JPH0997380A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH0997380A
JPH0997380A JP27654895A JP27654895A JPH0997380A JP H0997380 A JPH0997380 A JP H0997380A JP 27654895 A JP27654895 A JP 27654895A JP 27654895 A JP27654895 A JP 27654895A JP H0997380 A JPH0997380 A JP H0997380A
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 缶焼けや缶溶接部からの液洩れの発生のおそ
れなく、加熱時間を短縮すること。 【解決手段】 加熱販売する缶飲料を保管する各商品コ
ラムA〜Dのエジェクタに、商品搬出シュート5に最も
近い缶飲料のみを加熱する予備誘導加熱コイル3を設け
る。また、シュート5の下には、商品コラムから取り出
された缶飲料7を販売温度まで加熱する主誘導加熱コイ
ル8を設ける。そして、客集中時間帯においては、予備
誘導加熱コイル3で販売温度に近い温度まで予備加熱を
行うことにより、主誘導加熱コイル8による加熱時間を
短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒー,紅茶等
の缶入り飲料を販売時に瞬時に加熱して搬出するように
した自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】缶入り飲料を販売時に瞬時に加熱して搬
出するようにした自動販売機に関する技術は、従来から
提案されている。その自動販売機は、熱による飲料の変
質を避けるため、販売されるまでの保管は低温,常温ま
たは比較的低温度に予備加熱した状態で行うようにして
いる。
【0003】その内、予備加熱した状態で保管するもの
は、自動販売機内のラックで保管中の缶飲料を、その内
部飲料が変質しない範囲内の温度である30〜40℃程
度に常時加熱しておき、コインが投入され、商品選択ボ
タンが押されてから、商品搬出口の近くに設けた誘導加
熱コイルにより、60℃程度まで短時間で加熱して搬出
する。そのように、比較的低温度で予備加熱しておけ
ば、商品の変質を防ぎながら、販売時の加熱時間を短く
することができ、その分、客を待たせる時間が短縮され
る。
【0004】なお、このような自動販売機に関連する従
来の文献としては、例えば、特開平3-121593号公報(G07
F 11/70)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の技術では、予備加熱するものであっても、予備
加熱温度と販売時の温度との間に30℃近くの温度差が
あるため、販売時の加熱に10数秒かかってしまい、客
が集中した場合には対応できなくなってしまうという問
題点があった。そこで、加熱出力を大きくして加熱時間
を短縮することが考えられるが、加熱出力を大きくしす
ぎると、缶飲料に缶焼けや缶溶接部からの液洩れが発生
するおそれがあるという、別の問題点が出てくる。
【0006】本発明は、そのような問題点を解決し、缶
焼けや缶溶接部からの液洩れの発生のおそれなく、加熱
時間を短縮することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の自動販売機では、缶飲料を保管する商品コ
ラムと、該商品コラム内で商品搬出口に近い缶飲料を加
熱する予備誘導加熱コイルと、前記商品コラムから取り
出された缶飲料を販売温度まで加熱する主誘導加熱コイ
ルとを有することとした。また、前記予備誘導加熱コイ
ルを前記商品コラムから缶飲料を取り出すための商品搬
出機構部に設けることとした。また、前記予備誘導加熱
コイルをフェライト板の上に形成することとした。ま
た、所定の時間帯においてのみ前記予備誘導加熱コイル
で予備加熱を行うようにした。また、前記時間帯は、過
去の売上データに基づいて今後の販売状況を予測する販
売予測手段により決めるようにした。また、予備誘導加
熱コイルと主誘導加熱コイルの励磁を、切換スイッチで
選択的に切り換えるようにした。また、予備誘導加熱コ
イルを複数個有し、それらは互いに時間差を持たせて順
番に励磁するようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、自動販売機内部の
一例を示す図である。図1において、1は自動販売機、
2はラック、3は予備誘導加熱コイル、4はコードヒー
タ、5はシュート、6は誘導加熱部、7は缶飲料、8は
主誘導加熱コイル、9は誘導加熱電源部、10は商品取
出口、11は商品投入口、12は商品表示ラベルであ
る。
【0009】各ラック2は、4つの商品コラムA〜Dを
有しており、それら各商品コラムには、商品投入口11
から缶飲料を入れてそれらを保管する。各商品コラムに
保管していた缶飲料7は、最下部からシュート5を通し
て誘導加熱部6に落下させ、主誘導加熱コイル8の位置
に置く。そして、誘導加熱電源部9により主誘導加熱コ
イル8を励磁して缶飲料7を加熱する。
【0010】商品コラム内の商品搬出口直近にある缶飲
料は、誘導加熱部6に落下する前に、予備誘導加熱コイ
ル3またはコードヒータ4により予備加熱が行われる。
すなわち、客が集中しない通常の時間帯には、コードヒ
ータ4により所定本数の缶飲料を30数℃に予備加熱を
行う。一方、会社の昼休み時間や休憩時間等の客が集中
する時間帯には、商品コラム最下段の1本だけを予備誘
導加熱コイル3により50℃〜販売温度(約60℃)に
なるまで予備加熱を行う。
【0011】図2は、本発明自動販売機のラックの概略
図である。符号2は、図1のものに対応し、20は商品
搬出機構部、20aはエジェクタメカ、20bはシェル
フ、21,22はエジェクタである。このエジェクタメ
カ20aは、図3に示すような構造をしている。符号
は、図1,2のものに対応し、23はフェライト板、2
4はサーミスタ等より成る温度センサ、25は売切検知
装置である。
【0012】エジェクタ21とエジェクタ22は連動
し、常時は、エジェクタ21が商品コラム中の缶飲料を
下から支持し、エジェクタ22はエジェクタメカ20a
の枠体内に格納されている。商品コラムから缶飲料を排
出する場合は、図示しないソレノイドによりエジェクタ
21をエジェクタメカ20aの枠体側に引く。そのと
き、エジェクタ21に支えられていた缶飲料が1個落下
すると同時に、エジェクタ22が下方に回動し、エジェ
クタメカ20aの枠体外に突き出て、その上にある缶飲
料が下に落ちないように支える。売切検知装置25は、
商品コラムに缶飲料がなくなったとき、バネ力で外側に
跳ね上がって、マイクロスイッチを切り換えることによ
り、その商品コラムの缶飲料が売り切れたことを検知す
る。
【0013】エジェクタ21の上面には、フェライト板
23を設け、その上に予備誘導加熱コイル3を設けてい
る。また、予備誘導加熱コイル3の中央部には、予備加
熱中の缶飲料の温度を検知するための温度センサ24を
設けている。このように、予備誘導加熱コイル3をエジ
ェクタ21の上面に設けることにより、予備誘導加熱コ
イル3用に特別の取付スペースを確保する必要なく、し
かも、商品コラムの商品搬出口直近の1つの缶飲料のみ
を効率よく加熱することができる。また、予備誘導加熱
コイル3の下にフェライト板を設けたことにより、エジ
ェクタメカ20aの枠体等を無用に加熱することがなく
なり、その点からも、加熱効率がより一層よくなる。こ
のような、予備誘導加熱コイル3は、加熱販売対象の缶
飲料が入れられた商品コラムにそれぞれ設けられてい
る。
【0014】次に、加熱制御について説明する。図4
は、誘導加熱回路図である。符号8は、図1のものに対
応し、3A〜3Dはそれぞれの商品コラムに設けられた
予備誘導加熱コイル、30は交流電源、31は整流回
路、32は誘導加熱制御回路、33はドライブ回路、3
4はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor) 、
35〜39は切換スイッチである。
【0015】切換スイッチ35〜39を切換操作するこ
とにより、主誘導加熱コイル8,予備誘導加熱コイル3
A〜3Dの内のいずれか1つの加熱コイルを選択して接
続する。例えば、切換スイッチ35を主誘導加熱コイル
8側に切り換えたときは、他の切換スイッチ36〜39
の状態に関係なく主誘導加熱コイル8が電源に接続さ
れ、切換スイッチ35を反対側に切り換えたときは、切
換スイッチ36〜39を順番に1つずつオンさせていく
ことにより、予備誘導加熱コイル3A〜3Dが順番に電
源に接続される。
【0016】そのようにして、主誘導加熱コイル8と予
備誘導加熱コイル3A〜3Dの内のいずれか1つの加熱
コイルを電源に接続した状態で、IGBT34をオンオ
フさせることにより、共振コンデンサCと共に共振回路
を形成する主誘導加熱コイル8または予備誘導加熱コイ
ル3A〜3Dに大きな高周波電流が流れ、高周波磁界が
発生する。その高周波磁界により、缶飲料7(図1)の
缶に渦電流が流れてジュール熱が発生し、缶飲料7が加
熱される。
【0017】誘導加熱制御回路32は、ドライブ回路3
3に発振信号を出力することにより、IGBT34のオ
ンオフ制御を行う。ある時点でIGBT34を1回オン
オフさせると、主誘導加熱コイル8または予備誘導加熱
コイル3A〜3Dと共振コンデンサCとの共振作用によ
り、主誘導加熱コイル8または予備誘導加熱コイル3A
〜3Dに大きなパルス電流が流れる。その後、主誘導加
熱コイル8または予備誘導加熱コイル3A〜3Dの両端
の電圧が0まで下がったことを検出して、ドライブ回路
33に次の発振信号を出力する。そのような動作を繰り
返すことにより、主誘導加熱コイル8または予備誘導加
熱コイル3A〜3Dにパルス状の高周波電流を流すよう
にしている。
【0018】ドライブ回路33は、誘導加熱制御回路3
2から出力された発振信号を増幅してIGBT34のゲ
ートに与えてオンオフ制御を行う機能を有している。な
お、図4では、予備誘導加熱コイル3A〜3Dと主誘導
加熱コイル8とを切換スイッチ35により選択的に切り
換えて、両者が同時に励磁されることがないようにした
が、切換スイッチ35を省略して予備誘導加熱コイル3
A〜3Dと主誘導加熱コイル8とを同時に励磁できるよ
うにしてもよい。そのようにすれば、電源の電流容量を
大きくする必要はあるが、主誘導加熱コイル8で加熱し
ている間も予備加熱を行うことが可能になる。
【0019】予備誘導加熱コイル3A〜3Dによる予備
加熱は、1日の内で客が集中する時間帯の少し前から行
う。例えば、会社内に設置された自動販売機では、始業
前,休憩時間及び昼休み等に客が集中する。そこで、図
5に示すように、それらの時間帯の少し前から予備加熱
制御を開始する。
【0020】次に、その予備加熱制御をどのように行う
かを説明する。図6は、予備誘導加熱コイル及びコード
ヒータの制御タイミングチャートである。予備加熱制御
開始時刻になったら、それまでオンしていたコードヒー
タ4(図1)をオフにすると共に、図4における切換ス
イッチ35を予備誘導加熱コイル側に切り換え、切換ス
イッチ36をオンにして、コラムAの予備誘導加熱コイ
ル3Aを一定時間励磁する。次に、切換スイッチ36を
オフにし、切換スイッチ37をオンにして、コラムBの
予備誘導加熱コイル3Bを一定時間励磁する。以下同様
にしてコラムC,コラムDの予備誘導加熱コイル3C,
3Dを順に励磁する。なお、図6に示した例では、2つ
以上の予備誘導加熱コイルが同時に励磁されることがな
いように切り換えるようにしているが、場合によって
は、2つの予備誘導加熱コイルが同時に励磁される期間
が一部あるようにすることもできる。
【0021】そのようなサイクルを何度か繰り返す内
に、予備加熱していた缶飲料の温度が上限温度、すなわ
ち販売温度(約60℃)に達したら、予備誘導加熱コイ
ル3A〜3Dの励磁を停止する。そして、その後に予備
加熱していた缶飲料の温度が下限温度にまで冷めたら、
再び、予備加熱を開始するが、その場合は、加熱する程
度は当初より低くてもよいので、各予備誘導加熱コイル
3A〜3Dを1回当たり励磁する時間が短くなるように
する。
【0022】その後、客集中時間帯に入って販売要求が
あった場合は、エジェクタ21(図2,3)を動作させ
て、予備加熱した缶飲料を誘導加熱部6(図1)に落下
させ、約60℃の販売温度まで加熱してから商品取出口
10に搬出する。このとき、缶飲料には、僅かな熱量を
加えるだけでよいため、従来の加熱販売に比べて非常に
早く加熱ができる。
【0023】販売要求があった時に、予備加熱中であっ
た場合は、直ちに予備加熱を中止し、販売要求のあった
缶飲料を誘導加熱部6に移し、主誘導加熱コイル8を励
磁して販売温度まで加熱する。その缶飲料を販売温度ま
で加熱後、商品取出口10に搬出したら、直ちに、その
缶飲料が入っていた商品コラムの予備誘導加熱コイル3
を励磁して、そこの次販缶の予備加熱を優先的に行うよ
うにする。
【0024】また、同じ缶飲料が続けて販売される場合
は、強制的に交互販売モードにして、同じ種類の缶飲料
が入っている別の商品コラムから交互に商品を搬出する
ようにする。そのようにして、予備加熱時間を少しでも
長く取れるようにして、効率アップを図るようにすると
よい。
【0025】一方、客集中時間帯以外の時間帯に販売要
求があった場合は、各商品コラムの予備誘導加熱コイル
3A〜3Dは使わずに、コードヒータ4を使って低温度
で複数本を予備加熱しておき、それを主誘導加熱コイル
8により販売温度まで加熱する。
【0026】次に、主誘導加熱コイル8による加熱制御
について説明する。図8は、自動販売機のシステムブロ
ック図である。図8において、40は主制御部、41は
冷却・加温制御部、42は商品選択制御部、43は商品
搬出制御部、44は貨幣識別制御部、45は誘導加熱制
御部、46はシリアル信号伝送バスである。
【0027】主制御装置40は、自動販売機の各部を総
合的に制御する。冷却・加温制御部41は、自動販売機
の中の商品の冷却及び加温(誘導加熱以外)の制御を行
う。商品選択制御部42は、商品選択ボタンの内のどの
ボタンが押されたかを判別して主制御部40に通知す
る。商品搬出制御部43は、商品コラムから誘導加熱部
6または直接商品取出口10への商品搬出を制御する。
貨幣識別装置44は、自動販売機に投入された貨幣を識
別し、その結果を主制御装置40に通知する。誘導加熱
制御部45は、予備誘導加熱コイル3及び誘導加熱コイ
ル8で行う誘導加熱を制御する。
【0028】図7は、加熱制御手順を示すフローチャー
トである。 ステップ1…加熱対象商品が販売可能か否かを判別す
る。 ステップ2…販売可能であったら、商品選択ボタンによ
り加熱対象商品が選択されたか否かを判別する。 ステップ3…選択されたら、商品選択制御部42から主
制御部40へ、加熱対象商品が選択されたことを示す選
択信号を送信する。
【0029】ステップ4…主制御部40から商品搬出制
御部43へ、選択された商品を搬出するための商品搬出
信号を送信する。 ステップ5…それにより該当商品コラムのソレノイドが
駆動された後、主制御部40から誘導加熱制御部45へ
も商品搬出信号を送信する。 ステップ6…誘導加熱制御部45は、商品搬出信号を受
信したか否かを判別する。
【0030】ステップ7…受信したら、誘導加熱コイル
8上に商品があるか否かを判別する。 ステップ8…あったら、誘導加熱制御部45は、誘導加
熱を開始する。 ステップ9…所定の温度になった後、誘導加熱を停止す
る。 ステップ10…加熱した商品を商品取出口10に搬出す
る。
【0031】このように、誘導加熱制御部45は、誘導
加熱を開始する条件として、誘導加熱コイル8上に商品
があることに加えて、商品搬出信号が出力されたことを
入れた。その結果、誘導加熱コイル8の商品検知スイッ
チの故障等により、商品の誤検知があっても、それだけ
では誘導加熱が開始されず、装置の安全性及び信頼性が
高くなる。
【0032】なお、上記実施形態では、予備誘導加熱コ
イル3A〜3Dによる予備加熱を、会社の始業前,休憩
時間及び昼休み等、固定された時間帯に行う場合で説明
したが、販売予測装置を設けて、過去の売上データに基
づいて、その日客が集中する時間帯を予測し、その時間
帯に予備誘導加熱コイル3A〜3Dによる予備加熱を行
うようにしてもよい。また、上記実施形態では、予備誘
導加熱コイル3をエジェクタ21に設けたが、それと対
向するシェルフ20bに設けてもよい。そのように、予
備誘導加熱コイル3をシェルフ20bに設ければ、シェ
ルフ20bには、商品コラム内に入っている缶飲料の重
量が直接かからないため、予備誘導加熱コイル3が損傷
を受けにくくなる。
【0033】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の自動販売機に
よれば、予備誘導加熱コイルにより商品コラム内の商品
搬出口に近い缶飲料を予備加熱するようにしたので、予
備加熱した状態で置いておく期間が短いため、高い温度
まで予備加熱しても飲料の変質は防げる。その結果、販
売時の加熱出力を上げて、缶焼け等の発生の危険性を冒
すことなく、加熱時間を短縮することができる。
【0034】また、前記予備誘導加熱コイルを前記商品
コラムから缶飲料を排出するためのエジェクタに設けれ
ば、予備誘導加熱コイル用に特別の取付スペースを確保
する必要なく、構造が簡単になり、しかも、商品コラム
の商品搬出口近くの缶飲料のみを効率よく加熱すること
ができる。
【0035】また、予備誘導加熱コイルをフェライト板
の上に形成すれば、商品搬出機構部の枠体等を無用に加
熱することがなくなり、缶飲料をより一層効率よく、か
つ、安全に加熱することができる。
【0036】そしてまた、客が集中する所定の時間帯に
おいてのみ前記予備誘導加熱コイルで予備加熱を行うよ
うにすれば、その間は商品の回転が早いため、その商品
を予備加熱した状態で置いておく時間が短くなって、飲
料が変質しにくくなる。その結果、予備加熱を販売温度
に近い温度まで行うことができて、販売時の加熱時間を
非常に短くすることができる。
【0037】さらに、その日に客が集中する時間帯を販
売予測手段により予測し、その時間帯になったら自動的
に予備誘導加熱コイルによる予備加熱を行うようにすれ
ば、客の集中時間帯が固定的に決まっていないような場
合に、自動的に、かつ、最適に予備加熱を行うことがで
きる。
【0038】さらにまた、予備誘導加熱コイルと主誘導
加熱コイルの励磁を、切換スイッチで選択的に切り換え
るようにしたり、複数の予備誘導加熱コイルの間で互い
に時間差を持たせて励磁するようにすれば、複数の誘導
加熱コイルが同時に励磁されることがなくなる。その結
果、電源の電流容量を小さく抑えることができると共
に、共振コンデンサC(図4)と各誘導加熱コイルとで
形成される共振回路の共振条件が大きくずれることがな
くなって、励磁電流が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動販売機内部の一例を示す図
【図2】 本発明自動販売機のラックの概略図
【図3】 本発明自動販売機のエジェクタメカの概略図
【図4】 誘導加熱回路図
【図5】 客集中時間帯と予備加熱制御との関係を示す
【図6】 予備誘導加熱コイル及びコードヒータの制御
タイミングチャート
【図7】 加熱制御手順を示すフローチャート
【図8】 自動販売機のシステムブロック図
【符号の説明】
1 自動販売機 2 ラック 3 予備誘導加熱コイル 4 コードヒータ 5 シュート 6 誘導加熱部 7 缶飲料 8 主誘導加熱コイル 9 誘導加熱電源部 10 商品取出口 11 商品投入口 12 商品表示ラベル 20 商品搬出機構部 21,22 エジェクタ 23 フェライト板 24 温度センサ 25 売切検知装置 30 交流電源 34 IGBT 35〜39 切換スイッチ 40 主制御部 41 冷却・加温制御部 42 商品選択制御部 43 商品搬出制御部 44 貨幣識別制御部 45 誘導加熱制御部 46 シリアル信号伝送バス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶飲料を保管する商品コラムと、該商品
    コラム内で商品搬出口に近い缶飲料を加熱する予備誘導
    加熱コイルと、前記商品コラムから取り出された缶飲料
    を販売温度まで加熱する主誘導加熱コイルとを有するこ
    とを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記予備誘導加熱コイルを前記商品コラ
    ムから缶飲料を取り出すための商品搬出機構部に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記予備誘導加熱コイルをフェライト板
    の上に形成したことを特徴とする請求項1または2記載
    の自動販売機。
  4. 【請求項4】 所定の時間帯においてのみ前記予備誘導
    加熱コイルで予備加熱を行うことを特徴とする請求項
    1,2または3記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】 前記時間帯は、過去の売上データに基づ
    いて今後の販売状況を予測する販売予測手段により決め
    ることを特徴とする請求項4記載の自動販売機。
  6. 【請求項6】 予備誘導加熱コイルと主誘導加熱コイル
    の励磁を、切換スイッチで選択的に切り換えることを特
    徴とする請求項1,2,3,4または5記載の自動販売
    機。
  7. 【請求項7】 予備誘導加熱コイルを複数個有し、それ
    らは互いに時間差を持たせて順番に励磁することを特徴
    とする請求項1,2,3,4,5または6記載の自動販
    売機。
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