JPH0990754A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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Publication number
JPH0990754A
JPH0990754A JP24593295A JP24593295A JPH0990754A JP H0990754 A JPH0990754 A JP H0990754A JP 24593295 A JP24593295 A JP 24593295A JP 24593295 A JP24593295 A JP 24593295A JP H0990754 A JPH0990754 A JP H0990754A
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JP
Japan
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drive motor
toner
roller
developing roller
developing device
Prior art date
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Application number
JP24593295A
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English (en)
Inventor
Kazunobu Hisama
数修 久間
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置の現像ローラと撹拌部材とを一個の
駆動モータで回転駆動する場合、トナーが凝集している
と駆動開始時の負荷が過大なので、これを解消する。 【解決手段】 駆動モータ29を現像ローラ26に連結
するローラ駆動機構33に、駆動モータ29の逆回転で
空転する第一のワンウェイクラッチ36を設け、駆動モ
ータ29を撹拌部材27に連結する撹拌駆動機構30
に、駆動モータ29の正回転で空転する第二のワンウェ
イクラッチ37を設け、画像形成時には、駆動モータ2
9を準備動作として逆回転させてから正回転させる。ト
ナーの凝集を撹拌部材27による解消するときは、現像
ローラ26を駆動しないので駆動モータ29に過大な負
荷が作用しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、印刷用紙に画像を形成する画像形
成装置として、電子写真法を利用した電子写真装置が普
及している。このような電子写真装置では、感光体の静
電潜像をトナーにより現像して印刷用紙に転写するが、
このトナーは現像装置により感光体に供給される。
【0003】一般的な現像装置は、トナーを収納する本
体容器に開口孔が形成されており、この開口孔に現像ロ
ーラが回転自在に配置されている。この現像ローラが回
転すると本体容器に収納されたトナーが外部に搬送され
るので、この現像ローラを感光体に圧接すればトナーが
供給される。
【0004】また、トナーは放置が長時間となると凝集
するので、これを防止するためにトナーを撹拌する撹拌
部材も本体容器の内部に設けられている。この撹拌部材
は、例えば、回転自在なブレードなどで形成されてお
り、その回転により本体容器に収納されたトナーを撹拌
する。このように撹拌されたトナーは凝集が解消される
ので、長時間の放置後でも現像ローラにより搬送できる
状態となる。
【0005】なお、このような現像装置では、少なくと
も現像ローラと撹拌部材とを回転駆動する必要がある
が、これらを二個の駆動モータで個々に駆動すると部品
数が増加して装置が大型化するので、これはギヤ列など
により一個の駆動モータで駆動することが一般的であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような現像装置
では、回転する撹拌部材によりトナーを撹拌して凝集を
解消している。
【0007】しかし、このように凝集したトナーの内部
で撹拌部材を回転駆動するときは、駆動開始時の負荷ト
ルクが大きい。特に撹拌部材と現像ローラとを一個の駆
動モータにより回転駆動する場合、大型の駆動モータを
使用する必要があり、装置の小型軽量化が阻害されるこ
とになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
トナーを収納する本体容器と、この本体容器に収納され
たトナーを外部に供給する回転自在な現像ローラと、前
記本体容器に収納されたトナーを撹拌する回転自在な撹
拌部材と、一個の駆動モータと、この駆動モータを前記
現像ローラに連結するローラ駆動機構と、前記駆動モー
タを前記撹拌部材に連結する撹拌駆動機構と、前記ロー
ラ駆動機構に設けられて前記駆動モータの逆回転で空転
する第一のワンウェイクラッチと、前記撹拌駆動機構に
設けられて前記駆動モータの正回転で空転する第二のワ
ンウェイクラッチと、前記駆動モータを正逆方向に回転
駆動するモータ制御手段とを有する。従って、モータ制
御手段が駆動モータを逆回転させると、ローラ駆動機構
の第一のワンウェイクラッチが空転して現像ローラは回
転駆動されず、撹拌駆動機構の第二のワンウェイクラッ
チが作動して撹拌部材が回転駆動される。モータ制御手
段が駆動モータを正回転させると、ローラ駆動機構の第
一のワンウェイクラッチが作動して現像ローラが回転駆
動され、撹拌駆動機構の第二のワンウェイクラッチが空
転して撹拌部材は回転駆動されない。一個の駆動モータ
により現像ローラと撹拌部材とを回転駆動するが、これ
が同時に回転駆動されることはないので、凝集したトナ
ーの内部で撹拌部材の回転駆動を開始する場合でも、駆
動モータに過大な負荷は作用しない。
【0009】請求項2記載の発明は、トナーを収納する
本体容器と、この本体容器に収納されたトナーを外部に
供給する回転自在な現像ローラと、前記本体容器に収納
されたトナーを撹拌する回転自在な撹拌部材と、一個の
駆動モータと、この駆動モータを前記現像ローラに連結
するローラ駆動機構と、前記駆動モータを前記撹拌部材
に連結する撹拌駆動機構と、前記ローラ駆動機構に設け
られて前記駆動モータの逆回転で空転するワンウェイク
ラッチと、前記駆動モータを正逆方向に回転駆動するモ
ータ制御手段とを有する。従って、モータ制御手段が駆
動モータを逆回転させると、ローラ駆動機構のワンウェ
イクラッチが空転して現像ローラは回転駆動されず、撹
拌駆動機構により撹拌部材が回転駆動される。モータ制
御手段が駆動モータを正回転させると、ローラ駆動機構
のワンウェイクラッチが作動して現像ローラが回転駆動
されると共に、撹拌駆動機構により撹拌部材も回転駆動
される。現像ローラと撹拌部材とを同時に回転駆動する
ことの他、撹拌部材のみを回転駆動することもできるの
で、駆動開始時に撹拌部材を回転駆動してトナーの凝集
を解消すれば、その後に撹拌部材と現像ローラとを同時
に回転駆動しても、駆動モータに過大な負荷は作用しな
い。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、現像ローラと撹拌部材とアジテー
タとを順番に略水平に配置したので、現像装置の全高を
低くすることができる。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、アジテータをローラ駆動機構に連結した
ことにより、現像ローラがトナーを外部に給送すると
き、アジテータによりトナーが現像ローラに給送され
る。
【0012】請求項5記載の発明では、請求項1,2,
3又は4記載の発明において、モータ制御手段は、電子
写真装置が画像を形成するときに駆動モータを正回転さ
せ、この正回転に先行した準備動作として駆動モータを
逆回転させる。駆動開始時に撹拌部材が回転駆動されて
トナーの凝集が解消され、この後に回転駆動される現像
ローラにより凝集が解消されたトナーが電子写真装置に
供給される。
【0013】請求項6記載の発明では、請求項1,2,
3又は4記載の発明において、モータ制御手段は、電子
写真装置の画像の形成が終了すると経過時間を計測する
時間計測手段と、計測された経過時間と所定の基準時間
とを比較する時間比較手段とを有しており、経過時間が
基準時間を超過している場合は、電子写真装置が画像を
形成するときに、駆動モータを準備動作として逆回転さ
せてから正回転させ、経過時間が基準時間を超過してい
ない場合は、電子写真装置が画像を形成するときに、駆
動モータを準備動作として逆回転させることなく正回転
させる。放置状態が長時間の場合は、駆動開始時に撹拌
部材が回転駆動されてトナーの凝集が解消され、この後
に回転駆動される現像ローラにより凝集が解消されたト
ナーが電子写真装置に供給される。放置状態が短時間の
場合は、トナーの凝集が発生していないので、駆動開始
時から回転駆動される現像ローラによりトナーが電子写
真装置に供給される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図5に基づいて以下に説明する。なお、本実施の形態
では、図1及び図2の右方を装置の前方、図1及び図2
の手前を装置の右方、として説明するが、これは説明を
簡略化するために便宜的に示すものであり、実際の装置
の設置や使用の方向を限定するものではない。
【0015】まず、ここで例示する現像装置1は、図2
に示すように、ファクシミリ2の一部として設けられて
おり、このファクシミリ2は、電子写真装置である画像
形成部3と、画像読取装置である画像読取部4とを有し
ている。
【0016】前記画像形成部2は、一般的なレーザプリ
ンタと同様な構造に形成されており、感光体であるエン
ドレスの感光ベルト5が三個の駆動ローラ6により循環
自在に張架されている。この感光ベルト5の周囲には、
トナークリーナ7、帯電チャージャ8、レーザスキャナ
9、現像装置1、転写チャージャ10、などが順番に配
置されており、この転写チャージャ10と前記感光ベル
ト5との間隙に印刷用紙11の搬送路が位置している。
この印刷用紙11の搬送路は、各種のガイドプレート1
2やフィードローラ13により給紙カセット14から排
紙トレー15まで形成されており、この排紙トレー15
の直前には定着器16が設けられている。前記トナーク
リーナ7の上方にはトナーカートリッジ17が着脱自在
に装着されており、このトナーカートリッジ17は連通
管18により現像装置1に連通されている。
【0017】前記画像読取部4は、一般的なイメージス
キャナと同様な構造に形成されており、読取原稿(図示
せず)の搬送路が各種のガイドプレート19やフィード
ローラ20により形成されている。この読取原稿の搬送
路と対向する位置にはコンタクトガラス21を介して結
像光学系22が設けられており、この結像光学系22の
結像位置にラインセンサ23が配置されている。
【0018】前記現像装置1は、図1に示すように、ト
ナーを収納する本体容器24を有しており、この本体容
器24の前面の開口孔25に現像ローラ26が回転自在
に配置されている。また、前記本体容器24の内部に
は、前記現像ローラ26の後方に、撹拌部材27とアジ
テータ28とが順番に配置されており、このアジテータ
28の上方に前記連通管18が連通している。前記本体
容器24の外部後方には一個の駆動モータ29が配置さ
れており、この駆動モータ29は撹拌駆動機構である第
一のベルト駆動機構30により前記撹拌部材27に連動
自在に連結されている。
【0019】また、前記駆動モータ29は第二のベルト
駆動機構31と第一のギヤ列32により前記現像ローラ
26に連動自在に連結されており、ここにローラ駆動機
構33が形成されている。前記第二のベルト駆動機構3
1には第二のギヤ列34により前記感光ベルト5の駆動
ローラ6が連動自在に連結されており、この駆動ローラ
6には第三のギヤ列35により前記アジテータ28が連
動自在に連結されている。
【0020】前記駆動モータ29を前記撹拌部材27に
連結した前記第一のベルト駆動機構30には、その一部
として第一のワンウェイクラッチ36が設けられてお
り、この第一のワンウェイクラッチ36は、図3(a)
に示すように、前記駆動モータ29が正回転すると空転
して動力を伝達せず、図3(b)に示すように、前記駆
動モータ29が逆回転すると空転せず動力を伝達する。
【0021】また、前記駆動モータ29を前記現像ロー
ラ26と前記感光ベルト5と前記アジテータ28とに連
結した前記第二のベルト駆動機構31にも、その一部と
して第二のワンウェイクラッチ37が設けられており、
この第二のワンウェイクラッチ37は、図3(b)に示
すように、前記駆動モータ29の正回転では伝動し、図
3(a)に示すように、前記駆動モータ29の逆回転で
は空転する。
【0022】この現像装置1の駆動モータ29には、図
4に示すように、ファクシミリ2の機構制御部38が接
続されており、この機構制御部38にはバスライン39
を介してMPU(Microprocessor Unit)40に接続され
ている。このMPU40には、制御プログラムなどを固
定的に記憶したROM(Read Only Memory)41、ワーク
データなどを一時記憶するRAM(Random Access Memor
y)42、前記レーザスキャナ9を駆動制御する記録走査
部43、前記ラインセンサ23を駆動制御する読取走査
部44、ラインデータを一時記憶するラインメモリ4
5、ラインデータの圧縮と復元とを実行する圧縮復元部
46、画像データの通信を実行するモデム47、画像デ
ータの網制御を実行する網制御部48、各種データの操
作入力と表示出力とを受け持つ操作パネル49、などが
接続されている。
【0023】前記MPU40は、前記ROM41が記憶
した制御プログラムなどに対応して各種の処理動作を実
行するので、前記画像読取部4による画像データの読取
走査、前記画像形成部3による画像データの印刷出力、
前記モデム4による画像データの通信動作、などが実行
される。例えば、外部から前記モデム4に画像データが
送信されると、この画像データは前記圧縮復元部46に
より1ラインずつ復元されてラインメモリ45により一
時記憶され、前記読取走査部44により動作制御される
前記画像形成部3により印刷出力される。このように前
記画像形成部3が画像を形成するときには、前記機構制
御部38が現像装置1の駆動モータ29なども駆動制御
し、この駆動モータ29を準備動作として逆回転させて
から正回転させる。
【0024】この駆動モータ29の動作を実現するた
め、現像装置1はモータ制御手段を有しており、このモ
ータ制御手段は、前記MPU40が動作制御する前記画
像形成部3が画像を形成するときに、前記機構制御部3
8により前記駆動モータ29を動作制御し、この駆動モ
ータ29を逆回転させてから正回転させる。このような
動作は、前記MPU40が前記ROM41の制御プログ
ラムに従って前記機構制御部38により前記駆動モータ
29を動作制御することにより実現されるので、ここで
は前記MPU40や前記ROM41や前記機構制御部3
8なども現像装置1の一部として想定している。
【0025】このような構成において、上述したファク
シミリ2は、画像読取部4により読取原稿から読取走査
した画像データをモデム4により外部に送信すること
や、外部からモデム4に送信された画像データを画像形
成部3により印刷用紙11に印刷出力することができ
る。
【0026】このように画像形成部3が画像を形成する
場合、感光ベルト5が回転駆動され、その表面が帯電チ
ャージャ8により帯電される。この帯電した感光ベルト
5の表面をレーザスキャナ9が画像データに対応して露
光することにより静電潜像が形成されるので、この静電
潜像が現像装置1から供給されるトナーにより現像され
る。この時、印刷用紙11も給紙カセット14から順次
搬送され、感光ベルト5の現像されたトナーが転写チャ
ージャ10により印刷用紙11に転写される。この印刷
用紙11に転写されたトナーが定着器16により定着処
理され、このトナーが定着した印刷用紙11が排紙トレ
ー15に排出されることにより、画像形成部3による画
像形成が完了する。
【0027】このように画像形成部3が画像を形成する
場合、現像装置1と感光ベルト5とは駆動モータ29に
より駆動されるが、この駆動モータ29は準備動作とし
て逆回転されてから正回転される。このように準備動作
として駆動モータ29が逆回転されると、ローラ駆動機
構33の第二のワンウェイクラッチ37は空転して動力
を伝達しないので、現像ローラ26とアジテータ28と
感光ベルト5とは回転駆動しない。しかし、撹拌駆動機
構である第一のベルト駆動機構30の第一のワンウェイ
クラッチ36は空転せず動力を伝達するので、撹拌部材
27は回転駆動されてトナーを撹拌する。
【0028】このような準備動作に連続して駆動モータ
29が正回転されると、第一のベルト駆動機構30の第
一のワンウェイクラッチ36は空転するので、撹拌部材
27の回転駆動は停止される。一方、ローラ駆動機構3
3の第二のワンウェイクラッチ37は空転しないので、
現像ローラ26とアジテータ28と感光ベルト5とが回
転駆動され、アジテータ28により撹拌されるトナーが
現像ローラ26により感光ベルト5に供給される。
【0029】上述した現像装置1は、一個の駆動モータ
29により撹拌部材27とアジテータ28と現像ローラ
26と感光ベルト5とを回転駆動するが、現像ローラ2
6などの回転駆動に先行して駆動開始時に撹拌部材27
のみを回転駆動するので、長時間の放置によりトナーが
凝集していても駆動モータ29の負荷が小さい。従っ
て、駆動モータ29が小型でも凝集したトナーを良好に
撹拌することができるので、現像装置1を小型軽量化す
ることができる。
【0030】なお、上述した現像装置1では、駆動開始
時に撹拌部材27により現像ローラ26の周辺のトナー
の凝集を解消し、この凝集が解消されたトナーを現像ロ
ーラ26が外部に給送する時点では、後部のトナーをア
ジテータ28により撹拌して現像ローラ26に給送する
ので、現像装置1の連続的な動作中にトナーが凝集する
こともない。つまり、撹拌部材27はトナーの凝集の解
消を主要な目的としており、アジテータ28はトナーの
搬送を主要な目的としているので、ここでは駆動開始時
の準備動作として撹拌部材27のみを駆動しているが、
例えば、駆動開始時の準備動作として撹拌部材27とア
ジテータ28との両方を駆動することも可能である。
【0031】さらに、上述した現像装置1では、現像ロ
ーラ26と撹拌部材27とアジテータ28とが順番に略
水平に配置されているので、本体容器24は全高が低い
扁平な形状に形成されている。しかも、アジテータ28
はローラ駆動機構33に連結されているので、撹拌部材
27が停止した状態でもトナーは現像ローラ26に良好
に給送される。
【0032】また、上述した現像装置1では、画像形成
部3が画像を形成するときに駆動開始時に撹拌部材27
のみを駆動するので、この駆動が完了するまで画像形成
の開始を遅延させる必要はある。この遅延時間は微小で
あるが、このような動作を連続的な画像形成の各々で毎
回実行すると、微小な遅延時間が累積されて全体の動作
が遅滞する。また、トナーは放置が長時間になると凝集
するので、画像形成を連続的に実行する場合は、トナー
の凝集を懸念する必要はなく、駆動開始時に撹拌部材2
7のみを駆動する動作は無用である。
【0033】これらが問題となる場合には、現像装置1
のモータ制御手段に時間計測手段と時間比較手段とを設
け、放置状態が短時間の場合には撹拌部材27の駆動を
省略することが好ましい。より詳細には、時間計測手段
は、画像形成部3による画像形成が終了すると、MPU
40により基準クロックを積算するなどして経過時間を
計測し、時間比較手段は、ROM41に“5分”などと
設定された所定の基準時間を、MPU40により読み出
して経過時間と比較する。
【0034】そこで、時間比較手段は、図5に示すよう
に、経過時間が基準時間を超過している場合は、画像形
成部3が画像を形成するときに、準備動作として駆動モ
ータ27を逆回転させてから正回転させる。一方、経過
時間が基準時間を超過していない場合は、画像形成部3
が画像を形成するときに、準備動作として駆動モータを
逆回転させることなく正回転させる。
【0035】このため、放置状態が長時間の場合は、前
述のように駆動開始時に撹拌部材27のみが回転駆動さ
れてトナーの凝集が解消されるが、放置状態が短時間の
場合は、トナーの凝集が発生していないものとして撹拌
部材27は回転駆動されず、駆動開始時から現像ローラ
26の回転駆動が開始される。このため、凝集していな
いトナーを撹拌する無用な動作が実行されないので、消
費電力が低減されて装置の摩耗も軽減され、画像の形成
を遅延させる必要がないので、特に画像形成が連続する
場合に動作の遅滞が防止される。
【0036】なお、ここでは現像装置1がファクシミリ
2の一部として設けられているが、このファクシミリ2
は外部から画像データが送信されると画像の形成を実行
する。つまり、一般的にユーザはファクシミリ2による
画像データの印刷出力を意識しないので、これが微小に
遅延されてもユーザに不快感を及ぼすことはない。従っ
て、上述のような動作の遅滞の解消は、現像装置1を複
写機やレーザプリンタに設ける場合に最適である。
【0037】また、上述した現像装置1では、一個の駆
動モータ29により撹拌部材27だけでなく現像ローラ
26なども回転駆動するので、駆動開始時に撹拌部材2
7のみを回転駆動してトナーの凝集を解消すると、現像
ローラ26により感光ベルト5に供給するときには、撹
拌部材27を駆動しないようにして駆動モータ29の負
担を軽減している。
【0038】しかし、本発明は上記方式に限定されるも
のでもなく、駆動開始時に撹拌部材27のみを回転駆動
してトナーの凝集を解消してから、現像ローラ26を回
転駆動してトナーを供給するときにも、撹拌部材27を
回転駆動しても良い。このような現像装置51では、図
6に示すように、ローラ駆動機構33にはワンウェイク
ラッチ37を設ける必要があるが、撹拌駆動機構である
第一のベルト駆動機構52にはワンウェイクラッチを設
ける必要がない。
【0039】このため、前述した現像装置1と比較する
と、部品数を削減して組立性を向上させることができ
る。なお、これらの現像装置1,51を比較した場合、
前述した現像装置1は、部品数は多いが駆動モータ29
の負担は全体に軽減されており、上述した現像装置51
は、部品数は削減されるが動作時の駆動モータ29の負
担は大きい。つまり、これらの方式は相互に一長一短が
あるため、各種の要素を考慮して選択されるものであ
る。
【0040】なお、上述のような現像装置51におい
て、前述のように放置状態が短時間の場合には撹拌部材
27の駆動を省略することも可能である。この場合、現
像ローラ26によりトナーを供給するときにも、このト
ナーが撹拌部材27により常時撹拌されるので、連続的
な動作において撹拌部材27のみの駆動を省略すること
は効果的である。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、本体容器に収納
されたトナーを外部に供給する回転自在な現像ローラ
と、本体容器に収納されたトナーを撹拌する回転自在な
撹拌部材と、駆動モータを現像ローラに連結するローラ
駆動機構と、駆動モータを撹拌部材に連結する撹拌駆動
機構と、ローラ駆動機構に設けられて駆動モータの逆回
転で空転する第一のワンウェイクラッチと、撹拌駆動機
構に設けられて駆動モータの正回転で空転する第二のワ
ンウェイクラッチと、駆動モータを正逆方向に回転駆動
するモータ制御手段とを有することにより、一個の駆動
モータにより現像ローラと撹拌部材とを回転駆動する
が、トナーの凝集を撹拌部材による解消するときは現像
ローラは駆動されないので、駆動モータに過大な負荷が
作用することを防止することができる。
【0042】請求項2記載の発明は、本体容器に収納さ
れたトナーを外部に供給する回転自在な現像ローラと、
本体容器に収納されたトナーを撹拌する回転自在な撹拌
部材と、この駆動モータを現像ローラに連結するローラ
駆動機構と、駆動モータを撹拌部材に連結する撹拌駆動
機構と、ローラ駆動機構に設けられて駆動モータの逆回
転で空転するワンウェイクラッチと、駆動モータを正逆
方向に回転駆動するモータ制御手段とを有することによ
り、一個の駆動モータにより現像ローラと撹拌部材とを
回転駆動するが、トナーの凝集を撹拌部材による解消す
るときは現像ローラは駆動されないので、駆動モータに
過大な負荷が作用することを防止することができる。
【0043】請求項3記載の発明では、現像ローラと撹
拌部材とアジテータとを順番に略水平に配置したので、
現像装置の全高を低くすることができる。
【0044】請求項4記載の発明では、アジテータをロ
ーラ駆動機構に連結したことにより、現像ローラがトナ
ーを外部に給送するとき、アジテータによりトナーを現
像ローラに給送することができる。
【0045】請求項5記載の発明では、モータ制御手段
は、電子写真装置が画像を形成するときに駆動モータを
正回転させ、この正回転に先行した準備動作として駆動
モータを逆回転させることにより、現像ローラによりト
ナーを電子写真装置に供給する場合に、これに先行して
撹拌部材によりトナーの凝集が解消されるので、凝集が
解消されたトナーを電子写真装置に良好に供給すること
ができる。
【0046】請求項6記載の発明では、モータ制御手段
は、電子写真装置の画像の形成が終了すると経過時間を
計測する時間計測手段と、計測された経過時間と所定の
基準時間とを比較する時間比較手段とを有しており、経
過時間が基準時間を超過している場合は、電子写真装置
が画像を形成するときに、駆動モータを準備動作として
逆回転させてから正回転させ、経過時間が基準時間を超
過していない場合は、電子写真装置が画像を形成すると
きに、駆動モータを準備動作として逆回転させることな
く正回転させることにより、放置状態が長時間の場合
は、トナーの凝集を撹拌部材により解消してから現像ロ
ーラを駆動するので、凝集が解消されたトナーを電子写
真装置に良好に供給することができ、放置状態が短時間
の場合は、駆動開始時から現像ローラが回転駆動される
ので、凝集が発生していないトナーが電子写真装置に良
好に供給され、この供給を遅延させる必要がないので連
続的な画像形成が遅滞することがなく、撹拌部材を無用
に駆動しないので消費電力も低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の現像装置の一部を切り欠
いた斜視図である。
【図2】現像装置を一部とするファクシミリの内部構造
を示す縦断側面図である。
【図3】ワンウェイクラッチの内部構造を示す縦断側面
図である。
【図4】ファクシミリの回路構造を示すブロック図であ
る。
【図5】一変形例の現像装置の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】他の変形例の現像装置の一部を切り欠いた斜視
図である。
【符号の説明】
1,51 現像装置 3 電子写真装置 24 本体容器 26 現像ローラ 27 撹拌部材 28 アジテータ 29 駆動モータ 30,52 撹拌駆動機構 33 ローラ駆動機構 36,37 ワンウェイクラッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを収納する本体容器と、この本体
    容器に収納されたトナーを外部に供給する回転自在な現
    像ローラと、前記本体容器に収納されたトナーを撹拌す
    る回転自在な撹拌部材と、一個の駆動モータと、この駆
    動モータを前記現像ローラに連結するローラ駆動機構
    と、前記駆動モータを前記撹拌部材に連結する撹拌駆動
    機構と、前記ローラ駆動機構に設けられて前記駆動モー
    タの逆回転で空転する第一のワンウェイクラッチと、前
    記撹拌駆動機構に設けられて前記駆動モータの正回転で
    空転する第二のワンウェイクラッチと、前記駆動モータ
    を正逆方向に回転駆動するモータ制御手段と、を有する
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 トナーを収納する本体容器と、この本体
    容器に収納されたトナーを外部に供給する回転自在な現
    像ローラと、前記本体容器に収納されたトナーを撹拌す
    る回転自在な撹拌部材と、一個の駆動モータと、この駆
    動モータを前記現像ローラに連結するローラ駆動機構
    と、前記駆動モータを前記撹拌部材に連結する撹拌駆動
    機構と、前記ローラ駆動機構に設けられて前記駆動モー
    タの逆回転で空転するワンウェイクラッチと、前記駆動
    モータを正逆方向に回転駆動するモータ制御手段と、を
    有することを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 現像ローラと撹拌部材とアジテータとを
    順番に略水平に配置したことを特徴とする請求項1又は
    2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 アジテータをローラ駆動機構に連結した
    ことを特徴とする請求項3記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 モータ制御手段は、電子写真装置が画像
    を形成するときに駆動モータを正回転させ、この正回転
    に先行した準備動作として駆動モータを逆回転させるこ
    とを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の現像装
    置。
  6. 【請求項6】 モータ制御手段は、電子写真装置の画像
    の形成が終了すると経過時間を計測する時間計測手段
    と、計測された経過時間と所定の基準時間とを比較する
    時間比較手段とを有しており、 経過時間が基準時間を超過している場合は、電子写真装
    置が画像を形成するときに、駆動モータを準備動作とし
    て逆回転させてから正回転させ、 経過時間が基準時間を超過していない場合は、電子写真
    装置が画像を形成するときに、駆動モータを準備動作と
    して逆回転させることなく正回転させることを特徴とす
    る請求項1,2,3又は4記載の現像装置。
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