JP2581434Y2 - 浴 室 - Google Patents

浴 室

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JP2581434Y2
JP2581434Y2 JP1992020651U JP2065192U JP2581434Y2 JP 2581434 Y2 JP2581434 Y2 JP 2581434Y2 JP 1992020651 U JP1992020651 U JP 1992020651U JP 2065192 U JP2065192 U JP 2065192U JP 2581434 Y2 JP2581434 Y2 JP 2581434Y2
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ceiling wall
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indirect lighting
side wall
wall
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昌己 白鳥
浩介 武井
宏 伊庭
裕 葛西
俊実 北角
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴室に関するものであ
る。
【0002】
【技術背景】浴室の使用感を満足させる大きな要因に
は、内部スペースの広狭度と共に、照明設備による雰囲
気作りが挙げられる。従来、蛍光灯、白熱灯、ダウンラ
イト等白色系の照明器具を、側周壁や天井壁の所望箇所
に配設し、その照明器具で室内を所定の明度に維持して
いるのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来事
情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、照明
設備によって今までにない雰囲気を醸し出すことができ
る浴室を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、請求項1は相対する側壁部の上
域部分各々に色調が異なる光を天井壁に向けて照射する
間接照明手段を設け、その天井壁を、間接照明手段を装
設した側壁部との接続端側を最高部とする正面視円弧状
に形成していることを要旨とする。また、請求項2は相
対する側壁部の上域部分各々に色調が異なる光を天井壁
に向けて照射する間接照明手段を設け、その天井壁を、
間接照明手段を装設した側壁部との接続端側を最高部ま
たは最低部とする正面視円弧状に形成し且つ陰影形成用
リブを間接照明手段と平行関係をもって多数突出状に有
するものであることを要旨とする。
【0005】
【作用】上記技術的手段によれば、下記の作用を奏す
る。(請求項1)本浴室は、相対する側壁部の上域部分各々
に設けらけている天井用の間接照明手段から照射される
色調が異なる光を、天井壁の中央域部分で融合させ、そ
れに中間部の最低部を境にした上広がり(凸レンズ状)
になっている天井壁の側壁部に近接する部分にはその光
を照射して丸味と共に上向きな開放感を強調する。 (請求項2)本浴室は、陰影形成用リブ条による波形補
強で重量化したり肉厚化することなく天井壁の強度を増
強し、尚且つその波形部が間接照明で天井壁にグラデー
ションを生成する。 そのグラデーションは天井壁の丸み
で受感される安堵感と協働して、ムーディーなライトア
ップ部分から明るい帯条部分と暗い帯条部分からなる縞
模様を境界部をぼやかしながら交互に形成して徐々に暗
闇へと導く静寂と幻想的な雰囲気とを共存させる。
【0006】
【考案の効果】本考案は以上のように構成したので、下
記の利点がある。 (請求項1)左右方向又は前後方向から照射される色調
が異なる光が天井壁の中央域部分で一つに融合して斬新
な色合いを表現するから、豪華な雰囲気を醸し出し、今
までにない使用感が満喫できる。その上、側壁部との接
続部に向かって末広がり状の天井壁部分にも色調が異な
る光が照射されるため、ドーム形状のように光が局部的
に反射することなく乱反射して室内全体を柔らかくて照
らし、しかもドーム形状とは異質な上向きな開放感を強
調し、前記豪華な雰囲気と凸レンズ状の天井壁による柔
らかい明るさと独特な安堵感を与え、今までにない高級
感のある環境を作り出せる。 (請求項2)しかも、陰影形成用リブ条が、明度のある
帯状部分と陰影になる帯状部分とを交互に表現するか
ら、左右方向又は前後方向から照射される色調が異なる
光の融合と陰影とが正面視円弧形状の丸味を帯びた天井
壁部分で有効に調和する。従って、裏打ち補強材で補強
せずとも十分な耐強度を発揮でき、しかも、より幻想的
で神秘的な雰囲気を作り出すことができる。また、正面
視円弧状の天井壁は曲率によって明暗帯状部分の幅の大
小を変化させることも可能であるから、バラエティーに
富んだ雰囲気を楽しめる。そして陰影形成用リブ条の突
出量を部分的に変化させたり、中央部分を小さく又は大
きくした場合等では更に変化に富んだ様々に雰囲気を作
り出すことができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図4は本考案浴室の実施例を示してお
り、符号Aは浴室、5、5は天井照射用の間接照明手
段、6、6はスポットライトである。
【0008】浴室Aは、図1に示すように、一半部に浴
槽1を一体成形したり、浴槽(図示せず)を設置すると
共に、他半部を洗い場2aとした浴槽一体型床パン2や
浴槽載置型床パン(図示せず)周縁の壁載せ面(図示せ
ず)に側壁部3a4面…からなる側周壁3の上部開放部
を天井壁4で被蓋して構成したユニットバスルームを示
しており、洗い場3に臨む側壁部3a部分にはカウンタ
ー7が突出状に設けられている。
【0009】また、この浴室Aは側周壁3の内、図1に
示すように浴槽1と洗い場2との双方に隣接する側壁部
3a(後述では3a−1と称する)を外側へ平面視円弧
状に膨出形成すると共に、浴槽1の長縁が隣接する側壁
部3a(後述では3a−2)とその側壁部3a−2に相
対する側壁部3a(後述では3a−3と称する)の上域
部分に天井照射用の間接照明手段5、5を設け、更に側
壁部3a−2、3a−3に両端が接続される天井壁4部
分を中間部位を最低部とする正面視下向き円弧状に形成
している。
【0010】上記平面視円弧状に湾曲された側壁部3a
−1は浴槽1と洗い場2aとの境界部分を最も外側に位
置させており、最も外側に位置する部分が、隣設する側
壁部3a−2、3a−3との接続端から200 mm程度外
側へ位置するような大きな曲率になっている。
【0011】天井壁4を正面視下向き円弧状とした理由
は、側壁部3a−2、3a−3上端に接続される両端部
近傍の天井壁4部分が、中間部の最低部を境にして上広
がりな傾斜状に露呈するため、その形状性で丸味と上向
きな開放感を受感させるようにするためである。本実施
例においては、最低部を両端部よりも200 mm程度低く
してある。
【0012】前記カウンター7は上記側壁部3a−1の
一半部に沿う平面視弓状に形成され、同側壁部3a−1
の表面に添接状に固着してある。
【0013】天井照射用の間接照明手段5、5は前記側
壁部3a−2、3a−3の上域部分対称位置にほぼ全長
に突出状に固着され上面を開放した台形状のハウジング
5aとそのハウジング5a内に平行に配設された2灯の
蛍光灯5b、5bとから各々構成されている。間接照明
手段5のハウジング5aは、側壁部3a−2に固定され
上端に係止片52を立ち上げ形成した取付金具51のその係
止片52にハウジング5a後面に設けた固定金具53を係止
し、更に、取付金具51下部から折曲形成された水平片54
にハウジング5aの後面に設けた載置金具55を載置し且
つその水平片54と載置金具55とをビス56止めすることで
固定されている。
【0014】上記台形状のハウジング5aは各々対面す
る前側傾斜面5a’を天井壁4の中央域部分に向けて傾
斜状にして、天井壁4の中央部分で4灯の蛍光灯5b…
からの照射光が融合するようになっている。
【0015】前記スポットライト6、6は各々の上記ハ
ウジング5a、5aに隣接してなり、一方が浴槽1を、
他方が洗い場2aを照射するような位置に配置してあ
る。
【0016】このスポットライト6は、前記側壁部3a
−2に固定され浴槽1または洗い場2aに斜め状に正対
する前面を開口した側面断面視三角形を呈する本体61と
その本体61の開口に係脱可能に係止したランプ取付枠62
とそのランプ取付枠62に着脱可能に取着され中央にガラ
ス64を有する前カバー63とから形成されたハウジング6
aの内にランプ65を設けて構成してある。ランプ取付枠
62は図示するように、中央部に行くに従って本体61内に
階段状に凹設され、その中央部の開口部を閉塞するよう
に取着されたランプ取付板66に対してランプ65が所定角
度宛回動可能に取り付けられている。従って、前カバー
63を外せば、ランプ65の角度を可変できる。
【0017】また、スポットライト6の上記ハウジング
6aは、側壁部3a−2に固定され上端に係止片67を立
ち上げ形成した取付金具66のその係止片67にハウジング
6a後面に設けた固定金具68を係止し、更に、取付金具
66下部から折曲形成された水平片69にハウジング6aの
後面に設けた載置金具70を載置し且つその水平片69と載
置金具70とをビス71止めすることで固定されている。
【0018】蛍光灯5b…は白色系、青色系、緑色系、
赤色系、黄色系等の中から選択的に使用する。詳細には
図2に示すように、 a、 b、 c、 d 白色系、青色系、緑色系、白色系 白色系、緑色系、緑色系、白色系 白色系、緑色系、赤色系、白色系 白色系、緑色系、黄色系、白色系 等の4例の中から選定している。無論、上記選定パター
ンに限定されるものではなく、白色系、青色系、緑色
系、赤色系、黄色系の中から2乃至4色の蛍光灯を選択
し、それを顧客の要望にそって組み合わせるようにして
も構わない。
【0019】前記天井壁4はFRP等の合成樹脂材で一
体成形され、陰影形成用リブ条4aを間接照明手段5、
5と平行関係をもって短手方向に全長に渡って縦断面波
形状となるように一体成形している。
【0020】陰影形成用リブ条4aは完全な波形状であ
る必要はなく、コ型凸部とコ型凹部とが隣接するように
する等、その形状については図示するものに限定される
ものではない。
【0021】尚、前記間接照明手段5、5の各蛍光灯5
b…とスポットライト6、6のランプ65、 65は段階的に
調光(色調)を変化できる制御機構を内蔵したタイプの
ものであり、側周壁3の任意箇所に配設した操作パネル
8に付設してある調光用スイッチ(図示せず)や切り替
え用スイッチ(図示せず)を人為的に操作することで入
浴者が調光や光種切り替えを自由に選択できるようにな
っている。
【0022】次に本実施例浴室の作用を簡単に説明す
る。ドア等の出は入り部(図示せず)から室内に入室す
ると、前方に平面視円弧状に膨出した側壁部3a−1、
平面視弓形状に湾曲した浴槽1の短辺側上縁リム1aな
らびにカウンター7が自然に視野に捕らえられ、その丸
味を伴った外側への凸レンズ状の上広がりで圧迫感を解
消し且つ精神的な安堵感を受感させる。そして、前記調
光用スイッチ(図示せず)や切り替え用スイッチ(図示
せず)を操作して間接照明手段5、5やスポットライト
6、6を点灯させる。間接照明手段5、5を点灯させた
場合には、各蛍光灯5b…から色調を異にする2乃至4
色の照射光が陰影形成用リブ条4a…を多数有する天井
壁4の中央域部分で融合し、融合による色合い変化と陰
影とが微妙に調和してえもいわれぬ幻想的、神秘的な雰
囲気を発現する。それに加えて凸レンズ状に傾斜する天
井壁4の側壁部3a−1に近接する上向き傾斜面部に照
射光が照射されるため、凸レンズ状の開放感を強調す
る。また、一方の間接照明手段5だけを照射した場合に
は、その間接照明手段5から離間する天井壁4他半部に
帯状陰影部4a’と帯状明度部を交互に生成して、明度
にコントラストを付ける縞模様を天井壁4に形成し、一
風変わった雰囲気を発現することができる。
【0023】尚、図示しないが請求項2においては正面
視上向き円弧状の天井壁4でも良いものである。その形
状性でドーム状の開放感を強調することができる。従っ
て、その天井壁4両端の最下端部分に上端を接続した側
壁部(図示せず)上域部分各々に色調が異なる天井照射
用の間接照明手段(図示せず)を配設した場合でも前記
実施例と同様な効果を達成することができる。
【0024】ちなみに、爽快、斬新、快適、瞑想等のシ
ーンを各蛍光灯5b…及びスポットライト6、6の調光
で予め設定しておき、希望するシーンに対応する選択ス
イッチをタッチ操作することで自由に各シーンを楽しめ
るように制御することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】浴室の斜視図で概略を示す。
【図2】図1の要部の縦断面図。
【図3】図1の(3)−(3)拡大線断面図。
【図4】図1の(4)−(4)拡大線断面図。
【符号の説明】
3a−1、3a−2 :相対する側壁部 5、5
:間接照明手段 4 :天井壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 葛西 裕 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)考案者 北角 俊実 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−52306(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 1/12 301

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対する側壁部の上域部分各々に色調が異
    なる光を天井壁に向けて照射する間接照明手段を設け、
    その天井壁を、間接照明手段を装設した側壁部との接続
    端側を最高部とする正面視円弧状に形成していることを
    特徴とする浴室。
  2. 【請求項2】相対する側壁部の上域部分各々に色調が異
    なる光を天井壁に向けて照射する間接照明手段を設け、
    その天井壁を、間接照明手段を装設した側壁部との接続
    端側を最高部または最低部とする正面視円弧状に形成し
    且つ陰影形成用リブを間接照明手段と平行関係をもって
    多数突出状に有するものであることを特徴とする浴室。
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