JPH0994356A - 装飾体時計の人形駆動機構 - Google Patents

装飾体時計の人形駆動機構

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JPH0994356A
JPH0994356A JP25026095A JP25026095A JPH0994356A JP H0994356 A JPH0994356 A JP H0994356A JP 25026095 A JP25026095 A JP 25026095A JP 25026095 A JP25026095 A JP 25026095A JP H0994356 A JPH0994356 A JP H0994356A
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rod
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Akira Shimomura
朗 下村
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Rhythm Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オルゴールを内蔵する装飾体時計において、
演奏曲の変更にあわせて装飾体の動作も容易に変更可能
な装飾体時計を提供する。 【解決手段】 オルゴールのドラム10の表面に設けた突
起体11と接触し得る駆動部材21を設け、ドラムの回転に
より移動する突起体11により駆動部材21を駆動し、この
駆動部材21により装飾体の可動部81を作動させることと
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正時毎など、所定
の時間間隔毎に音楽を鳴らし、この音楽に合わせて人形
等の装飾体を作動させる装飾体時計に関し、尚詳しくは
装飾体時計の装飾体を作動させる機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】今日、正時など、例えば1時間毎に音楽
を鳴らし、この音楽に合わせて人形等の装飾体を作動さ
せる装飾体時計が使用されている。この装飾体時計は、
アナログ時計では、分針と連動するカム機構により正時
信号を形成し、又、デジタル時計では、分カウンタのキ
ャリー信号などを用いて正時信号を形成し、この正時信
号に基づいて一定時間だけ作動するメロディICやオル
ゴールにより音楽を流し、音楽の演奏時間に合わせて装
飾体駆動用のモーターを回転駆動し、この装飾体駆動用
モーターの回転を歯車やカム、及び、適宜のリンク機構
などを介することにより装飾体に伝達し、装飾体である
人形に上下動や回転動作を行わせ、又は人形の手及び足
や頭などの可動部を揺動をさせるようにしている。
【0003】尚、オルゴールにより音楽を流す装飾体時
計では、オルゴール用のモーターと装飾体駆動用のモー
ターとを兼用し、1個のモーターの回転軸から減速歯車
列を介してオルゴールのドラムを回転させると共に、減
速歯車列の内の所定の歯車と噛合する人形駆動用歯車を
設け、この人形駆動用歯車の回転によりカム機構やリン
ク機構を駆動して装飾体を作動させるものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の装飾体時計で
は、オルゴールやメロディICを取り替えることにより
容易に演奏曲を変更することができる故、装飾体の駆動
機構を共通としつつ時計体の外観を変更し、且つ、演奏
曲を異ならせた時計体が製造されることがあった。そし
て、演奏曲が異なる時計体であっても、カム機構やリン
ク機構が共通した時計体は装飾体の動作が同一となり、
曲目が異なる時計体における装飾体の動作を変化させる
ためには、装飾体を駆動するためのカム機構やリンク機
構を変更しなければならず、曲の変化に合わせて動作を
変化させるには手数を要することとなり、又、取替部品
を揃えなければならなかった。
【0005】このため、演奏曲の異なる時計体の製造は
容易であるも、曲目の異なる時計体における装飾体の動
作を異ならせ、使用者の注意を引き付ける種々の装飾体
時計を製造することは、困難となることが多かった。本
発明は、このような欠点を排し、手数を要する部品交換
や設計変更などを行うことなく、容易に演奏曲の変更と
共に装飾体の動きにも変化を与えることのできる装飾体
時計を提供することのできる装飾体駆動機構とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、オルゴールの
ドラムの表面に設けた突起体と接触し得る駆動部材を設
け、ドラムの回転により移動する突起体により駆動部材
を駆動し、この駆動部材により装飾体の可動部を作動さ
せることとする。このように、オルゴールのドラム表面
に設けた突起体により駆動部材を駆動して装飾体の可動
部を作動させる駆動機構は、ドラムの交換によって演奏
曲を変更すると共に可動部の動きも変えることもでき
る。
【0007】又、駆動部材としては、軸方向に摺動可能
な棒状体である作動棒とし、ドラム表面に設けた突起体
により発音弁を弾くと共に駆動部材を押し上げるように
するものである。このように、発音弁を弾いて音を鳴ら
す突起体を用いて駆動部材を押し上げるようにすれば、
曲目の異なるドラム、即ち突起体の配置が異なるドラム
に交換することにより、装飾体の動作も必然的に異なる
こととなる。
【0008】更に、作動棒の軸方向とドラムの回転軸の
方向とを直行させるように作動棒を配置し、この作動棒
の下端には傾斜面を形成し、作動棒から梃子又は歯車を
介して可動部を駆動することもある。このように、作動
棒をドラムの回転軸と直行させるように配置すれば、比
較的密集した突起体でも作動棒の先端が突起体の間に入
り、作動棒の先端に傾斜面を設けている故、ドラムの回
転に合わせた突起体の移動により作動棒が押し上げられ
る故、作動棒を上下移動させることができる。又、梃子
や歯車を用いることにより、小さな作動棒の上下移動量
を大きくして可動部に伝達し、可動部に大きな揺動や回
動をさせることができる。
【0009】そして、駆動部材として、回転軸をドラム
の回転軸と直行させた回転棒及び回転板を用い、この回
転板をドラムの直近に配置すると共に回転板のドラムに
面した側面の周縁近傍に係合突起の多数個を円形に配置
するように設け、係合突起が形成する円の直径に合わせ
て右又は左で前記係合突起と係合する多数の駆動用突起
体を2列に配置するようにしてドラムの表面に設けるこ
とがある。
【0010】このように、側面に係合突起を設けた回転
板をその回転軸の方向をドラムの軸方向と直交させてド
ラムの直近に配置し、例えば発音用突起体の両外側に2
列とするように係合突起が形成する円の直径に合わせた
間隔で駆動用突起体を設け、この駆動用突起体の右側列
又は左側列で回転板の係合突起と係合させるようにすれ
ば、ドラムの回転により右側列の駆動用突起体が係合突
起と係合するときに回転板や回転棒が右に回転すると、
左側列の駆動用突起体が係合突起と係合するときは回転
板や回転棒が左に回転し、駆動用突起体を左右に分けて
2列に配置していることにより、回転板を左右両方向に
回動させることができる。又、2列に設ける駆動用突起
体の数を左側列の突起体の数と右側列の突起体の数とを
同数とするように設ければ、ドラムを1回転させたと
き、回転板の停止位置を始めの位置に戻すようにして停
止させることができる。
【0011】そして、駆動部材としての下端に回転板を
設けた回転棒の上方部分に歯車を固定し、この歯車と噛
合する作動歯車を介して可動部を揺動又は回動させるこ
ともある。このように、駆動部材とする回転板や回転棒
から可動部に動きを伝達するに際し、歯車を用いると、
可動部に種々の動作を与えることが容易に実施できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の態様は、図
1及び図2に示すように、オルゴールの発音弁19を弾く
突起体11を表面に多数設けたドラム10の上方から駆動部
材として棒状の作動棒21を突起体11の側面に作動棒21の
先端が接するように配置するものである。
【0013】この作動棒21は、パイプ25などの取付け具
により軸方向である上下方向に摺動可能に固定し、下端
をドラム10の表面に設けた突起体11の側方に当接し得る
ようにしておくものであり、この作動棒21に中間には係
止具27を設け、図1に示すように、作動棒21が所定位置
まで降下したとき、この係止具27の下方に接する固定環
29を設け、曲目に合わせて突起体11が不等間隔に配置さ
れる為に作動棒21の下端が突起体11に接しない場合であ
っても、作動棒21の下端が所定の高さよりも低くならな
いようにしているものである。
【0014】尚、取付け具としてパイプ25を使用すると
きは、係止具27をパイプ25の上方に設け、係止具27がパ
イプ25の上端に接して作動棒21の降下を阻止するように
することもできる。このように、作動棒21の下端を突起
体11の側方に接し得る位置として作動棒21を軸方向に摺
動可能に支持し、ドラム10の回転方向を突起体11により
作動棒21を押し上げる方向としておけば、ドラム10の回
転により発音弁19を弾いて音楽を鳴らすとき、ドラム10
の回転により突起体11が作動棒21を押し上げ、突起体11
の回転移動により突起体11が作動棒21の下端から外れた
ときに作動棒21が降下することになる。
【0015】そして、図2に示したように、可動部81と
しての人形の手や足を支持ピン83により揺動可能とし、
可動部81の数に合わせて作動棒21を設け、作動棒21の上
端を各可動部81の支持ピン83の近くに各々取り付けるこ
ととし、又、可動部81とする頭はL字状の連結杆31を用
い、作動棒21の上端を連結杆31の支持ピン33の近くで連
結杆31の水平部に接続するものである。
【0016】このように、手や足とする装飾体の可動部
81を支持ピン83により揺動可能としておき、支持ピン83
の近くに作動棒21の上端を取り付ければ、可動部81とし
ての手足は作動棒21の上下移動により支持ピン83を中心
として回動し、支持ピン83の軸方向により可動部81とし
た手足を前後方向又は左右方向に作動させることができ
る。
【0017】又、頭とした可動部81のように、L字状の
連結杆31を用いれば、作動棒21の上下移動を可動部81と
した頭の前後の揺動に変えることができる。尚、連結杆
31を用いて作動棒21の上下動を可動部81の前後動作又は
左右動作に変更する場合、作動棒21の下端が突起体11か
ら外れたとき、作動棒21を確実に降下させるため、連結
杆31の後端に重り35などを設けて重心を合わせている。
【0018】従って、この駆動機構では、ドラム10を回
転させて音楽を鳴らすとき、発音弁19を弾く突起体11に
より各駆動部材である作動棒21が発音用の突起体11によ
り押し上げられ、可動部81である人形の手足や頭を揺動
させることとなり、ドラム10の表面に配置された発音用
突起体11は、曲目に合わせてその位置が決定されてお
り、曲目の異なるドラム10によって各装飾体の可動部81
の動作タイミングが異なることとなり、又、突起体11が
密接していると、作動棒21の上下移動幅、即ち可動部81
の揺動幅が小さく連続して作動することもあり、可動部
81の動きが曲目に合わせて時計体により異なることとな
る。
【0019】そして、上記実施の態様は、作動棒21の下
端を突起体11の側面に当接する機構としているも、作動
棒21の配置として、図3に示すように、作動棒21の軸線
をドラム10の回転軸15の方向と直行させるようにして作
動棒21をドラム10の上方に配置することもある。この場
合は、作動棒21の下端に当接部材23を設けて作動棒21の
下端に傾斜面24を形成するものである。
【0020】このように、作動棒21の下端に当接部材23
を取り付けて傾斜面24を形成することにより、突起体11
が当接部材23に接したとき、作動棒21と直交する方向に
移動する突起体11により当接部材23ひいては作動棒21を
作動棒21の軸方向に摺動するように移動させることがで
きる。尚、作動棒21の下端である当接部材23の傾斜面24
が突起体11により押圧されたとき、作動棒21の下端が水
平方向に移動しないようにパイプ25や固定環29のごとき
取付け具をもって支持しておくことは前記実施の態様と
同様である。
【0021】そして、当接部材23に形成する傾斜面24
は、ドラム10の回転方向に合わせて一方向だけに形成し
ておけば作動棒21を押し上げることが可能であるも、図
3に示したように、ドラム10の回転方向に合わせて前後
両方向に形成しておけば、ドラム10を一定速度で回転さ
せるとき、作動棒21をゆっくり押し上げ、且つ、作動棒
21をゆっくり降下させることができる。
【0022】更に、このような作動棒21の上下動により
可動部81を作動させるに際し、図3に示したように、梃
子41を介して補助棒49を駆動して可動部81に駆動力を伝
達することもある。このように梃子41を用いる場合、梃
子41の支点43の近くに作動棒21の上端などを取り付ける
取付け点45を形成し、補助棒49を取り付ける第2取付け
点47を支点43から離すように梃子41に形成することによ
り、作動棒21の小さな軸方向移動を補助棒49の大きな軸
方向移動とすることができる。
【0023】従って、発音弁19を弾く低い発音用突起体
11による作動棒21の小さな動きであっても、可動部81を
大きく動かして装飾体の変化を目立たせることができ
る。更に、作動棒21の小さな動きを可動部81の大きな動
きとするに際し、扇形歯車51などを用いることもある。
この場合、扇形歯車51の固定軸53の近くに補助棒49の上
端又は作動棒21の上端を取り付け、扇形歯車51の半径よ
りも小さな半径の作動歯車55を扇形歯車51と噛合させる
こととし、作動歯車55の軸57に可動部81を取り付けるこ
とにより、可動部81を大きく回動又は揺動させることが
できる。
【0024】尚、図3に示した実施の態様は、作動棒21
から梃子41及び補助棒49を介して扇形歯車51に補助棒49
の上端を取り付けているも、作動棒21の上端を直接に扇
形歯車51に取り付けることや、梃子41を介した補助棒49
の先端を図2に示したL字状の連結杆31に接続すること
もある。又、本発明の他の実施の態様としては、図4及
び図5に示すように、ドラム10の回転軸15と直交する回
転棒61の下端に回転板65を取り付けた駆動部材とし、こ
の回転板65の下面には円周に沿って多数の係合突起66を
円形に配置して設けるものがある。
【0025】この回転板65の下面に設けた係合突起66が
形成する円の直径は、発音弁19を弾く突起体11の幅より
も大きくし、ドラム10の回転により係合突起66と接触す
る駆動用突起体13の多数個をドラム10の表面に設けるも
のとしている。この駆動用突起体13は、前記係合突起66
が形成する円形の直径に合わせた幅をもって発音弁19を
弾く発音用突起体11の左右に分けて2列に配置し、図5
及び図6に示すように、右側の列として配置した駆動用
突起体13がドラム10の上方に位置して係合突起66と係合
するときは左側の列として配置した駆動用突起体13が係
合突起66と係合しないように、又、左側の列として配置
した駆動用突起体13がドラム10の上方に位置して係合突
起66と係合するときは右側に配置した駆動用突起体13が
係合突起66と係合しないようにし、ドラム10の円周に沿
って駆動用突起体13を発音用突起体11の左右に分散させ
ることによって発音用突起体11の左右に不連続な列を形
成するように配置するものである。
【0026】このように、駆動用突起体13を係合突起66
が形成する円の直径に合わせて左右に分散させて2列と
し、ドラム10を回転させてドラム10の表面に設けた駆動
用突起体13の右側又は左側に配置した何れか一方の列の
駆動用突起体13を係合突起66と係合させるようにしてい
る故、ドラム10を一定方向に回転させたとき、右側の列
に配置した駆動用突起体13が係合突起66と係合して回転
板65や回転棒61を回転させる方向と、左側の列に配置し
た駆動用突起体13が係合突起66と係合して回転板65や回
転棒61を回転させる方向とは逆方向となり、回転板65や
回転棒61を往復回動させることができる。
【0027】従って、回転棒61の上端に人形の頭などの
可動部81を取り付けることにより、この可動部81を左右
に回動させることができる。更に、この回転棒61の適宜
位置から水平方向に張り出す回動棒67を回転棒61に取り
つけると、回動棒67の先端を水平方向である前後又は左
右に移動させることができ、この回動棒67の先端に可動
部81を取り付けることにより可動部81をドラム10の回転
に合わせて作動させることができる。
【0028】尚、ドラム10の表面に駆動用突起体13を設
けるに際し、発音用突起体11の右側に配列する突起体の
個数と発音用突起体11の左側に配列する駆動用突起体13
の数とを同数としておけば、ドラム10を一回転させたと
き、回転板65の停止位置を元の位置として回転板65を停
止させることができ、可動部81の停止位置を元の位置と
して装飾体の静止形状を容易に常に一定とすることもで
きる。
【0029】又、回転棒61に歯車を取り付けて作動歯車
55と噛合させ、作動歯車55により手などの可動部81を作
動させることもある。この回転棒61に固定する歯車は、
図6に示したように、側歯歯車69を用いる場合や傘歯歯
車を用いるものとすれば、側歯歯車69と噛合する作動歯
車55の軸57に可動部81を取り付け、手や足などの可動部
81を前後方向又は上下方向に作動させることができ、可
動部81の自然な動作に見せることが容易に可能となる。
【0030】更に、他の実施の態様としては、回転棒61
をパイプ状とし、この回転棒61の内部に作動棒21を挿入
し、作動棒21の下端には傾斜面24を有する当接部材23
を、作動棒21の上端は回転棒61の上端よりも上方に突出
させて梃子41及び補助棒49や連結杆31などを介して可動
部81を取り付けることもある。このように、回転棒61及
び回転板65による駆動部材と、作動棒21とした駆動部材
とを組み合わせれば、各可動部81の動きに一層の変化を
与えることができる。
【0031】そして、作動歯車55の回転又は回動により
可動部81を作動させるに際し、図7に示すように、作動
歯車55の側面に係合ピン59を設け、この係合ピン59と係
合する長穴75を有する作動杆71を用いることもある。こ
の作動杆71を用いれは、作動歯車55の回転に従って作動
杆71の端部近くとする作動点77を支点73を中心として円
弧状に移動させることができ、この作動点77を可動部81
に接続して可動部81を作動さることができる。
【0032】尚、図4乃至図6に示した実施の態様で
は、駆動用突起体13を発音用突起体11の両側に2列に配
置しているも、駆動用突起体13は、発音用突起体11の左
右に設ける場合のみでなく、ドラム10を軸方向に長く形
成し、発音用突起体11とは離して係合突起66が形成する
円の直径に合わせた幅を形成する2列の駆動用突起体13
をドラム10の表面に設けることもある。
【0033】又、複数の人形等の装飾体を作動させるに
際しては、図2や図5又は図6に示したように、ドラム
10毎に駆動部材を設けた複数個のオルゴールを列べ、こ
の各オルゴールのドラム10を順次回転させて長い曲を演
奏し、この曲の演奏に合わせて複数の人形を順次作動さ
せる場合や、複数個のオルゴールを一斉に作動させて合
奏曲の演奏を行い、この演奏に合わせて複数の人形を一
斉に作動させることがある。
【0034】そして、複数の装飾体を一斉に作動させる
に際しては、図8に示すように、発音弁19を複数個に分
割して音域を広げ、分割した発音弁19の位置に合わせて
発音用突起体11を形成したドラム10を用い、各発音弁19
の位置に合わせて駆動部材及び人形などの装飾体を配置
し、このドラム10には適宜駆動用突起体13を増設して回
転板65などの駆動部材や装飾体を追加することもある。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、ドラムの表
面に設けた突起体によりドラムの回転時に移動する突起
体を用いて駆動部材ひいては装飾体の可動部を作動させ
る故、ドラムを交換することにより演奏曲を変更すると
共に可動部の作動も変化させることができる。
【0036】請求項2に記載した発明は、ドラムの表面
に設けた突起体により発音弁を弾くと共に駆動部材を押
し上げる故、曲目を変更するために突起体の配置が異な
るドラムを使用すると、必然的に同一構造の駆動機構で
あっても可動部の動作が変化することになる。請求項3
に記載した発明は、作動棒の軸方向をドラムの回転軸15
の方向と直交させる故、作動棒をドラムの表面に垂直と
し、密集した突起体の間に作動棒の先端を挿入すること
ができ、傾斜面の幅や角度により低速の突起体の移動に
応じて作動棒を移動させ、梃子や歯車を用いる故、小さ
な作動棒の移動量を大きな移動量の可動部の動作に変更
することができ、可動部の動きを目立たせることができ
る。
【0037】請求項4に記載した発明は、発音用突起体
と駆動用突起体とをドラムの表面に設けている故、ドラ
ムの交換により装飾体の作動を変えることができると共
に、駆動用突起体を増設することにより装飾体の数を増
加させることも容易にできるものである。請求項5に記
載した発明は、作動歯車を介することにより、可動部に
種々の動作をさせることが容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人形駆動機構の要部を示す側面
図。
【図2】本発明に係る人形駆動機構の要部を示す斜視
図。
【図3】本発明に係る人形駆動機構の他の例における要
部を示す側面図。
【図4】本発明に係る人形駆動機構における他の駆動部
材の例を示す側面図。
【図5】本発明に係る人形駆動機構における他の駆動部
材の例を示す正面図。
【図6】本発明に係る人形駆動機構のその他の実施態様
の要部を示す正面図。
【図7】本発明に係る人形駆動機構のその他の改良点を
示す図。
【図8】本発明に係る人形駆動機構に用いるドラムの改
良例を示す斜視図
【符号の説明】
10 ドラム 11 発音用突起体 13 駆動用突起体 15 回転軸 19 発音弁 21 作動棒 23 当接部材 24 傾斜面 25 パイプ 27 係止具 29 固定環 31 連結杆 33 支持ピン 35 重り 41 梃子 43 支点 45 取付け点 47 第2取付け点 49 補助棒 51 扇形歯車 53 固定軸 55 作動歯車 57 軸 59 係合ピン 61 回転棒 65 回転板 66 係合突起 67 回転棒 69 側歯歯車 71 作動杆 73 支点 75 長穴 77 作動点 81 可動部 83 支持ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G04B 45/00 G04B 45/00 U G10F 1/06 G10F 1/06 K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オルゴールのドラムの表面に設けた突起
    体と接触し得る駆動部材を設け、ドラムの回転により移
    動する突起体により駆動部材を駆動し、この駆動部材に
    より装飾体の可動部を作動させることを特徴とする装飾
    体時計の人形駆動機構。
  2. 【請求項2】 軸方向に摺動可能な棒状体である作動棒
    を駆動部材とし、ドラム表面に設けた突起体により発音
    弁を弾くと共に前記駆動部材を押し上げるようにして駆
    動部材を駆動することを特徴とする請求項1に記載した
    装飾体時計の人形駆動機構。
  3. 【請求項3】 作動棒の軸方向をドラムの回転軸の方向
    と直行させるように作動棒を配置し、この作動棒の下端
    には傾斜面を設け、作動棒から梃子又は歯車を介して可
    動部を駆動することを特徴とする請求項2に記載した装
    飾体時計の人形駆動機構。
  4. 【請求項4】 回転軸をドラムの回転軸と直行させた回
    転棒と回転板とを駆動部材とし、この駆動部材とした回
    転板をドラムの直近に配置し、この回転板は回転板のド
    ラムに面した側面の周縁近傍に多数の係合突起を円形に
    配置した回転板とし、係合突起が形成する円形の直径合
    わせた幅を有する2列を形成する多数の駆動用突起体を
    ドラムの表面に設け、右側列又は左側列の一方の駆動用
    突起体と前記係合突起とが係合するように多数の駆動用
    突起体を表面に配置したドラムとしたことを特徴とする
    請求項1に記載した装飾体時計の人形駆動機構。
  5. 【請求項5】 下端に回転板を設けた回転棒の上方部分
    に歯車を固定し、この歯車と噛合する作動歯車を介して
    可動部を揺動又は回動させることを特徴とする請求項4
    に記載した装飾体時計の人形駆動機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103337237A (zh) * 2013-06-04 2013-10-02 烟台美时嘉钟表有限公司 —种机械演奏东方红乐曲的音乐钟
KR102558114B1 (ko) * 2022-08-26 2023-07-24 (주)지엘어소시에이츠 전시장용 오르골
KR102558119B1 (ko) * 2022-09-28 2023-07-24 (주)지엘어소시에이츠 전시장용 오르골

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