JPH099716A - 作業車の昇降操作構造 - Google Patents

作業車の昇降操作構造

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JPH099716A
JPH099716A JP16602095A JP16602095A JPH099716A JP H099716 A JPH099716 A JP H099716A JP 16602095 A JP16602095 A JP 16602095A JP 16602095 A JP16602095 A JP 16602095A JP H099716 A JPH099716 A JP H099716A
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lift arm
upper limit
lever
operating
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JP16602095A
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English (en)
Inventor
Satoshi Iida
聡 飯田
Yoshiyuki Katayama
良行 片山
Takeshi Ura
猛 裏
Shohei Nakai
章平 仲井
Toshiya Fukumoto
俊也 福本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業装置を昇降操作するリフトアームを備え
た作業車において、エンジンの始動操作時にリフトアー
ムの自動的な昇降作動を防止する。 【構成】 エンジンの始動操作時において、リフトアー
ム6の位置と操作レバー9の操作位置とが対応していな
いことにより、操作レバー9の操作位置に対応する位置
にリフトアーム6が昇降作動することを牽制阻止する。
エンジンの始動操作時において、リフトアーム6の位置
が上限位置よりも上側にあることにより、上限位置にリ
フトアーム6が下降作動することを牽制阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体に連結された作業
装置をリフトアームにより昇降操作自在に構成した作業
車において、リフトアームの昇降操作の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の一例である農用ト
ラクタにおいては、リフトアームの位置を上下に任意に
設定可能な操作レバーと、リフトアームの位置が操作レ
バーの操作位置に対応するようにリフトアームを昇降操
作する制御手段とを備えて、作業者が操作レバーを操作
することにより、リフトアームによって作業装置を任意
の位置に昇降操作することができるように構成している
ものがある。
【0003】この場合、操作レバーの操作位置及び制御
手段に優先してリフトアームの上限位置を任意に設定及
び変更可能な上限設定手段を備えている。これにより、
作業者が上限設定手段を事前に操作して上限位置を設定
しておくと、この後に操作レバーを上限位置よりも上側
に操作しても、リフトアームは上限位置で停止してこれ
以上は上昇操作されない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような作業車に
おいてエンジンを停止操作した後に、作業者が操作レバ
ーを誤って操作してしまうと、停止しているリフトアー
ムの位置と操作レバーの操作位置とが対応しない状態と
なる。従って、この状態でエンジンを始動操作した場
合、リフトアームの位置と操作レバーの操作位置とが特
に大きく離れていると、操作レバーの操作位置までリフ
トアームが大きく昇降操作されることになる。これによ
り、リフトアームに伴っい作業装置も大きく昇降操作さ
れ機体が揺れて、作業者にとって不快な状態になること
がある。
【0005】又、エンジンを停止操作した後に作業者が
上限設定手段を誤って操作してしまって、操作レバーの
操作位置(リフトアームの位置)よりも上限設定手段に
よる上限位置が下側になってしまうと、この状態でエン
ジンを始動操作した場合、操作レバーの操作位置(リフ
トアームの位置)と上限位置とが特に大きく離れていれ
ば、上限位置までリフトアームが大きく下降操作される
ことになる。これによって、リフトアームに伴い作業装
置も大きく下降操作され機体が揺れて、作業者にとって
不快な状態になることがある。本発明は作業車の昇降操
作構造において、エンジンの始動操作時におけるリフト
アームの昇降作動を防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車の昇降操作構造において、次のように構成す
ることにある。 〔1〕機体に連結された作業装置を昇降操作するリフト
アームと、リフトアームの位置を上下に任意に設定可能
な操作レバーとを備えて、リフトアームの位置が操作レ
バーの操作位置に対応するようにリフトアームを昇降操
作する制御手段と、操作レバーの操作位置及び制御手段
に優先してリフトアームの上限位置を任意に設定及び変
更可能な上限設定手段とを備えると共に、エンジンの始
動操作時において、リフトアームの位置と操作レバーの
操作位置とが対応していないことにより、操作レバーの
操作位置に対応する位置にリフトアームが昇降作動する
ことを牽制阻止する第1牽制手段と、エンジンの始動操
作時において、リフトアームの位置が上限位置よりも上
側にあることにより、上限位置にリフトアームが下降作
動することを牽制阻止する第2牽制手段とを備えてあ
る。
【0007】〔2〕前項〔1〕の構成において、操作レ
バーとは別に人為的に操作される人為操作具を備えて、
人為操作具の上昇側の操作に基づき制御手段に優先し
て、リフトアームを上限位置まで上昇操作する上昇制御
手段と、人為操作具の下降側の操作に基づき制御手段に
優先して、リフトアームを操作レバーの操作位置に対応
する位置まで下降操作する下降制御手段とを備えると共
に、エンジンの始動操作時において、操作レバーの操作
位置が上限位置よりも上側にあると、上昇及び下降制御
手段によるリフトアームの昇降作動を牽制阻止する第3
牽制手段を備えてある。
【0008】
【作用】
〔I〕エンジンを停止操作した後に作業者が操作レバー
を誤って操作してしまうと、停止しているリフトアーム
の位置と、操作レバーの操作位置とが対応しない状態と
なる。そこで前項〔1〕のように構成すると、前述の状
態でエンジンを始動操作した場合、リフトアームが操作
レバーの操作位置まで昇降作動しようとしても、第1牽
制手段によりこのリフトアームの昇降作動が牽制阻止さ
れる。
【0009】次に、エンジンを停止操作した後に作業者
が上限設定手段を誤って操作してしまうと、操作レバー
の操作位置(リフトアームの位置)よりも上限設定手段
による上限位置が下側になってしまうことがある。そこ
で前項〔1〕のように構成すると、前述の状態でエンジ
ンを始動操作した場合、上限位置までリフトアームが下
降作動しようとしても、第2牽制手段によりこのリフト
アームの下降作動が牽制阻止される。
【0010】〔II〕前項〔2〕のように構成すると、
前項〔1〕の構成の場合と同様に前項〔I〕に記載の
「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作
用」を備えている。作業車においては、前項〔1〕の構
成の操作レバーとは別に人為的に操作される人為操作具
(小さなレバーやスイッチ等)を備えて、人為操作具の
上昇側の操作に基づき、リフトアームが上限設定手段に
よる上限位置まで上昇操作されるように、人為操作具の
下降側の操作に基づき、リフトアームが操作レバーの操
作位置に対応する位置まで下降操作されるように構成し
たものがある。これにより、作業地の端部での旋回時に
おいて、旋回開始時での作業装置の地面からの上昇操
作、及び旋回終了時での作業装置の地面までの下降操作
が、人為操作具の上昇側及び下降側の操作により容易に
行える。
【0011】この場合、エンジンを停止操作した後に作
業者が操作レバー及び上限設定手段を誤って操作してし
まうと、操作レバーの操作位置が上限設定手段による上
限位置よりも上側にあると言う逆転状態の生じることが
ある。従って、このような逆転状態においてエンジンを
始動操作した後、人為操作具を上昇側に操作すると、リ
フトアームは人為操作具の操作方向(上昇側)とは逆に
下降作動して、下側の上限設定手段による上限位置に達
すると言う状態が生じる。反対に人為操作具を下降側に
操作すると、リフトアームは人為操作具の操作方向(下
降側)とは逆に上昇作動して、上側の操作レバーの操作
位置に対応する位置に達すると言う状態が生じる。以上
のように、人為操作具の操作方向とは逆向きにリフトア
ームが昇降操作されることになるので、作業者は違和感
を持つことになる。そこで前項〔2〕のように構成する
と、エンジンの始動操作時において、操作レバーの操作
位置が上限設定手段による上限位置よりも上側にある
と、人為操作具を上昇側及び下降側に操作しても、第3
牽制手段によりリフトアームの昇降作動が牽制阻止され
る。
【0012】
【発明の効果】請求項1のように構成するとエンジンの
始動操作時において、リフトアームの位置と操作レバー
の操作位置とが対応しないこと、及び操作レバーの操作
位置(リフトアームの位置)よりも上限設定手段による
上限位置が下側になってしまうことによるリフトアーム
の昇降作動を、未然に防止し機体の揺れを抑えて、作業
車の乗り心地及び快適性を良いものにすることができ
た。
【0013】請求項2のように構成すると、請求項1の
ように構成した場合と同様に前述の請求項1の「発明の
効果」を備えている。請求項2のように構成すると、操
作レバーとは別のリフトアームの昇降操作用の人為操作
具を備えた作業車において、エンジンの始動操作時に操
作レバーの操作位置が上限設定手段による上限位置より
も上側にある場合、人為操作具の操作方向とは逆向きに
リフトアームが昇降作動する状態を阻止して、違和感を
持つことによる作業者の誤操作を未然に防止することが
できた。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図1は作業車の一例である農用トラクタの後部を
示しており、上下揺動自在なトップリンク1と左右一対
のロアリンク2を介して、ロータリ耕耘装置4(作業装
置に相当)をミッションケース3に昇降自在に連結して
いる。ミッションケース3の上部に上下に揺動自在な左
右一対のリフトアーム6が備えられ、リフトアーム6を
昇降操作する油圧シリンダ5が備えられており、リフト
アーム6とロアリンク2とがリフトロッド7を介して連
結されている。
【0015】この農用トラクタでは、機体に対するロー
タリ耕耘装置4の高さを任意に設定変更できるポジショ
ン制御機能を備えている。図2に示すように、リフトア
ーム6の基部に機体に対するリフトアーム6の位置を検
出するポテンショメータ8、機体の操縦部に人為的に操
作されるポテンショメータ型式の操作レバー9が備えら
れており、ポテンショメータ8の検出値及び操作レバー
9の操作位置が制御装置10に入力されている。
【0016】これにより、ポテンショメータ8の検出値
に基づいて、リフトアーム6の位置が操作レバー9の操
作位置に対応するように、制御装置10により制御弁1
1が操作されて、油圧シリンダ5によりリフトアーム6
が昇降操作される(制御手段に相当)。従って、操作レ
バー9を上下に操作することにより、機体に対するロー
タリ耕耘装置4の高さを任意に設定変更することができ
る。
【0017】(2)図2に示すように、リフトアーム6
の上限位置を任意に設定及び変更可能なダイヤル式の上
限設定スイッチ12(上限設定手段に相当)が備えられ
て、上限設定スイッチ12の操作位置が制御装置10に
入力されている。これにより、上限設定スイッチ12に
より上限位置を事前に設定しておくと、操作レバー9を
下側から上限設定スイッチ12による上限位置を越えて
上側に操作しても、下側から上昇操作されてくるリフト
アーム6は、上限設定スイッチ12による上限位置で停
止してこれ以上は上昇操作されない。
【0018】図2に示すように操縦ハンドル(図示せ
ず)の基部に、操作レバー9とは別の昇降レバー13
(人為操作具に相当)が備えられており、昇降レバー1
3は上側の上昇位置、下側の下降位置及び中立位置の3
位置に上下に揺動操作自在に構成され、中立位置側に付
勢されている。図2に示すような抵抗及びコンデンサを
組み合わせた回路により、昇降レバー13を中立位置に
操作していると零電圧が制御装置10に入力され、上昇
位置及び下降位置に一度操作すると異なる電圧が制御装
置10に入力されるように構成している。
【0019】これにより、リフトアーム6の位置が操作
レバー9の操作位置に対応している状態において、昇降
レバー13を上昇位置に一度操作すると、操作レバー9
に優先して制御装置10及び制御弁11によりリフトア
ーム6が、上限設定スイッチ12による上限位置まで上
昇操作される(上昇制御手段に相当)。このように昇降
レバー13によってリフトアーム6が上昇操作される
と、図2に示す昇降ランプ14が点灯する。
【0020】逆にリフトアーム6が上限設定スイッチ1
2による上限位置に上昇操作されている状態において、
昇降レバー13を下降位置に一度操作すると、操作レバ
ー9に優先して制御装置10及び制御弁11によりリフ
トアーム6が、操作レバー9の操作位置に対応する位置
まで下降操作される(下降制御手段に相当)。このよう
に昇降レバー13によってリフトアーム6が下降操作さ
れると、昇降ランプ14が消灯する。
【0021】前述のように、リフトアーム6の位置が操
作レバー9の操作位置に対応している状態において、昇
降レバー13を上昇位置に一度操作してリフトアーム6
が上昇操作され始めた場合、上限設定スイッチ12によ
り上限位置に達するまでに昇降レバー13を下降位置に
一度操作すると、リフトアーム6はその位置で停止す
る。次に昇降レバー13を下降位置にもう一度操作する
と、リフトアーム6は操作レバー9の操作位置に対応す
る位置まで下降操作される。
【0022】(3)通常の状態においては、リフトアー
ム6の位置と操作レバー9の操作位置とが対応して、リ
フトレバー9の位置(操作レバー9の操作位置)よりも
上側に、上限設定スイッチ12による上限位置が位置し
ており、前項(1)(2)に記載のように上限設定スイ
ッチ12による上限位置の下側の範囲において、操作レ
バー9を上下に操作することにより、リフトアーム6を
任意の位置に昇降操作することができる。
【0023】この通常の状態において、昇降レバー13
を上昇位置に一度操作すると、リフトアーム6が操作レ
バー9の操作位置に対応する位置から、上限設定スイッ
チ12による上限位置まで上昇操作されて昇降ランプ1
4が点灯する。次に昇降レバー13を下降位置に一度操
作すると、リフトアーム6が上限設定スイッチ12によ
る上限位置から、操作レバー9の操作位置に対応する位
置まで下降操作されて昇降ランプ14が消灯する。
【0024】この通常の状態において、エンジン(図示
せず)を停止操作した後にはリフトアーム6はその位置
で停止しているが、操作レバー9及び上限設定スイッチ
12は自由に操作できる。このようにエンジンを停止操
作した後に、操作レバー9及び上限設定スイッチ12を
操作してしまうと、前述のようなリフトアーム6の位
置、操作レバー9の操作位置及び上限設定スイッチ12
による上限位置の関係が崩れて、図3,4,5の状態1
〜8に示すようなことになる。次に前述の状態1〜8に
おいて、エンジンを始動操作した場合の制御について説
明する。
【0025】(4)図3に示す状態1のように、上限設
定スイッチ12による上限位置よりも上側にリフトアー
ム6の位置があり、リフトアーム6の位置よりも上側に
操作レバー9の操作位置がある場合、エンジンの始動操
作を行うと、昇降ランプ14が消灯した状態で、リフト
アーム6がその位置で保持される(第1及び第2牽制手
段に相当)。この状態1において昇降レバー13を上昇
及び下降位置に操作しても、リフトアーム6はその位置
で保持されている(第3牽制手段に相当)。
【0026】この状態1において通常の状態に復帰する
には、操作レバー9を下側に操作して、操作レバー9の
操作位置をリフトアーム6の位置に対応させる。次に操
作レバー9をさらに下側に操作していくと、操作レバー
9に伴ってリフトアーム6が下降操作されていき(この
間において操作レバー9を上側に操作しても、リフトア
ーム6は上昇操作されない)、上限設定スイッチ12に
よる上限位置よりも、操作レバー9の操作位置(リフト
アーム6の位置)が下側になると、前項(3)に記載の
通常の状態に復帰する。
【0027】図3に示す状態2のように、上限設定スイ
ッチ12による上限位置とリフトアーム6の位置が対応
し、リフトアーム6の位置よりも上側に操作レバー9の
操作位置がある場合、エンジンの始動操作を行うと、前
項(3)に記載の通常の状態ではあるが、昇降ランプ1
4が消灯した状態でリフトアーム6がその位置で停止し
ている。
【0028】これは前項(2)に記載のように、操作レ
バー9を上限設定スイッチ12による上限位置の下側か
らこれを越えて上側に操作しても、下側から上昇操作さ
れてくるリフトアーム6は、上限設定スイッチ12によ
る上限位置で停止してこれ以上は上昇操作されない状態
に相当する。そして、昇降レバー13を上昇位置に一度
操作しても、既にリフトアーム6の位置が上限設定スイ
ッチ12による上限位置に対応しているので、リフトア
ーム6は上昇操作されない。逆に上限設定スイッチ12
による上限位置よりも上側に操作レバー9の操作位置が
あるので、昇降レバー13を下降位置に一度操作して
も、リフトアーム6は上限位置から下降操作されない。
【0029】この場合に、操作レバー9を上限設定スイ
ッチ12による上限位置を越えて下側に操作すれば、操
作レバー9に伴ってリフトアーム6が下降操作されるの
であり、前項(3)に記載のように操作レバー9及び昇
降レバー13によるリフトアーム6の昇降操作が行え
る。
【0030】(5)図3に示す状態3のように、上限設
定スイッチ12による上限位置よりも上側に操作レバー
9の操作位置があり、操作レバー9の操作位置よりも上
側にリフトアーム6の位置がある場合、エンジンの始動
操作を行うと、昇降ランプ14が点滅して、リフトアー
ム6がその位置で保持される(第1及び第2牽制手段に
相当)。
【0031】この状態3において通常の状態に復帰する
には、昇降レバー13を上昇位置に一度操作し(昇降ラ
ンプ14は点滅状態から点灯状態に切り換わる)、次に
昇降レバー13を下降位置に一度操作する(昇降ランプ
14は点灯状態から消灯状態に切り換わる)。これによ
り、図3の状態3に示す位置のリフトアーム6が、上限
設定スイッチ12による上限位置まで下降操作されて停
止するのであり、前項(4)に記載の状態2の場合とな
る。従って、この後に操作レバー9を上限設定スイッチ
12による上限位置を越えて下側に操作すれば、操作レ
バー9に伴ってリフトアーム6が下降操作されるのであ
り、前項(3)に記載のように操作レバー9及び昇降レ
バー13によるリフトアーム6の昇降操作が行える。
【0032】又、この状態3において通常の状態に復帰
するには、前項(4)に記載の状態1の場合と同様に、
操作レバー9を上側に操作して操作レバー9の操作位置
をリフトアーム6の位置に対応させ、次に操作レバー9
を下側に操作しリフトアーム6を下降操作して(この間
において操作レバー9を上側に操作しても、リフトアー
ム6は上昇操作されない)、上限設定スイッチ12によ
る上限位置よりも、操作レバー9の操作位置(リフトア
ーム6の位置)が下側になると前項(3)に記載の通常
の状態に復帰する。
【0033】図4に示す状態4のように、操作レバー9
の操作位置よりも上側にリフトアーム6の位置があり、
リフトアーム6の位置よりも上側に上限設定スイッチ1
2による上限位置がある場合、エンジンの始動操作を行
うと、昇降ランプ14が点滅してリフトアーム6がその
位置で保持される(第1牽制手段に相当)。
【0034】この状態4において、操作レバー9を上側
に操作しリフトアーム6の位置に操作レバー9の操作位
置を対応させると(昇降ランプ14は点滅状態から消灯
状態に切り換わる)、前項(3)に記載の通常の状態に
復帰する。又、この状態4において昇降レバー13を上
昇位置又は下降位置に一度操作すると、リフトアーム6
が上限設定スイッチ12による上限位置まで上昇操作さ
れるか(昇降ランプ14は点滅状態から点灯状態に切り
換わる)、又は操作レバー9の操作位置まで下降操作さ
れて(昇降ランプ14は点滅状態から消灯状態に切り換
わる)、前項(3)に記載の通常の状態に復帰する。
【0035】(6)図4に示す状態5のように、リフト
アーム6の位置と操作レバー9の操作位置とが対応し、
操作レバー9の操作位置(リフトアーム6の位置)より
も上側に上限設定スイッチ12による上限位置がある場
合、最初から前項(3)に示す通常の状態である。従っ
て、この状態5においてエンジンの始動操作を行うと、
昇降ランプ14が消灯した状態で、前項(3)に記載の
ように操作レバー9及び昇降レバー13によるリフトア
ーム6の昇降操作が行える。
【0036】図4に示す状態6のように、リフトアーム
6の位置よりも上側に操作レバー9の操作位置があり、
操作レバー9の操作位置よりも上側に上限設定スイッチ
12による上限位置がある場合、エンジンの始動操作を
行うと、昇降ランプ14が点滅してリフトアーム6がそ
の位置で保持される(第1牽制手段に相当)。
【0037】この状態6において、操作レバー9を下側
に操作してリフトアーム6の位置に操作レバー9の操作
位置を対応させると(昇降ランプ14は点滅状態から消
灯状態に切り換わる)、前項(3)に記載の通常の状態
に復帰する。又、この状態6において昇降レバー13を
上昇位置に一度操作すると、リフトアーム6が上限設定
スイッチ12による上限位置まで上昇操作されて(昇降
ランプ14は点滅状態から点灯状態に切り換わる)、前
項(3)に記載の通常の状態に復帰する。
【0038】状態6において、前述のように昇降レバー
13を上昇位置に一度操作して、図4の状態6に示す位
置からリフトアーム6が上昇操作され始めた場合、リフ
トアーム6が操作レバー9の操作位置に達するまでに、
昇降レバー13を下降位置に一度操作すると、リフトア
ーム6がその位置で停止し(昇降ランプ14は点灯状態
から点滅状態に切り換わる)、昇降レバー13を上昇位
置にもう一度操作すると、リフトアーム6が上限設定ス
イッチ12による上限位置まで上昇操作される(昇降ラ
ンプ14は点滅状態から点灯状態に切り換わる)。又、
リフトアーム6が操作レバー9の操作位置を越えてか
ら、昇降レバー13を下降位置に一度操作すると、リフ
トアーム6がその位置で停止し(昇降ランプ14は点灯
状態から点滅状態に切り換わる)、昇降レバー13を下
降位置にもう一度操作すると、リフトアーム6が操作レ
バー9の操作位置まで下降操作される(昇降ランプ14
は点滅状態から消灯状態に切り換わる)。
【0039】(7)図5に示す状態7のように、リフト
アーム6の位置よりも上側に上限設定スイッチ12によ
る上限位置があり、上限設定スイッチ12による上限位
置よりも上側に操作レバー9の操作位置がある場合、エ
ンジンの始動操作を行うと、昇降ランプ14が点滅して
リフトアーム6がその位置で保持される(第1牽制手段
に相当)。
【0040】この状態7において通常の状態に復帰する
には、昇降レバー13を上昇位置に一度操作する(昇降
ランプ14は点滅状態から点灯状態に切り換わる)。こ
れにより、リフトアーム6が上限設定スイッチ12によ
る上限位置まで上昇操作されて停止するのであり(昇降
ランプ14は点灯状態から消灯状態に切り換わる)、前
項(4)に記載の状態2の場合となる。従って、この後
に操作レバー9を上限設定スイッチ12による上限位置
を越えて下側に操作すれば、操作レバー9に伴ってリフ
トアーム6が下降操作されるのであり、前項(3)に記
載のように操作レバー9及び昇降レバー13によるリフ
トアーム6の昇降操作が行える。又、この状態7におい
て、操作レバー9を上限設定スイッチ12による上限位
置を越えて下側に操作し、操作レバー9の操作位置をリ
フトアーム6の位置に対応させれば、前項(3)に記載
の通常の状態に復帰する。
【0041】図5に示す状態8のように、操作レバー9
の操作位置よりも上側に上限設定スイッチ12による上
限位置があり、上限設定スイッチ12による上限位置よ
りも上側にリフトアーム6の位置がある場合、エンジン
の始動操作を行うと、昇降ランプ14が点滅してリフト
アーム6がその位置で保持される(第1及び第2牽制手
段に相当)。
【0042】この状態8において通常の状態に復帰する
には、昇降レバー13を上昇位置に一度操作し(昇降ラ
ンプ14は点滅状態から点灯状態に切り換わる)、次に
昇降レバー13を下降位置に一度操作する(昇降ランプ
14は点灯状態から消灯状態に切り換わる)。これによ
り、図5の状態8に示す位置のリフトアーム6が操作レ
バー9の操作位置まで下降操作されて停止して、前項
(3)に記載の通常の状態に復帰する。
【0043】又、この状態8において通常の状態に復帰
するには、前項(4)に記載の状態1の場合と同様に、
操作レバー9を上側に操作して操作レバー9の操作位置
をリフトアーム6の位置に対応させ、次に操作レバー9
を下側に操作しリフトアーム6を下降操作して(この間
において操作レバー9を上側に操作しても、リフトアー
ム6は上昇操作されない)、上限設定スイッチ12によ
る上限位置よりも、操作レバー9の操作位置(リフトア
ーム6の位置)が下側になると前項(3)に記載の通常
の状態に復帰する。
【0044】〔別実施例〕図2に示すような、上昇位置
及び下降位置に揺動操作自在な昇降レバー13に代え
て、リフトアーム6を操作レバー9の操作位置に対応す
る位置から上限設定スイッチ12による上限位置まで上
昇操作する上昇スイッチ(図示せず)、並びに、リフト
アーム6を上限設定スイッチ12による上限位置から操
作レバー9の操作位置に対応する位置まで下降操作する
下降スイッチ(図示せず)を備えてもよい。
【0045】前項(2)に記載の構成において、リフト
アーム6が上限設定スイッチ12による上限位置にある
状態において、昇降レバー13を下降位置に一度操作し
てリフトアーム6が下降操作され始めた場合、操作レバ
ー9の操作位置に対応する位置に達するまでに昇降レバ
ー13を上昇位置に一度操作すると、リフトアーム6が
その位置で停止し、次に昇降レバー13を上昇位置にも
う一度操作すると、リフトアーム6が上限設定スイッチ
12による上限位置まで上昇操作されるように構成して
もよい。
【0046】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクタの後半部の側面図
【図2】操作レバー、昇降レバー、上限設定スイッチ及
びリフトアーム等の連係状態を示す図
【図3】状態1,2,3の場合を示す図
【図4】状態4,5,6の場合を示す図
【図5】状態7,8の場合を示す図
【符号の説明】
4 作業装置 6 リフトアーム 9 操作レバー 12 上限設定手段 13 人為操作具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲井 章平 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 福本 俊也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に連結された作業装置(4)を昇降
    操作するリフトアーム(6)と、前記リフトアーム
    (6)の位置を上下に任意に設定可能な操作レバー
    (9)とを備えて、 前記リフトアーム(6)の位置が前記操作レバー(9)
    の操作位置に対応するように前記リフトアーム(6)を
    昇降操作する制御手段と、前記操作レバー(9)の操作
    位置及び制御手段に優先して前記リフトアーム(6)の
    上限位置を任意に設定及び変更可能な上限設定手段(1
    2)とを備えると共に、 エンジンの始動操作時において、前記リフトアーム
    (6)の位置と前記操作レバー(9)の操作位置とが対
    応していないことにより、前記操作レバー(9)の操作
    位置に対応する位置に前記リフトアーム(6)が昇降作
    動することを牽制阻止する第1牽制手段と、 エンジンの始動操作時において、前記リフトアーム
    (6)の位置が前記上限位置よりも上側にあることによ
    り、前記上限位置に前記リフトアーム(6)が下降作動
    することを牽制阻止する第2牽制手段とを備えてある作
    業車の昇降操作構造。
  2. 【請求項2】 前記操作レバー(9)とは別に人為的に
    操作される人為操作具(13)を備えて、前記人為操作
    具(13)の上昇側の操作に基づき前記制御手段に優先
    して、前記リフトアーム(6)を前記上限位置まで上昇
    操作する上昇制御手段と、 前記人為操作具(13)の下降側の操作に基づき前記制
    御手段に優先して、前記リフトアーム(6)を前記操作
    レバー(9)の操作位置に対応する位置まで下降操作す
    る下降制御手段とを備えると共に、 エンジンの始動操作時において、前記操作レバー(9)
    の操作位置が前記上限位置よりも上側にあると、前記上
    昇及び下降制御手段による前記リフトアーム(6)の昇
    降作動を牽制阻止する第3牽制手段を備えてある請求項
    1記載の作業車の昇降操作構造。
JP16602095A 1995-06-30 1995-06-30 作業車の昇降操作構造 Pending JPH099716A (ja)

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