JPH0989461A - ローラハース炉のローラ折損検知警報装置 - Google Patents

ローラハース炉のローラ折損検知警報装置

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JPH0989461A
JPH0989461A JP27609295A JP27609295A JPH0989461A JP H0989461 A JPH0989461 A JP H0989461A JP 27609295 A JP27609295 A JP 27609295A JP 27609295 A JP27609295 A JP 27609295A JP H0989461 A JPH0989461 A JP H0989461A
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JP
Japan
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roller
ceramic
ceramic roller
conductive bar
breaking
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Application number
JP27609295A
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English (en)
Inventor
Sunao Tanaka
直 田中
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Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】導電性のローラ支持受けを使ったローラハース
炉のセラミックローラの折損をごく簡便に検知警報する
装置を提供する。 【解決手段】導電性ローラ支持受け、例えば黒鉛などで
作られたローラ支持受けに支持されて回転する複数本の
セラミックローラを使用したローラハース炉に於いて、
セラミックローラが従動側支持受けを接触する面に導電
性ペースト、例えば黒鉛、アルミニウムペーストなどを
予め塗布し、ローラ支持受けの上部にローラ上表面との
間に1〜数ミリの空隙を設けてローラ支持受けとの間に
電気絶縁材を狭んで導電性バーまたは導線を設置し、セ
ラミックローラが折損したときに導電性ローラ支持受
け、折損ローラ、導電性バーまたは導線が接触した場合
に直流電気回路を閉じる回路を予め構成して、ローラの
折損を検知警報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、比較的軽量なセ
ラミック部品などの窯業製品を焼成するローラハース炉
のセラミックローラの折損状態を検知、警報する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にセラミックローラを使用したロー
ラハース炉は、金属製のローラが耐熱特性上使用出来な
い高温の領域で連続タイプのトンネル炉として使用され
ている。構造としては、炉の長手方向に直角に炉の両側
面に複数本のローラが通る貫通孔を設けてローラを空中
に浮かしてセットし、炉体の外部でローラ支持受け等で
支持する。更に支持されたセラミックローラの一端に
は、ローラに回転力を付与するローラ駆動機構、例えば
スプロケットとチェンを組み合わせて電動機と連結させ
て、複数本のローラを一定の速度で回転せしめる。回転
するセラミックローラの上には処理品をセットしたセラ
ミック製の台板やサヤを乗せて一定速度でこれらを炉の
中へ送るように造られている。しかし、処理品の重量が
重過ぎたり、処理品とセラミックローラとの温度差が大
きく、熱衝撃を受けやすかったり、経年変化で劣化して
いるとローラが折損する。炉内で1本でもローラが折損
すると、処理品の搬送が滑らかでなくなり、最悪の場合
は折損したローラ部で処理品が炉低へ脱落して、後続す
る処理品の進行を阻害したり、炉内の発熱体や炉内壁な
どに損傷を与えてしまう。このためローラの折損検知方
法として数多くの発明・考案がなされている。しかしな
がら、いずれも一長一短があり、且つ装置の製造コスト
が高価になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば特願平04−1
1791で開示されているものは、投受光器を使って回
転するローラの従動側に投光されるレーザなどの光線を
規則的に一定間隔で遮断するための切欠や遮断板を付け
てパルスを発生せしめ、電気的にパルスの発生異常をと
らえてセラミックローラの折損を間接的に感知してい
る。この方法では、投光器と受光器の間に正常なパルス
を発生させるための遮断板以外に何らかの遮断物質、例
えば昆虫などの飛来物が投光器と受光器の間を横ぎると
誤動作を起こしやすい。また、一連の炉に於て、搬送ロ
ーラが二、三のブロックに分けられ速度が異なるブロッ
クがあると、各ブロックのパルス発生角度が違ってきて
全体を通して上記の方法を使用出来ないため、各ブロッ
ク毎に複数個の投受光器を設置しなければならず、コス
トアップの要因になっている。本発明は、上記の問題を
解決するためのもので、特に特願平05−107148
で開示されている主に黒鉛製セラミックローラ支持具を
使用した装置に最適で、簡単かつ製造費用が廉価で確実
にセラミックローラの折損を検知、警報出来る装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は導電性ローラ支
持受けを使ったローラハース炉に於て、ローラハース炉
を構成する複数本のセラミックローラのいずれか1本あ
るいは複数本のローラが折損した時に、直ちにローラの
折損を検知、警報あるいは炉の停止が出来る装置として
発明されたもので、図1に示すように導電性のローラ支
持受け3と、従動側端部の外表面に導電性ペースト2を
塗布したセラミックローラ1と、ローラ支持受けおよび
ローラの上部に絶縁材5を介して、僅かの空間を設けて
取付けられた導電性バー4、例えば黒鉛または導線を装
備して、ローラ支持受け3とセラミックローラ1と導電
性バー4または導線の間に導通を生じたときに、直流電
流の流れる電気回路、例えば図4に示すような回路で構
成する。これによって稼動中のローラハース炉に於て、
装着された複数本のセラミックローラの内の1本でも折
損すると、折損したセラミックローラの従動端にある導
電性ペースト2がローラ支持受け3と導電性バー4また
は導線と接触して、例えば図4に示す電気回路中のスイ
ッチSSと同等の作用をして電気回路を閉じて回路中に
設けられたランプ、ブザーなどを点灯せしめ、直ちにセ
ラミックローラの折損を検知、警報する。なお、電気回
路には一度検知したらたとえ何らかの原因でローラ、ロ
ーラ支持受け、導電性バーまたは導線との接触が外れて
も検知し続けるように自己保持回路が組み込まれてい
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明においては、ローラハース
炉のローラが全て正常に回転している間は、予め組み込
まれた直流電気回路は、常に開の状態になっており、動
作しない。ローラハース炉内で1本または複数本のセラ
ミックローラが折損すると、ローラは折損点で支持を失
い、ローラ支持受け部を支点にして、下方へ下がる。一
方の従動部側の先端は逆に上方へはね上がり、図3に示
すようにローラ支持受け3と僅かな空隙を設けてセット
されている導電性バー4または導線と接触して丁度折損
したローラがスイッチの役目を果たして、図4に示す直
流電気回路を閉じて、回路上に設けられた電池の+極か
ら−極に向けて電流が流れ、途中に設けられたリレー、
ランプブザーなどの両端に電圧を生じてブザーやランプ
を点灯させることにより、検知と警報を行う。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図に基づいて説明する。図
1〜図4は、この発明のセラミックローラ折損検知誓報
装置の構成を示す図である。図5は日常使用されている
セラミックローラを使ったローラハース炉の一例を示し
たもので、本炉では、ローラの支持受けにベアリングと
して硬質の黒鉛が使用されており、ローラのピッチに合
わせて半円状に加工された支持部の面を摺動して回転し
ている。実施例としては、上記のローラ支持受けの上に
図1の4に示す導電性バーを図1、図2に示すような方
法で取り付け、作為的にセラミックローラ上に高荷重を
負荷したり、炉の温度差を大きくしたり、または耐久性
の小さいセラミックローラを使ってテストした。セラミ
ックローラが折損した場合、まず従動部側のローラの回
転が止まり、従動部側のローラは折損部で、従動部側の
支持受け部を支点として自重で重い方が下方へ軽い方が
上方へ向いて倒れた。このとき前述したとおり、ローラ
支持受けと上部導電性バー(または導線)との間で導通
を生じてローラの折損を検知し、ブザーで警報した。ま
た本炉の場合は、導通を生じると同時に自動的に処理品
の投入を停止し、処理品の損耗を防いでいる。なお、こ
のとき電気回路は折損ローラとローラ支持受けと導電性
バー(導線)との間で、何らかの原因で接触が不確実に
なっても検知と警報を継続出来るように、第1回目の導
通で自己保持回路を組んで継続的に警報させている。ま
た、ローラの従動部側に施されている導電性ペーストと
しては黒鉛またはアルミニウムが最適であり、ローラ支
持受けが黒鉛などの導電体で出来ているため摺動によっ
て、剥離する心配は全くない。
【0007】
【発明の効果】本発明によるローラハース炉のローラ検
知警報装置は、ローラ支持受けに導電性の材料を使用し
たものに限られるが、これまでの方法にみられるような
光学的な方法によるものや、規則的に電気パルスを発生
させて検知させる方式のものと比べると、検知方式が単
純かつ確実であり、ローラのピッチや、途中でローラの
スピードが違っていても一連の装置だけで検知警報が可
能である。従って、廉価な費用で製作出来るため、炉の
製造コストを大幅に低減出来、産業上に寄与する効果は
極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローラの従動側の組立状況を示す正面図。
【図2】図1の側面断面図で、セラミックローラ、ロー
ラ支持受け、絶縁材、導電性バーの位置関係を示したも
の。
【図3】セラミックローラが折損して、従動部側の先端
がローラ支持受け部を支点にして上方へ上がり、導電性
バーと導電性ペーストが接触している状態を示した図。
【図4】ローラの折損を検知した場合に作動する電気回
路を示した図。
【図5】実施炉の横断面を示した図。
【符号の説明】
1.セラミックローラ 2.導電性ペースト 3.ローラ支持受け 4.導電性バー 5.絶縁材 6.固定ビス 7.炉壁 RY.リレー R.ランプ BZ.ブザー 8.炉体 9.ローラ駆動機構 10.発熱体 11.台板 12.サヤ SS.スイッチ BT.電池

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックローラを使ったローラハース
    炉においてローラ支持部に導電性のローラ支持受けと、
    セラミックローラの従動側のローラ支持受けと接触する
    円周外表面部に導電性ペーストを塗布したセラミックロ
    ーラと、ローラ支持受け上部に一定の空間を設けて取付
    けた導電性バーまたは導線と、セラミックローラが折損
    した時に、折損したセラミックローラを介して、ローラ
    支持受けと導電性バーまたは導線の間に電気的に閉回路
    を生じる、電気回路とから構成されていることを特徴と
    するローラハース炉のローラ折損検知警報装置。
JP27609295A 1995-09-20 1995-09-20 ローラハース炉のローラ折損検知警報装置 Pending JPH0989461A (ja)

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