JP3151345B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3151345B2
JP3151345B2 JP29925193A JP29925193A JP3151345B2 JP 3151345 B2 JP3151345 B2 JP 3151345B2 JP 29925193 A JP29925193 A JP 29925193A JP 29925193 A JP29925193 A JP 29925193A JP 3151345 B2 JP3151345 B2 JP 3151345B2
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圭二 加藤
康雄 今井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、複写
機、レーザ・ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成
機構における現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザプリンタや複写機等の現像
装置において、印字を行なうと現像槽内のトナーが消費
され、現像槽内のトナー濃度を検知するトナーを検知す
るトナー濃度センサの出力電圧が大きくなる。この出力
電圧が現像槽内のトナー濃度が最適であるときの基準値
に戻るまでトナー補給ローラによりトナーが補給され
る。そして、トナー濃度センサの出力電圧が基準値に戻
らないと、次の印字を行なうことができない。
【0003】印字部分が多くトナー消費量が大となる高
印字を行った場合、トナーが補給され、現像槽内の上部
には十分に撹拌されず帯電状態が不十分な(未帯電)ト
ナーが多く存在することがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の現像装置におい
て、印字率の高い高印字を行った後に現像槽内の上部に
撹拌されていない状態で次の高印字を行なうと、撹拌さ
れていないトナーが現像ローラ上に乗り上げ、感光体ド
ラムにトナーが固まった(トナー濃度が高い)状態で現
像される。すると、トナー飛散や印字された用紙上に未
帯電のトナーによる斑点状のムラができる。さらに、高
印字を連続で行なうとき、多くのトナーの補給が必要と
なるがトナー補給の追従ができなく、トナー補給ローラ
によるトナー補給に時間がかかり、印字スピード(枚/
分)が遅くなる。
【0005】また、高印字を行った後、低印字(例え
ば、白ベタ等)を行なうと、未帯電のトナーが感光体ド
ラムの白ベタ部に付着しやすくなり、白ベタ部に地カブ
リが発生する。これは、未帯電のトナーの場合、例え
ば、撹拌されて(−)帯電となったトナーに(+)帯電
トナーが少し存在することになり、この(+)帯電のト
ナーが感光体ドラムの白ベタ部に対応する領域に付着す
ることになる。なお、十分に帯電されたトナーは、すべ
て(−)帯電となっている。
【0006】また、小型現像槽になればなる程、一般的
に撹拌が悪くなるため、初めからトナーを多く補給する
と撹拌不良が発生しやすくなる。撹拌を良くするために
撹拌スピードを速くすれば同じトルクのモータで回転さ
せる場合に比べトルク不足が生じたりする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の現像装置は、上
記のような課題を解決するため、次のような手段を有す
るものである。請求項1記載の発明は、現像時の印字率
を検知する印字率検知手段が設けられ、現像装置の印字
開始から一定時間の間トナー補給を停止しかつ印字率検
知手段により検知した現像時の印字率が、予め設定され
ている設定値より大となる場合、印字終了後に撹拌ロー
ラを所定時間回転させる撹拌延長手段が設けられたもの
である。 また、請求項2記載の発明は、現像時の印字率
を検知する印字率検知手段が設けられ、現像装置の印字
開始から一定時間の間トナー補給を停止しかつ印字率検
知手段により検知した現像時の印字率が、予め設定され
ている設定値より大となる場合、撹拌ローラの回転速度
を速める撹拌促進手段が設けられたものである。 また、
請求項3記載の発明は、現像時の印字率を検知する印字
率検知手段が設けられ、現像装置の印字開始から一定時
間の間トナー補給を停止しかつ印字率検知手段により検
知した現像時の印字率が、予め設定されている設定値よ
り大となる場合、トナー補給部による所定時間内におけ
るトナー補給量を増加させるトナー補給促進手段が設け
られたものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】請求項1乃至請求項3に記載の本発明において
は、トナー補給部からのトナー落下量/分が多い期間に
はトナーの補給による攪拌不良が生じることなく、そし
て、印字率が高くトナー補給が多く行われた場合であっ
ても、印字終了後に現像槽内に補給されたトナーを十分
攪拌することが可能となる。 また、トナー補給部からの
トナー落下量/分が少なくなっても、現像槽内に十分な
トナーの補給が可能となる。
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】(本発明の基本構成) 本発明におけるレーザープリンタの現像装置は、図1の
如く、現像槽1に現像ローラ2および撹拌ローラ3が回
転自在に内装され、現像槽1内のトナー濃度を検知する
トナー濃度検知手段4と、このトナー濃度検知手段4の
出力値の変化に応じて現像槽1内にトナーTNを補給す
る大容量のトナー補給部5と、トナー濃度検知手段4か
らの出力値の変化幅に応じて現像ローラ2、撹拌ローラ
3およびトナー補給部5を駆動制御する下記する制御部
が設けられている。上記現像ローラ2は、現像槽1の開
口1a近傍に感光体ドラム7に対向して配され、メイン
モータ8により駆動される。また、上記撹拌ローラ3
は、現像槽1の底部に配され、撹拌モータ9により駆動
される。
【0017】上記メインモータ8の駆動力は、図2の如
く、モータギア10から撹拌ローラ3のローラ軸3aに
回転自在に支持された第一撹拌ギア11およびアイドル
ギア12を介して現像ローラ2のローラ軸2aに固定さ
れた現像ギア13に伝達される。また、撹拌モータ9の
駆動力は、モータギア14から撹拌ローラ3のローラ軸
3aに固定された第2撹拌ギア15に伝達される。
【0018】上記トナー濃度検知手段4は、現像剤Dの
透磁率を電圧に変換して出力する透磁率センサで、現像
槽1の槽璧に撹拌ローラ3に対向して取り付けられてい
る。この透磁率センサ4は、現像槽1内のトナーの消費
量が増えてトナー濃度が下がると、その出力電圧が上昇
する特性を有している。
【0019】上記トナー補給部5は、図1の如く、現像
槽1に装着されたトナーホッパー20と、このトナーホ
ッパー20に回転自在に内装されたトナー撹拌体21
と、現像槽1に連通するトナーホッパー20のトナー補
給口20aに配されたトナー補給ローラ22と、トナー
撹拌体21およびトナー補給ローラ22を駆動するトナ
ーモータ23とからなる。
【0020】上記制御部は、図3のブロック図に示すよ
うなマイクロコンピュータCPU6で、現像(印字)時
に透磁率センサ4の出力電圧が現像槽1内のトナー濃度
が最適であるときの基準電圧値に戻るまでトナーモータ
23を駆動してトナーを補給するトナー補給機能と、予
め設定されているトナー落下量/分に応じて、印字終了
後に撹拌ローラ定時間回転させる撹拌延長機能を
備えている。
【0021】そして、上記の現像装置は、図4に示すよ
うに、レーザプリンタ本体31に、カートリッジ30と
して着脱自在に装着されている。図中、32は半導体レ
ーザ等の光学ユニット、33は感光体7,帯電装置3
4,クリーニング装置35が一体とされたプロセスユニ
ット、36は給紙カセット、37は給紙ローラ、38は
PSローラ、39は定着ローラ、40は排紙ローラであ
り、これらは制御部6により駆動制御される。なお、レ
ーザプリンタの画像形成プロセスおよび用紙搬送プロセ
スを有した印字サイクルは、周知なものであるので詳細
な説明は省略する。
【0022】上記トナーホッパー20が図1に示すよう
トナーホッパー20内のトナーTNをトナー撹拌体2
1で撹拌して持ち上げトナー補給ローラ22上に運ぶも
の場合、トナーTNが多い時と少ない時でトナーTN
の落下量に差が出やすくなる。何故なら、トナーTN
落下量を均一にするにはトナー補給ローラ22上トナ
を常に一定状態に保たなければならない。そこで、
トナー撹拌体21の回転を或る程度速くすればトナー補
給ローラ22上のトナーを一定に保つことが可能とな
【0023】そうすると、トナーホッパー20内には、
初期にはトナーTNが沢山入っているため、非常にト
ルクアップしてしまうことになる。このトナー落下量と
トルクアップとのバランスを取るにはトナー撹拌体21
の回転を遅くすることでトルクをかせぎ、効率を良くす
れば高トルクモータを使用することなくコストダウン
行うことができるが、初期時のトナー落下量と末期時の
トナー落下量との変化が大きくなる
【0024】(第1参考例) 例えば、図5に示すトナー落下量の特性曲線において、
期間t 0 〜t 1 間では1g/分の落下量である。印字
率を高くすると、このトナー落下量では撹拌能力よりト
ナー落下量の方が多いため撹拌不良が発生する。そのた
め、図6の動作フローのように、印字終了後に一定時間
の(T+T A )秒撹拌ローラ3を回転させ十分に撹拌
を行なう。
【0025】次に期間t1〜t2間では0.8g/分の落
下量である。この時は印字終了後に一定時間の(T+T
B)秒撹拌ローラ3を回転させ十分に撹拌を行なう。次
に期間t2〜t3では0.6g/秒の落下量であり、高印
字をとってもトナー落下量と撹拌能力が同等で撹拌不良
が発生しないため、T秒撹拌ローラ3を回転させ撹拌を
行なう。上記のように、撹拌ローラ3の回転時間を設定
することにより、撹拌不良によるトナーの飛散や地カブ
リ等の印字不良が防止できる。
【0026】(第2参考例) 本発明の第2参考例におけるレーザプリンタの現像装置
は、上記第1参考例と同様に図1に示すような機構であ
る。上記制御部6は、図2のブロック図に示すようなマ
イクロコンピュータで、現像時に透磁率センサ4の出力
電圧が現像槽1内のトナー濃度が最適であるときの基準
電圧値に戻るまでトナーモータ23を駆動してトナーを
補給するトナー補給機能と、予め設定されているトナー
落下量/分に応じて、印字終了後に撹拌モータ9のみ回
転速度を速める撹拌促進機能とを備えるものである。
【0027】上記と同様に、トナーホッパー20が、図
1に示すようにトナーホッパー20内のトナーTNをト
ナー撹拌体21で撹拌して持ち上げトナー補給ローラ2
2上に運ぶものの場合、トナーTNが多い時と少ない時
でトナーTNの落下量に差が出やすくなる。何故なら、
トナーTNの落下量を均一にするにはトナー補給ローラ
22上トナーを常に一定状態に保たなければならな
い。そこで、トナー撹拌体21の回転を或る程度速くす
ればトナー補給ローラ22上のトナーを一定に保つこ
とが可能となる
【0028】そうすると、トナーホッパー20内には、
初期にはトナーTNが沢山入っているため、非常にト
ルクアップしてしまうことになる。このトナー落下量と
トルクアップとのバランスを取るにはトナー撹拌体21
の回転を遅くすることでトルクをかせぎ、効率を良くす
れば高トルクモータを使用することなくコストダウン
行うことができるが、初期時のトナー落下量と末期時の
トナー落下量との変化が大きくなる
【0029】例えば、図5に示すトナー落下量の特性曲
線において、期間t0〜t1間では1g/分の落下量であ
る。印字率を高くすると、このトナー落下量では撹拌能
力よりトナー落下量の方が多いため撹拌不良が発生す
る。次に期間t1〜t2では0.8g/分の落下量であ
る。更に期間t2〜t3では0.6g/秒の落下量であ
り、高印字をとってもトナー落下量と撹拌能力が同等で
撹拌不良は発生しない。
【0030】そこで、図7の動作フローのように、撹拌
ローラ3を、 期間t0〜t1間では、(X+X0)rpm 期間t1〜t2間では、(X+X1)rpm 期間t2〜t3間では、Xrpm 回転させる。
【0031】尚、回転数X(rpm)は、撹拌ローラ3
の通常の回転数であり、回転数X0(rpm),X1(r
pm)とは、X0>X1の関係とする。上記のような撹拌
ローラ3の回転速度を速める撹拌促進手段を設けること
により、撹拌不良によるトナー飛散や地カブリ等の印字
不良を防止できる。
【0032】(第3参考例) 本発明の第3参考例におけるレーザプリンタの現像装置
は、上記実施例と同様に図1に示すような機構である。
上記制御部6は、図3のブロック図に示すようなマイク
ロコンピュータで、現像時に透磁率センサ4の出力電圧
が現像槽1内のトナー濃度が最適であるときの基準電圧
値に戻るまでトナーモータ23を駆動してトナーを補給
するトナー補給機能と、予め設定されているトナー落下
量/分に応じて一定時間内におけるトナー補給量を増加
させるトナー補給促進機能とを備えるものである。
【0033】図5に示すトナー落下量の特性曲線におい
て、図8の動作フローのように、トナーモータ23を、 期間t0〜t1間では、5rpm 期間t1〜t2間では、8rpm 期間t2〜t3間では、10rpm 回転させる。
【0034】上記のようなトナーモータ23の回転数を
変え一定時間内におけるトナー補給量を増加させるトナ
ー補給促進手段を設けることにより、トナー補給時間を
短縮するため印字サイクル内に消費された多量のトナー
を補給することができ印字スピードを遅くすることがな
い。
【0035】(第実施例) 上記現像装置の現像槽1が小型で容量が小さい場合、十
分にトナーが撹拌されないため撹拌不良が発生し易くな
る。今、印字開始時より順に時刻ta,tb,tc,t
dとし、印字時間をta〜tdとすると、時間ta〜t
b中はトナー補給を禁止し、時間tb〜td間でトナー
補給をすることにより、撹拌不良を極力押えることがで
きる。
【0036】例えば、用紙への印字において、時間ta
〜tb間はトナー補給がないため撹拌不良は発生しな
い。また、時間tb〜td間で時刻tb時に現像槽内に
トナーが補給し始めるが、このトナーが現像ローラ2上
に来るまでの時刻tcとすると、時間tb〜tc間はト
ナーが現像ローラ2上に来ないため、撹拌不良は発生し
ない。残りの時間tc〜tdのみ撹拌不良の発生の可能
性がある。尚、時刻tbを遅らすことにより、この遅ら
せた時間を用紙と用紙との間にタイミングをずらすこと
も可能である。
【0037】更に、図の動作フローのように、印字率
を現像(印字)時にトナー濃度検知手段の出力値の変化
幅で判断し、印字率50%以上のとき、トナー濃度セン
サ4の出力最大変化幅0.16V以上となり、印字終了
後に撹拌ローラ3を(T+TA)秒回転させる、印字率
30%以上のとき、トナー濃度センサ4の出力最大変化
幅0.1V以上となり、印字終了後に撹拌ローラ3を
(T+TB)秒回転させる、印字率4%以上のとき、ト
ナー濃度センサ4の出力最大変化幅0.1V以下とな
り、印字終了後に撹拌ローラ3をT秒回転させる、もの
である。
【0038】以上のように、印字終了後に撹拌ローラ3
を一定時間回転させるトナーの撹拌延長手段を設けるこ
とにより、撹拌不良によるトナーの飛散や地カブリ等の
印字不良が防止できる。
【0039】(第実施例) 上記現像装置の現像槽1が上記と同様に小型で容量が小
さい場合、十分にトナーが撹拌されないため撹拌不良が
発生し易くなる。今、印字開始時より順に時刻ta,t
b,tc,tdとし、印字時間をta〜tdとすると、
時間ta〜tb中はトナー補給を禁止し、時間tb〜t
d間でトナー補給をすることにより、撹拌不良を極力押
えることができる。
【0040】例えば、用紙への印字において、時間ta
〜tb間はトナー補給がないため撹拌不良は発生しな
い。また、時間tb〜td間で時刻tb時に現像槽内に
トナーが補給し始めるが、このトナーが現像ローラ2上
に来るまでの時刻tcとすると、時間tb〜tc間はト
ナーが現像ローラ2上に来ないため、撹拌不良は発生し
ない。残りの時間tc〜tdのみ撹拌不良の発生の可能
性がある。尚、時刻tbを遅らせることにより、この遅
らせた時間を用紙と用紙との間にタイミングをずらすこ
とも可能である。
【0041】更に、図10の動作フローのように、印字
率を現像(印字)時にトナー濃度検知手段の出力値の変
化幅で判断し、印字率50%以上のとき、トナー濃度セ
ンサ4の出力最大変化幅0.16V以上となり、撹拌ロ
ーラの回転を(X+X0)rpmとする、印字率30%
以上のとき、トナー濃度センサ4の出力最大変化幅0.
1V以上となり、撹拌ローラ3の回転を(X+X1)r
pmとする、印字率4%以上のとき、トナー濃度センサ
4の出力最大変化幅0.1V以下となり、撹拌ローラ3
の回転をXrpmとする、ものである。
【0042】以上のように、撹拌ローラ3の回転速度を
速める撹拌促進手段を設けることにより、上記と同様に
撹拌不良によるトナー飛散や地カブリ等の印字不良を防
止できる。
【0043】(第実施例) 上記現像装置の現像槽1が上記と同様に小型で容量が小
さい場合、十分にトナーが撹拌されないため撹拌不良が
発生し易くなる。今、印字開始時より順に時刻ta,t
b,tc,tdとし、印字時間をta〜tdとすると、
時間ta〜tb中はトナー補給を禁止し、時間tb〜t
d間でトナー補給をすることにより、撹拌不良を極力押
えることができる。
【0044】例えば、用紙への印字において、時間ta
〜tb間はトナー補給がないため撹拌不良は発生しな
い。また、時間tb〜td間で時刻tb時に現像槽内に
トナーが補給し始めるが、このトナーが現像ローラ2上
に来るまでの時刻tcとすると、時間tb〜tc間はト
ナーが現像ローラ2上に来ないため、撹拌不良は発生し
ない。残りの時間tc〜tdのみ撹拌不良の発生の可能
性がある。尚、時刻tbを遅らすことにより、この遅ら
せた時間を用紙と用紙との間にタイミングをずらすこと
も可能である。
【0045】更に、図11の動作フローのように、印字
率を現像(印字)時にトナー濃度検知手段の出力値の変
化幅で判断し、印字率50%以上のとき、トナー濃度セ
ンサ4の出力最大変化幅0.16V以上となり、トナー
モータ23の回転を10rpmとする、印字率30%以
上のとき、トナー濃度センサ4の出力最大変化幅0.1
V以上となり、トナーモータ23の回転を8rpmとす
る、印字率4%以上のとき、トナー濃度センサ4の出力
変化幅0.1V以下となり、トナーモータ23の回転を
5rpmとする、ものである。
【0046】以上のように、トナー補給部5のトナーモ
ータ23の回転数を変え一定時間内におけるトナー補給
量を増加させるトナー補給促進手段を設けることによ
り、トナー補給時間を短縮するため印字サイクル内に消
費された多量のトナーを補給することができ印字スピー
ドを遅くすることがない。
【0047】(第実施例) 本現像装置は、上記第実施例とほぼ同様で図12の動
作フローのように、印字率を現像時にトナーモータ23
の回転秒で判断し、印字率50%以上のとき、トナーモ
ータ23の回転が3秒以上となり、印字終了後に撹拌ロ
ーラ3を(T+T A )秒回転させる、印字率30%以
上のとき、トナーモータ23の回転が2秒以上となり、
印字終了後に撹拌ローラ3を(T+T B )秒回転させ
る、印字率4%以上のとき、トナーモータ23の回転が
2秒以下となり、印字終了後に撹拌ローラ3をT秒回転
させる、ものである。以上のように、印字終了後に撹拌
ローラ3を一定時間回転させる撹拌延長手段が設けられ
たものである。
【0048】(第実施例) 本現像装置は、上記第実施例とほぼ同様で図13の動
作フローのように、印字率を現像時にトナーモータ23
の回転秒で判断し、印字率50%以上のとき、トナーモ
ータ23の回転が3秒以上となり、撹拌ローラ3の回転
を(X+X 0 )rpmとする、印字率30%以上のと
き、トナーモータ23の回転が2秒以上となり、撹拌ロ
ーラ3の回転を(X+X 1 )rpmとする、印字率4
%以上のとき、トナーモータ23の回転が2秒以下とな
り、撹拌ローラ3の回転をXrpmとする、ものであ
る。以上のように、撹拌ローラ3の回転速度を速める撹
拌促進手段が設けられたものである。
【0049】(第実施例) 本現像装置は、上記第実施例とほぼ同様で図14の動
作フローのように、印字率をトナーモータ23の回転秒
で判断し、印字率50%以上のとき、トナーモータ23
の回転が3秒以上となり、トナーモータ23の回転を1
0rpmとする、印字率30%以上のとき、トナーモー
タ23の回転が2秒以上となり、トナーモータ23の回
転を8rpmとする、印字率4%以上のとき、トナーモ
ータ23の回転が2秒以下となり、トナーモータ23の
回転を5rpmとする、ものである。以上のように、ト
ナー補給部5による一定時間内におけるトナー補給量を
増加させるトナー補給促進手段が設けられたものであ
る。
【0050】(第4参考例) 本現像装置は、上記第1参考例で説明した装置におい
て、印字開始から一定時間トナー補給を停止し、また、
図5の特性曲線で示す各期間のトナー落下量/分に応じ
て、図15の動作フローのように印字終了後に撹拌ロー
ラ3を、 期間t 0 〜t 1 間では、(T+T A )秒 期間t 1 〜t 2 間では、(T+T B )秒 期間t 2 〜t 3 間では、T秒 回転させるものである。
【0051】以上のように、印字終了後に撹拌ローラ3
を一定時間回転させる撹拌延長手段を設けることによ
り、第1参考例より更に撹拌不良が軽減される。
【0052】(第5参考例) 本現像装置は、上記第2参考例で説明した装置におい
て、印字開始から一定時間トナー補給を停止し、また、
図5の特性曲線で示す各期間のトナー落下量/分に応じ
て、図16の動作フローのように印字終了後に撹拌ロー
ラ3を、 期間t 0 〜t 1 間では、(X+X 0 )rpm 期間t 1 〜t 2 間では、(X+X 1 )rpm 期間t 2 〜t 3 間では、Xrpm 回転させるものである。
【0053】以上のように、撹拌ローラ3の回転速度を
速める撹拌促進手段を設けることにより、第2参考例よ
り更に撹拌不良が軽減される。
【0054】(第6参考例) 本現像装置は、上記第3参考例で説明した装置におい
て、印字開始から一定時間トナー補給を停止し、また、
図5の特性曲線で示す各期間のトナー落下量/分に応じ
て、図17の動作フローのようにトナーモータ23を、 期間t 0 〜t 1 間では、5rpm 期間t 1 〜t 2 間では、8rpm 期間t 2 〜t 3 間では、10rpm 回転させる。
【0055】
【発明の効果】請求項乃至請求項に記載の本発明に
おいては、トナー補給部から現像槽内へのトナー落下量
/分が多い期間にはトナーの補給による攪拌不良が生じ
ることなく、そして、印字率が高くトナー補給が多く行
われた場合であっても、印字終了後に現像槽内に補給さ
れたトナーを十分攪拌することができ、攪拌不良による
印字不良を防止することができ、しかも、印字率に応じ
て印字終了後に攪拌ローラを回転させているので、現像
槽内に補給されたトナー量に適した攪拌を行うことがで
き、必要以上の攪拌を防止し消費電力の抑制を図ること
ができる。また、トナー補給部から現像槽内へのトナー
落下量/分が少なくなっても、現像槽内に十分なトナー
の補給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の断面構成図である。
【図2】本装置における現像ローラおよび撹拌ローラの
駆動系を示す概略構成図である。
【図3】本装置における制御部のブロック図である。
【図4】本装置を備えたレーザープリンタの構成図であ
る。
【図5】現像装置における時間t(分)対トナー落下量
(g)の特性曲線図である。
【図6】本装置(第1参考例)における、印字終了後に
撹拌ローラを一定時間回転させる撹拌延長手段での動作
フローチャートである。
【図7】本装置(第2参考例)における、撹拌ローラの
回転速度を速める撹拌促進手段での動作フローチャート
である。
【図8】本装置(第3参考例)における、一定時間内で
トナー補給量を増加させるトナー補給促進手段での動作
フローチャートである。
【図9】本装置(第実施例)における、印字終了後に
撹拌ローラを一定時間回転させる他の撹拌延長手段での
動作フローチャートである。
【図10】本装置(第実施例)における、撹拌ローラ
の回転速度を速める他の撹拌促進手段での動作フローチ
ャートである。
【図11】本装置(第実施例)における、一定時間内
でトナー補給量を増加させる他のトナー補給促進手段で
の動作フローチャートである。
【図12】本装置(第実施例)における、印字終了後
に撹拌ローラを一定時間回転させる他の撹拌延長手段で
の動作フローチャートである。
【図13】本装置(第実施例)における、撹拌ローラ
の回転速度を速める他の撹拌促進手段での動作フローチ
ャートである。
【図14】本装置(第実施例)における、一定時間内
でトナー補給量を増加させる他のトナー補給促進手段で
の動作フローチャートである。
【図15】本装置(第4参考例)における、印字終了後
に撹拌ローラを一定時間回転させる他の撹拌延長手段で
の動作フローチャートである。
【図16】本装置(第5参考例)における、撹拌ローラ
の回転速度を速める他の撹拌促進手段での動作フローチ
ャートである。
【図17】本装置(第6参考例)における、一定時間内
でトナー補給量を増加させる他のトナー補給促進手段で
の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 現像槽 2 現像ローラ 3 撹拌ローラ 4 トナー濃度検知センサー 5 トナー補給部 7 感光体ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 21/00 372 (72)発明者 安藤 幸師 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−59575(JP,A) 特開 昭63−246771(JP,A) 特開 平2−18583(JP,A) 特開 平3−200175(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 G03G 15/00 303 G03G 21/00 370

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像槽に現像ローラ及び撹拌ローラが回
    転自在に内装され、現像槽内のトナー濃度を検知するト
    ナー濃度検知手段と、該トナー濃度検知手段の出力値に
    応じて、現像槽内にトナーを補給するトナー補給部とが
    設けられた現像装置において、現像時の印字率を検知す
    る印字率検知手段が設けられ、現像装置の印字開始から
    一定時間の間トナー補給を停止しかつ印字率検知手段に
    より検知した現像時の印字率が、予め設定されている設
    定値より大となる場合、印字終了後に撹拌ローラを所定
    時間回転させる撹拌延長手段が設けられたことを特徴と
    する現像装置。
  2. 【請求項2】 現像槽に現像ローラ及び撹拌ローラが回
    転自在に内装され、現像槽内のトナー濃度を検知するト
    ナー濃度検知手段と、該トナー濃度検知手段の出力値に
    応じて、現像槽内にトナーを補給するトナー補給部とが
    設けられた現像装置において、現像時の印字率を検知す
    る印字率検知手段が設けられ、現像装置の印字開始から
    一定時間の間トナー補給を停止しかつ印字率検知手段に
    より検知した現像時の印字率が、予め設定されている設
    定値より大となる場合、撹拌ローラの回転速度を速める
    撹拌促進手段が設けられたことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 現像槽に現像ローラ及び撹拌ローラが回
    転自在に内装され、現像槽内のトナー濃度を検知するト
    ナー濃度検知手段と、該トナー濃度検知手段の出力値に
    応じて、現像槽内にトナーを補給するトナー補給部とが
    設けられた現像装置において、現像時の印字率を検知す
    る印字率検知手段が設けられ、現像装置の印字開始から
    一定時間の間トナー補給を停止しかつ印字率検知手段に
    より検知した現像時の印字率が、予め設定されている設
    定値より大となる場合、トナー補給部による所定時間内
    におけるトナー補給量を増加させるトナー補給促進手段
    が設けられたことを特徴とする現像装置。
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