JP2950098B2 - 自動ほぐし機構付オーリング供給装置 - Google Patents

自動ほぐし機構付オーリング供給装置

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JP2950098B2
JP2950098B2 JP13075593A JP13075593A JP2950098B2 JP 2950098 B2 JP2950098 B2 JP 2950098B2 JP 13075593 A JP13075593 A JP 13075593A JP 13075593 A JP13075593 A JP 13075593A JP 2950098 B2 JP2950098 B2 JP 2950098B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明の請求項1は、流体の圧
力制御用のアキュームレータに内蔵されるアキュームピ
ストンに圧力維持用のオーリングを取付ける際に、オー
リングを順次供給するオーリング供給装置に関し、特に
複数個のオーリングを夫々離隔した状態で供給するのに
利用される自動ほぐし機構付オーリング供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オーリングを順次供給するオーリング供
給装置としては、図6に示すものが知られている。
【0003】図6に示すオーリング供給装置50は、回
転する軸51にこの軸51の外径よりも大きい内径寸法
で複数個のオーリング52が串刺し状に掛止されてお
り、軸51の回転にともなってオーリング52が一方側
から他方側に順次移動することによりオーリング52が
軸51の他方側の端部から外れると、光電センサ53に
よってオーリング52が軸51から外れたことが検出さ
れるので軸51の回転が停止される。軸51から外れた
オーリング52はフィードバー54によって受け止めら
れ、このフィードバー54が反時計方向に回動すること
によってオーリング52はオーリング矯正治具55上に
落とされ、オーリング矯正治具55が所定量移動し、そ
の位置でオーリング52は矯正プレート56によって押
し広げられてオーリング矯正治具55に付けられる。そ
して、オーリング52を付けたオーリング矯正治具55
はさらに移動してから停止し、停止した位置でオーリン
グ52を嵌め付けたオーリング矯正治具55にオーリン
グ組付治具57が被さってオーリング矯正治具55から
オーリング52のみを取り外し、オーリング52を保持
したオーリング組付治具56がアキュームピストン58
に向けて移動したうえでオーリング52をアキュームピ
ストン58に設けられているオーリング溝58aに組付
ける。軸51の下方には互いに間隔をおいた薄板60、
60を備えたオーリング離隔機61が固定されており、
軸51の回転によって移動するオーリング52のあいだ
にオーリング離隔機61の薄板60、60が夫々入って
隣り合うオーリング52を互いに離隔させるため、軸5
1の他方側においてオーリング52は一つずつオーリン
グ矯正治具55側に送給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のオーリ
ング供給装置50では、軸51の回転により移動するオ
ーリング52のあいだにオーリング離隔機61の薄板6
0、60が入ることによって隣り合うオーリング52を
互いに離隔させる構造であり、オーリング52は装着部
品に対する密着性をよくするための油脂が塗布されてい
ることもあって部品の単体状態で互いに密着しやすく、
オーリング離隔機61によって一旦は離隔されたオーリ
ング52が軸51の他方側まで移動した際に再び密着し
た状態になりうる可能性を有するという問題点があっ
た。また、オーリング52が軸51の他方側の端部から
外れると、光電センサ53によってオーリング52が軸
51から外れたことを検出する構造であり、光電センサ
53は単一のオーリング52が軸51から外れたか否か
を検出する機能を有しないことから、複数個のオーリン
グ52がオーリング矯正治具55上に落とされてアキュ
ームピストン58に2つ以上のオーリング52が取り付
けられる懸念があり、これらの問題点を解決することが
課題となっていた。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わる自動ほぐし機構付オー
リング供給装置は、確実に一つずつのオーリングを供給
することによって生産性の向上を図ることができる自動
ほぐし機構付オーリング供給装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる自動ほぐし機構付オーリング供給装置は、棒状を
し、複数個のオーリングを掛止可能な螺旋状凹溝が軸
方向に形成されていて、回転により該螺旋状凹溝を介し
該オーリングを一方側から他方側に移動させる回転軸
と、回転軸の一方側を片持ちで支持しているとともに
動により回転軸を予め定められた方向に回転させる回転
軸駆動ユニットと、回転軸の長手方向に沿った下方側に
配置され、回転軸に掛止されているオーリングに当接す
る振動部材と、振動部材を振動させる加振機と、回転軸
の上方に配置され、回転軸に掛止されているオーリング
に当接するガイドと、回転軸の他方側に配置され、回転
軸に掛止されているオーリングが重なりあっているか否
かを検知し、オーリングが重なりあっていないことの検
知がなされると回転軸を停止させるための停止信号を発
生し、且つオーリングが重なりあっていることの検知が
なされると回転軸を逆回転させるための逆回転用信号を
発生するオーリング検知センサをそなえ、回転軸の回転
により回転軸の一方側から他方側に移動されるオーリン
グをガイドと振動部材とにより潰しながら複数個のオー
リングを単一状態にほぐして送給する構成としたことを
特徴としている。
【0008】この発明の請求項2に係わる自動ほぐし機
構付オーリング供給装置では、回転軸は、回転軸駆動ユ
ニットを中心に水平方向に旋回可能に配設されている
成としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項3に係わる自動ほぐし機
構付オーリング供給装置では、振動部材は、回転軸の長
さに対応してオーリングに当接するための凹状または凸
状または平坦状のオーリング当接面を有する構成とした
ことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項4に係わる自動ほぐし機
構付オーリング供給装置では、加振機の振動波形は、回
転軸の径方向に対して真円形または長円形に設定され、
回転軸の長さ方向に対して真円形または長円形に設定さ
れている構成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項5に係わる自動ほぐし機
構付オーリング供給装置では、ガイドは、回転軸の長さ
に対応してオーリングに当接するための凹状または凸状
または平坦状のオーリング当接面を有する構成としたこ
とを特徴としている。
【0012】
【発明の作用】この発明の請求項1、2、3、4、5
係わる自動ほぐし機構付オーリング供給装置において、
回転軸に掛止されている複数個のオーリングは上方側で
ガイドに当接するとともに下方側で振動部材に当接さ
れ、回転軸が回転する際に振動部材は振動するため、ガ
イドと振動部材とによってオーリングは潰されてほぐさ
れながら回転軸の他方側に移動される。このとき、ガイ
ドと振動部材とにより潰されながら移動するオーリング
が重なりあったままであると、オーリング検知センサに
より回転軸が逆方向に回転されるため、オーリングは送
給されず、ガイドと振動部材とにより再度潰されながら
ほぐされる。それ故、オーリングは互いに重なりあわな
い状態で送給されるものとなる。
【0013】
【実施例】図1ないし図5には、この発明に係わる自動
ほぐし機構付オーリング供給装置の一実施例が示されて
おり、図1はこの発明に係わる自動ほぐし機構付オーリ
ング供給装置の一実施例の概略図、図2,図3は図1に
示した自動ほぐし機構付オーリング供給装置においての
ほぐし動作の夫々説明図、図4は図1に示した自動ほぐ
し機構付オーリング供給装置をアキュームピストン組立
機に取付けた正面図、図5は図4の平面図である。
【0014】図示する自動ほぐし機構付オーリング供給
装置1は、主として回転軸2、回転軸駆動ユニット3、
ガイド4、振動部材5、加振機6、オーリング検知セン
サ7、フィードバー8、オーリング矯正治具9、矯正プ
レート10、オーリング組付治具11から構成されてい
る。
【0015】回転軸2は、棒状をなし、一方側である基
端側が回転軸駆動ユニット3の一部を構成するプーリ3
aの同心円上に固定されており、基端側が後述する旋回
手段3d上に片持ちで回転可能に支持され、他方側であ
る先端側がプーリ3aから延出している。この回転軸2
の外周には基端側から先端まで螺旋形の凹状に成形され
た螺旋状凹溝2aが設けられており、この螺旋状凹溝2
aにゴム製で輪形状をなす複数個のオーリング12が掛
止される。
【0016】回転軸駆動ユニット3には、プーリ3a、
モータ3b、ベルト3cが備えられている。回転軸駆動
ユニット3は、通電がなされるとベルト3cを介してモ
ータ3bの回転動力を前記プーリ3aに伝達する。モー
タ3bの回転動力がプーリ3aに伝達されるとプーリ3
aが回転して回転軸2も回転する。このとき、回転軸2
が図1に示す矢印方向に正回転すると螺旋状凹溝2aに
掛止されている複数個のオーリング12は螺旋状凹溝2
aのつる巻線に対応して基端側から先端側に向けて移動
され、これに反して、回転軸2が図1に示す矢印方向と
は反対に逆回転すると複数個のオーリング12は螺旋状
凹溝2aのつる巻線に対応して先端側から基端側に向け
て移動される。回転軸2の基端側から先端に向けて螺旋
状凹溝2aに掛止されながら移動するオーリング12は
回転軸2の先端において螺旋状凹溝2aから外れて落下
する。回転軸駆動ユニット3は後述するオーリング検知
センサ7が発生する停止用信号によりモータ3bの回転
が停止するとともにオーリング検知センサ7が発生する
逆回転用信号によりモータ3bの回転が逆転し、オーリ
ング検知センサ7から信号の発生がないと正回転する。
【0017】また、回転軸駆動ユニット3は、図4中に
示す旋回手段3d上に組付けられている。旋回手段3d
は同じく図4中に示す操作盤13を作業者が操作するこ
とによって発生した指令信号によって内蔵された駆動部
が作動されて水平方向に回動する。旋回手段3dが前記
指令信号によって水平方向に回動することによって回転
軸駆動ユニット3と一体的に回転軸2も水平方向に回動
する。
【0018】回転軸2の上方側にはガイド4が配置され
ており、このガイド4は回転軸2の長さ方向に沿って棒
状をなすものとして成形されている。ガイド4の回転軸
2側はオーリング当接面4aになっており、ガイド4の
両端寄りに設けられている支持部4b、4bが図4に示
すアキュームピストン組立機30の天部30aに固定さ
れているため、オーリング当接面4aは回転軸2の螺旋
状凹溝2aに掛止されている複数個のオーリング12か
らわずかに離れた位置に設定されており、オーリング1
2が回転軸2からガイド4側に移動した際にオーリング
当接面4aに当接する。このガイド4のオーリング当接
面4aは平坦状であっても凹状であっても、また凸状で
あってもよく、凹状や凸状とした場合にはオーリング1
2が当接した際に大きな摩擦力を付与する。
【0019】一方、回転軸2の下方側には振動部材5が
配置されている。振動部材5は、回転軸2の長さ方向に
沿って長さ寸法を有する棒状のものとして成形されてお
り、回転軸2側が凸面状のオーリング当接面5aになっ
ている。振動部材5のほぼ中央部分には加振機6の出力
端が固定されており、この振動部材5は加振機6が発生
する振動周波数に応じて回転軸2の下方側に離れた位置
で振動する。
【0020】加振機6は図4に示す操作盤13を作業者
が操作することにより発生した指令信号によって振動周
波数を発生する。この振動周波数の波形は回転軸2の径
方向に沿った真円形に設定されているとともに回転軸2
の長さ方向に沿った真円形に設定されている。加振機6
が発生する振動波形が回転軸2の径方向に沿った真円形
で且つ回転軸2の長さ方向に沿った真円形であるため、
振動部材5は回転軸2とのあいだの距離をわずかづつ変
えながら移動を繰り返す。振動部材5が振動することに
よって回転軸2の螺旋状凹溝2aに掛止されている複数
個のオーリング12は下方側が振動部材5のオーリング
当接面5aによって押圧される。振動部材5のオーリン
グ当接面5aは平坦状であっても凹状であっても、また
凸状であってもよく、凹状や凸状とした場合にはオーリ
ング12が当接した際に大きな摩擦力を付与する。
【0021】振動部材5の振動により押圧されたオーリ
ング12は、図2、図3により明らかなように、上方側
がガイド4のオーリング当接面4aに当接している状態
で、下方側が振動部材5のオーリング当接面5aにより
図中の上方に向けて押圧されるので、ガイド4と振動部
材5との距離の変動に対応して弾性変形と弾性復帰を繰
り返す。弾性変形と弾性復帰を繰り返すと、互いに密着
する状態にあった図3に示すオーリング12、12は、
中央部分が弓なり状に衝突しあってほぐされたうえで、
回転軸2の回転にともない螺旋状凹溝2aに掛止されつ
つ移動される。
【0022】このとき、回転軸2が回転中に旋回手段3
dによって水平方向に回動されると、ガイド4と振動部
材5のあいだの距離、すなわちオーリング12が弾性変
形、弾性復帰した際に掛止される螺旋状凹溝2aの位置
が変更されるため、隣り合うオーリング12、12同士
の距離はさらに大きくなり、それによって、このような
ほぐし動作が促進される。前記回転軸2、旋回手段3
d、ガイド4、振動部材5、加振機6により自動ほぐし
機構Aが構成される。
【0023】前記回転軸2の先端側にはオーリング検知
センサ7が取付けられており、このオーリング検知セン
サ7は2重オーリング検知部7aと落下検知部7bとか
らなる。2重オーリング検知部7aは回転軸2の先端の
上方側近傍に取付けられており、回転軸2の先端部分に
おいてオーリング12が重なりあっていると回転軸2の
上部から予め定められた距離を越えることに基づいてオ
ーリング12が2重であるか否かを検知する。この2重
オーリング検知部7aはオーリング12の2重を検知す
ると回転軸2を逆回転する逆回転用信号を発生し、オー
リング12の2重を検知しないと信号は発生しない。落
下検知部7bは回転軸2の先端の下側近傍に取付けられ
ており、回転軸2の先端において螺旋状凹溝2aからオ
ーリング12が外れて落下したか否かを検知する。落下
検知部7bはオーリング12が回転軸2の先端から落下
したことを検知すると回転軸2の回転を停止させる停止
用信号を発生し、オーリング12が回転軸2の先端から
落下したことの検知がなされないと信号は発生しない。
オーリング検知センサ7の2重オーリング検知部7aが
オーリング12の2重を検知し、逆回転用信号を発生す
ることによって回転軸2が逆回転すると、2重になって
いるオーリング12、12は回転軸2の先端側から基端
側に向けて戻り移動され、2重オーリング検知部7aが
発生した逆回転用信号がなくなると、回転軸2は正回転
を再開するため、2重になっているオーリング12はほ
ぐし動作が再度行われる。
【0024】加えて、フィードバー8は回転軸2の先端
の下方側にわずかに離れて配置されており、フィードバ
ー8はオーリング検知センサ7の落下検知部7bにより
オーリング12が落下したことの検知がなされてから図
1に示す直立状態から反時計方向にほぼ100度回動す
るため、回転軸2の先端から落下したオーリング12を
受け止め、受け止めたオーリング12を後述するオーリ
ング矯正治具9に渡す機能を有する。
【0025】フィードバー8によってオーリング12を
渡されるオーリング矯正治具9は、中割の円錐台形状を
なし、下方部分に輪形の凹状に成形された保持溝9aが
設けられている。オーリング矯正治具9はスライダ9b
とともに図1中の後方である取付け位置まで横方向に移
動するとともに取付け位置から復帰する。フィードバー
8が回動するとオーリング12はオーリング矯正治具9
の保持溝9aの上方に落とされ、この状態でオーリング
矯正治具9は図1中の後方である取付け位置に向けて予
め定められた距離だけ移動して停止する。
【0026】図1中の後方に予め定められた距離だけ移
動されたオーリング矯正治具9は矯正プレート10の下
方に配置される。矯正プレート10はオーリング12を
保持溝9aの上方に置いているオーリング矯正治具9の
上方から下降し、オーリング12を押し広げて保持溝9
aに嵌入れ、オーリング12を保持溝9aに嵌入れてか
ら上昇して停止する。
【0027】保持溝9aにオーリング12が嵌入れられ
たオーリング矯正治具9は、矯正プレート10によって
オーリング12の嵌入れが行われた位置から図1中の後
方である取付け位置の真上まで移動して停止し、オーリ
ング組付治具11の下方に配置される。オーリング組付
治具11はオーリング12の内径よりもわずかに大きい
外径寸法の内筒11aとこの内筒11aの外側に摺動自
在に組付けられた外筒11bとから主として構成されて
いる。オーリング組付治具11はオーリング12を保持
溝9aに嵌入れているオーリング矯正治具9の上方から
下降し、内筒11aがオーリング12とオーリング矯正
治具9とのあいだに入り込むことによってオーリング1
2が内筒11aに嵌付けられるためオーリング12はオ
ーリング矯正治具9から取り外され、オーリング12を
嵌付けた内筒11aは外筒11bとともに上昇し、オー
リング12を取り外されたオーリング矯正治具9は元の
位置まで復帰する。オーリング矯正治具9が復帰するた
め、オーリング12を内筒11aに嵌付けている内筒1
1aと外筒11bはアキュームピストン25の真上に配
置され、オーリング組付治具11はアキュームピストン
25に設けられているオーリング溝25aの外側部分
に、内筒11aに嵌付けられているオーリング12を一
致させるまで下降し、外筒11bに対して内筒11aの
みを上昇させるので、内筒11aに嵌付けられていたオ
ーリング12はアキュームピストン25のオーリング溝
25aに取付けられる。
【0028】図4および図5にはこのような構造をなす
自動ほぐし機構付オーリング供給装置1をアキュームピ
ストン組立機に取付けた構造が示されている。
【0029】アキュームピストン25の上方側には小径
のオーリング溝25aが設けられているとともに下方側
には大径のオーリング溝25bが設けられているため、
大径のオーリング12をアキュームピストン組付機30
の右方側に配置した一方の自動ほぐし機構付オーリング
供給装置1によって取付けを行い、小径のオーリング1
2をアキュームピストン組付機30の左方側に配置した
他方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置1によって
取付けを行う。また、このアキュームピストン組付機3
0には、一方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置
1、他方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置1の図
1中の後方側にこのアキュームピストン25とは異なる
オーリング溝を有するアキュームピストンにオーリング
を取付けるための自動ほぐし機構付オーリング供給装置
が夫々配置されている。
【0030】操作盤13が作業者によって操作される
と、アキュームピストン組付機30の右方側に配置され
ているピストン投入口31から搬入コンベア32により
搬入されたアキュームピストン25は、一方の自動ほぐ
し機構付オーリング供給装置1により供給された第1の
取付け位置33において大径のオーリング12の取付け
が行なわれ、つづいて第2の取付け位置34において他
方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置1により供給
された小径のオーリング12の取付けが行なわれ、取付
けを終了したアキュームピストン25は搬出コンベア3
5によってピストン送出口36に送出される。
【0031】ピストン投入口31に設けられている搬入
コンベア32は複数個のスラット型コンベアであって、
これらのコンベアの速度は中央部分の方が端部側よりも
高く設定されている。ピストン投入口31から投入され
たアキュームピストン25は搬入コンベア32によって
中央部分の絞り部37に設けられているフリップ37
a,37aによって整列されながら搬送路38に1つず
つ送られ、搬送路38に送られたアキュームピストン2
5は1つずつ第1の取付け位置33に向かう。
【0032】このとき、絞り部37の後方側に配置され
ている入口センサ39によってアキュームピストン25
の存在の確認がなされる。
【0033】ここで、一方の自動ほぐし機構付オーリン
グ供給装置1の回転軸2には複数個の大径のオーリング
12が掛止されており、他方の自動ほぐし機構付オーリ
ング供給装置1の回転軸2には複数個の小径のオーリン
グ12が掛止されている。操作盤13の操作が行われた
ことによって一方の自動ほぐし機構付オーリング供給装
置1、他方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置1は
アキュームピストン25が第1、第2の取付け位置3
3、34に到達するタイミングに合わせて作動してい
る。回転軸2に掛止されている複数個の大径のオーリン
グ12は、回転軸2が旋回手段3dによって水平方向に
回動され、加振機6により振動している振動部材5とガ
イド4とによってほぐし動作を行われながら1つずつに
ほぐされて回転軸2の先端からフィードバー8上に落下
する。フィードバー8によってオーリング矯正治具9に
オーリング12が渡されたか否かの確認が供給センサ4
0によってなされる。フィードバー8は落下したオーリ
ング12をオーリング矯正治具9に渡し、矯正プレート
10によりオーリング矯正治具9の保持溝9aにオーリ
ング12を嵌入れてから、オーリング取付け治具11に
よって保持溝9aに嵌入れたオーリング12を取り外
し、第1の取付け位置33においてアキュームピストン
25の大径のオーリング溝25aへの取付けを行う。第
1の取付け位置33において大径のオーリング12の取
付けが終了したアキュームピストン25は第2の取付け
位置34に搬送され、第2の取付け位置34において小
径のオーリング溝25bに対する小径のオーリング12
の取付けが行われる。第1の取付け位置33において大
径のオーリング12が大径のオーリング溝25aに取付
けられたか否かが第1のオーリング挿入センサ41によ
って確認され、第2の取付け位置34において小径のオ
ーリング12が小径のオーリング溝25bに取付けられ
たか否かが第2のオーリング挿入センサ42によって確
認される。このとき、他方の自動ほぐし機構付オーリン
グ供給装置1も一方の自動ほぐし機構付オーリング供給
装置1と同様にして小径のオーリング12をほぐしなが
ら供給する。第1の取付け位置33に向かうアキューム
ピストン25の整列状態はエスケープピストンセンサ4
3によって確認されている。
【0034】一方の自動ほぐし機構付オーリング供給装
置1、他方の自動ほぐし機構付オーリング供給装置1に
より大径、小径のオーリング12が夫々ほぐされたうえ
で取付けられたアキュームピストン25は搬出コンベア
35によってピストン送出口36に送出される。ピスト
ン送出口36に送出されるアキュームピストン25はピ
ストン検査用センサ44によって取付け状態の検査が行
われ、さらに、出口センサ45によって取付けの終了し
たアキュームピストン25の存在が検知され、ピストン
送出口36へと搬送されるものとなる。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1、2、3、4、5に係わる自動ほぐし機構付オー
リング供給装置は上記した構成としたことから、回転軸
に掛止されている複数個のオーリングは上方側でガイド
に当接するとともに下方側で振動部材に当接され、回転
軸が回転する際に振動部材が振動することによってガイ
ドと振動部材とによってオーリングは潰されてほぐされ
ながら回転軸の他方側に移動される。このとき、ガイド
と振動部材とにより潰されながら移動するオーリングが
重なりあったままであると、オーリング検知センサによ
り回転軸が逆方向に回転されるため、オーリングは送給
されず、ガイドと振動部材とにより再度潰されながらほ
ぐされるので、オーリングは互いに重なりあわない状態
で送給されるものとなり、一つずつのオーリングを確実
に供給することによって生産性の向上を図ることができ
るという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる自動ほぐし機構付オーリング
供給装置の一実施例の機構図である。
【図2】図1に示した自動ほぐし機構付オーリング供給
装置においてのほぐし動作を説明する回転軸回りの縦断
面図である。
【図3】図1に示した自動ほぐし機構付オーリング供給
装置においてのほぐし動作を説明する回転軸回りの側面
図である。
【図4】図1に示した自動ほぐし機構付オーリング供給
装置を取付けたアキュームピストン組立機の正面図であ
る。
【図5】図1に示した自動ほぐし機構付オーリング供給
装置を取付けたアキュームピストン組立機の平面図であ
る。
【図6】従来のオーリング供給装置の概略図である。
【符号の説明】
1 自動ほぐし機構付オーリング供給装置 2 回転軸 3 回転軸駆動ユニット 4 ガイド 5 振動部材 6 加振機 7 オーリング検知センサ 12 オーリング

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状をなし、複数個のオーリングを掛止
    可能な螺旋状凹溝が軸方向に形成されていて、回転によ
    該螺旋状凹溝を介して該オーリングを一方側から他方
    側に移動させる回転軸と、 前記回転軸の一方側を片持ちで支持しているとともに作
    動により当該回転軸を予め定められた方向に回転させる
    回転軸駆動ユニットと、 前記回転軸の長手方向に沿った下方側に配置され、当該
    回転軸に掛止されているオーリングに当接する振動部材
    と、 前記振動部材を振動させる加振機と、 前記回転軸の上方に配置され、回転軸に掛止されている
    オーリングに当接するガイドと、 前記回転軸の他方側に配置され、回転軸に掛止されてい
    るオーリングが重なりあっているか否かを検知し、オー
    リングが重なりあっていないことの検知がなされると回
    転軸を停止させるための停止用信号を発生し、且つオー
    リングが重なりあっていることの検知がなされると回転
    軸を逆回転させるための逆回転用信号を発生するオーリ
    ング検知センサをそなえ、 回転軸の回転により回転軸の一方側から他方側に移動さ
    れるオーリングをガイドと振動部材とにより潰しながら
    複数個のオーリングを単一状態にほぐして送給すること
    を特徴とする自動ほぐし機構付オーリング供給装置。
  2. 【請求項2】 回転軸は、回転軸駆動ユニットを中心に
    水平方向に旋回可能に配設されているものである請求項
    1に記載の自動ほぐし機構付オーリング供給装置。
  3. 【請求項3】 振動部材は、回転軸の長さに対応してオ
    ーリングに当接するための凹状または凸状または平坦状
    のオーリング当接面を有するものである請求項1または
    に記載の自動ほぐし機構付オーリング供給装置。
  4. 【請求項4】 加振機の振動波形は、回転軸の径方向に
    対して真円形または長円形に設定され、回転軸の長さ方
    向に対して真円形または長円形に設定されている請求項
    1、2または3に記載の自動ほぐし機構付オーリング供
    給装置。
  5. 【請求項5】 ガイドは、回転軸の長さに対応してオー
    リングに当接するための凹状または凸状または平坦状の
    オーリング当接面を有するものである請求項1、2、
    3、のいずれかに記載の自動ほぐし機構付オーリング
    供給装置。
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