JPH099457A - 電子制御ユニット一体型ジャンクションブロック - Google Patents

電子制御ユニット一体型ジャンクションブロック

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JPH099457A
JPH099457A JP7157608A JP15760895A JPH099457A JP H099457 A JPH099457 A JP H099457A JP 7157608 A JP7157608 A JP 7157608A JP 15760895 A JP15760895 A JP 15760895A JP H099457 A JPH099457 A JP H099457A
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JP
Japan
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control unit
electronic control
connector
terminal
junction block
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JP7157608A
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English (en)
Inventor
Seiji Kawai
政治 河合
Keiichi Aoyama
圭一 青山
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子制御ユニットのプリント基板の電子回路
部品面側に配線ユニット接続用コネクタを設置し、電子
制御ユニットの組付け工程数の増加を抑制できる電子制
御ユニット一体型ジャンクションブロックを提供するこ
と。 【構成】 電子制御ユニット3を配線ユニット1の上方
に延出した固定用部材2に組付ける際、オス端子26を
プリント基板6に貫通させ、更に、ターミナル27のメ
ス端子31に嵌挿させることにより、配線ユニット1と
電子制御ユニット3との電気的接続を達成することがで
き、組付け工程の増加を抑制できる。また、外部接続用
コネクタ7も上記コネクタと同様にプリント基板6の電
子部品面側に設置しているので、車両搭載時の外部接続
用コネクタ7の組付けも容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両における電子制御
ユニット一体型ジャンクションブロックに係り、特に、
電子制御ユニットの組付け工程の増加を抑制することが
でき、且つ車両搭載時の外部接続用コネクタの組付けを
容易にすることができる電子制御ユニット一体型ジャン
クションブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子制御ユニットを一体化したジ
ャンクションブロックは、ワイヤハーネスを削減する目
的で数多くの提案がなされている。例えば、特開平6−
111866号公報記載のジャンクションブロックも電
子制御ユニットを一体化したジャンクションブロックで
ある。そして、該ジャンクションブロックは、配線ユニ
ットと電子制御ユニットとの接続に際し、配線ユニット
から延出した端子と電子制御ユニットのプリント基板に
設けた端子とを複数の中継端子を用いて接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
中継端子を設けた上記ジャンクションブロックにおいて
は、接続端子数が増大してくると必然的に組付け工程数
の増加を招来するという問題点を有していた。また、上
記ジャンクションブロックの電子制御ユニットは配線ユ
ニットの下側に配置されているため、該電子制御ユニッ
トの信号は全て配線ユニットを経由して外部機器へと接
続される構成となっており、そこで、電子制御ユニット
から直接、外部機器への接続に際しては、電子制御ユニ
ットのプリント基板の半田面側に垂直型のコネクタを設
置するか、または、プリント基板の電子回路部品面側に
水平型のコネクタを設置する必要がある。前者の場合に
おいては、組付け工程上、垂直型のコネクタを手作業に
よる半田付けか、または、プリント基板の両面を半田槽
に通す必要があるため、組付け工程数が増加してしまう
という問題点を有していた。また、後者の場合において
は、車両搭載時、前後方向と左右(もしくは上下)方向
に外部接続用コネクタを組付ける必要があるため、組付
け作業が容易ではない。また、場所をとるといった問題
点を有していた。
【0004】そこで、本発明は、従来技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、電子制御ユニットのプリント基板の電子
回路部品面側にJ/B接続用コネクタ及び外部機器接続
用コネクタを設置することにより、電子制御ユニットの
組付け工程数の増加を抑制し、また、アッセンブリ組付
け工程数を低減し、更に、車両搭載時の外部接続用コネ
クタの組付けをも容易にすることができる電子制御ユニ
ット一体型ジャンクションブロックを提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、電子制御ユニットを内蔵したジャンクシ
ョンブロックにおいて、電子制御ユニットは配線ユニッ
トから上方に延出した電子制御ユニット固定用部材に機
械的に固定されており、且つ、配線ユニットから延出し
た電子制御ユニット接続用端子群が電子制御ユニットに
設けられたコネクタに嵌合することにより上記電子制御
ユニットは上記配線ユニットと電気的に接続されている
ことを特徴とするものである。そして、電子制御ユニッ
トと配線ユニットとを電気的に接続する上記コネクタ
は、上記電子制御ユニットのプリント基板の電子回路部
品面側に配設されている。
【0006】また、上記コネクタと同様に、外部接続用
コネクタは、上記電子制御ユニットのプリント基板の電
子回路部品面側に配設されている。
【0007】さらに、上記配線ユニットから延出した電
子制御ユニット接続用端子群は電子制御ユニットのプリ
ント基板を貫通し、配線ユニットと電子制御ユニットと
を接続する上記コネクタと嵌合している。
【0008】そして、上記コネクタのターミナルは略コ
の字型でメス端子と他方の端子とを有し、該メス端子は
上記配線ユニットから延出した電子制御ユニット接続用
端子群と嵌合しており、且つ、他方の端子は上記電子制
御ユニットのプリント基板に接続している。
【0009】また、上記コネクタのハウジングには、上
記ターミナルのメス端子と他方の端子とが嵌合可能な案
内孔が夫々設けられている。
【0010】さらに、上記コネクタのプリント基板面側
には、プリント基板に組付ける際の案内用凸部が少なく
とも1個形成されており、且つ、該案内用凸部に対応す
るプリント基板の部位には該案内用凸部が嵌合する貫通
孔もしくは溝が形成されている。
【0011】そして、上記コネクタは連結部材によって
一極用のコネクタを複数個連結した構成となっており、
該連結部材は切断可能となっている。また、上記コネク
タは少なくとも1個の一極用のコネクタから成り、該一
極用のコネクタの両側には他の一極用コネクタが連結可
能な嵌合部を有している。さらに、上記ターミナルには
略V字型の応力緩和部を設けることもできる。
【0012】
【作用】今、コネクタにターミナルが装填され、該コネ
クタは電子制御ユニットのプリント基板の電子回路部品
側に固定され、またターミナルの他方の端子はプリント
基板に接続固定されて電気的機械的に接続結合されてお
り、一方、配線ユニットには電子制御ユニット端子群が
植設されているものとする。ここで、電子制御ユニット
を配線ユニットの上方に延出した電子制御ユニット固定
用部材に組付け固定する際、上記電子制御ユニット端子
群をプリント基板に貫通させ、更にターミナルのメス端
子に嵌挿させることにより、配線ユニットと電子制御ユ
ニットとの電気的接続を達成することができ、組付け工
程の増加を抑制することができる。また、上記コネクタ
と同様に外部接続用コネクタは、上記電子制御ユニット
のプリント基板の電子回路部品面側に配設されているの
で車両搭載時の外部接続用コネクタの組付けも容易にす
ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例の全体構成について図
1及び図2に基づいて説明する。図1は、本発明に係る
電子制御ユニット一体型ジャンクションブロックの縦断
面図であり、図2は、図1の分解斜視図である。図1に
おいて、外部接続用端子を一体形成した配線用バスバー
を絶縁板を介して2層、3層に積層した配線ユニット1
の上には、該配線ユニット1から上方に延出した電子制
御ユニット固定用部材2が形成されており、該固定用部
材2上に電子制御ユニット3が螺子5等により固定され
ている。電子制御ユニット3におけるプリント基板6の
電子部品面側には外部接続用コネクタ7が半田付けにて
電気的に接続され、螺子(図示せず)等により機械的に
結合されている。また、上記プリント基板6の電子部品
面側には、上記配線ユニット1と上記電子制御ユニット
3とを電気的に接続するためのコネクタ(以下、「J/
B接続用コネクタ」と称する。)8が搭載されている。
更に、電子部品面側には、外部接続用コネクタ7、J/
B接続用コネクタ8以外に負荷制御用リレー、ディスク
リートの電子回路部品が搭載されている。一方、プリン
ト基板6の半田面側には表面実装用の電子回路部品10
が搭載されている。
【0014】次に、上記配線ユニット1の下側には、外
部接続用コネクタシュラウド11、負荷制御リレー用コ
ネクタシュラウド12を形成したロアカバー13が配設
されており、該ロアカバー13の外部接続用コネクタシ
ュラウド11には、配線ユニット1に形成された外部接
続用端子15が貫通する孔が設けられ、該孔に外部接続
用端子15が嵌合時には、外部接続用コネクタシュラウ
ド11と外部接続用端子15とは共働してコネクタとな
る。また、上記ロアカバー13の負荷制御リレー用コネ
クタシュラウド12にも、配線ユニット1に形成された
他の外部接続用端子が貫通する孔が設けられ、該孔に他
の外部接続用端子が嵌合時には、該他の外部接続用端子
に、更にリレー接続用の中継メス端子16が結合し、上
記負荷制御リレー用コネクタシュラウド12、他の外部
接続用端子及び中継メス端子16は共働してコネクタと
なる。アッパーケース17はヒューズ組付け用ガイド8
を有し、該アッパーケース17は、上記配線ユニット1
の上層面から上方に延出した端子20にヒューズ接続用
中継メス端子21を結合した形で後述の如く嵌合され
る。
【0015】図2において、アッパーケース17には、
電子制御ユニット3の外部接続用コネクタ7が外部にあ
る相手側コネクタと直接嵌合することができるように開
口部22が形成されている。また、図示はしていない
が、何らかの理由により電子制御ユニット3を交換する
必要がある場合には、アッパーケース17の上面部を着
脱可能に形成しておくこともできる。電子制御ユニット
3を一体的に固定した配線ユニット1は、アッパーケー
ス17とロアカバー13とによって挾み込まれる形で収
納され、また、ロアカバー13の嵌合用爪部23とアッ
パーケース17の受け部25とが嵌合することにより、
アッパーケース17はロアカバー13に着脱自在に取付
けられる。
【0016】次に、配線ユニット1に植設され、該配線
ユニット1の上層面から延出した電子制御ユニット接続
用端子群(以下、「オス端子」と称する。)26は、電
子制御ユニット3を配線ユニット1の電子制御ユニット
固定用部材2に螺子5をもって組付け固定する際、上記
プリント基板6の半田面側からJ/B接続用コネクタ8
のターミナル27に同時に挿入接続される。従って、電
子制御ユニット3を配線ユニット1に一体的に固定する
際、オス端子26をJ/B接続用コネクタ8のターミナ
ル27に同時に挿入することにより、配線ユニット1と
電子制御ユニット3との電気的接続が達成され組付け工
程数の抑制が図れるようになっている。
【0017】図3は、本発明の電子制御ユニット一体型
ジャンクションブロックに適用される第1実施例のJ/
B接続用コネクタ8及びその周辺の構成について示した
分解斜視図である。プリント基板6には、夫々のオス端
子26が個々に貫通可能な複数の独立した貫通孔28が
該オス端子26に対応した数だけ一列に形成されてい
る。略コの字状に折曲されたターミナル27は、オス端
子26が嵌装されるメス端子31と、該メス端子31と
所定間隔を保持し且つ略平行な他方の端子32とからな
る。また、該ターミナル27が装填されるJ/B接続用
コネクタ8のハウジング33には、上記ターミナル27
のメス端子31と他方の端子32とが所定間隔を保持し
て嵌装されるための一対の貫通孔が上記オス端子26の
数だけ形成されており、ターミナル27がハウジング3
3に装填されることにより機械的結合がなされている。
該結合は、公知のターミナルランス、ハウジングランス
等の構造でよい。更に、上記プリント基板6には、ター
ミナル27の他方の端子32が貫通接続するための接続
用孔35が上記貫通孔28に対して、ターミナル27の
各端子31,32間の間隔と略同一の間隔を保持して平
行に且つ該貫通孔28と同数形成されている。そして、
ターミナル27の他方の端子32は上記接続用孔35に
挿入されて半田付けされ、電気的機械的に接続結合され
る。また、J/B接続用コネクタ8とプリント基板6と
の結合は螺子(図示せず)等による結合でよい。
【0018】次に、本実施例の作用について説明する。
今、J/B接続用コネクタ8にターミナル27が装填さ
れ、J/B接続用コネクタ8は螺子(図示せず)等によ
り電子制御ユニット3のプリント基板6の電子回路部品
側に固定され、また、ターミナル27の他方の端子32
は上記プリント基板6の接続用孔35に挿入されて半田
付けされ、電気的機械的に接続結合されており、一方、
配線ユニット1にはオス端子26が植設されているもの
とする。ここで、電子制御ユニット3を配線ユニット1
の電子制御ユニット固定用部材2に螺子5をもって組付
け固定する際、上記オス端子26をプリント基板6に形
成された貫通孔28に挿入貫通させ、更に、J/B接続
用コネクタ8に装填されたターミナル27のメス端子3
1に嵌挿させることにより、配線ユニット1と電子制御
ユニット3との電気的接続を達成することができ、組付
け工程の増加を抑制することができる。また、プリント
基板6に直接垂直タイプ外部接続用コネクタ7を設置す
ることもできるため、車両搭載後のコネクタ接続も容易
となる。さらに、電子制御ユニット3からの信号出力は
配線ユニット1を経由しないため、接続部箇所を減少さ
せることができ、J/B設計の自由度を増やすこともで
きる。
【0019】次に、本発明の電子制御ユニット一体型ジ
ャンクションブロックに適用されるJ/B接続用コネク
タの第2実施例について説明する。図4は、第2実施例
のJ/B接続用コネクタ及びその周辺の構成についてプ
リント基板を半田面側からみた分解斜視図である。ま
た、前述の第1実施例と共通する構造部分については同
じ参照符号を付すことによって、重複する説明を省略す
る。以下、後述する他の実施例についても同様である。
J/B接続用コネタク8のハウジング33のプリント基
板6と密着する面には、該プリント基板6へ組付ける際
の案内用凸部37が少なくとも1個設けられ、一方、該
案内用凸部37に対応するプリント基板6の部位には、
該案内用凸部37の嵌合用貫通孔もしくは溝38が設け
られている。また、第1実施例においては、プリント基
板6上に、オス端子26の貫通孔28を該オス端子26
の数だけ個々に独立して設けていたが、第2実施例にお
いては、一列のスリット状貫通孔40を設けオス端子を
挿入し易くしている。
【0020】第2実施例は上記構成よりなるため、J/
B接続用コネクタ8をプリント基板6に取付ける際、上
記案内用凸部37がプリント基板6上の嵌合用貫通孔も
しくは溝38に確実に嵌合するため、J/B接続用コネ
クタ8の位置精度が安定し、オス端子をターミナル27
のメス端子に嵌合する場合やアッセンブリの組付けが容
易となる。また、ハウジング33をプリント基板6に螺
子(図示せず)等で固定した後、ターミナル27を装填
することも可能となる。
【0021】次に、本発明の電子制御ユニット一体型ジ
ャンクションブロックに適用されるJ/B接続用コネク
タの第3実施例を図5及び図6に基づいて説明する。図
5はJ/B接続用コネクタのハウジングの平面図であ
り、図6は第3実施例のJ/B接続用コネクタ及びその
周辺の構成を示す分解斜視図である。第3実施例のJ/
B接続用コネクタのハウジング41は第1実施例に示さ
れるハウジング33を一極用に変更し、個々のハウジン
グ41を連結部材42によって一体形成したものであ
る。本実施例においては、2個の連結部材42にて個々
のハウジング41を連結しているが、連結部材42の個
数、形状については必要に応じて変更することができ
る。また、個々のハウジング41には、プリント基板6
への取付け用タッピングスクリュー43がタッピング可
能な接続孔もしくは部分孔45が少なくとも1個以上設
けられている。一方、プリント基板6にはタッピングス
クリュー43が貫通するための少なくとも1個以上の貫
通孔46が穿設されている。ハウジング41のプリント
基板6への取付けは、必要個数分だけ連結したハウジン
グ41の接続孔もしくは部分孔45にタッピングスクリ
ュー43を貫通孔46を介して貫通接続させることによ
ってなされる。
【0022】第3実施例は上記構成よりなるため、電子
制御ユニット一体型ジャンクションブロックを、車格、
グレード、バリエーション変更等に応じて電子制御ユニ
ットの制御内容を変更する場合には、配線ユニット1と
電子制御ユニット3との接続端子数が異なっても、上記
ハウジング41を必要個数分だけ切断して使用すること
ができる。従って、電子制御ユニット3の制御内容が変
更となってもハウジング41を1種類のみ製作しておく
ことにより、様々な状況に対応することが容易となる。
【0023】次に、本発明の電子制御ユニット一体型ジ
ャンクションブロックに適用されるJ/B接続用コネク
タの第4実施例を図7及び図8に基づいて説明する。図
7はJ/B接続用コネクタのハウジングの斜視図であ
り、図8は第4実施例のJ/B接続用コネクタ及びその
周辺の構成を示す分解斜視図である。図7において、ハ
ウジング47の両側には夫々、他のハウジングと連結可
能な連結用凸部48と連結用凹部50とが形成されてお
り、そして、連結用凹部50の下端には、他のハウジン
グの連結用凸部が嵌合した際、抜け落ちないように連結
ストッパ51が形成されている。また、本実施例も第3
実施例と同様に、個々のハウジング47には、プリント
基板6への取付け用タッピングスクリュー43がタッピ
ング可能な接続孔もしくは部分孔45が少なくとも1個
以上設けられている。一方、プリント基板6にはタッピ
ングスクリュー43が貫通するための少なくとも1個以
上の貫通孔46が穿設されている。また、図示はしない
が、連結用凸部48と連結用凹部50には、連結時に機
械的結合を得ることができるロック機構を設置すること
もできる。図8に示されるように、個々のハウジング4
7を必要個数だけ矢印に示す方向に順次連結することに
より、様々な状況に対応することができる。ハウジング
47のプリント基板6への取付けは、第3実施例と同様
に、必要個数分だけ連結したハウジング47の接続孔も
しくは部分孔45にタッピングスクリュー43を貫通孔
46を介して貫通接続させることによってなされる。
【0024】第4実施例は上記構成よりなるため、第3
実施例と同様に、電子制御ユニット3の制御内容が変更
され、配線ユニット1と電子制御ユニット3との接続端
子数が異なっても、上記ハウジング47を必要個数分だ
け順次連結して使用することができるため、ハウジング
47を1種類のみ製作しておくことにより、様々な状況
に対応することが容易となる。
【0025】更に、本発明の電子制御ユニット一体型ジ
ャンクションブロックに適用される各J/B接続用コネ
クタに用いられて好適なターミナルの幾つかの実施例を
図9及び図10に基づいて説明する。これまでの実施例
で示したターミナル27は略コの字型であったが、図9
に示すターミナル27の第1実施例は、該ターミナル2
7のプリント基板6と接続する側、即ち、他方の端子3
2側にプレス加工にて形成した略V字型の応力緩和部5
2を設けたものである。また、図10に示すターミナル
27の第2実施例は、メス端子31と他の端子32とを
連結する部位にプレス加工にて形成した略V字型の応力
緩和部52を設けたものである。
【0026】冷熱サイクル等においては、オス端子2
6、ハウジング33,41,47、ターミナル27、プ
リント基板6の熱膨張係数が夫々異なるため、上記各実
施例のターミナル27とオス端子26との嵌合接続部に
応力が付加されたとしても、各応力緩和部52にて該応
力を緩和することができるので、プリント基板6と接続
している他の端子32の半田付け部には、クラックが発
生することがなく高信頼性が得られる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0028】請求項1記載の電子制御ユニット一体型ジ
ャンクションブロックにおいては、電子制御ユニットは
配線ユニットから上方に延出した電子制御ユニット固定
用部材により機械的に固定されており、且つ、配線ユニ
ットから延出した電子制御ユニット接続用端子群が電子
制御ユニットに設けられたコネクタに嵌合することによ
り上記電子制御ユニットは上記配線ユニットと電気的に
接続されているので、電子制御ユニットが配線ユニット
の下側に配置され、該電子制御ユニットの信号が全て配
線ユニットを経由して外部機器へと接続される従来のジ
ャンクションブロックに比べて、電子制御ユニットから
の信号出力は配線ユニットを経由しないため、中継端子
を省略することができ、接続部箇所をも減少させること
ができる。また、配線ユニット設計の自由度を増やすこ
ともできる。
【0029】そして、請求項2,3記載の電子制御ユニ
ット一体型ジャンクションブロックにおいては、外部接
続用コネクタは、電子制御ユニットと配線ユニットとを
電気的に接続するコネクタと同様に、上記電子制御ユニ
ットのプリント基板の電子回路部品面側に配設されてい
るので、車両搭載後のコネクタ接続を容易にすることが
できる。
【0030】また、請求項1,4,5,6項記載の電子
制御ユニット一体型ジャンクションブロックにおいて
は、上記配線ユニットから延出した電子制御ユニット接
続用端子群は電子制御ユニットのプリント基板を貫通
し、配線ユニットと電子制御ユニットとを接続する上記
コネクタと嵌合し、また、上記コネクタのターミナルは
略コの字型でメス端子と他方の端子とを有し、該メス端
子は上記配線ユニットから延出した電子制御ユニット接
続用端子群と嵌合し、且つ、他方の端子は上記電子制御
ユニットのプリント基板に接続するので、電子制御ユニ
ットを配線ユニットの上方に延出した電子制御ユニット
固定用部材に組付け固定する際、上記電子制御ユニット
端子群をプリント基板に貫通させ、更に、ターミナルの
メス端子に嵌挿させることにより、配線ユニットと電子
制御ユニットとの電気的接続を達成することができ、組
付け工程数の増加を抑制することができる。
【0031】さらに、請求項7記載の電子制御ユニット
一体型ジャンクションブロックにおいては、上記コネク
タのプリント基板面側には、プリント基板に組付ける際
の案内用凸部が少なくとも1個形成されており、且つ、
該案内用凸部に対応するプリント基板の部位には該案内
用凸部が嵌合する貫通孔もしくは溝が形成されているの
で、コネクタをプリント基板に取付ける際、コネクタの
位置精度が安定し、オス端子をターミナルのメス端子に
嵌合する場合やアッセンブリの組付けが容易となる。
【0032】そして、請求項8記載の電子制御ユニット
一体型ジャンクションブロックにおいては、上記コネク
タは連結部材によって一極用のコネクタを複数個連結し
た構成、且つ、該連結部材は切断可能となっており、ま
た、請求項9記載の電子制御ユニット一体型ジャンクシ
ョンブロックにおいては、上記コネクタは少なくとも1
個の一極用のコネクタから成り、該一極用のコネクタの
両側には他の一極用コネクタが連結可能な嵌合部を有し
ているので、電子制御ユニットの制御内容が変更され、
配線ユニットと電子制御ユニットとの端子数が異なって
も、一極用コネクタを必要個数分だけ連結することによ
り、該コネクタを1種類のみ製作しておくことにより、
様々な状況に対応することが容易となる。
【0033】さらに、請求項10記載の電子制御ユニッ
ト一体型ジャンクションブロックにおいては、上記ター
ミナルには略V字型の応力緩和部が設けられているの
で、ターミナルとオス端子との嵌合接続部に応力が付加
されたとしても、該応力を各応力緩和部にて緩和するこ
とができるので、プリント基板と接続している他の端子
の半田付け部にはクラックが発生することがなく高信頼
性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子制御ユニット一体型ジャンク
ションブロックの縦断面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】本発明の電子制御ユニット一体型ジャンクショ
ンブロックに適用される第1実施例のコネクタ及びその
周辺の構成について示した分解斜視図である。
【図4】本発明の電子制御ユニット一体型ジャンクショ
ンブロックに適用される第2実施例のコネクタ及びその
周辺の構成についてプリント基板を半田面側からみた分
解斜視図である。
【図5】本発明の電子制御ユニット一体型ジャンクショ
ンブロックに適用される第3実施例のコネクタハウジン
グの平面図である。
【図6】本発明の電子制御ユニット一体型ジャンクショ
ンブロックに適用される第3実施例のコネクタ及びその
周辺の構成について示した分解斜視図である。
【図7】本発明の電子制御ユニット一体型ジャンクショ
ンブロックに適用される第4実施例のコネクタハウジン
グの斜視図である。
【図8】本発明の電子制御ユニット一体型ジャンクショ
ンブロックに適用される第4実施例のコネクタ及びその
周辺の構成について示した分解斜視図である。
【図9】本発明の電子制御ユニット一体型ジャンクショ
ンブロックに適用されるコネクタに用いられて好適なタ
ーミナルの第1実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明の電子制御ユニット一体型ジャンクシ
ョンブロックに適用されるコネクタに用いられて好適な
ターミナルの第2実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…配線ユニット 2…電子制御ユニット固定用部材 3…電子制御ユニット 6…プリント基板 7…外部接続用コネクタ 8…コネクタ(J/B接続用コネクタ) 26…電子制御ユニット接続用端子群(オス端子) 27…ターミナル 31…メス端子 32…他方の端子 33,41,47…ハウジング 37…案内用凸部 38…貫通孔もしくは溝 42…連結部材 48…嵌合部(連結用凸部) 50…嵌合部(連結用凹部) 52…応力緩和部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子制御ユニットを内蔵したジャンクシ
    ョンブロックにおいて、電子制御ユニットは配線ユニッ
    トから上方に延出した電子制御ユニット固定用部材に機
    械的に固定されており、且つ、配線ユニットから延出し
    た電子制御ユニット接続用端子群が電子制御ユニットに
    設けられたコネクタと嵌合することにより上記電子制御
    ユニットは上記配線ユニットと電気的に接続されている
    ことを特徴とする電子制御ユニット一体型ジャンクショ
    ンブロック。
  2. 【請求項2】 電子制御ユニットと配線ユニットとを電
    気的に接続する上記コネクタは、上記電子制御ユニット
    のプリント基板の電子回路部品面側に配設されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載された電子制御ユニット
    一体型ジャンクションブロック。
  3. 【請求項3】 上記コネクタと同様に、外部接続用コネ
    クタは、上記電子制御ユニットのプリント基板の電子回
    路部品面側に配設されていることを特徴とする請求項1
    に記載された電子制御ユニット一体型ジャンクションブ
    ロック。
  4. 【請求項4】 上記配線ユニットから延出した電子制御
    ユニット接続用端子群は電子制御ユニットのプリント基
    板を貫通し、配線ユニットと電子制御ユニットとを接続
    する上記コネクタと嵌合していることを特徴とする請求
    項1に記載された電子制御ユニット一体型ジャンクショ
    ンブロック。
  5. 【請求項5】 上記コネクタのターミナルは略コの字型
    でメス端子と他方の端子とを有し、該メス端子は上記配
    線ユニットから延出した電子制御ユニット接続用端子群
    と嵌合しており、且つ、他方の端子は上記電子制御ユニ
    ットのプリント基板に接続していることを特徴とする請
    求項1に記載された電子制御ユニット一体型ジャンクシ
    ョンブロック。
  6. 【請求項6】 上記コネクタのハウジングには、上記タ
    ーミナルのメス端子と他方の端子とが嵌合可能な案内孔
    が夫々設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    された電子制御ユニット一体型ジャンクションブロッ
    ク。
  7. 【請求項7】 上記コネクタのプリント基板面側には、
    プリント基板に組付ける際の案内用凸部が少なくとも1
    個形成されており、且つ、該案内用凸部に対応するプリ
    ント基板の部位には該案内用凸部が嵌合する貫通孔もし
    くは溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載された電子制御ユニット一体型ジャンクションブロッ
    ク。
  8. 【請求項8】 上記コネクタは連結部材によって一極用
    のコネクタを複数個連結した構成となっており、該連結
    部材は切断可能となっていることを特徴とする請求項1
    に記載された電子制御ユニット一体型ジャンクションブ
    ロック。
  9. 【請求項9】 上記コネクタは少なくとも1個の一極用
    のコネクタから成り、該一極用のコネクタの両側には他
    の一極用コネクタが連結可能な嵌合部を有することを特
    徴とする請求項1に記載された電子制御ユニット一体型
    ジャンクションブロック。
  10. 【請求項10】 上記ターミナルには略V字型の応力緩
    和部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載
    された電子制御ユニット一体型ジャンクションブロッ
    ク。
JP7157608A 1995-06-23 1995-06-23 電子制御ユニット一体型ジャンクションブロック Pending JPH099457A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1037312A1 (en) * 1999-03-11 2000-09-20 Harness System Technologies Research, Ltd. Circuit connection structure for a junction block

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6238221B1 (en) 1999-03-11 2001-05-29 Harness System Technologies Research, Ltd. Circuit connection structure for a junction block

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