JPH0991935A - 扉開閉装置 - Google Patents

扉開閉装置

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JPH0991935A
JPH0991935A JP25312395A JP25312395A JPH0991935A JP H0991935 A JPH0991935 A JP H0991935A JP 25312395 A JP25312395 A JP 25312395A JP 25312395 A JP25312395 A JP 25312395A JP H0991935 A JPH0991935 A JP H0991935A
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JP
Japan
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door
supporting
shaft
sliding groove
stay
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JP25312395A
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English (en)
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JP3152121B2 (ja
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Yasukata Iyama
康確 井山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉支持部の慴動溝と扉固定部の支持軸との間
に一定の摩擦力を生じ、扉回転時の扉重量の相殺による
回転速度の制御及び扉全開時の衝撃緩衝を可能にする。 【構成】 ステー3のガイド溝3b内寸は、パネル1の
閉状態よりA位置まではカバー軸4aの外径よりやや大
きく設定してあり、逆にA位置より全開までの破線で示
した慴動部3eの内寸ははカバー軸4aの外径よりやや
小さく設定してある。またステー3には、スリット3c
を設けることによりガイド溝3bが自在に変形するよう
になっており、さらにステーバネ6をガイド溝3bの内
寸が小さくなる方向に付勢するように組み込まれてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ機器等にお
ける扉開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ機器等の商品において
利用者の信号記録媒体、特にコンパクトディスク等の保
有枚数が飛躍的に増大した結果、より多数枚のディスク
が収納できる再生機器が求められている。このような再
生機器においては多数枚のディスクの収納スペースを確
保するために機器の前面部を最大限に利用する必要があ
り、その結果前面操作パネルを分割し開閉する構造がと
られる場合がある。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
扉開閉装置の一例について説明する。
【0004】図5、図6は従来の扉開閉装置を示すもの
である。図5は、従来の扉開閉装置の全開時の斜視図、
図6はこの装置の開閉途中の側面図である。図5、図6
において1はパネル、2はグリル、3はステー、4はグ
リルカバー、5はリアパネルで、パネル1は、グリル2
の回転軸2aをパネル軸受け1aとリアパネル5で支え
ることにより、グリル2に対して回転可能に取りついて
いる。また、ステー3はリアパネル5の回転軸5aに回
転可能に、また一方のガイド溝3bはグリル2にツメ部
4bで固定されているグリルカバー4の軸4aに対し
て、摺動可能に取りついており、パネル1の回転運動に
合わせてステー3はカバー軸4aに対して摺動運動を行
うと共に、図5に示すようにパネル1全開時にパネル1
にかかる荷重を支える。図6はこの装置の開閉途中の側
面図であるが、ステー3のガイド溝3b内寸は、パネル
1の閉状態よりA位置まではカバー軸4aの外径よりや
や大きく設定してあり、逆にA位置より全開までの破線
で示した摺動部3eの内寸はカバー軸4aの外径よりや
や小さく設定してある。したがって、パネル1は閉状態
よりA位置までは滑らかに回転し、A位置より全開まで
はカバー軸4aが摺動部3eで樹脂製のステー3を押し
広げる作用により、樹脂成形品の弾性変形を越してカバ
ー軸4aと摺動部3eとの間に摩擦力が生じ、パネル1
の自重による回転力を抑える結果、全開時の衝撃を緩衝
させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の扉開閉装置では、支持部の摺動溝と扉固定部
の支持軸との間に必要とする摩擦力は、全て支持部であ
る樹脂成形品の弾性変形により発生しており、このため
第1に樹脂成形品の弾性変形が周囲の温度変化の影響を
非常に受けやすいために安定した摩擦力が得られない問
題があり、また第2に支持部の摺動溝の途中で開閉動作
を停止して、かつ長時間放置された場合は支持部の摺動
溝が扉固定部の支持軸によって押し広げられたままとな
り、支持部の摺動溝がクリープ変形を起こして弾性変形
力が著しく低下する結果、摩擦力の低下を引き起こし、
期待した摩擦力が得られない状態となり、さらに第3に
開閉の繰り返しによって前述同様に支持部の摺動溝がク
リープ変形を起こして弾性変形力の低下が発生する問題
があった。このため、摩擦力の低下による開閉動作の品
位悪化が避けられず、あるいは非常に高い摩擦力に限定
されるためオーディオ機器等の商品に利用することは困
難であった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、支持
部の摺動溝と扉固定部の支持軸との間に安定した摩擦力
を生じ、扉回転時の扉重量の相殺による回転速度の制御
及び扉全開時の衝撃緩衝を可能にすることを特徴とする
扉開閉装置を提供することを目的としてなされたもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の扉開閉装置は、扉固定部に回転支軸を介して
回転可能にした扉と、扉全開時に前記扉を支持するため
の扉の支持軸に回転可能に取りつけられ、かつ扉固定部
の支持軸とこの支持軸の外径よりも狭い内寸の摺動溝を
有する樹脂成形品からなる支持部と、前記支持部におい
て扉回転時に前記支持部の摺動溝が扉固定部の支持軸の
通過により発生する形状変形を受ける弾性体を有し、弾
性体の弾性変形を発生させることにより、前記支持部の
摺動溝と前記扉固定部の支持軸との間に一定の摩擦力を
生じ、扉回転時の扉重量の相殺による回転速度の制御及
び扉全開時の衝撃緩衝を可能にすることを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、扉回転時の扉
重量の相殺による回転速度の制御及び扉全開時の衝撃緩
衝を得るために、支持部の摺動溝と扉固定部の支持軸と
の間に必要とする摩擦力を、支持部の樹脂弾性変形によ
らず、線バネ等の弾性体の弾性変形を発生させることに
より樹脂弾性変形特有の次の課題を解決することが可能
になる。つまり従来の構成では、第1に樹脂成形品の弾
性変形が周囲の温度変化の影響を非常に受けやすいため
に安定した摩擦力が得られない問題があり、また第2に
支持部の摺動溝の途中で開閉動作を停止して、かつ長時
間放置された場合は支持部の摺動溝が扉固定部の支持軸
によって押し広げられたままとなり、支持部の摺動溝が
クリープ変形を起こして弾性変形力が著しく低下する結
果、摩擦力の低下を引き起こし、期待した摩擦力が得ら
れない状態となり、さらに第3に開閉の繰り返しによっ
て前述同様に支持部の摺動溝がクリープ変形を起こして
弾性変形力の低下が発生する問題があったが、本発明の
ように樹脂製の支持部にスリットを設ける等して樹脂弾
性変形を極力無くし、線バネ等の弾性体を組み込むこと
により弾性変形の発生を樹脂弾性変形にほとんど頼らず
に可能になり、樹脂弾性変形特有の温度特性やクリープ
変形により弾性変形力が変化し摩擦力の変化が発生する
と言った課題を、大きなコストアップ無しにかつ極めて
簡単な構成で解決するものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の扉開閉装置の実施例につい
て、図1〜図4を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の扉開閉装置の全開時の斜
視図、図2はこの装置の閉状態の側面図、図3はこの装
置の開閉途中の側面図、図4はこの装置の全開状態の側
面図である。図1において、1はパネル、2はグリル、
3はステー、4はグリルカバー、5はリアパネルで、パ
ネル1は、グリル2の回転軸2aをパネル軸受け1aと
リアパネル5で支えることにより、グリル2に対して回
転可能に取りついている。また、ステー3はリアパネル
5の回転軸5aに回転可能に、一方のガイド溝3bはグ
リル2にツメ部4bで固定されているグリルカバー4の
軸4aに対して、摺動可能に取りついており、パネル1
の回転運動に合わせてステー3はカバー軸4aに対して
摺動運動を行うと共に、図1に示すようにパネル1全開
時にパネル1にかかる荷重を支える。ステー3のグリル
2側の端には、金属製の線バネであるステーバネ6をバ
ネ固定部3dのツメで押さえて、組み込まれている。図
2はこの装置の閉状態の側面図、図3はこの装置の開閉
途中の側面図である。ステー3のガイド溝3b内寸は、
パネル1の閉状態よりA位置まではカバー軸4aの外径
よりやや大きく設定してあり、逆にA位置より全開まで
の破線で示した摺動部3eの内寸はカバー軸4aの外径
よりやや小さく設定してある。またステー3のグリル2
側の端には、スリット3cを設けることによりガイド溝
3bが自在に変形するようになっており、さらにステー
バネ6をガイド溝3bの内寸が小さくなる方向に付勢す
るように構成して、バネ固定部3dのツメで押さえて組
み込まれている。したがって、パネル1は閉状態よりA
位置までは滑らかに回転し、A位置より全開まではカバ
ー軸4aが摺動部3eでステー3の溝を押し広げること
により摺動部3eが広がり、さらにステーバネ6を広げ
る結果、カバー軸4aと摺動部3eとの間に摩擦力が生
じる。この摩擦力の作用により、パネル1の自重を摩擦
力の相殺によってキャンセルすることにより、パネル1
の回転速度の制御、及び全開時の衝撃緩衝をさせること
ができる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明は、扉固定部に回転
支軸を介して回転可能にした扉と、扉全開時に前記扉を
支持するための扉の支持軸に回転可能に取りつけられ、
かつ扉固定部の支持軸とこの支持軸の外径よりも狭い内
寸の摺動溝を有する樹脂成形品からなる支持部と、前記
支持部において扉回転時に前記支持部の摺動溝が扉固定
部の支持軸の通過により発生する形状変形を受ける弾性
体を有し、弾性体の弾性変形を発生させることにより、
前記支持部の摺動溝と前記扉固定部の支持軸との間に一
定の摩擦力を生じ、扉回転時の扉重量の相殺による回転
速度の制御及び扉全開時の衝撃緩衝を可能にすることが
できるため、従来構成での樹脂弾性変形特有の問題であ
る、第1の樹脂成形品の弾性変形が周囲の温度変化の影
響を非常に受けやすいために安定した摩擦力が得られな
い問題、また第2の支持部の摺動溝の途中で開閉動作を
停止して、かつ長時間放置された場合は支持部の摺動溝
が扉固定部の支持軸によって押し広げられたままとな
り、支持部の摺動溝がクリープ変形を起こして弾性変形
力が著しく低下する結果、摩擦力の低下を引き起こし、
期待した摩擦力が得られない問題、さらに第3の開閉の
繰り返しによって前述同様に支持部の摺動溝がクリープ
変形を起こして弾性変形力の低下が発生すると言った各
問題に対して、本発明のように樹脂製の支持部にスリッ
トを設ける等して樹脂弾性変形を極力無くし、線バネ等
の弾性体を組み込むことにより、弾性変形の発生を樹脂
弾性変形にほとんど頼らずに可能になるため、樹脂弾性
変形特有の温度特性やクリープ変形により弾性変形力が
変化し摩擦力の変化が発生すると言った課題を、大きな
コストアップ無しに、かつ極めて簡単な構成で解決する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における扉開閉装置の全開時
の斜視図
【図2】同扉開閉装置の閉状態の側面図
【図3】同扉開閉装置の開閉途中の側面図
【図4】同扉開閉装置の全開状態の側面図
【図5】従来の扉開閉装置の全開時の斜視図
【図6】同扉開閉装置の開閉途中の側面図
【符号の説明】
1 パネル 1a パネル軸受け 2 グリル 2a 回転軸 3 ステー 3a ステー軸受け 3b ガイド溝 3c スリット 3d バネ固定部 3e 摺動部 4 グリルカバー 4a カバー軸 4b ツメ部 5 リアパネル 5a 回転軸 6 ステーバネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉固定部に回転支軸を介して回転可能に
    した扉と、扉全開時に前記扉を支持するための扉の支持
    軸に回転可能に取りつけられ、かつ扉固定部の支持軸と
    この支持軸の外径よりも狭い内寸の摺動溝を有する樹脂
    成形品からなる支持部と、前記支持部において扉回転時
    に前記支持部の摺動溝が扉固定部の支持軸の通過により
    発生する形状変形を受ける弾性体を有し、弾性体の弾性
    変形を発生させることにより、前記支持部の摺動溝と前
    記扉固定部の支持軸との間に一定の摩擦力を生じ、扉回
    転時の扉重量の相殺による回転速度の制御及び扉全開時
    の衝撃緩衝を可能にすることを特徴とする扉開閉装置。
JP25312395A 1995-09-29 1995-09-29 扉開閉装置 Expired - Fee Related JP3152121B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279273A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Fuji Xerox Co Ltd 開閉部の開閉機構及び画像形成装置
JP2007279565A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Casio Electronics Co Ltd 開閉ユニットの開閉機構
JP2008226350A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Pioneer Electronic Corp 電子機器
CN100440367C (zh) * 2005-05-25 2008-12-03 建兴电子科技股份有限公司 托盘门开启的方法及其结构

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