JPH0528476Y2 - - Google Patents

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JPH0528476Y2
JPH0528476Y2 JP2549690U JP2549690U JPH0528476Y2 JP H0528476 Y2 JPH0528476 Y2 JP H0528476Y2 JP 2549690 U JP2549690 U JP 2549690U JP 2549690 U JP2549690 U JP 2549690U JP H0528476 Y2 JPH0528476 Y2 JP H0528476Y2
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driven shaft
rotation
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ローラハースキルンに使用されるロ
ーラの折損を検知する装置に関する。
(従来の技術) 工業用窯として用いられるローラハースキルン
は、被焼成体の搬送方向に沿つて並設される多数
のセラミツクスローラを有し、これらのセラミツ
クスローラの回転によつて被焼成体を搬送しつつ
焼成する。
このような従来のローラハースキルンのローラ
の折損を検知するものとしては、特開昭52−
56112号公報に開示されるものがある。このロー
ラ折損検知装置は、ローラに軸方向に引張力を与
え、ローラの折損時にローラが引張力の作用方向
に移動し、このローラ移動時にローラが導線に接
触することにより警報機を作動させるものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来のローラハースキルンにお
いて、例えば実公平1−34076号公報に示される
ように、ローラ折損時にローラ従動側端部がロー
ラ軸方向に移動しないものではローラの折損をロ
ーラ従動側端部の炉体外部から目視によりチエツ
クしなければならず、キルン全長が数十メートル
に渡る長いものでは、炉長方向に多数本並べられ
るローラを1本1本異常がないかを目視チエツク
検知するための保守点検作業が煩雑になつてい
た。
本考案は、このような問題点を解決するために
なされたもので、ローラ折損時にローラの従動側
端部の回転が停止されることに着目し、ローラの
回転状態から停止状態への状態変化を近接スイツ
チにより検知することで、ローラ折損を自動的に
検知可能にするようにしたローラハースキルンの
ローラ折れ検知装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) そのために、本考案のローラハースキルンのロ
ーラ折れ検知装置は、被焼成体の搬送方向に沿つ
て多数のセラミツクス製のローラが並設され、こ
れらのローラの回転により該被焼成体を搬送しつ
つ焼成するローラハースキルンにおいて、ローラ
の駆動軸との連結部と反対側のローラの端部に検
出部を設け、この検出部を検知する近接スイツチ
を備えたことを特徴とする。
前記第1の考案において前記検出部は前記ロー
ラ端部に連結される連結部材に設けることも可能
である。
(作用) ローラハースキルンの稼動時、ローラの回転に
伴い検出部が回転し、検出部の回転状態を近接ス
イツチが検知する。
ローラが折損すると、それまで回転したローラ
の回転が停止され、近接スイツチは、ローラの回
転に異常があることを検知する。すなわち、ロー
ラの折損により折損側のローラの回転は停止され
るので、近接スイツチは一定の距離だけローラが
離れた定常状態を検知し、このことがローラの折
損を検出するのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
第1図〜第3図は、本考案の第1の実施例を示
している。
このローラハースキルンは、ローラを圧縮コイ
ルスプリングにより軸方向に圧縮して支持する構
造を有する。
第3図に示すように、トンネル状のキルンを横
切るように炉壁1にセラミツクス製のローラ2が
圧縮コイルスプリング3,4により両端側から圧
縮されて支持されている。このようなローラ2は
キルンの長手方向にほぼ平行間隔で多数本配設さ
れている。
ローラ2の一端2aを支持する駆動軸5は、ロ
ーラ空洞部2bの内径よりも僅かに小径の外径を
もつ支持端5aを有し、この支持端5aをローラ
2に挿入している。圧縮コイルスプリング3の一
端がフランジ5bに当接し、他端がローラ2の一
端2aに当接している。
駆動軸5は、ブラケツト7に取り付けられたベ
アリング8,9により回転自在に支持されるとと
もに、軸中央部に固定されるスプロケツト10に
チエーン12から駆動力を伝達される。チエーン
12を案内するチエーンレール13は、ボルト1
4の中央部に設けられるナツト15,16により
幅方向に自由度が調節されている。
ローラ2の従動側端部2cは、圧縮コイルスプ
リング4の一端が当接し、圧縮コイルスプリング
4の他端は従動軸18のフランジ18bに当接し
ている。従動軸18の支持端18aはローラ径の
内径よりも若干小径に造られておりローラに挿入
されている。従動軸18には、ローラ2およびフ
ランジ18bよりも大径の口径をもつ挿入穴21
が形成され、この挿入穴21にベアリング22,
23が嵌込まれ、このベアリング22,23によ
り従動軸18が回転自在に支持される。
そして、従動軸18の端面18cに半月状の薄
板からなる検出体30を接着剤により接着してい
る。この検出体30は、従動軸18とほぼ同一径
の円弧を有する半月状の金属製薄板からなる。こ
のような検出体30は、第1図に示すように個々
の従動軸18の端面18cに取り付けられてい
る。ローラ2が正常に回転している場合、ローラ
2の回転に伴い、従動軸18は第2図に示す軸芯
線lを中心として回転する。
この従動軸18の軸芯線lの延長上に近接スイ
ツチ40がそれぞれ設けられている。近接スイツ
チ40は、検出物体の接近に伴い高周波回路中の
インピーダンスの変化により発信を停止させ、検
出物体の離間により発信を再開することで検出物
体の近接を検知するものである。従動軸18の回
転時、軸芯線lから偏心した位置では、ローラの
一回転ごとに従動軸端面18cと検出体端面30
aとを交互に一回づつ検出するので、ローラ一回
転につき近接スイツチの開閉動作が一回行われ
る。
ローラハースキルンの稼動時、ローラ2の回転
に伴い従動軸18の先端に設けられる検出体30
は軸芯線lの周りを回転するため、近接スイツチ
40は一定の周期で開閉する。ローラ2に折損を
生じると、駆動軸5からの駆動力が従動軸18に
は伝達されないので、従動軸18の回転は停止さ
れる。このため、近接スイツチ40は検出体30
の回転を検出することができず、スイツチ開閉動
作に変化を生じ、ローラ2の折損を検知する。ロ
ーラの折損検知信号は、例えば警報装置により通
報する。
このように本実施例によれば、ローラ2の折損
を検出体30の回転停止により検出するので、従
動軸18の回転から停止への移行によりローラ2
の折れが確実に検知される。従動軸18の端面に
個々に検出体30を設けているので、どのローラ
2に折損が生じたかを的確に判別することがで
き、折損したローラ2の取換えを迅速に行うこと
ができる。この場合、ブラケツト20の挿入穴2
1からベアリング22,23を取り外し従動軸1
8を抜き出すことによりローラ2を比較的簡単な
作業で取換えることができる。
第4図および第5図は、検出部の他の実施例を
示すもので、第4図は、検出体45にの凹部45
aを設けたものである。第5図に示すものは、円
板50の外周部に突起50aを突出させたもので
ある。第5図のものでは突起50aの横切る動き
によりローラの回転あるいは停止を検知するもの
である。検出部の形状は図に示した形状のものに
限らず、その他の形状のものであつてよいことは
もちろんである。
さらに、本実施例で用いた近接スイツチは磁界
を利用した高周波発信形のものであるが、その他
作動コイル、永久磁石を用いたものでも良いこと
はもちろん、電界を利用した静電容量形の近接ス
イツチ、超音波を利用した超音波形の近接スイツ
チ等を用いることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のローラハースキ
ルンのローラ折れ検知装置は、ローラの端部ある
いはローラに連結される連結部材に取り付けられ
る検出部の回転を近接スイツチにより検出する構
成であるため、ローラの折損時に、それまで同期
信号を発生していた検出部が同期信号の発信を停
止するので、これを近接スイツチにより検知し容
易にローラの折損を発見することができるという
効果がある。
本考案によれば、ローラの支持構造が特定のも
のに限らず、ローラの折損時に駆動軸と反対側の
従側の折損されたローラの回転が停止されるロー
ラ支持構造のものであれば、ローラ支持装置に格
別の工夫をしなくともローラの折れを容易に検知
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を表わす概略斜視図、
第2図はその検出部を表わす部分拡大斜視図、第
3図は本考案の実施例を適用したローラ支持装置
を表わす断面図、第4図および第5図は本考案の
他の実施例による検出部を表わす部分拡大斜視図
である。 2……ローラ、18……従動軸(連結部材)、
30……検出体(検出部)、40……近接スイツ
チ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被焼成体の搬送方向に沿つて多数のセラミツ
    クス製のローラが並設され、これらのローラの
    回転により該被焼成体を搬送しつつ焼成するロ
    ーラハースキルンにおいて、 ローラの駆動軸との連結部と反対側のローラ
    の端部に検出部を設け、この検出部を検知する
    近接スイツチを備えたことを特徴とするローラ
    ハースキルンのローラ折れ検知装置。 (2) 前記検出部は前記ローラ端部に連結される連
    結部材に設けられることを特徴とする請求項1
    に記載のローラハースキルンのローラ折れ検知
    装置。
JP2549690U 1990-03-13 1990-03-13 Expired - Lifetime JPH0528476Y2 (ja)

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JP2549690U JPH0528476Y2 (ja) 1990-03-13 1990-03-13

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JP2549690U JPH0528476Y2 (ja) 1990-03-13 1990-03-13

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JPH03115395U JPH03115395U (ja) 1991-11-28
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JP2549690U Expired - Lifetime JPH0528476Y2 (ja) 1990-03-13 1990-03-13

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JP5410156B2 (ja) * 2009-05-20 2014-02-05 高砂工業株式会社 マイクロ波漏洩抑制部材およびマイクロ波加熱炉

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JPH03115395U (ja) 1991-11-28

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