JPH0992392A - 車載用大型ユニットの固定構造 - Google Patents

車載用大型ユニットの固定構造

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JPH0992392A
JPH0992392A JP24294795A JP24294795A JPH0992392A JP H0992392 A JPH0992392 A JP H0992392A JP 24294795 A JP24294795 A JP 24294795A JP 24294795 A JP24294795 A JP 24294795A JP H0992392 A JPH0992392 A JP H0992392A
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康弘 服部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インストルメントパネル等の大型ユニットと
車体パネル等の被固定体とに夫々設けた電気部品を簡単
に接続する。 【解決手段】 カウルパネル2、インストルメントパネ
ル1に夫々に電気接続箱3、4を仮固定し、これら仮固
定したいずれか一方のパネルと電気接続箱に締付材を挿
入しておき、他方の仮固定した電気接続箱の貫通穴より
パネルの貫通穴に締付材を通して締め付け、電気接続箱
3と4とを電気的に接続すると同時に、インストルメン
トパネルとカウルパネルを電気接続箱を介して固定して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用大型ユニッ
トの固定構造に関し、詳しくは、インストルメントパネ
ル等の大型ユニットを車体パネル(カウルパネル)等の
被固定体に固定すると同時に、これら両パネルに夫々取
り付けられている電気接続箱、コネクタ等の電気部品が
接続されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記インストルメントパネル等の
大型ユニットは車体パネル等の被固定体に一旦固定した
後、それぞれのパネルに予め取り付けている電気接続
箱、コネクタ等の電気部品を嵌合して電気的に接続して
いる。上記のように大型ユニットを被固定体に取り付け
た後に、電気接続箱やコネクタの嵌合作業を行うと、狭
い空間での作業となるため、作業が容易でなく、かつ、
手数がかかる問題がある。
【0003】よって、従来、インストルメントパネルを
車体パネルに固定する時、車体パネルに取り付けている
電気接続箱と、インストルメントパネルに取り付けてい
る電気接続箱とに互いに連通するボルト穴を穿設してお
き、インストルメントパネルを車体パネルに固定するた
めのボルトを、インストルメントパネル側から互いに嵌
合する電気接続箱を貫通させて車体パネル側へ突出さ
せ、ナットで締め付けて、インストルメントパネルの車
体への固定と同時に電気接続箱を嵌合して電気的に接続
するものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インス
トルメントパネル等は、大型で重量があり、かつ、それ
自体の剛性が低いため、大型のインストルメントパネル
に穿設した小さいボルト穴を、車体パネル側の電気接続
箱および車体パネルのボルト穴と一致させるために位置
決めすることは非常に困難である。よって、大型ユニッ
トと車体パネル等の被固定体との固定と同時に電気接続
箱、コネクタ等を嵌合して電気的接続を行うことが実際
上、容易にできなかった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、上記電気接続箱の電気的接続と、大型ユニットと被
固定体との固定が、ボルト等の締付棒を締め付けだけで
同時に簡単に行えるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、被固定体への大型ユニット
の固定と、該大型ユニットと被固定体との間に設置され
る電気接続箱あるいはコネクタ等の電気部品の電気的接
続が同時になされているものであって、上記被固定体と
一方の上記電気部品、大型ユニットと他方の電気部品が
夫々係合部で係合されて仮固定されていると共に、大型
ユニット、上記電気部品および被固定体に一連に連通さ
れる貫通穴が設けられており、上記仮固定されている大
型ユニットと電気部品の貫通穴に予め通されている締付
棒が、他方の仮固定されている電気部品と被固定体の貫
通穴に通されて、被締付部あるいは被締付材で締め付け
られることにより、上記電気部品が電気的に接続されて
いる共に大型ユニットと被固定体とを電気部品を介して
固定されていることを特徴とする車載用大型ユニットの
固定構造を提供している。
【0007】上記のように、被固定体および大型ユニッ
トに電気部品を予め仮固定して、夫々貫通穴を連通させ
ておき、かつ、大型ユニットと電気接続箱の貫通穴に予
め締付棒を挿入しておくと、該締付棒は被固定体と電気
部品の貫通穴に誘導されて簡単に挿入できる。該締付棒
を被締付部あるいは被締付材で締め付けることにより、
電気部品相互の嵌合が簡単に行えると同時に電気的接続
を図ることができる。また、同時に、該締付棒の締め付
けで大型ユニットを被固定体に対して正確に位置決めし
て固定することができる。
【0008】また、本発明は、請求項2で、被固定体へ
の大型ユニットの固定と、該大型ユニットと被固定体と
の間に設置される電気接続箱あるいはコネクタ等の電気
部品の電気的接続が同時になされているものであって、
上記被固定体と一方の上記電気部品、大型ユニットと他
方の電気部品が夫々係合部で係合されて仮固定されてい
ると共に、上記被固定体あるいは大型ユニットより締付
棒が予め突設され、かつ、該締付棒を通す貫通穴が上記
電気部品および大型ユニットあるいは被固定体に一連に
形成されており、上記一連の貫通穴を通した締付棒が被
締付材で締め付られて、上記電気部品が電気的に接続さ
れていると共に大型ユニットと被固定体とを電気部品を
介して固定されていることを特徴とする車載用大型ユニ
ットの固定構造を提供している。
【0009】上記のように被固定体あるいは大型ユニッ
トより締付棒を予め突設し、該締付棒を貫通穴に通して
電気部品を仮固定しておくと、他方の仮固定した電気部
品と大型ユニットあるいは被固定体の連通した貫通穴に
締付棒を通すだけで、簡単に締付棒による固定ができ
る。
【0010】上記係合部は一方が凸部、他方が凹部から
なり、凸部を凹部に嵌合する構成としている。(請求項
3) これら凹凸部は電気接続箱の各隅にも設けておくことが
好ましい。また、パネルと電気接続箱との仮固定は、パ
ネルに電気接続箱を収容保持する枠部を突設して、該枠
部に電気接続箱を収容して仮固定してもよい。さらに、
係合部分に弾性材を介設してもよい。
【0011】上記貫通穴は締付棒挿入側の開口に向かっ
て拡径させていることが好ましい。(請求項4) このように、締付棒挿入側の開口を拡径させておくと、
締付棒を容易に貫通穴に挿入できる。
【0012】上記大型ユニットはインストルメントパネ
ル、被固定体はカウルパネルからなる場合が、最も好適
に本発明の固定構造を適用できる。(請求項5) また、上記被固定体と大型ユニットとに、ガイドレール
とローラ等からなる誘導手段と被誘導手段を設けてお
き、誘導手段による誘導で大型ユニットが被固定体に取
り付けられていく構成を付加すると、所定位置に設けて
いる上記締付棒が貫通穴に自動的に挿入されるため、固
定作業がさらに容易となって好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1から図5は第1実施形態を示
し、大型ユニットはインストルメントパネル1からな
り、被固定体はカウルパネル2からなる。カウルパネル
2の左右両側には大型の電気接続箱3が予め仮固定され
てると共に、インストルメントパネル1には上記電気接
続箱3と嵌合して電気的接続が図られる大型の電気接続
箱4が予め仮固定される。上記電気接続箱3はカウルパ
ネル2に沿って配索されるカウルハーネス5と接続され
ていると共に、電気接続箱4はインストルメントパネル
1に沿って配索されるインパネハーネス6と接続されて
いる。
【0014】上記電気接続箱3と4は図2に示すよう
に、カウルパネル2およびインストルメントパネル1と
の固定側に対して直交する方向に、カウルハーネス5、
インパネハーネス6とのコネクタ部7、8を設けてお
り、図3(A)(B)に示すように、互いに対向する接
合面3a、4aに電気的接続を図るコネクタ部9、10
を設けている。コネクタ部9にはバスバー等からなる内
部回路(図示せず)に設けた雌端子11を収容する一
方、コネクタ部10には内部回路(図示せず)に設けた
雄端子12を収容し、電気接続箱3と4が締付棒で締結
された時に、コネクタ部9と10が嵌合して雌端子11
と雄端子12が嵌合して電気的接続が図られる。なお、
いずれか一方に中継端子を連結しておいても良いことは
言うまでもない。本実施形態では、上記締付棒としてボ
ルト13を用いている。
【0015】上記カウルパネル2に取り付ける電気接続
箱3には、中央部に接合面3aからパネル側の背面3b
にかけて貫通穴15を形成しており、接合面3a側の開
口が大きくなるように、円錐形状の拡径部15aを設け
ている。また、接合面3aの4隅に小径の丸穴からなる
凹部16を設けていると共に、背面3bの4隅に丸棒状
の凸部17を突設している。上記凹部16は電気接続箱
4との係合部となり、凸部17はカウルパネル2との係
合部となる。
【0016】一方、カウルパネル2には、上記貫通穴1
5と連通する位置に、被締付部としてネジ溝を凹設した
貫通穴18を形成していると共に、上記凸部17と対向
する位置に凹部19を設けている。該凹部19に凸部1
7を挿入して係合することにより、電気接続箱3はカウ
ルパネル2に仮固定されるようにしている。なお、上記
貫通穴18の内径をボルト13より大とし、貫通穴の外
部よりネジ溝を有するナットを被締付材として締め付け
てもよい。
【0017】上記インストルメントパネル1に取り付け
る電気接続箱4には、中央部に接合面4aからパネル側
の背面4bにかけて貫通穴20を形成している。また、
接合面4aおよび背面4bの4隅に小径の丸棒状の凸部
21、22を夫々突設している。上記凸部21は電気接
続箱3との係合部となり、凸部22はインストルメント
パネル1との係合部となる。
【0018】一方、インストルメントパネル1には、上
記貫通穴20と連通する位置に貫通穴24を形成してい
ると共に、上記凸部22と対向する位置に凹部25から
なる係合部を設けている。該凹部25に凸部22を挿入
して係合することにより、電気接続箱4はインストルメ
ントパネル1に仮固定されるようにしている。
【0019】上記ボルト13は、そのボルト頭部より上
記貫通穴18の内周面に形成したネジ溝と螺合する長尺
なネジ軸26を突設している。
【0020】図4(A)に示すように、上記電気接続箱
3は凸部17をカウルパネル2の凹部19に挿入して、
カウルパネル2に仮固定されている。一方、電気接続箱
4も凸部22を凹部25に挿入してインストルメントパ
ネル1に仮固定されている。また、インストルメントパ
ネル1の貫通穴24より予めボルト13を挿入して、電
気接続箱4の貫通孔20を通して、長尺のネジ軸26を
突出させている。
【0021】上記のように、インストルメントパネル1
には、予め電気接続箱4を仮固定しておくと共に、連通
する貫通穴24、20にボルト13を予め通している。
このインストルメントパネル1をカウルパネル2に取り
付ける時、電気接続箱4より突出しているボルト13
を、予め仮固定されて貫通穴15と18とが連通されて
いる電気接続箱3とカウルパネル2に対して、貫通穴1
5より挿入していく。この時、貫通穴15の開口は大径
となっているため、ボルト13を容易に挿入できる。
【0022】ボルト13のネジ軸26を貫通穴18のネ
ジ溝と螺合することによりボルト13は締め付けられ、
電気接続箱3、4のコネクタ部9、10の嵌合が終了し
た時点で締め付けを終了する。図5に示すように、コネ
クタ部9、10の嵌合が終了すると雌雄端子11、12
が電気的に接続される。また、同時にインストルメント
パネル1とカウルパネル2とが電気接続箱4と3を介し
て固定される。
【0023】図6は第2実施形態を示し、第1実施形態
との相違点は、締付棒としたボルト13をカウルパネル
2より予め突設しており、該ボルト13を仮固定する電
気接続箱3の貫通穴15に通しておく点である。また、
上記被締付部として形成した貫通穴18の代わりに、被
締付材としてナット30を使用している。インストルメ
ントパネル1とカウルパネル2との固定時には、上記ボ
ルト13は、インストルメントパネル1に予め仮固定さ
れている電気接続箱4の貫通穴20を通し、ついで、連
通しているインストルメントパネル1の貫通穴24に通
して、上記ナット30で締め付け固定している。
【0024】上記のように第2実施形態ではボルト13
を電気接続箱4の貫通穴20に挿入するため、接合面4
a側の貫通穴20に拡径部20aを設けている。
【0025】図7は第3実施形態を示し、第2実施形態
とは反対にインストルメントパネル1よりボルト13を
予め突設しており、仮固定する電気接続箱4の貫通穴2
0に予め通している。カウルパネル2との固定時には、
ボルト13をカウルパネル2に予め固定している電気接
続箱3の貫通穴15に通し、次いで連通しているカウル
パネル2の貫通穴18に通してナット30で締め付け固
定している。
【0026】上記第2実施形態あるいは第3実施形態で
は、ボルト13の頭部13aを図8に示すように、イン
ストルメントパネル1にインサートモールドし、あるい
は、カウルパネル2に溶着して固定しておくことが好ま
しい。
【0027】図9は第4実施形態を示し、該第4実施形
態では、締付棒として先端に係止用の突起35a、35
aを外周面より突設した軸状部材35を用いると共に、
カウルパネル2には、上記貫通穴18の代わりに、被締
付部として上記突起35a、35aが誘導されるガイド
溝36aを螺旋状に凹設した貫通穴36を形成してい
る。また、上記軸状部材35の後端には、該軸状部材3
5の軸芯を中心として周方向に回転させるための操作部
35b、35bを突設している。
【0028】上記第4実施形態によると、軸状部材35
を各貫通穴24、20、15に順次通して、上記貫通穴
36に挿入する際に、図10(A)に示すように、ガイ
ド溝36aと上記軸状部材35の突起35aとを対応さ
せて、該軸状部材先端を貫通穴36の内部に挿入する。
【0029】ついで、軸状部材35の操作部35b、3
5bを把持して、図10(B)に示すように、軸状部材
35を周方向に回転させることにより、突起35aがガ
イド溝36aに誘導されながら挿入されて、図10
(C)に示すように、ガイド溝36aの端部で突起35
aが位置決めされ、軸状部材35の先端がカウルパネル
2の貫通穴36に固定保持される。
【0030】なお、上記軸状部材35は、上記第2およ
び第3実施形態のように、カウルパネル2あるいはイン
トルメントパネル1より予め突設しておき、上記ガイド
溝を凹設した貫通穴を有するナットと類似した別体の被
締付材を締め付けて固定する構成としてもよい。
【0031】図11(A)(B)はインストルメントパ
ネル1、カウルパネル2と電気接続箱4、3との仮固定
の他の形態を示すものである。図11(A)では電気接
続箱3、4側に係合部は設けず、パネル1、2側に電気
接続箱4、3の背面側を収容する枠状の係合部40を突
設している。図11(B)では、電気接続箱3、4にブ
ラケット41を突設し、該ブラケット41に凸部42を
設け、パネル2、1に設けた凹部43に挿入して係合す
るようにしている。
【0032】また、図12に示すように、カウルパネル
2の左右両側壁の内面にガイドレール50を設ける一
方、インストルメントパネル1の左右両側側の外面に上
記ガイドレール50内に挿入するローラ51を取り付け
ておき、インストルメントパネル1をカウルパネル2に
取り付ける時、ローラ51をガイドレール50に挿入し
て誘導しておく構成とすると、インストルメントパネル
1あるいはカウルパネル2に予め取り付けているボルト
13は、相手方の電気接続箱とパネルとの貫通穴に自動
的に挿入できて好ましい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
では、被固定体に対して大型ユニットを固定する時、そ
れぞれに予め電気接続箱等の電気部品が仮固定されてい
ると共に、一方の仮固定したパネルと電気接続箱との貫
通穴にボルト等の締付棒を通しているため、該締付棒を
他方の仮固定されている貫通穴に通していくだけでよ
い。よって、被固定体に対する大型ユニットの位置決め
が簡単にできる。また、上記締付棒による締め付けで、
電気部品同士の電気的接続が図れると同時に、被固定体
と大型ユニットとの連結が簡単に行える。
【0034】よって、従来のような、被固定体に大型ユ
ニットを固定した後に、狭い空間で電気部品の接続作業
を行う必要がなくなり、作業工程の大幅な削減を図り、
その結果、コスト低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の適用例を示し、車載
用大型ユニットのインストルメントパネルと被固定体の
カウルパネルを示す斜視図である。
【図2】 第1実施形態の固定前の概略図である。
【図3】 (A)(B)は被固定体と大型ユニットに夫
々予め固定される電気接続箱の概略図である。
【図4】 (A)(B)は第1実施形態の固定工程の概
略図である。
【図5】 第1実施形態の電気接続箱の電気的接続状態
を示す概略断面図である。
【図6】 第2実施形態の固定前の概略図である。
【図7】 第3実施形態の固定前の概略図である。
【図8】 締付棒をパネルに固定した場合の断面図であ
る。
【図9】 第4実施形態の固定前の概略図である。
【図10】 (A)(B)(C)は第4実施形態の締付
棒を被締付部に締付保持させる作業工程を示す概略図で
ある。
【図11】 (A)(B)は仮固定の他の形態を示す概
略図である。
【図12】 インストルメントパネルとカウルパネルと
に誘導手段を設けた場合の概略図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 カウルパネル 3、4 電気接続箱 7、8 コネクタ部 11、12 端子 13 ボルト(締付棒) 15、18、20、24 貫通穴 17、21、22 凸部からなる係合部 16、19、25 凹部からなる係合部 30 ナット(被締付材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼塚 孝浩 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被固定体への大型ユニットの固定と、該
    大型ユニットと被固定体との間に設置される電気接続箱
    あるいはコネクタ等の電気部品の電気的接続が同時にな
    されているものであって、 上記被固定体と一方の上記電気部品、大型ユニットと他
    方の電気部品が夫々係合部で係合されて仮固定されてい
    ると共に、大型ユニット、上記電気部品および被固定体
    に一連に連通される貫通穴が設けられており、上記仮固
    定されている大型ユニットと電気部品の貫通穴に予め通
    されている締付棒が、他方の仮固定されている電気部品
    と被固定体の貫通穴に通されて、被締付部あるいは被締
    付材で締め付けられることにより、上記電気部品が電気
    的に接続されている共に大型ユニットと被固定体とを電
    気部品を介して固定されていることを特徴とする車載用
    大型ユニットの固定構造。
  2. 【請求項2】 被固定体への大型ユニットの固定と、該
    大型ユニットと被固定体との間に設置される電気接続箱
    あるいはコネクタ等の電気部品の電気的接続が同時にな
    されているものであって、 上記被固定体と一方の上記電気部品、大型ユニットと他
    方の電気部品が夫々係合部で係合されて仮固定されてい
    ると共に、上記被固定体あるいは大型ユニットより締付
    棒が予め突設され、かつ、該締付棒を通す貫通穴が上記
    電気部品および大型ユニットあるいは被固定体に一連に
    形成されており、 上記一連の貫通穴を通した締付棒が被締付材で締め付ら
    れて、上記電気部品が電気的に接続されていると共に大
    型ユニットと被固定体とを電気部品を介して固定されて
    いることを特徴とする車載用大型ユニットの固定構造。
  3. 【請求項3】 上記係合部は一方が凸部、他方が凹部か
    らなり、凸部を凹部に嵌合する構成としている請求項1
    または請求項2に記載の車載用大型ユニットの固定構
    造。
  4. 【請求項4】 上記貫通穴は締付棒挿入側の開口に向か
    って拡径している請求項1乃至請求項3のいずれか1項
    に記載の車載用大型ユニットの固定構造。
  5. 【請求項5】 上記大型ユニットはインストルメントパ
    ネル、被固定体はカウルパネルからなる請求項1乃至請
    求項4のいずれか1項に記載の車載用大型ユニットの固
    定構造。
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