成について説明する。
尚、図14(a)は照明器具1aを正面から見た正面図であり、図14(b)は照明器具1aを右側面から見た右側面図である。
図15は、図14(b)に示す右側面図に基づいて、発する光の照射範囲の概略をハッチングで図示したものである。
また、上記図14(a)・(b)は、図面に向かって左半分が照明器具1aの外観を示し、右半分が照明器具1aの内部を透視した状態を示している。
上記15についても基本的に左半分が照明器具1aの外観を示し、右半分が照明器具1aの内部を透視した状態を示しているが、一部(照明範囲と第3反射部材64)に関しては、図14(b)との対応と理解の容易化を図るために、透視した状態を示している。
照明器具1aの構成の大略は、図14及び図15に示すように、上記光透過部材の一例であるセード63と、該セード63の上部側を閉塞するためのヘッドキャップ61と、光源となる照明手段2の一例であるクリプトンレフ球62と、該クリプトンレフ球62より発光された光を反射するための第3反射部材64と、を具備するものである。
また、セード63よりも径が大きく無色透明な外セード65が設けられており、該外セード65は、その上部側においてヘッドキャップ61と嵌合し、下部側においては、照明器具1aが搭載する部材の基部となるアダプタ66と嵌合する。
この外セード65は、上述したセード63等の部材を外部から隔離する役目を担うものであり、主に止水目的に設けられるものであり、その素材を無色透明とすることで内側のセード63の形状や発光する光の色合いを直接的に外部より鑑賞することを可能にしている。
セード63は、樹脂若しくはガラス等の光を透過することが可能な光透過部材の一例であって、筒状の形状を有するものである。
更に、筒状のセード63の外側の側面にリブ状(波型形状)の凹凸を規則的に形成しても良い。
また、セード63は、光を透過することは可能であるが、照明器具1aの内部が外部から直接的に見えないような、表面処理を施した擦りガラス、又は、乳白色のアクリル等の樹脂若しくは乳白色のガラス等の曇り(消し)状態のものであることが望ましい。
これにより、照明器具1aの美感を損なうことなく、照明手段より発せられた光を外部へ照射できる。
即ち、このセード63は、上記外セード65とは異なって無色透明でなく、例えば、白色又はクリーム色等の半透明加工されたもの、又は、半透明材料よりなるものであってもよい。
更に、筒状の形状を有するセード63の正面側の側面(筒軸心周りの一側部)に、第3光投射口67を設ける。
この第3光投射口67は、図14及び図15に示すように、セード63の正面側の側面(筒軸心周りの一側部)に、上下方向を長軸方向とする長孔、又は、単に円上の孔、となる開口部である。
勿論、第3光投射口67は、開口とすることなく、例えば、開口の場合と同様の効果を奏する無色透明のガラス若しくは樹脂等で形成されるものであっても良い。
したがって、この第3光投射口67は、クリプトンレフ球62から発せられた光や、第3反射部材64等によって反射された光が直接的に外部へ照射される箇所となる。
クリプトンレフ球62は、既に上述した光源である照明手段2の一例であって、フィラメント等の光源から発光された光の配光性を、一般的な電球等と比較して良好にしたものである。
具体的には、クリプトンレフ球62の内面には、既に上述した照明手段2における集光部材21と同様に内部の光源から発せられた光を集光するための集光部材62aが塗布、貼付、又は蒸着されている。
したがって、クリプトンレフ球62より発せられる光の配光性は、一般的な電球等よりも制御されて良好になっている。
このクリプトンレフ球62は、図14及び図15に示すように、電力を供給するためのソケット71に螺合又は嵌合される形態で、照明器具1aの内部に設けられている。
このソケット71は、アダプタ66に立設される支持フレーム73の上端部側(筒軸心方向一側部)に設けられるアングル72に固設されている。
また、上記支持フレーム73は、図14及び図15には直接表示されていないが、照明器具1の場合における側部フレーム(図7等参照)のように、照明器具1a中心軸(一点鎖線)を対称に2本設けられるものであっても良い。
このように構成されているので、光源である照明手段2の一例であるクリプトンレフ球62は、照明器具1aの上部側に設けられ、該クリプトンレフ球62より発光される光が、照明器具1aの下部方向を照射するようにソケット71に取り付けられている。
尚、照明手段2における光源としてはクリプトンレフ球62の他に、例えば、一般的な電球等を用いてもよい。
この場合においては、クリプトンレフ球62と同様に配光性を奏するように、電球の周囲(上述の場合においては、主に上部)に別途反射板等を配設することによって実現しても良い。
アダプタ66の略中央部には、略U字形状のアングル74が固設されており、このアングル74の開放側の両端部側には孔が形成されている。
更に、第3反射部材64の側面に形成される孔と、上記アングル74の孔と、を重ね合わせて螺子75等によって締結することによって、アングル74に第3反射部材64を固定させることが可能となる。
他方、該螺子75による締結を緩めることによって、アダプタ66に固設されるアングル74に対して、第3反射部材64の角度を変化させることが可能となる。
また、この第3反射部材64については、例えば図16に示すように、2面の反射面64aと反射面64bとを具備する形状のものであっても良い。
この2面の反射面64a・64bには、何れも凹部となる反射面が形成されている。
この反射面64aと反射面64bとを比較した場合、例えば、凹部の凹みの深さが深い方を反射面64aとし、他方、凹みの深さが浅い方を反射面64bとしても良い。
この場合、凹みが深い反射面64aを光を散光(拡散)用の散光面、他方、凹みが浅い反射面64bを光を集光するための散光面としても良い。
このように構成されているので、第3反射部材64をアングル74上で回動させることによって2つの反射面64a・64bの何れか一つを選択して、クリプトンレフ球62より発せられた光を反射することが可能となる。
また、第3反射部材64を回動させることによって、該第3反射部材64を所望の角度(図14(b)の点線表記)で螺子75で締結して固定することで、クリプトンレフ球62から発せられた光を、上記第3光投射口へ向けて反射させることが可能となる。
上述のように概略構成された照明器具1aは、以下に示すようにして、クリプトンレフ球62より発せられた光を外部へ照射する。
上記図9を用いて説明した照明手段2の場合と同様に、図15に示すように、クリプトンレフ球62より発せられる主要光G(実線ハッチング部分)は、主として、第3反射部材64の反射面64a若しくは反射面64bで反射され、その反射光G1は第3光投射口67を経由して外部上方を照射する。
即ち、クリプトンレフ球62より発せられた主要光Gは、照明器具1aの上方を照射する。
他方、クリプトンレフ球62より発せられる光のうち、上記主要光G以外の残りの漏れ光H(点線ハッチング部分)は、主として、上記セード63を透過して直接的に外部下方を照射する。
即ち、クリプトンレフ球62より発せられた漏れ光Hは、照明器具1aの下方を照射する。
上述のように構成されているので、照明器具1aは、既に上述した照明器具1における筐体10のように器具本体の側面の大半を透過性のないもので覆わず、光の透過性のあるセード63を用いているので、照明器具1aの下方を照射する漏れ光Hによって、例えば、照明器具1aの近傍を歩く歩行者の足元を明るくすることが可能となる。
他方、照明器具1aの上方を照射する反射光G1は、照明器具1における主要光の反射光の場合と同様に、照明器具1aの上方を照射するものであるので、例えば、照明器具1aの近傍に設けられる樹木やオブジェ等を照射することが可能となる。
また、上記反射光G1は、第3反射部材64に設けられる2つの反射面のうち、例えば、反射面64aで反射された場合は散光(拡散)され、反射面64bで反射された場合は集光されることになる。
即ち、第3光投射口67から外部を照射する反射光G1は、照明器具1aの使用者の好みや目的に応じて、該反射光を散光又は集光するかを、2つの反射面を選択を選択することによって可能としているので、多彩な照明効果を演出することが可能となる。
一般的に知られている傾向として、クリプトンレフ球62の種類等が異なると、配光が若干変化するため、その変化を抑制したい場合は、散光用の反射面64aが選択されることによって、該配光の変化を抑制することが可能となる。
照明器具1の左側面図。 同じく正面図。 同じく背面図。 同じく平面図。 同じく底面図。 同じく左側面断面図。 同じく背面断面図。 集光領域Dを説明するための照明器具1の左側面断面図。 主要光と洩れ光の照射方向を説明する照明器具1の左側面断面図。 同じく左側面図。 同じく平面図。 照明器具1の本体と筐体10との取り外しを説明する図。 第1反射部材3の回動機構の構成を示す左側面図。 照明器具1aを正面、及び右側面から見た概略構成図。 照明器具1aにおける光の照射範囲の概略を示した照射範囲図。 第3反射部材64の概略構成を示した概略構成図。
符号の説明
1 照明器具
2 照明手段
3 第1反射部材
4 第2反射部材
10 筐体
10a 第1光投射口
10b 第2光投射口
20 光源
21 集光部材
31 回動支点軸
50 樹木
62 クリプトンレフ球
63 セード
64 第3反射部材
67 第3光投射口

Claims (4)

  1. 筒状の筐体内の筒軸芯方向一側部に設けられた単一の光源と、該光源の周囲に設けられて、該光源から放射される光を筐体の筒軸芯方向他側へ向けて集光する集光部材と、を具備する照明手段と、
    該筐体の筒軸芯周りの一側部に設けられた第1光投射口と、
    該筐体の筒軸芯周りの他側部に設けられた第2光投射口と、
    該集光部材により集光される光の集光領域内に配置されて、該光源から照射される直接光の光軸方向の成分と、該光源から該集光部材を介して集光される間接光とから成る主要光を、該第1光投射口へ向けて反射する、回動可能に構成された第1反射部材と、
    該集光領域外に配置されて、該光源から照射される主要光以外の洩れ光を該第2光投射口へ向けて反射する、反射面が凸曲面で形成された第2反射部材と、
    を備えたことを特徴とする照明器具。
  2. 前記第2光投射口と、前記第2反射部材とを、該第2光投射口の奥行方向でラップするように配置し、
    前記筐体内において、前記照明手段の第1光投射口側における、前記第1反射部材を介して反射される反射光の反射領域外に、障蔽部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 筒状の形状を有し、光を透過することが可能な光透過部材と、
    上記光透過部材の筒軸心周りの一側部に設けられた第3光投射口と、
    上記光透過部材の筒軸心方向一側部に設けられた光源である照明手段と、
    上記光透過部材内部の筒軸心方向他側に設けられ、上記照明手段より放射された光を反射するための第3反射部材と、
    を備えたことを特徴とする照明器具。
  4. 前記第3反射部材は、反射面を2面有し、2面のうち一つは散光用で、残りの一つは集光用である請求項3に記載の照明器具。
JP2004110316A 2003-05-19 2004-04-02 照明器具 Expired - Fee Related JP4417761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004110316A JP4417761B2 (ja) 2003-05-19 2004-04-02 照明器具

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003140046 2003-05-19
JP2004110316A JP4417761B2 (ja) 2003-05-19 2004-04-02 照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005005254A JP2005005254A (ja) 2005-01-06
JP4417761B2 true JP4417761B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=34106353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004110316A Expired - Fee Related JP4417761B2 (ja) 2003-05-19 2004-04-02 照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4417761B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5751340B2 (ja) 2011-11-16 2015-07-22 トヨタ自動車株式会社 センタピラーとルーフサイドレールとの結合構造
JP6066165B2 (ja) * 2012-07-10 2017-01-25 スターエンジニアリング株式会社 充電スタンド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005005254A (ja) 2005-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100366976C (zh) 车辆用前照灯
CN100489379C (zh) 车辆用前照灯
JP3787146B1 (ja) 照明装置
JP5216113B2 (ja) 発光装置
US6910791B2 (en) Headlight
JP4735333B2 (ja) Led照明器具
JP4711836B2 (ja) 少なくとも1本の主カットオフビームを得るように設計された自動車点灯装置用の光モジュール
KR20090104589A (ko) 방사각 조절형 스포트램프
KR100697181B1 (ko) 난반사면에 의한 후광 기능을 갖는 천정용 조명등
KR200412764Y1 (ko) 난반사면에 의한 후광 기능을 갖는 천정용 조명등
JP4417761B2 (ja) 照明器具
JPH0343903A (ja) 照明器具
KR100740713B1 (ko) 가로등
KR101779643B1 (ko) 조명장치
KR100699565B1 (ko) 가로등
KR200379464Y1 (ko) 초점 조절구조를 갖는 조명용 투광기
US20060082997A1 (en) Illumination device
CN205746129U (zh) 一种led球泡灯
CN101832474B (zh) 聚泛光便携式灯具
JPH08111115A (ja) 照明器具及びこの照明器具を備えたミラーキャビネット
JP2540260Y2 (ja) 照明器具
KR200403563Y1 (ko) 등기구 두부를 이용한 간접조명 장치
JP2006012499A (ja) 照明装置
KR102686238B1 (ko) 조명용 다중 반사체 및 이를 포함하는 조명기구
CN215863071U (zh) 一种展示展览用照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4417761

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20161204

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees