JP2000221769A - 画像形成装置、及び、画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、及び、画像形成方法

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JP2000221769A
JP2000221769A JP11025131A JP2513199A JP2000221769A JP 2000221769 A JP2000221769 A JP 2000221769A JP 11025131 A JP11025131 A JP 11025131A JP 2513199 A JP2513199 A JP 2513199A JP 2000221769 A JP2000221769 A JP 2000221769A
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Kazuhiko Yuki
和彦 結城
Toshio Koike
寿男 小池
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潜像の現像剤担持体の現像剤搬送方向と直交
する方向に複数に分割した各領域での画像面積率が所定
の値以下の場合に、潜像担持体長手方向全域にベタを付
着させ、上記方向での画像濃度ムラを防止できるように
する。 【解決手段】 コピー原稿の感光体ドラム1の長手方向
に対しN分割した画像面積率をH1〜Hn%として読み
とり、一番小さい値Hmin%が予め定めた画像面積率α
%以下の場合に、通常のコピー動作後または複数枚コピ
ー動作を行う紙間の時に感光体ドラムの長手方向全域に
黒ベタを付着させる。これによって、現像スリーブ42
上の低帯電トナーを消費させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
トナー及び磁性粒子からなる現像剤を担持して画像形成
装置の潜像担持体と対向する領域へ現像剤を搬送するた
めの現像剤担持体と、該現像剤担持体の内部に配置した
磁界発生手段と、該現像剤担持体に担持した現像剤の量
を規制する現像剤規制部材と、該現像剤規制部材で阻止
された現像剤が滞留するようにカバー部材及び現像剤担
持体の表面で囲まれて形成された現像剤収容部と、該現
像剤収容部に該現像剤搬送方向上流から隣接し、収容さ
れているトナーが該現像剤担持体に担持されている現像
剤や該現像剤収容部の現像剤に接触するトナー補給用開
口を有するトナー収容部とを備え、該トナー収容部内の
トナーを、該現像剤担持体の現像剤搬送に伴う現像剤の
移動によりトナー補給用開口から現像剤中に取り込むよ
うにした現像装置を有する画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置に用いられ
る現像装置としては、容器内で現像剤担持体上に磁性粒
子層を形成するとともに、容器内のトナー補給部におい
てこの磁性粒子層に接触するようにトナーを収容し、内
部に固定配置された磁石を有する現像剤担持体の回転に
伴う磁性粒子層の磁性粒子の移動により、該トナー補給
部で磁性粒子層内にトナーを取り込み、トナーと磁性粒
子の混合された現像剤を、現像剤規制部材で層厚規制し
て現像領域に搬送する現像装置において、該磁石は、上
記トナー補給部に対向する磁極を持たず、現像剤担持体
の回転方向に関して上記トナー補給部の下流側、かつ該
規制部材の上流側に磁極を持ち、上記トナー補給部の下
流側、かつ上記規制部材の上流側で、該磁極の磁界が及
ぶ範囲内の位置に現像剤担持体と対向して設けられ、該
現像剤担持体との間に磁性粒子層の充満した領域(以
下、現像剤収容部という)を形成するカバー部材を有す
る現像装置(例えば特開平9−311537号公報、特
開平9−311541号公報参照)が知られている。こ
の現像装置においては、上記現像剤収容部内に滞留する
現像剤は、トナー濃度が高く現像剤の嵩が大きい状態に
なると、現像剤の充填率が高まって動きにくくなり、規
制部材を通過する現像剤を除いて動きがほとんどなくな
る。逆に、トナーの消費によってトナー濃度が低下して
現像剤の嵩が小さい状態になると、現像剤収容部内の現
像剤の充填率が低くなって現像剤が動きやすくなり、ト
ナーが現像剤内に取り込まれる。そして、現像剤のトナ
ー濃度が上昇して現像剤の嵩が大きくなると、前述同様
に再び現像剤収容部内の現像剤がほとんど動かなくな
り、トナーの取り込みが停止する。また、現像剤収容部
内に取り込まれたトナーは、現像剤収容部の内圧、及び
現像剤収容部内の現像剤の移動によって磁性粒子と供に
帯電される。この種の現像装置によれば、トナー濃度応
じて変化する現像剤の嵩によって自動的に現像剤担持体
に付着しているキャリアにトナーを直接補給できるの
で、トナー濃度センサやトナー補給装置を設けず、現像
剤の移動によりトナーを現像剤中に取り込むことがで
き、現像剤を帯電させるための撹拌部材を設けることな
く現像剤の帯電を行うことができる。また、従来の二成
分現像方式に比較して磁性粒子が少ないために装置のト
ルクを大幅に減少できると共に、装置の小型化を図るこ
とができるというメリットもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来提案さ
れていた画像形成装置においては、上記のようなメリッ
トがある反面、現像剤搬送方向と直交する方向でのトナ
ー濃度が均一な状態に復帰しにくく、これにより形成画
像が、現像領域における現像剤搬送方向と直交する方向
(以下、現像領域の幅方向という)での濃度ムラを生じ
る恐れがあることも分かった。
【0004】本発明者らが、この現像領域幅方向での画
像濃度ムラの発生メカニズムについて検討したところ、
その原因が現像領域に搬送される現像剤の帯電量に関係
があることがわかった。即ち、現像領域の幅方向におい
て、画像形成部分が同じ箇所に連続して存在している
と、その部分のトナー消費量が他の部分より多く、新し
いトナーを多量に現像剤中に取り込む必要が生じるが、
トナーの取り込みが遅れてトナー濃度が低下することが
あり、その部分はトナーの帯電量Q/m(MC/g)が上昇
する。一方、現像領域の幅方向において、非画像部が同
じ箇所に連続して存在していると、トナーの消費は行わ
れないが、トナー補給開口が現像剤溜りと連通し、現像
剤溜りにはトナーが常に接触しているため、現像剤中の
トナーが消費されなくてもトナーが少しずつ現像剤中に
取り込まれてしまい、現像剤中へのトナーの取り込みを
完全になくすことは出来ないというトナー補給の精度的
な制約上、僅かながらトナー補給が行われるため、トナ
ー濃度が上昇し、トナー帯電量Q/m(MC/g)が低下す
る。その結果、トナー帯電量に現像領域幅方向における
不均一な状態が生じ、帯電量の高い部分は相対的に白い
画像(白帯)となり、帯電量の低い部分は濃い画像、特
に細い縦黒スジが生じやすく、全体として濃度ムラとな
ってしまうのである。
【0005】ここで、現像剤担持体上に担持されたトナ
ーの帯電量とトナー補給した直後のトナーの帯電量の差
をなくすために、補給トナーが現像剤担持体上のトナー
の飽和帯電量に達しやすいように帯電量の立ち上がりの
良いトナーを用いたものが従来提案されている。また、
特開平9−311541号公報においては、画像面積の
検出値に応じて非画像域で現像剤担持体を駆動して低帯
電のトナーを立ち上げるという方法によって、現像領域
の幅方向における現像剤担持体上の現像剤の帯電量が不
均一にならないようにしたものも提案されている。しか
しながら、上記立ち上がりの良いトナーを用いる方法に
おいては、この立ち上がりの良いトナーに流動性が良い
ものが多いため、トナー消費がない部分にも補給トナー
が入り込みやすく、僅かではあるが縦黒スジが発生しや
すいという不具合があった。また、画像面積の検出値に
応じて非画像域で現像剤担持体を駆動する方法において
も、同様に僅かであるが縦黒スジが発生することがあっ
た。従って、トナー消費がない部分に発生するトナー補
給過多からくる縦黒スジの対策としては、いずれも不十
分であった。
【0006】ここで、通紙枚数に対するトナーの帯電量
Q/m(MC/g)の変化についてグラフを用いて説明す
る。図13は、現像を連続して行ったときの通紙枚数と
トナーの帯電量Q/m(MC/g)との関係を示したグラフ
である。この図において、画像面積が多い原稿(画像面
積率Aチャート:たとえば50〜80%)を連続して現
像すると、新しくトナー補給された部分は補給トナーの
割合が増えて低帯電トナーの割合が多くなる。次に画像
面積が少ない原稿(画像面積率Bチャート:たとえば2
〜5%チャート)を連続して現像すると、トナーが現像
スリーブ上にいる時間が長くなるため、現像スリーブ上
に長く滞在しているトナーのトナー帯電量Q/m(MC/
g)は高くなる(図13の実線部分h)しかし、この時
トナー補給制御の精度によりトナーの消費が行われてい
ない部分にも僅かながらトナー補給が行われ、実質的に
はトナー濃度が上昇し、かつこの予期せぬ補給トナーの
帯電量が低い状態となっている(図13の波線部分
l)。そのために現像領域幅方向の現像スリーブ上の現
像剤に帯電量の不均一状態が発生し、部分的に画像濃度
の低下や黒スジが発生して画像濃度ムラとなる。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、現像領域の幅方向に
おけるトナー消費量の差により発生する同幅方向での画
像濃度ムラを防止し、高品質の画像を安定して供給する
ことができる画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の画像形成装置は、内部に磁界発生手段を
有し、トナー及び磁性粒子からなる現像剤を担持して画
像形成装置の潜像担持体と対向する領域へ現像剤を搬送
する現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持した現像剤
の量を規制する現像剤規制部材と、該現像剤規制部材で
阻止された現像剤が滞留する現像剤収容部と、該現像剤
収容部と連通するトナー補給口と、該トナー補給口を介
して該現像剤収容部に隣接し、内部にトナーを収容する
トナー収容部とを有し、該現像剤担持体の現像剤搬送に
伴う現像剤の移動によりトナー補給口から該現像剤担持
体に該トナー収容部内のトナーを供給するトナー濃度自
己制御システムを利用した現像装置を有し、潜像担持体
上の潜像を該現像剤担持体上のトナーによって顕像化す
る画像形成装置において、該潜像を該現像剤担持体の現
像剤搬送方向と直交する方向に複数の領域に分割して各
領域ごとの画像面積率を算出する画像面積算出手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項1の画像形成装置においては、潜像
担持体の画像形成可能な現像領域における現像剤搬送方
向と直交する方向即ち該潜像担持体幅方向を複数の領域
に分割し、画像面積算出手段によって各領域ごとの画像
面積率を算出する。そして、画像面積率に領域による偏
りが生じていることが検知された場合は、この潜像担持
体に対向する領域からトナー補給を行う現像剤担持体上
のトナー消費量にも偏りが生じていると予測して、これ
によって発生する恐れのある画像濃度ムラを防止するた
めの対策を講じることができるようになる。
【0010】請求項2の画像形成装置は、請求項1の画
像形成装置において、上記潜像担持体の現像領域外の所
定の位置に現像剤搬送方向と直交する方向全域に相当す
る幅のベタ画像を形成するベタ形成手段と、上記画像面
積算出手段によって算出された各領域ごとの画像面積率
の中で最低の画像面積率と予め定めた画像面積基準率と
を比較し、この比較結果に応じて該ベタ形成手段による
ベタ形成を行うか否かを制御するベタ形成制御手段とを
設けたことを特徴とするものである。ここで、上記画像
面積基準率とは、画像面積率がこの値以下であると、ト
ナー補給制御の精度により僅かながらトナー補給が行わ
れてしまうという境界の画像面積率をいう。
【0011】請求項2の画像形成装置においては、画像
面積算出手段によって算出された各領域ごとの画像面積
率の中で最低の画像面積率(以下、最低画像面積率とい
う)を画像面積基準率と比較し、この最低画像面積率が
画像面積基準率以下の場合に、ベタ形成制御手段により
潜像担持体の現像領域外の所定の位置に現像領域幅方向
全域に相当する幅のベタ画像を形成する。これによっ
て、現像剤担持体表面及び現像剤収容部内のトナーを現
像領域幅方向全域に渡って強制的に消費させ、トナー消
費が少ない領域に対向した位置の現像剤担持体上に過剰
に補給された低帯電トナーを消費させる。一方、トナー
消費が少なくない領域に対向した位置の現像剤担持体上
からもトナーを消費するが、トナー濃度自己制御システ
ムによりトナー消費量に応じた量のトナーが良好に補給
される。
【0012】請求項3の画像形成装置は、請求項2の画
像形成装置において、上記画像面積基準率と比較する画
像面積率を、連続して画像形成を行う被形成画像の複数
枚分の平均値としたことを特徴とするものである。
【0013】請求項3の画像形成装置においては、連続
して画像形成が行われる被形成画像の複数枚分の画像面
積率の各領域ごとの平均値を算出し、この平均値の中の
最低画像面積率を画像面積基準率と比較する。そして、
この最低画像面積率が画像面積基準率以下の場合に、ベ
タ形成制御手段により潜像担持体の現像領域外の所定の
位置に現像領域幅方向全域に相当する幅のベタ画像を形
成する。これにより、1枚の被形成画像では画像面積基
準率以下になりベタ画像を形成する必要が生じるような
領域が、連続した複数枚の被形成画像を総合してみれば
結果的に画像面積基準率より大きくなるような場合に、
ベタ画像を形成しなくて済ますことができる。
【0014】現像剤4の画像形成装置は、請求項1の画
像形成装置において、上記被形成画像の潜像担持体上に
おける向きを現像剤搬送方向と直交する方向で左右逆転
可能に構成し、上記画像面積算出手段によって算出する
領域を現像剤搬送方向と直交する方向で左右2つの領域
に分割し、該被形成画像の画像面積率の多い領域と、こ
れ以前に現像を行った形成画像の画像面積率の多い領域
とを比較し、この比較結果に応じて、被形成画像の潜像
担持体上における向きを左右逆転させるか否かを制御す
る画像形成向き制御手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0015】ここで、潜像担持体上での画像形成向きを
現像剤搬送方向と直交する方向で左右逆転させる方法と
しては、例えば、被形成画像を180度回転してもとの
画像の後端側を先端側にして画像形成する方法などが考
えられる。
【0016】現像剤4の画像形成装置においては、これ
から画像形成を行う被形成画像の現像剤搬送方向と直交
する方向即ち潜像担持体の幅方向における左右2つの領
域での画像面積率の多い領域と、これ以前の形成画像の
画像面積率の多い領域とがそれぞれ左右どちら側の領域
に当たるか比較し、同じ側の領域である場合は、画像形
成向き制御手段によって被形成画像の潜像担持体上での
画像形成向きを該潜像担持体の幅方向で逆転させる。こ
れにより、潜像担持体の幅方向における左右の一方に、
トナー消費量の多い画像が集中しないようにして、対向
する現像剤担持体上のトナー消費量にも幅方向で偏りが
生じないようにする。
【0017】現像剤5の画像形成装置は、現像剤4の画
像形成装置において、顕像化された画像を保持する像保
持体の排出部を2つ以上設けたことを特徴とするもので
ある。
【0018】現像剤5の画像形成装置においては、画像
形成が終了した像保持体の排出部を2つ以上設け、潜像
担持体上での画像形成向きを該潜像担持体の幅方向で逆
転させたものがある場合に、像保持体の排出部を画像形
成向きの違いによって区別できるようにする。これによ
り、画像形成向きが同じである像保持体ごとに分別回収
ができるようにする。
【0019】現像剤6の画像形成方法は、内部に磁界発
生手段を有し、トナー及び磁性粒子からなる現像剤を担
持して画像形成装置の潜像担持体と対向する領域へ現像
剤を搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持し
た現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、該現像剤規
制部材で阻止された現像剤が滞留する現像剤収容部と、
該現像剤収容部と連通するトナー補給口と、該トナー補
給口を介して該現像剤収容部に隣接し、内部にトナーを
収容するトナー収容部とを用い、該現像剤担持体の現像
剤搬送に伴う現像剤の移動によりトナー補給口から該現
像剤担持体に該トナー収容部内のトナーを供給するトナ
ー濃度自己制御システムを利用した現像方法により、潜
像担持体上の潜像を該トナーによって顕像化する画像形
成方法において、画像形成を行う被形成画像の画像面積
率の検知方向を可変に構成し、該検知方向を複数の領域
に分割した各領域ごとの画像面積率がほぼ等くなるよう
な均一面積率方向がある場合には、該均一面積率方向を
潜像担持体の幅方向にとって画像形成を行うようにした
ことを特徴としたものである。
【0020】現像剤6の画像形成方法においては、領域
ごとの画像面積率がほぼ等くなるような均一面積率方向
がある場合に、この均一面積率方向を潜像担持体の幅方
向にとって画像形成を行い、現像剤担持体の現像領域幅
方向におけるトナー消費量に偏りが生じないようにす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した一
実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る複
写機の概略構成図である。この複写機は、原稿読み取り
用のスキャナー部20と、このスキャナー部20から出
力されるデジタル信号を電気的に処理する画像処理部2
1と、該画像処理部から出力されるデジタル信号に基づ
いて画像を転写紙上に形成するプリンタ部22からなっ
ている。
【0022】上記スキャナー部20においては、原稿載
置台上に置かれた原稿の画像は、図示を省略した照射ラ
ンプ、ミラー、レンズを介して画像読取装置(図示省
略)によって読み取られ、そのデータが画像処理部21
に送られる。上記画像処理部21においては、このデー
タに必要な処理が施され、画像信号に変換され、プリン
タ部22へ送られる。
【0023】上記プリンタ部22においては、図中矢印
B方向に回転駆動される潜像担持体としての感光体ドラ
ム1は、帯電器2により表面が一様帯電される。そし
て、感光体ドラム1表面には、画像処理部21からの画
像信号に基づいて、半導体レーザ、ポリゴンミラー、反
射ミラー等からなる露光装置3により、原稿の画像に対
応した潜像が形成される。この感光体ドラム1上の潜像
は、現像装置4との対向部で現像装置4の現像剤担持体
としての現像スリーブ42から供給される現像剤で現像
されて顕像となる。ここで、現像装置4については、後
に詳述する。そして、顕像は、給紙トレイ5からレジス
トローラ6でタイミングをとられてベルト状の搬送装置
7上に載置されて感光体ドラム1との対向部に搬送され
てきた例えば転写紙(図示せず)に、転写装置8により
転写される。顕像が転写された転写紙は搬送装置7によ
り搬送され、定着装置9を通る際に顕像が定着されて排
紙トレイ10に排出される。ここで、顕像転写後の感光
体ドラム1上に残留した未転写トナーは、クリーニング
装置11によって感光体ドラム1上からクリーニングさ
れ、クリーニング装置11に回収される。そして、クリ
ーニング後の感光体ドラム1表面は、除電ランプ(図示
せず)によって残留電荷が除電される。
【0024】図2は、本実施形態の複写機に用いる現像
装置の概略構成を示す部分断面図である。この現像装置
は感光体ドラム1の側方に配設され、感光体ドラム1に
向けて開口部が形成されたケーシング41、該開口部か
ら一部が露出した、トナー50a及び磁性粒子(以下
「キャリア」という。)からなる現像剤50を表面に担
持する現像スリーブ42、現像スリーブ42の内部に固
定配置した磁界発生手段としての固定磁石群からなるマ
グネットローラ43、現像スリーブ42上に担持されて
搬送されている現像剤の量を規制する現像剤規制部材と
してのドクタ44、現像スリーブ42上方で該スリーブ
の表面との間に現像剤の現像剤収容部Aを形成するよう
に設けられたカバー部材としてのドクタ前ヒサシ46、
トナー収容部としてのトナーホッパ47などを備えてい
る。
【0025】上記ドクタ前ヒサシ46は、現像スリーブ
42との間に、感光体ドラム1との対向部の現像位置に
供給されずにドクタ44で進行が阻止された現像剤が滞
留する現像剤収容部Aを形成している。また、トナーホ
ッパ47は、現像剤搬送方向における現像剤収容部Aの
上流側に隣接して現像スリーブ42表面と対向するトナ
ー補給用開口としてのトナー補給口48を有し、該トナ
ー補給口に隣合ったスペースには、ホッパ47内のトナ
ー50aをトナー補給口48に向けて撹拌しながら送り
出すトナーアジテータ49が配設されている。
【0026】上記構成の現像装置において、現像スリー
ブ42上の現像剤は、該スリーブの回転に伴って搬送さ
れ、ドクタ44により規制されて薄層化される。薄層化
された現像剤は、矢印方向に回転している感光体ドラム
1と対向する現像領域に搬送される。そして、現像領域
では、感光体ドラム1上に形成されている静電潜像にト
ナーが供給され、該静電潜像の可視像化が行われる。こ
の可視像化に使用されなかった現像剤は、現像スリーブ
42の回転に伴って搬送され、アジテータ49で送り出
されてトナー補給口48から供給された新しいトナーを
取り込んだ後、現像剤収容部Aに戻る。そして、新しい
トナー50aを含んだ現像剤50はドクタ44による規
制で内圧が増加し、これにより、現像剤50のトナーの
帯電が行われる。この様に現像剤収容部Aのドクタ側に
おける現像剤の内圧により、現像スリーブ42上の現像
剤中のトナーを帯電することができるので、パドルやス
クリュウ等の現像剤を帯電あるいは撹拌するための複雑
な撹拌機構が不要となる。
【0027】一方、上記現像領域に供給されずにドクタ
44で進行が阻止された現像剤の一部は、現像剤収容部
A内で現像剤自身の内圧及び重力によってトナー補給口
48付近まで移動し、トナー補給口48を塞ぐ。このた
め、現像スリーブ42上へのトナーの取り込み量が減少
する。これによって、現像剤50中のトナー濃度が常に
一定濃度以下に保たれる。一方、現像剤50中のトナー
濃度が低下すると、現像剤収容部A内の現像剤50の嵩
が低下し、トナー補給口48を塞がなくなるため、現像
スリーブ42上の現像剤50へ所定量のトナーが取り込
まれる。これによって、現像剤50中のトナー濃度が一
定濃度以上に保たれる。
【0028】上記構成の現像装置によれば、現像剤収容
部A内へのトナーの取り込み状態に応じて現像剤収容部
A内の現像剤の嵩が変動することによってトナー濃度が
自己制御されるので、現像剤50のトナー濃度が常にほ
ぼ一定濃度の範囲となるように保たれる。このため、ト
ナー濃度センサやPセンサ、トナー補給部材などの複雑
なトナー濃度制御機構が不要となる。
【0029】ところで、本実施形態の複写機において
は、現像領域において現像剤搬送方向に直交する方向即
ち、現像領域の幅方向におけるトナー消費量の偏りから
くる、現像スリーブ42幅方向での現像剤50の帯電量
の不均一によって発生する、現像領域の幅方向での画像
濃度ムラを防止するための構成を有している。このた
め、本実施形態の複写機は、複写原稿の画像面積を読み
とるための画像面積算出手段として、上記画像処理部2
1において、原稿からの反射光像を電気的に変換し、画
像面積を読みとることができるように構成している。
【0030】図3、及び図4は、この複写機の制御ブロ
ック図である。図3において、画像処理部21、潜像形
成のための駆動部60、現像のための駆動部61、感光
体ドラム1の駆動部62、などが、メイン制御装置66
に接続されている。また、図4において、潜像形成のた
めの駆動部60として帯電出力制御部60a、露光制御
部60bなどが設けられている。このメイン制御装置6
6は、中央演算処理装置(CPU)67、読み出し専用
メモリ(ROM)68、読み出し及び書き込み可能なメ
モリ(RAM)69などで構成されている。この読み出
し専用メモリ(ROM)68に、後述する現像領域の幅
方向におけるトナー消費量の偏りがある場合の不具合を
防止するための制御のプログラムが書き込まれている。
そして、このメイン制御装置において、上記メモリ68
から読み出した制御用のプログラムに従い、上記画像処
理部21からの入力信号に応じ、また各種駆動部の作動
時期を含む各種認識・判断を行いながら、各部へ動作指
令を出力し、所定の動作を行わせる。
【0031】図5は、この複写機の制御を示すフローチ
ャートである。本実施形態の複写機はデジタル機であ
り,複写原稿の画像面積を読みとるための画像面積算出
手段として,画像処理部21で原稿からの反射光像を電
気的に変換し,画像面積を読みとることができるように
構成している。そして、この読み取り結果に応じて装置
を制御することにより、現像領域の幅方向におけるトナ
ー消費量の差により発生する画像濃度ムラを防止し、高
品質の画像を安定して供給できるようにしている。次
に、そのための具体的な実施例について説明する。
【0032】(実施例1)図5に基づいて、実施例1を
説明する。図5において、コピー原稿をセットしスター
トキーを押して、原稿を読みとる。その時、感光体ドラ
ム1の長手方向に対しN分割した画像面積率をH1〜H
n%として読みとる(ステップ1)。画像面積率H1〜
Hn%の一番小さい値をHmin%とし、このHmin%が予
め定めた画像面積率α%より大きいか否かを判断する
(ステップ2)。Hmin%が予め定めた画像面積率α%
より大きい場合(ステップ2でY)は通常のコピー動作
をする。Hmin%が予め定めた画像面積率α%以下の場
合(ステップ2でN)は通常のコピー動作をした後(J
OB終了後)または複数枚コピー動作を行う際のコピー
とコピーの間の紙間の時に感光体ドラム1の長手方向全
域にベタ(例えば、黒ベタ)を付着させる(ステップ
3)。これによって、現像スリーブ42上の低帯電トナ
ーを消費する。
【0033】ここで、上記αの値は、例えば5%とする
ことができる。ただし、この値はトナーの流動性により
異なる。本実施例においてはコピー時の動作で説明した
が、プリンターでもよい。また、上記のように画像形成
以外でベタを作成させる場合は、実際の画像形成に未使
用なトナーが多くなる。このため、トナーイールドが小
さくなるという不具合を解消するためにもトナーリサイ
クルを行うのが望ましい。
【0034】(実施例2)上記実施例1は、感光体ドラ
ム1長手方向に対しN分割した画像面積率を1枚ごとに
算出し装置動作を制御したものであるが、複数の原稿の
感光体ドラム1長手方向に対しN分割した画像面積率を
連続して算出し、その平均値によって装置動作を制御す
るようにすることもできる。図6は、複数枚の原稿の感
光体ドラム1長手方向に対しN分割した画像面積率の平
均値によって複写機を制御するようにしたフローチャー
トである。
【0035】図6に基づいて、実施例2を説明する。図
6において、原稿をセットしスタートキーを押して、原
稿を読みとる。ここで、コピー枚数に応じてその枚数分
の被形成画像の感光体ドラム1長手方向に対しN分割し
た画像面積率を読み取り、最後に各分割領域ごとの平均
値をL1〜Ln%として読みとる(ステップ1)。画像
面積率L1〜Ln%の一番小さい値をLmin%とし、こ
のLmin%が予め定めた画像面積率β%より大きいか否
かを判断する(ステップ2)。Lmin%が予め定めた画
像面積率β%より大きい場合(ステップ2でY)は通常
のコピー動作をする。Lmin%が予め定めた画像面積率
β%以下の場合(ステップ2でN)は通常のコピー動作
をした後(JOB終了後)または複数枚コピー動作を行
う際のコピーとコピーの間の紙間の時に感光体ドラム1
の長手方向全域にベタを付着させる(ステップ3)。こ
れによって、現像スリーブ42上の低帯電トナーを消費
する。
【0036】ここで、上記βの値は、例えば5%とする
ことができる。ただし、この値はトナーの流動性により
異なる。本実施例においてもコピーの場合のみでなくプ
リンターでもよい。本実施例によれば、コピーを連続し
て複数枚行った結果によってベタを作成するか否かを判
断し、必要な場合は作成するので、一枚ごとに判断して
ベタを作成するのに比して、不必要にベタを作成するこ
とがなく、トナーの消費量を必要最低限に抑えることが
できる。
【0037】尚、上記実施例1及び実施例2において、
ステップ3での感光体ドラム1長手方向に付着させるベ
タのサイズは、幅が感光体軸方向全域に渡る幅で、長さ
(主操作方向での長さ)がA4サイズに対する画像面積
率2〜10%相当のトナー消費量となる長さに形成する
と、その後に良好な画像形成に効果があることが実験的
に確認できた。ベタのサイズをこのようにすることで、
トナー消費量を必要最低限に抑えつつ、現像領域に搬送
される現像剤50の帯電量を現像領域の全域に渡って均
一にすることができ、画像濃度ムラや縦黒スジの発生を
防止して良好な画像を形成することができる。
【0038】(実施例3)上記実施例1、2は、非画像
領域でベタを形成することにより、画像濃度ムラを防止
するものであったが、次に、ベタを形成することなく効
果を得ることができる実施例3について次に説明する。
図7は実施例3にかかるフローチャートである。図7に
おいて、コピー原稿をセットしスタートキーを押して、
原稿を読みとる。その時、現像スリーブ42の長手方向
の現像に使用される現像剤50が担持されている領域
(以下、現像有効領域という)に対し2分割した左右の
画像面積率をそれぞれX%、Y%として読みとる
(ステップ1)。次に、その画像面積率の差が予め定め
た比率(例えば、5%とする)以上あるか否かを判断す
る(ステップ2)。画像面積率の差が予め定めた比率よ
り小さい場合(ステップ2でN)は通常のコピー動作を
行い、終了する。画像面積率の差が予め定めた比率以上
である場合(ステップ2でY)、同じ原稿を2枚以上連
続出力するか否かを読み取る(ステップ3)。同じ原稿
を2枚以上連続出力する場合(ステップ3でY)、複写
枚数の半分まで通常のコピー動作を行ったら、残りは画
像処理によって画像の後端より画像を形成してコピー
し、これによって現像スリーブ42上のトナー消費量の
多い側が前半と後半とで逆転するようにし(ステップ
4)、終了する。図8は、同じ原稿Aを6枚連続して出
力する場合のコピー方向を示した図である。この図に示
すように、リピート枚数が6枚の場合は、3枚を1セッ
トとして画像面積率の多い側が3枚ずつ左右逆になるよ
うにコピーを行う。また、同じ原稿を1枚だけ出力する
場合(ステップ3でN)、XとYのどちらが大きい
かを判断する(ステップ5)。X>Yの場合(ステ
ップ5でY)、次の原稿がXn+1>Yn+1の時(ス
テップ6でY)は、2枚目を左右を逆転させてコピーを
行い(ステップ7)、終了する。図9は、この場合のコ
ピー方向を示した図である。1枚目の原稿Aはそのまま
の方向でコピーし、2枚目の原稿Bに対してのみ左右逆
にコピーを行っている。X>Y(ステップ5でY)
で、次の原稿がXn+1>Yn+1でない時(ステップ
6でN)は、そのまま同じ方向でコピーを行い、終了す
る。また、X>Yでない場合(ステップ5でN)、
次の原稿がXn+1<Yn+ の時(ステップ8でY)
は、2枚目を左右を逆転させてコピーを行い(ステップ
9)、終了する。X>Yでない場合(ステップ5で
N)で、次の原稿がXn+1<Yn+1でない時(ステ
ップ8でN)は、そのまま同じ方向でコピーを行い、終
了する。
【0039】上記実施例3のように、現像スリーブ42
の幅方向における左右の一方に画像面積率が多い画像が
集中しないようにすれば、トナー消費場所を現像スリー
ブ42の幅方向全域にほぼ均一に散らすことができ、急
激な部分的トナー消費を避けることができるので、画像
濃度ムラや縦黒スジの発生を防止して良好な画像を形成
することができる。
【0040】また、上記実施例3においては、同じ原稿
を複数枚コピーする場合に、リピート枚数を予め入力し
ておき、排紙される画像方向が画像の先端からのものと
後端からのものとが、入力枚数の半分になるようにして
いる。この場合、入力された枚数が奇数の場合には、
(入力枚数+1)/2枚と(入力枚数−1)/2枚に分
けて排紙するように設定すればよい。このようにすれ
ば、一枚ごとに方向を逆転させてコピーを行うと1枚ご
とに先頭の向きが変わってしまうという不具合を避ける
ことができ、出力された用紙の向きを揃える整理の手間
も少なくて済む。尚、本実施例においては、入力枚数の
半分でコピー方向を逆転させているが、この他、例え
ば、入力された枚数の4分の1、8分の1のようなある
程度まとまった枚数ごとに方向を逆転させることで、画
像の方向をある程度まとまった枚数づつそろえることと
トナー消費を現像スリーブ42上のトナー消費量を均一
に制御することとが同時に可能となる。
【0041】さらに、この複写機に排紙口を2つ設け、
コピー方向の正逆によって、選択的に排紙されるように
することもできる。図10は、排紙口1に正方向のもの
を排紙し、排紙口2に逆方向のものを排紙するようにし
た図である。このように構成すれば、異なる方向のもの
が混在することなく、それぞれ方向をそろえて別々の排
紙口に排紙させることができる。その後、両者の方向を
そろえて合体させれば、1枚1枚方向を確かめて揃え直
す手間も省くことができる。
【0042】(実施例4)次に、ベタを形成することな
く効果を得る方法について実施例4に説明する。この実
施例においては、被形成画像の画像面積率を算出し、そ
の算出結果によって現像スリーブ42上の現像剤50が
ほぼ均一に消費される現像方向である均一面積率方向が
検知されたときは、その方向が現像スリーブ42の幅方
向になるよう、画像処理してコピーを行うようにしたも
のである。
【0043】図11は、実施例4にかかるフローチャー
トである。図11において、コピー原稿をセットしスタ
ートキーを押して、原稿を読みとる(ステップ1)。そ
の時、原稿を所定の領域に分割し、その領域ごとの画像
面積率を算出する。画像面積率が、現像スリーブ42長
手方向で均一な方向(均一面積率方向)があるか否かを
判断する(ステップ2)。均一面積率方向がない(ステ
ップ2でN)場合、そのまま現像を行い、終了する。一
方、均一面積率方向がある(ステップ2でY)場合は、
その方向が現像スリーブ42の長手方向に平行になるよ
う画像処理し(ステップ4)、現像を行う。
【0044】図12は、現像する方向を均一面積率方向
に画像処理して現像を行う1例である。この図におい
て、原稿Cにおいては、A4サイズの原稿の先端から後
端まで均一な幅の黒帯が形成されている。この原稿Cを
このままの方向で現像すると、現像スリーブ42の長手
方向を左右に分割した一方のみに画像が偏ってしまうこ
とになる。そこで、原稿Aの長手方向を現像スリーブ4
2の長手方向に平行になるよう画像処理によって90度
回転させ、原稿の長手方向が先端となるようにする。こ
れによって、現像が終了したとき、用紙Dは、長手方向
が先端となって排紙される。このようにするためには、
例えば、給紙トレイ5の異なる段にA4の用紙を給紙方
向に対して縦方向と横方向にそれぞれセットし、長手方
向が先端となるよう画像処理された原稿を横方向にセッ
トされた用紙で現像すればよい。これにより、上記原稿
を何枚コピーしても、現像スリーブ42長手方向の全域
に渡って均一にトナー消費を行うことができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置によれば、画像
が形成される前に画像濃度ムラを発生する恐れがあるこ
とを発生前に予測できるので、この対策を講じることに
よって、現像領域の幅方向におけるトナー消費量の差に
より発生する同幅方向での画像濃度ムラを発生前に防止
でき、高品質の画像を安定して供給することができると
いう優れた効果がある。
【0046】請求項2の画像形成装置によれば、トナー
消費が少ない部分の低帯電トナーを消費させてこのよう
な部分へのトナー補給過多によって生じる縦黒スジの発
生を防止できるので、現像領域の幅方向全域に渡ってト
ナー帯電量の不均一からくる現像領域幅方向での画像濃
度ムラを防止でき、高品質の画像を安定して供給するこ
とができるという優れた効果がある。
【0047】また、請求項3の画像形成装置によれば、
不必要にベタ画像を形成することを低減できるので、ベ
タ画像形成のための時間やエネルギーを無駄に消費する
ことを低減したり、ベタ画像の形成のためのトナー消費
量を低減することができるという優れた効果がある。
【0048】現像剤4の画像形成装置によれば、現像剤
担持体の現像領域幅方向におけるトナー消費量に偏りが
生じないようにできるので、現像領域の幅方向における
トナー消費量の差により発生する同幅方向での画像濃度
ムラを防止し、高品質の画像を安定して供給することが
できるという優れた効果がある。
【0049】また、現像剤5の画像形成装置によれば、
もともと同一向きであった被形成画像を2つ以上の、向
きで画像形成した場合に、画像形成向きごとに像保持体
を分別することができ、像保持体の整理がしやすくなる
という優れた効果がある。また、同じ画像を複数枚複写
する場合に、画像形成向きが正逆両方向で行われた場合
にも、同じ向きのもの同士を1まとめにできるので、複
写終了後に各排出部に溜まった像保持体を向きを合わせ
て束ねれば、容易に同一向きにまとめることができると
いう優れた効果もある。
【0050】現像剤6の画像形成方法によれば、現像剤
担持体の現像領域幅方向におけるトナー消費量に偏りが
生じないようにすることができるので、この方法を用い
て画像形成を行うことによって、現像領域の幅方向にお
けるトナー消費量の差により発生する同幅方向での画像
濃度ムラを防止できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る複写機の要部の説明図。
【図2】本実施形態に係る現像装置の概略構成図。
【図3】本実施形態に係る複写機の制御ブロック図。
【図4】同、複写機の制御ブロック図。
【図5】実施例1にかかる複写機の制御を示すフローチ
ャート。
【図6】実施例2にかかる複写機の制御を示すフローチ
ャート。
【図7】実施例3にかかる複写機の制御を示すフローチ
ャート。
【図8】同じ原稿Aを6枚連続して出力する場合のコピ
ー方向を示した説明図。
【図9】1枚目と2枚目とで左右を逆転させてコピーを
行う場合のコピー方向を示した説明図。
【図10】排紙口1と排紙口2における排紙方向の説明
図。
【図11】実施例4にかかる複写機の制御を示すフロー
チャート。
【図12】現像する方向を均一面積率方向に画像処理し
て現像を行う1例を示した図。
【図13】現像を連続して行ったときの通紙枚数とトナ
ーの帯電量Q/m(MC/g)との関係を示したグラフ。
【符号の説明】 1 感光体ドラム 2 帯電器 3 露光装置 4 現像装置 5 給紙トレイ 7 搬送装置 8 転写装置 9 定着装置 10 排紙トレイ 11 クリーニング装置 21 画像処理部 41 ケーシング 42 現像スリーブ 43 マグネットローラ 44 ドクタ 46 ドクタ前ヒサシ 47 トナーホッパ 48 トナー補給口 49 トナーアジテータ 50 現像剤 60 潜像形成のための駆動部 61 現像のための駆動部 62 感光体ドラムの駆動部 66 メイン制御装置 A 現像剤収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DB01 DD07 EA04 EC06 EC11 ED08 EF02 EF12 2H077 AA14 AB04 AB07 AD06 AD13 AD35 DA01 DA63 DB01 EA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に磁界発生手段を有し、トナー及び磁
    性粒子からなる現像剤を担持して画像形成装置の潜像担
    持体と対向する領域へ現像剤を搬送する現像剤担持体
    と、該現像剤担持体に担持した現像剤の量を規制する現
    像剤規制部材と、該現像剤規制部材で阻止された現像剤
    が滞留する現像剤収容部と、該現像剤収容部と連通する
    トナー補給口と、該トナー補給口を介して該現像剤収容
    部に隣接し、内部にトナーを収容するトナー収容部とを
    有し、該現像剤担持体の現像剤搬送に伴う現像剤の移動
    によりトナー補給口から該現像剤担持体に該トナー収容
    部内のトナーを供給するトナー濃度自己制御システムを
    利用した現像装置を有し、潜像担持体上の潜像を該現像
    剤担持体上のトナーによって顕像化する画像形成装置に
    おいて、 該潜像を該現像剤担持体の現像剤搬送方向と直交する方
    向に複数の領域に分割して各領域ごとの画像面積率を算
    出する画像面積算出手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記潜像担持体の現像領域外の所定の位置に現像剤搬送
    方向と直交する方向全域に相当する幅のベタ画像を形成
    するベタ形成手段と、 上記画像面積算出手段によって算出された各領域ごとの
    画像面積率の中で最低の画像面積率と予め定めた画像面
    積基準率とを比較し、この比較結果に応じて該ベタ形成
    手段によるベタ形成を行うか否かを制御するベタ形成制
    御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、 上記画像面積基準率と比較する画像面積率を、連続して
    画像形成を行う被形成画像の複数枚分の平均値としたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1の画像形成装置において、 上記被形成画像の潜像担持体上における向きを現像剤搬
    送方向と直交する方向で左右逆転可能に構成し、上記画
    像面積算出手段によって算出する領域を現像剤搬送方向
    と直交する方向で左右2つの領域に分割し、該被形成画
    像の画像面積率の多い領域と、これ以前に現像を行った
    形成画像の画像面積率の多い領域とを比較し、この比較
    結果に応じて、被形成画像の潜像担持体上における向き
    を左右逆転させるか否かを制御する画像形成向き制御手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】現像剤4の画像形成装置において、 顕像化された画像を保持する像保持体の排出部を2つ以
    上設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】内部に磁界発生手段を有し、トナー及び磁
    性粒子からなる現像剤を担持して画像形成装置の潜像担
    持体と対向する領域へ現像剤を搬送する現像剤担持体
    と、該現像剤担持体に担持した現像剤の量を規制する現
    像剤規制部材と、該現像剤規制部材で阻止された現像剤
    が滞留する現像剤収容部と、該現像剤収容部と連通する
    トナー補給口と、該トナー補給口を介して該現像剤収容
    部に隣接し、内部にトナーを収容するトナー収容部とを
    用い、該現像剤担持体の現像剤搬送に伴う現像剤の移動
    によりトナー補給口から該現像剤担持体に該トナー収容
    部内のトナーを供給するトナー濃度自己制御システムを
    利用した現像方法により、潜像担持体上の潜像を該トナ
    ーによって顕像化する画像形成方法において、 画像形成を行う被形成画像の画像面積率の検知方向を可
    変に構成し、該検知方向を複数の領域に分割した各領域
    ごとの画像面積率がほぼ等くなるような均一面積率方向
    がある場合には、該均一面積率方向を潜像担持体の幅方
    向にとって画像形成を行うようにしたことを特徴とした
    画像形成方法。
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