JPH0993044A - ミキサ回路 - Google Patents

ミキサ回路

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JPH0993044A
JPH0993044A JP25156595A JP25156595A JPH0993044A JP H0993044 A JPH0993044 A JP H0993044A JP 25156595 A JP25156595 A JP 25156595A JP 25156595 A JP25156595 A JP 25156595A JP H0993044 A JPH0993044 A JP H0993044A
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JP
Japan
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transistors
commonly connected
differential circuit
circuit
collectors
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Application number
JP25156595A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kagawa
茂 香川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力ダイナミックレンジが大きく、かつ雑音性
能が良いミキサ回路を提供する。 【解決手段】双差動回路を使用したミキサ回路におい
て、入力信号の入力部にバランス形差動回路の代りにト
ランジスタ1〜4から成るアンバランス形差動回路を並
列接続した回路を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミキサ回路に関し、
特に通信装置に用いられるミキサ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のミキサ回路として、図6に示すよ
うなトランジスタ5〜8、および25,26から成る双
差動回路で構成されるものがある。この回路において、
入力端子14または15に入力された入力信号は、ロー
カル信号入力端子16,17に入力されたローカル信号
とミキシングされ、出力信号として出力端子18に出力
される。このとき入力信号,ローカル信号,出力信号の
周波数をそれぞれfi ,fl ,f0 とすると、f0 =|
i ±fl |となり周波数変換が行なわれる。
【0003】また、抵抗30はトランジスタ25,26
から構成される入力部の差動回路のダイナミックレンジ
を大きくするために挿入されているが、この抵抗30の
発生する熱雑音は雑音性能の悪化の原因になっている。
【0004】図7は他の従来例の回路で図6の回路との
相違点は抵抗30が削除されている点にある。この抵抗
30の削除によりトランジスタ25,26から構成され
る入力部の差動回路のダイナミックレンジは小さくなる
が、抵抗30が発生する熱雑音が無くなるので雑音性能
は、図6の回路より良くなる。
【0005】図8は他の従来例である図7のトランジス
タ35,36から成る入力信号の入力部の差動回路の取
り出した回路図である。図9は図8のSPICEによる
シミュレーションを示す特性図である。図9から分かる
ように第2の従来例のダイナミックレンジはΔV=±2
6mVとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来のミキサ
回路では、入力部の差動回路のダイナミックレンジを大
きくすることと雑音性能を良くすることが両立できない
という問題点があった。すなわち、図6の従来例では入
力部の差動回路のダイナミックレンジは大きいが、抵抗
30の熱雑音のために雑音性能が悪く、図7の従来例で
は抵抗30がないので雑音性能は良いが、入力部の差動
回路のダイナミックレンジが小さいという問題点があっ
た。
【0007】本発明の目的は、これらの問題を解決し、
雑音性能を改善すると共に、入力ダイナミックレンジを
大きくしたミキサ回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のミキサ回路は、
双差動回路において入力信号の入力部にバランス形差動
回路の代わりにアンバランス形差動回路の並列接続を備
えたものである。
【0009】本発明の構成は、双差動回路を用いたミキ
サ回路において、入力信号が供給される入力部のバラン
ス形差動回路の代りに、エミッタ面積比がn:1(nは
正数とする)でエミッタが共通接続された第1,第3の
トランジスタからなる第1のアンバランス形差動回路
と、エミッタ面積比が1:nでエミッタが共通接続され
た第2,第4のトランジスタからなる第2のアンバラン
ス形差動回路とを備え、前記第1および前記第2の各ト
ランジスタの各ベース,コレクタをそれぞれ共通接続
し、前記第3および前記第4の各トランジスタの各ベー
ス,コレクタをそれぞれ共通接続したことを特徴とす
る。
【0010】さらに、前記第1および前記第2のトラン
ジスタの共通接続コレクタを共通接続したエミッタに接
続し一対のローカル信号をそれぞれベースに接続した第
5,第6のトランジスタからなる第1のローカル差動回
路と、前記第3および前記第4のトランジスタの共通接
続コレクタを共通接続したエミッタに接続し前記一対の
ローカル信号をそれぞれベースに接続した第7,第8の
トランジスタからなる第2のローカル差動回路とを備
え、前記第5および前記第7の各トランジスタの各コレ
クタを共通接続して一方の電源に接続し、前記第6およ
び前記第8の各トランジスタの各コレクタを共通接続し
て第1の抵抗を介して前記電源に接続したように構成す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を説明す
る回路図である。本実施の形態の従来例と異なる点は、
従来例のトランジスタ25,26から成るバランス形差
動回路を、本実施の形態ではトランジスタ1〜4から成
るアンバランス形差動回路の並列接続に置換えた点にあ
る。
【0012】すなわち、エミッタ面積比がn:1(nは
正数)でエミッタが定電流源11に共通接続された第
1,第3のトランジスタ1,3からなる第1のアンバラ
ンス形差動回路と、エミッタ面積比が1:nでエミッタ
が定電流源12に共通接続された第2,第4のトランジ
スタ2,4からなる第2のアンバランス形差動回路とを
有し、前記第1および前記第2の各トランジスタ1,2
の各ベース,コレクタをそれぞれ共通接続し、前記第3
および前記第4の各トランジスタ3,4 の各ベース,
コレクタをそれぞれ共通接続し、これらのベースが入力
信号の入力端子14,15となり、共通接続したコレク
タが出力端となっている。
【0013】また、第1および前記第2のトランジスタ
1,2の共通接続コレクタを共通接続したエミッタに接
続し一対のローカル信号(信号入力端子16,17)を
それぞれベースに接続した第5,第6のトランジスタ
5,6からなる第1のローカル差動回路と、前記第3お
よび前記第4のトランジスタの共通接続コレクタを共通
接続したエミッタに接続し前記一対のローカル信号(1
7,16)をそれぞれベースに接続した第7,第8のト
ランジスタ7,8からなる第2のローカル差動回路とを
備え、前記第5および前記第7の各トランジスタ5,7
の各コレクタを共通接続して電源端子19に接続し、前
記第6および前記第8の各トランジスタ6,8の各コレ
クタを共通接続して抵抗10を介して電源端子19に接
続している。
【0014】次に、本実施の形態の入力部の動作を、図
2により説明する。まず図2の入力部のダイナミックレ
ンジについて説明する。本実施の形態の入力部は、図2
に示すようにトランジスタ1,2から成るアンバランス
形差動回路と、トランジスタ3,4から成るアンバラン
ス形差動回路とを並列接続しており、これらの回路は相
互にダイナミックレンジを補足し合うことによってトー
タルのダイナミックレンジを大きくしている。
【0015】ここで、nはトランジスタのエミッタのエ
リアファクタで、n=6のときの図2の回路のSPIC
Eによるシミュレーション結果を図3の特性図に示す。
この図から分かるように、n=6のときのダイナミック
レンジは、ΔV=±70mVとなる。また、nは要求さ
れるダイナミックレンジに応じて変えることができる。
【0016】図4は本発明の第2の実施の形態の回路図
である。第1の実施の形態との相違点は、出力の取出し
方を差動形式にした点で、トランジスタ5,7のコレク
タにも抵抗10と同じ抵抗20を設けている。この場合
は、利得を2倍にできるという利点を有する。
【0017】図5は本発明の第3の実施の形態の回路図
である。第1の実施の形態との相違点は、負荷をキャパ
シタ23,抵抗10,インダクタ24から成る並列共振
回路に変えた点である。この回路は、出力信号に対して
帯域制限が行なえるので、雑音やスプリアスを抑圧でき
るという利点を有する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、双差動回
路において入力信号の入力部にバランス形差動回路の代
りにアンバランス形差動回路の並列接続としているの
で、雑音性能が良く、かつ入力部の差動回路のダイナミ
ックレンジが大きいという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図。
【図2】図1の入力部の説明のための回路図。
【図3】図2の回路のSPICEによるシミュレーショ
ン結果を示す特性図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す回路図。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す回路図。
【図6】従来例のミキサ回路を示す回路図。
【図7】他の従来例のミキサ回路を示す回路図。
【図8】図6の入力部の説明のための回路図。
【図9】図8の回路のSPICEによるシミュレーショ
ン結果を示す特性図。
【符号の説明】
1〜9,21,25,26 トランジスタ 10,20,30 抵抗 11,12,13,27,29 定電流源 14,15 入力端子 16,17 ローカル入力端子 18,22 出力端子 19 電源電圧供給端子 23 キャパシタ 24 インダクタ 28 可変電圧源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双差動回路を用いたミキサ回路におい
    て、入力信号が供給される入力部のバランス形差動回路
    の代りに、エミッタ面積比がn:1(nは正数とする)
    でエミッタが共通接続された第1,第3のトランジスタ
    からなる第1のアンバランス形差動回路と、エミッタ面
    積比が1:nでエミッタが共通接続された第2,第4の
    トランジスタからなる第2のアンバランス形差動回路と
    を備え、前記第1および前記第2の各トランジスタの各
    ベース,コレクタをそれぞれ共通接続し、前記第3およ
    び前記第4の各トランジスタの各ベース,コレクタをそ
    れぞれ共通接続したことを特徴とするミキサ回路。
  2. 【請求項2】 エミッタ面積比がn:1(nは正数とす
    る)でエミッタが共通接続された第1,第3のトランジ
    スタからなる第1のアンバランス形差動回路と、エミッ
    タ面積比が1:nでエミッタが共通接続された第2,第
    4のトランジスタからなる第2のアンバランス形差動回
    路とを有し、前記第1および前記第2の各トランジスタ
    の各ベース,コレクタをそれぞれ共通接続し、前記第3
    および前記第4の各トランジスタの各ベース,コレクタ
    をそれぞれ共通接続し、前記第1および前記第2のトラ
    ンジスタの共通接続コレクタを共通接続したエミッタに
    接続し一対のローカル信号をそれぞれベースに接続した
    第5,第6のトランジスタからなる第1のローカル差動
    回路と、前記第3および前記第4のトランジスタの共通
    接続コレクタを共通接続したエミッタに接続し前記一対
    のローカル信号をそれぞれベースに接続した第7,第8
    のトランジスタからなる第2のローカル差動回路とを備
    え、前記第5および前記第7の各トランジスタの各コレ
    クタを共通接続して一方の電源に接続し、前記第6およ
    び前記第8の各トランジスタの各コレクタを共通接続し
    て第1の抵抗を介して前記電源に接続したことを特徴と
    するミキサ回路。
  3. 【請求項3】 第5および第7の各トランジスタの共通
    接続したコレクタは第2の抵抗を介して一方の電源に接
    続した請求項2記載のミキサ回路。
  4. 【請求項4】 第1の抵抗は、キャパシタ、インダクタ
    と並列接続されて所定周波数の同調回路とした請求項2
    記載のミキサ回路。
JP25156595A 1995-09-28 1995-09-28 ミキサ回路 Pending JPH0993044A (ja)

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JP25156595A JPH0993044A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 ミキサ回路

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003520487A (ja) * 2000-01-13 2003-07-02 アセロス・コミュニケーションズ・インコーポレーテッド 多段逓減フィルタリング・アーキテクチャを有するrfフロントエンド
JP2010538560A (ja) * 2007-09-03 2010-12-09 トーマズ・テクノロジー・リミテッド 乗算器、ミキサ、モジュレータ、受信器及び送信器

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JP2003520487A (ja) * 2000-01-13 2003-07-02 アセロス・コミュニケーションズ・インコーポレーテッド 多段逓減フィルタリング・アーキテクチャを有するrfフロントエンド
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990506