JPH032985Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH032985Y2 JPH032985Y2 JP5931384U JP5931384U JPH032985Y2 JP H032985 Y2 JPH032985 Y2 JP H032985Y2 JP 5931384 U JP5931384 U JP 5931384U JP 5931384 U JP5931384 U JP 5931384U JP H032985 Y2 JPH032985 Y2 JP H032985Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistors
- interconnected
- emitters
- collectors
- transistor
- Prior art date
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- Expired
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、平衡形マルチプライアミキサを使用
した平衡形マルチプライアミキサ回路に関するも
のである。
した平衡形マルチプライアミキサ回路に関するも
のである。
従来この種の回路として第1図に示すものがあ
つた。図において、Q1及びQ2は同一特性をもつ
たペアトランジスタで、該トランジスタのエミツ
タ間に抵抗R1,R2が直列に接続され、抵抗R1及
びR2の接続点に電流源IEEが接続されている。ト
ランジスタQ1及びQ2のコレクタは、それぞれ差
動段を構成しているペアトランジスタQ3,Q4及
びQ5,Q6の共通エミツタにそれぞれ接続されて
いる。トランジスタQ3,Q5及びQ4,Q6のコレク
タは相互接続され、トランジスタQ3,Q5のコレ
クタは直接に、トランジスタQ4,Q6のコレクタ
はLC共振回路を介してそれぞれ電源に接続され
ている。
つた。図において、Q1及びQ2は同一特性をもつ
たペアトランジスタで、該トランジスタのエミツ
タ間に抵抗R1,R2が直列に接続され、抵抗R1及
びR2の接続点に電流源IEEが接続されている。ト
ランジスタQ1及びQ2のコレクタは、それぞれ差
動段を構成しているペアトランジスタQ3,Q4及
びQ5,Q6の共通エミツタにそれぞれ接続されて
いる。トランジスタQ3,Q5及びQ4,Q6のコレク
タは相互接続され、トランジスタQ3,Q5のコレ
クタは直接に、トランジスタQ4,Q6のコレクタ
はLC共振回路を介してそれぞれ電源に接続され
ている。
そして、上記トランジスタQ1及びQ2のベース
間にはRF入力信号が、上記トランジスタQ3及び
Q6のベース間、トランジスタQ4及びQ5のベース
間がそれぞれ接続されてこの相互接続されたベー
ス間に局部発振信号がそれぞれ供給される。
間にはRF入力信号が、上記トランジスタQ3及び
Q6のベース間、トランジスタQ4及びQ5のベース
間がそれぞれ接続されてこの相互接続されたベー
ス間に局部発振信号がそれぞれ供給される。
第1図の回路において、入力信号をトランジス
タQ1,Q2のベース間に印加して差動動作を行わ
せると共に、トランジスタQ3〜Q6を局部発振信
号によりスイツチング動作させて入力信号をスイ
ツチングし、ミキサ動作を行う。トランジスタ
Q4及びQ6のコレクタの負荷であるインダクタン
スコイルL及びコンデンサCからなる共振回路は
その共振周波数が中間周波数に設定される。この
共振回路のインピーダンスをZ0とすれば、ミキサ
ゲインGは、R1=R2=Rとしたとき、 G=
k・gmZ0/(1+gmR) となる。ここでgmはトランジスタQ1及びQ2の相
互コンダクタンスで、これは電流源IEEの電流値
に比例し、kは定数である。
タQ1,Q2のベース間に印加して差動動作を行わ
せると共に、トランジスタQ3〜Q6を局部発振信
号によりスイツチング動作させて入力信号をスイ
ツチングし、ミキサ動作を行う。トランジスタ
Q4及びQ6のコレクタの負荷であるインダクタン
スコイルL及びコンデンサCからなる共振回路は
その共振周波数が中間周波数に設定される。この
共振回路のインピーダンスをZ0とすれば、ミキサ
ゲインGは、R1=R2=Rとしたとき、 G=
k・gmZ0/(1+gmR) となる。ここでgmはトランジスタQ1及びQ2の相
互コンダクタンスで、これは電流源IEEの電流値
に比例し、kは定数である。
ところで一般に、マルチプライヤ形ミキサ回路
のダイナミツクレンジを拡大するには、入力信号
が加えられる差動増幅器の直線性をよくすればよ
い。このためには第2図に示す差動増幅器のトラ
ンジスタQx及びQyのエミツタ間に抵抗RE及びRE
を直列に接続し、その接続点に電流源IEEを接続
すればよく、このことによりREの大きさに応じ
て第3図のグラフに見られるように直線性がよく
なる。
のダイナミツクレンジを拡大するには、入力信号
が加えられる差動増幅器の直線性をよくすればよ
い。このためには第2図に示す差動増幅器のトラ
ンジスタQx及びQyのエミツタ間に抵抗RE及びRE
を直列に接続し、その接続点に電流源IEEを接続
すればよく、このことによりREの大きさに応じ
て第3図のグラフに見られるように直線性がよく
なる。
第1図に示した回路に正にこのようなことをす
るために、トランジスタQ1及びQ2のエミツタ間
に抵抗を挿入したものであるが、このようにする
とゲインが1/(1+gmR)だけ減少していま
う。すなわち、ダイナミツクレンジをとるために
ミキサゲインを犠牲にしていた。
るために、トランジスタQ1及びQ2のエミツタ間
に抵抗を挿入したものであるが、このようにする
とゲインが1/(1+gmR)だけ減少していま
う。すなわち、ダイナミツクレンジをとるために
ミキサゲインを犠牲にしていた。
本考案は上述した従来のものの欠点を除去する
ためになされたもので、ミキサゲインを犠牲にす
ることなくダイナミツクレンジを拡大するように
した平衡形マルチプライアミキサ回路を提供する
ことを目的としている。
ためになされたもので、ミキサゲインを犠牲にす
ることなくダイナミツクレンジを拡大するように
した平衡形マルチプライアミキサ回路を提供する
ことを目的としている。
以下、本考案の実施例を第4図に基づいて説明
するが、第1図中のものに対応するものには同一
の符号を付してある。
するが、第1図中のものに対応するものには同一
の符号を付してある。
図において、トランジスタQ1及びQ2のコレク
タには、エミツタを共通接続の上電流源IBBに接
続したペアトランジスタQ7及びQ8のベースがそ
れぞれ接続されると共に、ベースに共通のバイア
スが加えられているトランジスタQ9及びQ10のエ
ミツタがそれぞれ接続され、また、トランジスタ
Q3及びQ4の共通エミツタにはトランジスタQ8及
びQ9のコレクタが、トランジスタQ5及びQ6の共
通エミツタにはトランジスタQ7及びQ10のコレク
タがそれぞれ接続されている点を除き他は第1図
のものと同じである。
タには、エミツタを共通接続の上電流源IBBに接
続したペアトランジスタQ7及びQ8のベースがそ
れぞれ接続されると共に、ベースに共通のバイア
スが加えられているトランジスタQ9及びQ10のエ
ミツタがそれぞれ接続され、また、トランジスタ
Q3及びQ4の共通エミツタにはトランジスタQ8及
びQ9のコレクタが、トランジスタQ5及びQ6の共
通エミツタにはトランジスタQ7及びQ10のコレク
タがそれぞれ接続されている点を除き他は第1図
のものと同じである。
上述のトランジスタQ7〜Q10はトランジスタQ1
及びQ2、抵抗R1及びR2、電流源IEE及びIBBと共に
相互結合電流利得回路を構成し、この回路構成に
よりダイナミツクレンジ及びゲインの両方の性能
を向上させている。
及びQ2、抵抗R1及びR2、電流源IEE及びIBBと共に
相互結合電流利得回路を構成し、この回路構成に
よりダイナミツクレンジ及びゲインの両方の性能
を向上させている。
すなわち、図において0≦x≦1とすれば、ト
ランジスタQ1及びQ2のコレクタ電流はそれぞれ
xIEE及び(1−x)IEEとなる。一方トランジスタ
Q7及びQ8のコレクタ電流はこれと逆の関係にな
るのでそれぞれ(1−x)IBB及びIBBとなる。こ
のことにより、トランジスタQ9及びQ10のコレク
タ電流はそれぞれx(IEE+IBB)及び(1−x)
(IEE+IBB)となる。電流ゲインはトランジスタQ1
及びQ9のコレクタ電流の比であるので、次のよ
うになる。
ランジスタQ1及びQ2のコレクタ電流はそれぞれ
xIEE及び(1−x)IEEとなる。一方トランジスタ
Q7及びQ8のコレクタ電流はこれと逆の関係にな
るのでそれぞれ(1−x)IBB及びIBBとなる。こ
のことにより、トランジスタQ9及びQ10のコレク
タ電流はそれぞれx(IEE+IBB)及び(1−x)
(IEE+IBB)となる。電流ゲインはトランジスタQ1
及びQ9のコレクタ電流の比であるので、次のよ
うになる。
x(IEE+IBB)÷xIEE
=(IEE+IBB)÷IEE
これを電圧利得に変換すると、ミキサゲインとし
ては、 Av=k・gmZ0/1+gmR(1+IBB/IEE) となる。
ては、 Av=k・gmZ0/1+gmR(1+IBB/IEE) となる。
今、
(1+IBB/IEE)/(1+gmR)=1
とすると、
IBB÷IEE=gmR
となる。従つて、IBBをIEEのgmR倍すればゲイン
は抵抗R1,R2がないときと同じに保ちつつダイ
ナミツクレンジの拡大が行われる。また、電流利
得段は電流モードで動作しているため極めて直線
性がよい。
は抵抗R1,R2がないときと同じに保ちつつダイ
ナミツクレンジの拡大が行われる。また、電流利
得段は電流モードで動作しているため極めて直線
性がよい。
なお、トランジスタQ3〜Q6の動作は第1図の
場合と同じようにスイツチング動作をしている。
場合と同じようにスイツチング動作をしている。
ところで、上記実施例では、中間周波数出力を
片方出力としているが、両方から差動出力として
取り出すようにすればゲインは6dBアツプする。
片方出力としているが、両方から差動出力として
取り出すようにすればゲインは6dBアツプする。
また、電流源IBB、トランジスタQ7〜Q10と同じ
様な構成を、スイツチングトランジスタと電流利
得段の間に同じ様に挿入して電流源IEEと他の電
流源の比を小さくしても同じ様なゲインを得るこ
とができる。
様な構成を、スイツチングトランジスタと電流利
得段の間に同じ様に挿入して電流源IEEと他の電
流源の比を小さくしても同じ様なゲインを得るこ
とができる。
以上のように本考案によれば、入力インピーダ
ンス及びミキサゲインを減少することなくダイナ
ミツクレンジの拡大が可能となり、ミキサゲイン
とダイナミツクレンジを別々に設定できる他、電
流利得がダイナミツクレンジ及び入力インピーダ
ンスに無関係に設定できるなどの効果が得られ
る。
ンス及びミキサゲインを減少することなくダイナ
ミツクレンジの拡大が可能となり、ミキサゲイン
とダイナミツクレンジを別々に設定できる他、電
流利得がダイナミツクレンジ及び入力インピーダ
ンスに無関係に設定できるなどの効果が得られ
る。
第1図は従来の回路例を示す電気回路図、第2
図及び第3図は第1図中の一部分を説明するため
の電気回路図及びグラフ、第4図は本考案の実施
例を示す電気回路図である。 Q1〜Q10……トランジスタ、R1,R2……抵抗、
IEE,IBB……電流源、L,C……LC共振回路。
図及び第3図は第1図中の一部分を説明するため
の電気回路図及びグラフ、第4図は本考案の実施
例を示す電気回路図である。 Q1〜Q10……トランジスタ、R1,R2……抵抗、
IEE,IBB……電流源、L,C……LC共振回路。
Claims (1)
- 中点に第1の電流源が接続されている抵抗を介
してエミツタが相互接続された第1及び第2のト
ランジスタのベースを第1の信号の入力端子と
し、前記第1のトランジスタのコレクタを第3及
び第4のトランジスタの相互接続されたエミツタ
に接続し、前記第2のトランジスタのコレクタを
第5及び第6のトランジスタの相互接続されたエ
ミツタに接続し、前記第3及び第6のトランジス
タの相互接続されたベースと前記第4及び第5の
トランジスタの相互接続されたベースとを第2の
信号の入力端子とし、前記第3及び第5のトラン
ジスタの相互接続されたコレクタ或いは前記第4
及び第6のトランジスタの相互接続されたコレク
タの一方の電源との間に共振回路を接続してな
り、前記第3乃至第6のトランジスタのコレクタ
から前記第1及び第2の信号を混合した第3の信
号を得るようにした平衡形マルチプライアミキサ
回路において、前記第1のトランジスタのコレク
タと前記第3及び第4のトランジスタの相互接続
されたエミツタとの間と前記第2のトランジスタ
のコレクタと前記第5及び第6のトランジスタの
相互接続されたエミツタとの間に共通ベースバイ
アスされた第7及び第8のトランジスタをそれぞ
れ接続し、相互接続されたエミツタに第2の電流
源が接続されている第9及び第10のトランジスタ
のベースを前記第1及び第2のトランジスタのコ
レクタにそれぞれ接続し、かつ前記第9及び第10
のトランジスタのコレクタを前記第5及び第6の
トランジスタの相互接続されたエミツタ及び前記
第3及び第4のトランジスタの相互接続されたエ
ミツタにそれぞれ接続したことを特徴とする平衡
形マルチプライアミキサ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5931384U JPS60172411U (ja) | 1984-04-24 | 1984-04-24 | 平衡形マルチプライアミキサ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5931384U JPS60172411U (ja) | 1984-04-24 | 1984-04-24 | 平衡形マルチプライアミキサ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60172411U JPS60172411U (ja) | 1985-11-15 |
JPH032985Y2 true JPH032985Y2 (ja) | 1991-01-25 |
Family
ID=30585624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5931384U Granted JPS60172411U (ja) | 1984-04-24 | 1984-04-24 | 平衡形マルチプライアミキサ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60172411U (ja) |
-
1984
- 1984-04-24 JP JP5931384U patent/JPS60172411U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60172411U (ja) | 1985-11-15 |
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