JP3458881B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3458881B2 JP14666696A JP14666696A JP3458881B2 JP 3458881 B2 JP3458881 B2 JP 3458881B2 JP 14666696 A JP14666696 A JP 14666696A JP 14666696 A JP14666696 A JP 14666696A JP 3458881 B2 JP3458881 B2 JP 3458881B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
トナー及び磁性粒子からなる現像剤を担持して画像形成
装置の潜像担持体と対向する領域へ現像剤を搬送するた
めの現像剤担持体と、該現像剤担持体の内部に配置した
磁界発生手段と、該現像剤担持体に担持した現像剤の量
を規制する現像剤規制部材と、該現像剤規制部材で阻止
された現像剤が滞留するようにカバー部材及び現像剤担
持体の表面で囲まれて形成された現像剤滞留部と、該現
像剤滞留部に該現像剤搬送方向上流から隣接し、収容さ
れているトナーが該現像剤担持体に担持されている現像
剤や該現像剤滞留部の現像剤に接触するトナー補給用開
口を有するトナー収容部とを備え、該トナー収容部内の
トナーを、該現像剤担持体の現像剤搬送に伴う現像剤の
移動によりトナー補給用開口から現像剤中に取り込むよ
うにした現像装置を有する画像形成装置に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の画像形成装置に用いられ
る現像装置としては、容器内で現像剤担持体上に磁性粒
子層を形成するとともに、容器内のトナー補給部におい
てこの磁性粒子層に接触するようにトナーを収容し、内
部に固定配置された磁石を有する現像剤担持体の回転に
伴う磁性粒子層の磁性粒子の移動により、該トナー補給
部で磁性粒子層内にトナーを取り込み、トナーと磁性粒
子の混合された現像剤を、現像剤規制部材で層厚規制し
て現像領域に搬送する現像装置において、該磁石は、上
記トナー補給部に対向する磁極を持たず、現像剤担持体
の回転方向に関して上記トナー補給部の下流側、かつ該
規制部材の上流側に磁極を持ち、上記トナー補給部の下
流側、かつ上記規制部材の上流側で、該磁極の磁界が及
ぶ範囲内の位置に現像剤担持体と対向して設けられ、該
現像剤担持体との間に磁性粒子層の充満した領域(以
下、現像剤滞留部という)を形成するカバー部材を有す
る現像装置(例えば特公平5−67233号公報参照)
が知られている。この現像装置においては、上記現像剤
滞留部に滞留する現像剤は、トナー濃度が高く現像剤の
嵩が大きい状態になると、現像剤の充填率が高まって動
きにくくなり、規制部材を通過する現像剤を除き、現像
剤滞留部内の現像剤の動きはほとんどなくなる。逆に、
トナーの消費によってトナー濃度が低下して現像剤の嵩
が小さい状態になると、現像剤滞留部内の現像剤の充填
率が低くなって現像剤が動きやすくなり、トナーが現像
剤内に取り込まれる。そして、現像剤のトナー濃度が上
昇して現像剤の嵩が大きくなると、前述同様に再び現像
剤滞留部内の現像剤がほとんど動かなくなり、トナーの
取り込みが停止する。また、現像剤滞留部内に取り込ま
れたトナーは、現像剤滞留部の内圧、及び現像剤滞留部
内の現像剤の移動によって磁性粒子と供に帯電される。
この種の現像装置によれば、トナー濃度センサやトナー
補給装置を設けず、現像剤の移動によりトナーを現像剤
中に取り込むことができ、また、現像剤を帯電させるた
めの撹拌部材を設けることなく現像剤の帯電を行うこと
ができるので、装置の小型化を図ることができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来提案さ
れていた画像形成装置においては、画像面積の大きい原
稿を連続して現像すると、形成画像上で原稿の白部にト
ナーが付着する等の地肌汚れが生じることがあった。一
方、画像面積の小さい原稿を連続して現像すると、画像
濃度が薄くなってしまうこともあった。 【0004】本発明者らがこの不具合の原因について鋭
意研究を行ったところ、現像領域に搬送される現像剤の
帯電量に関係があることがわかった。図5(a)は、画
像面積が大きい原稿を連続して現像したときの、通紙枚
数と、現像剤の帯電量Q/m(MC/g)との関係を示した
グラフ、図5(b)は、画像面積が小さい原稿を連続し
て現像したときの、通紙枚数と、現像剤の帯電量Q/m
(MC/g)との関係を示したグラフである。図5(a)
に示すように、画像面積が大きい原稿を連続して現像す
ると、通紙枚数が増加するにつれて現像剤の帯電量Q/
m(MC/g)は徐々に低下していく。これは、トナー消
費量が通常より多く、新しいトナーが多量に現像剤中に
取り込まれて、現像剤滞留部内で磁性粒子とトナーが十
分に混合されずにその結果現像剤が帯電不足となってし
まうためと考えられる。そして、帯電不足の現像剤が現
像領域に搬送されることにより、原稿の白部にトナーが
付着して地肌汚れが生じると考えられる。また、図5
(b)に示すように、画像面積が小さい原稿を連続して
現像すると、通紙枚数が増加するにつれて現像剤の帯電
量Q/m(MC/g)は徐々に上昇していく。これは、現像
剤滞留部内のトナー消費量が減少して現像剤滞留部内の
トナーが消費されないまま現像剤中で過剰に混合され続
けるためと考えられる。そして、磁性粒子及びトナーが
帯電されすぎて電荷による相互の結びつきが強くなり、
潜像担持体上の電位の力による画像部へのトナー吸着を
しにくくなり、画像濃度が薄くなると考えられる。これ
らのことから、上記、地肌汚れ、及び画像濃度の低下を
防止するためには、現像領域に搬送される現像剤の帯電
量が現像に適正な値となるように制御することが望まれ
る。 【0005】尚、従来、トナー濃度を検出するトナー濃
度センサを現像装置内に設け、現像剤セット後にトナー
撹拌手段により撹拌した状態においてトナー濃度センサ
により検出される検出値よりも低いトナー濃度を制御基
準値として保持する基準値保持手段を設けたものが提案
されている(例えば、実開昭63ー39249号公報参
照)。 【0006】また、現像剤中への磁性トナーの補給を行
った直後に、現像剤を撹拌する回転撹拌部材の回転数
を、トナー補給直前の回転数よりも一時的に増加させる
ように構成している現像装置も提案されている(例え
ば、実開昭61ー79350号公報参照)。 【0007】また、現像装置が現像に寄与していない時
間であっても、現像スリーブ、トナー供給ローラを回転
駆動させることにより、鮮明な画像が得られるようにし
たものも提案されている(特開昭62ー153974号
公報参照)。 【0008】しかし、これらの提案では、トナー濃度セ
ンサを設けずに現像剤の移動によりトナーを現像剤中に
取り込む現像装置を有する画像形成装置における、画像
面積の大きい原稿を連続して現像する場合に発生する地
肌汚れや、画像面積の小さい原稿を連続して現像する場
合の画像濃度低下については何ら示唆されていない。 【0009】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、トナー濃度センサを設けずに現像
剤の移動によりトナーを現像剤中に取り込む現像装置を
有する画像形成装置において、画像面積の大きい原稿を
連続して現像する際に、形成画像上で地肌汚れが生じる
ことを防止でき、さらに画像面積の小さい原稿を連続し
て現像する際に、形成画像の画像濃度が薄くなることを
防止できる画像形成装置を提供することである。 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項の画像形成装置は、トナー及び磁性粒子か
らなる現像剤を担持して画像形成装置の潜像担持体と対
向する領域へ現像剤を搬送するための現像剤担持体と、
該現像剤担持体の内部に配置した磁界発生手段と、該現
像剤担持体に担持した現像剤の量を規制する現像剤規制
部材と、該現像剤規制部材で阻止された現像剤が滞留す
るようにカバー部材及び現像剤担持体の表面で囲まれて
形成された現像剤滞留部と、該現像剤滞留部に該現像剤
搬送方向上流から隣接し、収容されているトナーが該現
像剤担持体に担持されている現像剤や該現像剤滞留部の
現像剤に接触するトナー補給用開口を有するトナー収容
部とを備え、該トナー収容部内のトナーを、該現像剤担
持体の現像剤搬送に伴う現像剤の移動によりトナー補給
用開口から現像剤中に取り込み、上記現像剤担持体によ
る現像剤の搬送により現像剤滞留部内の現像剤の混合を
行う現像装置を有する画像形成装置において、複写原稿
の画像面積の大きさを検知する画像面積検知手段を設
け、上記画像面積の検出値が基準値よりも大きい時に
現像を行う工程以外で、上記現像剤担持体を駆動させる
ことによって該現像剤滞留部内のトナーの補給と攪拌を
行い、トナーの帯電量を増加させるトナー補給攪拌モー
ドと、上記画像面積の検出値が基準値よりも小さい時
現像を行う工程以外で、現像剤担持体を駆動して
記潜像担持体上の非画像領域に現像剤担持体上のトナー
を付着させて、帯電過剰のトナーを除去するトナー除去
モードとを設け、上記トナー補給攪拌モード、及び上記
トナー除去モードともに上記画像面積の検出値に応じ
て、現像剤担持体の回転数を変化させることを特徴とす
るものである。 【0015】請求項の画像形成装置においては、画像
面積の検出値から帯電不足状態であるおそれがあると判
断されたときに現像を行う工程以外で現像剤担持体の駆
動を行い、これにより現像を行うことなく現像剤滞留部
内の現像剤の帯電量を立ち上がらせ、また、画像面積の
検出値から現像剤滞留部内の現像剤が帯電過剰状態とな
っているおそれがあると判断されたとき、現像を行う工
程以外で潜像担持体上に現像剤担持体上のトナーを付着
させて現像剤滞留部内で過剰に帯電しているトナーを除
去して現像剤滞留部内の現像剤の帯電量を低下させる。
これにより、現像領域に帯電不足、又は、帯電過剰な現
像剤が供給されないようにする。また、トナー補給攪拌
モードにおいて、画像面積の検出値により現像剤の帯電
不足量が大きいおそれがあると判断されるほど、回転数
制御機構で現像剤担持体の回転数を多くする。これによ
り、現像剤滞留部内の現像剤の帯電不足量に応じた帯電
の立ち上げを行う。 そして、トナー除去モードにおい
て、総画像面積の検出値により現像剤の帯電量過剰量が
大きいおそれがあると判断されるほど、トナー付着量制
御機構による潜像担持体へのトナー付着量を多くする。
これにより、現像剤貯留部内の現像剤の過剰帯電量が大
きいおそれがあるほど多くのトナーを除去し、現像剤滞
留部にトナー収容部の新しいトナーを取り込む。 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した一
実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る複
写機の概略構成図である。この複写機は、原稿読み取り
用のスキャナー部20と、このスキャナー部20から出
力されるデジタル信号を電気的に処理する画像処理部2
1と、該画像処理部から出力されるデジタル信号に基づ
いて画像を転写紙上に形成するプリンタ部22からなっ
ている。 【0021】上記スキャナー部20においては、原稿載
置台上に置かれた原稿の画像は、図示を省略した照射ラ
ンプ、ミラー、レンズを介して画像読取装置(図示省
略)によって読み取られ、そのデータが画像処理部21
に送られる。上記画像処理部21においては、このデー
タに必要な処理が施され、画像信号に変換され、プリン
タ部22へ送られる。 【0022】上記プリンタ部22においては、図中矢印
A方向に回転駆動される潜像担持体としての感光体ドラ
ム1は、帯電器2により表面が一様帯電される。そし
て、感光体ドラム1表面には、画像処理部21からの画
像信号に基づいて、半導体レーザ、ポリゴンミラー、反
射ミラー等からなる露光装置3により、原稿の画像に対
応した潜像が形成される。この感光体ドラム1上の潜像
は、現像装置4との対向部で現像装置4の現像剤担持体
としての現像スリーブ41から供給される現像剤で現像
されて顕像となる。ここで、現像装置4については、後
に詳述する。そして、顕像は、給紙トレイ5からレジス
トローラ6でタイミングをとられてベルト状の搬送装置
7上に載置されて感光体ドラム1との対向部に搬送され
てきた例えば転写紙(図示せず)に、転写装置8により
転写される。顕像が転写された転写紙は搬送装置7によ
り搬送され、定着装置9を通る際に顕像が定着されて排
紙トレイ10に排出される。ここで、顕像転写後の感光
体ドラム1上に残留した未転写トナーは、クリーニング
装置11によって感光体ドラム1上からクリーニングさ
れ、クリーニング装置11に回収される。そして、クリ
ーニング後の感光体ドラム1表面は、除電ランプ(図示
せず)によって残留電荷が除電される。 【0023】図2は、本実施形態の複写機に用いる現像
装置の概略構成を示す部分断面図である。この現像装置
は感光体ドラム1の側方に配設され、感光体ドラム1に
向けて開口部が形成されたケーシング41、該開口部か
ら一部が露出した、トナー50a及び磁性粒子(以下
「キャリア」という。)からなる現像剤50を表面に担
持する現像剤担持体としての現像スリーブ42、現像ス
リーブ42の内部に固定配置した磁界発生手段としての
固定磁石群からなるマグネットローラ43、現像スリー
ブ42上に担持されて搬送されている現像剤の量を規制
する現像剤規制部材としてのドクタ44、現像スリーブ
42上方で該スリーブの表面との間に現像剤の現像剤滞
留部45を形成するように設けられたカバー部材として
のドクタ前ヒサシ46、トナー収容部としてのトナーホ
ッパ47などを備えている。 【0024】上記ドクタ前ヒサシ46は、現像スリーブ
42との間に、感光体ドラム1との対向部の現像位置に
供給されずにドクタ44で進行が阻止された現像剤が滞
留する現像剤滞留部45を形成している。また、トナー
ホッパは、現像剤搬送方向における現像剤滞留部45の
上流側に隣接して現像スリーブ42表面と対向するトナ
ー補給用開口としてのトナー補給口48を有し、該トナ
ー補給口に隣合ったスペースには、ホッパ内のトナーを
トナー補給口に向けて撹拌しながら送り出すトナーアジ
テータ49が配設されている。 【0025】上記構成の現像装置において、現像スリー
ブ42上の現像剤は、該スリーブの回転に伴って搬送さ
れ、ドクタ44により規制されて薄層化される。薄層化
された現像剤は、矢印方向に回転している感光体ドラム
1と対向する現像領域に搬送される。そして、現像領域
では、感光体ドラム1上に形成されている静電潜像にト
ナーが供給され、該静電潜像の可視像化が行われる。こ
の可視像化に使用されなかった現像剤は、現像スリーブ
42の回転に伴って搬送され、アジテータ49で送り出
されてトナー補給口から供給された新しいトナーを取り
込んだ後、現像剤滞留部45に戻る。そして、新しいト
ナー50aを含んだ現像剤はドクタ44による規制で内
圧が増加し、これにより、現像剤のトナーの帯電が行わ
れる。この様に現像剤滞留部45のドクタ側における現
像剤の内圧により、現像スリーブ42上の現像剤中のト
ナーを帯電することができるので、パドルやスクリュウ
等の現像剤を帯電あるいは撹拌するための複雑な撹拌機
構が不要となる。 【0026】一方、上記現像領域に供給されずにドクタ
44で進行が阻止された現像剤の一部は、現像剤滞留部
45内で現像剤自身の内圧及び重力によってトナー補給
口48付近まで移動し、現像スリーブ42の回転に伴う
現像剤移動層の移動とともにドクタ側に搬送されて循環
するように回動運動をする。 【0027】上記構成の現像装置によれば、現像剤滞留
部45内へのトナーの取り込み状態に応じて現像剤滞留
部45内の現像剤の嵩が変動することによってトナー濃
度が自己制御されるので、現像剤のトナー濃度が常にほ
ぼ一定濃度の範囲となるように保たれる。このため、ト
ナー濃度センサやPセンサ、トナー補給部材などの複雑
なトナー濃度制御機構が不要となる。 【0028】ところで、本実施形態の複写機において
は、画像面積が大きい原稿を連続して現像したり、画像
面積が小さい原稿を連続して現像したりする場合の不具
合を防止するための制御を行うよう構成を有している。
このため、本実施形態の複写機は、複写原稿の画像面積
を読みとるための画像面積検知手段として、上記スキャ
ナー20によって原稿からの反射光像を電気的に変換
て出力されるデジタル信号を用い、上記画像処理部21
において処理した画像信号に基づいて画像面積を読みと
ることができるように構成している。 【0029】図3は、この複写機の制御ブロック図であ
る。図3において、画像処理部21、潜像形成のための
駆動部60、現像のための駆動部61、感光体ドラムの
駆動部62、などが、メイン制御装置66に接続されて
いる。このメイン制御装置66は、中央演算処理装置
(CPU)67、読み出し専用メモリ(ROM)68、
読み出し及び書き込み可能なメモリ(RAM)69など
で構成されている。この読み出し専用メモリ(ROM)
68に、後述する画像面積が大きい原稿を連続して現像
したり、画像面積が小さい原稿を連続して現像したりす
る場合の不具合を防止するための制御のプログラムが書
き込まれている。そして、このメイン制御装置におい
て、上記メモリ68から読み出した制御用のプログラム
に従い、上記画像処理部21からの入力信号に応じ、ま
た各種駆動部の作動時期を含む各種認識・判断を行いな
がら、各種駆動部へ動作指令を出力し、所定の動作を行
わせる。 【0030】図4は、この複写機の制御を示すフローチ
ャートである。ここで、本実施形態においては、画像面
積検知手段による検出をあらかじめ定めた所定枚数連続
して行い、所定枚数での総画像面積の検出値に基づいて
制御を行うよう構成している。図4において、所定枚数
の総画像面積を読みとる(ステップ1)。次に、総画像
面積の上記所定枚数の原稿の全面積に対して占める割合
(以下、総画像面積率という)が、上記所定枚数の原稿
の全面積に対して占める通常の割合(以下、総画像面積
基準率X%という)と等しいか否かを判定する(ステッ
プ2)。ステップ2でYの時、制御を終了する。ステッ
プ2でNの時、総画像面積率が、総画像面積基準率X%
より大きいか否かを判定する(ステップ3)。ここで、
総画像面積率が総画像面積基準率X%より大きいとき
(ステップ3でY)、トナー補給攪拌モードとして、感
光体ドラム11の非画像域が現像スリーブ42と対向す
るような位置にきたときに現像スリーブ42を回転させ
る(ステップ4)。また、上記ステップ2で総画像面積
率が総画像面積基準率X%より小さいとき(ステップ3
でN)、トナー除去モードとして、感光体ドラム1を非
画像域で帯電させ、現像スリーブを非画像領域で回転さ
せて、いわゆる黒ベタ画像を現像するときの状態にして
感光体ドラム1表面にトナーを付着させる(ステップ
5)。上記ステップ4又は、ステップ5を行った後、そ
れぞれ制御を終了する。 【0031】上記構成によれば、画像面積が大きい原稿
を連続して現像したとき、トナー濃度自己制御機構によ
って、トナーホッパ47から多量のトナーが取り込ま
れ、図5(a)に示すように帯電量Q/m(MC/g)が
不足気味となっている現像剤滞留部45内の現像剤を、
感光体ドラム1の非画像域で現像スリーブ42を回転さ
せることで積極的に帯電させる。これにより、現像剤滞
留部の現像剤の帯電量Q/m(MC/g)を立ちあげること
ができ、帯電不足の現像剤が現像領域に搬送されること
を回避できるので、原稿の白部にトナーが付着して地肌
汚れが生じることを防止できる。 【0032】また、画像面積が小さい原稿を連続して現
像したとき、現像剤滞留部45内のトナーが現像に使用
されずに滞留し続けることによって、図5(b)に示す
ように帯電量Q/m(MC/g)が徐々に上昇している現像
剤滞留部45内の現像剤中のトナーを、強制的に感光体
ドラム1の非画像域に付着させることによって最適の帯
電量Q/m(MC/g)まで下げることができる。この場
合、感光体ドラム1上に付着したトナーは、転写紙に転
写されずにそのままクリーニング装置11との対向部に
送られ、クリーニング装置11の例えば、ブレード等か
らなるトナー除去手段によって感光体ドラム1上から除
去される。これにより、磁性粒子及びトナーが帯電され
すぎて電荷による相互の結びつきが強くなるために感光
体ドラム1上の電位の力によって画像部にトナーを吸着
できにくくなることを回避でき、画像濃度が薄くなるこ
とを防止できる。 【0033】また、画像面積が通常の面積と等しい場合
には、上記2つの制御のどちらも行わず、そのまま連続
して現像を行う。 【0034】尚、本実施形態においては、現像剤滞留部
45の現像剤の帯電状態を複写原稿の画像面積を検知す
ることで判断する際に、あらかじめ定めた所定枚数の原
稿の画像面積を連続して検出し、総画像面積の検出結果
に基づいて各種制御を行っているが、この所定枚数を変
えることで、より良好な画像を得るようにすることがで
きる。 【0035】次に、更に良好な画像を得ることができる
上記実施形態の変形例を説明する。この変形例において
は、上記ステップ3において、総画像面積率の総画像面
積基準率X%に対する差(以下、総画像面積率の対基準
率差という)に対応して、現像スリーブ42の回転数を
変える現像スリーブ回転数制御機構を設けている。上記
ステップ3でYの時、トナー補給攪拌モードにおいて総
画像面積率の対基準率差の大きさに対応して現像スリー
ブ42の回転数を変える。これにより、総画像面積率の
対基準率差が大きく、現像剤の帯電不足量が大きいほ
ど、現像スリーブ42の回転数を多くするので、現像剤
滞留部内45の現像剤の帯電不足状態に応じて帯電量Q
/m(MC/g)を立ちあげることができる。これによ
り、現像剤滞留部45内の現像剤を必要以上に帯電しす
ぎるおそれもなく、現像スリーブ42の回転数を制御す
るという容易な構成で形成画像上の地肌汚れをより良好
に防止できる。また、上記ステップ3でNの時、トナー
除去モードにおいて、総画像面積率の対基準率差の大き
さに対応して現像スリーブ42の回転数を変える。具体
的には、総画像面積率の対基準率差が大きいほど現像ス
リーブ42の回転数を増加させ、この差が小さいほど回
転数を少なくする。これにより、総画像面積率の対基準
率差が大きく、現像剤滞留部45内の現像剤の帯電量Q
/m(MC/g)が大きいほど、感光体ドラム1へのト
ナー付着量を増加させることができるので、現像スリー
ブ回転数制御機構が、トナー付着量制御機構となる。そ
して、トナー除去モードにおいて、現像剤滞留部45内
の現像剤の帯電過剰量に応じてトナーを除去し、トナー
ホッパ47からニュートナーを取り入れることができる
ので、現像剤滞留部45内のトナーを必要以上に除去し
すぎることを防止でき、現像スリーブ42の回転数を制
御するという容易な構成で画像濃度をより安定させるこ
とができる。 【0036】 【発明の効果】請求項1の画像形成装置によれば、現像
剤滞留部内の現像剤が帯電不足状態となっているおそれ
があるとき、現像工程以外で現像剤滞留部内の現像剤の
混合による帯電量の立ち上げを行うことによって現像剤
の帯電不足を防止できるので、画像形成部に搬送された
トナーが原稿の白部に付着することを防止でき、形成画
像上で地肌汚れが生じることを防止できる。さらに、現
像剤滞留部内の現像剤が過剰に帯電しているおそれがあ
ると判断されたとき、過剰に帯電したトナーを除去する
ことにより過剰に帯電した現像剤が現像領域に搬送され
るのを防止できるので、過剰に帯電された現像剤が現像
に使用されるために形成画像の画像濃度が薄くなること
を防止できる。さらに、画像面積の検出値に応じて現像
剤滞留部の現像剤を帯電させたり、帯電量を低下させた
りするので、帯電不足の現像剤が現像領域に搬送されて
原稿の白部に付着し形成画像上で地肌汚れが生じること
を防止でき、帯電過剰の現像剤が現像領域に搬送されて
形成画像の画像濃度が薄くなることを防止できるので、
複写原稿の画像面積の検出値に応じて、地肌汚れ、及
び、画像濃度が薄くなることの両者の不具合を防止でき
る。 さらに、現像剤滞留部内の現像剤の帯電不足量に応
じて、帯電量を立ちあげることができるので、トナー補
給攪拌モード時において現像剤貯留部内の現像剤をより
現像に適した帯電量に立ちあげることができ、形成画像
をより安定させることができる。 さらに、トナー除去モ
ードにおいて、現像剤貯留部の現像剤の帯電過剰量に応
じて過剰に帯電したトナーを除去し、新しいトナーを取
り込めるので、現像剤貯留部内の現像剤をより現像に適
した帯電量に維持することができ、形成画像の画像濃度
をより安定させることができる。 さらに、トナー補給攪
拌モード及びトナー除去モードにおいて、現像剤担持体
の回転数を制御するという容易な構成で現像に適した帯
電量に維持することができ、形成画像の画像濃度をより
安定させることができる。 【0037】 【0038】 【0039】 【0040】
【図面の簡単な説明】 【図1】実施形態に係る複写機の概略構成図。 【図2】本実施形態の複写機に用いる現像装置の概略構
成図。 【図3】本実施形態の複写機の制御ブロック図。 【図4】本実施形態の複写機のフローチャート。 【図5】(a)は、総画像面積が大きいときの通紙枚数
と現像剤の帯電量Q/m(MC/g)との関係を示したグラ
フ。(b)は、総画像面積が小さいときの通紙枚数と現
像剤の帯電量Q/m(MC/g)との関係を示したグラフ。 【符号の説明】 1 感光体ドラム 2 帯電器 3 露光装置 4 現像装置 5 給紙トレイ 6 レジストローラ 7 搬送装置 8 転写装置 9 定着装置 10 排紙トレイ 11 クリーニング装置 20 スキャナー部 21 画像処理部 22 プリンタ部 41 ケーシング 42 現像スリーブ 43 マグネットローラ 44 ドクタ 45 現像剤滞留部 46 ドクタ前ヒサシ 47 トナーホッパ 48 トナー補給口 49 トナーアジテータ 50 現像剤 50a トナー 66 メイン制御装置 67 中央演算処理装置(CPU) 68 読み出し専用メモリ(ROM) 69 読み出し及び書き込み可能なメモリ(RAM)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋葉 康 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平5−67233(JP,A) 特開 昭60−45275(JP,A) 特開 平2−18583(JP,A) 特開 平4−86855(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 501 G03G 15/00 303 G03G 21/00 376

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】トナー及び磁性粒子からなる現像剤を担持
    して画像形成装置の潜像担持体と対向する領域へ現像剤
    を搬送するための現像剤担持体と、該現像剤担持体の内
    部に配置した磁界発生手段と、該現像剤担持体に担持し
    た現像剤の量を規制する現像剤規制部材と、該現像剤規
    制部材で阻止された現像剤が滞留するようにカバー部材
    及び現像剤担持体の表面で囲まれて形成された現像剤滞
    留部と、該現像剤滞留部に該現像剤搬送方向上流から隣
    接し、収容されているトナーが該現像剤担持体に担持さ
    れている現像剤や該現像剤滞留部の現像剤に接触するト
    ナー補給用開口を有するトナー収容部とを備え、該トナ
    ー収容部内のトナーを、該現像剤担持体の現像剤搬送に
    伴う現像剤の移動によりトナー補給用開口から現像剤中
    に取り込み、上記現像剤担持体による現像剤の搬送によ
    り現像剤滞留部内の現像剤の混合を行う現像装置を有す
    る画像形成装置において、 複写原稿の画像面積の大きさを検知する画像面積検知手
    段を設け、上記画像面積の検出値が基準値よりも大きい
    時に現像を行う工程以外で、上記現像剤担持体を駆動
    させることによって該現像剤滞留部内のトナーの補給と
    攪拌を行い、トナーの帯電量を増加させるトナー補給攪
    拌モードと、上記画像面積の検出値が基準値よりも小さ
    い時に現像を行う工程以外で、現像剤担持体を駆動し
    上記潜像担持体上の非画像領域に現像剤担持体上のト
    ナーを付着させて、帯電過剰のトナーを除去するトナー
    除去モードとを設け、上記トナー補給攪拌モード、及び
    上記トナー除去モードともに上記画像面積の検出値に応
    じて、現像剤担持体の回転数を変化させることを特徴と
    する画像形成装置。
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