JP3241487B2 - クロスフィーダ - Google Patents

クロスフィーダ

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JP3241487B2
JP3241487B2 JP12547793A JP12547793A JP3241487B2 JP 3241487 B2 JP3241487 B2 JP 3241487B2 JP 12547793 A JP12547793 A JP 12547793A JP 12547793 A JP12547793 A JP 12547793A JP 3241487 B2 JP3241487 B2 JP 3241487B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンベアラインに配置
されてコンベアラインから物品を搬出あるいは搬入する
クロスフィーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】製品の組み立てラインや、配送場では、
物品の搬送にコンベアラインが利用されることが多い。
たとえば、配送場では多数のコンベアラインが縦横に設
置されていて、コンベアラインの所定の位置にはクロス
フィーダが配置されている。そしてクロスフィーダを作
動させることによって物品を元のコンベアラインから搬
出して他のコンベアラインに乗り移らせ、物品を所望の
場所に搬送する。
【0003】ここでクロスフィーダは、一般に物品搬送
部と昇降部を有するものであり、通常時は、コンベアラ
イン上の物品の搬送の邪魔にならないように物品搬送部
の頂面を縦送コンベアラインの搬送面よりも下側に収納
している。そしてセンサー等によってコンベアラインを
流れる物品の行き先を判別し、所定の物品である場合
は、ストッパーによって物品をクロスフィーダ上に停止
させる。次に昇降部を作動させて物品搬送部を縦送コン
ベアラインの搬送面よりも上側に隆起させ、物品をすく
い上げる。そして物品搬送部を動作させて物品を他のコ
ンベアに送り出す。
【0004】次に従来技術のクロスフィーダの具体的な
構成について説明する。図5は、従来技術のクロスフィ
ーダの平面図である。図5には、従来技術のクロスフィ
ーダの構成の内、物品搬送部だけが描かれている。従来
技術のクロスフィーダ100は、対向する平行な板10
1,102からなるフレームに、合計10個のプーリ1
03,105,112が取り付けられたものである。こ
れらのプーリ103,105,112は、いずれも同一
平面上に配置されており、板101側の列と板102側
の列の2列に分かれて配置されている。そして各列のプ
ーリ103,105,112の内、端部にあるプーリ1
05は、伝動軸106によって連結されている。また該
伝動軸106はフレームの板102の外側に突出してい
る。さらに伝動軸106の端部にはスプロケット108
が取り付けられていて、チェーン109を介してモータ
110と結合されている。
【0005】フレームに取り付けられた他のプーリ11
2は、いずれも板101と板102に片持ち状に取り付
けられており、自由に回転することができる。
【0006】そして、プーリ112と103の間にはベ
ルト115が懸架されている。同じくプーリ112と1
05の間にはベルト116が懸架されている。
【0007】また従来技術のクロスフィーダの昇降部で
は、一般に昇降用のアクチェータとして空気シリンダー
が採用されていた。即ち、従来技術のクロスフィーダで
は、上記したフレームの下端に空気シリンダーが取り付
けられ、シリンダーのロットを伸縮させることにより、
物品搬送部を上下させる構成となっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のクロスフィ
ーダは、コンベアから物品を選択的に搬出あるいは搬入
するという、基本的機能を有するものであるが、その外
形がどうしても大きなものとなってしまうという不満が
ある。即ち従来技術のクロスフィーダ100は、2列に
配されたプーリ103,105,112を同期的に回転
させるために、プーリ103,105の間に伝動軸10
6が取り付けられている。そのため、従来技術のクロス
フィーダ100は、昇降する際に、伝動軸106が、コ
ンベアラインのローラ117やフレーム118等に当た
らないように、プーリ103,105と伝動軸106
を、コンベアラインのフレーム118等の外側に配置し
なければならない。そのため、従来技術のクロスフィー
ダは、どうしてもコンベア119のフレームよりも大き
なものとなってしまう問題があった。
【0009】また、従来技術のクロスフィーダ100
は、前記したようにプーリ103,105と伝動軸10
6をコンベア119のフレーム118の外側に配置しな
ければならないので、コンベアラインのフレームが、分
断されてしまうという問題があった。そのため、従来技
術のクロスフィーダ100を採用する場合では、コンベ
アラインは、前部120と、中間部119と、後部12
1の3つが必要であり、部品点数が多いという問題があ
った。
【0010】さらに従来技術のクロスフィーダ100
は、スプロケットとチェーンの嵌合を維持したままで物
品搬送部の昇降を行う必要があるため、チェーンテンシ
ョナー等の部材が必要であるという問題もあった。
【0011】加えて従来技術のクロスフィーダ100
は、昇降部に空気シリンダーを採用するものであったた
め、駆動には、空気源を必須とする欠点があった。その
ため、空気源を持たない場所には設置することができな
いという問題点があった。
【0012】本発明は、従来技術の上記した欠点に着目
し、小型でコンベアラインのフレーム内にも配置するこ
とができ、また部品点数も少なく組み立てが容易であ
り、さらに空気源を必要とせずに駆動することができる
クロスフィーダを提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】そして上記した目的を達
成するための本発明の特徴は、コンベアラインに配置さ
れて該コンベアラインから物品を搬出あるいは搬入する
クロスフィーダにおいて、物品搬送部と昇降部より成
り、物品搬送部は複数のプーリと、円筒内にモータおよ
び減速機が内蔵された搬送用モータ内蔵ローラがフレー
ムに支持され、前記複数のプーリは同一の平面内に2列
以上にわたって配置されていて個々に自由回転可能であ
り、前記モータ内蔵ローラは前記プーリ列の間隔以上の
長さを有するものであって前記プーリ列と異なる平面に
配置され、前記したそれぞれのプーリ列と前記搬送用モ
ータ内蔵ローラの間にはベルトが懸架されており、昇降
部はモータおよび減速機が内蔵された昇降用モータ内蔵
ローラと、軸を中心として揺動可能である揺動アームを
有し、前記物品搬送部のフレームは、前記昇降部の昇降
用モータ内蔵ローラと揺動アームとにそれぞれ回転支点
を介して結合されているクロスフィーダにある。
【0014】
【作用】本発明のクロスフィーダは、複数のプーリが同
一の平面内に2列以上にわたって配置されており、各プ
ーリの最高部によって形成される平面が、ベルトを介し
て物品の当接面として作用する。そしてプーリ列と異な
る平面に配置された搬送用モータ内蔵ローラは、プーリ
列の間隔以上の長さを有するため、搬送用モータ内蔵ロ
ーラのある部分は、一方のプーリ列と平行に位置する。
また搬送用モータ内蔵ローラの他の一部分は、もう一方
のプーリ列と平行に並ぶ。そしてそれぞれのプーリ列と
前記搬送用モータ内蔵ローラの間にはベルトが懸架され
ているので、それぞれのプーリ列に懸架されたベルト
は、共通する搬送用モータ内蔵ローラによって駆動され
る。
【0015】また物品搬送部のフレームは昇降用モータ
内蔵ローラと揺動アームとにそれぞれ回転支点を介して
結合されているので、昇降用モータ内蔵ローラ、フレー
ム、およびこれらの支持部材によって、一連の回転連鎖
機構を構成する。そのため、昇降用モータ内蔵ローラを
回転すると、フレームの支持点は、昇降用モータ内蔵ロ
ーラの軸芯と揺動アームの一端を中心として揺動する。
その結果フレームは上下方向に移動する。
【0016】本発明のクロスフィーダは、コンベアライ
ンの搬送方向と平行以外の方向にベルトが向くように配
慮されて、コンベアライン中に配置される。本発明のク
ロスフィーダを使って、コンベアラインから物品を搬出
する場合は、まず昇降用モータ内蔵ローラを回転して物
品搬送部を上昇させる。そして物品搬送部がコンベアラ
インから突出したところで、昇降用モータ内蔵ローラの
回転を停止する。この時、コンベアライン上の物品は、
クロスフィーダの物品搬送部にすくい上げられる。
【0017】次に、物品搬送部にある搬送用モータ内蔵
ローラを回転させる。すると搬送用モータ内蔵ローラの
少なくとも2つの部分に掛けられたベルトが走行し、こ
のべルトはそれぞれのプーリ列を回って回転する。その
結果、ベルト上の物品は、コンベアラインの外に搬出さ
れる。
【0018】
【実施例】以下さらに本発明の具体的実施例について説
明する。図1は、本発明の具体的実施例のクロスフィー
ダの斜視図である。図2は、本発明の具体的実施例のク
ロスフィーダの正面図である。図3は本発明の具体的実
施例のクロスフィーダの平面図である。図4は、モータ
内蔵ローラの断面図である。
【0019】図において、1は、本発明の具体的実施例
のクロスフィーダを示す。本発明のクロスフィーダ1
は、ローラコンベアを基礎とするコンベアラインのクロ
スフィーダとして使用されるものであり、大きく分けて
物品搬送部2と昇降部3とによって構成される。
【0020】順次説明すると、物品搬送部2は、平行な
2枚の板状部分5,6(図1には、板状部分6の図示を
省略)を有するフレーム7に、8個のプーリ9と2本の
搬送用モータ内蔵ローラ10,11が取り付けられたも
のである。そしてフレーム7は、平行な2枚の板状部分
5,6を有するとともに、下側の両端が板状面から外側
に突出して突出部16が形成されている。また板状部分
5,6は底部が2つの連結板35,36によって結合さ
れ、平行状態を保っている。連結板35の下面の両端部
分には、板状の取付部37が設けられている。そしてこ
の取付部37には孔が設けられている。またもう一つの
連結板36の下面の両端部分にも、取付部37と同形の
取付部38が設けられている。従って、フレーム7の下
面には、合計4つの取付部37,38が設けられてい
る。尚図2に表された円筒状の部材12はフレーム7の
昇降位置をセンサーが検知し易い様に設けられたもので
ある。
【0021】8個のプーリ9は、いずれも歯付プーリで
あり、且つ玉軸受等が内蔵されたものであって、軸13
を中心に自由に回転すことができるものである。そして
8個のプーリ9は、4個ずつが、いずれもフレーム7の
板状部分5,6の内側であって、上端近くの部分に、片
持ち状に固定されている。従って、8個のプーリによっ
て2列のプーリ列が構成されている。ここで各プーリ列
を構成する4個のプーリ9は、いずれも平行に配されて
いる。また2つのプーリ列同志を見ても、互いに平行の
位置関係にある。加えて、全てのプーリの最高部は同一
平面上に位置する。
【0022】搬送用モータ内蔵ローラ10,11には、
それぞれ2か所に歯付プーリ50が装着されている。そ
して搬送用モータ内蔵ローラ10,11の固定軸23,
24は、フレーム7の突出部16に、一体的に固定され
ている。ここで本実施例で採用する搬送用モータ内蔵ロ
ーラ10,11について説明すると、搬送用モータ内蔵
ローラ10,11は、例えば図4のように円筒状のロー
ラ本体18中に、モータ20と遊星歯車列からなる減速
機22が内蔵されたものである。
【0023】搬送用モータ内蔵ローラ10,11では、
ローラ本体18から突出した固定軸23,24はいずれ
も全く回転しない。そしてモータ20を回転すると、モ
ータ20の回転力は、減速機22を経てローラ本体18
に伝達される。その結果モータ20を回転すると、外側
のローラ本体18が減速されて回転する。
【0024】上記した構成の搬送用モータ内蔵ローラ1
0,11は、ローラ本体18の全長が、フレーム7の2
枚の板状部分5,6の間隔よりも長い。そして搬送用モ
ータ内蔵ローラ10は、プーリ列の一端の真下の位置
に、軸線がプーリ9と平行になる様に配置されている。
また搬送用モータ内蔵ローラ11は、プーリ列の他端の
真下の位置に、同じく軸線がプーリ9と平行になる様に
配置されている。
【0025】そして、フレーム7の板状部分5に取り付
けられたプーリ9と、2つの搬送用モータ内蔵ローラ1
0,11に装着された歯付プーリ50の間には、歯付ベ
ルト25が懸架されている。また同じくフレーム7の板
状部分6に取り付けられたプーリ9と、2つの搬送用モ
ータ内蔵ローラ10,11の歯付プーリ50の間にも、
同様に歯付ベルト26が懸架されている。
【0026】昇降部3は、昇降用モータ内蔵ローラ28
と揺動アーム29,30および固定軸31によって構成
される。昇降用モータ内蔵ローラ28の内部機構は前記
した搬送用モータ内蔵ローラ10と概ね同一である。昇
降用モータ内蔵ローラ28が前記した搬送用モータ内蔵
ローラ10と異なる点は、ローラ本体34の外径が、前
記したそれよりも大きい点が挙げられる。また、昇降用
モータ内蔵ローラ28は、減速機の減速比が700:1
程度と言う極めて高いものが採用されている。従って、
ローラ本体34は非常にゆっくりと回転する。
【0027】昇降用モータ内蔵ローラ28のローラ本体
34の両端部近くには、リング状の取り付けリブ32、
33が、溶接によって一体的に固定されている。また取
り付けリブ32、33には、それぞれ孔が設けられてい
る。
【0028】揺動アーム29,30は、楕円形をした板
状の部材であり、大径の孔と小径の孔が設けられてい
る。そして揺動アーム29,30の大径の孔と小径の孔
間の長さは、リング状の取り付けリブ32、33の中心
から孔までの長さに等しい。揺動アーム29,30は、
大径の孔が固定軸31に回転可能に挿入されている。
【0029】そして、昇降用モータ内蔵ローラ28のリ
ング状の取り付けリブ32、33に設けられた孔とフレ
ーム7の取付部37に設けられた孔にはピン40が連通
されている。従って昇降用モータ内蔵ローラ28とフレ
ーム7とは2つの回転支点を介して結合されている。同
じく揺動アーム29,30の孔とフレーム7の取付部3
8の孔にはピン41が連通されており、両者は2つの回
転支点を介して結合されている。
【0030】またピン40,41等の位置関係を図2の
ように正面から見ると、昇降用モータ内蔵ローラ28の
中心と、揺動アーム29,30が取り付けられた固定軸
31とピン40,41を結ぶ図形は、平行四辺形になっ
ていて、一連の4節回転連鎖を形成している。
【0031】本実施例のクロスフィーダ1は、図3に示
す様に、縦送りのコンベアライン45の内部に配置され
て使用される。コンベアライン45は、図3の二点鎖線
で示すように、単一のフレームにモータ内蔵ローラを含
む多数のローラが配置されたものである。そして、コン
ベアライン45は、2か所にローラ間の距離が広く設定
された部分があり、当該部分にクロスフィーダ1のプー
リの列が配置される。また昇降部3にある昇降用モータ
内蔵ローラ28の固定軸43の両端は、コンベアライン
45のフレーム46に一体的に固定されている(固定構
造は図示せず)。同様に揺動アーム29,30が取り付
けられた固定軸31の両端もコンベアライン45のフレ
ーム46に一体的に固定されている(固定構造は図示せ
ず)。
【0032】次に、本実施例のクロスフィーダ1の作用
について説明する。クロスフィーダ1は、通常時はピン
40と昇降用モータ内蔵ローラ28の中心を結ぶ線が、
水平に対して約45°に傾いた位置で、昇降用モータ内
蔵ローラ28が停止している。また昇降用モータ内蔵ロ
ーラ28の中心と、揺動アーム29,30が取り付けら
れた固定軸31と、ピン40,41を結ぶ直線は、平行
四辺形になっていて、一連の4節回転連鎖を形成してい
るので、揺動アーム29,30も約45°に傾いた状態
にある。従って、クロスフィーダ1の物品搬送部2は、
降下した状態にあり、物品搬送部2のプーリ9および歯
付ベルト25,26は、コンベアライン45のローラの
間に沈んでいる。そのため、コンベアライン45によっ
て運ばれる物品は、物品搬送部2と当たることなく、下
流に円滑に搬送される。
【0033】そしてコンベアライン45上に特定の物品
が搬送されて来たことを、図示しないセンサーが検知す
ると、図示しないストッパが突き出して、当該物品をク
ロスフィーダ1の真上の位置で停止させる。次に昇降用
モータ内蔵ローラ28を一方の方向に約45°回転させ
て、図2のようにピン40が昇降用モータ内蔵ローラ2
8の中心の真上になる位置で昇降用モータ内蔵ローラ2
8を停止する。するとクロスフィーダ1の物品搬送部2
は上昇し、歯付ベルト25,26の背面が、コンベアラ
イン45のローラの最上部よりも上に突出する。そのた
め物品は、クロスフィーダ1の物品搬送部2によって下
からすくい上げられ、コンベアライン45のローラから
離れる。尚本実施例のクロスフィーダ1では、昇降用モ
ータ内蔵ローラ28の停止信号は、フレーム7に設けら
れた円筒状の部材12の位置をセンサーが検知すること
により発せられる。
【0034】次に搬送用モータ内蔵ローラ10,11を
回転する。すると、搬送用モータ内蔵ローラ10,11
に懸架された歯付ベルト25,26が共に同期的に走行
し、物品は移動してコンベアライン45から搬出され
る。そしてコンベアライン45に対して、垂直の方向に
配置された分岐コンベアライン47に、物品を移し変え
る。
【0035】物品を移動してコンベアライン45から搬
出し終えると、昇降用モータ内蔵ローラ28を前記した
方向と反対の方向に約45°回転する。そしてピン40
と昇降用モータ内蔵ローラ28の中心を結ぶ線が、水平
から約45°傾いた位置で、昇降用モータ内蔵ローラ2
8を停止し、物品搬送部3を降下して、コンベアライン
45の中に沈める。
【0036】以上説明した実施例では、搬送用のベルト
として歯付ベルトを採用した。この構成は、ベルトの蛇
行が少なく、推奨される構成である。しかしながら本発
明は、搬送用のベルトとして歯付ベルトに限定されるも
のではなく、平ベルトやVベルト、あるいはVリブドベ
ルト等の公知のベルトが採用可能である。
【0037】また本実施例では、プーリ列の両端の真下
に搬送用モータ内蔵ローラ10,11を設けた構成を開
示した。即ち本実施例のクロスフィーダ1では、物品搬
送部2に搬送用モータ内蔵ローラが2本設けられてい
る。この理由は、搬送用モータ内蔵ローラを2本使用し
て、より大きな搬送力を得ることを意図したものであ
る。本実施例の構成に代わって、一本の搬送用モータ内
蔵ローラだけを用いる構成も可能である。
【0038】本実施例のクロスフィーダ1では、フレー
ム7に円筒状の部材12を設け、センサーが円筒状の部
材12を検知することによって昇降用モータ内蔵ローラ
28の停止信号が発せられる構成を開示した。これに代
わって、昇降用モータ内蔵ローラ28の内部にリミット
スイッチを内蔵し、ローラ本体の回転角度が一定の位置
になったところで内部のリミットスイッチが切り換わる
構成も推奨される。
【0039】本実施例の作用の説明中で、コンベアライ
ン45上の物品を、クロスフィーダ1の真上の位置で停
止させる方策として、ストッパの突き出しによる方法を
例示した。本実施例で説明した方法は、最も一般的に採
用されている方法であるが、コンベアライン45の駆動
源としてモータ内蔵ローラを採用する場合、すなわちコ
ンベアライン45を構成するローラの内いくつかに、モ
ータ内蔵ローラを使用し、他のローラに空転ローラを使
用する構成のコンベアラインでは、より簡単で確実な方
法によってコンベアライン45上の物品を、クロスフィ
ーダ1の真上の位置で停止させることができる。上記し
た構成のコンベアラインを採用する場合は、クロスフィ
ーダ1の真上の位置に物品が来た時、クロスフィーダ1
の周辺のコンベアライン45のモータ内蔵ローラを停止
させる。そうする事によって、物品は移動力を失い、ク
ロスフィーダ1の真上で停止する。
【0040】この構成をさらに発展させた好ましい方策
として、クロスフィーダ1のベルト25,26の間に挟
まれるローラ51にブレーキ機能を有するモータ内蔵ロ
ーラを使用する構成が推奨される。そしてクロスフィー
ダ1上を通過させるべき物品が来たときは、ローラ51
を回転させ、一方クロスフィーダ1によって排出するべ
き物品が来たときは、ブレーキ機能を働かせてローラ5
1を停止する。
【0041】
【発明の効果】本発明のクロスフィーダは、それぞれの
プーリ列に懸架されたベルトが、共通する搬送用モータ
内蔵ローラによって駆動される。また搬送用モータ内蔵
ローラは、プーリ列と異なる平面に配置されている。そ
のため、物品搬送部の昇降に際して、コンベアラインの
フレーム等と干渉することがなく、また従来必須であっ
たプーリ間に動力を伝達する軸は不要である。そのため
本発明のクロスフィーダは、コンベアラインの外側に伝
動軸等を配置する必要が全くない。また本発明のクロス
フィーダは、ベルトの駆動や物品搬送部の昇降のための
動力を全てクロスフィーダの内部で発生させるので、外
部のモータ等からチェーン等で動力を得る必要がない。
従って本発明のクロスフィーダは、形状を小型化するこ
とができる効果がある。同様の理由から本発明のクロス
フィーダは、構造が簡単であり、組み立てやメンテナン
スが容易である効果がある。
【0042】また本発明のクロスフィーダは、コンベア
ラインの外側に何らの部材も設ける必要がないので、コ
ンベアラインを分断する必要がなく、コンベアラインの
構成も単純化することができる効果がある。
【0043】さらに、本発明のクロスフィーダは空気源
を持たない所でも使用する事が可能であり、利用用途が
広い効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例のクロスフィーダの斜視
図である。
【図2】本発明の具体的実施例のクロスフィーダの正面
図である。
【図3】本発明の具体的実施例のクロスフィーダの平面
図である。
【図4】モータ内蔵ローラの断面図である。
【図5】従来技術のクロスフィーダの平面図である。
【符号の説明】
1 クロスフィーダ 2 物品搬送部 5, 6 板状部分 7 フレーム 9 プーリ 10,11 搬送用モータ内蔵ローラ 25,26 歯付ベルト 28 昇降用モータ内蔵ローラ 29,30 揺動アーム 40,41 ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアラインに配置されて該コンベア
    ラインから物品を搬出あるいは搬入するクロスフィーダ
    において、物品搬送部と昇降部より成り、物品搬送部は
    複数のプーリと、円筒内にモータおよび減速機が内蔵さ
    れた搬送用モータ内蔵ローラがフレームに支持され、前
    記複数のプーリは同一の平面内に2列以上にわたって配
    置されていて個々に自由回転可能であり、前記モータ内
    蔵ローラは前記プーリ列の間隔以上の長さを有するもの
    であって前記プーリ列と異なる平面に配置され、前記し
    たそれぞれのプーリ列と前記搬送用モータ内蔵ローラの
    間にはベルトが懸架されており、昇降部はモータおよび
    減速機が内蔵された昇降用モータ内蔵ローラと、軸を中
    心として揺動可能である揺動アームを有し、前記物品搬
    送部のフレームは、前記昇降部の昇降用モータ内蔵ロー
    ラと揺動アームとにそれぞれ回転支点を介して結合され
    ていることを特徴とするクロスフィーダ。
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